JP2021041961A - 包装体 - Google Patents

包装体 Download PDF

Info

Publication number
JP2021041961A
JP2021041961A JP2019164618A JP2019164618A JP2021041961A JP 2021041961 A JP2021041961 A JP 2021041961A JP 2019164618 A JP2019164618 A JP 2019164618A JP 2019164618 A JP2019164618 A JP 2019164618A JP 2021041961 A JP2021041961 A JP 2021041961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
outer bag
inner bag
package
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019164618A
Other languages
English (en)
Inventor
竜一郎 伏見
Ryuichiro Fushimi
竜一郎 伏見
裕亮 加藤
Hiroaki Kato
裕亮 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MAJIKARU CONVERTING KK
Original Assignee
MAJIKARU CONVERTING KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MAJIKARU CONVERTING KK filed Critical MAJIKARU CONVERTING KK
Priority to JP2019164618A priority Critical patent/JP2021041961A/ja
Publication of JP2021041961A publication Critical patent/JP2021041961A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Buffer Packaging (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

【課題】被収容物の形状を維持しつつ、被収容物をより簡単に固定でき、緩衝作用を有する包装体。【解決手段】可撓性フィルムからなる外袋2と、外袋2の内部に位置する可撓性フィルムからなる内袋3とを有し、内袋3は、一対の平面部4,4を有し、一端31に第一の開口部5が形成され、第一の開口部5の位置で、内袋3の外面と、外袋2とが接合され、内袋3における第一の開口部5の両端方向に位置する両側端部33,34は、外袋2と接合され、内袋3は、被収容物の一部が挿入される第一の収容部を有し、外袋2には、内袋3の外側かつ外袋2の内側の空間9に空気を封入する第一の吸口部8が設けられている、包装体1。【選択図】図1

Description

本発明は、包装体に関する。
従来、マツタケに代表されるキノコ類、生花等の花束を包装する場合、紙又は合成樹脂シートを用いて花束の周りに巻き付ける程度の簡単な包装がされ、この包装した状態で持ち運び、あるいは配達がされている。
簡単な包装形態では、花びらや葉等が露出しているため、生花等を持ち運ぶ、あるいは配達する際、花びら等に損傷を与えることがある。
こうした問題に対し、例えば、特許文献1には、合成樹脂フィルムからなる袋体の少なくとも片面を透明にし、上記の袋体に花束を収納するとともに、空気等の気体を袋体に充満させこれを密封してなる花束包装体が提案されている。特許文献1の包装体によれば、花びら等の損傷の抑制が図られている。
また、例えば、特許文献2には、空気の充填収容部を区画して連通可能な空気の区画充填収容部を形設し、さらに前記区画充填収容部に適宜シールを施して小袋を形設し、前記小袋と区画充填収容部を細巾の間隙流路を介して連通させたことを特徴とする緩衝用包装材が提案されている。特許文献2の緩衝用包装材によれば、収納物品の抱持作用と緩衝効果の向上が図られている。
実開平3-93473号公報 実開平6-8269号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、花束が包装体の内部で動いてしまい、固定できない。特許文献2の技術では、包装体の中に入れる収納物品全体に絞めつけ力がかかってしまうため、キノコ類や生花等の包装体としては適さない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、被収容物の形状を維持しつつ、被収容物をより簡単に固定でき、緩衝作用を有する包装体を目的とする。
本発明は、以下の態様を有する。
[1]可撓性フィルムからなる外袋と、前記外袋の内部に位置する可撓性フィルムからなる内袋とを有し、前記内袋は、一対の平面部を有し、一端に第一の開口部が形成され、前記第一の開口部の位置で、前記内袋の外面と、前記外袋とが接合され、前記内袋における前記第一の開口部の両端方向に位置する両側端部は、前記外袋と接合され、前記内袋は、被収容物の一部が挿入される第一の収容部を有し、前記外袋には、前記内袋の外側かつ前記外袋の内側の空間に空気を封入する第一の吸口部が設けられている、包装体。
[2]前記外袋は、前記第一の開口部の向く方向に、前記第一の収容部と連通する第二の収容部を有し、前記外袋には、前記第二の収容部に空気を封入する第二の吸口部が設けられている、[1]に記載の包装体。
[3]前記外袋が透明である、[1]又は[2]に記載の包装体。
[4]前記第一の開口部を上方に向けた状態で、自立可能である、[1]〜[3]のいずれか一項に記載の包装体。
[5]前記内袋は、前記第一の開口部の位置の内面に融着防止部を有する、[1]〜[4]のいずれか一項に記載の包装体。
[6]前記外袋がガスバリア性を有する、[1]〜[5]のいずれか一項に記載の包装体。
[7]前記被収容物が、キノコ類、生花、切花、造花、人形又は玩具から選ばれる1種以上である、[1]〜[6]のいずれか一項に記載の包装体。
本発明の包装体によれば、被収容物の形状を維持しつつ、被収容物をより簡単に固定でき、緩衝作用を有する。
本発明の一実施形態に係る包装体の平面図である。 図1のII−II線の断面図である。 包装状態の一例を示す斜視図である。
本発明の包装体は、外袋と外袋の内部に位置する内袋とを有し、内袋の開口部の位置で、内袋の外面と外袋とが接合され、外袋には、第一の吸口部が設けられている。
以下、本発明の包装体について、実施形態を挙げて説明する。
≪包装体≫
本発明の一実施形態に係る包装体について、図面を参照して説明する。
図1の包装体1は、可撓性フィルムからなる外袋2と外袋2の内部に位置する可撓性フィルムからなる内袋3とを有する、二重袋構造の包装体である。外袋2は、平面視矩形に形成されている。内袋3は、平面視矩形に形成されている。
図2に示すように、外袋2は、一対の平面部14,14を有し、上端21に第二の開口部12が形成され、側端23,24及び下端22がヒートシールにより封止され、ヒートシール部6、18が形成されている。
内袋3は、一対の平面部4,4を有し、一端(上端31)に第一の開口部5が形成されている。第一の開口部5の位置で、内袋3の外面が、外袋2の内面に、ヒートシールにより接合され、ヒートシール部13が形成されている。ヒートシール部13は、外袋2の一側端23から他側端24にわたって形成され、かつ、外袋2の上下方向中間よりも、下端22寄りに形成されている。内袋3における、第一の開口部5の両端方向に位置する両側端部33,34は、外袋2とヒートシールにより接合され、ヒートシール部6が形成されている。内袋3の折り曲げ縁は、下端32を形成している。こうして、内袋3は、包装体1に収容される被収容物の一部が挿入される第一の収容部7を有する。内袋3の下端32は、外袋2と接合されていない。外袋2の下端22には、内袋3の外側かつ外袋2の内側の空間9に空気を封入する第一の吸口部8が設けられている。
外袋2は、第一の開口部5の向く方向に、第一の収容部7と連通する第二の収容部10を有する。外袋2の他側端24には、第二の収容部10に空気を封入する第二の吸口部11が設けられている。
本明細書において、外袋2と内袋3とが重なる部分から、外袋2の下端22までを、保持部Aと呼ぶ。外袋2の上端21から、内袋3の上端31までの部分を緩衝部Bと呼ぶ。
<外袋>
外袋2は、可撓性フィルムからなり、ヒートシール性を有する樹脂で構成される。ヒートシール性を有する樹脂としては、例えば、直鎖状低密度ポリエチレン(LL)、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)等が挙げられる。ヒートシール性を有する樹脂としては、より低温でヒートシールをすることが可能なLL、LDPEが好ましい。
外袋2は、透明であることが好ましい。外袋2が透明であることにより、包装体1に収容される被収容物を目視で確認できる。
ここで、「透明である」とは、包装体1に収容される被収容物を包装体1の外面から視認できる程度に透明であることをいう。
外袋2は、単層であってもよく、2層以上が積層された複層であってもよい。外袋2が複層の場合は、最内層の樹脂がヒートシール性を有する樹脂であればよい。外袋2が複層の場合、ガスバリア性を有する材料が積層されていることが好ましい。ガスバリア性を有する材料としては、例えば、延伸ポリエチレンテレフタレート(延伸PET)、延伸ナイロン(延伸Ny)、ナイロン(Ny)、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVOH)等が挙げられる。
外袋2がガスバリア性を有する材料が積層された複層の場合、被収容物の香りを逃がさず、包装体1を開封するまで香りを保持できる。
外袋2の下端22に形成される第一の吸口部8としては、例えば、可撓性フィルムを重ね合わせて形成された逆止弁等が挙げられる。第一の吸口部8は、外袋2の下端22ではなく、ヒートシール部6に設けられてもよい。第一の吸口部8を逆止弁とすることで、空間9に封入された空気が密封され、被収容物をより簡単に固定できる。また、ストロー等を使用することで、空気の封入、あるいは、空気の排出をより容易に行える。
第一の吸口部8を形成する可撓性フィルムとしては、例えば、直鎖状低密度ポリエチレン(LL)、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)等が挙げられる。
外袋2の他側端24に形成される第二の吸口部11としては、第一の吸口部8と同様の逆止弁等が挙げられる。第二の吸口部11を逆止弁とすることで、第二の収容部10に封入された空気が密封され、被収容物の形状をより維持しやすく、緩衝作用を高められる。
<内袋>
内袋3は、可撓性フィルムからなり、ヒートシール性を有する樹脂で構成される。ヒートシール性を有する樹脂としては、例えば、直鎖状低密度ポリエチレン(LL)、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)等が挙げられる。ヒートシール性を有する樹脂としては、より低温でヒートシールをすることが可能なLL、LDPEが好ましい。
内袋3は、透湿性を有する樹脂で構成されていてもよい。透湿性を有する樹脂としては、例えば、ビニロン、親水性ポリウレタン、ナイロン、アセチルセルロース、吸水性樹脂とポリオレフィンとの組成物等が挙げられる。
内袋3が透湿性を有する樹脂で構成される場合、被収容物が乾燥して、劣化することを抑制しやすい。特に、透湿性を有する樹脂に水分を含ませたり、内袋3と外袋2との間に水分を保持させたりすることで、被収容物が乾燥して、劣化することを抑制できる。
内袋3は、第一の開口部5の位置の内面に融着防止部15を有することが好ましい。内袋3の第一の開口部5の位置の内面が融着防止部15を有することで、内袋3を外袋2にヒートシールするときに、内袋3がヒートシールにより密封されることを防止できる。融着防止部15としては、例えば、内袋3の第一の開口部5の位置の内面に施された印刷部、内袋3の第一の開口部5の位置の内面に形成された金属箔等が挙げられる。
≪包装体の製造方法≫
包装体1の製造方法としては、例えば、外袋2を構成する樹脂フィルムに内袋3を構成する樹脂フィルムを挟み込み、外縁を切断するとともに、外袋2を構成する樹脂フィルムの下端22、両側端23,24の三方をヒートシールし、かつ、内袋3を構成する樹脂フィルムの両側端部33,34を、外袋2を構成する樹脂フィルムの両側端23,24と一体にヒートシールすることによりヒートシール部6,18を形成し、一体化する方法(以下、方法Iともいう。)が挙げられる。
また、第一の開口部5の位置で内袋3と外袋2とをヒートシールにより接合し、ヒートシール部13を形成する。この際、内袋3が融着防止部15を有することで、内袋3の内面同士がヒートシールされ、内袋3が密封されることを防止できる。内袋3に融着防止部15を形成する方法としては、例えば、内袋3の第一の開口部5の位置の内面に印刷を施す方法、内袋3の第一の開口部5の位置の内面に金属箔等の金属層を設ける方法、ヒートシール時に内袋3の内面に紙等の非融着性物質を挟む方法等が挙げられる。
なお、包装体1の製造方法は、上述の方法Iに限定されず、ヒートシールと切断とは、同時に行わなくてもよい。
内袋3を構成する樹脂フィルムは、一枚の樹脂フィルムを二つに折り畳んで下端32を形成してもよく、二枚の樹脂フィルムをヒートシールして下端32を形成してもよい。
内袋3を構成する樹脂フィルムの両側端部33,34は、外袋2を構成する樹脂フィルムの両側端23,24よりも内側の位置でヒートシールしてもよい。
また、内袋3と外袋2とは、ヒートシールではなく、接着剤により接合されてもよい。
包装体1の製造方法としては、作業効率が良好であることから、方法Iが好ましい。
包装体1の形状、大きさは、被収容物の種類に応じて適宜調整できる。
例えば、被収容物がキノコ類の場合、内袋3の大きさは、縦20〜100mm、横20〜100mm、外袋2の大きさは、縦50〜500mm、横20〜300mmとすることができる。
包装体1の形状は、キノコ類の形状に合わせ、包装体1の保持部Aが包装体1の緩衝部Bに比べて窄んだ形状とすることができる。
例えば、被収容物が生花等の場合、内袋3の大きさは、縦50〜200mm、横30〜80mm、外袋2の大きさは、縦100〜1000mm、横50〜500mmとすることができる。
包装体1の形状は、生花等の形状に合わせ、包装体1の保持部Aと包装体1の緩衝部Bとが同じ横幅を有し、縦長の長方形とすることができる。
≪包装体の使用方法≫
包装体1への被収容物の収容方法(包装体の使用方法)について、説明する。
まず、外袋2の第二の開口部12より被収容物を入れる。被収容物の一部を内袋3の第一の開口部5から第一の収容部7へと挿入する。例えば、被収容物がキノコ類の場合、キノコの柄(軸部)を第一の収容部7に挿入し、キノコの傘(傘部)を第二の収容部10に位置させる。
また、例えば、被収容物が生花類の場合、生花の茎の部分を第一の収容部7に挿入し、生花の花びらの部分を第二の収容部10に位置させる。
次に、第一の吸口部8から、空気等の流体を封入する。流体は、空間9に導入され、空間9を膨満して被収容物の第一の収容部7に挿入された部分を抱持して固定する。
次に、外袋2の第二の開口部12をヒートシールして、第二の収容部10を密封する。その後、第二の吸口部11から、空気を封入する。空気は、第二の収容部10を膨満して、被収容物を緩衝保護する。
被収容物をマツタケMとする、マツタケ用の包装体100について、マツタケMを包装体100に収容した図3を用いて、本実施形態の作用、効果を説明する。
包装体100は、平面視略台形に形成された緩衝部Bと平面視矩形に形成された保持部Aとを有する。
包装体100は、可撓性フィルムからなる外袋102と外袋102の内部に位置する可撓性フィルムからなる内袋103とを有する、二重袋構造の包装体である。外袋102は、平面視略台形の底辺に平面視矩形の一辺が結合した形状に形成されている。内袋103は、平面視矩形に形成されている。
外袋102は、上端121に第二の開口部112が形成され、側端123,124及び下端122がヒートシールにより封止され、ヒートシール部106,118が形成されている。
内袋103は、一端(上端131)に第一の開口部105が形成されている。第一の開口部105の位置で、内袋103の外面が、外袋102の内面に、ヒートシールにより接合され、ヒートシール部113が形成されている。ヒートシール部113は、外袋102の一側端123から他側端124にわたって形成され、かつ、外袋102の上下方向中間よりも、下端122寄りに形成されている。内袋103における、第一の開口部105の両端方向に位置する両側端部133,134は、外袋102とヒートシールにより接合され、ヒートシール部106が形成されている。内袋103の折り曲げ縁は、下端132を形成している。こうして、内袋103は、包装体100に収容されるマツタケMの一部が挿入される第一の収容部107を有する。内袋103の下端132は、外袋102と接合されていない。外袋102の下端122には、内袋103の外側かつ外袋102の内側の空間109に空気を封入する第一の吸口部108が設けられている。内袋103は、第一の開口部105の位置の内面に融着防止部115を有する。
外袋102は、第一の開口部105の向く方向に、第一の収容部107と連通する第二の収容部110を有する。外袋102の他側端124には、第二の収容部110に空気を封入する第二の吸口部111が設けられている。
図3に示すように、マツタケMの軸部M1は、内袋103の第一の収容部107に挿入されている。空間109には空気等の流体が膨満しており、空間109が流体で膨らむことにより、内袋103が両側端部133,134で引っ張られ、この張力により軸部M1が固定される。このため、マツタケMが包装体100の内部で揺れ動いたり、第一の収容部107から抜け出たりすることがない。
外袋102の第二の開口部112は、ヒートシールにより接合され、ヒートシール部116を形成している。外袋102の第二の収容部110は、空気が満たされており、マツタケMの傘部M2に外部からの衝撃が直接伝わらないように緩衝作用を有する。加えて、傘部M2は、外袋102に接触することなく固定されている。このため、傘部M2が外袋102に接触することにより損傷することを抑制できる。その結果、マツタケMの傘部M2の形状が維持される。
包装体100からマツタケMを取り出す際は、外袋102のヒートシール部116よりも内側に刃物等で切込を入れて開封する。この際、第二の収容部110に充満したマツタケMの香りを楽しむことができる。
次いで、外袋102の空間109の辺りに切込を入れることにより、軸部M1の固定が解除され、マツタケMを包装体100から取り出すことができる。
上述した通り、本実施形態の包装体100は、内袋103と外袋102とを有し、内袋103の第一の開口部105の位置の外面と、外袋102とが接合され、内袋103の両側端部133,134と、外袋102とが接合され、内袋103の外側かつ外袋102の内側の空間109に、空気を封入する第一の吸口部108を有する。
このため、第一の吸口部108から空間109に空気を封入することにより、内袋103が収縮し、被収容物の一部を抱持し固定できる。
包装体100は、内袋103の第一の開口部105の向く方向に、第一の収容部107と連通する第二の収容部110を有し、第二の収容部110に空気を封入する第二の吸口部111を有する。
このため、第二の収容部110に空気を封入することにより、緩衝部Bが膨らみ、被収容物を外袋102に接触させることなく、外部からの衝撃から保護できる。
包装体100の外袋102は、ガスバリア性を有する材料が積層されている。
このため、第二の収容部110に充満した被収容物の香りを保持できる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
包装体は、第一の開口部を上方に向けた状態で自立可能であってもよい。包装体が自立することで、被収容物を展示する効果をより高められる。なお、自立可能な包装体としては、例えば、保持部をガゼット袋とした形態、保持部をスタンド袋とした形態等が挙げられる。
内袋の外側かつ外袋の内側の空間に封入する流体は、空気に限られず、二酸化炭素等の空気よりも比重の重い気体や、水等の液体であってもよい。水等の液体を上記空間に封入することにより、包装体をより自立しやすくできる。また、着色した水等を上記空間に封入することにより、被収容物をより目立たせ、被収容物を展示する効果をより高められる。
上述の実施形態では、内袋の外側かつ外袋の内側の空間を膨らませて、被収容物の一部を固定してから、第二の収容部を膨らませたが、被収容物の一部を固定する前に外袋の第二の開口部をシールして、第二の収容部を密封してもよい。
上述の実施形態では、緩衝部Bを有する包装体について説明したが、包装体は、緩衝部を有さず、保持部のみを有する形態であってもよい。
上述の実施形態では、外袋が平面視矩形や平面視略台形と平面視矩形とが結合した形状について説明したが、包装体の形状は、平面視楕円形や、平面視六角形であってもよい。
上述の実施形態では、緩衝部Bの方が保持部Aよりも大きい包装体について説明したが、包装体は、緩衝部よりも保持部の方が大きくてもよい。
上述の実施形態では、第二の吸口部が外袋の他側端に形成された包装体について説明したが、第二の吸口部は、一側端や、平面部に形成されていてもよい。
上述の実施形態では、内袋の上端に位置するヒートシール部は、外袋の上下方向中間よりも下端寄りに形成された包装体について説明したが、内袋の上端に位置するヒートシール部は、外袋の上下方向中間に形成されてもよく、上端寄りに形成されてもよい。
本発明の包装体は、キノコ類や生花等に限らず、切花、造花、人形、玩具を収容するための包装体として利用可能である。
このほか、野菜、果物等の青果類、電子機器や写真、食器等、外部からの衝撃から保護でき、展示することで効果を得られる被収容物を収容してもよい。
1,100 包装体
2,102 外袋
3,103 内袋
4,14 平面部
5,105 第一の開口部
6,13,18,106,113,116,118 ヒートシール部
7,107 第一の収容部
8,108 第一の吸口部
9,109 空間
10,110 第二の収容部
11,111 第二の吸口部
12,112 第二の開口部
15,115 融着防止部
21,31,121,131 上端
22,32,122,132 下端
23,24,33,34,123,124,133,134 側端(両側端部)
M マツタケ
M1 軸部
M2 傘部

Claims (7)

  1. 可撓性フィルムからなる外袋と、前記外袋の内部に位置する可撓性フィルムからなる内袋とを有し、
    前記内袋は、一対の平面部を有し、一端に第一の開口部が形成され、
    前記第一の開口部の位置で、前記内袋の外面と、前記外袋とが接合され、
    前記内袋における前記第一の開口部の両端方向に位置する両側端部は、前記外袋と接合され、
    前記内袋は、被収容物の一部が挿入される第一の収容部を有し、
    前記外袋には、前記内袋の外側かつ前記外袋の内側の空間に空気を封入する第一の吸口部が設けられている、包装体。
  2. 前記外袋は、前記第一の開口部の向く方向に、前記第一の収容部と連通する第二の収容部を有し、
    前記外袋には、前記第二の収容部に空気を封入する第二の吸口部が設けられている、請求項1に記載の包装体。
  3. 前記外袋が透明である、請求項1又は2に記載の包装体。
  4. 前記第一の開口部を上方に向けた状態で、自立可能である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の包装体。
  5. 前記内袋は、前記第一の開口部の位置の内面に融着防止部を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の包装体。
  6. 前記外袋がガスバリア性を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の包装体。
  7. 前記被収容物が、キノコ類、生花、切花、造花、人形又は玩具から選ばれる1種以上である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の包装体。
JP2019164618A 2019-09-10 2019-09-10 包装体 Pending JP2021041961A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019164618A JP2021041961A (ja) 2019-09-10 2019-09-10 包装体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019164618A JP2021041961A (ja) 2019-09-10 2019-09-10 包装体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021041961A true JP2021041961A (ja) 2021-03-18

Family

ID=74863623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019164618A Pending JP2021041961A (ja) 2019-09-10 2019-09-10 包装体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021041961A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10706A (ja) * 1996-06-14 1998-01-06 Seisan Nipponsha Kk 逆止弁付合成樹脂製袋体の製造方法
JP2003026233A (ja) * 2001-07-11 2003-01-29 Yamagata Gravure Co Ltd エアクッション付き商品包装袋及びその製造方法
JP2019092433A (ja) * 2017-11-22 2019-06-20 株式会社羽根 簡易調理方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10706A (ja) * 1996-06-14 1998-01-06 Seisan Nipponsha Kk 逆止弁付合成樹脂製袋体の製造方法
JP2003026233A (ja) * 2001-07-11 2003-01-29 Yamagata Gravure Co Ltd エアクッション付き商品包装袋及びその製造方法
JP2019092433A (ja) * 2017-11-22 2019-06-20 株式会社羽根 簡易調理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2619558T3 (es) Envoltorio inflable y método para la fabricación del mismo
ES2601188T3 (es) Aparato y método para hinchar y sellar un sobre postal
JP5600338B2 (ja) 緩衝機能を有する包装袋
US11498740B2 (en) Packaging material, packaging bag, and packaging method
CN101031486B (zh) 良好包装食物的工艺、包装及用于实现的成套工具
ES2802288T3 (es) Materiales de envasado de control de la humedad
KR20080023097A (ko) 복층 이형 재질의 공기 밀봉체
JP2017137112A (ja) 青果物保護用の緩衝体
JP2008029672A (ja) 薬液充填バッグ包装体
US20130213827A1 (en) Flexible Container with Liquid Block
US20140205213A1 (en) Flexible vacuum package and method of storing a product under vacuum in a package
JP2021041961A (ja) 包装体
JP2017190149A (ja) パウチ
KR101358124B1 (ko) 진공포장지
JP2006069635A (ja) ウェット状シート包装体
JP2004237987A (ja) 包装体
JP2004026251A (ja) 自立包装袋
JP2535548Y2 (ja) 立置可能な緩衝包装材
JP2011162245A (ja) 包装袋
JP5266306B2 (ja) 複合容器
JP6683564B2 (ja) 緩衝包装材アセンブリ
JP3957494B2 (ja) 緩衝用包装材およびその製造方法
JP2003118771A (ja) 緩衝包装袋
JP3809953B2 (ja) 通気性包材および通気性包材の製袋方法
JP3711374B2 (ja) 外包装用袋

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191018

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230418

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231010