JP5001757B2 - 流体混合システム及び流体混合装置 - Google Patents

流体混合システム及び流体混合装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5001757B2
JP5001757B2 JP2007226913A JP2007226913A JP5001757B2 JP 5001757 B2 JP5001757 B2 JP 5001757B2 JP 2007226913 A JP2007226913 A JP 2007226913A JP 2007226913 A JP2007226913 A JP 2007226913A JP 5001757 B2 JP5001757 B2 JP 5001757B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
flow rate
fluid mixing
fluid
mixing system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007226913A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009056411A (ja
Inventor
一寿 伊藤
康典 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CKD Corp filed Critical CKD Corp
Priority to JP2007226913A priority Critical patent/JP5001757B2/ja
Priority to US12/219,917 priority patent/US8201989B2/en
Priority to KR1020080084568A priority patent/KR101005031B1/ko
Priority to CN2008102111906A priority patent/CN101376088B/zh
Publication of JP2009056411A publication Critical patent/JP2009056411A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5001757B2 publication Critical patent/JP5001757B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D11/00Control of flow ratio
    • G05D11/02Controlling ratio of two or more flows of fluid or fluent material
    • G05D11/13Controlling ratio of two or more flows of fluid or fluent material characterised by the use of electric means
    • G05D11/131Controlling ratio of two or more flows of fluid or fluent material characterised by the use of electric means by measuring the values related to the quantity of the individual components
    • G05D11/132Controlling ratio of two or more flows of fluid or fluent material characterised by the use of electric means by measuring the values related to the quantity of the individual components by controlling the flow of the individual components
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/8593Systems
    • Y10T137/86389Programmer or timer
    • Y10T137/86445Plural, sequential, valve actuations
    • Y10T137/86461Variable cycle
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/8593Systems
    • Y10T137/877With flow control means for branched passages
    • Y10T137/87885Sectional block structure

Description

本発明は、複数の流体を所定の混合比で出力する流体混合システム及び流体混合装置に関する。
例えば、半導体の製造工程では、例えば、ウエハに絶縁膜や金属膜を成長させた後(成膜形成工程)、フォトレジストパターンをウエハに形成し(フォトリソグラフィ工程)、そのフォトレジストパターンを使って膜を加工して(エッチング工程)、その後、シリコンウエハに導電層を形成し(不純物添加工程)、凹凸のある膜の表面を研磨して平らにする(CMP工程)。この間にも、半導体製造工程では、ウエハの汚れやゴミを取り除いたり(洗浄工程)、使用後のフォトレジストを取り除いたり(レジスト剥離工程)、ウエハを加熱したり(アニール工程)することが行われている。
このように、半導体製造工程では、何種類もの工程を組み合わせて繰り返すことにより、トランジスタなどの素子や配線がウエハにつくりこまれる。このとき、例えば、薄膜形成工程やアニール工程、エッチング工程などでは、複数のガスを混合させてウエハに供給する。また例えば、フォトリソグラフィ工程などでは、複数の薬液を混合させてウエハに供給する。複数のガスの混合比や複数の薬液を混合比は、膜厚等に影響するため、厳密に管理する必要がある。その管理のために、従来より、半導体製造装置には、複数の流体(ガス、薬液等)を混合して出力する流体混合システムが適用されている。
図14は、従来の流体混合システム100の一例を示すブロック図である。
流体混合システム100は、第1ガス供給源110Aと第2ガス供給源110Bとから供給される第1ガスAと第2ガスBとを所定の混合比で混合させ、真空ポンプ112を用いて減圧された処理室111に出力する。
流体混合システム100は、第1及び第2開閉弁102A,102Bを弁開させて第1ガスAと第2ガスBを処理室111へ流す際に、第1マスフローコントローラ101Aと第2マスフローコントローラ101Bによって第1ガスAと第2ガスBを混合比に応じ設定流量に調整する。第1及び第2開閉弁102A,102Bから出力された第1ガスAと第2ガスBは、合流して混合された後、処理室111へ供給される。
処理室111では、第1ガスAと第2ガスBが所定の混合比で供給されると、成膜形成工程などのプロセスを開始する(例えば特許文献1参照)。
特開2007−175691号公報
しかしながら、従来の流体混合システム100は、第1及び第2マスフローコントローラ101A,101Bが流量制御を開始した後から、第1及び第2ガスA,Bを設定流量に調整して処理室111へ安定供給するまでに、時間がかかっていた。
具体的には、発明者らは、混合ガスの混合比が(3:100)になるように、比重が大きい第1ガスA(例えばSF6)の設定流量を6sccm、比重が小さい第2ガスB(例えば窒素)の設定流量を200sccmとし、第1及び第2マスフローコントローラ101A,101Bが出力する流量と、流体混合システム100が処理室111に出力する出口流量とを計測した。尚、流速は、管路径によって決まるが、ここでは、第1及び第2ガスA,Bの管路径に伴う流速条件を同じにしている。この実験結果を図15に示す。
流体混合システム100は、図15の第1MFC指令信号と第2MFC指令信号に示すように、第1及び第2マスフローコントローラ101A,101BをOFFからONに切り替えて第1及び第2ガスA,Bの流量制御を同時に開始すると、図15の実線と点線に示すように、第1及び第2マスフローコントローラ101A,101Bの出力流量が、流量制御開始後から約1sec後に、各設定流量に到達する。
これに対して、流体混合システム100の出口流量は、図15の太線に示すように、流量制御開始後約5secが経過した頃から、流量が200sccmに安定し、その後、流量制御開始後約15sec経過した頃から流量が少しずつ増加し始め、更にその後、流量制御開始後約40sec経過した頃に、流量が第1及び第2ガスA,Bの総流量である206sccmに到達して安定する。
このように、流体混合システム100は、第1及び第2マスフローコントローラ101A,101Aが同時にOFFからONに切り替えられて第1及び第2ガスA,Bを設定流量に制御し始めても、比重の大きい(重い)第1ガスAが比重の小さい(軽い)第2ガスBより遅く処理室111に到達し、第1及び第2ガスA,Bをそれぞれ設定流量で処理室111へ安定出力するのに、約40secもかかっていた。
この理由について、発明者らは以下のように考えた。
第2ガスBは、比重が第1ガスAの比重より小さいため、第1ガスAより流れやすい。しかも、第2ガスBは、流量が第1ガスAの流量より多い。よって、第2ガスBは、第2マスフローコントローラ101Bと処理室111との間に生じる差圧が大きく、第1ガスAより早く処理室111へ設定流量で供給される。
一方、第1ガスAは、比重が第2ガスBの比重より大きく、第2ガスBより流れにくい。そして、第1ガスAが第2ガスBに合流しようとするときには、処理室111の圧力が第2ガスBによって既に上昇しており、第2ガスBより流れにくい状態となる。つまり、、第1ガスAは、第2ガスBに合流しにくい。第1ガスAは、第1マスフローコントローラ101Aが出力する第1ガスAの圧力が、処理室111の圧力より高くなると、やっと第2ガスBに合流し始める。その後、第1ガスAは、少しずつ流量を増やし、やがて設定流量で処理室111へ供給されるようになる。
このように、重い第1ガスAは、軽い第2ガスBによって流れを阻害され、処理室111への到達時間が第2ガスBより遅れると考えられる。
半導体製造工程において混合ガスを使用する工程では、混合ガスの混合比が安定してから、すなわち混合する複数のガスの流量が設定流量に安定してから、プロセスを開始する。この間の待ち時間は、ウエハに何のプロセスも行わない無駄な時間であり、半導体等の生産性を低下させる。このため、半導体製造産業等からは、混合する複数の流体の流量を短時間で安定させることが強く望まれている。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、混合する複数の流体の流量を短時間で安定させることができる流体混合システム及び流体混合装置を提供することを目的とする。
本発明に係る流体混合システム及び流体混合装置は、次のような構成を有している。
(1)複数の流体を混合して容器に出力する流体混合システムにおいて、各流体に対応して設けられ、前記流体を前記容器に出力する複数の開閉弁を有し、前記複数の開閉弁を、1周期の間に開閉する割合を示すデューティ値に従って、順番に開閉すること、前記デューティ値が、前記デューティ値に従って前記開閉弁を開閉した場合に前記開閉弁が出力する流量とリニアな関係になる流量特性を、前記流体毎に記憶する流量特性記憶手段を有し、前記流量特性記憶手段に記憶されている前記流量特性の前記デューティ値に基づいて、前記複数の開閉弁を開閉すること、前記1周期が、5〜500msecである
尚、1周期とは、弁開閉時の脈動が小さく、且つ、応答性を満たすバルブの動作周期をいう(以下同じ)。
(1)に記載の発明において、前記各開閉弁の上流側に、前記流体の圧力を調整する圧力調整手段を配置している。
)(1)又は(2)に記載する流体混合システムに使用され、前記複数の開閉弁を出力配管に並列に接続している流体混合装置。
)()に記載の発明において、前記開閉弁と前記圧力調整手段とを直列一体に連結した流体供給ユニットを複数有する。
本発明の流体混合システム及び流体混合装置は、複数の開閉弁を、1周期の間に開閉する割合を示すデューティ値に従って順番に開閉することにより、複数の流体を順次出力する。すると、例えば、重い流体は、軽い流体に流れを阻害されず、開閉弁から容器に早く到達することが可能である。よって、本発明の流体混合システム及び流体混合装置によれば、混合する複数の流体の流量を短時間で安定させることができる。
これにより、本発明の流体混合システム又は流体混合装置を使用する半導体製造装置では、混合流体を構成する複数の流体が設定流量に安定するまで待つ時間が短縮され、生産性が向上する。
本発明の流体混合システム及び流体混合装置は、デューティ値が、当該デューティ値に従って開閉弁を開閉した場合に開閉弁が出力する流量とリニアな関係になる流量特性を、流体毎に、流量特性記憶手段に予め記憶しておき、流体混合時に、混合する流体に応じて流量特性記憶手段に記憶されている流量特性を取得し、デューティ値を決定する。そのため、本発明の流体混合システム及び流体混合装置によれば、混合する流体の種類や混合比などが変えられても、デューティ値を即座に変更して、流体の流量を設定流量に早く制御することができる。
本発明の流体混合システム及び流体混合装置は、各開閉弁の上流側に圧力調整手段を配置している。流量は、圧力によって変動する。よって、本発明の流体混合システム及び流体混合装置によれば、圧力調整手段によって流体の圧力を変えるだけで、デューティ値と流量との関係を示す流量特性を変更し、流体の混合比を瞬時に変更できる。
次に、本発明に係る流体混合システム及び流体混合装置の一実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
<半導体製造装置の全体構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る流体混合システム10を適用した半導体製造装置1のブロック図である。
第1実施形態の流体混合システム10は、従来技術と同様、半導体製造工程に使用され、第1ガスAと第2ガスBを混合して処理室111に出力する。第1実施形態の流体混合システム10及び流体混合装置20は、混合する「流体」の一例である第1ガスAと第2ガスBを制御する第1及び第2開閉弁15A,15Bを順番に開閉して、第1及び第2ガスA,Bを順次出力することにより、第1及び第2ガスA,Bを混合させる点に特徴を有する。
半導体製造装置1は、例えば、処理室111を真空ポンプ112によって所定圧まで減圧した後、流体混合システム10から第1ガスAと第2ガスBの混合ガスを処理室111に導入し、処理室111に設置したウエハに薄膜を形成する。第1実施形態では、例えば、第1ガスAは、窒素ガス等のように、比重が小さい(軽い)ガスであり、第2ガスBは、SF6等のように、比重が大きい(重い)ガスであるとする。
<流体混合システムの全体構成>
流体混合システム10は、第1ガスAのガス供給源101Aに接続する第1供給ライン11Aと、第2ガスBのガス供給源101Bに接続する第2供給ライン11Bを、共通ライン12に接続する。第1及び第2供給ライン11A,11Bには、それぞれ上流側から、第1及び第2レギュレータ(「圧力調整手段」の一例)13A,13Bと第1及び第2圧力センサ14A,14Bと第1及び第2開閉弁15A,15Bとが配置されている。第1及び第2レギュレータ13A,13Bと、第1及び第2圧力センサ14A,14Bと、第1及び第2開閉弁15A,15Bは、コントローラ(「制御装置」の一例)16に接続し、動作を制御される。
<流体混合装置の全体構成>
図2は、図1に示す流体混合装置20を具体化したものの平面図である。図3は、図2に示す流体混合装置20の部分断面側面図である。
流体混合装置20は、第1供給ライン11Aを構成する第1ガス供給ユニット(「流体供給ユニット」の一例)21Aと、第2供給ライン11Bを構成する第2ガス供給ユニット(「流体供給ユニット」の一例)21Bとを、出力配管22に並列に接続している。第1及び第2ガス供給ユニット21A,21Bは同一構造を有している。A,Bは、第1及び第2ガス供給ユニット21A,21Bを区別するための添え字であり、以下の説明で、第1及び第2ガス供給ユニット21A,21Bを特に区別する必要がない場合には、添え字A,Bを適宜省略する。
ガス供給ユニット21は、レギュレータ13と、圧力センサ14と、開閉弁15とを、入力ブロック24と、流路ブロック25,26と、出力ブロック27の上にそれぞれ載置し、上方からボルトVを締結して各ブロックに固定することにより、直列一体に連結したものである。出力ブロック27の接続ポート28は、継手29を用いて出力配管22に接続されている。
出力配管22は、第1及び第2ガス供給ユニット21A,21Bに接続するコの字型の合流管に1本の出力管が設けられ、出力管の端部に継手29が設けられている。
流体混合装置20は、入力ブロック24の接続ポート23が、ガスを供給する配管に接続され、出力配管22が継手29を用いて処理室111に接続されることにより、半導体製造装置1に組み付けられる。
図3に示すように、レギュレータ13は、第1ポート31と第2ポート32とが弁シート33を介して連通している。弁体34は、第1ばね35によって図中上向きに常時付勢されている。弁体34は、ピン34aが上方へ突き出し、弁シート33に貫き通されている、ピン34aの上方には、ダイアフラム36が配置されている。ダイアフラム36の背圧面には、可動軸38が当接し、圧力調整機構39によって調整された第2ばね37の弾性力が作用している。
このようなレギュレータ13は、ダイアフラム36の受圧面に図中上向きに作用する第1ばね35の弾性力とガス圧との合力と、ダイアフラム36の背圧面に図中下向きに作用する第2ばね37の弾性力とのバランスに応じて、ダイアフラム36が変位し、ガス圧を調整する。ガス圧が設定圧より高くなれば、ダイアフラム36が図中上向きに変位して弁体34と弁シート33との間の距離を狭め、第2ポート32から出力するガスの流量を減少させてガス圧を低下させる。一方、ガス圧が設定圧より低くなれば、ダイアフラム36が図中下向きに変位して弁体34と弁シート33との間の距離を広げ、第2ポート32から出力するガスの流量を増加させてガス圧を上昇させる。
尚、レギュレータ13は、手動で、設定圧力を調整する。すなわち、レギュレータ13は、圧力調整機構39を正方向に回転させ、第2ばね37の弾性力を大きくすれば、設定圧力を上昇させることができ、逆に、圧力調整機構39を正方向と反対方向に回転させ、第2ばね37の弾性力を小さくすれば、設定圧力を低下させることができる。
また、圧力センサ14は、開閉弁15の上流側圧力を測定するものである。本実施形態の圧力センサ14は、キャパシタンスマノメータである。圧力センサ14は、厚さ0.1mm程度に薄く形成した金属製のダイアフラム40をガス圧に応じて変位するように保持し、そのダイアフラム40の背圧面側に、金属基板41を固定している。金属基板41には、導電性電極が配線されている。このような圧力センサ14は、ダイアフラム40が受圧面にガス圧を受けて変位すると、金属基板41とダイアフラム40との間隔が変化して静電容量が変化するので、静電容量の変化をガス圧の変化として検出する。
また、開閉弁15は、指示流量を満足できるCV値を有するものであって、電磁弁でもエアオペレイトバルブでも良い。第1及び第2開閉弁15A,15Bは、後述する流量特性を広い範囲で確保するために、弁開閉時に生じる脈動が小さく、かつ、デューティ制御に対する応答性を確保できる動作周期であるものが好ましい。この動作周期が、第1及び第2開閉弁15A,15Bをデューティ制御する際に基準となる1周期(100%)となる。例えば、開閉弁15は、動作周期が5ms〜500msであり、この動作周期を1周期とすることが望ましい。
第1実施形態の開閉弁15は、可動鉄心42と弁シート43を固定した板バネ44の外周縁をボンネット45とボディ46との間で狭持し、ボンネット45に内設されたソレノイド47に固定鉄心48を固設した電磁弁を使用している。
このような開閉弁15は、板バネ44のばね力によって弁シート43が弁座48に当接し、弁シール力を得ている。ソレノイド47に電流を供給して固定鉄心48を励磁すると、固定鉄心48が板バネ44のばね力に抗して可動鉄心42を吸引し、弁シート43が弁座48から離間する。これにより、入力ポート49に供給されたガスは弁座48を介して出力ポート50へ流れ、出力される。このとき、ガスは、弁開度によって流量が決められる。換言すれば、ガス流量は、ソレノイド47に供給する電流値によって決められる。
<コントローラの電気ブロック構成>
図4は、図1に示すコントローラ16の電気ブロック図である。
コントローラ16は、周知のマイクロコンピュータであって、CPU51にROM52と、RAM53と、NVRAM54と、入出力インターフェース55とが接続している。コントローラ16は、流体混合装置20に組み込んでもよいし、流体混合装置20に付属させて上位装置59に組み込むようにしても良い。第1実施形態では、前者を採用する。
ROM52は、不揮発性の読み出し専用メモリであって、各種データやプログラムを記憶している。
RAM53は、揮発性の読み書き可能なメモリであって、ワーキングメモリとして機能する。
入出力インターフェース55は、信号の入出力を制御するものである。入出力インターフェース55には、第1及び第2圧力センサ14A,14Bや、第1及び第2開閉弁15A,15B、表示部57、音声出力部58、上位装置59等が接続している。コントローラ16は、第1及び第2開閉弁15A,15Bの一次側圧力を第1及び第2圧力センサ14A,14Bで監視し、異常がある場合には、表示部57や音声出力部58から警告を発してユーザに知らせたり、半導体製造装置1全体を統括する上位装置59に異常検出信号を送信する。
NVRAM54は、不揮発性の読み書き可能なメモリである。NVRAM54には、一定周期の間に開閉弁15が開閉する割合を示すデューティ値と、デューティ値に従って開閉弁15を開閉したときに開閉弁15が出力する流量とがリニアな関係である流量特性を、ガスの種類別に記憶する流量特性記憶手段56が設けられている。流量特性は、ガスの特性や流体混合装置20の設計値などから算出した理論値でも、流体混合装置20に混合するガスを実際に流して計測した実測値でも良い。そして、流量特性は、テーブルデータとして記憶してもよいし、マップデータとして記憶しても良い。
図5及び図6は、図4に示す流量特性記憶手段56に記憶された流量特性の一例を示す図である。
第1実施形態では、例えば、第1ガスAと第2ガスBの流量特性は、図5及び図6に示すように、ガスの流量とデューティ値との関係を圧力別にマップデータとして、予め流量特性記憶手段56に記憶されている。流量特性は、デューティ値と流量とがリニアな関係になる範囲を利用して設定している。
第1実施形態では、デューティ値が10%未満の範囲では、開閉弁15が開き始める動作に当たり、流量特性が不安定になる。一方、デューティ値が90%超の範囲では、開閉弁15が全開する瞬間にあたり、流量特性が不安定になる。この点、デューティ値が10%以上90%以下の範囲は、開閉弁15の弁シート43がほぼ等加速で移動し、弁開度に応じてガス流量が安定して変化している。よって、第1実施形態では、デューティ値10%以上90%以下の範囲で流量との関係を流量特性として、流量特性記憶手段56に記憶している。
図5及び図6に示すように、第1及び第2ガスA,Bは、圧力が大きいほど、流量特性の傾きが大きくなる。つまり、第1及び第2カスA,Bは、ガス圧が大きいほど、各デューティ値に対応する流量が多くなる。
ここで、比重が小さい(軽い)第1ガスAの流量特性(図5)と、比重が大きい(重い)第2ガスBの流量特性(図6)とを比べると、第1ガスAの流量特性は、第2ガスの流量特性より傾きが大きい。これは、第1ガスAは、第2ガスBより比重が小さいため、第2ガスBより流れやすく、同じデューティ値でも流量が多くなるからである。
<動作説明>
例えば、流体混合システム10は、第1ガスAを0.75SLMずつ、第2ガスBを0.25SLMずつ処理室111に供給する旨の指示を、コントローラ16が上位装置59から受信したとする。
コントローラ16は、混合する第1及び第2ガスA,Bに対応する流量特性を、NVRAM54の流量特性記憶手段56から読み出し、RAM53にコピーする。このとき、流体混合システム10は、第1及び第2ガスA,Bの複数の流量特性L1〜L3(図5参照)、M1〜M3(図6参照)のうち、90%デューティ値に対応する流量が混合する第1及び第2ガスA,Bの流量(0.75SLMと0.25SLM)を加算した総流量(1.0SLM)になる流量特性L1,M2を流量特性記憶手段56から読み出し、RAM53に記憶する。
流体混合システム10は、デューティ値に従って、第1及び第2開閉弁15A,15Bを交互に開閉動作させ、第1ガスAと第2ガスBを処理室111に出力する。そのために、コントローラ16は、RAM53に記憶した第2ガスBの流量特性M2のデューティ値を反転させる。これを第1ガスAの流量特性L1と共に1つのグラフに記載すると、図7のM2’に示すようになる。
図7は、図1に示す流体混合システム10の動作時に第1及び第2開閉弁15A,15Bを制御するデューティ値と、そのデューティ値に対応する流量と、第1ガスAと第2ガスBの混合率と、の関係の一例を示す図である。横軸はデューティ値(%)を示し、左側縦軸は流量(SLM)を示し、右側縦軸は第1ガスAの第2ガスBに対する混合率(%)を示す。
図7に示すように、混合率は、第1ガスAのデューティ値と流量との関係に倣ってリニアに変化している。そのため、流体混合システム10は、デューティ値を制御すれば、第1及び第2ガスA,Bを所望の混合比に調整することができる。
コントローラ16は、第1ガスAの流量(0.75SLM)をRAM53に記憶した流量特性L1に照合し、第1ガスAのデューティ値を70%と求め、RAM53に記憶する。また、コントローラ16は、第2ガスBの流量(0.25SLM)をRAM53に記憶した流量特性M2に照合し、第2ガスBのデューティ値を30%と求める。
その後、コントローラ16は、第1及び第2開閉弁15A,15Bを開き、第1及び第2圧力センサ14A,14Bが測定した圧力を表示部57に表示する。ユーザは、表示部57を見ながら、第1及び第2レギュレータ13A,13Bの設定圧力が、RAM53に記憶した第1及び第2ガスA,Bの流量特性L1,M2に対応する圧力に調整する。
コントローラ16は、第1及び第2ガスA,Bが、RAM53に記憶した流量特性に対応する圧力、すなわち第1ガスAについては0.1MPa、第2ガスBについては0.2MPaに到達したか否かを、第1及び第2第1及び第2圧力センサ14A,14Bが測定した圧力測定結果に基づいて確認する。
図8は、図1に示す流体混合システム10の動作を説明するためのタイミングチャートである。
コントローラ16は、第1及び第2ガスA,Bが、0.1MPaと0.2MPaにそれぞれ到達したことを確認したら、RAM53に記憶したデューティ値(第1ガスAについては70%、第2ガスBについては30%)に従って、第1及び第2開閉弁15A,15Bを交互に開閉する。
つまり、流体混合システム10は、第1及び第2開閉弁15A,15Bを1回ずつ交互に開閉する1周期当たりの動作時間をT1とした場合、コントローラ16は、T1のうち第1ガスAのデューティ値70%に対応する時間T2だけ第1開閉弁15Aを弁開させた後、第1開閉弁15Aを閉じ、その後、T1のうち第2ガスBのデューティ値30%に対応する時間T3(T1−T2)だけ第2開閉弁15Bを弁開させてから第2開閉弁15Bを閉じる。
流体混合システム10は、この1周期分の動作を繰り返しながら、第1及び第2ガスA,Bを処理室111に供給する。
ここで、上位装置59は、プロセスで使用するガス種を変える場合には、変更後のガス種に関する情報(混合する流体やその設定流量等)を含む信号をコントローラ16に送信する。コントローラ58は、信号に含まれる流体の種類やその設定流量に従って、上記と同様にしてデューティ値を求め、複数のガスの流量を制御する。
尚、ここでは、2個のガス供給ユニット21A,21Bを出力配管22に接続した流体混合装置20を使用したが、図9に示すように、3個以上のガス供給ユニット21を出力配管22に並列に接続し、流体混合装置71を使用して流体混合システム70を構成してもよい。
このように、ガス供給ユニット21を3連以上備え、3種類以上のガスを混合して処理室111へ出力する場合でも、各ガスについて、混合するガスの総流量が90%デューティ値の流量となる流量特性を流量特性記憶手段56から読み出し、上記と同様にしてデューティ値を決定し、図10に示すように、各開閉弁15A,15B,15Cを順番に開閉すればよい。
ところで、半導体の製造等に用いられるガスの中には、爆発性等の関係で、圧力をあまり上げられないものがあり、90%デューティ値が混合ガスの総流量になる流量特性が流量特性記憶手段56に記憶されていない場合がある。例えば、第1ガスAの設定流量を1.0SLM、第2ガスBの設定流量を0.5SLMとする指示をコントローラ16が上位装置59から入力したとする。
この場合、第1及び第2ガスA,Bの総流量が1.5SLMになるのに対して、第2ガスBの圧力を0.3MPa以上にすることができない場合には、流量特性記憶手段56に記憶されている第2ガスBの流量特性から、90%デューティ値が1.5SLMになる流量特性を選択できない。
この場合、コントローラ16は、第1ガスAが最も流れる条件の流量特性L3を流量特性記憶手段56から読み出し、RAM53に記憶する。そして、コントローラ16は、流量特性L3のうち、流量が設定流量(1.0SLM)となるデューティ値(50%)を検索し、そのデューティ値(50%)を第1ガスAのデューティ値に決定する。
そして、コントローラ16は、第1ガスAのデューティ値が50%であることから、残りの50%を第2ガスBのデューティ値に決定する。そして、デューティ値が50%のときに、流量が設定流量0.5SLMになる流量特性M2を、流量特性記憶手段56から読み出し、RAM53に記憶する。
コントローラ16は、このようにして、第1ガスAのデューティ値が50%、第2ガスBのデューティ値が50%に決定したら、表示部57に、第1及び第2ガスA,Bを、RAM53に記憶した流量特性L3,M2に対応する圧力(0.3MPaと0.2MPa)に制御するメッセージを表示する。ユーザは、第1及び第2圧力センサ14A,14Bが測定する圧力がぞれぞれ0.3MPaと0.2MPaになるように、第1及び第2レギュレータ13A、13Bを操作する。
その後、上記のように決定したデューティ値に従って、第1開閉弁15Aをデューティ値50%で開閉させた後、第2開閉弁15Bをデューティ値50%で開閉する動作を繰り返し、第1及び第2ガスA,Bを処理室111へ供給する。
なお、例えば、図9に示す流体混合システム1Bを用いて第1〜第3ガスA,B,Cの流量を制御する場合に、第2ガスBが、圧力を上げられないガスであって、90%デューティ値に対応する流量が第1〜第3ガスA,B,Cの総流量となる流量特性を備えないとする。ここでは、第3ガスC、第1ガスA、第2ガスBの順に設定流量が大きいとする。
この場合には、上記と同様にして、設定流量が大きいものから順にデューティ値を決定する。すなわち、設定流量が最大の第3ガスCについて、90%デューティ値に対応する流量が最大となる流量特性を検索し、第3ガスCの設定流量に対応するデューティ値を決定する。そして、その次に設定流量が多い第1ガスAについて、第3ガスCと同様にしてデューティ値を決定する。さらに、設定流量が最小の第2ガスBについて、100%から第1及び第3ガスA、Cのデューティ値を減算してデューティ値を決定し、決定したデューティ値において流量が第2ガスBの設定流量になる流量特性を流量特性記憶手段56から検索する。
そして、流体混合システム1Bは、第1〜第3レギュレータ13A,13B,13Cを操作して、第1〜第3ガスA,B,Cのデューティ値を決定した流量特性に対応する圧力に、第1〜第3ガスA,B,Cのガス圧を調整する。それから、流体混合システム1Bは、第1〜第3開閉弁15A,15B,15Cをデューティ値に従って順番に開閉する。
<第1実施形態に係る流体混合システム及び流体混合装置の作用効果>
従って、第1実施形態に係る流体混合システム10及び流体混合装置は、第1及び第2ガス供給ユニット21A,21Bが備える第1及び第2開閉弁15A,15Bを、1周期の間に開閉する割合を示すデューティ値に従って順番に開閉することにより、第1ガスAと第2ガスBを順次(交互に)出力する。すると、比重が大きくて重い第2ガスBは、共通ライン12に流れ込む際に、比重が小さくて軽い第1ガスAに流れを阻害されず、第2開閉弁15Bから処理室111へ早く到達することが可能である。よって、第1実施形態の流体混合システム10及び流体混合装置20によれば、混合する第1及び第2ガスA,Bの流量を短時間で安定させることができる。
これにより、第1実施形態の流体混合システム10又は流体混合装置20を使用する半導体製造装置1では、混合ガスを構成する第1及び第2ガスA,Bが設定流量に安定するまで待つ時間が短縮され、生産性が向上する。
第1実施形態の流体混合システム10及び流体混合装置20は、デューティ値が、当該デューティ値に従って開閉弁15を開閉した場合に開閉弁15が出力する流量とリニアな関係になる流量特性L1〜L3,M1〜M3を、ガス毎に、流量特性記憶手段56に予め記憶しておき、流量混合時に、混合するガスに応じて流量特性記憶手段56に記憶されている流量特性を取得し、デューティ値を決定する。そのため、第1実施形態の流体混合システム10及び流体混合装置20によれば、混合するガスの種類や混合比などが変えられても、流量特性記憶手段56に記憶されている流量特性に基づいてデューティ値を即座に変更して、ガスの流量を設定流量に早く制御することができる。
第1実施形態の流体混合システム10及び流体混合装置20は、第1及び第2開閉弁15A,15Bの上流側に第1及び第2レギュレータ13A,13Bを配置している。流量は、圧力によって変動する。よって、第1実施形態の流体混合システム10及び流体混合装置20によれば、第1及び第2レギュレータ13A,13Bの圧力調整機構39を手動で回転させて第1及び第2開閉弁15A,15Bを流れる第1及び第2ガスA,Bの設定圧力を変えるだけで、デューティ値と流量との関係を示す流量特性を変更し、流体の混合比を瞬時に変更できる。
このように、流体混合システム10及び流体混合装置20は、混合比を瞬時に変更できるので、半導体製造装置1に適用された際に、成膜形成工程において膜質を自由に変えたり、エッチング工程において様々な条件で膜を削ったりすることを即座に可能にする。
なお、第1実施形態の流体混合システム10及び流体混合装置20は、出力配管22を処理室111に直接接続することによって、処理室111に近づけて配置しているので、第1及び第2ガスA,Bが処理室111に到達する時間をより一層短くできる。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態について図面を参照して説明する。図11は、本発明の第2実施形態にかかる流体混合システム61で使用する流体混合装置62の平面図である。
流体混合システム61は、流体混合装置62の構成を除き、第1実施形態の流体混合システム10と構成が共通する。よって、ここでは、第1実施形態と相違する流体混合装置62を中心に説明し、第1実施形態と共通する構成や作用効果については、適宜説明を省略する。
流体混合装置62は、第1及び第2ガス供給ユニット63A,63Bが、第1及び第2レギュレータ13A,13Bと第1及び第2開閉弁15A,15Bを入力ブロック24A,24Bと流路ブロック25A,25Bを用いて直列一体に連結して構成されている。第1及び第2ガス供給ユニット63A,63Bは、流路ブロック26A,26Bを介して合流ブロック63に連結されている。合流ブロック63は、流路ブロック67を介して圧力センサ65に接続している。圧力センサ65は、流路ブロック68を介して遮断弁66に接続している。遮断弁66は、出力ブロック69に固定される。
<動作説明>
第2実施形態の流体混合システム61は、第1及び第2開閉弁15A,15Bをデューティ制御する前に、第1及び第2ガスA,Bを設定圧力に調整する。このとき、流体混合システム61は、第1ガスAの圧力を調整するときには、第2開閉弁15Bと遮断弁66を閉じる一方、第1開閉弁15Aを開き、圧力センサ65によって圧力を計測する。そして、圧力センサ65の圧力計測結果に基づいて、第1レギュレータ13Aによって第1開閉弁15Aを流れる第1ガスAの圧力を調整する。なお、第2ガスBの圧力調整も、これと同様に行う。
流体混合システム61は、第1及び第2ガスA,Bが設定圧力に調整されたことを圧力センサ65の測定結果に基づいて確認したら、第1及び第2開閉弁15A,15Bをデューティ値に従って順番に開閉させ、第1及び第2ガスA,Bを順番に(交互に)出力する。
<第2実施形態に係る流体混合装置の作用効果>
第2実施形態に係る流体混合装置は、ガス供給ユニット63A,63Bが1個の圧力センサ65を共通して使用するので、圧力センサの数を第1実施形態より減らすことができる。もっとも、流体混合装置61は、遮断弁66が第1実施形態より増えるが、ガス供給ユニット63の連数を増加した場合には、連数に応じて圧力センサの数を減らしつつ、遮断弁66は1個で済む。よって、流体混合装置61は、ガス供給ユニット63の連数が多いほど、コストメリットの上で有効である。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
(1)例えば、上記実施形態で使用した手動式の第1及び第2レギュレータ13A,13Bを電子レギュレータにしても良い。この場合、外部よりガス種、混合比を指示することで、様々なガス種や混合比の条件に対応して自動的に圧力調整をすることができる。
(2)例えば、上記実施形態では、コントローラ16が上位装置58から混合比を入力して第1及び第2ガスA,Bを制御したが、コントローラ16に混合比を入力する入力部を設け、コントローラ16に混合比を直接入力するようにしてもよい。
(3)例えば、上記実施形態では、複数のガス供給ユニット21を出力配管22に接続し、出力配管22を処理室111に接続した。これに対して、図13に示すように、ガス供給ユニット21の出力ブロック27を直接処理室111に接続して、流体混合システムを構成してもよい。このとき、処理室111に、第1及び第2ガス供給ユニット21A,21Bが出力する第1及び第2ガスA,Bを混合する部屋を設けると、第1及び第2ガスA,Bをしっかり混合させてから処理室111のウエハに供給することが可能である。この場合でも、上記実施形態と同様にデューティ値を求め、各ガス供給ユニット21の開閉弁15を順番に開閉させて、各ガスを処理室111へ出力すればよい。
(4)上記実施形態では、流量出力システム1,61,70及び流体混合装置20,62,71をガス等の気体の混合に使用したが、薬液等の液体の混合に使用してもよい。
本発明の第1実施形態に係る流体混合システムを適用したプロセス装置のブロック図である。 図1に示す流体混合装置を具体化したものの平面図である。 図2に示す流体混合装置の部分断面側面図である。 図1に示すコントローラの電気ブロック図である。 図4に示す流量特性記憶手段に記憶された第1ガスの流量特性の一例を示す図である。 図4に示す流量特性記憶手段に記憶された第2ガスの流量特性の一例を示す図である。 図1に示す流体混合システムの動作時に第1及び第2開閉弁を制御するデューティ値と、そのデューティ値に対応する流量と、第1ガスAと第2ガスBとの混合率と、の関係の一例を示す図である。横軸はデューティ値(%)を示し、左側縦軸は流量(SLM)を示し、右側縦軸は第1ガスAの第2ガスBに対する混合率(%)を示す。 図1に示す流体混合システムの動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の流体混合システムの変形例を示すブロック図である。 図9に示す流体混合システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態にかかる流体混合システムで使用する流体混合装置の平面図である。 に示す流体混合システムの側面図である。 流体混合システムの変形例を示す。 従来の流体混合システムの一例を示すブロック図である。 図14に示す流体混合システムにおいて、比重が大きい第1ガスAと、比重が小さい第2ガスBと、第1及び第2ガスA,Bの混合ガスとの流量変化を時系列で示すものである。横軸には、時間(sec)を示し、右側の縦軸には、マスフローコントローラが出力する第1ガスA(軽いガス)の流量(sccm)、左側の縦軸には、マスフローコントローラが出力する第2ガスB(重いガス)の流量と処理室での流量(sccm)を示す。
符号の説明
1,61,70 流体混合システム
13A,13B レギュレータ(圧力調整手段)
15A,15B 開閉弁
16 コントローラ(制御装置)
20,62,71 流体混合装置
21A,21B,62 ガス供給ユニット(流体供給ユニット)
22 出力配管
56 流量特性記憶手段
A,B ガス(流体)

Claims (4)

  1. 複数の流体を混合して容器に出力する流体混合システムにおいて、
    各流体に対応して設けられ、前記流体を前記容器に出力する複数の開閉弁を有し、
    前記複数の開閉弁を、1周期の間に開閉する割合を示すデューティ値に従って、順番に開閉すること、
    前記デューティ値が、前記デューティ値に従って前記開閉弁を開閉した場合に前記開閉弁が出力する流量とリニアな関係になる流量特性を、前記流体毎に記憶する流量特性記憶手段を有し、
    前記流量特性記憶手段に記憶されている前記流量特性の前記デューティ値に基づいて、前記複数の開閉弁を開閉すること、
    前記1周期が、5〜500msecであること、
    を特徴とする流体混合システム。
  2. 請求項に記載する流体混合システムにおいて、
    前記各開閉弁の上流側に、前記流体の圧力を調整する圧力調整手段を配置していることを特徴とする流体混合システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載する流体混合システムに使用され、
    前記複数の開閉弁を出力配管に並列に接続していることを特徴とする流体混合装置。
  4. 請求項に記載する流体混合装置において、
    前記開閉弁と前記圧力調整手段とを直列一体に連結した流体供給ユニットを複数有することを特徴とする流体混合装置。
JP2007226913A 2007-08-31 2007-08-31 流体混合システム及び流体混合装置 Active JP5001757B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007226913A JP5001757B2 (ja) 2007-08-31 2007-08-31 流体混合システム及び流体混合装置
US12/219,917 US8201989B2 (en) 2007-08-31 2008-07-30 Fluid mixing system and fluid mixing apparatus
KR1020080084568A KR101005031B1 (ko) 2007-08-31 2008-08-28 유체혼합시스템 및 유체혼합장치
CN2008102111906A CN101376088B (zh) 2007-08-31 2008-09-01 流体混合系统和流体混合设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007226913A JP5001757B2 (ja) 2007-08-31 2007-08-31 流体混合システム及び流体混合装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009056411A JP2009056411A (ja) 2009-03-19
JP5001757B2 true JP5001757B2 (ja) 2012-08-15

Family

ID=40407256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007226913A Active JP5001757B2 (ja) 2007-08-31 2007-08-31 流体混合システム及び流体混合装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8201989B2 (ja)
JP (1) JP5001757B2 (ja)
KR (1) KR101005031B1 (ja)
CN (1) CN101376088B (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2940624A1 (fr) * 2008-12-30 2010-07-02 Akhea Dispositif melangeur d'au moins deux constituants gazeux
KR101366019B1 (ko) * 2010-02-22 2014-02-21 가부시키가이샤 후지킨 혼합 가스 공급 장치
US8522819B2 (en) * 2011-01-21 2013-09-03 Nissan North America, Inc. Fluid distribution assembly for testing systems
US8418732B2 (en) * 2011-07-06 2013-04-16 Air Products And Chemicals, Inc. Blending compressed gases
US9188989B1 (en) 2011-08-20 2015-11-17 Daniel T. Mudd Flow node to deliver process gas using a remote pressure measurement device
US9958302B2 (en) 2011-08-20 2018-05-01 Reno Technologies, Inc. Flow control system, method, and apparatus
DE102012001267A1 (de) * 2012-01-23 2013-07-25 Carl Zeiss Microscopy Gmbh Partikelstrahlsystem mit Zuführung von Prozessgas zu einem Bearbeitungsort
DE102012003278A1 (de) * 2012-02-20 2013-08-22 Bürkert Werke GmbH Gasmischer
US9004107B2 (en) * 2012-08-21 2015-04-14 Applied Materials, Inc. Methods and apparatus for enhanced gas flow rate control
EP2740528B1 (en) * 2012-12-10 2015-11-04 Gometrics S.L. Gas mixer
FR3021879B1 (fr) * 2014-06-04 2021-04-30 World Aero Techno Trend Watt Dispositif de melange d'un gaz traceur avec un gaz porteur et procede de melange prevoyant un tel dispositif de melange
CN104142695A (zh) * 2014-07-02 2014-11-12 苏州宏瑞净化科技有限公司 一种合流式气体流量控制装置
US10303189B2 (en) 2016-06-30 2019-05-28 Reno Technologies, Inc. Flow control system, method, and apparatus
US10838437B2 (en) 2018-02-22 2020-11-17 Ichor Systems, Inc. Apparatus for splitting flow of process gas and method of operating same
US11144075B2 (en) 2016-06-30 2021-10-12 Ichor Systems, Inc. Flow control system, method, and apparatus
US10679880B2 (en) 2016-09-27 2020-06-09 Ichor Systems, Inc. Method of achieving improved transient response in apparatus for controlling flow and system for accomplishing same
CN106064026A (zh) * 2016-07-26 2016-11-02 液化空气(中国)研发有限公司 多元气体混配系统
KR102275626B1 (ko) * 2016-12-28 2021-07-09 오르가노 코포레이션 희석액 제조장치 및 희석액 제조방법
US10663337B2 (en) 2016-12-30 2020-05-26 Ichor Systems, Inc. Apparatus for controlling flow and method of calibrating same
JP7296854B2 (ja) * 2019-11-07 2023-06-23 東京エレクトロン株式会社 ガス供給方法及び基板処理装置
JP2024512898A (ja) 2021-03-03 2024-03-21 アイコール・システムズ・インク マニホールドアセンブリを備える流体流れ制御システム

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52133294A (en) * 1976-05-01 1977-11-08 Nippon Bunko Kogyo Kk Pumping system and liquid transfer process for liquid chromatography
US4392514A (en) * 1981-01-26 1983-07-12 Queue Systems, Inc. Apparatus and method for precision gas mixing
JPS57198864A (en) * 1981-05-30 1982-12-06 Shimadzu Corp Mixing device for solvent of high-speed liquid chromatograph
DE3511731A1 (de) * 1985-03-30 1986-10-02 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Gaszufuehreinrichtung zum einlassen eines aus mindestens zwei komponenten bestehenden, brennbaren gasgemisches
DE3716289A1 (de) * 1987-05-15 1988-11-24 Leybold Ag Einrichtung fuer die herstellung bestimmter konzentrationen gasfoermiger stoffe sowie zum mischen verschiedener gasfoermiger stoffe in einem vorgegebenen verhaeltnis
JP3362204B2 (ja) * 1993-01-28 2003-01-07 山善株式会社 低圧グラジェンターにおける2液の混合方法
JPH06229997A (ja) * 1993-01-29 1994-08-19 Yamazen Kk 低圧グラジェンター
JP4033925B2 (ja) * 1996-04-03 2008-01-16 大陽日酸株式会社 混合ガス供給装置
US5662143A (en) * 1996-05-16 1997-09-02 Gasonics International Modular gas box system
JP3144771B2 (ja) * 1997-09-29 2001-03-12 旭サナック株式会社 多液混合方法
AT406096B (de) * 1997-12-22 2000-02-25 Avl List Gmbh Verfahren und vorrichtung zur erzeugung präziser, kontinuierlicher mischgasströme
US6210482B1 (en) * 1999-04-22 2001-04-03 Fujikin Incorporated Apparatus for feeding gases for use in semiconductor manufacturing
DE60106312T2 (de) * 2000-03-10 2005-11-17 Tokyo Electron Ltd. Fluidregelvorrichtung
US6631334B2 (en) * 2000-12-26 2003-10-07 Mks Instruments, Inc. Pressure-based mass flow controller system
JP4209688B2 (ja) * 2001-05-24 2009-01-14 セレリティ・インコーポレーテッド 決定された比率のプロセス流体を供給する方法および装置
JP3564115B2 (ja) * 2001-12-06 2004-09-08 シーケーディ株式会社 ガス供給ユニット
US7216019B2 (en) * 2004-07-08 2007-05-08 Celerity, Inc. Method and system for a mass flow controller with reduced pressure sensitivity
JP4585324B2 (ja) * 2005-01-26 2010-11-24 株式会社日立製作所 電気機器の制御方法、及び電気機器の制御システム
JP4868439B2 (ja) * 2005-03-04 2012-02-01 エイブル株式会社 ガス混合装置及びガス混合方法
JP4854331B2 (ja) 2005-12-02 2012-01-18 旭有機材工業株式会社 流体混合装置
JP4854330B2 (ja) 2005-12-02 2012-01-18 旭有機材工業株式会社 流体混合装置
JP5459895B2 (ja) * 2007-10-15 2014-04-02 Ckd株式会社 ガス分流供給ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
CN101376088B (zh) 2012-12-26
KR20090023230A (ko) 2009-03-04
US20090059717A1 (en) 2009-03-05
US8201989B2 (en) 2012-06-19
JP2009056411A (ja) 2009-03-19
KR101005031B1 (ko) 2010-12-30
CN101376088A (zh) 2009-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5001757B2 (ja) 流体混合システム及び流体混合装置
US20200400470A1 (en) Flow control system, method, and apparatus
EP0867649B1 (en) Suck back valve
JP2005196788A (ja) 流体の流量を制御する装置、方法及びシステム
KR100710627B1 (ko) 유량제어장치를 구비한 가스공급설비로부터 쳄버로의가스분류공급장치 및 가스분류공급방법
JP5391190B2 (ja) 処理チャンバの排気ガス流量の制御方法及び処理装置
TWI391589B (zh) Detection Method of Abnormal Operation of Downflow Side Valve in Throttle Mechanism of Pressure Flow Control
JP5134841B2 (ja) ガス供給ユニット
WO2015064035A1 (ja) 圧力式流量制御装置
US8893743B2 (en) Flow rate controller and processing apparatus
US20070048869A1 (en) Valve system and deposition apparatus including valve system and atomic layer deposition chamber
JP2009095706A (ja) 流体分流供給ユニット及び分流制御プログラム
JP5465954B2 (ja) 基板処理装置及び判断プログラムを格納する記憶媒体及び基板処理装置の表示方法
WO2018021327A1 (ja) 圧力式流量制御装置
JP4406292B2 (ja) 流体通路のウォータハンマーレス開放方法及びこれを用いたウォータハンマーレス開放装置
JP5646956B2 (ja) 液体流量制御装置、液体流量制御方法および記憶媒体
US7063455B2 (en) Chemical dilution system for semiconductor device processing system
TWI773705B (zh) 用於基於熱的質量流量控制器(mfcs)之增進流量偵測可重複性的方法、系統及設備
WO2020209064A1 (ja) 液体供給装置、洗浄ユニット、基板処理装置
JP3796332B2 (ja) ミキシングによる純水温度の制御装置
JP2018181883A (ja) 液体供給装置及び液体供給方法
JPH11138438A (ja) 研磨装置及び砥液供給システム
JP6654720B2 (ja) 液体供給装置及び液体供給方法
JP2021033800A (ja) 流量制御装置
JP2021026257A (ja) 流量制御装置、流体制御装置および半導体製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100609

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120518

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5001757

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150525

Year of fee payment: 3