JP2021031189A - シート積載装置、画像形成システム - Google Patents

シート積載装置、画像形成システム Download PDF

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広昌 松浦
堀田 道広
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道広 堀田
正暁 川崎
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正暁 川崎
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Akiyoshi Irie
昭吉 入江
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Abstract

【課題】積載不良のシートを正常な状態となるように支援する技術を提供する。【解決手段】シート積載装置は、シートを積載する積載手段と、積載手段に積載されたシートを揃える揃え手段と、積載手段に搬送されるシートの、搬送方向先端を検出する検出手段と、揃え手段によってシートが揃えられる位置である揃え位置に向けてエアを送風する送風手段と、規定の検出位置でシートが検出されてから検出手段で当該シートの先端が検出されるまでの想定時間として設けられている所定時間内に、検出手段でシートの先端を検出しない場合、送風手段の動作を変更する制御手段と、を有する。【選択図】図11

Description

本発明は、シート積載装置、画像形成システムに関する。
画像形成装置から排出される用紙、記録紙、転写紙、OHP用紙などのシートを揃えて積載するシート積載装置、およびこのシート積載装置を備えた画像形成システムが知られている。
シート積載装置に排出されるシートは、シートの状態によっては後端残り、波打ち、座屈によるシートの丸まりなどが生じて、正常に積載用のトレイに排出されない積載不良が発生することがある。
また、画像形成装置から排出されるシートをトレイに積載する際に、シートの先端が所定の位置まで届かない場合、シートの積載不良が生じているとして通知を行う技術が開示されている(例えば特許文献1)。
これまでの技術では、シートの積載不良の発生を通知するのみであり、シートの積載不良を解消するまでには至らず、解消に向けた作業を利用者で行う必要がある。
本発明は、積載不良のシートを正常な状態となるように支援することを目的とする。
上記課題を解決するために、シート積載装置は、シートを積載する積載手段と、積載手段に積載されたシートを揃える揃え手段と、積載手段に搬送されるシートの、搬送方向先端を検出する検出手段と、揃え手段によってシートが揃えられる位置である揃え位置に向けてエアを送風する送風手段と、規定の検出位置でシートが検出されてから検出手段で当該シートの先端が検出されるまでの想定時間として設けられている所定時間内に、検出手段でシートの先端を検出しない場合、送風手段の動作を変更する制御手段と、を有する。
本発明により、積載不良のシートを正常な状態となるように支援することができる。
画像形成システムの構成例を示す模式図である。 スタッカーの構成例を示す断面図である。 スタッカーのシート揃え機構の構成を示す側面図であり、正常にシートが排出されている状態を示した図である。 正常にシートが排出されてシート先端を事前に設けられた所定位置で検出した状態を示す側面図である。 正常に排出されたシートに対し通常の揃え動作を行っている状態を示す側面図である。 スタッカーの制御系の構成例を示すブロック図である。 後端残りが生じてシートが正常に排出されなかった状態を示す側面図である。 シート先端が座屈してシートが正常に排出されなかった状態を示す側面図である。 シート後端が座屈してシートが正常に排出されなかった状態を示す側面図である。 積載不良を検出する機能を持ち合わせなかった場合の積載状態を示す側面図である。 本実施形態の送風装置の構成を示す図であり、送風量を調整可能とした構成を例示する図である。 本実施形態の送風装置の構成を示す図であり、送風する向きを調整可能とする第1構成例を示す図である。 本実施形態の送風装置の構成を示す図であり、送風する向きを調整可能とする第2構成例を示す図である。 本実施形態の送風装置のシート幅方向およびシート搬送方向の位置を可変とする構成を例示する図である。 本実施形態の位置を可変とする場合の送風装置の構成例を示す図である。 本実施形態の送風装置をシート幅方向およびシート搬送方向に複数並べた構成を例示する図である。 本実施形態の第1の動作例を示すフローチャートである。 本実施形態の第2の動作例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ実施形態に係るシート積載装置、画像形成システムについて説明する。以下の説明で「画像形成装置」、「プリンタ」とは、紙(用紙)、OHPシート、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなどのシート(シート状媒体)に現像剤やインクを付着させて画像形成を行う装置を意味する。さらに、「画像形成」とは、文字や図形などの意味を持つ画像をシートに対して付与することだけでなく、パターンなどの意味を持たない画像をシートに付与することをも意味する。
以下の実施形態において、各構成部品の説明にある寸法、材質、形状、その相対配置などは例示であって、特に特定的な記載がない限りこの発明の範囲をそれらに限定する趣旨ではない。
また、各図面に示されるX軸、Y軸、Z軸の方向は、各図面で共通である。尚、X軸方向は副走査方向、シート搬送方向、もしくはシート排出方向を意味し、Y軸方向は主走査方向もしくはシート幅方向を意味する。そしてZ軸は上下方向もしくは高さ方向を意味する。尚、X軸方向をあらわすのにシート搬送方向の「上流側」、「下流側」と表現する場合があり、Y軸方向をあらわすのに「手前側」、「奥側」と表現する場合がある。
<基本構成>
図1は、本実施形態に係る画像形成システムの構成を示す斜視図である。画像形成システム1000は、画像形成装置の一態様であるプリンタ500と、シート積載装置の一態様であるスタッカー100とを含む。
プリンタ500は、例えば、4色フルカラーの画像をシートに形成する。プリンタ500は、例えば、多数枚のシートを連続的に搬送して高速で印刷を行うプロダクション用途に適した画像形成装置である。
スタッカー100は、プリンタ500において画像形成が施されたシートを受け入れ、積載用のトレイに積載して保持する積載機構を構成する。スタッカー100の手前側には、開閉可能な外装カバー260が設けられている。外装カバー260は、利用者によりレバー261が操作されることでロックが解除され、閉じ状態から開き状態になる。
図2は、スタッカー100の構成を例示する断面模式図である。スタッカー100は、プリンタ500から排出されたシートを矢印Aの方向から導入する。スタッカー100は、プルーフ排紙モード、ストレート排紙モード、およびシフト排紙モードの動作モードを選択することができる。
プルーフ排紙モードは、シート搬送路L1を通して、プルーフトレイ101上にシートを導いて積載する動作モードである。ストレート排紙モードは、シート搬送路L2を通して、本スタッカー100の後段に添えられた図示しない別のスタッカー等の装置に導く動作モードである。シフト排紙モードは、シート搬送路L3を通して、シフトトレイ102(シート積載手段)の上にシートを排出して積載する動作モードである。シフトトレイ102には、連続するジョブのシート束がY軸方向においてトレイ上の異なる位置(シート幅方向にシフトした位置)になるように積載される。
シフトトレイ102は、昇降可能な支持部材103(103a、103b)上に積載されている。支持部材103の四隅は、計4本のタイミングベルト104によって吊られており、それぞれのタイミングベルト104は対応する計4つのタイミングプーリ105に巻き付けられている。タイミングプーリ105は、ウォームギヤ106と複数のギヤから構成されるギヤ列107によって連係されており、トレイ昇降モータ108の駆動力によって同期的に回転されることによって、シフトトレイ102と共に支持部材103を昇降させる。動力伝達系統がウォームギヤ106を介しているため、シフトトレイ102を所定位置(狙った位置)に保つことができる。支持部材103が最下限の位置まで下降したときに、シフトトレイ102を台車109上に載せることにより、シフトトレイ102と共に、その上に積載されたシートを台車109によって搬出することができる。
パドル110は、シート搬送路L3中の排紙ローラ111に連動して回転する部材であり、シフトトレイ102上に排出されるシートの後端部を叩いて下方に押し付ける。また、シフトトレイ102上に積載されたシートはフィラー21を押し上げる。
光学式の紙面センサS3は、フィラー21の動きに基づいて、シフトトレイ102上におけるシートの積載高さを検出する。紙面センサS3がONとなっているときは、トレイ昇降モータ108によってシフトトレイ102を下降させ、紙面センサS3がOFFとなってから、そのトレイ昇降モータ108を停止させる。したがって、シフトトレイ102上に積載されたシートによって、紙面センサS3がONとなる毎に、シフトトレイ102は所定距離ずつ下降され、所定位置(狙った位置)に移動される。
シート搬送パスセンサS1は、シートの搬入口に備わっており、シートの通過を検出するためのセンサである。またシート搬送パスセンサS2は、シート搬送路L3中におけるシートの通過を検出するためのセンサである。シート搬送パスセンサS1、S2は、いずれも排紙ローラ111よりも搬送方向上流に位置している。
また、排紙ローラ111には、ばねによって付勢された従動ローラ113が圧接されており、これらの排紙ローラ111、従動ローラ113の間にシートがニップされる。入口ローラ114は、駆動されることによってプリンタ500から排出されてくるシートを搬入する。
シフトトレイ102上に排出されたシートは、一対のメインジョガー210、一対のサブジョガー310によりシート幅方向が整合され、また先端ストッパ230(揃え手段)とエンドフェンス120によりシート搬送方向が整合される。
先端ストッパ230には、排出されたシートの先端が到達したかを検出するためのシート検出センサS4およびシート検出フィラー240が設けられている。本実施形態において、シート検出センサS4およびシート検出フィラー240によって構成される検出手段は、シフトトレイ102に搬送されるシートの搬送方向先端の到達を検出する。搬送されるシートの先端がシート検出フィラー240の位置まで到達すると、本実施形態では当該シートは正常に排出されたとして扱われる。
操作部250は、スタッカー100の処理状態を表示し、また利用者から印刷処理後のトレイ下降動作指示を受け付ける。
図2では、外装カバー260、および外装カバー260を開閉するためのレバー261を破線で示している。レバー261が操作されると、外装カバー260は開き状態となり、台車109および台車109上に積載されているシートが露出して、これらの取り出しが可能となる。
図3〜図5を用いて、シートの先端を揃える機構の詳細構成および正常にシートが排出されている際の各部材の動作を説明する。尚、図3〜5に図示されている破線円(符号110)は、パドル110の回転径をあらわしている。
図3は、正常にシートが排出されている状態を示す図である。排紙ローラ111および従動ローラ113によって搬送されたシートP2が、先行して積載されたシートもしくはシート束である積載済みシートP1の上(積載済みのシートが無い場合はシフトトレイ102の上)に排出される。
先端ストッパ230は、シートP2を突き当てる部位であるストッパ部230a、シートP2の搬送方向先端を検出するためのシート検出フィラー240、およびシート検出センサS4を有しており、これらが一体となって、シート搬送方向に延在しているシャフト232を摺動して移動可能となっている。またシートが搬送される際、先端ストッパ230は、当該先端ストッパ230、メインジョガー210、サブジョガー310によって揃えられた積載済みシートP1の位置(揃え位置)よりもシート搬送方向の下流側の特定位置で、搬送されるシートP2を待ち受ける。すなわち、シート検出フィラー240およびシート検出センサS4は、揃え位置よりも下流側の特定位置で、搬送されるシートP2を待ち受ける。
また、図3に示す網掛け矢印の方向に向けてエアを送風する送風装置22(送風手段)が、排紙ローラ111および従動ローラ113の下側に設けられている。送風装置22は、シートが揃えられる揃え位置に向けてエアを送風することで、搬送されるシートP2と積載済みシートP1との間に空気の層を形成する。これにより、シート間の摩擦による影響を低減し、シートP2が積載不良となるのを予防する。
図4は、正常にシートが排出されてシート先端を検出した状態を示す図である。正常にシートが排出されると、シートP2の先端は所定時間内にシート検出フィラー240に到達する。ここで「所定時間」は、シート搬送パスセンサS2がシートP2の先端を検出してから、シート検出フィラー240にシートP2の先端が到達するまでの想定時間であり、事前に設けられた時間である。尚、所定時間は、シート搬送パスセンサS2を基点とした搬送長さや搬送速度の各値によって導出され、パラメータとして後述の制御部150に記憶されているものとする。
シートP2の先端がシート検出フィラー240に到達すると、シート検出フィラー240は、シートP2に押されて軸240aを中心にして回転し、傾斜状態となる。このシート検出フィラー240の傾斜をシート検出センサS4が検出することで、シートP2が正常に排出されたことを検出することができる。この場合、スタッカー100は通常の揃え動作を行う。
図5は、正常に排出されたシートP2に対し通常の揃え動作を行っている状態を示す図である。先端ストッパ230は、シャフト232に沿ってエンドフェンス120に向かって移動することで、シートP2を上流側に押し戻す。先端ストッパ230は、シートP2の後端がエンドフェンス120に突き当たるまで押し戻し、この結果シートP2は、シート搬送方向の両端側から先端ストッパ230とエンドフェンス120とで挟まれ、最終的には積載済みシートP1と同じ位置(揃え位置)に積載される。
図6は、本実施形態の制御系の構成例を示すブロック図である。図6にあるように、プリンタ500には制御部550が設けられており、この制御部550がプリンタ500の動作を統括的に制御する。また、スタッカー100には、制御部150が設けられており、この制御部150がスタッカー100の動作を統括的に制御する制御手段を構成する。
スタッカー100に備えられる制御部150には、例えばCPU、揮発性メモリ、不揮発性記憶装置などを含めて構成されたメイン制御部160がある。また制御部150には、メイン制御部160と電気的に接続され、もしくはソフトウェアのモジュールとして論理的に構成されるモータ制御部161(161a〜161e)がある。モータ制御部161は、制御用の信号を出力してモータ171〜175の動作を制御する。ここでモータ171〜175は、主として送風装置22を駆動するための、後述する各種のモータである。図6に示す以外にも、トレイ昇降モータ108、メインジョガー210、サブジョガー310を駆動するモータ、先端ストッパ230を駆動するモータ、排紙ローラ111やパドル110を駆動するモータなど、スタッカー100内に設けられた各種モータ、およびこれらのモータを制御するモータ制御部が備えられている。
メイン制御部160は、制御部550との通信を制御すると共に、上記の各種センサ(S1〜S4)から出力される検出信号を入力する。スタッカー100内には、図6に示すセンサ以外にも、各部材のホームポジションを検出するセンサなどが備えられている。
メイン制御部160は、センサ(S1〜S4)検出信号などに基づき、モータ制御部161を介してモータ171〜175を駆動させる。
図7は、シートP2の後端が後端残りとなり正常にシートP2を排出できなかった状態を示す図である。シートP2自体にコシが無かったり、積載済みシートP1との間での搬送抵抗(摩擦)を受けたりすると、シートP2は、図7に示すように後端がパドル110や排紙ローラ111に乗り上げた後端残りの状態となる。この場合、シートP2がシート検出フィラー240に所定時間内に到達しないため、制御部150は積載不良が生じていると判定する。
図8は、シートP2の先端が座屈して正常に排紙できなかった状態を示す図である。搬送されたシートP2が積載済みシートP1の上に着地する際に座屈すると、搬送方向への推進力を失い、先端が丸まった状態で積載されてしまう。この場合も、シートP2の先端が所定時間内にシート検出フィラー240まで到達しないため、制御部150は積載不良が生じていると判定する。
図9は、シートP2の後端が座屈し正常に排出できなかった状態を示す図である。搬送されたシートP2と積載済みシートP1との間の搬送抵抗や、シートP2自体にコシが無い場合、図9に示すように後端が波打ったように座屈することがある。この場合も、シートP2の先端が所定時間内にシート検出フィラー240まで到達しないため、制御部150は積載不良が生じていると判定する。
図10は、シートの積載不良を検出する機能を持ち合わせない構成、すなわちシート検出フィラー240やシート検出センサS4を設けない構成とした場合の排出状態を示す図である。また図10は、図7で説明した後端残りが生じているケースを一例として示している。
図10の例では、積載不良を検出できないため、制御部150は正常時(図5参照)と同様に先端の整合動作を行うように先端ストッパ230を移動させる。しかし、シートP2の先端が先端ストッパ230に未達であるため、シートP2は実際には整合されない。この状態で後続のシートP3を受け入れると、シートP2の後端部にシートP3が衝突し、シートP2は、丸まりや後端残りが残ったまま積載される。
積載不良のシートを含んだシート束がこのまま綴じられると、欠陥品となり破棄することとなる。すなわち、1枚の積載不良が生じることで、大量のシートが破棄されることとなる。
本実施形態では、所定時間内にシート検出センサS4がシートの先端を検出しなかった場合、制御部150は、送風装置22から送風するエアの送風量を増加するように動作の変更を行い、エアの吹き付けによる効果をさらに得られるようにする。
図11は、送風装置22の詳細を示すと共に、送風量を変更する構成を説明する図である。また図11に示す矢印は、送風向きを示している。
送風量を増加する第1の方法としては、ケース221に収容されているモータ171(ファンモータ)に与える電圧を上げる方法がある。また第2の方法として、図6に示すモータ172(ステッピングモータ)を駆動することで、ダクト223内に設けたシャッタ224を、回転軸224aを中心にA1やA2の姿勢からA3の姿勢となるように回転させて、開口量を広げる方法がある。また、これら両方を同時に実施する方法もある。尚、逆に送風量を減らすには、モータ171に与える電圧を下げる方法、シャッタ224をA3の姿勢からA2、A1の姿勢にして開口量を狭める方法、これらを同時に実施する方法を行う。
また、所定時間内にシート検出センサS4がシートの先端を検出できなかった場合、制御部150は、送風装置22の送風角度を上向きに変更してもよい。図7のように後端残りが生じた場合、送風装置22の送風角度を上向きにすることで、シートの後端に直接エアを吹き付けることができ、積載不良の状態を正常の状態に正すように支援することができる。
送風角度を上下に変更する構成の一例を図12に示す。図12の例では、モータ173(図6参照)に連結したギヤ201と、送風装置22に固定で配置した、軸211aを中心に回転する回転ギヤ211とを噛合させる。そして、制御部150の指示に基づきモータ173がギヤ201を矢印方向に回転することで、この回転動力が送風装置22側の回転ギヤ211に伝達され、送風装置22が軸211aを中心に矢印方向に回転する。この動作により、送風装置22は、図12の破線で示すように上方にエアを吹き付ける姿勢となる。
また図13に示すように、軸522aを中心に回転する回転ギヤ521に歪曲形状を有するカム522を固定で設けておき、回転ギヤ521と、モータ173に連結したギヤ520とを噛合させる。カム522は、送風装置22のケース221の下部と当接する位置に設けられており、カム522が軸522aを中心に回転することで、ケース221はカム522によって下方向から押し上げられて軸211aを中心に回転する。このような構成とすることで、制御部150の指示に基づきモータ173がギヤ201を矢印方向に回転させると、この回転動力が回転ギヤ521に伝達されてカム522が回転し、ケース221を押し上げる。この動作により、送風装置22は、図13の破線で示すように上方にエアを吹き付ける姿勢となる。
図12、図13の例において、エアを上方に吹き付ける姿勢の状態で、ギヤ201、520を逆回転させることで、送風装置22は水平方向にエアを吹き付ける姿勢となる。尚、図13の例において、送風装置22は当該水平方向にエアを吹き付ける姿勢となるように、バネなどにより付勢されているものとする。
引き続き、図14、図15を用いて送風装置22自体をシート搬送方向およびシート幅方向に平行移動させて送風する態様を説明する。図14、図15では、各送風装置の送風方向を網掛け矢印で示している。また図14においては、各送風装置が揃え位置(図14においてはシートP1、P2の位置)に向けてエアを送風することも示している。
送風装置22aおよび22bの2つの送風装置22は、ブラケット351を介してタイミングベルト323の特定位置に固定されている。タイミングベルト323は、プーリ321、322に掛け渡されており、モータ174(図6参照)と連結したギヤ320が回転することで、プーリ321も回転する。プーリ322が回転すると、タイミングベルト323も移動して送風装置22aおよび22bがシート幅方向(シート搬送方向と直交する方向)に平行移動することができる。
またタイミングベルト323の近傍には、タイミングベルト323の長尺方向に沿うように、すなわちシート幅方向に延在するようにガイドレール226bおよびシャフト225aが設けられている(図14では不図示)。図15に示すコロ226は、ブラケット351に固定された軸226aを中心に回転してガイドレール226b上を移動する。またブラケット351に固定された軸受225は、シャフト225aを摺動する。この構成を有することで、送風装置22a、22bは、シート幅方向を円滑且つブレの無いように移動することができる。
シートP2がシート検出フィラー240まで到達できずにいる場合、到着するまで送風装置22aおよび22bがシート幅方向に往復移動しながら送風することで、積載不良の解消を支援することができる。
また図14に示すように、シート搬送方向に移動可能な送風装置23を設けてもよい。送風装置23は、ブラケット451を介してタイミングベルト423の特定位置に固定されており、タイミングベルト423は、シート搬送方向に延在するようにプーリ421、422に掛け渡されている。プーリ421は、モータ175(図6参照)と連結するギヤ420と噛み合っており、モータ175がギヤ420を回転させることでプーリ421も回転し、タイミングベルト423を介して送風装置23がシート搬送方向に移動する。
また、送風装置22と同様に、シャフト225aやガイドレール226bと同様の構成をタイミングベルト423に沿うように設け、ブラケット451側に上記の軸受225、コロ226に相当する部材を設けることで、送風装置23は、シート搬送方向を円滑且つブレの無いように移動することができる。
このようにシート搬送方向に移動する送風装置23を設け、シートP2がシート検出フィラー240に到着するまで送風装置23がシート搬送方向に往復移動しながら送風することで、積載不良の解消を支援することができる。尚、送風装置22a、22b、および送風装置23を同時に作用させてもよい。
また一方で、図16に示すように、図14、図15で説明した送風装置22a、22b、23の構成に替えて、シート幅方向およびシート搬送方向に送風装置を複数並べてもよい。ここでは、送風装置24a、24bをシート幅方向に複数並べてブラケット241に固定させた構成、および送風装置25をシート搬送方向に複数並べてブラケット251に固定させた構成を示している。
送風装置24aを例にすると、シートの積載不良が検出された場合、制御部150は、エアを送風する送風装置を、奥側から手前側に向けて、もしくは手前側から奥側に向けて1つずつ順次変更するように制御する。これにより、図14、図15で説明した送風装置を水平方向に移動させる態様と同様のことを実現することができる。送風装置24b、25についても同様である。
また別の態様として、積載するシートのサイズが大きく、積載不良を解消するには多くの送風量が必要な場合は、図16に示す全ての送風装置から送風する、などを行ってもよい。一方で、積載するシートのサイズが小さく(破線で示すシートP3)、少ない送風量で積載不良を解消することが可能であれば、必要な送風装置のみからエアを送風すればよい。シートのサイズが小さい場合、制御部150は、シート幅方向に並んだ送風装置24a、24bの中から中央寄りのものを選定して駆動させ、またシート搬送方向に並んだ送風装置25の中から、上流寄り(排紙ローラ111側)のものを選定して駆動させる。
制御部150は、ジョブ情報をプリンタ500から受信し、このジョブ情報内に含まれるシートサイズに関する情報に応じて、複数並んだ送風装置の中から、いずれのものを駆動させるかを選定する。この場合、シートサイズと、駆動させる送風装置とを対応付けたテーブルが制御部150の不揮発性記憶装置に記憶されており、制御部150は、プリンタ500から受信するシートサイズに関する情報と当該対応テーブルとに基づき、いずれの送風装置を駆動させるかを選定する。そして制御部150は、当該選定した送風装置で送風するように制御する。
図17、図18は、本実施形態の積載不良を解消するためのスタッカー100の動作例を示すフローチャートである。図17および後述する図18のフローチャートは、制御部150が、事前に制御部150内の不揮発性記憶装置に記憶されているプログラムをCPUが演算実行し、各ハードウェアと協働することで行われる。また図17および図18のフローチャートは、シートが1枚搬入されるごとに行われる。
図17において、シート搬送パスセンサS2がシート先端を検出すると(S001)、制御部150は、この検出信号をトリガとして、当該信号を検出してから所定時間内にシート検出センサS4がシートの先端を検出するかを判定する(S002)。
シート検出センサS4が所定時間内にシートの先端を検出すると(S002:Yes)、制御部150は、積載不良を起こさずに正しく排出されたものとして扱い、先端ストッパ230による整合動作を行う(S012)。
シート検出センサS4が所定時間内にシートの先端を検出しない場合(S002:No)、制御部150は、送風装置22(=送風装置22a、22b)の送風量が増加するように変更する(S003)。
この送風状況においてもシート検出センサS4がシートの先端を検出しない場合(S004:No)、制御部150は、さらに、送風装置22が上方にエアを吹き付けるように、送風装置22の角度を変更する(S005)。
この送風状況においてもシート検出センサS4がシートの先端を検出しない場合(S006:No)、制御部150は、さらに、送風装置22をシート幅方向に移動させる(S007)。もしくは図16に示す構成の場合、制御部150は、送風する送風装置24(=送風装置24a、24b)を順次変更したり、数を増やしたりする(S007)。
この送風状況においてもシート検出センサS4がシートの先端を検出しない場合(S008:No)、制御部150は、さらに、送風装置22での送風を開始させて、シート搬送方向に移動させる(S009)。もしくは図16に示す構成の場合、制御部150は、送風する送風装置25を順次変更したり、数を増やしたりする(S009)。
この送風状況においてもシート検出センサS4がシートの先端を検出しない場合(S010:No)、制御部150は、シートの積載不良を解消できないものとして扱い、ジャム発生信号をプリンタ500に出力する。そして制御部150は、全てのシート搬送を停止して、操作部250を介してシートの積載不良が発生していることを利用者に通知する(S011)。
尚、ステップS004、S006、S008、S010のいずれかでシート検出センサS4がシートの先端を検出した場合、積載不良が解消されたものとして、制御部150は先端ストッパ230による先端部の整合動作を行う(S012)。
図18は、図17のフローチャートに対してシート検出センサS4の先端を検出する判定処理を一部省略した動作例となっている。具体的には、ステップS004、S006、S008の判定処理を省略している。このような動作制御であってもよい。
図17、図18のフローチャートでは、ステップS003、S005、S007、S009の順に処理が進むにつれて、各送風動作が順次追加で行われていくものとし、ステップS009まで処理が進むと、図11〜図16で説明した全ての送風動作が同時に行われるものとする。この動作に替えて、同時動作とはせずに、ステップごとに各送風動作が変更される実装でもよいし、一部のみが変更され、そのほかは同時に行われる実装でもよい。
また、図17、図18に示すステップS003、S005、S007、S009の送風動作の順序は、あくまでも一例であるため、これらの送風動作の順序を変更しても構わない。
本実施形態では、シート搬送パスセンサS2の検出信号をトリガとして時間の計時を開始し、この計時時間が所定時間に達したかを判定しているが、この構成はあくまで一例である。シート搬送パスセンサS1の検出信号など、搬送経路上に設けられたその他のセンサからの信号を計時開始のトリガとしてもよいし、先行シートが搬送されてから後続シートが搬送されるまでの想定時間などを上記の所定時間として用いてもよい。
尚、設置スペースに余裕がある場合、図14、図15で説明したシート幅方向やシート搬送方向に送風装置を移動させる構成と、図16で説明した送風装置を複数並べた構成との両方を、共に実装しても構わない。また図14、図16に示した送風装置23、25にも、図11〜図13で説明した送風量の変更、送風角度の変更を行わせてもよい。
以上、本実施形態により、送風装置の風力、向きや位置を切り替えて変更することで、積載不良が発生しても正常な状態となるように正すことができる。
22、22a、22b、23、24、24a、24b、25:送風装置
100:スタッカー
102:シフトトレイ
110:パドル
111:排紙ローラ
113:従動ローラ
120:エンドフェンス
150:制御部
171、172、173、174、175:モータ
210:メインジョガー
222:ファンモータ
223:ダクト
224:シャッタ
230:先端ストッパ
240:シート検出フィラー
250:操作部
310:サブジョガー
500:プリンタ
550:制御部
1000:画像形成システム
S1、S2:シート搬送パスセンサ
S3:紙面センサ
S4:シート検出センサ
実開平01−118954号公報

Claims (9)

  1. シートを積載する積載手段と、
    前記積載手段に積載されたシートを揃える揃え手段と、
    前記積載手段に搬送されるシートの、搬送方向先端を検出する検出手段と、
    前記揃え手段によってシートが揃えられる位置である揃え位置に向けてエアを送風する送風手段と、
    規定の検出位置でシートが検出されてから前記検出手段で当該シートの先端が検出されるまでの想定時間として設けられている所定時間内に、前記検出手段でシートの先端を検出しない場合、前記送風手段の動作を変更する制御手段と、
    を有するシート積載装置。
  2. 前記検出手段でシートの先端を所定時間内に検出しない場合、前記制御手段は、前記送風手段の送風量を増加させるように変更することを特徴とする、請求項1に記載のシート積載装置。
  3. 前記検出手段でシートの先端を所定時間内に検出しない場合、前記制御手段は、前記送風手段の向きを上向きに変更することを特徴とする、請求項1または2に記載のシート積載装置。
  4. 前記検出手段でシートの先端を所定時間内に検出しない場合、前記制御手段は、前記送風手段をシートの幅方向に移動させるように変更することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート積載装置。
  5. 前記検出手段でシートの先端を所定時間内に検出しない場合、前記制御手段は、前記送風手段をシートの搬送方向に移動させるように変更することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート積載装置。
  6. 前記送風手段は、シート幅方向もしくはシート搬送方向のいずれか一方もしくは両方に、複数並んで配置されており、
    前記検出手段でシートの先端を所定時間内に検出しない場合、前記制御手段は、前記並んで配置された送風手段の中の複数もしくは全てで送風するように変更することを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート積載装置。
  7. 前記制御手段は、さらに、搬送されるシートのサイズに応じて、前記並んで配置される送風手段の中のいずれで送風するかを選定し、当該選定した送風手段で送風するように制御することを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート積載装置。
  8. 前記検出手段は、前記揃え位置よりもシート搬送方向の下流に、搬送されるシートの先端が到達したかを検出することを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート積載装置。
  9. シートに画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置から搬送されるシートを受け入れる、請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート積載装置と、
    を有する画像形成システム。
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