JP2021029938A - 内視鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】送水装置の耐久性を高めることができる内視鏡を提供する。【解決手段】先端部本体32に形成された起上台収容空間66に配置され、回転軸86を中心に起立位置と倒伏位置との間で回転自在に設けられた起立台36であって、回転軸86に直交する方向において回転軸86とは反対側の領域に設けられた接続口94と、接続口94に連通する噴射口96とを有する起立台36と、先端部本体32に設けられ、本体端面25に形成された流出口45と、流出口45と接続口94との間を接続する送液管路98であって、少なくとも軟性管路100を有する送液管路98と、を備え、流出口45から流出される流体を、送液管路98によって接続口94に導いて噴射口96から噴射可能とし、流体の噴射方向は起立台36の回転位置に応じて可変である。【選択図】図7

Description

本発明は内視鏡に係り、特に挿入部の先端部に設けられた起立台から観察方向に向けて送水を行うことができる内視鏡に関する。
内視鏡では、手元操作部に設けられた処置具導入口から各種の処置具を導入し、この処置具を、挿入部の先端部に開口した起立台収容空間から外部に導出して処置に用いている。例えば十二指腸鏡では、鉗子又は造影チューブ等の処置具が使用され、超音波内視鏡では穿刺針等の処置具が使用される。このような処置具は、被検体内の所望の位置を処置するために、起立台収容空間から外部に導出される処置具の導出方向を変更する必要がある。
例えば、特許文献1に開示された内視鏡は、起立台収容空間に起立台(処置具起上台とも言う。)が回転自在に設けられ、手元操作部には起立台の姿勢を起立位置と倒伏位置との間で変更させるレバー(起上レバーとも言う。)が設けられている。なお、特許文献1の起立台は、手元側基端部分が挿入部の先端部本体にピン(回転軸とも言う。)によって回転自在に支持されている。
また、特許文献1に開示された内視鏡は、観察窓を洗浄するための送気送水装置の他に、観察方向(視野方向とも言う。)にある汚物等を除去するための送水装置を備えている。この送水装置は、起立台に形成された先端開口部から観察方向に向けて送水を行うものであり、先端部本体の本体端面から挿入部の先端側に向けて突出された送水チューブと、起立台に設けられ、上記の送水チューブの先端が接続され、かつ上記の先端開口部を有する送水口とを有している。
特開2001−389号公報
ところで、特許文献1の内視鏡は、送水チューブと起立台との接続部分が起立台の手元側基端部(つまり、起立台において回転軸に直交する方向における回転軸が配置される側)に設けられている。このため、特許文献1の内視鏡は、起立台を倒伏位置から起立位置に回転させた場合、送水チューブが起立台の起立方向に向けて大きな角度で折り曲げられる。
つまり、特許文献1の内視鏡は、起立台の回転を繰り返した場合、送水チューブの屈曲部が疲労により損傷する虞がある。また、送水チューブの両端の接続部にも引っ張り方向の負荷がかかるので、両端の接続部が疲労により損傷する虞がある。このような理由により特許文献1の内視鏡は、送水装置の耐久性が低いという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、送水装置の耐久性を高めることができる内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、本発明の内視鏡は、先端と基端とを有する挿入部と、挿入部の先端側に設けられた先端部本体と、先端部本体に設けられ、挿入部の先端側を向いた本体端面に形成された処置具導出口と、先端部本体に設けられ、処置具導出口に面した起立台収容空間を画定する隔壁と、起立台収容空間に配置され、回転軸を中心に起立位置と倒伏位置との間で回転自在に設けられた起立台と、起立台に設けられた接続口と、起立台に設けられ、接続口に連通する噴射口と、先端部本体に設けられ、本体端面に形成された流出口と、流出口と接続口との間を接続する送液管路であって、少なくとも軟性管路を有する送液管路と、を備え、接続口は、起立台において回転軸に直交する方向における回転軸が配置される側とは反対側の領域に設けられる。
本発明の一形態は、接続口は、起立台の回転に伴って流出口との間の距離が変化する位置に設けられ、送液管路の軸方向の長さは、距離の最大値よりも長いことが好ましい。
本発明の一形態は、軟性管路は、軟性管路の軸方向に伸縮自在な蛇腹状に構成されることが好ましい。
本発明の一形態は、起立台は、処置具導出口から導出された処置具を案内する処置具案内面と、処置具案内面の反対側に配置された起立台背面とを有し、起立台背面に接続口が設けられ、送液管路は、起立台背面の側に配置されることが好ましい。
本発明の一形態は、起立台は、処置具導出口から導出された処置具を案内する処置具案内面と、処置具案内面に連接し回転軸の軸方向の成分を含む方向を法線とする起立台側面とを有し、起立台側面に接続口が設けられ、送液管路は、起立台側面の側に配置されることが好ましい。
本発明の一形態は、起立台は、処置具導出口から導出された処置具を案内する処置具案内面と、処置具案内面に隣接されて処置具案内面を包囲する隣接面とを有し、隣接面に接続口が設けられ、送液管路は、隣接面の側に配置されることが好ましい。
本発明の一形態は、起立台を動作させるための操作ワイヤを有し、操作ワイヤは送液管路に挿通され、かつ、操作ワイヤの端部が起立台に接続されることが好ましい。
本発明の一形態は、隔壁に配置された観察光学系であって、挿入部の長手軸方向に直交する観察方向を観察する観察光学系を有し、起立台が倒伏位置に位置している場合における噴射口の噴射方向は、観察方向の成分を有する方向であることが好ましい。
本発明の一形態は、先端部本体に着脱自在に取り付けられるキャップを備え、送液管路は、流出口に接続される接続管路を有し、接続管路は、キャップに備えられることが好ましい。
本発明の一形態は、接続管路は、キャップに形成された貫通孔として構成されることが好ましい。
本発明の一形態は、キャップは、起立台の回転軸が軸支される軸支部を備えることが好ましい。
本発明によれば、送水装置の耐久性を高めることができる。
実施形態に係る内視鏡を備えた内視鏡システムの構成図 先端部を拡大して示した斜視図 図2に示した先端部の構成を示した組立斜視図 X(+)側から見た先端部本体の斜視図 先端部本体と起立台との組み立て斜視図 先端部本体に備えられた送水装置をX(+)側から見た斜視図 図6に示した送水装置をX(+)側から見た側面図 起立台をZ(+)側から見た上面図 キャップに送液管路が一体化された第1の態様を示すキャップの概略断面図 キャップに送液管路が一体化された第2の態様を示すキャップの概略断面図 キャップに送液管路と起立台とが一体化された第1の態様を示すキャップの概略断面図 キャップに送液管路と起立台とが一体化された第2の態様を示すキャップの概略断面図 第2実施形態の送水装置をZ(+)側から見た上面図 図13に示した送水装置をX(+)側から見た一部断面を含む側面図 図13に示した起立台と送水装置の断面図 第3実施形態の送水装置をX(+)側から見た一部断面を含む側面図 送液管路に流出口を介して接続される送水チューブの断面図
以下、添付図面に従って本発明の内視鏡の好ましい実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る内視鏡10を備えた内視鏡システム12の構成図である。内視鏡システム12は、内視鏡10と、プロセッサ装置14と、光源装置16と、ディスプレイ18とを備えている。
内視鏡10は、起立操作レバー20が設けられた操作部22と、操作部22の先端側に設けられ、被検体内に挿入される挿入部24とを備える。
挿入部24は、基端から先端に向かう長手軸Aを有し、基端から先端に向って順に軟性部26と、湾曲部28と、先端部30とを備えている。以下、先端部30の概略構成について説明する。
図2は、先端部30を拡大して示した斜視図である。ここで、図1に示した内視鏡10は、例えば十二指腸鏡として用いられる側視内視鏡であり、図2の先端部30は側視内視鏡における構成を有している。
図3は、図2に示した先端部30の構成を示した組立斜視図である。図3に示すように、先端部30は、先端部本体32とキャップ34とを有し、先端部本体32にキャップ34を装着することにより構成される。先端部本体32は、図1に示した挿入部24の先端側に設けられており、この先端部本体32には後述する起立台36が設けられている。なお、図2及び図3では、倒伏位置に位置された起立台36が示されている。
また、図2及び図3では、挿入部24(図1参照)の内部に配設される各種の内容物が示されている。具体的には、処置具(不図示)を先端部本体32に導く処置具チャンネル38と、先端部本体32から導出される処置具の動作方向を変更する操作を行うための起立操作ワイヤ40(以下、ワイヤ40と言う。)と、送気送水チューブ42と、送水チューブ44とが設けられている。また、図2及び図3では図示していないが、湾曲部28(図1参照)の湾曲方向を変更する操作を行うためのアングルワイヤと、画像信号を送信する信号ケーブルと、照明用光を伝送するライトガイド等の内容物も設けられている。
以下、各部の構成を説明するに当たっては、X軸、Y軸及びZ軸の三次元直交座標系を用いて説明する。すなわち、操作部22から先端部30を見て、起立台36によって処置具(不図示)が導出される方向を上方向とした場合に、上方向をZ(+)方向とし、その反対方向である下方向をZ(−)方向とする。また、そのときにおける右方向をX(+)方向とし、左方向をX(−)方向とする。また、そのときにおける前方向(挿入部24の長手軸A方向の先端側の方向)をY(+)方向とし、後方向(挿入部24の長手軸A方向の基端側の方向)をY(−)方向とする。
図1に示すように、操作部22は、全体として略円筒状に構成されている。この操作部22は、起立操作レバー20が回転自在に設けられた操作部本体46と、操作部本体46に連接された把持部48とを有し、把持部48の先端側に挿入部24の基端部が折れ止め管50を介して連結されている。この把持部48は、内視鏡10の操作時に術者によって把持される部分である。
操作部本体46には、ユニバーサルケーブル52が備えられる。このユニバーサルケーブル52の先端側には、光源コネクタ54が設けられ、この光源コネクタ54は光源装置16に接続される。また、光源コネクタ54には、電気コネクタ56が分岐して設けられ、この電気コネクタ56はプロセッサ装置14に接続される。
また、操作部本体46には、送気送水ボタン57と吸引ボタン59とが並設されている。送気送水ボタン57が術者によって操作されると、図2の送気送水チューブ42にエア又は液体が供給される。送気送水チューブ42の先端側には、観察光学系76を洗浄するための送気送水ノズル58が設けられており、これによって、送気送水ノズル58から観察光学系76に向けてエア又は液体が噴出される。なお、観察光学系76については後述する。
送水チューブ44は、挿入部24から操作部22を介してユニバーサルケーブル52に配設され、送水チューブ44の基端がウォータージェット用のコネクタ接続部(不図示)として光源コネクタ54に開口されている。このコネクタ接続部には、送液ポンプ(不図示)を介して液体タンク(不図示)が接続される。そして、別途設けられた電気スイッチによって送液ポンプが駆動されると、液体タンクからコネクタ接続部を介して送水チューブ44に液体が供給される。送水チューブ44の先端は、図3に示すように、先端部本体32に流出口45として開口されている。したがって、送水チューブ44に供給された液体は、流出口45から流出される。この流出口45は、挿入部24の先端側を向いた本体端面25に形成されている。
なお、上記の送液ポンプを利用した送液方法は一例である。例えば、送気送水ボタン57の全押し操作により、送水を行う管路を送気送水チューブ42から送水チューブ44に切り替える送液方法を採用してもよい。
一方、図1の吸引ボタン59が術者によって操作されると、図2の先端部本体32に設けられた処置具導出口60から血液等の体液が、処置具チャンネル38を介して吸引される。この処置具導出口60も流出口45と同様に本体端面25に形成されている。
図1に示すように、操作部本体46には、湾曲部28を湾曲操作する一対のアングルノブ62、62が配置される。一対のアングルノブ62、62は、同軸上で回動自在に設けられる。
起立操作レバー20は、アングルノブ62、62と同軸上で回転自在に設けられる。起立操作レバー20は、把持部48を把持する術者の手によって回転操作される。起立操作レバー20が回転操作されると、起立操作レバー20の回転操作に連動して図2のワイヤ40が押し引き操作される。このようにワイヤ40が操作されることによって、ワイヤ40の先端側に連結された起立台36の姿勢が、図3の倒伏位置と起立位置(図7参照)との間で変更される。
図1に示すように、操作部22の把持部48には、処置具を導入する処置具導入口64が設けられる。処置具導入口64から先端部を先頭にして導入された処置具(不図示)は、図2の処置具チャンネル38に挿通されて、先端部本体32に設けられた処置具導出口60から外部に導出される。
図1に示すように、挿入部24の軟性部26は、弾性を有する薄い金属製の帯状板を螺旋状に巻回してなる螺旋管(不図示)を有する。軟性部26は、この螺旋管の外部に、金属線で編んだ筒状の網体を被覆し、この網体の外周面に樹脂からなる外皮を被覆することによって構成される。
挿入部24の湾曲部28は、複数のアングルリング(不図示)が相互に回動可能に連結されてなる構造体を有する。湾曲部28は、この構造体の外周に金属線で編んだ筒状の網体を被覆し、この網体の外周面にゴム製の筒状の外皮を被覆することによって構成される。このように構成された湾曲部28からアングルノブ62、62にかけて、例えば4本のアングルワイヤ(不図示)が配設されており、アングルノブ62、62の回動操作によって、これらのアングルワイヤが押し引き操作されることにより湾曲部28が上下左右に湾曲される。
上記の如く構成された実施形態の内視鏡10は、前述の如く、十二指腸鏡として用いられる側視内視鏡であり、挿入部24が口腔を介して被検体内に挿入される。挿入部24は、食道から胃を経て十二指腸まで挿入されて、所定の検査又は治療等の処置が行われる。また、内視鏡10で使用される処置具としては、先端部に生体組織を採取可能なカップを有する生検鉗子、EST(Endoscopic Sphincterotomy:内視鏡的乳頭切開術)用ナイフ又は造影チューブ等の処置具を例示することができる。
次に、先端部30の詳細な構造について図2及び図3を参照して詳説する。
先端部30は、前述したように、先端部本体32にキャップ34を装着することにより構成される。キャップ34の基端側には、凸条の係合部(不図示)が備えられ、この係合部を、先端部本体32に形成された溝状の被係合部(不図示)に係合することにより先端部本体32にキャップ34が着脱自在に装着される。
キャップ34は、先端側が封止され、基端側が開口された略筒状体で構成されており、その外周面の一部には、略矩形状の開口窓34Aが備えられている。図2に示すように、開口窓34Aは、キャップ34が先端部本体32に装着された際に、長手軸A方向に直交する方向であるZ(+)方向に向けて配置される。これにより、処置具導出口60が、先端部本体32に設けられた起立台収容空間66を介して開口窓34Aに連通される。なお、起立台収容空間66については後述する。
また、キャップ34は、弾性力のある材料、例えばフッ素ゴム又はシリコンゴム等のゴム材料、あるいはポリサルフォン又はポリカーボネート等の樹脂材料によって構成される。このキャップ34は、内視鏡10の処置が終了すると、先端部本体32から取り外されて洗浄消毒されるか、もしくはディスポーザブルとして廃棄される。
図3に示すように、先端部本体32は、Y(+)側に向けて突設された一対の隔壁68、70を有し、これらの隔壁68、70は、X軸方向において互いに対向して配置されている。また、隔壁68と隔壁70との間には、起立台36を収容する上記の起立台収容空間66が備えられる。起立台収容空間66は、処置具導出口60に面しており、隔壁68、70によって画定される。この起立台収容空間66は、長手軸A方向に直交するZ(+)方向及びZ(−)方向に開口されている。
隔壁68のZ(+)側の上面68Aには、照明窓を有する照明光学系74と、観察窓を有する観察光学系76とがY軸方向に隣接して配設されている。この観察光学系76によって、観察方向の被写体を観察することができる。なお、観察方向とは、挿入部24(図1参照)の長手軸A方向に直交する方向のうち、起立台収容空間66が開口するZ(+)方向を指す。また、前述した送気送水ノズル58は、観察光学系76に向けて先端部本体32に設けられており、観察光学系76は、送気送水ノズル58から噴射されるエア及び液体によって洗浄及び乾燥される。
隔壁68の内部には、収容室72が備えられる。収容室72には、照明部(不図示)が収容されている。照明部は、照明光学系74の収容室72側に配置されたライトガイド(不図示)を備えている。ライトガイドは、内視鏡10(図1参照)の挿入部24から操作部22を介してユニバーサルケーブル52に配設され、その基端が光源コネクタ54に接続されている。したがって、光源コネクタ54が光源装置16に接続されると、光源装置16からの照射光がライトガイドを介して照明光学系74に伝送されて、照明光学系74から上記の観察方向に向けて照射される。
また、収容室72には、撮影部(不図示)が収容されている。撮影部は、観察光学系76の収容室72側に配置されたCMOS(complementary metal oxide semiconductor)型又はCCD(charge coupled device)型の撮像素子(不図示)を備えている。撮像素子の結像面には観察光学系76を構成する結像レンズ(不図示)によって被写体像が結像される。この撮像素子には信号ケーブル(不図示)の先端が接続され、信号ケーブルは、内視鏡10(図1参照)の挿入部24から操作部22を介してユニバーサルケーブル52に配設され、その基端が電気コネクタ56に接続される。したがって、電気コネクタ56がプロセッサ装置14に接続されると、撮影部によって得られた被写体像の撮像信号が、信号ケーブルを介してプロセッサ装置14に送信される。そして、撮像信号はプロセッサ装置14によって画像処理された後、ディスプレイ18に被写体像として表示される。
次に、起立台36の構成について図4及び図5を参照して説明する。
図4は、図3の先端部本体32をX(+)側から見た斜視図であり、図5は、先端部本体32と起立台36の組み立て斜視図である。
隔壁70のX(+)側の側面には、起立レバー収容室78が備えられ、起立レバー収容室78には、起立レバー80が収容される。起立レバー収容室78は、扇型の凹状形状に構成されており、不図示の保護板によって覆われて密閉される。また、起立レバー収容室78のY(−)側の側面78Aには、ワイヤ40を貫通して配置するための貫通孔82がY軸方向に沿って備えられている。ワイヤ40の先端部は、貫通孔82に挿通されて起立レバー80のレバー部80Aに固定される。
また、図5に示すように、隔壁70には、起立レバー収容室78と起立台収容空間66とを連通する貫通孔84がX軸方向に沿って備えられている。この貫通孔84に起立レバー80の回転軸86が貫通して配置され、かつ回転軸86が貫通孔84に回転自在に軸支される。貫通孔84に貫通配置された回転軸86の先端部は、起立台36の基端部36Aに備えられた孔88に嵌合される。これにより、起立レバー80と起立台36とが回転軸86を介して連結される。
上記の如く構成された起立台36によれば、ワイヤ40が起立操作レバー20(図1参照)によって押し引き操作されると、起立レバー80と共に回転軸86が回転されることで、起立台36が回転軸86を中心に倒伏位置(図4参照)と起立位置(図7参照)との間で回転される。このような起立台36の回転動作によって、処置具導出口60から起立台収容空間66に導出された処置具の導出方向が変更される。なお、回転軸86と貫通孔84との間にはOリング(不図示)が配置され、起立台収容空間66と起立レバー収容室78とは相互に気体及び液体の浸入が防止さている。
次に、起立台36から液体を噴射する第1実施形態の送水装置90について図6及び図7を参照して説明する。
図6は、先端部本体32に備えられた送水装置90をX(+)側から見た斜視図であり、送水装置90の一部である接続管路92が流出口45に接続される前の状態が示されている。なお、図6は、隔壁70(図4参照)を省略した図であって、倒伏した姿勢の起立台36を示している。
図7は、図6に示した送水装置90をX(+)側から見た側面図であり、接続管路92が流出口45に接続された状態が示されている。なお、図7は、起立した姿勢の起立台36を示している。
送水装置90は、送気送水ノズル58から噴射される液体によって観察光学系76を洗浄する洗浄装置とは異なり、観察方向にある汚物等に向けて液体を噴射し、汚物等を除去するための装置である。
図6及び図7に示すように、送水装置90は、既述した送液ポンプ(不図示)と、送水チューブ44と、流出口45と、接続口94と、噴射口96と、送液管路98とを備えている。なお、送液ポンプ、送水チューブ44及び流出口45については既述したので、ここでは説明を省略する。
接続口94は、起立台36に設けられている。具体的に説明すると、接続口94は、起立台36の先端部36Bであって、起立台36の起立台背面36Dに設けられている。ここで、起立台36の先端部36Bとは、回転軸86の軸心86Aに直交する方向において回転軸86とは反対側の領域に存在する部分である。なお、起立台背面36Dの反対側には、処置具導出口60(図2参照)から導出された処置具を案内する処置具案内面36C(図6参照)が設けられている。
噴射口96は、接続口94と同様に起立台36の先端部36Bに設けられている。また、噴射口96は、処置具案内面36Cと起立台背面36Dとに連接された先端面36Eに開口されている。この先端面36Eは、起立台36の姿勢が倒伏位置(図6参照)と起立位置(図7参照)との間で変更された場合であっても、先端面36Eの法線BがZ(+)方向の成分を有するように構成されている。これにより、起立台36が倒伏位置に位置している場合であっても噴射口96の噴射方向が、観察光学系76(図2参照)の観察方向の成分を有する方向に設定されている。このように構成された噴射口96は、先端部36Bの内部に設けられた連通路97を介して接続口94に連通されている。
送液管路98は、流出口45と接続口94との間を接続する管路であり、前述した接続管路92の他、軟性管路100を有している。図7によれば、接続管路92の基端部92Aが流出口45に接続され、接続管路92の先端部92Bが軟性管路100の基端部100Aに接続され、軟性管路100の先端部100Bが接続口94に接続されている。
接続管路92と軟性管路100との接続部102は、回転軸86に対してZ(+)側であって、Y(+)側に配置され、また、起立台36の基端部36Aに対してX(+)側に配置される。これにより、軟性管路100は、接続部102からX(−)側に引き出されて起立台背面36Dの側に配置され、その先端部100Bが接続口94に接続される。
一方、流出口45は、回転軸86に対してZ(+)側であって、Y(−)側にずれた位置に設けられている。これにより、接続口94は、起立台36の回転に伴って流出口45との間の距離が変化する位置に設けられる。具体的に説明すると、接続口94は、起立台36が倒伏位置(図4参照)に位置した場合に流出口45との間の距離が最大値となる位置に設けられ、起立台36が起立位置(図7参照)に位置した場合に流出口45との間の距離が最小値となる位置に設けられている。
つまり、回転軸86の軸心86Aと流出口45とを図7の紙面に投影した場合、流出口45が軸心86Aに対してZ(+)側であって、Y(−)側に偏心した位置にあるため、上記のように距離に差が発生する。このように距離に差が生じることを考慮して、送液管路98の軸方向の長さは、上記距離の最大値よりも長く設定されている。これにより、起立台36が倒伏位置と起立位置との間で回転された場合でも、送液管路98は余長が生じた状態が保持される。
なお、本例では、軟性管路100として、PTFE(Poly Tetra Fluoro Ethylene)等の軟質樹脂材料によって構成された可撓性チューブを例示するが、軟性管路100の軸方向に伸縮自在な蛇腹状に構成されたチューブを採用してもよい。また、接続管路92として、軟性管路100よりも硬質のアクリル樹脂材料で構成された直管を例示するが、軟性管路100と同様に可撓性チューブ又は蛇腹状のチューブを採用してもよい。
次に、第1実施形態の送水装置90の作用について説明する。
送液ポンプを駆動することで、送水チューブ44(図3参照)に供給された液体は、図7の流出口45から接続管路92に流入する。そして、液体は、接続管路92から軟性管路100を通過して接続口94に導かれ、その後、連通路97を通過して噴射口96から観察方向に向けて噴射される。これにより、観察方向に位置する汚物等を除去することができる。そして、液体の噴射方向を変更したい場合には、起立台36を起立位置と倒伏位置との間で回転させる。これにより、液体の噴射方向を起立台36の回転位置に応じて変更することができる。
そして、起立台36に備えられた接続口94は、起立台36の先端部36Bに設けられているので、起立台36を倒伏位置から起立位置に回転させた場合でも、軟性管路100は、接続部102を起点として緩やかに湾曲する。これにより、軟性管路100には屈曲部が生じ難くなるので、軟性管路100の耐久性、つまり送水装置90の耐久性を高めることができる。
一方、特許文献1に開示された内視鏡は、送水チューブと起立台との接続部分が、起立台の手元側基端部(つまり、起立台において回転軸に直交する方向における回転軸が配置される側)に設けられているので、処置具起上台の回転を繰り返した場合、送水チューブの屈曲部が疲労により損傷したり、送水チューブの両端の接続部が疲労により損傷したりする虞がある。
これに対して、実施形態の内視鏡10によれば、送液管路98と起立台36との接続部分である接続口94が起立台36の先端部36B(つまり、起立台において回転軸に直交する方向における回転軸が配置される側とは反対側の領域)に設けられているので起立台36が倒伏位置から起立位置に回転した場合でも、軟性管路100に屈曲部が生じ難くなり、送水装置90の耐久性を高めることができる。
また、実施形態の内視鏡10によれば、起立台36の回転に伴って流出口45と接続口94との距離が変化した場合でも、その距離の最大値(本例では、起立台36が倒伏位置に位置しているときの流出口45と接続口94との距離)よりも送液管路98が長く構成されているので、起立台36を回転操作しても送液管路98に引っ張り力は作用しない。これにより、送液管路98の耐久性を更に高めることができる。
また、実施形態の内視鏡10によれば、起立台36の起立台背面36Dに接続口94を設け、軟性管路100を起立台背面36Dの側に配置したので、処置具案内面36Cに案内された処置具が軟性管路100に干渉することを防止することができる。これにより、処置具との干渉に起因する軟性管路100の損傷を防止することができる。
また、実施形態の内視鏡10によれば、起立台36が倒伏位置に位置している場合における噴射口96の噴射方向が、観察光学系76の観察方向の成分を有する方向なので、起立台36を倒伏位置に位置させた場合であっても液体を観察方向に噴射することができる。
なお、実施形態の内視鏡10では、接続管路92と軟性管路100とによって送液管路98を構成した態様を説明したが、接続管路92を使用することなく、軟性管路100の基端部100Aを流出口45に直接接続する態様でもよい。
ここで、起立台36に対する噴射口96の配置位置について図8を参照して説明する。図8は、起立台36をZ(+)側から見た上面図である。
第1実施形態の送水装置90では、処置具案内面36Cに対し、Y(+)側に形成された先端面36Eに噴射口96を開口したが、噴射口96の開口位置はこの位置に限定されるものではない。例えば、処置具案内面36Cに対し、X(+)側に形成された右上面36F、又はX(−)側に形成された左上面36Gに噴射口96を開口してもよい。
但し、起立台36の右上面36Fにワイヤ40の先端部40Aが直接接続される内視鏡では、右上面36Fに噴射口96を開口すると、右上面36Fのスペースを広くせざるを得ず、結果的に挿入部24の先端部30が大径化する場合がある。また、左上面36Gに噴射口96を開口すると、曲げ癖がついている処置具が噴射口96の噴射方向と干渉する場合がある。よって、先端部30の小径化を図る観点と、噴射口96から噴射した液体が処置具に干渉することを防止する観点から、第1実施形態の送水装置90の如く、先端面36Eに噴射口96を開口することが好ましい。なお、後述するが、上記の右上面36F及び左上面36Gは、処置具案内面36Cに隣接されて処置具案内面36Cを包囲する隣接面に相当する。
図9は、キャップ34に送液管路98が一体化された第1の態様を示したキャップ34の概略断面図である。
図9に示す送液管路98の接続管路92は、先端部本体32(図3参照)にキャップ34が装着された際に、接続管路92の基端部92Aが流出口45に接続される位置にキャップ34に備えられている。よって、先端部本体32にキャップ34を装着するだけで、接続管路92の基端部92Aを流出口45に接続することができる。これにより、手作業にて接続管路92の基端部92Aを流出口45に接続するという煩わしさを解消することができる。なお、接続管路92をキャップ34に備える態様とは、例えば、接続管路92をキャップ34に接着剤によって固定する態様、及び接続管路92をキャップ34と一体に成形する態様を挙げることができる。
図10は、キャップ34に送液管路98が一体化された第2の態様を示したキャップ34の概略断面図である。
図10に示す送液管路98の接続管路92は、キャップ34に形成された貫通孔104として構成されている。この接続管路92は、先端部本体32にキャップ34が装着された際に、接続管路92の基端部92Aが流出口45に接続される位置にキャップ34に形成されている。よって、先端部本体32にキャップ34を装着するだけで、接続管路92の基端部92Aを流出口45に接続することができる。これにより、手作業にて接続管路92の基端部92Aを流出口45に接続するという煩わしさを解消することができる。
また、図9及び図10に示した態様のように、キャップ34に送液管路98を一体化させることにより、キャップ34と共に送液管路98を先端部本体32から一緒に取り外すことができる。これにより、先端部本体32の洗浄性を向上させることができる。また、キャップ34と共に送液管路98を洗浄消毒したり廃棄したりすることもできる。
図11は、キャップ34に送液管路98と起立台36とが一体化された第1の態様を示したキャップ34の概略断面図である。なお、図11の態様を説明するに当たり、図9に示した態様と同一若しくは類似する部材については同一の符号を付して説明する。
図11に示すキャップ34には、キャップ34の内周面に凸状の軸支部106が備えられ、この軸支部106に起立台36の回転軸86が軸支されている。また、キャップ34に送液管路98が、図9に示した態様の如く一体化されており、軟性管路100の先端部100Bが起立台36の接続口94に接続されている。
このように構成された図11の態様によれば、先端部本体32にキャップ34を装着するだけで、先端部本体32の流出口45に起立台36の接続口94を、送液管路98を介して接続することができる。
図12は、キャップ34に送液管路98と起立台36とが一体化された第2の態様を示したキャップ34の概略断面図である。なお、図12の態様を説明するに当たり、図10に示した態様と同一若しくは類似する部材については同一の符号を付して説明する。
図12に示すキャップ34には、キャップ34の内周面に凸状の軸支部106が備えられ、この軸支部106に起立台36の回転軸86が軸支されている。また、キャップ34と送液管路98とが、図10に示した態様の如く一体化されており、軟性管路100の先端部100Bが起立台36の接続口94に接続されている。
このように構成された図12の態様によれば、先端部本体32にキャップ34を装着するだけで、先端部本体32の流出口45に起立台36の接続口94を、送液管路98を介して接続することができる。
また、図11及び図12に示した態様のように、キャップ34に送液管路98と起立台36とを一体化させることにより、キャップ34と共に送液管路98と起立台36とを先端部本体32から一緒に取り外すことができる。これにより、先端部本体32の洗浄性を向上させることができる。また、キャップ34と共に送液管路98と起立台36とを洗浄消毒したり廃棄したりすることもできる。
なお、図11及び図12に示したキャップ34を有する内視鏡は、起立台36にワイヤ40の先端部40A(図8参照)が直接接続されるものであり、このワイヤ40の先端部40Aは、一例として図8に示した右上面36Fに接続される。
次に、第2実施形態の送水装置110について図13、図14及び図15を参照して説明する。
図13は、送水装置110をZ(+)側から見た上面図である。図14は、図13のXIV−XIV線に沿う断面図であり、送水装置110をX(+)側から見た一部断面を含む側面図である。図15は、起立台36と送水装置110の断面図である。
図13から図15に示すように、起立台36は、処置具案内面36Cに連接した起立台側面36Hを有している。この起立台側面36Hは、回転軸86の軸方向(X(+)方向)の成分を含む方向を法線Cとしている。そして、起立台側面36Hのうち、起立台36の先端部36Bに形成された先端側面36Jに接続口94が設けられている。この接続口94は、連通路97を介して噴射口96に連通されている。
接続口94には、送液管路112の先端部112Bが接着されて接続され、送液管路112の基端部112Aが流出口45に接着されている。これにより、送液管路112は、起立台側面36Hの側に配置されている。また、送液管路112は、軸方向に伸縮自在な蛇腹状に構成されている。よって、この送液管路112によれば、流出口45に対し接続口94が最も離間する図14の倒伏時において伸長され、流出口45に対し接続口94が最も接近する起立時(不図示)において収縮される。
一方、送液管路112の内部には、起立台35を回転操作するワイヤ40が挿通されている。ワイヤ40の先端部40Aは、図15に示すように、接続口94から連通路97に挿入されて、連通路97の開口97Aを封止する栓114に固定される。これにより、ワイヤ40の先端部40Aが起立台36に接続される。
このように構成された第2実施形態の送水装置110によれば、ワイヤ40を送液管路112に挿通配置することにより、先端部本体32から先端側に突出されたワイヤ40を送液管路112によって保護することができる。
次に、第3実施形態の送水装置120について図16を参照して説明する。なお、送水装置120を説明するに当たり、図13から図15に示した送水装置110と同一若しくは類似する部材については同一の符号を付して説明する。
図16に示す起立台36は、右上面36F(図8参照)に設けられた接続口94に送液管路112の先端部112Bを接続し、この送液管路112の内部にワイヤ40を挿通させている。この送水装置120では、送液管路112は、右上面36Fの側に配置される。また、ワイヤ40の先端部40Aは、接続口94から連通路97に挿入されて、連通路97の開口97Aを封止する栓114に固定される。
このように構成された第3実施形態の送水装置120であっても、ワイヤ40を送液管路112に挿通配置することにより、先端部本体32から先端側に突出されたワイヤ40を送液管路112によって保護することができる。
また、第3実施形態の送水装置120によれば、接続口94にワイヤ40を挿通させたので、右上面36F(図8参照)に接続口94とワイヤ40の先端部40Aの接続部とが別々に設けられた起立台36と比較して、右上面36Fを省スペース化することができる。これにより、起立台36を小型化することができるので、先端部30の小型化を図ることができる。なお、接続口94は、左上面36G(図8参照)に設けてもよい。
また、図13から図16に示した送液管路112においても、図9及び図10に示した送液管路98と同様にキャップ34と一体化させてもよい。また、図11及び図12に示した送液管路98のように、キャップ34に一体化された起立台36に接続してもよい。
図17は、送液管路112に流出口45を介して接続された送水チューブ44の断面図である。
図17に示すように、送水チューブ44にはワイヤ40が挿通される。送水チューブ44は、操作部22の内部で分岐されており、その分岐管路122にワイヤ40が挿通配置され、ワイヤ40の基端部40Bが、起立操作機構124を介して起立操作レバー20に接続されている。
ワイヤ40と分岐管路122との間にはOリング126が配置され、送水チューブ44内の液体が、分岐管路122から操作部22の内部に漏出することが防止されている。このような構造によって、起立操作レバー20によるワイヤ40の押し引き操作が可能となり、かつ、送液管路112への液体の供給が可能となる。
以上、本発明について説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
10 内視鏡
12 内視鏡システム
14 プロセッサ装置
16 光源装置
18 ディスプレイ
20 起立操作レバー
22 操作部
24 挿入部
25 本体端面
26 軟性部
28 湾曲部
30 先端部
32 先端部本体
34 キャップ
34A 開口窓
36 起立台
36A 基端部
36B 先端部
36C 処置具案内面
36D 起立台背面
36E 先端面
36F 右上面
36G 左上面
36H 起立台側面
36J 先端側面
38 処置具チャンネル
40 起立操作ワイヤ
40A 先端部
40B 基端部
42 送気送水チューブ
44 送水チューブ
45 流出口
46 操作部本体
48 把持部
50 折れ止め管
52 ユニバーサルケーブル
54 光源コネクタ
56 電気コネクタ
57 送気送水ボタン
58 送気送水ノズル
59 吸引ボタン
60 処置具導出口
62 アングルノブ
64 処置具導入口
66 起立台収容空間
68 隔壁
68A 上面
70 隔壁
72 収容室
74 照明光学系
76 観察光学系
78 起立レバー収容室
78A 側面
80 起立レバー
80A レバー部
82 貫通孔
84 貫通孔
86 回転軸
86A 軸心
88 孔
90 送水装置
92 接続管路
92A 基端部
92B 先端部
94 接続口
96 噴射口
97 連通路
97A 開口
98 送液管路
100 軟性管路
100A 基端部
100B 先端部
102 接続部
104 貫通孔
106 軸支部
110 送水装置
112 送液管路
112A 基端部
112B 先端部
114 栓
120 送水装置
122 分岐管路
124 起立操作機構
126 Oリング
A 長手軸
B 法線
C 法線

Claims (11)

  1. 先端と基端とを有する挿入部と、
    前記挿入部の先端側に設けられた先端部本体と、
    前記先端部本体に設けられ、前記挿入部の先端側を向いた本体端面に形成された処置具導出口と、
    前記先端部本体に設けられ、前記処置具導出口に面した起立台収容空間を画定する隔壁と、
    前記起立台収容空間に配置され、回転軸を中心に起立位置と倒伏位置との間で回転自在に設けられた起立台と、
    前記起立台に設けられた接続口と、
    前記起立台に設けられ、前記接続口に連通する噴射口と、
    前記先端部本体に設けられ、前記本体端面に形成された流出口と、
    前記流出口と前記接続口との間を接続する送液管路であって、少なくとも軟性管路を有する送液管路と、を備え、
    前記接続口は、前記起立台において前記回転軸に直交する方向における前記回転軸が配置される側とは反対側の領域に設けられる、内視鏡。
  2. 前記接続口は、前記起立台の回転に伴って前記流出口との間の距離が変化する位置に設けられ、
    前記送液管路の軸方向の長さは、前記距離の最大値よりも長い、
    請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記軟性管路は、前記軟性管路の軸方向に伸縮自在な蛇腹状に構成される、
    請求項1に記載の内視鏡。
  4. 前記起立台は、前記処置具導出口から導出された処置具を案内する処置具案内面と、前記処置具案内面の反対側に配置された起立台背面とを有し、
    前記起立台背面に前記接続口が設けられ、
    前記送液管路は、前記起立台背面の側に配置される、
    請求項2に記載の内視鏡。
  5. 前記起立台は、前記処置具導出口から導出された処置具を案内する処置具案内面と、前記処置具案内面に連接し前記回転軸の軸方向の成分を含む方向を法線とする起立台側面とを有し、
    前記起立台側面に前記接続口が設けられ、
    前記送液管路は、前記起立台側面の側に配置される、
    請求項3に記載の内視鏡。
  6. 前記起立台は、前記処置具導出口から導出された処置具を案内する処置具案内面と、前記処置具案内面に隣接されて前記処置具案内面を包囲する隣接面とを有し、
    前記隣接面に前記接続口が設けられ、
    前記送液管路は、前記隣接面の側に配置される、
    請求項3に記載の内視鏡。
  7. 前記起立台を動作させるための操作ワイヤを有し、
    前記操作ワイヤは前記送液管路に挿通され、かつ、前記操作ワイヤの端部が前記起立台に接続される、
    請求項5又は6に記載の内視鏡。
  8. 前記隔壁に配置された観察光学系であって、前記挿入部の長手軸方向に直交する観察方向を観察する観察光学系を有し、
    前記起立台が倒伏位置に位置している場合における前記噴射口の噴射方向は、前記観察方向の成分を有する方向である、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の内視鏡。
  9. 前記先端部本体に着脱自在に取り付けられるキャップを備え、
    前記送液管路は、前記流出口に接続される接続管路を有し、
    前記接続管路は、前記キャップに備えられる、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の内視鏡。
  10. 前記接続管路は、前記キャップに形成された貫通孔として構成される、
    請求項9に記載の内視鏡。
  11. 前記キャップは、前記起立台の前記回転軸が軸支される軸支部を備える、
    請求項9又は10に記載の内視鏡。
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