JP2021035444A - 物品およびプレートセット - Google Patents
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Abstract
Description
この種の物品には、収納したい写真等の装飾材を、裏面部材と表面部材とで挟むことにより固定し、収納可能とするものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、装飾材の交換に柔軟に対応することができる物品およびプレートセットを提供することを目的とする。
本発明は、複数枚のプレートを備えるプレートセットであって、何れかのプレートに、上記の表面部材と中間部材と裏面部材と複数の装飾材と、を取外し可能に備えることを特徴とするプレートセットである。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るキーホルダー(物品)100の正面図、図2は、同キーホルダー100の側面図である。本明細書では、図1に示すキーホルダー100の正面視を基準として、上下左右、背面側を後、手前側を前と定義する。
キーホルダー100は、表面部材10と、中間部材30と、裏面部材50とを備え、表面部材10及び裏面部材50の間に、中間部材30を挟んで固定することにより組み立てられる。中間部材30には、夫々形態が異なる第1装飾材A、第2装飾材B、第3装飾材Cが取り付けられる。表面部材10、中間部材30、裏面部材50、第1装飾材A、第2装飾材B、第3装飾材Cの厚さは夫々同一である。
図4は、第2プレート2の平面図である。第2プレート2は、枠形の中間部材30と、複数の円形の第3装飾材C(装飾材)と、鍵部材40と、環状部材45と、を取外し可能に備える。
図5は、第3プレート3の平面図である。第3プレート3は、略正方形の平板状の裏面部材50と、複数の第3装飾材Cと、を取外し可能に備える。裏面部材50は表面部材10と同一形態である。
キーホルダー100は、第1プレート1、第2プレート2、第3プレート3を3枚組みとして、これを1セットとして販売し、購入者は各プレートから必要な部材、装飾材を取外して組み立てる。第1実施形態によれば、第1プレート1、第2プレート2及び第3プレート3は、プレートセットを構成する。
第1プレート1及び第2プレート2は、透明樹脂である。第3プレート3は、反射鏡としての機能を備える。
略正方形の枠部32は、外周縁側の外端32A、及び、内周縁側の内端32Bに、複数の切欠き部36を備えている。外端32Aには切欠き部36Aを備え、内端32Bには切欠き部36Bを備えている。
枠部32の左右辺の外端32Aには2つの切欠き部36Aが設けられ、左右辺の内端32Bには2つの切欠き部36Aの間に対応して1つの切欠き部36Bが設けられている。2つの切欠き部36Aの間隔は大きくとれ、切欠き部36Aに大型装飾材を取付易くなり、枠部32の内側にも装飾材を取付できる。
また、第2装飾材Bは、扇形64を備え、扇形64の2辺に、それぞれ嵌合部S1と同一形態の取付け部61が形成される。第2装飾材Bは、扇形64の中心Оから取付け部61までの長さXが、図4に示す枠部32の内側角部から切欠き部36までの長さXと等しく形成される。第2装飾材Bの2つの取付け部61は、枠部32の内側の2つの切欠き部36に取付けられる。第2装飾材Bは、2箇所で固定することにより枠部32に安定的に取付けることが可能である。
すなわち、嵌合部S1の奥側端面38は、枠部32の内周側の端面39Aと略平行に形成される。また、枠部32の内端32Bに形成される嵌合部S1の奥側端面38は、枠部32の外周側の端面39Bと略平行に形成される。
これにより、例えば、嵌合部S1を円形とした場合と比べ、切欠き部36に各装飾材を安定して取付け可能となるとともに、枠部32の幅W1を狭くできる。そのため、限られた枠部32の大きさの範囲内において、枠部32の内側に形成される装飾空間S2を広くとることができる。
そして、チェーン挿通部13、33、53に、環状部材45の固定孔46はめ込み、表面部材10、中間部材30及び裏面部材50を固定する。
さらに、チェーン孔11、31、51にチェーン80を通すことにより、キーホルダー100が完成する。
これにより、嵌合部S1を設けつつ、枠部32の上側の一辺の幅W2を狭く形成でき、限られた枠部32の大きさの範囲内において、枠部32の内側に形成される装飾空間S2を広くとることができる。
これによれば、切欠き部36に第1装飾材A、第2装飾材B及び第3装飾材Cなどの装飾材を付け替えることにより、装飾材の交換に柔軟に対応することができる。
切欠き部36に第1装飾材A、第2装飾材B、第3装飾材Cがはめ込まれた状態で、表面部材10と、中間部材30と、裏面部材50とが固定される。すなわち、第1装飾材A、第2装飾材B、第3装飾材Cがはめ込まれた切欠き部36は、表面部材10及び裏面部材50と重なる状態で固定される。
これにより、第1装飾材A、第2装飾材B、第3装飾材Cは、枠部32の側方から枠部32の外側に張り出して支持され、枠部32の外側で第1装飾材A、第2装飾材B、第3装飾材Cを保持できる。キーホルダー100の大きさに制約されずに、第1装飾材A、第2装飾材B、第3装飾材C(装飾材)を交換して取付可能となり、第1装飾材A、第2装飾材B、第3装飾材Cの交換及び配置の柔軟性が向上する。
これにより、第1装飾材A、第2装飾材B、第3装飾材Cは、枠部32の内側に支持され、枠部32の内側で第1装飾材A、第2装飾材B、第3装飾材Cを保持できる。キーホルダー100の内側に、第1装飾材A、第2装飾材B、第3装飾材Cを交換、取付可能となり、第1装飾材A、第2装飾材B、第3装飾材Cの交換及び配置の柔軟性が向上する。
爪部37を備えることにより、表面部材10と中間部材30と裏面部材50とを、必ずしも強固に固定しなくとも、切欠き部36に取り付けた第1装飾材A、第2装飾材B、第3装飾材Cが切欠き部36から外れることを抑制できる。
前面下部孔15(孔部)、中間下部孔35(孔部)及び背面下部孔55(孔部)に鍵部材40をはめ込むことにより、表面部材10と中間部材30と裏面部材50とが固定され、鍵部材40を外すことにより表面部材10と、中間部材30と、裏面部材50との固定が解除される。
これによれば、固定の解除を簡易にできるため、切欠き部に装飾材を取付け又は取外しを簡易に行うことができる。
また、複数の中間部材30に切欠き部36を設けた場合には、夫々に第1装飾材A、第2装飾材B、第3装飾材Cなどの装飾材を保持できるため、より多くの装飾材を保持でき、装飾材付け替えの柔軟性もより向上する。
これによれば、装飾リブに備えられる切欠き部36に第1装飾材A、第2装飾材B、第3装飾材Cなどの装飾材がはめ込まれた状態で、表面部材10と、中間部材30と、裏面部材50とが固定される。すなわち、装飾材がはめ込まれた切欠き部36は、表面部材10及び裏面部材50と重なる状態で固定される。これにより、枠部32の内側の装飾材の交換及び配置の柔軟性をより向上できる。
図6は、第2実施形態に係る額縁(物品)200を示している。図6において、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
額縁200は、絵画、書、ポスターなどの額縁として用いることができる。額縁200の大きさは様々な大きさに対応でき、横50cm、縦1mを越える場合や、さらに大型の絵画等を収容する大きさにも対応できる。
切欠き部236は、第1実施形態に係る切欠き部36と同様の構成を備える。額縁200は、四隅をねじ等の固定具290により固定される。これにより、額縁200が大型化した場合であっても、安定して第1装飾材A、第2装飾材B、第3装飾材Cなどの各装飾材を切欠き部236に保持できる。
図7は、第3実施形態に係る鏡(物品)300を示している。図7において、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
鏡300は、表面部材310と、中間部材330と、裏面部材350と、を備える。中間部材330は、複数の切欠き部336を備える。切欠き部336は、第1実施形態に係る切欠き部36と同様の構成を備える。
中間部材330及び裏面部材350は、鏡であり、表面部材310は透明材料である。これにより、第1装飾材A、第2装飾材B、第3装飾材Cなどの各装飾材を鏡300に取り付けることができ、鏡として利用できる。
図8は、第4実施形態に係るパスケース(物品)400を示している。図8において、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
パスケース400は、例えば、定期券やチケット等を収容可能なポケット490を備える。パスケース400は、ポケット490以外の部分に、表面部材410と、中間部材430と、裏面部材450と、を備える。
中間部材430は、複数の切欠き部436を備える。切欠き部436は、第1実施形態に係る切欠き部36と同様の構成を備える。
この物品は、第1装飾材A、第2装飾材B、第3装飾材Cなどの各装飾材を交換可能に取付けできるパスケースとして使用できる。
第1実施形態から第4実施形態において、切欠き部36,236,336,436の嵌合部S1の形状は矩形である。
ただし、矩形状に限定されない。例えば、図9に示すように、円形の切欠き部536であってもよい。この場合、装飾材は、第4装飾材Dのように、円形の切欠き部536の形状に対応した円形の取付け部561を備えてもよい。また、図10に示すように、正方形の切欠き部636としてもよい。この場合、装飾材は、第4装飾材Dのように、円形の取付け部561を備えてもよい。円形の取付け部561は、直径が正方形の切欠き部636の一辺の長さと略等しく形成されており、正方形の切欠き部636にはめ込み可能とされる。このように、装飾材の取付け部は、必ずしもすべての部分が切欠き部にはめ込まれることが必要ではない。
さらに、図12に示すように、H形の切欠き部836としてもよい。この場合には、装飾材は、第6装飾材Fのように、H形の切欠き部836の形状に対応したH形の取付け部861を備えてもよい。
また、枠部32の形態は矩形状であったが、これに限定されず、例えば、円形枠、三角形枠、菱形枠、H形、I形、K形、N形、F形、L形、S形、T形、M形など、各種形態の枠であってもよい。
2 第2プレート
3 第3プレート
10、210、310、410 表面部材
15 前面下部孔(孔部)
30、230、330、430 中間部材
32 枠部
32A 外端
32B 内端
35 中間下部孔(孔部)
36、236、336、436、536、636、736、836 切欠き部
36A 外端の切欠き部
36B 内端の切欠き部
37 爪部
40 鍵部材
45 環状部材
46 固定孔
50、250、350、450 裏面部材
55 背面下部孔(孔部)
61、561、661、761、861 取付け部
100、200、300、400 物品
A 第1装飾材(装飾材)
B 第2装飾材(装飾材)
C 第3装飾材(装飾材)
D 第4装飾材(装飾材)
E 第5装飾材(装飾材)
F 第6装飾材(装飾材)
S1 嵌合部
S2 装飾スペース
Claims (7)
- 少なくとも表面部材と中間部材と裏面部材とを備え、
前記中間部材は枠部を有し、前記枠部の外端および/または内端に異なる装飾材を交換可能に形成された複数の切欠き部を備え、
前記中間部材の前記切欠き部は組み立て時に前記表面部材と前記裏面部材とにより挟持されていることを特徴とする物品。 - 前記表面部材は前記装飾材を視認可能な透明又は半透明材料であることを特徴とする請求項1に記載の物品。
- 前記複数の切欠き部は形態が同一で、夫々爪部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の物品。
- 前記表面部材、前記中間部材、及び前記裏面部材は前後方向に重なる孔部を備え、
前記孔部に鍵部材をはめ込むことにより、前記表面部材と前記中間部材と前記裏面部材とが固定されることを特徴とする請求項1から請求項3に記載の物品。 - 前記中間部材を前後に重ねて複数枚備え、
前記中間部材の少なくとも一つに、前記切欠き部が設けられることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の物品。 - 前記枠部の内側には前記枠部から延びる装飾リブが設けられ、
前記装飾リブは前記切欠き部を備えることを特徴とする請求項3から請求項5の何れか一項に記載の物品。 - 複数枚のプレートを備え、何れかのプレートに、請求項1から請求項6の何れか一項に記載の表面部材と中間部材と裏面部材と複数の装飾材と、を取外し可能に備えることを特徴とするプレートセット。
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