JP2021032424A - 空気調和機の室内機及び空気調和機 - Google Patents

空気調和機の室内機及び空気調和機 Download PDF

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    • F24F13/10Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates movable, e.g. dampers

Abstract

【課題】吹出風の向きを好適に制御し得る空気調和機の室内機を提供する。【解決手段】空気調和機の室内機は、室内機本体と、第1風向板とを備える。室内機本体には、吹出口が形成されている。第1風向板は、第1風向面を有する。第1風向板は、吹出口から吹き出される吹出風の向きを制御可能である。第1風向面は、凸面部及び凹面部を含む。凸面部は、吹出風側に突出している。凹面部は、吹出風とは反対側に凹んでいる。【選択図】図4

Description

本発明は、空気調和機の室内機及び空気調和機に関する。
例えば、特許文献1には、空気調和機の一例が記載されている。特許文献1に記載の空気調和機は、吹出口を開閉する風向板を備えている。この風向板により上下方向の風向が制御されている。
特開2007−93092号公報
空気調和機には、吹出風の向きを好適に制御したいという要望がある。
本開示の主な目的は、吹出風の向きを好適に制御し得る空気調和機の室内機を提供することにある。
本発明の一形態の空気調和機の室内機は、室内機本体と、第1風向板とを備える。室内機本体には、吹出口が形成されている。第1風向板は、第1風向面を有する。第1風向板は、吹出口から吹き出される吹出風の向きを制御可能である。第1風向面は、凸面部及び凹面部を含む。凸面部は、吹出風側に突出している。凹面部は、吹出風とは反対側に凹んでいる。
本発明の一形態に係る空気調和機は、前記室内機を備える。
第1実施形態に係る空気調和機の室内機の模式的斜視図である。 第1実施形態における吹出口が開けられた状態の室内機の模式的断面図である。 第1実施形態における室内機の第1風向板の模式的断面図である。 第1実施形態における吹出口が閉じられた状態の室内機の一部を拡大した模式的断面図である。 第1実施形態における冷房運転時の室内機の一部分を拡大した模式的断面図である。 第1実施形態における暖房運転時の室内機の一部分を拡大した模式的断面図である。 第1実施形態における駆動機構の模式的斜視図である。 第1実施形態における駆動機構の内部構造を表す模式的斜視図である。 第1実施形態における吹出口が閉じられた状態の駆動機構の内部構造を表す模式的側面図である。 第1実施形態における暖房運転時の駆動機構の内部構造を表す模式的側面図である。 第1実施形態における冷房運転時の駆動機構の内部構造を表す模式的側面図である。 第2実施形態における冷房運転時の室内機の一部分を拡大した模式的断面図である。 第2実施形態における暖房運転時の室内機の一部分を拡大した模式的断面図である。 第3実施形態における吹出口が閉じられた状態の室内機の一部を拡大した模式的断面図である。 第3実施形態における冷房運転時の室内機の一部分を拡大した模式的断面図である。 第3実施形態における暖房運転時の室内機の一部分を拡大した模式的断面図である。 第4実施形態における吹出口が閉じられた状態の室内機の一部を拡大した模式的断面図である。 第4実施形態における冷房運転時の室内機の一部分を拡大した模式的断面図である。 第4実施形態における暖房運転時の室内機の一部分を拡大した模式的断面図である。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
なお、下記の説明において、室内機2の幅方向を左右方向、室内機2の奥行き方向を前後方向、室内機2の高さ方向を上下方向と称呼することがある。
(第1実施形態)
(空気調和機1の概要)
図1は、空気調和機1の室内機2の模式的斜視図である。図2は、吹出口122が開けられた状態の室内機2の模式的断面図である。詳細には、図2は、定格運転時における室内機2の模式的断面図である。図3は、第1風向板40の模式的断面図である。
空気調和機1は、図1及び図2に示す室内機2と、室外機(図示せず。)とを備える。室内機2は、室内に備え付けられる。室外機は、室外に備え付けられる。室内機2と室外機とは、それぞれ、熱交換器を備えている。室内機2の熱交換器30と、室外機の熱交換器(図示せず。)とは、冷媒回路により接続されている。
例えば、冷房運転時や除湿運転時においては、室内機2の熱交換器30(図2を参照。)において、相対的に高温の内気と相対的に低温の冷媒との間で熱交換が行われることにより、内気が冷却される一方、冷媒は加熱される。加熱された冷媒は、冷媒回路を経由して室外機の熱交換器に移送される。室外機の熱交換器において、加熱された冷媒と低温の外気との間で熱交換が行われることにより、冷媒が冷却される一方、外気が加熱される。
例えば、暖房運転時においては、室内機2の熱交換器30において、相対的に低温の内気と相対的に高温の冷媒との間で熱交換器が行われることにより、内気が加熱される一方、冷媒が冷却される。冷却された冷媒は、冷媒回路を経由して室外機の熱交換器に移送される。室外機の熱交換器において、冷却された冷媒と高温の外気との間で熱交換が行われることにより、冷媒が加熱される一方、外気が冷却される。
(室内機2の概要)
図1及び図2に示すように、室内機2は、例えば、室内の壁面3に固定されている。図2に示すように、室内機2は、室内機本体10と、送風機20と、熱交換器30と、第1風向板40と、第2風向板50と、を備えている。室内機本体10は、筐体11と、ガイド壁12とを有する。
筐体11は、送風機20及び熱交換器30が収容される収容室111を形成している。筐体11は、前面パネル112と、第1底面部113及び第2底面部114を含む底壁部と、背面部115と、第1側壁部116(図1を参照。)と、第2側壁部117とを有する。
前面パネル112は、収容室111の前方に位置している。背面部115は、収容室111の後方に位置している。図1に示すように、第1側壁部116は、収容室111に対して幅方向の一方側(室内機2に向かって左側)に位置しており、第2側壁部117は、収容室111に対して幅方向の他方側(室内機2に向かって右側)に位置している。前面パネル112の幅方向の一方端(室内機2に向かって左側端)と、背面部115の幅方向の一方端(室内機2に向かって左側端)とは、第1側壁部116によって接続されている。前面パネル112の幅方向の他方端(室内機2に向かって右側端)と、背面部115の幅方向の他方端(室内機2に向かって右側端)とは、第2側壁部117によって接続されている。
図2に示すように、筐体11には、上方に開口する開口部118が形成されている。開口部118は、収容室111に接続されている。この開口部118によって収容室111へ空気を吸い込む吸込口が構成されている。
収容室111の下方には、底壁部が設けられている。底壁部は、第1底面部113と第2底面部114とを含む。詳細には、第1底面部113は、収容室111の前方部の下方に位置している。より詳細には、第1底面部113は、収容室111のうち、送風機20が設けられた領域よりも前方に位置する領域の少なくとも一部の下方を覆っている。第2底面部114は、収容室111の後方部の下方に位置している。詳細には、第2底面部114は、収容室111のうち、送風機20が設けられた領域よりも後方に位置する領域の少なくとも一部の下方を覆っている。
第1底面部113は、水平部113aと、鉛直部113bとを有する。水平部113aは、前面パネル112の下端部から後方に向かって略水平に延びている。鉛直部113bは、水平部113aの後端部から下方に向かって略鉛直に延びている。これら鉛直部113b及び水平部113aにより段差が形成されている。
送風機20は、収容室111に収容されている。送風機20は、幅方向に延びる軸心を中心に回転するファンにより構成されている。
熱交換器30は、収容室111に収容されている。熱交換器30は、開口部118と送風機20との間の吸気経路上に配置されている。
ガイド壁12は、筐体11に接続されている。本実施形態では、ガイド壁12は、筐体11と一体に形成されている。ガイド壁12の実質的に全体は、筐体11の収容室111内に位置している。ガイド壁12は、送風路121と、吹出口122とのそれぞれを内側に形成している。すなわち、ガイド壁12は、少なくとも一対の対向する部分を有し、その対向する部分の間に送風路121及び吹出口122とのそれぞれが形成されている。ガイド壁12は、送風機20と、筐体11の下面とにわたって設けられている。このため、送風路121は、送風機20から筐体11の下面に至るように形成されている。吹出口122は、筐体11の下面もしくは下面よりも下方に位置している。なお、筐体11の下面は、第1底面部113及び第2底面部114により構成されている。
具体的に、本実施形態では、ガイド壁12は、前方ガイド壁123と、後方ガイド壁124とを有する。後方ガイド壁124は、前方ガイド壁123よりも後方に配置されている。後方ガイド壁124は、前方ガイド壁123と離間している。これら前方ガイド壁123及び後方ガイド壁124と、第1側壁部116及び第2側壁部117(図1を参照。)とによって送風路121及び吹出口122が形成されている。
前方ガイド壁123は、対向部123aと、ガイド部123bとを含む。対向部123aは、送風機20の外周面と対向している。対向部123aは、下方に向かって後方に延びている。ガイド部123bは、対向部123aの下端部に接続されている。ガイド部123bは、対向部123aの下端部から下方に向かって斜め前方に延びている。ガイド部123bは、略平板状である。ガイド部123bの下端部123b1は、第1底面部113から前方に突出している。ガイド部123bの下端部123b1と、第1底面部113とにより、後方に向かって凹む線状凹部125が形成されている。線状凹部125は、幅方向に沿って延びている。すなわち、ガイド壁12は、筐体11から前方に向かって突出している突出部を有し、その突出部と筐体との間に後方に向かって凹む凹部が形成されている。
後方ガイド壁124は、略曲面状に形成されている。後方ガイド壁124の前端部は、第2底面部114の前端部と接続されている。
吹出口122は、送風路121の下端に位置している。吹出口122は、ガイド壁12の下端に位置している。吹出口122は、前方ガイド壁123の下端と、後方ガイド壁124の下端と、第1側壁部116及び第2側壁部117とによって形成されている。
室内機2は、第1風向板40と第2風向板50とを備えている。第1風向板40と第2風向板50とは、それぞれ、吹出口122から吹出される吹出風の向きを制御するための部材である。
第1風向板40は、吹出風の上方に位置している。第1風向板40は、第1底面部113または前方ガイド壁123に取り付けられている。第1風向板40が吹出口122を開いた状態において、第1風向板40の風上側の端部は、ガイド壁12の外側(ガイド壁12の送風路121とは反対側)に位置している。
第1風向板40は、双方向に回転可能に設けられている。第1風向板40は、吹出口122を開状態とする姿勢(図2に示す姿勢)と、吹出口122の一部(具体的には、吹出口122の前方部分)を閉状態とする姿勢(図4に示す姿勢)とをとることができるように回転可能に設けられている。
第1風向板40の回転軸A1は、吹出口122よりも前方に位置している。第1風向板40の回転軸A1は、第1風向板40が吹出口122を開いた状態で第1風向板40の風上側端部と風下側端部との間に位置している。すなわち、第1風向板40は、第1風向板40が吹出口122を開いた状態において回転軸A1よりも風下側に位置する主部41と、風上側に位置する基端部42とを有する。主部41の吹出風の風向に沿った長さは、基端部42の吹出風の風向に沿った長さよりも長い。主部41が主として風向制御を行っている。
基端部42の吹出風の風向に沿った長さ(図2において、基端部42の延びる方向における基端部42の長さ)は、回転軸A1と吹出口122との前後方向に沿った長さよりも長い。このため、第1風向板40の基端部42は、ガイド壁12の外側に位置可能である。すなわち、基端部42は、ガイド壁12(具体的には、前方ガイド壁123、より具体的には、前方ガイド壁123の下端部123b1)の送風路121とは反対側に位置可能である。具体的には、第1風向板40が吹出口122を開いた状態において、第1風向板40の基端部42は、下端部123b1の送風路121とは反対側に位置する。すなわち、第1風向板40の基端部42の少なくとも一部は、第1風向板40が吹出口122を開いた状態において、ガイド部123bと上下方向に重なり得る。
第1風向板40の回転軸A1は、ガイド壁12の送風路121側の面を風下側に延長した仮想延長面P1の上または仮想延長面P1よりも外側(図2においては上側)に位置している。すなわち、回転軸A1は、仮想延長面P1よりも内側(図2においては下側)に位置していない。具体的に、仮想延長面P1は、前方ガイド壁123の下端部123b1の送風路121側の面を、当該面の法線に対して直交する方向に沿って下流側に延長した仮想平面である。
第1風向板40は、第1風向面40aと、裏面40bとを有する。第1風向板40が吹出口122を解放した状態(例えば、図2に示す状態)において、第1風向面40aは、吹出風側に位置しており、裏面40bは、吹出風とは反対側に位置している。このため、吹出口122から吹出される吹出風の向きは、主として第1風向面40aにより制御される。すなわち、第1風向面40aは、吹出口122から吹出される吹出風の向きを制御可能な面である。なお、第1風向面40aは、主部41と基端部42とにわたって設けられている。
次に、主として図3を参照して、第1風向面40aについて詳細に説明する。
図3に示すように、第1風向面40aは、凸面部40a1と、凹面部40a2とを含む。凸面部40a1は、吹出風側(図3においては、下側)に突出している。凹面部40a2は、吹出風とは反対側(図3においては、上側)に凹んでいる。第1風向板40が吹出口122を解放した状態において、凸面部40a1が相対的に風上側(図3においては右側)に位置しており、凹面部40a2が相対的に風下側(図3においては左側)に位置している。本実施形態では、凸面部40a1と凹面部40a2とが吹出風の風向に沿って隣接して設けられている。
図3に示すように、定格運転時においては、凸面部40a1の頂部が、仮想延長面P1と接するように第1風向板40が配置される。
凸面部40a1の曲率半径(R1)は、凹面部40a2の曲率半径(R2)よりも大きい。一方、凸面部40a1の吹出風の風向に沿った長さ(L1)は、凹面部40a2の吹出風の風向に沿った長さ(L2)よりも短い。すなわち、凸面部40a1と凹面部40a2とのうち、吹出風の風向に沿った長さが短い方の曲率半径が、長い方の曲率半径よりも大きい。
なお、凸面部の曲率半径とは、凸面部の全体を円弧面に近似したときの曲率半径を意味する。凹面部の曲率半径は、凹面部の全体を円弧面に近似したときの曲率半径を意味する。
裏面40bの形状は、特に限定されない。裏面40bは、例えば略平面状であってもよいし、曲面状であってもよい。具体的には、裏面40bは、凹面部40a2が凹む方向と同じ方向に突出する凸面に形成されている。このため、第1風向板40のうち、凸面部40a1が設けられており、回転軸A1から近い部分が相対的に厚く、凹面部40a2が設けられており、回転軸A2から遠い部分が相対的に薄い。このように回転軸A1から近い部分が相対的に厚く、回転軸A1から遠い部分が相対的に薄く形成されていることにより、第1風向板40の重心と回転軸A1との間の距離を短くすることができる。
図2に示すように、第2風向板50は、吹出風の下方に配置されている。
第2風向板50は、第2底面部114または後方ガイド壁124に取り付けられている。第2風向板50は、双方向に回転可能に設けられている。第2風向板50は、吹出口122を開状態とする姿勢と、吹出口122の一部(具体的には、吹出口122の後方部分)を閉状態とする姿勢とをとることができるように回転可能に設けられている。
第2風向板50が吹出口122を開いた状態において、第2風向板50の風上側端部は、ガイド壁12(詳細には、後方ガイド壁124)の外側(ガイド壁12(詳細には、後方ガイド壁124)の送風路121とは反対側)に位置している。
第2風向板50の回転軸A2は、吹出口122よりも後方に位置している。回転軸A2は、第2風向板50が吹出口122を開いた状態で第2風向板50の風上側端部に位置している。第2風向板50の風上側端部は、後方ガイド壁124と上下方向に重なっている。
回転軸A2は、後方ガイド壁124の送風路121側の面を風下側に延長した仮想延長面P2の上または仮想延長面P2よりも外側(図2においては下側)に位置している。すなわち、回転軸A2は、仮想延長面P2よりも内側(図2においては上側)に位置していない。具体的に、仮想延長面P2は、後方ガイド壁124の下端部の送風路121側の面を、当該面の法線に対して直交する方向に沿って下流側に延長した仮想平面である。
第2風向板50は、第2風向面50aと、裏面50bとを有する。第2風向板50が吹出口122を解放した状態(例えば、図2に示す状態)において、第2風向面50aは、吹出風側に位置しており、裏面50bは、吹出風とは反対側に位置している。このため、吹出口122から吹出される吹出風の向きは、主として第2風向面50aにより制御される。すなわち、第2風向面50aは、吹出口122から吹出される吹出風の向きを制御可能な面である。
本実施形態では、第2風向面50aは、略平面状である。裏面50bの形状は、特に限定されない。裏面50bは、例えば略平面状であってもよいし、曲面状であってもよい。
主として図3に示すように、定格運転時においては、凸面部40a1が仮想延長面P1と略接しており、凹面部40a2も仮想延長面P1と近接している。すなわち、定格運転時においては、第1風向面40aの実質的に全体が仮想延長面P1と近接している。
主として図2に示すように、定格運転時においては、第2風向板50の第2風向面50aの実質的に全体が仮想延長面P2と近接している。
このため、定格運転時においては、第1風向板40及び第2風向板50により送風路121が実質的に延長された態様となる。従って、吹出風の風速をより高めることができ、吹出風をより遠くの場所まで届けることができる。
図4は、吹出口が閉じられた状態の室内機2(運転停止時の室内機2)の一部を拡大した模式的断面図である。図4に示すように、第1風向板40及び第2風向板50が吹出口122を閉じた状態において、第1風向板40の先端部(図4においては後端部)と、第2風向板50の先端部(図4においては前端部)とが最接近する。第1風向板40及び第2風向板50が吹出口122を閉じた状態において、第1風向板40の先端部と第2風向板50の先端部とが対向している。
図5は、冷房運転時の室内機2の一部分を拡大した模式的断面図である。図5に示すように、冷房運転時においては、第1風向板40及び第2風向板50の両方が略水平に延びるように配置される。このため、吹出口122からの吹出風は、第1風向板40及び第2風向板50により上方に導風される。
詳細には、第1風向板40は、第1風向板40の全体が仮想延長面P1よりも上方に位置する姿勢をとる。第1風向板40の第1風向面40aのうち、凸面部40a1の頂部よりも風上側の部分が仮想延長面P1と略接するように第1風向板40が配置される。凹面部40a2は、仮想延長面P1から離間している。
第2風向板50は、第2風向板50の少なくとも先端部(下流側端部)が仮想延長面P2よりも上方に位置する姿勢をとる。第1風向板40と第2風向板50とは実質的に平行になる。
このため、冷房運転時においては、第2風向板50の第2風向面50aにより吹出口122からの吹出風は、上方に向けて導風される。また、吹出風は、第1風向面40aのうちの凸面部40a1に接触することにより、さらに上方に向けて導風される。冷房運転時においては、風下側に位置している凹面部40a2は、仮想延長面P1から大きく離間しているため、凹面部40a2は導風に実質的に寄与せず、凸面部40a1が主として導風に寄与する。凸面部40a1は、上方への導風に好適な形状を有しており、凸面部40a1により吹出風は上方に好適に導風される。
図6は、暖房運転時の室内機2の一部分を拡大した模式的断面図である。図6に示すように、暖房運転時においては、第1風向板40及び第2風向板50の両方が風下側に向かって斜め下方に延びるように配置される。
詳細には、第1風向板40は、第1風向面40aのうち凹面部40a2が仮想延長面P1よりも下方に位置し、凸面部40a1の一部が仮想延長面P1よりも上方に位置する姿勢をとる。冷房運転時においては、凸面部40a1の頂部よりも風上側部分が仮想延長面P1よりも上方に位置する。
第2風向板50は、全体が仮想延長面P2よりも下方に位置する姿勢をとる。第1風向板40と第2風向板50とは実質的に平行になる。第1風向板40及び第2風向板50は、共に、略鉛直方向に沿って延びるように配置される。
このため、吹出口122からの吹出風は、吹出口122からの吹出風は、第1風向板40及び第2風向板50により下方に導風される。吹出風は、第1風向面40aのうち、主として凹面部40a2により導風され、凸面部40a1は導風に大きくは寄与しない。暖房運転時において、凹面部40a2は、先端側(風下側)に位置する部分の方が、基端側(風上側)に位置する部分よりも鉛直に近い方向に延びるように位置する。このため、凹面部40a2により吹出風が下方に向かって好適に導風される。
以上説明したように、本実施形態では、第1風向面40aに吹出風側に向かって突出する凸面部40a1と、吹出風とは反対側に向かって凹む凹面部40a2とが設けられている。このように、上方への導風に有利な凸面部40a1と、下方への導風に有利な凹面部40a2とを第1風向面40aに設けることにより、第1風向面40aによって吹出風を上方にも下方にも好適に導風することが可能となる。従って、吹出風の向きを好適に制御し得る。
吹出風を上方に導風する場合は、通常、第1風向板40が仮想延長面P1よりも上方に位置し、第1風向板40と水平方向とのなす角の大きさが小さくなるように第1風向板40を配置する。一方、吹出風を下方に導風する場合は、通常、第1風向板40の少なくとも一部が仮想延長面P1よりも下方に位置し、第1風向板40と鉛直方向とのなす角の大きさが小さくなるように第1風向板40を配置する。このため、吹出風を上方に導風する場合は第1風向面40aのうちの風上側部分が主として導風に寄与し、吹出風を下方に導風する場合は第1風向面40aのうち風下側部分が主として導風に寄与する場合が多い。従って、凸面部40a1が凹面部40a2よりも風上側に位置していることが好ましい。
例えば、吹出風の下側に位置する第2風向板50が設けられている室内機2においては、吹出風は、主として第2風向板50の第2風向面50aにより上方に導風され、主として第1風向板40の第1風向面40aにより下方に導風される。この場合、吹出風の下方への導風に第1風向面40aが主として機能することになる。よって、図3に示すように、凹面部40a2の長さ(L2)が凸面部40a1の長さ(L1)よりも長くすることが好ましい。凹面部40a2の長さ(L2)を長くすると、凸面部40a1の長さ(L1)を短くする必要がある。短い凸面部40a1により吹出風を上方に好適に導風する観点から、凸面部40a1の曲率半径は、凹面部40a2の曲率半径よりも大きく設定されていることが好ましい。すなわち、凸面部40a1及び凹面部40a2のうち、相対的に短い方の面の曲率半径が大きく設定されていることが好ましい。そうすることにより、吹出風を上方及び下方のいずれにもより好適に導風することが可能となる。
凸面部40a1及び凹面部40a2のうち、風上側に設けられた面の導風への寄与率を大きく変化させる観点から、第1風向板40の回転軸A1が第1風向板40の風上側端部と風下側端部との間に位置していることが好ましく、凸面部40a1及び凹面部40a2のうち、風上側に設けられた面の少なくとも風上側部分が回転軸A1よりも風上側に位置するように回転軸A1が設けられていることが好ましい。本実施形態では、具体的には、凸面部40a1の頂部よりも風上側部分が回転軸A1よりも風上側に位置するように回転軸A1が設けられている。このため、例えば、第1風向板40が略水平に配置されたときには第1風向面40aを大きく寄与させて吹出風を上方に向けて好適に導風することが可能となる。また、第1風向板40が略鉛直に配置されたときには第1風向面40aをあまり寄与させず吹出風を下方に向けて好適に導風することが可能となる。
室内機2では、第1風向板40の風上側端部がガイド壁12(詳細には、前方ガイド壁123)の外側に位置可能に設けられている。具体的には、基端部42が、前方ガイド壁123の下端部123b1の上方に位置可能である。このため、第1風向板40とガイド壁12との間から風が漏れることを抑制することができる。従って、吹出風の風速を向上できると共に、吹出風の風量の低下を抑制することができる。
図3に示すように、第1風向面40aの先端側部分に凹面部40a2が設けられており、基端側部分に凸面部40a1が設けられている一方、裏面40bは、凹面部40a2の凹む方向と同方向に突出する凸面部により構成されている。このため、第1風向板40の先端側部分は基端側部分よりも薄い。よって、第1風向板40の重心と回転軸A1との間の距離が短い。従って、第1風向板40の駆動に要する力が小さい。
なお、第1風向面40aによる導風は、第1風向面40aの長さが短くなるほど困難になる。このため、吹出風の向きを好適に制御し得る本実施形態の技術は、吹出口122が第1風向板40及び第2風向板50により塞がれる、第1風向板40及び第2風向板50が短い室内機2に特に好適に適用される。
図7は、本実施形態における駆動機構60の模式的斜視図である。図8は、本実施形態における駆動機構60の内部構造を表す模式的斜視図である。図9は、本実施形態における吹出口が閉じられた状態の駆動機構60の内部構造を表す模式的側面図である。図10は、本実施形態における暖房運転時の駆動機構60の内部構造を表す模式的側面図である。図11は、本実施形態における冷房運転時の駆動機構60の内部構造を表す模式的側面図である。
次に、本実施形態における第1風向板40及び第2風向板50の駆動機構60について、図1及び図7〜図11を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、室内機2は、駆動機構60を備えている。駆動機構60は、第1風向板40及び第2風向板50を駆動する機構である。具体的には、駆動機構60は、第1風向板40及び第2風向板50を回転させる。
駆動機構60は、第1側壁部116の内面に取り付けられた第1駆動機構60aと、第2側壁部117の内面に取り付けられた第2駆動機構とを含む。第1駆動機構60aが第1風向板40及び第2風向板50に対して室内機2の幅方向の一方側(図1においては右側)に位置しており、第2駆動機構が第1風向板40及び第2風向板50に対して室内機2の幅方向の他方側(図1においては左側)に位置している。
第1駆動機構60aは、図7に示す筐体61と、第1駆動部62と、第2駆動部63と、図7に示す第1動力源64aと、第2動力源64bとを備えている。本実施形態では、具体的には、第1動力源64a及び第2動力源64bは、それぞれ、電動モータにより構成されている。
図7に示すように、筐体61は、本体61aと、蓋61bとを備えている。図8に示すように、本体61aには、凹状の収容空間61cが形成されている。図7に示すように、蓋61bは、収容空間61cを塞ぐように本体61aに取り付けられている。
図7に示すように、第1駆動部62及び第2駆動部63は、収容空間61c内に配置されている。第1駆動部62は、ギア62aと、ギア62bとを有する。ギア62aとギア62bとは、それぞれ、筐体61により回転可能に支持されている。ギア62aには、筐体61の外側に取り付けられた第1動力源64a(図7を参照。)に接続されている。ギア62aは、第1動力源64aにより回転駆動される。ギア62bは、ギア62aと噛み合っている。このため、ギア62bは、ギア62aの回転に伴って回転する。ギア62bには、アーム65aの一方側端部65a1が回転可能に取り付けられている。図9に示すように、アーム65aの他方側端部65a2は、筐体61内から筐体61の外側に至っている。アーム65aの他方側端部65a2は、第1風向板40の回転軸A1よりも先端側(図8においては後方側)に位置する部分に回転可能に取り付けられている。
第2駆動部63は、ギア63aと、ギア63bとを有する。ギア63aと、ギア63bとは、それぞれ、筐体61に回転可能に支持されている。ギア63aには、筐体61の外側に取り付けられた第2動力源64b(図7を参照。)に接続されている。ギア63aは、第2動力源64bにより回転駆動されている。ギア63bは、ギア63aと噛み合っている。このため、ギア63bは、ギア63aの回転に伴って回転する。ギア63bには、アーム65bの一方側端部65b1が回転可能に取り付けられている。図9に示すように、アーム65bの他方側端部65b2は、筐体61内から筐体61の外側に至っている。アーム65bの他方側端部65b2は、第2風向板50の回転軸A2よりも先端側(図8においては前方側)に位置する部分に回転可能に取り付けられている。
室内機2では、第1動力源64a及び第2動力源64bの動力により第1風向板40及び第2風向板50が回転する。具体的には、第1動力源64aによりギア62aが回転駆動されると、ギア62aの回転に伴ってギア62bが回転する。例えば、ギア62aが図8及び図9において反時計回り(左回り)に回転すると、ギア62bが図8及び図9において時計回り(右回り)に回転する。このギア62bの回転によりアーム65aが前方(図8及び図9においては左側)に押し出される。その結果、図10及び図11に示すように、第1風向板40が図10及び図11における時計回り(右回り)に回転駆動される。
第2動力源64bによりギア63aが回転駆動されると、ギア63aの回転に伴ってギア63bが回転する。例えば、ギア63aが図8及び図9において時計回り(右回り)に回転すると、ギア63bが図8及び図9において反時計回り(左回り)に回転する。このギア63bの回転によりアーム65bが前方(図8及び図9においては左側)に押し出される。その結果、図10及び図11に示すように、第2風向板50が図10及び図11における反時計回り(左回り)に回転駆動される。
以上のように、室内機2では、第1風向板40を駆動する第1駆動部62と、第2風向板50を駆動する第2駆動部63とが共通の筐体61内に収納されている。このため、第1駆動部62と第2駆動部63との位置精度を向上することができる。よって、第1風向板40と第2風向板50とを高精度に駆動することができる。具体的には、第1風向板40と第2風向板50との成す角の大きさが所望する角度からずれることを抑制することができる。
また、第1駆動部62と第2駆動部63とを共通の筐体61内に収納することにより、駆動機構60の小型化を図ることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態の他の例について説明する。以下の説明において、上記第1実施形態と実質的に共通の機能を有する部材を共通の符号で参照し、説明を省略する。
(第2実施形態)
図12は、第2実施形態における冷房運転時の室内機2の一部分を拡大した模式的断面図である。図13は、第2実施形態における暖房運転時の室内機2の一部分を拡大した模式的断面図である。
第2実施形態は、第2風向板50の構成についてのみ、第1実施形態と異なる。以下、図12及び図13を主として参照して第2実施形態における第2風向板50の構成について説明し、他の構成については第1実施形態の説明を援用する。
第1実施形態では、第2風向板50の第2風向面50aが平面状である例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。図12及び図13に示すように、第2実施形態では、第2風向面50aも、第1風向面40aと同様に、吹出風側に突出する凸面部50a1と、吹出風とは反対側に凹む凹面部50a2とを含んでいる。凸面部50a1は、凹面部50a2よりも風上側に位置している。
図12に示すように、冷房運転時においては、凸面部50a1の少なくとも風上側部分(図12においては右側部分)が仮想延長面P2よりも外側(吹出風とは反対側)に位置しており、凹面部50a2の全体が仮想延長面P2よりも内側(吹出風側)に位置している。このため、第2風向面50aのうち、凹面部50a2が主として導風に寄与する。このため、吹出風は、凹面部50a2により上方に向けて好適に導風される。
図13に示すように、暖房運転時においては、第2風向面50aの全体が仮想延長面P2よりも外側(吹出風とは反対側)に位置している。第2風向面50aのうち、凸面部50a1の頂部よりも風上側部分(基端側部分、図13において上側部分)が仮想延長面P2と略接している。このため、吹出風は、凸面部50a1の風上側部分(基端側部分、図13において上側部分)により下方に向けて好適に導風される。
以上のように、上方への導風に有利な凸面部50a1と、下方への導風に有利な凹面部50a2とを第2風向面50aに設けることにより、第2風向面50aによって吹出風を上方にも下方にも好適に導風することが可能となる。従って、吹出風の向きを好適に制御し得る。
第1実施形態及び第2実施形態では、第1風向板40と第2風向板50との2枚の風向板が設けられている例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば、3枚以上の風向板が設けられていてもよいし、1枚の風向板が設けられていてもよい。第3実施形態では、3枚の風向板が設けられている例について説明する。第4実施形態では、1枚の風向板が設けられている例について説明する。
(第3実施形態)
図14は、第3実施形態における吹出口が閉じられた状態の室内機2の一部を拡大した模式的断面図である。図15は、第3実施形態における冷房運転時の室内機2の一部分を拡大した模式的断面図である。図16は、第3実施形態における暖房運転時の室内機2の一部分を拡大した模式的断面図である。
第3実施形態は、第1風向板40及び第2風向板50に加えて第3風向板70が設けられている。
第3風向板70は、風向面70a及び風向面70bを有する板状である。第3風向板70は、回転軸A3を中心に回転可能である。第3風向板70は、回転軸A3が吹出口122の外側(吹出口122よりも風下側)に位置するように配置されている。図14に示すように、第1風向板40及び第2風向板50により吹出口122が閉じられた状態において、第3風向板70は、第1風向板40及び第2風向板50と、吹出口122との間に位置している。
第3風向板70は、第1風向板40及び第2風向板50よりも短い。第1風向板40及び第2風向板50が主として風向の制御を行い、第3風向板70は、補助的に風向の制御を行う。
図15に示すように、冷房運転時においては、第3風向板70は、略水平から、風下側に向かってやや下方に延びるように配置される。冷房運転時においては、第3風向板70の少なくとも風下側端部(図15においては、左側端部)が第2風向板50の風下側端部(図15においては、左側端部)よりも風下側に位置している。このため、吹出口122のうち、第2風向板50の先端部よりも第1風向板40側の部分から吹出される風が第3風向板70により上方に向けて好適に導風される。
図16に示すように、暖房運転時においては、第3風向板70は、略鉛直から、風下側に向かってやや前方に延びるように配置される。このため、吹出風が第3風向板70により下方に向けて好適に導風される。
第3実施形態のように、3枚以上の導風板が設けられている場合においても、第1風向面40aに凸面部40a1及び凹面部40a2を設けることにより、吹出風の向きを好適に制御し得る。
なお、第3実施形態では、第2風向面50aが平面状である例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば、第2風向面50aは、第2実施形態と同様に、凸面部50a1と凹面部50a2とを含んでいてもよい。
第3実施形態では、第3風向板70の風向面70a及び風向面70bが、それぞれ、平面状である例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。風向面70a及び風向面70bは、それぞれ、凸面部及び凹面部を含んでいてもよい。すなわち、3枚以上の風向板が設けられている場合は、それら3枚以上の風向板のそれぞれの風向面が凸面部及び凹面部を含んでいてもよい。
吹出風の風速や風量の低下を抑制する観点からは、吹出風の上方または下方に位置する風向板のみを設ける方が好ましい。すなわち、第1風向板40及び第2風向板50の少なくとも一方のみを設けることが好ましい。
吹出風の向きをより好適に制御する観点からは、第1風向板40及び第2風向板50の少なくとも一方に加えて、吹出風の経路内に位置する第3風向板70を設けることが好ましい。
(第4実施形態)
図17は、第4実施形態における吹出口122が閉じられた状態の室内機2の一部を拡大した模式的断面図である。図18は、第4実施形態における冷房運転時の室内機2の一部分を拡大した模式的断面図である。図19は、第4実施形態における暖房運転時の室内機2の一部分を拡大した模式的断面図である。
図17〜図19に示すように、第4実施形態においては、第1風向板40のみが設けられている。図17に示すように、吹出口122の実質的に全体が、第1風向板40により閉じられる。
図18に示すように、冷房運転時においては、第1風向板40は、略水平に延びるように配置される。吹出風は、主として、第1風向面40aの凸面部40a1の風上側部分により上方に向けて導風される。
図19に示すように、暖房運転時においては、第2風向板50は、略鉛直に延びるように配置される。吹出風は、主として、第1風向面40aの凹面部40a2によって下方に向けて導風される。
第1風向板40のみを設けた第4実施形態においても、第1風向面40aに凸面部40a1及び凹面部40a2を設けることにより、第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態と同様に、吹出風の向きを好適に制御し得る。
第4実施形態のように風向板を1枚のみ設けた場合は、風向板の動力源の数量を少なくし得る。一方、吹出風の向きをより好適に制御可能とする観点からは、第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態のように、風向板を複数枚設けることが好ましい。
上記実施形態は、本発明を実施した好ましい形態の例示であって、本発明は、上記実施形態に何ら限定されない。
例えば、風向面は、凸面部及び凹面部のうちの少なくとも一方を複数含んでいてもよい。例えば、風向面は、ひとつの変曲点を有していてもよいし、複数の変曲点を有していてもよい。
例えば、風向面は、凸面部及び凹面部に加えて、平面部を含んでいてもよい。その場合、平面部は、凸面部と凹面部との間に設けられていてもよい。
凸面部及び凹面部は、それぞれ、曲面により構成されていてもよいし、複数の平面により構成されていてもよい。
上記実施形態では、第1駆動部62に動力を供給する第1動力源64aと、第2駆動部63に動力を供給する第2動力源64bとが別体に設けられている例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば、第1駆動部に動力を供給する動力源と、第2駆動部に動力を供給する動力源とを一体に設けてもよい。すなわち、ひとつの動力源から第1駆動部及び第2駆動部の両方に動力を供給してもよい。このように、共通の動力源から第1駆動部及び第2駆動部に動力を供給することにより、第1風向板と第2風向板とをより高精度に駆動することができる。但し、第1風向板と第2風向板との制御自由度を高める観点からは、第1駆動部と第2駆動部とに対して別個に動力源を設けることが好ましい。
上記実施形態では、駆動機構60が第1駆動機構60aと第2駆動機構との2つの駆動機構を含む例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば、室内機は、室内機の幅方向において第1風向板及び第2風向板の一方側に位置するひとつの駆動機構により第1風向板及び第2風向板が駆動されるように構成されていてもよい。
1 空気調和機
2 室内機
10 室内機本体
12 ガイド壁
40 第1風向板
40a 第1風向面
40a1 凸面部
40a2 凹面部
A1 第1風向板の回転軸
50 第2風向板
50a 第2風向面
50a1 凸面部
50a2 凹面部
A2 第2風向板の回転軸
60 駆動機構
61 筐体
62 第1駆動部
63 第2駆動部
121 送風路
122 吹出口

Claims (9)

  1. 吹出口が形成された室内機本体と、
    前記吹出口から吹き出される吹出風の向きを制御可能な第1風向面を有する第1風向板と、
    を備え、
    前記第1風向面は、前記吹出風側に突出する凸面部及び前記吹出風とは反対側に凹む凹面部を含む、空気調和機の室内機。
  2. 前記凸面部が前記凹面部よりも風上側に位置している、請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記第1風向板は、前記吹出風の上側に位置している、請求項1または2に記載の空気調和機の室内機。
  4. 前記吹出風の下側に位置する第2風向板をさらに備える、請求項3に記載の空気調和機の室内機。
  5. 前記第2風向板は、前記吹出口から吹出される吹出風の向きを制御可能な第2風向面を有し、
    前記第2風向面は、前記吹出風側に突出する凸面部及び前記吹出風とは反対側に凹む凹面部を含む、請求項4に記載の空気調和機の室内機。
  6. 前記第1風向板を回転させる第1駆動部と、
    前記第2風向板を回転させる第2駆動部と、
    前記第1駆動部及び前記第2駆動部を収容する筐体と、
    を有する駆動機構をさらに備える、請求項4または5に記載の空気調和機の室内機。
  7. 前記第1風向板は、前記第1風向板の風上側端部と風下側端部との間に位置する回転軸を中心として回転可能である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の空気調和機の室内機。
  8. 室内機本体は、前記吹出口と、前記吹出口に空気を送る送風路とのそれぞれを内側に形成するガイド壁を有し、
    前記第1風向板は、前記風上側端部が前記ガイド壁の外側に位置可能に設けられている、請求項7に記載の空気調和機の室内機。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の室内機を備える、空気調和機。
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