JP2021034333A - 遮断器 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定側電極と可動側電極が遮断状態(開)から投入状態(閉)に移行する時、可動側電極が固定側電極にぶつかる(接触する)衝撃が発生したとしても、可動側電極に反発応力が加わることがなく、一時的に可動側電極が固定側電極との接続状態が外れることがないこと。【解決手段】本発明の遮断器は、上記課題を解決するために、固定側電極と、該固定側電極と対向配置され電気的に接触する可動側電極と、該可動側電極を駆動する駆動部とを備えた遮断器であって、前記遮断器は、前記固定側電極に前記可動側電極が接触する際に生じる衝撃による前記可動側電極に加わる反発力を緩和する反発力緩和手段を備えていることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は遮断器に係り、特に、相対向する電極の可動側が操作器等の駆動部により駆動されるものに好適な遮断器に関する。
遮断器に関する従来技術としては、特許文献1に記載されている真空遮断器を挙げることができる。この特許文献1には、真空遮断器の重量やサイズを増加させることなく、真空遮断器の開閉動作に伴う衝撃や振動による応力を軽減して操作機構部の筺体の撓みを低減し、開閉動作に対する信頼性を向上させるために、少なくとも固定側電極及び可動側電極が格納され、周囲がモールド部で覆われている真空バルブと、駆動軸を介して連結されて前記可動側電極を駆動する操作機構部とを備え、前記真空バルブ(固定側電極及び可動側電極)と前記駆動軸及び前記操作機構部が直線状に配置されていると共に、前記真空バルブのモールド部と前記操作機構部に跨り両者を固定する固定部材を備えていることが記載されている。
特開2018−147643号公報
しかしながら、上述した特許文献1の真空遮断器は、真空バルブ(固定側電極及び可動側電極)と駆動軸及び駆動部である操作機構部が直線状に配置されているため、固定側電極と可動側電極が遮断状態(開)から投入状態(閉)に移行する際に、可動側電極が固定側電極にぶつかる(接触する)ことによる操作機構部からの駆動力が直接固定側電極に掛ることになる。
このため、固定側電極と可動側電極が遮断状態(開)から投入状態(閉)に移行する時、可動側電極が固定側電極にぶつかる(接触する)際の衝撃で、可動側電極に反発応力が加わり、一時的に可動側電極が固定側電極との接続状態が外れてしまう(可動側電極と固定側電極が完全な非接触状態となってしまう)恐れがある。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、固定側電極と可動側電極が遮断状態(開)から投入状態(閉)に移行する時、可動側電極が固定側電極にぶつかる(接触する)衝撃が発生したとしても、可動側電極に反発応力が加わることがなく、一時的に可動側電極が固定側電極との接続状態が外れることのない遮断器を提供することにある。
本発明の真空遮断器は、上記目的を達成するために、固定側電極と、該固定側電極と対向配置され電気的に接触する可動側電極と、該可動側電極を駆動する駆動部とを備えた遮断器であって、前記遮断器は、前記固定側電極に前記可動側電極が接触する際に生じる衝撃による前記可動側電極に加わる反発力を緩和する反発力緩和手段を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、固定側電極と可動側電極が遮断状態(開)から投入状態(閉)に移行する時、可動側電極が固定側電極にぶつかる(接触する)衝撃が発生したとしても、可動側電極に反発応力が加わることがなく、一時的に可動側電極が固定側電極との接続状態が外れることはない。
本発明の遮断器の一例として真空遮断器を示す断面図である。 図1の真空遮断器に採用される反発力緩和手段の実施例1であり、固定側電極と可動側電極が非接触(OFF)時の概略構成を示す図である。 図1の真空遮断器に採用される反発力緩和手段の実施例1であり、固定側電極と可動側電極が接触(ON)時の概略構成を示す図である。 図2及び図3に示した本発明の反発力緩和手段の実施例1の改良案の概略構成を示す図である。 図1の真空遮断器に採用される反発力緩和手段の実施例2であり、固定側電極と可動側電極が非接触(OFF)時の概略構成を示す図である。 図1の真空遮断器に採用される反発力緩和手段の実施例2であり、固定側電極と可動側電極が接触(ON)時の概略構成を示す図である。 図1の真空遮断器に採用される反発力緩和手段の実施例3であり、固定側電極と可動側電極が非接触(OFF)時の概略構成を示す図である。 図1の真空遮断器に採用される反発力緩和手段の実施例3であり、固定側電極と可動側電極が接触(ON)時の概略構成を示す図である。 図1の真空遮断器に採用される反発力緩和手段の実施例4であり、固定側電極と可動側電極が接触(ON)時の概略構成を示す図である。 図9の反発力緩和手段の実施例4に適用される摩擦力増加部材の詳細構造を示す図である。 図9の反発力緩和手段の実施例4に適用される摩擦力増加部材の他の例の詳細構造を示す図である。 図1の真空遮断器に採用される反発力緩和手段の実施例5であり、固定側電極と可動側電極が非接触(OFF)時の概略構成を示す図である。 図1の真空遮断器に採用される反発力緩和手段の実施例5であり、固定側電極と可動側電極が接触(ON)時の概略構成を示す図である。 図12及び図13に示した反発力緩和手段の実施例5の改良案である実施例6であり、固定側電極と可動側電極の接触(ON)時に反発力でカウンターウエイトが移動する状態を示す図である。 図14の状態から反発後、磁石でカウンターウエイトが戻る状態を示す図である。 図14及び図15に示した反発力緩和手段の実施例6の別の例であり、反発後、磁石でカウンターウエイトが戻る状態を示す図である。 図1の真空遮断器に採用される反発力緩和手段の実施例7であり、固定側電極と可動側電極が非接触(OFF)時の概略構成を示す図である。 図1の真空遮断器に採用される反発力緩和手段の実施例8であり、固定側電極と可動側電極が接触(ON)時の概略構成を示す図である。 図18に示した反発力緩和手段の実施例8の改良案であり、固定側電極と可動側電極が接触(ON)時の概略構成を示す図である。 図1の真空遮断器に採用される反発力緩和手段の実施例9であり、固定側電極と可動側電極が接触(ON)時の概略構成を示す図である。 図1の真空遮断器に採用される反発力緩和手段の実施例10であり、固定側電極と可動側電極が接触(ON)時の概略構成を示す図である。 図1の真空遮断器に採用される反発力緩和手段の実施例11であり、固定側電極と可動側電極が接触(ON)時の概略構成を示す図である。 図1の真空遮断器に採用される反発力緩和手段の実施例12であり、固定側電極と可動側電極が接触(ON)時の概略構成を示す図である。
以下、図示した実施例に基づいて本発明の遮断器を説明する。なお、各実施例において、同一構成部品には同符号を使用する。
先ず、図1を用いて本発明の遮断器の代表的な例である真空遮断器について説明する。
図1に示す如く、真空遮断器40は、エポキシ樹脂等の固体絶縁物により一体注型(モールド)されて形成された(周囲がモールド部1Aで覆われた)真空バルブ1と、固定側ケーブルブッシング導体15の周囲がモールドされている固定側ケーブルブッシング2と、可動側ケーブルブッシング導体16の外部の周囲がモールドされている可動側ケーブルブッシング3と、後述する可動側電極13を操作する操作機構部4とで概略構成されている。通常、エポキシ樹脂等の固体絶縁物により一体注型された真空バルブ1は、モールド真空バルブと呼ばれている。なお、特に図示しないが、モールド部分は通常接地されている。
上述した真空バルブ1は、円筒絶縁材5の一端に接合された固定側端板6と、固定側端板6を気密に貫通する固定側導体7と、円筒絶縁材5の他端に接合された可動側端板8と、可動側端板8に一端が接合され、可動部の駆動を許容する蛇腹形状のベローズ9と、ベローズ9を気密に貫通し真空を維持しながら軸方向に駆動する可動側導体10とから構成され、その内部圧力は、およそ10−2Pa以下の真空に保たれている。
その真空バルブ1の内部には、円筒絶縁材5で支持された浮遊電位金属11と、固定側導体7の端部に接続された固定側電極12と、可動側導体10の端部に接続された可動側電極13とが配置されている。
可動側導体10は操作用絶縁ロッド14に接続され、操作用絶縁ロッド14は操作機構部4に収納され、電極対に接触荷重を加えるワイプ機構と連結された操作器に接続されている。操作用絶縁ロッド14の周囲空間には、空気や六フッ化硫黄などの絶縁ガス18が充填されている。
また、図示しない操作器の駆動に連動して操作用絶縁ロッド14を介して可動側電極13が駆動することで、固定側電極12と可動側電極13の接離、即ち、真空バルブ1の開状態と閉状態を切り替えることができる。なお、図1の真空バルブ1は、開状態を示している。
固定側ケーブルブッシング2は、固定側ケーブルブッシング導体15を真空バルブ1の固定側導体7に電気的に接続して、また、可動側ケーブルブッシング3は、可動側ケーブルブッシング導体16を真空バルブ1の可動側に配置して、真空バルブ1と一緒にエポキシ樹脂等の固体絶縁物により一体注型されており、真空バルブ1の可動側導体10と可動側ケーブルブッシング導体16は、摺動通電可能な接触子17を介して電気的に接続され、固定側ケーブルブッシング2と可動側ケーブルブッシング3に、図示しない電源側ケーブルや負荷側ケーブルがそれぞれ接続されることで、運転できる構成となっている。
また、図1に示す真空遮断器40は、真空バルブ(固定側電極12及び可動側電極13)1と駆動軸(可動側導体10、操作用絶縁ロッド14)及び操作機構部4とがほぼ直線状に配置されていると共に、真空バルブ1の周囲のモールド部1Aと操作機構部4とに跨り、両者を一体に固定する固定部材19を有した構成となっている。
このように、図1に示す真空遮断器40は、真空バルブ(固定側電極12及び可動側電極13)1と駆動軸(可動側導体10、操作用絶縁ロッド14)及び操作機構部4とがほぼ直線状に配置されているため、固定側電極12と可動側電極13が遮断状態(開)から投入状態(閉)に移行する際に、可動側電極13が固定側電極12にぶつかる(接触する)ことによる操作機構部4からの駆動力が、操作用絶縁ロッド14、可動側導体10及び可動側電極13を介して直接固定側電極12に掛ることになることから、固定側電極12と可動側電極13が遮断状態(開)から投入状態(閉)に移行する時、可動側電極13が固定側電極12にぶつかる(接触する)際の衝撃で、可動側電極13に反発応力が加わり、一時的に可動側電極13が固定側電極12との接続状態が外れてしまう(可動側電極13と固定側電極12が完全な非接触状態となってしまう)恐れがある。
これを解決するのが本発明の遮断器であり、本発明の遮断器の一例である真空遮断器では、固定側電極12に可動側電極13が接触する際に生じる衝撃による可動側電極13に加わる反発力を緩和する反発力緩和手段を備えていることを特徴とする。
以下、上記反発力緩和手段の具体例について説明する。
図2及び図3に、反発力緩和手段の実施例1を示す。
該図は、図1に示した真空遮断器40における固定側電極12及び可動側電極13の周囲の概略構成であり、図2は固定側電極12と可動側電極13が非接触(OFF)時を、図3は固定側電極12と可動側電極13が接触(ON)時を示す。
図2及び図3に示す本実施例の反発力緩和手段は、可動側電極13を通常の材質(例えば銅)で構成し、固定側電極12を磁石20で構成したものである。なお、固定側電極12を通常の材質(例えば銅)で構成し、可動側電極13を磁石20で構成しても良いし、固定側電極12と可動側電極13の双方を磁石20で構成しても構わない。
このように、反発力緩和手段を、固定側電極12と可動側電極13の双方又は一方を磁石20で構成することにより、固定側電極12と可動側電極13は磁力で接触するため、固定側電極12と可動側電極13が遮断状態(開)から投入状態(閉)に移行する時に、可動側電極13が固定側電極12にぶつかる(接触する)衝撃が発生したとしても、固定側電極12と可動側電極13は反発しないので、可動側電極13に反発応力が加わることがなく、一時的に可動側電極13が固定側電極12との接続状態が外れることはない。
また、従来は、可動側電極13と固定側電極12が接触→反発→接触を繰り返して最終的な接続状態に至るため、完全な常時接触状態となるまでに時間を要していたが、本実施例では反発がなくなるので、完全な常時接触状態となるまでに時間を要することなく、短時間で完全な常時接触状態にすることが可能となる。
なお、上述した磁石20は、その磁力の強さが、固定側電極12と可動側電極13が少なくとも1回は反発する磁力であってもよい。
この場合は、固定側電極12と可動側電極13は反発するが、完全な常時接触状態となるまでの時間は未対策に比較して短くすることができ、しかも、磁石20は弱い磁力で済むので安価な磁石で良く、コストダウンが図れる利点がある。
また、磁石20は、図4に示すように、固定側電極12の外周側の一部に形成しても良い。なお、磁石20は、可動側電極13の外周側の一部に形成しても良いし、固定側電極12と可動側電極13の双方の外周側の一部に形成しても構わない。
このように構成することにより、図2及び図3に示した構成と同一の効果が得られることは勿論、固定側電極12及び可動側電極13の中心の電流経路に磁石20による磁力の影響を及ぼさずに済むし、電流による磁石20の劣化が抑制される。
なお、本実施例で説明した磁石20は、電磁石であっても構わない。
図5及び図6に、反発力緩和手段の実施例2を示す。
該図は、図1に示した真空遮断器40における固定側電極12及び可動側電極13の周囲の概略構成であり、図5は固定側電極12と可動側電極13が非接触(OFF)時を、図6は固定側電極12と可動側電極13が接触(ON)時を示す。
図5及び図6に示す本実施例の反発力緩和手段は、固定側電極12の一端に接続されている固定側導体7に、軸方向とは直角方向に設けられた固定側支持部材22を介して設置された磁石20と、この磁石20と対向配置され、先端に可動側電極13が接続されている駆動軸である可動側導体10に、軸方向とは直角方向に設けられた可動側支持部材23を介して設置された磁力受け部21とから構成され、磁石20と磁力受け部21は、固定側電極12と可動側電極13の外周側に配置されている。
なお、磁石20は可動側支持部材23を介して可動側導体10に設置しても良いし、磁力受け部21は固定側支持部材22を介して固定側導体7に設置しても構わない。
このように、反発力緩和手段を、固定側電極12の一端に接続されている固定側導体7又は可動側電極13の一端に接続されている駆動軸である可動側導体10のいずれか一方に設けられた磁石20と、この磁石20と対向配置され、磁石20が設けられていない固定側導体7又は可動側導体10に設けられた磁力受け部21とから構成することにより、磁石20と磁力受け部21は磁力で引き合うため、固定側電極12と可動側電極13が遮断状態(開)から投入状態(閉)に移行する時に、可動側電極13が固定側電極12にぶつかる(接触する)衝撃が発生したとしても、固定側電極12と可動側電極13は反発しないので、可動側電極13に反発応力が加わることがなく、一時的に可動側電極13が固定側電極12との接続状態が外れることはない。
また、磁石20と磁力受け部21は、固定側電極12及び可動側電極13の電流経路外に設置されているため、電流による磁石20の劣化が抑制される効果もある。
図7及び図8に、反発力緩和手段の実施例3を示す。
該図は、図1に示した真空遮断器40における固定側電極12及び可動側電極13の周囲の概略構成であり、図7は固定側電極12と可動側電極13が非接触(OFF)時を、図8は固定側電極12と可動側電極13が接触(ON)時を示す。
図7及び図8に示す本実施例の反発力緩和手段は、可動側電極13の外周側に固定側電極12側の軸方向に延在する延在部13aを設け、この延在部13aの内側に固定側電極12が嵌まり込み、固定側電極12と可動側電極12の間に摩擦力を付与する構成としたものである。
なお、固定側電極12の外周側に可動側電極13側の軸方向に延在する延在部を設け、この延在部の内側に可動側電極12が嵌まり込み、固定側電極12と可動側電極12の間に摩擦力を付与する構成としても良い。
このように、反発力緩和手段を、固定側電極12又は可動側電極13のいずれか一方の外周側に設置された軸方向に延在する延在部の内側に、固定側電極12又は可動側電極13のいずれか一方が嵌まり込み、固定側電極12と可動側電極13の間に摩擦力を付与する構成とすることにより、固定側電極12又は可動側電極13の側面延在部に可動側電極13又は固定側電極12が嵌まり込み、両電極間に摩擦力を付与して反発応力を防ぐことができるため、固定側電極12と可動側電極13が遮断状態(開)から投入状態(閉)に移行する時に、可動側電極13が固定側電極12にぶつかる(接触する)衝撃が発生したとしても、固定側電極12と可動側電極13は反発しないので、可動側電極13に反発応力が加わることがなく、一時的に可動側電極13が固定側電極12との接続状態が外れることはない。
図9、図10及び図11に、反発力緩和手段の実施例4を示す。
該図に示す本実施例は上述した実施例3の改良案であり、本実施例の反発力緩和手段は、図9に示すように、可動側電極13の外周側に設置された延在部13aと固定側電極12の間に、固定側電極12と可動側電極12の間に付与する摩擦力を増加する摩擦力増加部材24を介在したものである。
なお、延在部が固定側電極12の外周側に設置された場合には、この延在部と可動側電極13の間に摩擦力増加部材24が介在される。
上記した摩擦力増加部材24は、図10に示すように、固定側電極12との接触部表面が粗面化構造が施されている(延在部と可動側電極13の間に摩擦力増加部材24が介在される場合は、可動側電極13との接触部表面が粗面化構造が施されている)。
この粗面化構造は、固定側電極12又は可動側電極13が銅等の金属で構成されていることから、樹脂、プラスチック又はゴムのいずれか1つから構成されている。
また、上記した摩擦力増加部材24は、図11に示すように、固定側電極12との接触部表面が凹凸部24aと、この凹凸部24aの凹部にかみ合う三角部24bとから構成されていても良い(延在部と可動側電極13の間に摩擦力増加部材24が介在される場合は、可動側電極13との接触部表面が凹凸部24aと、この凹凸部24aの凹部にかみ合う三角部24bとから構成されている)。
この摩擦力増加部材24の凹凸部24aは金属から構成され、三角部24bは樹脂、プラスチック又はゴムのいずれか1つから構成されている。
このように、延在部と固定側電極12又は可動側電極13の間に、摩擦力を増加する摩擦力増加部材24を介在することにより、実施例3で説明した効果がより顕著になる。特に、図11に示した摩擦力増加部材24が、固定側電極12又は可動側電極13との接触部表面が凹凸部24aと、この凹凸部24aの凹部にかみ合う三角部24bとから構成されている場合は、固定側電極12と可動側電極13の接触時(図11の左方向に可動側電極13が動く場合)に凹凸部24aの凹部に三角部24bが入りやすい(かみ合いやすい)し、固定側電極12と可動側電極13が接触した後の反発時(図11の右方向に可動側電極13が動く場合)に凹凸部24aの凹部の側壁が壁になり三角部24bが動きにくくなるので好適である。
図12及び図13に、反発力緩和手段の実施例5を示す。
該図は、図1に示した真空遮断器40における固定側電極12及び可動側電極13の周囲の概略構成であり、図12は固定側電極12と可動側電極13が非接触(OFF)時を、図13は固定側電極12と可動側電極13が接触(ON)時を示す。
図12及び図13に示す本実施例の反発力緩和手段は、駆動軸である可動側導体10内又は操作用絶縁ロッド14内に中空部10aが形成され、この中空部10a内に設置されたカウンターウエイト25で構成されている。
このように、反発力緩和手段を、駆動軸である可動側導体10内又は操作用絶縁ロッド14内に中空部10aが形成され、この中空部10a内に設置されたカウンターウエイト25で構成することにより、カウンターウエイト25が固定側電極12に可動側電極13が接触する際に生じる衝撃を引き受け、カウンターウエイト25が中空部10a内を移動することで、可動側電極13に加わる反発力を吸収緩和することができるため、固定側電極12と可動側電極13が遮断状態(開)から投入状態(閉)に移行する時に、可動側電極13が固定側電極12にぶつかる(接触する)衝撃が発生したとしても、固定側電極12と可動側電極13は反発しないので、可動側電極13に反発応力が加わることがなく、一時的に可動側電極13が固定側電極12との接続状態が外れることはない。
図14、図15及び図16に、反発力緩和手段の実施例6を示す。
該図に示す本実施例は上述した実施例5の改良案であり、本実施例の反発力緩和手段は、図14及び図15に示すように、カウンターウエイト25の可動側電極13側若しくは図16に示すように、駆動軸である可動側導体10内又は操作用絶縁ロッド14の中空部10a内の可動側電極13側に磁石或いはばね等から成る吸引部材26を設けたものである。
このように、反発力緩和手段を、カウンターウエイト25の可動側電極13側若しくは駆動軸である可動側導体10内又は操作用絶縁ロッド14の中空部10a内の可動側電極13側に磁石或いはばね等から成る吸引部材26を設けて構成することにより、カウンターウエイト25が中空部10a内を移動(図14の状態)して可動側電極13に加わる反発力を吸収緩和した後に、吸引部材26の吸引力でカウンターウエイト25が中空部10a内を移動(図15又は図16の状態)して初期の状態(元の状態)に戻ることができるため、固定側電極12と可動側電極13が遮断状態(開)から投入状態(閉)に移行する時に、可動側電極13が固定側電極12にぶつかる(接触する)衝撃が発生したとしても、固定側電極12と可動側電極13は反発しないので、可動側電極13に反発応力が加わることがなく、一時的に可動側電極13が固定側電極12との接続状態が外れることはない。
図17に、反発力緩和手段の実施例7を示す。
図17に示す実施例7は、上述した実施例5の改良案である実施例6とは別の改良案であり、本実施例の反発力緩和手段は、駆動軸である可動側導体10又は操作用絶縁ロッド14の一部に、他の可動側導体10又は操作用絶縁ロッド14より径が大きい大径部又は幅が太い幅太部(10b又は14b)を設け、この大径部又は幅太部(10b又は14b)が設けられた操作用絶縁ロッド14に中空部10aを形成し、この中空部10a内に設置されたカウンターウエイト25で構成されている。
このように反発力緩和手段を構成しても、実施例5と同様な効果を得ることができる。
図18及び図19に、反発力緩和手段の実施例8を示す。
図18に示す実施例8は、上述した実施例7の改良案であり、本実施例の反発力緩和手段は、絶縁体である操作用絶縁ロッド14を、電流が流れる可動側導体10の径より大きい大径部又は幅が太い幅太部となるように形成し、この大径部又は幅太部が形成されている操作用絶縁ロッド14に中空部14aを形成し、この中空部14a内にカウンターウエイト25を設置している。
そして、本実施例では、操作用絶縁ロッド14は、一端が可動側電極13が接続されている可動側導体10に連結され、他端が駆動部である操作機構部4に連結されている。一方、可動側導体10には可動側ケーブルブッシング導体16が接続されており、可動側電極13が固定側電極12に接触することにより流れる電流は、可動側導体10から操作用絶縁ロッド14へ流れることなく、可動側ケーブルブッシング導体16へ流れるようになっている。即ち、図18に示す実施例は、反発力緩和手段を構成するカウンターウエイト25が電流経路外に設置されていることになる。
また、図19に示す実施例8は、上述した図18に示した実施例の改良案であり、図19に示す実施例では、図18に示した絶縁体で構成された駆動軸である操作用絶縁ロッド14を、可動側導体10より径が大きいか又は幅が太い第1の操作用絶縁ロッド14Aと、この第1の操作用絶縁ロッド14Aより径が小さいか又は幅が細く、かつ、可動側導体10より径が大きいか又は幅が太い第2の操作用絶縁ロッド14Bとから成り、第1の操作用絶縁ロッド14Aに中空部14aを形成し、この中空部14a内にカウンターウエイト25が設置されていると共に、第1の操作用絶縁ロッド14Aの軸方向長さL2と第2の操作用絶縁ロッド14Bの軸方向長さL3の合計(L1)が、1つの操作用絶縁ロッド14の軸方向長さL1(図18参照)と同じである
このような図18及び図19のように構成しても、実施例5と同様な効果を得ることができる。特に、図19の構成とすることにより、可動側の重量低減に繋がり効果的である。
図20に、反発力緩和手段の実施例9を示す。
図20に示す実施例9は、反発力緩和手段が、絶縁体で構成された操作用絶縁ロッド14B1の可動側電極13とは反対側の先端に設置されている電極押えつけ用のスパイラル状の接圧ばね(ワイプばね)27の中にカウンターウエイト25が配置されて構成されている。
このように構成しても、実施例5と同様な効果を得ることができる。
図21に、反発力緩和手段の実施例10を示す。
該図に示す本実施例の反発力緩和手段は、絶縁体で形成された操作用絶縁ロッド14B1の可動側電極13とは反対側の先端に設けられたダンパ28と、このダンパ28の先端部28aと対向配置されたダンパ受け部29とから構成され、ダンパ受け部29は可動側電極13側の操作用絶縁ロッド14B1に設置され、ダンパ28は可動側電極13とは反対側の非可動部に設置されている。
このように、反発力緩和手段を、絶縁体で形成された操作用絶縁ロッド14B1の可動側電極13とは反対側の先端に設けられたダンパ28と、このダンパ28の先端部28aと対向配置されたダンパ受け部29とから構成することにより、ダンパ28が固定側電極12に可動側電極13が接触する際に生じる衝撃をダンパ受け部29を介して引き受けることで、可動側電極13に加わる反発力を吸収緩和することができるため、固定側電極12と可動側電極13が遮断状態(開)から投入状態(閉)に移行する時に、可動側電極13が固定側電極12にぶつかる(接触する)衝撃が発生したとしても、固定側電極12と可動側電極13は反発しないので、可動側電極13に反発応力が加わることがなく、一時的に可動側電極13が固定側電極12との接続状態が外れることはない。
また、本実施例では、固定側電極12と可動側電極13間の最大距離(両電極間が非接触時の距離)Aが、ダンパ受け部29とダンパ28の先端部28a間の最大距離(両電極間が接触時の距離)Bより大きいA>Bの関係にあり、これにより、反発力により可動側が戻りきる前にダンパ28が作動開始でき、反発終息までの時間を低減できる。
更に、ダンパ28の先端部28aとダンパ受け部29の外周にスパイラル状のばねを設置することにより、上記に加え、スパイラル状のばねの力も加わり、反発終息までの時間をより低減できる。
図22に、反発力緩和手段の実施例11を示す。
図22に示す実施例1は、上述した実施例10の改良案であり、反発力緩和手段として、実施例10で説明したダンパ28と、このダンパ28の先端部28aと対向配置されたダンパ受け部29の他に、絶縁体で形成された操作用絶縁ロッド14B1と略平行に中空部30aが形成された保持部材30が配置され、この保持部材30に形成された中空部30a内にカウンターウエイト25から成る反発力緩和手段を備えているものである。中空部30a内にカウンターウエイト25が設置された保持部材30は、支持部材31a、31bを介して操作用絶縁ロッド14B1に支持されている。
このように構成しても、実施例10と同様な効果を得ることができることは勿論、反発力緩和手段としてカウンターウエイト25を備えているので、その効果が顕著となる。
図23に、反発力緩和手段の実施例12を示す。
該図に示す本実施例の反発力緩和手段は、絶縁体で形成された操作用絶縁ロッド14B1と略平行に配置されたダンパ28と、このダンパ28の先端部28aと対向配置されたダンパ受け部29とから成り、ダンパ受け部29は操作用絶縁ロッド14B1に設置され、ダンパ28は非可動部32に設置されている。
このように、反発力緩和手段を、絶縁体で形成された操作用絶縁ロッド14B1と略平行に配置されたダンパ28と、このダンパ28の先端部28aと対向配置されたダンパ受け部29とから構成することにより、ダンパ28が固定側電極12に可動側電極13が接触する際に生じる衝撃をダンパ受け部29を介して引き受けることで、可動側電極13に加わる反発力を吸収緩和することができるため、固定側電極12と可動側電極13が遮断状態(開)から投入状態(閉)に移行する時に、可動側電極13が固定側電極12にぶつかる(接触する)衝撃が発生したとしても、固定側電極12と可動側電極13は反発しないので、可動側電極13に反発応力が加わることがなく、一時的に可動側電極13が固定側電極12との接続状態が外れることはない。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換える事が可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加える事も可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をする事が可能である。
1…真空バルブ、1A…真空バルブのモールド部、2…固定側ケーブルブッシング、3…可動側ケーブルブッシング、4…操作機構部、5…円筒絶縁材、6…固定側端板、7…固定側導体、8…可動側端板、9…ベローズ、10…可動側導体、10a、14a、30a…中空部、10b…大径部、11…浮遊電位金属、12…固定側電極、13…可動側電極、13a…延在部、14、14B1…操作用絶縁ロッド、14A…第1の操作用絶縁ロッド、14B…第2の操作用絶縁ロッド、14b…幅太部、15…固定側ケーブルブッシング導体、16…可動側ケーブルブッシング導体、17…接触子、18…絶縁ガス、19…固定部材、20…磁石、21…磁力受け部、22…固定側支持部材、23…可動側支持部材、24…摩擦力増加部材、24a…凹凸部、24b…三角部、25…カウンターウエイト、26…吸引部材、27…接圧ばね、28…ダンパ、28a…ダンパの先端部、29…ダンパ受け部、30…保持部材、31a、31b…支持部材、32…非可動部、40…真空遮断器。

Claims (29)

  1. 固定側電極と、該固定側電極と対向配置され電気的に接触する可動側電極と、該可動側電極を駆動する駆動部とを備えた遮断器であって、
    前記遮断器は、前記固定側電極に前記可動側電極が接触する際に生じる衝撃による前記可動側電極に加わる反発力を緩和する反発力緩和手段を備えていることを特徴とする遮断器。
  2. 請求項1に記載の遮断器であって、
    前記可動側電極と前記駆動部が駆動軸を介して接続されていると共に、前記固定側電極と前記可動側電極及び前記駆動部が直線状に配置されていることを特徴とする遮断器。
  3. 請求項1又は2に記載の遮断器であって、
    前記反発力緩和手段は、前記固定側電極と前記可動側電極の双方又は一方が磁石で構成されていることを特徴とする遮断器。
  4. 請求項3に記載の遮断器であって、
    前記磁石は、前記固定側電極と前記可動側電極の双方又は一方の外周側の一部に形成されていることを特徴とする遮断器。
  5. 請求項3又は4に記載の遮断器であって、
    前記磁石は、その磁力の強さが、前記固定側電極と前記可動側電極が少なくとも1回は反発する磁力であることを特徴とする遮断器。
  6. 請求項3乃至5のいずれか1項に記載の遮断器であって、
    前記磁石は、電磁石であることを特徴とする遮断器。
  7. 請求項1又は2に記載の遮断器であって、
    前記反発力緩和手段は、前記固定側電極の一端に接続されている固定側導体又は前記可動側電極の一端に接続されている駆動軸のいずれか一方に設けられた磁石と、前記磁石と対向配置され、前記磁石が設けられていない前記固定側導体又は前記駆動軸に設けられた磁力受け部とから成ることを特徴とする遮断器。
  8. 請求項7に記載の遮断器であって、
    前記磁石と前記磁力受け部は、前記固定側電極と前記可動側電極の外周側に配置されていることを特徴とする遮断器。
  9. 請求項1又は2に記載の遮断器であって、
    前記反発力緩和手段は、前記固定側電極又は前記可動側電極のいずれか一方の外周側に設置された軸方向に延在する延在部の内側に、前記固定側電極又は前記可動側電極のいずれか一方が嵌まり込み、前記固定側電極と前記可動側電極の間に摩擦力を付与するものであることを特徴とする遮断器。
  10. 請求項9に記載の遮断器であって、
    前記延在部と前記固定側電極又は前記可動側電極の間に、前記摩擦力を増加する摩擦力増加部材が介在されていることを特徴とする遮断器。
  11. 請求項10に記載の遮断器であって、
    前記摩擦力増加部材は、前記固定側電極又は前記可動側電極との接触部表面が粗面化構造が施されていることを特徴とする遮断器。
  12. 請求項11に記載の遮断器であって、
    前記粗面化構造は、樹脂、プラスチック又はゴムのいずれか1つから成ることを特徴とする遮断器。
  13. 請求項10に記載の遮断器であって、
    前記摩擦力増加部材は、前記固定側電極又は前記可動側電極との接触部表面が凹凸部と、該凹凸部の凹部にかみ合う三角部とから成ることを特徴とする遮断器。
  14. 請求項13に記載の遮断器であって、
    前記凹凸部は金属から成り、前記三角部は樹脂、プラスチック又はゴムのいずれか1つから成ることを特徴とする遮断器。
  15. 請求項2に記載の遮断器であって、
    前記反発力緩和手段は、前記駆動軸内に中空部が形成され、この中空部内に設置されたカウンターウエイトで構成されていることを特徴とする遮断器。
  16. 請求項15に記載の遮断器であって、
    前記カウンターウエイトは、前記固定側電極に前記可動側電極が接触する際に生じる衝撃を引き受け、前記中空部内を移動することで、前記可動側電極に加わる反発力を吸収緩和することを特徴とする遮断器。
  17. 請求項16に記載の遮断器であって、
    前記カウンターウエイトの前記可動側電極側若しくは前記駆動軸の中空部内の前記可動側電極側に吸引部材を設け、前記カウンターウエイトが前記中空部内を移動し前記可動側電極に加わる反発力を吸収緩和した後に、前記吸引部材の吸引力で前記カウンターウエイトが前記中空部内を移動して初期の状態に戻ることを特徴とする遮断器。
  18. 請求項2に記載の遮断器であって、
    前記反発力緩和手段は、前記駆動軸の一部に他の前記駆動軸より径が大きい大径部又は幅が太い幅太部を設けると共に、前記大径部又は幅太部に中空部を形成し、この中空部内に設置されたカウンターウエイトで構成されていることを特徴とする遮断器。
  19. 請求項2に記載の遮断器であって、
    前記反発力緩和手段は、絶縁体で構成された前記駆動軸内に中空部が形成され、この中空部内に設置されたカウンターウエイトで構成されていると共に、絶縁体で構成された前記駆動軸は、前記可動側電極に接続された可動側導体に連結されていることを特徴とする遮断器。
  20. 請求項19に記載の遮断器であって、
    絶縁体で構成された前記駆動軸に前記可動側導体より径が大きい大径部又は幅が太い幅太部を設けると共に、前記大径部又は幅太部に中空部を形成し、この中空部内に前記カウンターウエイトが設置されていることを特徴とする遮断器。
  21. 請求項20に記載の遮断器であって、
    絶縁体で構成された前記駆動軸は、前記可動側導体より径が大きいか又は幅が太い第1の駆動軸と、該第1の駆動軸より径が小さいか又は幅が細く、かつ、前記可動側導体より径が大きいか又は幅が太い第2の駆動軸とから成り、
    前記第1の駆動軸に中空部を形成し、この中空部内に前記カウンターウエイトが設置されていると共に、前記第1の駆動軸の軸方向長さと前記第2の駆動軸の軸方向長さの合計が、1つの前記駆動軸の軸方向長さと同じであることを特徴とする遮断器。
  22. 請求項2に記載の遮断器であって、
    前記反発力緩和手段は、絶縁体で構成された前記駆動軸の前記可動側電極とは反対側の先端に設置されている電極押さえつけ用のスパイラル状の接圧ばねの中にカウンターウエイトが配置されて構成されていることを特徴とする遮断器。
  23. 請求項2に記載の遮断器であって、
    前記反発力緩和手段は、絶縁体で形成された前記駆動軸の先端に設けられたダンパと、該ダンパの先端と対向配置されたダンパ受け部とから成ることを特徴とする遮断器。
  24. 請求項23に記載の遮断器であって、
    前記ダンパ受け部は前記可動側電極側に設置され、前記ダンパは前記可動側電極側とは反対側の非可動部に設置されていることを特徴とする遮断器。
  25. 請求項24に記載の遮断器であって、
    前記固定側電極と前記可動側電極間の最大距離(両電極間が非接触時の距離)Aが、前記ダンパ受け部と前記ダンパの先端間の最大距離(両電極間が接触時の距離)Bより大きいA>Bの関係にあることを特徴とする遮断器。
  26. 請求項24又は25に記載の遮断器であって、
    前記ダンパの先端と前記ダンパ受け部の外周にスパイラル状のばねが設置されていることを特徴とする遮断器。
  27. 請求項23に記載の遮断器であって、
    前記反発力緩和手段とは別に、絶縁体で形成された前記駆動軸と略平行に配置された中空部が形成された部材の前記中空部内に設置されたカウンターウエイトから成る反発力緩和手段を備えていることを特徴とする遮断器。
  28. 請求項2に記載の遮断器であって、
    前記反発力緩和手段は、絶縁体で形成された前記駆動軸と略平行に配置されたダンパと、該ダンパの先端と対向配置されたダンパ受け部とから成ることを特徴とする遮断器。
  29. 請求項28に記載の遮断器であって、
    前記ダンパ受け部は前記駆動軸に設置され、前記ダンパは非可動部に設置されていることを特徴とする遮断器。
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