JP2021041415A - 超音波加工装置及び超音波加工方法 - Google Patents

超音波加工装置及び超音波加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被加工物への超音波加工を効率的に行って生産性を向上させることが可能な超音波加工装置及び超音波加工方法を提供する。【解決手段】電線1の導体2に超音波を付与して超音波加工を行う超音波加工装置60であって、導体2を支持するホーン61と、ホーン61に対して相対的に近接及び離間する方向へ移動可能とされ、ホーン61とともに導体2を挟持するアンビル62と、ホーン61に設けられ、ホーン61とアンビル62とで挟持された導体2に超音波振動を付与する振動子と、ホーン61とアンビル62との間に配置され、ホーン61とアンビル62との間の空間を、それぞれ導体2が配置可能な複数の加工空間S1,S2に区画する仕切り板82と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、超音波加工装置及び超音波加工方法に関する。
アルミニウム電線の導体に端子を加圧して圧着させる前に、導体部に超音波振動を加えて素線同士を摺動させ、素線の表面を粗にする予備工程を実行することが知られている(特許文献1参照)。
特開2009−231079号公報
上記のように、超音波を付与して素線同士を摺動させて素線の表面を粗にすることにより、素線の酸化皮膜を破りながら、端子と電線の導体部の間の凝着性や素線と素線の間の凝着性を高めることができる。また、超音波加工技術によれば、電線の導体を構成する素線同士を一体化させる単線化や複数本の電線の導体同士を接合させる接合加工などにも用いられる。
ところで、電線の導体に超音波加工を行うには、超音波加工装置へその都度導体をセットして超音波を付与しなければならず、そのため、超音波加工作業の効率を高めることが求められている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、被加工物への超音波加工を効率的に行って生産性を向上させることが可能な超音波加工装置及び超音波加工方法を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る超音波加工装置及び超音波加工方法は、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1) 被加工物に超音波を付与して超音波加工を行う超音波加工装置であって、
前記被加工物を支持する支持部と、
前記支持部に対して相対的に近接及び離間する方向へ移動可能とされ、前記支持部とともに前記被加工物を挟持する加圧部と、
前記支持部または前記加圧部に設けられ、前記支持部と前記加圧部とで挟持された前記被加工物に超音波振動を付与する振動子と、
前記支持部と前記加圧部との間に配置され、前記支持部と前記加圧部との間の空間を、それぞれ前記被加工物が配置可能な複数の加工空間に区画する仕切り板と、
を備える、
ことを特徴とする超音波加工装置。
(2) 前記仕切り板は、前記支持部と前記加圧部との間の空間に対して挿抜可能とされている、ことを特徴とする上記(1)に記載の超音波加工装置。
(3) 前記支持部または前記加圧部の少なくとも一方に段差が形成され、前記加工空間が、それぞれ異なる高さ寸法とされている、ことを特徴とする上記(1)または(2)に記載の超音波加工装置。
(4) 被加工物を支持部と加圧部とで挟持しながら前記被加工物に超音波を付与して超音波加工を行う超音波加工方法であって、
前記支持部と前記加圧部との間に仕切り板を配置させ、前記支持部と前記加圧部との間の空間を複数の加工空間に仕切る区画工程と、
前記複数の加工空間に、それぞれ前記被加工物を挿し込んで配置させる配置工程と、
前記支持部と前記加圧部とで前記被加工物を挟持して前記加工空間に配置させた前記被加工物に超音波を付与する超音波付与工程と、
を含む、
ことを特徴とする超音波加工方法。
上記(1)の構成の超音波加工装置によれば、支持部と加圧部との間を複数の加工空間に区画する仕切り板を備えている。これにより、各加工空間に被加工物を配置させて超音波加工を同時に行うことができ、超音波加工作業の効率を大幅に向上させて生産性を高めることができる。しかも、仕切り板によって各加工箇所を分離することにより、超音波加工時に各被加工物同士が意図せずに付着するような不具合をなくすことができる。
上記(2)の構成の超音波加工装置によれば、各加工空間に配置した被加工物を支持部と加圧部とで挟持する際に仕切り板を支持部と加圧部との間の空間から引き抜くことができる。これにより、その後の被加工物に対する超音波加工時に仕切り板が邪魔とならず、超音波加工を円滑に行うことができる。
上記(3)の構成の超音波加工装置によれば、各加工空間の高さ寸法が異なるので、異なるサイズの被加工物に対して同時に超音波加工を行うことができる。
上記(4)の構成の超音波加工方法によれば、支持部と加圧部との間を仕切り板によって複数の加工空間に区画し、各加工空間に被加工物を配置させて超音波加工を同時に行うことができ、超音波加工作業の効率を大幅に向上させて生産性を高めることができる。しかも、仕切り板によって各加工箇所を分離するので、超音波加工時に各被加工物同士が意図せずに付着するような不具合をなくすことができる。
本発明によれば、被加工物への超音波加工を効率的に行って生産性を向上させることが可能な超音波加工装置及び超音波加工方法を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本実施形態に係る超音波加工装置の概略斜視図である。 図2は、本実施形態に係る超音波加工装置の概略平面図である。 図3は、本実施形態に係る超音波加工装置の概略側面図である。 図4は、超音波加工方法における区画工程を示す超音波加工装置の概略側面図である。 図5は、超音波加工方法における電線配置工程を示す超音波加工装置の概略側面図である。 図6は、超音波加工方法における仕切り解除工程を示す超音波加工装置の概略側面図である。 図7は、超音波加工方法における超音波付与工程を示す超音波加工装置の概略側面図である。 図8は、他の加工例を説明する超音波加工装置の概略側面図である。 図9は、加工空間を並列に配置させた超音波加工装置の概略正面図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
図1は、本実施形態に係る超音波加工装置の概略斜視図である。図2は、本実施形態に係る超音波加工装置の概略平面図である。図3は、本実施形態に係る超音波加工装置の概略側面図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態に係る超音波加工装置60は、電線1に対して超音波加工を行うもので、ホーン61と、アンビル62と、仕切り機構63とを有している。
電線1は、導体2と、この導体2の周囲を覆う外被3とを有している。導体2は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる複数の素線4を含んでいる。外被3は、可撓性及び絶縁性を有する樹脂材料によって形成されている。電線1は、その両端において、外被3が除去されて導体2の一部が露出している。
超音波加工装置60は、アンビル62がホーン61の上方に配置されている。そして、これらのホーン61とアンビル62との間に、被加工物である電線1の導体2が挿抜される。アンビル62は、昇降機構(図示略)によって昇降される。これにより、ホーン61とアンビル62とは相対的に近接及び離間する。超音波加工装置60では、ホーン61は、導体2が載置される支持部であり、アンビル62は、下降してホーン61上に載置された導体2を加圧する加圧部となっている。
ホーン61の上面には、段差72が形成されており、この段差72を境に上面が第1挟持面71Aと、第2挟持面71Bとなっている。そして、第1挟持面71A及び第2挟持面71Bは、互いに異なる高さ位置に配置されている。具体的には、第1挟持面71Aに対して第2挟持面71Bが高くなっている。アンビル62は、ホーン61との対向側である下面が挟持面75となっている。そして、超音波加工装置60は、ホーン61の第1挟持面71Aとアンビル62の挟持面75との間及びホーン61の第2挟持面71Bとアンビル62の挟持面75との間が、被加工物である電線1の導体2に対して超音波加工が施される加工空間S1,S2となっている。
ホーン61は、交流電流の給電によって超音波振動を発振する振動子(図示略)を備え、この振動子によって振動される。そして、超音波加工装置60は、加工空間S1,S2に配置された被加工物である電線1の導体2に対して超音波を付与して超音波加工を行う。
仕切り機構63は、ホーン61及びアンビル62の側方に配置されている。この仕切り機構63は、駆動部81と、仕切り板82とを有している。駆動部81は、例えば、ソレノイド等のアクチュエータであり、仕切り板82を進退させる。駆動部81が駆動されることにより、仕切り板82は、駆動部81内に引き込まれてホーン61とアンビル62との間から外れた引込位置と、駆動部81から側方へ突出されてホーン61とアンビル62との間の仕切位置との間で移動する。仕切り板82が仕切位置に配置されると、ホーン61とアンビル62との間の加工空間S1,S2の間に仕切り板82が配置され、これらの加工空間S1,S2が仕切り板82によって仕切られて区画される。
次に、上記の超音波加工装置60によって電線1に対して超音波加工を行う場合について、その工程毎に説明する。なお、ここでは、電線1の導体2に超音波を付与し、素線4同士を一体化させる単線化加工を行う場合を例示する。
図4は、超音波加工方法における区画工程を示す超音波加工装置の概略側面図である。図5は、超音波加工方法における電線配置工程を示す超音波加工装置の概略側面図である。図6は、超音波加工方法における仕切り解除工程を示す超音波加工装置の概略側面図である。図7は、超音波加工方法における超音波付与工程を示す超音波加工装置の概略側面図である。
(区画工程)
図4に示すように、超音波加工装置60の仕切り機構63の駆動部81が駆動し、仕切り板82が突出され、ホーン61とアンビル62との間の仕切り位置に配置される。これにより、ホーン61とアンビル62との間の加工空間S1,S2が区画される。
(電線配置工程)
図5に示すように、それぞれ電線1の外被3から露出させた導体2を、ホーン61とアンビル62との間の仕切り板82によって区画された加工空間S1,S2へ向かって互いに対向側から挿し込んで配置させる(図5中矢印A1,A2参照)。ここで、ホーン61の第2挟持面71Bよりも高さが低い第1挟持面71Aとアンビル62の挟持面75とで形成された加工空間S1は、第2挟持面71Bとアンビル62の挟持面75とで形成された加工空間S2よりも大きい高さ寸法を有している。したがって、加工空間S1には、加工空間S2よりも大径の導体2を有する電線1の導体2を挿し込んで配置させる。
(仕切り解除工程)
図6に示すように、仕切り機構63の駆動部81を駆動させ、ホーン61とアンビル62との間の加工空間S1,S2を仕切っている仕切り板82を引き込み、この仕切り板82をホーン61とアンビル62との間から外れた引込位置に配置させる。
(超音波付与工程)
図7に示すように、アンビル62を下降させ、加工空間S1,S2に配置させた電線1の導体2を、ホーン61とアンビル62とで挟持して加圧させ、この加圧状態で、振動子に交流電流を給電する。すると、振動子によってホーン61が超音波振動させられることにより、加工空間S1,S2に配置させた電線1の導体2に超音波振動エネルギーが伝搬される。これにより、導体2の各素線4の表面の酸化膜などが破壊、除去されて互いに接合されて一体化され、それぞれの電線1の複数の素線4からなる導体2が単線化される。その後、アンビル62を上昇させ、超音波加工された電線1の導体2を、加工空間S1,S2から取り出す。
以上、説明したように、本実施形態に係る超音波加工装置及び超音波加工方法によれば、ホーン61とアンビル62との間を仕切り板82によって複数の加工空間S1,S2に区画することができる。これにより、各加工空間S1,S2に電線1の導体2を配置させて超音波加工を同時に行うことができ、超音波加工作業の効率を大幅に向上させて生産性を高めることができる。しかも、仕切り板82によって各加工箇所を分離することにより、超音波加工時に各電線1の導体2同士が意図せずに付着するような不具合をなくすことができる。
また、仕切り板82は、ホーン61とアンビル62との間の空間に対して挿抜可能となっている。したがって、各加工空間S1,S2に配置した電線1の導体2をホーン61とアンビル62とで挟持する際に仕切り板82をホーン61とアンビル62との間の空間から引き抜くことができる。これにより、その後の導体2に対する超音波加工時に仕切り板82が邪魔とならず、超音波加工を円滑に行うことができる。
また、ホーン61に段差72が形成され、加工空間S1,S2が、それぞれ異なる高さ寸法となっているので、異なる径の導体2を有する複数種の電線1の導体2に対して同時に超音波加工を行うことができる。
なお、上記実施形態では、電線1の導体2を構成する複数の素線4を超音波加工によって互いに接合させて単線化させる場合を例示したが、超音波を付与して加工する超音波加工は単線化に限らない。例えば、超音波加工としては、単線化に限らず、素線4同士を摺動させて素線4の表面の酸化皮膜を除去して粗にする粗面化や複数の電線1の導体2同士を互いに接合する接合加工などがある。
図8に示すものは、超音波加工装置60によって複数本の電線1の導体2同士を接合する接合加工と、1本の電線1の導体2の単線化と、を同時に行う加工例を示している。
図8に示すように、この加工例では、一方の加工空間S1に複数本の電線1の導体2を束ねて配置するとともに、他方の加工空間S2に1本の電線1の導体2を配置し、この配置状態で超音波を付与する。これにより、加工空間S1では、複数本の電線1の導体2同士が接合されるとともに、加工空間S2では、1本の電線1の導体2が単線化されることとなる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、二つの加工空間S1,S2を直列に配置し、互いに反対側から電線1の導体2を挿し込んで加工したが、図9に示すように、二つの加工空間S1,S2を並列に配置してもよい。この場合、仕切り機構63の仕切り板82は、並列に配置した加工空間S1,S2同士の間に沿って進退されることとなる。
なお、上記実施形態では、支持部であるホーン61に段差72を形成して異なる高さの挟持面(第1挟持面71A及び第2挟持面71B)を設けたが、加圧部であるアンビル62に段差を形成して異なる高さの挟持面を設けてもよく、また、ホーン61及びアンビル62の両方に段差を形成して異なる高さの挟持面を設けてもよい。
また、ホーン61及びアンビル62のいずれにも段差を形成しなくてもよい。この場合、同一高さ寸法となる加工空間S1,S2によって、例えば、同一径の電線1の導体2に対して同時に超音波加工を行うことができる。
また、加工空間S1,S2を仕切って区画する仕切り板82は、アンビル62を下降させて電線1の導体2に対して超音波加工を施す超音波付与工程の際に邪魔とならない大きさや形状であれば、ホーン61とアンビル62との間に配置させたままにしてもよい。
また、電線1が載置される支持部をアンビルとし、支持部の上方に設けられて支持部に対して昇降する加圧部をホーンとしてもよい。
また、上記実施形態では、超音波が付与されて超音波加工が施される被加工物として、アルミニウム電線の導体を例示したが、被加工物はこれに限らず、銅または銅合金からなる電線の導体であってもよい。
ここで、上述した本発明の実施形態に係る超音波加工装置及び超音波加工方法の特徴をそれぞれ以下[1]〜[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 被加工物(導体2)に超音波を付与して超音波加工を行う超音波加工装置(60)であって、
前記被加工物(導体2)を支持する支持部(ホーン61)と、
前記支持部(ホーン61)に対して相対的に近接及び離間する方向へ移動可能とされ、前記支持部(ホーン61)とともに前記被加工物(導体2)を挟持する加圧部(アンビル62)と、
前記支持部(ホーン61)または前記加圧部(アンビル62)に設けられ、前記支持部(ホーン61)と前記加圧部(アンビル62)とで挟持された前記被加工物(導体2)に超音波振動を付与する振動子と、
前記支持部(ホーン61)と前記加圧部(アンビル62)との間に配置され、前記支持部(ホーン61)と前記加圧部(アンビル62)との間の空間を、それぞれ前記被加工物(導体2)が配置可能な複数の加工空間(S1,S2)に区画する仕切り板(82)と、
を備える、
ことを特徴とする超音波加工装置。
[2] 前記仕切り板(82)は、前記支持部(ホーン61)と前記加圧部(アンビル62)との間の空間に対して挿抜可能とされている、ことを特徴とする上記[1]に記載の超音波加工装置。
[3] 前記支持部(ホーン61)または前記加圧部(アンビル62)の少なくとも一方に段差(72)が形成され、前記加工空間(S1,S2)が、それぞれ異なる高さ寸法とされている、ことを特徴とする上記[1]または[2]に記載の超音波加工装置。
[4] 被加工物(導体2)を支持部(ホーン61)と加圧部(アンビル62)とで挟持しながら前記被加工物(導体2)に超音波を付与して超音波加工を行う超音波加工方法であって、
前記支持部(ホーン61)と前記加圧部(アンビル62)との間に仕切り板(82)を配置させ、前記支持部(ホーン61)と前記加圧部(アンビル62)との間の空間を複数の加工空間(S1,S2)に仕切る区画工程と、
前記複数の加工空間(S1,S2)に、それぞれ前記被加工物(導体2)を挿し込んで配置させる配置工程と、
前記支持部(ホーン61)と前記加圧部(アンビル62)とで前記被加工物(導体2)を挟持して前記加工空間(S1,S2)に配置させた前記被加工物(導体2)に超音波を付与する超音波付与工程と、
を含む、
ことを特徴とする超音波加工方法。
1 電線
2 導体(被加工物)
60 超音波加工装置
61 ホーン(支持部)
62 アンビル(加圧部)
72 段差
82 仕切り板
S1,S2 加工空間

Claims (4)

  1. 被加工物に超音波を付与して超音波加工を行う超音波加工装置であって、
    前記被加工物を支持する支持部と、
    前記支持部に対して相対的に近接及び離間する方向へ移動可能とされ、前記支持部とともに前記被加工物を挟持する加圧部と、
    前記支持部または前記加圧部に設けられ、前記支持部と前記加圧部とで挟持された前記被加工物に超音波振動を付与する振動子と、
    前記支持部と前記加圧部との間に配置され、前記支持部と前記加圧部との間の空間を、それぞれ前記被加工物が配置可能な複数の加工空間に区画する仕切り板と、
    を備える、
    ことを特徴とする超音波加工装置。
  2. 前記仕切り板は、前記支持部と前記加圧部との間の空間に対して挿抜可能とされている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の超音波加工装置。
  3. 前記支持部または前記加圧部の少なくとも一方に段差が形成され、前記加工空間が、それぞれ異なる高さ寸法とされている、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の超音波加工装置。
  4. 被加工物を支持部と加圧部とで挟持しながら前記被加工物に超音波を付与して超音波加工を行う超音波加工方法であって、
    前記支持部と前記加圧部との間に仕切り板を配置させ、前記支持部と前記加圧部との間の空間を複数の加工空間に仕切る区画工程と、
    前記複数の加工空間に、それぞれ前記被加工物を挿し込んで配置させる配置工程と、
    前記支持部と前記加圧部とで前記被加工物を挟持して前記加工空間に配置させた前記被加工物に超音波を付与する超音波付与工程と、
    を含む、
    ことを特徴とする超音波加工方法。
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