JP2021033800A - 流量制御装置 - Google Patents

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孝治 渡邉
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Abstract

【課題】大流量から小流量への切り替えを迅速にできる圧力式流量制御装置の提供。【解決手段】流体流路のコントロールバルブ20とオリフィス50の間に、流体流路11bの圧力P1を測定する圧力センサ40とともに、流体流路11bの容積を調整することにより、ボイルシャルルの法則で、流体流路11bの圧力を調整する流路圧力調整機構30を有し、制御部は、圧力P1と流体の流量Qcとの関係性に基づいて、設定流量Qsが得られる目標圧力Psを算出し、検出された圧力P1が目標圧力Psに等しくなるように前記コントロールバルブ20の開度を制御するとともに、コントロールバルブ20を閉じても検出された圧力P1が目標圧力Psより高いときは、前記圧力P1を下げるように、流路圧力調整機構30を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、流量制御装置、流体制御装置、及び半導体製造装置に関する。
従来、半導体製造プロセス、特に原子層堆積(ALD:Atomic Layer Deposition)等の微細プロセスにおいては、微量のプロセスガスの精密な流量制御や圧力制御が要求される。
このようなプロセスガスの流量制御装置として、マスフローコントローラ(質量流量制御装置)が用いられており、ガスの種類の制約が少なくレスポンスの速い圧力式マスフローコントローラ(圧力式MFCともいう)が広く用いられている(例えば特許文献1)。
流量制御装置は、流体制御装置として統合され、成膜装置やエッチング装置などの半導体製造装置に組み込まれている。
特開2015−109022号公報 特開平8−338546号公報 特許第4856905号
圧力式MFCでは、オリフィスの1次側の圧力、またはさらにオリフィスの2次側の圧力、から流量を検出するので、流量を大きく制御するときは、オリフィスの1次側の圧力を高くし、流量を小さく制御するときは、オリフィスの1次側の圧力を低くする必要がある。
このため、制御流量を大流量から小流量に変更するときは、オリフィスの1次側の圧力を低下させる必要がある。しかし、この圧力低下は2次側からの吸気による減圧を待つしかなく、圧力式MFCではオリフィス等により流路が狭いので、この減圧に時間がかかり、その結果、実流量が大流量から小流量になるのに時間がかかるという問題があった。
本発明の目的は、上記問題を解決し、大流量から小流量への切り替えを迅速にできる圧力式流量制御装置を提供することにある。
本発明の第1の態様に係る流量制御装置は、
流体が通過する流体流路と、
前記流体流路を通過する流体の流量を調整するコントロールバルブと、
前記流体流路の前記コントロールバルブの2次側に設けられ、前記流体流路の圧力Pを検出する圧力センサと、
前記流体流路の前記圧力センサの2次側に設けられ、前記流体流路を通過する流体の流量を絞るオリフィスと、
前記コントロールバルブを制御する制御部と、
を有する流量制御装置であって、
前記流体流路の前記コントロールバルブと前記オリフィスの間に設けられ、該流体流路の容積を調整することにより、ボイルシャルルの法則で、該流体流路の圧力Pを調整する流路圧力調整機構をさらに有し、
前記制御部は、前記圧力Pと流体の流量Qcとの関係性に基づいて、設定流量Qsが得られる目標圧力Psを算出し、検出された圧力Pが目標圧力Psに等しくなるように前記コントロールバルブの開度を制御するとともに、
前記コントロールバルブを閉じても検出された前記圧力Pが目標圧力Psより高いときは、前記圧力Pを下げるように、前記流路圧力調整機構をも制御することを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る流量制御装置は、
流体が通過する流体流路と、
前記流体流路を通過する流体の流量を調整するコントロールバルブと、
前記流体流路の前記コントロールバルブの2次側に設けられ、前記流体流路の圧力Pを検出する第1の圧力センサと、
前記流体流路の前記第1の圧力センサの2次側に設けられ、前記流体流路を通過する流体の流量を絞るオリフィスと、
前記流体流路の前記オリフィスの2次側に設けられ、前記流体流路の圧力Pを検出する第2の圧力センサと、
前記コントロールバルブを制御する制御部と、
を有する流量制御装置であって、
前記流体流路の前記コントロールバルブと前記オリフィスの間に設けられ、前記流体流路の容積を調整することにより、該流体流路の圧力を調整する流路圧力調整機構をさらに有し、
前記制御部は、前記圧力PとPと流体の流量Qcとの関係性に基づいて、検出圧力Pのもとで設定流量Qsが得られるPの目標圧力Psを算出し、検出された圧力Pが目標圧力Psに等しくなるように前記コントロールバルブの開度を制御するとともに、
前記コントロールバルブを閉じても検出された前記圧力Pが目標圧力Psより高いときは、前記圧力Pを下げるように、前記流路圧力調整機構をも制御することを特徴とする。
好ましくは、前記流路圧力調整機構は、前記流体流路のみに連通するとともに一面がダイヤフラムで構成された圧力調整室と、前記ダイヤフラムを変形させて前記圧力調整室の内容積を調整するアクチュエータと、を含む構成を採用できる。
代替的には、前記流路圧力調整機構は、前記流体流路のみに連通する圧力調整室と、前記圧力調整室と前記流体流路との間を連通・遮断するダイヤフラムバルブとを含む、構成を採用できる。
好ましくは、前記ダイヤフラムバルブは、前記流体流路からの連通路の前記圧力調整室への開口部の周囲に配置されたバルブシートと、前記バルブシートに近接して対向し、前記圧力調整室の一面を構成するダイヤフラムと、前記ダイヤフラムを前記バルブシートから離間・当接させて、前記圧力調整室と前記流体流路との間を連通・遮断するアクチュエータとを含む、構成を採用できる。
好ましくは、前記流路圧力調整機構のアクチュエータは、ピエゾアクチュエータである構成を採用できる。
好ましくは、前記コントロールバルブと前記流路圧力調整機構は、前記流体流路の同一の側に平行に伸びるように配置された、構成を採用できる。
代替的には、前記コントロールバルブと前記流路圧力調整機構は、前記流体流路の異なる側に逆方向に伸びるように配置された、構成を採用できる。
本発明の流体制御装置は、複数の流体機器が配列された流体制御装置であって、
前記複数の流体機器は、上記いずれかの流量制御装置を含むことを特徴とする。
本発明の半導体製造装置は、密閉されたチャンバ内においてプロセスガスによる処理工程を要する半導体の製造プロセスにおいて、前記プロセスガスの制御に上記いずれかの流量制御装置又は流体制御装置を用いることを特徴とする。
本発明によれば、流量制御装置のコントロールバルブとオリフィスの間の流体流路に流路圧力調整機構を設け、コントロールバルブを閉じても検出された前記圧力Pが目標圧力Psより高いときは、前記流路圧力調整機構を制御して前記圧力Pを下げるようにしたので、制御流量を大流量から小流量に変更する際に、前記流体流路の圧力を迅速に下げることができ、大流量から小流量への切り替えを迅速にできるようになった。
本発明の第1の実施形態に係る流量制御装置の概略断面図。 図1の流量制御装置の流路容積調節機構の拡大断面図で、(a)は圧力調整室縮小、(b)は圧力調整室拡大の状態を示す。 第1の実施形態の流量制御装置の流量低減時の動作を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係る流量制御装置の流路容積調節機構の拡大断面図で、(a)はダイヤフラム閉、(b)はダイヤフラム開の状態を示す。 第2の実施形態の流量制御装置の流量低減時の動作を示すフローチャート。 本発明の第3の実施形態に係る流量制御装置の概略断面図。 本発明の第4の実施形態に係る流量制御装置の概略断面図。 本発明の一実施形態に係る流体制御装置の概略斜視図。 本発明の一実施形態に係る半導体製造装置のブロック図。
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施形態の流量制御装置について図面を参照して説明する。
本実施形態は、圧力センサをオリフィスの1次側のみに設け、流量調整機構は圧力調整室の容積を可変するタイプで、コントロールバルブと流路調整機構を、流体流路の同一の側に平行に伸びるように配置した形態である。本願においてオリフィスとは清流素子、音速ノズル、絞り、その他流量抵抗を含む。
図1に本実施形態の流量制御装置の概略断面図を示す。
本実施形態の流量制御装置1は、内部に流体流路11が形成されたボディ10と、コントロールバルブ20と、流路圧力調整機構30と、圧力センサ40と、オリフィス50と、制御部(図示省略)とを主に備える。
流体流路11は、流体を通過させるもので、入口からコントロールバルブ20までの流路11aとコントロールバルブ20からオリフィス50までの流路11bと、オリフィス50から出口までの流路11cからなる。
コントロールバルブ20は、前記流体流路11を通過する流体の流量を調整するものである。本実施形態では、応答性の良いピエゾアクチュエータで駆動されるダイヤフラムバルブを用いる。流路圧力調整機構30については、後述する。
圧力センサ40は、流体流路11のコントロールバルブ20の2次側(オリフィス50の1次側)に設けられ、流体流路11の圧力Pを検出するものである。
オリフィス50は、流体流路11の圧力センサ40の2次側に設けられ、流体流路11を通過する流体の流量を絞るものであり、それにより、本装置を圧力式流量制御装置として機能させるものである。オリフィス50は、流体流路11内の障壁に設けた微小な貫通孔で形成されている。
本実施形態では、オリフィス50の1次側の圧力Pと2次側の圧力Pとの圧力比P/Pが0.5以下の臨界膨張条件で流量制御を実施する。この場合、オリフィスを通過する流体の流速が音速になり、2次側の圧力Pの変動が上流側に伝搬せず、流体流量は、上流側の気体の圧力Pに正比例して変化する(特許文献2)。これにより、オリフィス50の1次側の圧力センサ40の検出圧力Pのみに基づいて圧力制御ができる、したがって、オリフィス径は、上記臨界条件を満たすように選択される。
制御部(図示省略)は、外部から設定流量Qsを入力可能で、また圧力センサ40の検出圧力Pを入力可能であり、コントロールバルブ20及び流路圧力調整機構30を制御するものである。
本実施形態では、制御部は、所定のプログラムを実行するCPUを含むマイコン、外部との通信インターフェース、コントロールバルブ20及び流路圧力調整機構30を駆動するドライバ回路、圧力センサ40の圧力信号を入力する入力インターフェース等を含む。
この他に、コントロールバルブ20の1次側には、流体中のパーティクル等を除去するフィルタ(図示省略)が設けられている。
ここで、本発明の流量制御装置は、流路圧力制御機構30を備える。
流路圧力調整機構30は、流体流路11のコントロールバルブ20の2次側(オリフィス50の1次側)に設けられ、コントロールバルブ20とオリフィス50の間の流路11bの容積を変化させることにより、ボイルシャルルの法則で、該流体流路11bの圧力を調整するものである。
本実施形態の流路圧力調整機構30の詳細は、図2に示すように、連通路11dを介して流体流路11bのみに連通するとともに一面がダイヤフラム32で構成された圧力調整室31と、ダイヤフラム32を変形させて前記圧力調整室の内容積を調整するアクチュエータ36とを含む。
圧力調整室31は、ダイヤフラムバルブの弁室に類似する形態で、ボディ10(図1参照)の上面に設けられた円筒状凹部12の底面と、この底面に配置されたダイヤフラム32との隙間で構成されている。この底面中央には、流路11bに連通する連通路11dが開口している。
ダイヤフラム32は、通常のダイヤフラムバルブに使用されるものと同様で、金属等の一層又は多層の積層された薄片で形成され、自然状態では、上方に球殻状に膨出した形状を有する。ダイヤフラム32の周縁部は、ボンネット34の下端部により、押さえアダプタ(図示省略)を介して、円筒状凹部12の底面に押さえつけられ、この底面との間は気密にシールされている。
操作部材33は、ダイヤフラムを変形操作する部材で、コイルバネ35によって下方向に付勢され、下端部33aがダイヤフラム32を押圧している。操作部材33は筒状の部材で、ボンネット34の架橋部分34aを前後方向から迂回してその上方に伸び、アクチュエータ36の上側で左右の部分がつながった天井部分が形成されている(図1参照)。
アクチュエータ36は、応答速度の理由で、コントロールバルブ20と同様に、ピエゾアクチュエータを用いる。ピエゾアクチュエータ36は、円筒状のケースに積層された圧電素子を内蔵したもので、積層された圧電素子への印加電圧を加減すると全長が伸縮するようになっている。
ピエゾアクチュエータ36は、下端部がボンネット34の架橋部分34a上面に当接し、上端部が操作部材の天井部分の下面に当接している。このピエゾアクチュエータ36が伸長すると、コイルバネ35の付勢力に抗して操作部材33全体を押し上げ、ダイヤフラム32が自然形状に戻って、圧力調整室31の体積が増加するようになっている。
図2(a)は、圧力調整室31が縮小した状態を示す。このとき、ピエゾアクチュエータ36には電圧は印加されておらず、ダイヤフラム32は、コイルバネに付勢された操作部材に押圧されて押しつぶされ、このダイヤフラム32の下面と、ボディ10(図1参照)の凹部12の底面の間で構成される圧力調整室31の容積は最小になっている。このときの圧力調整室31及び各分岐路を含む流路11bの容積をVaとし、その圧力をPaとする。
図2(b)は、圧力調整室31が拡大した状態を示す。このとき、ピエゾアクチュエータ36は電圧が印加されて伸長し、操作部材33が引き上げられて、ダイヤフラム32は上方に球殻状に膨出し、圧力調整室31は最大の容積を有している。このときの圧力調整室31及び各分岐路を含む流路11bの容積をVbとし、その圧力をPbとする。
コントロールバルブ20を閉じた状態で、流路圧力調整機構30を駆動して、急速に図2(a)の縮小状態から図2(b)の拡大状態に変化させた場合、その間にオリフィス50を通過する流体の量は無視できると仮定すると、拡大状態の圧力Pbは、ボイルシャルルの法則より、
Pb=Pa×(Va/Vb) ・・・(式1)
となり、体積の拡大に反比例して圧力が減少する。
次に、このように構成された第1の実施形態の流量制御装置1の動作について、説明する。
(通常の流量制御動作)
上記のように、本実施形態では、オリフィス50の1次側の圧力Pと2次側の圧力Pとの圧力比P/Pが0.5以下の臨界膨張条件で流量制御を実施する。本流量制御装置1の1次側の圧力Pは、オリフィス50の1次側の圧力Pより、フィルタ(図示省略)とコントロールバルブ20の圧力損失分僅かに高くする必要があるため、本装置の1次側の圧力Pと2次側の圧力Pとの圧力比P/Pが0.5未満の条件で使用する必要がある。
制御部(図示省略)に対し、外部のコントローラ(半導体製造装置のコントローラ等)が、設定流量Qsを指定する。
制御部は、圧力Pと流体の流量Qcとの関係性に基づいて、設定流量Qsが得られる目標圧力Psを算出する。このとき、オリフィス50の1次側と2次側の圧力比P/Pが上記臨界膨張条件を満たしていると、上記関係性は、Qc=KP(但しKは比例定数)となる。制御部は、圧力センサ40の検出圧力Pを読み込み、この検出圧力Pが目標圧力Psに等しくなるように前記コントロールバルブ20の開度を制御する。
(流量低減時の流量制御動作)
本実施形態の流量制御装置の流量低減時の動作について、図3に示すフローチャートを参照して説明する。尚、この動作は一例であり、状況に応じて種々の変更が可能である。
まず、制御部(図示省略)は、検出圧力Pが、小流量に対応する目標圧力Psまで下がるように、コントロールバルブ20を絞るが、PとPsの差が大きい時は完全に閉じる(ステップ1)。
制御部は、コントロールバルブ20を閉じて所定時間内に、検出圧力Pが目標圧力Psまで下がるか判定する(ステップ2)。
所定時間内に検出圧力Pが目標圧力Psまで下がる場合、コントロールバルブ20のみによる制御を再開する(後述するステップ9)。
ステップ2の結果、所定時間経過しても検出圧力Pが目標圧力Psより高いときは、制御部は、流路圧力調整機構30のピエゾアクチュエータ36への印加電圧を上げることより、圧力調整室31の容積を拡大させる(ステップ3)。これにより、圧力調整室31等を含む流体流路11bの容積が拡大して、ボイルシャルルの法則により、流体流路11bの圧力Pが下がる。
制御部は、検出圧力Pが目標圧力Psに等しくなったか、または、圧力調整室31の容積が上限(ピエゾアクチュエータ36への印加電圧が上限)になったか判定する(ステップ4)。NOの場合は、さらに圧力調整室31の容積を拡大させ、圧力Pを下げる。
ステップ4の判定がYESのとき、制御部は、圧力調整室31の容積の拡大を停止する(ステップ5)。
制御部は、上記のように検出圧力P1が目標圧力Psに等しくなったか、または、圧力調整室の容積が上限になったので、圧力制御とそれによる流量制御をコントロールバルブ20による制御に切り替えると同時に、流路圧力調整機構30のリセット動作として圧力調整室31の容積を徐々に減少させる(ステップ6)。
制御部は、圧力調整室31の容積が下限(ピエゾアクチュエータ36への印加電圧がゼロ)になったか否か判定する(ステップ7)。NOの場合は、さらに圧力調整室31の容積を減少させる。
ステップ7の判定がYESのとき、制御部は、圧力調整室31の容積の減少を停止し(ステップ8)、コントロールバルブ20のみによる流量制御を再開する(ステップ9)。
第1の実施形態の流量制御装置1では、上記のように、制御流量を大流量から小流量に変更する際に、流路圧力調整機構30を作動させて圧力調整室31の容積を拡大させたので、流体流路11bの圧力を迅速に下げることができ、大流量から小流量への切り替えを迅速にできるようになった。
また、図1に示すように、コントロールバルブと流路調整機構を、流体流路の同一の側に平行に伸びるように配置したので、全体の大きさがコンパクトで、IGS(集積ガスシステム)に搭載しやすい。
(第2の実施形態)
本実施形態は、第1の実施形態において、流路圧力調整機構として、圧力調整室と前記流体流路との間を連通・遮断するダイヤフラムバルブとを含むものとした形態である。
本実施形態の流量制御装置101全体の構成は、流路圧力調整機構130を除いて第1の実施形態の流量制御装置1と同一なので、流路圧力調整機構130以外の説明は省略する。
本実施形態の前記流路圧力調整機構130は、図4に示すように、流体流路11bのみに連通する圧力調整室31と、前記圧力調整室31と前記流体流路11bとの間を連通・遮断するダイヤフラムバルブ38とを含むものである。
具体的には、このダイヤフラムバルブ38は、流体流路11bからの連通路11dの圧力調整室31への開口部の周囲に配置されたバルブシート37と、このバルブシート37に近接して対向し圧力調整室31の一面を構成するダイヤフラム32と、このダイヤフラム32を前記バルブシート37から離間・当接させて、圧力調整室31と流体流路11bとの間を連通・遮断するアクチュエータ36とを含む。アクチュエータ36としては、第1の実施形態と同様に応答速度の理由でピエゾアクチュエータを用いる。
図4(a)は、ダイヤフラムバルブ38の閉状態を示す。ピエゾアクチュエータ36に電圧は印加されておらず、ダイヤフラム32は、コイルバネ35に付勢された操作部材33に押圧されてバルブシート37に当接し、連通路11dと圧力調整室31との間は遮断されている。このときの圧力調整室31の容積をVa1その圧力をPa1、それ以外の各分岐路を含む流路11bの容積をVa2、その圧力をPa2とする。
図4(b)は、ダイヤフラムバルブ38の開状態を示す。ピエゾアクチュエータ36には電圧が印加され、印加電圧に比例してピエゾアクチュエータ36の長さが伸張し、操作部材33は押し上げられて、ダイヤフラム32は上方に球殻状に膨出し、このダイヤフラム32の下面とバルブシート37の間の隙間を通して連通路11dと圧力調整室31との間は連通し、流体が流通できるようになっている。このときの圧力をPbとする。
コントロールバルブ20を閉じた状態で、流路圧力調整機構30のダイヤフラムバルブ38を閉から開に変化させて、流路11bと圧力調整室31の圧力を同じにした場合、その間にオリフィス50を通過する流体の量は無視できると仮定すると、その圧力Pbは、ボイルシャルルの法則より、
Pb=(Pa1×Va1+Pa2×Va2)/(Va1+Va2) ・・・(式2)
となる。
すなわち、流路11bの圧力は、流路11bと圧力調整室31のそれぞれの圧力の、体積比を考慮した加重平均となる。
次に、このように構成された第2の実施形態の流量制御装置101の動作について説明する。
(通常の流量制御動作)
本実施形態の流量制御装置101の通常の流用制御動作は、第1の実施形態の流量制御装置1の通常制御動作と同じである。
(流量低減時の流量制御動作)
本実施形態の流量制御装置の流量低減時の動作について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。尚、この動作は一例であり、状況に応じて種々の変更が可能である。
まず、制御部(図示省略)は、検出圧力Pが、小流量に対応する目標圧力Psまで下がるように、コントロールバルブ20を絞るが、PとPsの差が大きい時は完全に閉じる(ステップ1)。
制御部は、コントロールバルブ20を閉じて所定時間内に、検出圧力Pが目標圧力Psまで下がるか判定する(ステップ2)。
所定時間内に検出圧力Pが目標圧力Psまで下がる場合、コントロールバルブ20による制御を再開する(後述するステップ6)。
ステップ2の結果、所定時間経過しても検出圧力Pが目標圧力Psより高いときは、制御部は、流路圧力調整機構30のピエゾアクチュエータ36への印加電圧を上げることより、ダイヤフラムバルブ38を開き、流路11bと圧力調整室31とを連通させる(ステップ3)。これにより、流体流路11bのガスが圧力調整室31へ吸い込まれ、流体流路11bの圧力Pが下がる。
制御部は、検出圧力Pが目標圧力Psに等しくなったか、または、ダイヤフラムバルブ38を開いてから所定時間経過したか判定する(ステップ4)。
NOの場合は、さらに圧力Pの低下を待つが、Pは(式2)の圧力Pbまでしか下がらないので、目標圧力Psまで低下しない可能性もある。その場合、圧力調整室31と連通させておくと、流体流路11bの目標圧力Psまでの圧力低下が却って遅くなる可能性があるので、所定時間が経過したらこの待機状態を打ち切る。
ステップ4の判定がYESになったら、制御部は、ダイヤフラムバルブ38を閉じ、流路11bと圧力調整室31とを遮断する(ステップ5)。
制御部は、圧力制御とそれによる流量制御をコントロールバルブ20による制御に切り替える(ステップ6)。
制御部は、流路圧力調整機構30をリセットする(ステップ7)。すなわち、流路11bの検出圧力P1が低い状態で、ダイヤフラムバルブ38を開いて圧力調整室31を流路11bと連通させ、連通後も流路11bの検出圧力P1が低く安定していることを確認して、ダイヤフラムバルブを閉じる。これにより、圧力調整室31内が低圧時の流路11bの圧力と同じになり、次の圧力低減動作に備えることができる。
第2の実施形態の流量制御装置101でも、上記のように、制御流量を大流量から小流量に変更する際に、前記流体流路の圧力を迅速に下げることができ、大流量から小流量への切り替えを迅速に行うことができる。
(第3の実施形態)
本実施形態は、第1の実施形態において、コントロールバルブ20と前記流路圧力調整機構30は、前記流体流路11bの異なる側に逆方向に伸びるように配置した形態である。
本実施形態の流量制御装置201を図6に示す。
この図に示すように、コントロールバルブ20は、第1の実施形態と同様に流体流路11bの上側に上方向に伸びるように配置されているが、流路圧力調整機構30は、流体流路11bの下側に下方向に伸びるように配置されている。
本実施形態の構成及び動作は、この点を除いて第1の実施形態と同一なので、詳しい説明は省略する。
これにより、流路圧力調整機構30の幅だけ、コントロールバルブ20とオリフィス50の間の流体流路11bの長さを短くすることができ、内容積を小さくできるので、第1の実施形態に比べて、コントロールバルブ20による制御時及び流路圧力調整機構30の動作時の流体流路11bにおける目標圧力Psに対する実際の圧力の追従性が向上し、設定流量Qcに対する実際の流量Qcの追従性を向上させることが可能になる。
(第4の実施形態)
本実施形態は、第1の実施形態において、流体流路の前記オリフィスの2次側の圧力Pを検出する第2の圧力センサをさらに有する形態である。これにより、第1の実施形態と異なり、臨界膨張条件以外でも流量制御動作が可能になる。
本実施形態の流量制御装置301は、図7に示ように、内部に流体流路11が形成されたボディ10と、コントロールバルブ20と、流路圧力調整機構30と、圧力センサ(第1の圧力センサ)40と、オリフィス50と、第2の圧力センサ60と、制御部(図示省略)とを主に備える。
流体流路11、コントロールバルブ20、流路圧力調整機構30、第1の圧力センサ40、オリフィス50は、それぞれ第1の実施形態の対応する各要素と同様である。
但し、本実施形態の流量制御装置301は、第1の実施形態と異なり、臨界膨張条件以外でも流量制御動作するので、オリフィス50のオリフィス径は、臨界条件を満たすようにすることは必ずしも必要ない。本実施形態では、オリフィス50の1次側の圧力Pのみならず、2次側の圧力Pも考慮して流量Qcを演算するので、2次側の圧力Pが無視できない非臨界膨張条件でも流量Qcを算出できるからである。
第2の圧力センサ60は、流体流路11のオリフィス50の2次側の流路11cに設けられ、流体流路11cの圧力Pを検出するものである。
制御部(図示省略)は、外部から設定流量Qsを入力可能で、また第1及び第2の圧力センサ40、60の検出圧力Pを入力可能であり、コントロールバルブ20及び流路圧力調整機構30を制御するものである。
本実施形態では、制御部は、所定のプログラムを実行するCPUを含むマイコン、外部との通信インターフェース、コントロールバルブ20や流路圧力調整機構30を駆動するドライバ回路、第1及び第2の圧力センサ40、60の圧力信号を入力する入力インターフェース等を含む。
次に、このように構成された第4の実施形態の流量制御装置301の動作について説明する。第1の実施形態では、目標圧力Psを圧力Pと流体の流量Qcとの関係性に基づいて算出したのに対し、本実施形態では、上記のように目標圧力Psを圧力PとPと流体の流量Qcとの関係性に基づいて算出する点で異なるが、この点を除いて、流量制御装置301の動作は第1の実施形態と同様である。
(通常の流量制御動作)
すなわち、制御部(図示省略)は、外部のコントローラ(半導体製造装置のコントローラ等)から、設定流量Qsを受信する。
制御部は、第1の圧力センサ40の検出圧力Pと第2の圧力センサ60の検出圧力Pとを読み込み、圧力PとPと流体の流量Qcとの関係性に基づいて、検出圧力Pのもとで設定流量Qsが得られるPの目標圧力Psを算出する。この関係性は、例えば、Qc=KP (P−P(但しKは比例定数、mとnは定数)とすることができる。
上記関係性は、臨界膨張条件のみならず、2次側の圧力Pが無視できない非臨界膨張条件でも成り立つので(特許文献3の[0007]など)、非臨界膨張条件での流量制御に使用できる。
制御部は、検出された圧力Pが目標圧力Psに等しくなるように前記コントロールバルブの開度を制御する。
(流量低減時の流量制御動作)
外部のコントローラからの設定流量が、大流量から小流量に変更された場合に変更に時間がかかるという問題に対処するため、第1の実施形態と同様に、コントロールバルブ20を閉じても検出圧力Pが目標圧力Psより高いときは、制御部は、圧力Pを下げるように、流路圧力調整機構30を制御する。
この流量低減時の流量制御動作も第1の実施形態と同様である。
但し、制御部は、第1の圧力センサ40の検出圧力Pのみならず第2の圧力センサ60の検出圧力Pをも読み込み、圧力PとPと流体の流量Qcとの上記関係性に基づいて、検出圧力Pのもとで設定流量Qsが得られるPの目標圧力Psを常に算出しながら、図3のフローチャート等に示す動作を行う。
第4の実施形態の流量制御装置301でも、上記のように、流路圧力調整機構30を導入したので、制御流量を大流量から小流量に変更する際に、前記流体流路の圧力を迅速に下げることができ、大流量から小流量への切り替えを迅速に行うことができる。
尚、上記各実施形態では、流路圧力調整機構30のアクチュエータ36として、応答速度の理由でピエゾアクチュエータを採用したが、これに限られず、例えばソレノイドアクチュエータを用いてもよい。その場合、動作ストロークが大きくなるので、第1の実施形態等では、圧力調整室31の体積可変量を大きくできる。
また、上記第1の実施形態等では、制御のし易さの理由から、アクチュエータに電圧を印加しない通常状態で圧力調整室が最小になる構成にしたが、通常状態で圧力調整室が最大になる構成にしてもよい。その場合、操作部材とコイルバネ等からなる駆動力反転機構が不要になり、構造がコンパクトになる。
同様に、上記第2の実施形態では、制御のし易さの理由から、圧力調整室と流路11bとの間のダイヤフラムバルブ38をノーマルクローズの構成にしたが、ダイヤフラムバルブ38をノーマルオープンの構成にしてもよい。その場合も、操作部材とコイルバネ等からなる駆動力反転機構が不要になり、構造がコンパクトになる。
(適用例)
次に、本発明の流体制御装置について説明する。
図8は、本発明の一実施形態に係る流体制御装置の概略斜視図である。
図8に示す流体制御装置には、幅方向W1、W2に沿って配列され長手方向G1、G2に延びる金属製のベースプレートBSが設けられている。なお、W1は正面側、W2は背面側、G1は上流側、G2は下流側の方向を示している。ベースプレートBSには、複数の流路ブロック992を介して各種流体機器991A〜991Eが設置され、複数の流路ブロック992には、上流側G1から下流側G2に向かって流体が流通する図示しない流路がそれぞれ形成されている。
ここで、「流体機器」とは、流体の流れを制御する流体制御装置に使用される機器であって、流体流路を画定するボディを備え、このボディの表面で開口する少なくとも2つの流路ロを有する機器である。具体的には、開閉弁(2方弁)991A、レギュレータ991B、プレッシャーゲージ991C、開閉弁(3方弁)991D、マスフローコントローラ991E等が含まれるが、これらに限定されるわけではない。なお、導入管993は、上記した図示しない流路の上流側の流路口に接続されている。
本発明は、上記したマスフローコントローラ991Eに適用可能である。
次に、本発明の半導体製造装置について説明する。
図9は、本発明の一実施形態に係る半導体製造装置のブロック図である。
図9に示す半導体製造装置980は、原子層堆積法(ALD:Atomi c Layer Deposition 法)による半導体製造プロセスを実行するための装置であり、981はプロセスガス供給源、982はガスボックス、983はタンク、984は開閉バルブ、985は制御部、986は処理チャンバ、987は排気ポンプを示している。例えば、ALD法等においては、基板に膜を堆積させる処理プロセスに使用する処理ガスをより大きな流量で安定的に供給することが求められている。
ガスボックス982は、正確に計量したプロセスガスを処理チャンバ986に供給するために、開閉バルブ、レギュレータ、マスフローコントローラ等の各種の流体機器を集積化してボックスに収容した集積化ガスシステム(流体制御装置)である。
タンク983は、ガスボックス982から供給される処理ガスを一時的に貯留するバッフアとして機能する。
開閉バルブ984は、プロセスガスの供給を正確なタイミングでON/OFFするダイヤフラムバルブである。
制御部985は、開閉バルブ984への操作ガスの供給制御による流量調整制御を実行する。
処理チャンバ986は、ALD法による基板への膜形成のための密閉処理空間を提供する。
排気ポンプ987は、処理チャンバ986内を真空引きする。
本発明の流量制御装置は、上記ガスボックス982に含まれるマスフローコントローラとして用いられる。
上記のようなシステム構成によれば、制御部985から開閉バルブ984に制御指令を送れば、処理ガスの流量制御が可能になる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。例えば、上記適用例では、開閉バルブ984をALD法による半導体製造プロセスに用いる場合について例示したが、これに限定されるわけではなく、本発明は、例えば原子層エッチング法(ALE :At omi c Layer Etching 法)等、精密な流量調整が必要なあらゆる対象に適用可能である。
1 :流量制御装置
10 :ボディ
11 :流体流路
11a〜11c:流路
11d :連通路
12 :円筒状凹部
20 :コントロールバルブ
30 :流路圧力調整機構
31 :圧力調整室
32 :ダイヤフラム
33 :操作部材
33a :下端部
34 :ボンネット
34a :架橋部分
35 :コイルバネ
36 :アクチュエータ(ピエゾアクチュエータ)
37 :バルブシート
38 :ダイヤフラムバルブ
40 :圧力センサ(第1の圧力センサ)
50 :オリフィス
60 :第2の圧力センサ
130 :流路圧力調整機構
201 :流量制御装置
301 :流量制御装置
980 :半導体製造装置
981 :プロセスガス供給源
982 :ガスボックス
983 :タンク
984 :開閉バルブ
985 :制御部
986 :処理チャンバ
987 :排気ポンプ
991A〜991E:流体機器
992 :流路ブロック
993 :導入管
BS :ベースプレート
GI、G2:長手方向
W1、W2:幅方向

Claims (10)

  1. 流体が通過する流体流路と、
    前記流体流路を通過する流体の流量を調整するコントロールバルブと、
    前記流体流路の前記コントロールバルブの2次側に設けられ、前記流体流路の圧力Pを検出する圧力センサと、
    前記流体流路の前記圧力センサの2次側に設けられ、前記流体流路を通過する流体の流量を絞るオリフィスと、
    前記コントロールバルブを制御する制御部と、
    を有する流量制御装置であって、
    前記流体流路の前記コントロールバルブと前記オリフィスの間に設けられ、該流体流路の容積を調整することにより、ボイルシャルルの法則で、該流体流路の圧力Pを調整する流路圧力調整機構をさらに有し、
    前記制御部は、前記圧力Pと流体の流量Qcとの関係性に基づいて、設定流量Qsが得られる目標圧力Psを算出し、検出された圧力Pが目標圧力Psに等しくなるように前記コントロールバルブの開度を制御するとともに、
    前記コントロールバルブを閉じても検出された前記圧力Pが目標圧力Psより高いときは、前記圧力Pを下げるように、前記流路圧力調整機構を制御することを特徴とする、流量制御装置。
  2. 流体が通過する流体流路と、
    前記流体流路を通過する流体の流量を調整するコントロールバルブと、
    前記流体流路の前記コントロールバルブの2次側に設けられ、前記流体流路の圧力Pを検出する第1の圧力センサと、
    前記流体流路の前記第1の圧力センサの2次側に設けられ、前記流体流路を通過する流体の流量を絞るオリフィスと、
    前記流体流路の前記オリフィスの2次側に設けられ、前記流体流路の圧力Pを検出する第2の圧力センサと、
    前記コントロールバルブを制御する制御部と、
    を有する流量制御装置であって、
    前記流体流路の前記コントロールバルブと前記オリフィスの間に設けられ、前記流体流路の容積を調整することにより、該流体流路の圧力を調整する流路圧力調整機構をさらに有し、
    前記制御部は、前記圧力PとPと流体の流量Qcとの関係性に基づいて、検出圧力Pのもとで設定流量Qsが得られるPの目標圧力Psを算出し、検出された圧力Pが目標圧力Psに等しくなるように前記コントロールバルブの開度を制御するとともに、
    前記コントロールバルブを閉じても検出された前記圧力Pが目標圧力Psより高いときは、前記圧力Pを下げるように、前記流路圧力調整機構を制御することを特徴とする、流量制御装置。
  3. 前記流路圧力調整機構は、前記流体流路のみに連通するとともに一面がダイヤフラムで構成された圧力調整室と、前記ダイヤフラムを変形させて前記圧力調整室の内容積を調整するアクチュエータとを含む、請求項1又は2に記載の流量制御装置。
  4. 前記流路圧力調整機構は、前記流体流路のみに連通する圧力調整室と、前記圧力調整室と前記流体流路との間を連通・遮断するダイヤフラムバルブとを含む、請求項1又は2に記載の流量制御装置。
  5. 前記ダイヤフラムバルブは、前記流体流路からの連通路の前記圧力調整室への開口部の周囲に配置されたバルブシートと、前記バルブシートに近接して対向し、前記圧力調整室の一面を構成するダイヤフラムと、前記ダイヤフラムを前記バルブシートから離間・当接させて、前記圧力調整室と前記流体流路との間を連通・遮断するアクチュエータとを含む、請求項4に記載の流量制御装置。
  6. 前記流路圧力調整機構のアクチュエータは、ピエゾアクチュエータである、請求項3〜5のいずれかに記載の流量制御装置。
  7. 前記コントロールバルブと前記流路圧力調整機構は、前記流体流路の同一の側に平行に伸びるように配置された、請求項1〜6のいずれかに記載の流量制御装置。
  8. 前記コントロールバルブと前記流路圧力調整機構は、前記流体流路の異なる側に逆方向に伸びるように配置された、請求項1〜6のいずれかに記載の流量制御装置。
  9. 複数の流体機器が配列された流体制御装置であって、
    前記複数の流体機器は、請求項1〜8のいずれかに記載の流量制御装置を含むことを特徴とする流体制御装置。
  10. 密閉されたチャンバ内においてプロセスガスによる処理工程を要する半導体の製造プロセスにおいて、前記プロセスガスの制御に請求項1〜8のいずれかに記載の流量制御装置又は請求項9に記載の流体制御装置を用いることを特徴とする半導体製造装置。
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