JP2021038711A - エンジンの冷却装置 - Google Patents
エンジンの冷却装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021038711A JP2021038711A JP2019161109A JP2019161109A JP2021038711A JP 2021038711 A JP2021038711 A JP 2021038711A JP 2019161109 A JP2019161109 A JP 2019161109A JP 2019161109 A JP2019161109 A JP 2019161109A JP 2021038711 A JP2021038711 A JP 2021038711A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bore
- path
- spacer
- inter
- water jacket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 title claims abstract description 62
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims abstract description 144
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims abstract description 141
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 139
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 20
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 17
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 claims description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 2
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 2
- 238000004781 supercooling Methods 0.000 description 2
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 description 1
- 230000008094 contradictory effect Effects 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 1
- 230000001568 sexual effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
Description
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1は、本発明に係るエンジンの冷却装置が適用されるエンジン1の正面図である。エンジン1は、走行用の動力源として車両に搭載されるエンジンであって、例えば4サイクルの多気筒型ディーゼルエンジンである。
図2は、エンジン本体10における冷却水の流通経路のうち、シリンダブロック2の部分に流通経路を示す分解斜視図である。図2には、シリンダブロック2と、このシリンダブロック2に組み付けられるウォータージャケットスペーサ3とが示されている。シリンダブロック2は、6個の気筒21がX方向(所定方向)に一列に並んだ気筒列21Lと、この気筒列21Lの周囲を取り囲むように配置された溝からなるウォータージャケット22とを備えている。なお、X方向は、エンジン1が縦置きされる場合は車両の前後方向となる。ウォータージャケットスペーサ3は、ウォータージャケット22の内部に配置される。
図4は、ウォータージャケットスペーサ3の斜視図である。ウォータージャケットスペーサ3は、気筒列21Lの周囲を取り囲むことが可能な筒型形状を有し、上端32T(+Z端)に上端フランジ301を、下端32B(−Z端)に下端フランジ304を、各々備えている。これらフランジ301、304は、ウォータージャケット22内でのウォータージャケットスペーサ3の姿勢維持、所望の水流の形成等に寄与する。上端フランジ301において、矢印FLで示す冷却水の流通方向上流端側には入口フランジ302が設けられている。一方、下流端側では、上端フランジ301が切り欠かれた切り欠き部303が設けられている。この切り欠き部303を通して、冷却水が図略のシリンダヘッド内のウォータージャケットへ導かれる。
図6を参照して、シリンダブロック2は、ボア間壁25に冷却水を流通させるためのボア間経路27を備えている。ボア間経路27は、ボア間壁25を横断するようにY方向(気筒列方向と直交する方向)に延びている。ボア間経路27は、+Y側から−Y側へ下降するように傾斜して延びる上流ドリル孔271と、−Y側から+Y側へ下降するように傾斜して延びる下流ドリル孔272とが下端で合流する流路形状を備える。上流ドリル孔271の上端には大径の導入開口273が、下流ドリル孔272の上端には大径の出口開口274が、各々連設されている。
図8は、ボア間スペーサ部32における冷却水の流通状態を示す断面図である。既述の通り、ウォータージャケットスペーサ3は、ウォータージャケット22内の冷却水の流通経路をボア側経路22Aと反ボア側経路22Bとに区画している。冷却水は、基本的には、比較的広いY方向幅d2を有する反ボア側経路22Bを専ら流れる。
上述の通り、本実施形態では、反ボア側経路22Bに冷却水の主流が形成されると共に、連通孔33を通して冷却水が反ボア側経路22Bからボア側経路22Aへ導かれ、ボア間壁25を冷却させる。このため、反ボア側経路22Bから連通孔33へ冷却水を導き易い構造を具備させ、凹部34に冷却水の流動を形成させ易くすることが望ましい。この点に鑑み、本実施形態では、ウォータージャケットスペーサ3は、反ボア側経路2Bから冷却水を連通孔33に導くガイド部35を備えている。
上記のガイド部35は、ウォータージャケットスペーサ3の排気側スペーサ3EX及び吸気側スペーサ3INの双方が備える全ての連通孔33に付設しても良い。他方、過冷却を考慮して、一部の連通孔33についてはガイド部35の付設を省くようにしても良い。図10(A)及び(B)は、一部の連通孔33にガイド部35を付設しない例を示している。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変形実施形態を取ることができる。
11 ウォーターポンプ
2 シリンダブロック(エンジンブロック)
21 気筒
21L 気筒列
22 ウォータージャケット
22EX 排気側ジャケット
22IN 吸気側ジャケット
22A ボア側経路
22B 反ボア側経路
23 内ブロック
231 内周壁(気筒を区画する壁面)
232 外壁(ウォータージャケットを区画する壁面)
24 外ブロック
241 内壁(ウォータージャケットを区画する壁面)
25 ボア間壁
27 ボア間経路
275 合流部(ボア間経路の最も低い位置)
28 入口孔
3 ウォータージャケットスペーサ
3EX 排気側スペーサ(排気側ウォータージャケットスペーサ)
3IN 吸気側スペーサ(吸気側ウォータージャケットスペーサ)
31 気筒スペーサ部
32 ボア間スペーサ部
32M 中間部
32T 上端
33 連通孔
33A 側部周縁
33B 上部周縁
34 凹部(幅広部)
341 下端部
342 上端部
35 ガイド部
351 側壁
352 天壁
X方向 気筒が一列に並ぶ所定方向
Z方向 気筒軸方向
FL 冷却水の流通方向
Claims (10)
- 複数の気筒が所定方向に一列に並んだ気筒列と、冷却水を前記気筒列の一端側から他端側へ向かうように流通させる流通経路となるウォータージャケットと、を各々区画する壁面を有するエンジンブロックと、
前記ウォータージャケットの内部に配置され、前記流通経路を、前記気筒に近いボア側経路と、前記気筒から遠い反ボア側経路とに区分すると共に、前記反ボア側経路に前記冷却水の主流が形成されるように前記冷却水を分流させるウォータージャケットスペーサと、を備え、
前記ウォータージャケットスペーサは、前記エンジンブロックにおける隣り合う気筒間の壁であるボア間壁に対向するボア間スペーサ部を含み、
前記ボア間スペーサ部は、
前記ウォータージャケットスペーサの上端よりも下方に位置し、前記ボア側経路と前記反ボア側経路とを連通させる連通孔を備えた中間部と、
前記連通孔から当該ウォータージャケットスペーサの上端に向けて延びる幅広部と、を含み、
前記幅広部は、前記ボア間スペーサ部の位置において、前記ボア側経路の横幅を、前記連通孔の下方側より上方側を広くする形状を有する、エンジンの冷却装置。 - 請求項1に記載のエンジンの冷却装置において、
前記エンジンブロックは、前記ボア間壁を気筒列方向と直交する方向に延び、前記冷却水を流通させるボア間経路と、前記ウォータージャケットを区画する壁面であって前記ボア間経路の入口孔を有する壁面と、を備え、
前記幅広部は、前記入口孔と対向する上端部と、前記連通孔に連なる下端部とを備えている、エンジンの冷却装置。 - 請求項2に記載のエンジンの冷却装置において、
前記一列に並ぶ気筒列の配列ラインに対して、各気筒の吸気弁が配置される側を吸気側、及び、排気弁が配置される側を排気側とするとき、
前記ウォータージャケットは、前記気筒列の前記吸気側に配置された吸気側ジャケット部と、前記排気側に配置された排気側ジャケット部と、を含み、
前記入口孔を有する壁面は、前記排気側ジャケット部を区画する壁面であり、
前記排気側ジャケット部の内部に配置される排気側ウォータージャケットスペーサが備える前記幅広部が、前記上端部と前記下端部とを備えている、エンジンの冷却装置。 - 請求項2又は3に記載のエンジンの冷却装置において、
前記連通孔は、気筒軸方向において前記ボア間経路の最も低い位置よりも下方に位置している、エンジンの冷却装置。 - 請求項4に記載のエンジンの冷却装置において、
前記気筒には、スカート部を備えたピストンが収容され、
前記連通孔は、前記ピストンが上死点に存在しているとき、気筒軸方向において前記スカート部の下端よりも上方に位置している、エンジンの冷却装置。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載のエンジンの冷却装置において、
前記幅広部は、前記ボア間スペーサ部において前記ボア側経路から前記反ボア側経路へ向けて凹設され、上下方向へ直線状に延びる凹部である、エンジンの冷却装置。 - 請求項6に記載のエンジンの冷却装置において、
前記凹部で区画される領域の断面積は、上下方向において略一定である、エンジンの冷却装置。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載のエンジンの冷却装置において、
前記ウォータージャケットスペーサは、前記反ボア側経路から冷却水を前記連通孔に導くガイド部を備える、エンジンの冷却装置。 - 請求項3に記載のエンジンの冷却装置において、
前記吸気側ジャケット部の内部に配置される吸気側ウォータージャケットスペーサ及び前記排気側ウォータージャケットスペーサは、前記一端側から前記他端側に向かう冷却水の流通方向に並ぶ複数の前記連通孔を各々備え、
前記吸気側ウォータージャケットスペーサは、前記反ボア側経路から冷却水を前記連通孔に導くガイド部を全ての前記連通孔について備え、
前記排気側ウォータージャケットスペーサは、前記冷却水の流通方向の下流側に位置する前記連通孔については前記ガイド部を備える一方、上流側に位置する前記連通孔については具備しない、エンジンの冷却装置。 - 請求項8又は9に記載のエンジンの冷却装置において、
前記ガイド部は、
前記連通孔における前記冷却水の流通方向の下流側の側部周縁及びその下方から前記反ボア側経路に向けて延び出す側壁と、
前記連通孔の上部周縁から前記反ボア側経路に向けて延び出す天壁と、を備える、エンジンの冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019161109A JP7338333B2 (ja) | 2019-09-04 | 2019-09-04 | エンジンの冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019161109A JP7338333B2 (ja) | 2019-09-04 | 2019-09-04 | エンジンの冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021038711A true JP2021038711A (ja) | 2021-03-11 |
JP7338333B2 JP7338333B2 (ja) | 2023-09-05 |
Family
ID=74848440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019161109A Active JP7338333B2 (ja) | 2019-09-04 | 2019-09-04 | エンジンの冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7338333B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107882815A (zh) * | 2017-12-25 | 2018-04-06 | 宣城铁凝机械有限公司 | 一种节能气缸活塞杆 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015224627A (ja) * | 2014-05-30 | 2015-12-14 | マツダ株式会社 | 多気筒エンジンの冷却構造 |
US20170037810A1 (en) * | 2014-09-08 | 2017-02-09 | Ford Global Technologies, Llc | Bore bridge and cylinder cooling |
JP2017110619A (ja) * | 2015-12-18 | 2017-06-22 | マツダ株式会社 | 多気筒エンジンの冷却構造 |
JP2018131963A (ja) * | 2017-02-15 | 2018-08-23 | ニチアス株式会社 | 内燃機関 |
JP2019073991A (ja) * | 2017-10-13 | 2019-05-16 | マツダ株式会社 | 多気筒エンジンの冷却構造 |
-
2019
- 2019-09-04 JP JP2019161109A patent/JP7338333B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015224627A (ja) * | 2014-05-30 | 2015-12-14 | マツダ株式会社 | 多気筒エンジンの冷却構造 |
US20170037810A1 (en) * | 2014-09-08 | 2017-02-09 | Ford Global Technologies, Llc | Bore bridge and cylinder cooling |
JP2017110619A (ja) * | 2015-12-18 | 2017-06-22 | マツダ株式会社 | 多気筒エンジンの冷却構造 |
JP2018131963A (ja) * | 2017-02-15 | 2018-08-23 | ニチアス株式会社 | 内燃機関 |
JP2019073991A (ja) * | 2017-10-13 | 2019-05-16 | マツダ株式会社 | 多気筒エンジンの冷却構造 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107882815A (zh) * | 2017-12-25 | 2018-04-06 | 宣城铁凝机械有限公司 | 一种节能气缸活塞杆 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7338333B2 (ja) | 2023-09-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6176188B2 (ja) | 多気筒エンジンの冷却構造 | |
JP5692870B2 (ja) | ピストン冷却装置 | |
US9353701B2 (en) | Cylinder block and manufacturing method thereof | |
JP6475360B2 (ja) | 水冷式エンジンの冷却構造 | |
CN108252816B (zh) | 水冷发动机的冷却结构 | |
JP3844249B2 (ja) | エンジンの冷却システム | |
US20190112963A1 (en) | Cooling structure of multi-cylinder engine | |
US10113501B2 (en) | Cooling structure of engine | |
KR101776756B1 (ko) | 워터자켓을 갖는 엔진 | |
JP2021038711A (ja) | エンジンの冷却装置 | |
KR20160057297A (ko) | 실린더 블록 | |
JP7352170B2 (ja) | エンジンの冷却構造 | |
JP2009216063A (ja) | 冷却装置 | |
JP2011208527A (ja) | 内燃機関の冷却構造 | |
JP2017110619A (ja) | 多気筒エンジンの冷却構造 | |
JP6449477B2 (ja) | シリンダヘッドのウオータジャケット構造 | |
CN107152348A (zh) | 具有水套的发动机 | |
CN110886645B (zh) | 内燃机主体 | |
JP2019138282A (ja) | エンジン | |
JP6985679B2 (ja) | 多気筒エンジンの冷却構造 | |
JP7322672B2 (ja) | エンジンの冷却構造 | |
JP4842715B2 (ja) | 水冷エンジン | |
JP7391320B2 (ja) | ウォータージャケットスペーサ | |
JP2004225582A (ja) | エンジンの冷却構造 | |
JP2016128671A (ja) | 水冷式エンジン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220823 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230606 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230613 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230707 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230725 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230807 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7338333 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |