JP2021029245A - 電子たばこカートリッジ管及びその作製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリンダ形状の縦型電子たばこカートリッジ管の部品について、その最大横幅に対する最大縦方向高さの比率が1を超えるものを製造することが不可能な従来のパルプ成形加工方法の技術的問題を解決でき、作業サイクル時間を節約し、量産に役立ち、より高い製品収率および品質を向上できる電子たばこカートリッジ管及びその作製方法を提供する。
【解決手段】電子たばこカートリッジ管のフィルタチップとカートリッジキャリアの両方は、研究および改善されたパルプ成形加工製造法において使用される一貫連続生産装置によってそれぞれ作られ、これにより、フィルタチップおよびカートリッジキャリア両方の立体幾何学的形状が一体成形される。
【選択図】図2C

Description

本発明は、電子たばこカートリッジ管及びその製造方法、特に、自動化生産の対象となる電子たばこカートリッジ管に関するものである。
従来の電子たばこは、大まかに、電気喫煙カートリッジとアトマイザーによって構成されている。前記電気喫煙カートリッジは、ろ過材で作られたフィルタチップと、カートリッジ本体を内部に保管するための電気喫煙カートリッジキャリアをさらに備えている。前記カートリッジ本体は、複数のタバコ材料、エアロゾル形成材料、煙油、e-リキッド/ e-ジュース、フレーバーなどの1つまたは組み合わせを含む、少なくとも1つの材料でできている。噴霧器から外方に突出した加熱エレメントは、カートリッジキャリアの先端に挿入され、前記カートリッジキャリアの内部に格納されたカートリッジ本体の材料を加熱し、それによってカートリッジ本体の材料を霧化するものである。たとえば、eリキッド/ eジュースを霧化してエアロゾルを形成した後、エアロゾルはフィルタの先端でろ過されて通過し、喫煙者の口に吸い込まれる。先行の電子タバコカートリッジ管を構成している部品に関しては、中国特許発行番号CN103271447A、CN104114050BおよびCN104411191Aを参照されたい。
先行のフィルタチップを構成している部品及び従来のフィルタチップが含有している組成物に関しては、喫煙フィルタを調製するための方法及び組成物をそれぞれ紹介している中国特許発行番号CN1107464C、CN102334751Bをさらに参照されたい。前記喫煙フィルタは紙パルプ繊維と酢酸セルロースとを含む繊維材料で出来ている。まず、従来の平坦化製造技術を用いて、前記製紙用パルプ繊維と前記酢酸セルロース(又は他の化学繊維)の混合物を平面紙基材に加工し、前記平坦な紙基材を巻いて紙芯を作る。その後、前記紙芯の外周を成形紙片で包み、それにより前記喫煙フィルタの調製が完了するが、その製造コストはより高く、前記酢酸セルロース(又は他の化学繊維)は自然環境を汚染しやすく人体に有害となりやすい。中国特許発行番号CN102334751Bは、前記喫煙フィルタの前記繊維材料が更にポリ乳酸(PLA)繊維を含むことを公開しているが、しかしながら、これまで知られている限りにおいて、PLA繊維を自然分解させる必要がある場合、1か月を超える分解期間中常に、相対湿度90%が自然環境において保たれ、且つ、温度が60度よりも高く保たれるという厳格な分解条件を満たすことが不可欠である。また、それ故に、生分解性または堆肥化に関する環境要件を実際に達成することは出来ない。
昨今、3C製品用の様々な大型紙包装の一体成形を可能にする従来のパルプ成形加工方法(別称「湿式繊維パルプ成形」)が存在している。しかしながら、上記従来のパルプ成形加工方法では、基礎原料として扱われる植物繊維および/または古紙は、3C製品用の様々な大型紙包装の一体化成形を行う為に、上下金型部品を備えた生産装置によって圧縮される。上記従来のパルプ成形加工方法が行われる従来の生産ライン10の概略図である図1を参照されたい。この従来の生産ライン10は、パルプドレッジング及び予備圧縮装置20、紙製品成形用熱圧縮成形装置30、紙製品成形切断装置36を含む。スラリー28は上記原料を分解、叩解および分散することにより形成され、その後、スラリータンク26に貯蔵される。前記パルプドレッジング及び予備圧縮装置20において、第1下型24は前記スラリータンク26内から大量の水分を含む湿潤植物繊維体を集合的にドレッジングし、それによって、前記湿潤植物繊維体が前記第1下型24の上面に画定される窪み242内に収められ、又は窪み242を満たす。次に、前記パルプドレッジング及び予備圧縮装置20は第1上型22と前記第1下型24とを互いに嵌合させる圧力、すなわち、第1上型22の底面に形成された突起222が作用する圧力を掛けることにより、前記湿潤植物繊維体をわずかに下方に予備圧縮し、それによって、前記湿潤植物繊維体に含まれる水蒸気及び/又は水分を真空排出方式で部分的に排出しながら、濃縮された湿潤植物繊維体を含む紙製品(別称「ウェットビレット」)12を形成する。
しかしながら、前記第1下型24を用いて前記湿潤植物繊維体を集合的にドレッジングする前記従来のパルプ成形加工方法は、以下の技術的な問題を生じやすい。(1)前記湿潤植物繊維体を集合的にドレッジングするための前記窪み242は垂直深さH1と、窪み242の各側の幅W1に対する垂直深さH1の比R1とを有し、それは1以下である(例:H1/W1=R1、R1≦1)。これにより、紙製包装16は、大部分において、縦方向高さh1’に等しい横幅w1’又は縦方向高さh1’より大きい横幅w1’(例:h1'/w1'=r1, r1≦1)を有する小型のキャリアとして成形される。縦方向高さh1'の横幅w1’ に対する比率r1が1よりも大きくなる(例:h1'/w1'=r1, r1>1)ように設計された長細い円柱形の紙製品を生産することは困難である。生産が困難な理由は、前記窪み242の前記横幅W1の寸法がその垂直深さH1より小さくなるように変更された場合、前記突起222の底面の加圧面積Aに対して、嵌合するために相応の減少修正を行わなければならなくなるためである。より小さい加圧面積を有する前記第1下型22の前記突起222は、装置20によって加えられる推力「F」が一定であるように、前記窪み242内の前記湿潤植物繊維体を予備圧縮するが、前記突起222の加圧面積Aが小さくなるように変更されるほど、大量の水分を含む前記植物繊維体に印加される前記圧力Pは、圧力計算式F/A=P(圧力)に則り大きくなる。更にパスカルの原理により、圧力Pが大き過ぎると、力の強さが増し、ピストン型注射器の小面積注入路による外向き注入と同じ働きによって、2個の相互嵌合する上型22と下型24との間の亀裂を通して、前記植物繊維体を前記窪み242の内側から前記窪み242の外側へと瞬時に溢出させる。同時に、前記窪み242の前記垂直深さH1が(シリンジの注入ストロークとして)深く形成されるほど、前記湿潤植物繊維体の溢出量は外側に向かって更に多く溢出する。注意すべきは、前記2個の相互嵌合する上型22と下型24との間の亀裂を通して、前記窪み242から流出する前記湿潤植物繊維体の溢出量がより多くなることにより、前記紙製パッケージ16の構造的厚み及び/または構造的強度が不十分になる可能性、更には構造的破損を生じる可能性が非常に高いということである。これにより、製品の収率が低下するとともに、品質の保証が困難になる。(2)上記従来のパルプ成形加工方法では、8mm未満の横幅W1’を有する部分構造を備えた紙製パッケージ16を一体成形することは困難である。上述の技術的問題により、縦方向の高さよりも小さい横幅で構成された長細い円柱形のたばこカートリッジ管を大量かつ自動で製造する際に従来のパルプ成形加工方法を採用することは、現状では難しい。
従って、先行技術における上述の技術的問題を解決する為に、電子たばこカートリッジ管及びその製造方法を提供することが不可欠である。
中国特許発行番号CN103271447A 中国特許発行番号CN104114050B 中国特許発行番号CN104411191A 中国特許発行番号CN1107464C 中国特許発行番号CN102334751B
先行技術における上述の技術的問題を解決するため、本発明の主な目的は、電子たばこカートリッジ管及びその作製方法を提供することである。前記電子たばこカートリッジ管は1個のフィルタチップと1個のカートリッジキャリアを有し、それらはそれぞれ、研究と改良が行われた同一のパルプ成形加工方法を用いた一貫した連続生産装置で作られ、これにより、前記フィルタチップと前記カートリッジキャリア両方の立体幾何学的形状が個別又は同時に一体成形される。これは、最大横幅に対する最大縦高さの比率が1より大きい、長細い円柱形のたばこカートリッジ管(例:縦方向に細長いフィルタチップ又はカートリッジキャリア)の各部品を製造出来ない上記従来のパルプ成形加工方法の技術的問題を解決するだけでなく、作業サイクル時間を節約し、大量生産に役立ち、製品の収率と品質が向上する。
本発明のもう一つの目的は、前記電子たばこカートリッジ管全体を構成する材料として純粋な植物繊維を扱った電子たばこカートリッジ管及びその作製方法を提供することである。これにより、優れた濾過能力、低コストという利点、人体に対する健康上の疑念ならびに食品安全問題の非発生、およびFDA食品等級認証基準への適合を実現し、それによって生分解性及び堆肥化の両方に関する環境保護要件を実際に達成する。
本発明のもう一つの目的は、上記電子たばこカートリッジ管全体を構成する材料として純粋な植物繊維を扱った電子たばこカートリッジ管及びその作製方法を提示することである。それにより、優れた難燃性(すなわちより低い発火温度)と優れた耐油性を持ち、内側の曲面で構成された中空チャンバを有する形態で設計されたフィルタチップを設けることにより、喫煙者が前記電子たばこを吸っている間、前記電子たばこ内の換気を促進し、これによって前記温度を急速に下げるという目標を達成するための前記電子たばこカートリッジ管を製造する。
上述の目的を達成するために、本発明は以下の技術的解決手段を採用する。1個のフィルタチップと1個のカートリッジキャリアとを有する電子たばこカートリッジ管の作製方法は、次の工程による。
パルプドレッジング及び予備圧縮工程:スラリータンク内に第1上型を沈め、次いで真空排出によってのみ、第1上型上に間隔をおいて配置された複数の直立支柱のそれぞれの外周面全体に湿潤植物繊維体を吸着させる。その後、第1下型と第1上型とを相互嵌合させてその間の前記湿潤植物繊維体を予備圧縮し、これにより、前記第1下型と前記第1上型との間に前記湿潤植物繊維体からなる湿潤紙製品を形成し、ここで、前記第1直立支柱のそれぞれが前記第1上型の上面の外側に突出しており、複数の離間した第1垂直ピットが第1下型の底面から内側に形成されており、前記複数の第1垂直ピットは、それぞれ、その配置および寸法割合において複数の第1直立支柱に対応しており、また、前記第1垂直ピットのそれぞれと前記各対応する第1直立支柱とは、それぞれの対応する縦方向中心線に沿って相互嵌合するので、前記第1直立支柱のそれぞれは前記各対応する縦方向中心線に対して垂直な第1直立支柱最大幅と、前記各対応する縦方向中心線に対して平行な第1直立支柱最大高さを有し、前記第1直立支柱最大幅に対する前記第1直立支柱最大高さの比率は1より大きく、また、前記第1垂直ピットのそれぞれは、前記各対応する縦方向中心線に対して垂直な第1垂直ピット最大幅と、前記各対応する縦方向中心線に対して平行な第1垂直ピット最大深さとを有し、前記第1垂直ピット最大幅に対する前記第1垂直ピット最大深さの比率は1より大きい。
前記パルプドレッジング及び予備圧縮工程の実施後の、熱圧縮成形工程:第2下型と第2上型の間に前記湿潤紙製品を配置する。第2下型と第2上型とを相互嵌合させ、それらの間で前記湿潤紙製品を熱圧縮する。真空排出により、前記湿潤紙製品内に含まれる水蒸気及び/又は水分の一部を排出し、それにより湿潤紙製品を乾燥させ、ここで、複数の第1直立支柱と同じ配置及び寸法比率で設けられた複数の離間した第2直立支柱が、前記第2上型の上面に配置されており、また、前記複数の第1垂直ピットと同じ配置及び寸法比率で設けられた複数の離間した第2垂直ピットが、前記第2下型の底面から内側に形成されている。
前記熱圧縮工程の実施後の、切断工程:前記乾燥紙製品から余分な部分を切除する。前記切断工程を実施することにより、前記乾燥紙製品に上端部、前記上端部における上開口部、前記上端部に対向する下端部、前記下端部における下開口部をそれぞれ形成し、ここで、前記下端部の最大横幅は前記第1垂直ピット最大幅に応じて形成され、また、前記乾燥紙製品は前記フィルタチップ又は前記カートリッジキャリアのいずれかであり、前記上端部から前記下端部にかけて、前記第1垂直ピット最大高さと前記第1直立支柱最大高さの間に最大縦方向高さが形成されており、また、前記最大横幅に対する前記最大縦方向高さの比率は1より大きい。
好ましくは、前記第1直立支柱のそれぞれは、自由端部と、前記自由端部に対向する第1直立支柱最大幅を有するように形成された、前記第1上型の上面に接続される接合端部とを有する。
好ましくは、前記直立支柱のそれぞれは、前記自由端部と前記接合端部との間に、前記各対応する縦方向中心線の周りに、前記第1直立支柱最大高さで形成された外側弯曲面である縦方向最外壁面を更に有し、これにより、前記切断工程を実施した後、前記乾燥紙製品に中空チャンバを形成し、前記中空チャンバを構成する縦方向最内壁面を、前記上端部と前記下端部の間に配置し、ここで、前記乾燥紙製品の前記縦方向最内壁面は、前記各対応する第1直立支柱の前記外側弯曲面の形に一致する形状の内側弯曲面である。
好ましくは、前記第1垂直ピットのそれぞれは、前記各対応する縦方向中心線の周りに形成された内側弯曲面であり、前記第1垂直ピット最大高さを有する前記縦方向最内壁面を更に有し、これにより、前記切断工程を実施した後、前記乾燥紙製品に、前記上端部と前記下端部の間に位置する外側弯曲面である縦方向最外壁面を形成させ、ここで、前記乾燥紙製品の前記外側弯曲面は、前記各対応する第1垂直ピットの前記内側弯曲面の形状に合わせて成形され、前記乾燥植物繊維体からなる肉厚領域は、前記乾燥紙製品の前記外側弯曲面と前記内側弯曲面の間に形成されている。
好ましくは、前記乾燥紙製品の前記切断工程の実施後、前記乾燥紙製品から前記フィルタチップが形成され、ここで、前記肉厚領域が濾過部として使用され、前記上端部から前記下端部にかけて、断面厚みが、前記各対応する縦方向中心線に沿って徐々に狭くなる。
好ましくは、前記乾燥紙製品の前記切断工程の実施後、前記乾燥紙製品から前記カートリッジキャリアが形成され、ここで、前記肉厚領域が、前記上端部から前記下端部にかけて、前記各対応する縦方向中心線に沿って同一の断面厚みを有する。
好ましくは、前記乾燥紙製品が前記フィルタチップである場合、前記第1直立支柱のそれぞれの前記縦方向最外壁面の外側弯曲面は、前記各対応する縦方向中心線に沿った、より小さい外側円柱面、外側円錐台面、及びより大きい外側円柱面の連鎖による組み合わせである。
好ましくは、前記乾燥紙製品が前記カートリッジキャリアである場合、前記第1直立支柱のそれぞれの前記縦方向最外壁面の外側弯曲面は、外側円柱面又は外側円錐台面のいずれかである。
好ましくは、前記切断工程の実施後、前記第1直立支柱のそれぞれは、前記各対応する縦方向中心線に対して垂直に形成され、前記第1直立支柱最小幅よりも小さい第1直立支柱最小幅を有し、前記第1垂直ピットのそれぞれは前記各対応する縦方向中心線に対して垂直に形成された第1垂直ピット最小幅を有し、これにより、前記乾燥紙製品の前記上開口部は前記第1直立支柱最小幅に応じて形成され、前記乾燥紙製品の前記下開口部は前記第1直立支柱最大幅に応じて形成され、前記上端部に前記第1垂直ピット最小幅に応じて形成される最小横幅を有する。
好ましくは、前記切断工程の実施後、前記比率が3.8より大きい。
好ましくは、前記切断工程の実施後、前記乾燥紙製品の前記最大横幅が8mmより小さい。
好ましくは、前記電子たばこカートリッジ管の作製方法は、前記乾燥紙製品の切断工程の実施後、前記乾燥紙製品から前記カートリッジキャリアを形成する工程と、その後、前記カートリッジキャリアの前記上端部を貫通して少なくとも1個の通気孔を形成することを含む穿孔工程とをさらに含む。
もう一つの好ましい実施形態において、本発明は、1個のフィルタチップと1個のカートリッジキャリアとを有する電子たばこカートリッジ管の作製方法を提供し、以下の工程を含む。
前記フィルタチップを一体成形するための工程S10:
パルプドレッジング及び予備圧縮工程S100を実施する。スラリータンク内に第1上型を沈め、次いで真空排出によってのみ、第1上型上に間隔をおいて配置された複数の直立支柱のそれぞれの外周面全体に湿潤植物繊維体を吸着させる。その後、第1下型と第1上型とを相互嵌合させ、第1上型と第1下型との間で前記湿潤植物繊維体を予備圧縮し、これにより、前記第1下型と前記第1上型との間に前記湿潤植物繊維体からなる湿潤紙製品を形成し、ここで、前記第1直立支柱のそれぞれが前記第1上型の上面の外側に突出しており、複数の離間した第1垂直ピットが第1下型の底面から内側に形成されており、前記複数の第1垂直ピットは、それぞれ、その配置および寸法割合において複数の第1直立支柱に対応しており、また、前記第1垂直ピットのそれぞれと前記各対応する第1直立支柱とは、各対応する縦方向中心線に沿って相互嵌合しているため、前記第1直立支柱のそれぞれは前記各対応する縦方向中心線に対して垂直な第1直立支柱最大幅と、前記各対応する縦方向中心線に対して平行な第1直立支柱最大高さとを有し、前記第1直立支柱最大幅に対する前記第1直立支柱最大高さの比率は1より大きく、また、前記第1垂直ピットのそれぞれは、前記各対応する縦方向中心線に対して垂直な第1垂直ピット最大幅と、前記各対応する縦方向中心線に対して平行な第1垂直ピット最大深さとを有し、前記第1垂直ピット最大幅に対する前記第1垂直ピット最大深さの比率は1より大きい。
前記パルプドレッジング及び予備圧縮の工程S100の実施後、次の熱圧縮成形工程S200を実施する。前記第2下型と第2上型との間に前記湿潤紙製品を配置する。前記第2下型と前記第2上型とを相互嵌合させ、それらの間で前記湿潤紙製品を熱圧縮する。真空排出により、前記湿潤紙製品内に含まれる水蒸気及び/又は水分の一部を排出し、これにより、乾燥植物繊維体からなる乾燥紙製品を形成し、ここで、複数の第1直立支柱と同じ配置及び寸法比率で設けられた複数の離間した第2直立支柱が、前記第2上型の上面に配置されており、また、前記複数の第1垂直ピットと同じ配置及び寸法比率で設けられた複数の離間した第2垂直ピットが、前記第2下型の底面から内側に形成されている。
前記熱圧縮工程S200の実施後、次の切断工程S300を実施する。フィルタチップを形成するために前記乾燥紙の不要な部分を切除し、ここで、前記フィルタチップは更に、第1上開口部を有する第1上端部と、前記上端部に対向する、第1下開口部及び前記垂直ピット最大幅に応じて形成された最大横幅を有する第1下端部とによって形成され、また、前記フィルタチップは前記第1上端部と前記第1下端部との間、及び前記第1垂直ピット最大高さと前記第1直立支柱最大高さとの間に形成される最大縦方向高さとを有し、前記フィルタチップ前記最大横幅に対する前記フィルタチップの前記最大縦方向高さの比率は1より大きい。
前記カートリッジキャリアの一体成形工程S20:
前記工程S100、S200、S300を順番に実施して前記カートリッジキャリアを一体成形し、ここで、前記カートリッジキャリアは、第二上開口部を有する第2上端部と、前記第2上端部に対向する、第2下開口部および最大横幅を有する第2下端部とによって形成され、また、前記カートリッジキャリアは前記第2上端部と前記第2下端部との間に形成された最大縦方向高さとをさらに有し、前記カートリッジキャリアの前記最大横幅に対する前記カートリッジキャリアの前記最大縦方向高さの比率は1より大きい。
次の穿孔工程S400を実施する。前記カートリッジキャリアの前記第2上端部を穿孔して、そこに少なくとも1個の通気孔を形成する。
材料充填工程S30:
たばこ成分を含む電子たばこカートリッジ材料を前記第2下開口部から前記カートリッジキャリアに充填する。
組立工程S40:
前記フィルタチップの前記第1上端部を、前記カートリッジキャリアの前記第2下端部に固定的に接合することにより、前記電子たばこカートリッジ管全体を形成する。
もう一つの好ましい実施形態において、本発明は、そのフィルタチップとカートリッジキャリアがそれぞれ、パルプを吸い込む上型を使用した後、パルプの圧縮に上型と下型の部品を使用するパルプ成形加工方法によって作られる、1個のフィルタチップと1個のカートリッジキャリアと含む電子たばこカートリッジ管を提供する。
前記フィルタチップは、第1縦方向中心線、第1上開口部が形成された第1上端部、および第1下開口部が形成された前記第1上端部に対向する第1下端部を有する。前記第1上端部は、前記第1縦方向中心線に垂直に形成された最大横幅を有する。前記フィルタチップは、前記第1上端部と前記第1下端部との間に、前記第1縦方向中心線に平行に形成される最大縦方向高さを有し、前記フィルタチップの前記最大横幅に対する前記フィルタチップの前記最大縦方向高さの比率は1より大きい。前記フィルタチップは更に、前記第1上端部と前記第1下端部との間に、その外側で形成された縦方向最外壁面と、それぞれ前記第1上開口部と前記第1下開口部とを相互連通する第1中空チャンバと、前記第1中空チャンバを構成する内側に形成された縦方向最内壁面とが形成され、前記フィルタチップの前記縦方向最外壁面と前記縦方向最内壁面との間に乾燥植物繊維体からなる濾過部が形成され、前記濾過部の断面厚さは、前記第1上端部から前記第1下端部にかけて前記第1縦方向中心線に沿って、徐々に狭くなる。
電子たばこカートリッジ材料をその中に保存するための前記カートリッジキャリアは、第2縦方向中心線と、第2上開口部が形成された第2上端部と、第2下開口部が形成された前記第2上端部と対向する第2下端部とを有し、ここで、前記第2上端部は前記第2縦方向中心線に対して垂直に形成された最大横幅を有し、前記カートリッジキャリアは、前記第2上端部と前記第2下端部との間に形成され、前記第2縦方向中心線に平行な最大縦方向高さを有し、前記カートリッジキャリアの前記最大横幅に対する前記カートリッジキャリアの前記最大縦高さの比率は1より大きく、また、前記カートリッジキャリアは、前記第2上端部と前記第2下端部との間に、縦方向の最外壁面と、前記第2上開口部と前記第2下開口部とを連通する第2中空チャンバと、前記第2中空チャンバを構成する縦方向最内壁面とが形成され、前記カートリッジキャリアの前記縦方向最外壁面と前記縦方向最内壁面との間に、前記第2上端部から前記第2下端部にかけて前記第2縦方向中心線に沿って同じ断面厚さを有する、前記乾燥植物繊維体からなる肉厚領域が形成され、ここで、前記第1縦方向中心線と前記第2縦方向中心線との両方を同一直線上に配置することにより、前記フィルタチップの前記第2下端部は、前記カートリッジキャリアの前記第2下端部に固定的に接合され、また、前記第1下開口部と前記第2下開口部とを合わせて相互接続することにより、前記第1中空チャンバと前記第2中空チャンバとを相互連通させて、前記電子たばこカートリッジ管全体の組み立てを完了する。
好ましくは、前記カートリッジキャリアの前記最大横幅に対する前記カートリッジキャリアの前記最大縦方向高さの比率は3.8より大きく、前記フィルタチップの前記最大横幅に対する前記フィルタチップの前記最大縦方向高さの比率は3.8より大きい。
好ましくは、前記カートリッジキャリアおよび前記フィルタチップのいずれか一方の前記最大横幅は、8mmよりも小さい。
好ましくは、前記カートリッジキャリアの前記第2上端部には、前記第2中空チャンバと連通する少なくとも1つの通気孔がさらに形成される。
好ましくは、前記フィルタチップの前記縦方向の最内壁面は、前記対応する第1縦方向中心線に沿って、より小さい内側円柱面、内側円錐台面、及びより大きい内側円柱面による連鎖的組み合わせである内側弯曲面で形成される。前記フィルタチップの前記縦方向の最外壁面には、外側円柱面と外側円錐台面のいずれかである外側弯曲面が形成されている。
好ましくは、前記カートリッジキャリアの前記縦方向最内壁面には、内側円柱面および内側円錐台面のいずれかである内側弯曲面が形成され、前記カートリッジキャリアの前記縦方向最外壁面は、外側円柱面と外側円錐台面のいずれかである外側弯曲面が形成されている。
結果として、本発明は、次の技術的利益をもたらすことができる。先行技術と比較して、本発明による前記電子たばこカートリッジ管及びその作製方法は、最大横幅に対する最大縦高さの比率が1を超える電子たばこカートリッジ管部品(フィルタチップ、カートリッジキャリア等)の一体成形が不可能な従来のパルプ成形加工方法の技術的問題を解決できるのみならず、作業サイクル時間を節約し、量産に役立ち、より高い製品収量と品質とを保証する。さらに、本発明による前記電子たばこカートリッジ管及びその作製方法は、純粋な植物繊維を電子たばこカートリッジ管全体の構成材料として扱う。したがって、優れた濾過能力、低コスト、優れた難燃性(すなわち、より低い発火温度)、優れた耐油性、および迅速な温度低下という特性を実現出来る。ここで、電子たばこカートリッジ管の内側弯曲面を有する中空チャンバ設計により、換気促進、迅速な温度低下、人体に対する健康上の疑念ならびに食品安全問題の非発生、FDA食品等級認証基準への準拠といった複数の利点を獲得することにより、生分解性と堆肥化性の両方の環境保護要件を実際に達成することが出来る。
図1は、パルプ成形加工方法で使用される生産ラインにおける一貫生産装置の概略図を示している。 図2Aは、本発明の第1の好ましい実施形態による、パルプ成形生産ラインにおける一貫製造装置の概略断面図を示し、前記パルプ成形生産ラインは、電子たばこカートリッジ管のフィルタチップを作製するように構成可能である。 図2Bは、図2Aに示された円で囲まれた領域C1による部分拡大断面図を示す。 図2Cは、図2Aに示された前記パルプ成形生産ラインによる、前記電子たばこカートリッジ管を作製する方法のフローチャートを示す。 図3Aは、図2Aに示された前記パルプ成形生産ラインによって準備される、前記電子たばこカートリッジ管のフィルタチップの透視図を示す。 図3Bは、図3Aに示された前記フィルタチップの切断面A−Aに沿った横断面図を示す。 図4Aは、本発明の第2の好ましい実施形態による、パルプ成形生産ラインにおける一貫生産装置のもう一つの概略断面図を示し、ここで、前記パルプ成形生産ラインは前記電子たばこカートリッジ管のキャリアカートリッジを作製するように構成可能である。 図4Bは、図4Aに示された円で囲まれた領域C2による部分拡大断面図を示す。 図4Cは、図4Aに示された前記パルプ成形生産ラインによる、前記電子たばこカートリッジ管作製方法のフローチャートを示す。 図5Aは、図4Aに示された前記パルプ成形生産ラインによって作製される前記電子タバコカートリッジ管の前記カートリッジキャリアの透視図を示す。 図5Bは、図5Aに示された前記カートリッジキャリアの切断面B−Bに沿った横断面図を示す。 図6は、本発明の第3の好ましい実施形態による、前記電子たばこカートリッジ管作製方法のフローチャートを示す。 図7Aは、図6に示された前記電子たばこカートリッジ管作製方法によって作製された前記電子たばこカートリッジ管の透視図を示す。 図7Bは、図7Aに示された前記電子たばこカートリッジ管の切断線C−Cに沿った横断面図を示す。 図8Aは、本発明の第4の好ましい実施形態による、前記カートリッジキャリアの斜視図を示す。 図8Bは、図8Aに示された前記カートリッジキャリアの切断面D−Dに沿った横断面図を示す。 図9Aは、本発明の第5の好ましい実施形態による、電子たばこカートリッジ管の透視図を示す。 図9Bは、図9Aに示された前記電子たばこカートリッジ管の切断線E−Eに沿った横断面図を示す。
本発明の実施形態における技術的手段を、本発明の実施形態に関する図面を参照し、以下に明確かつ完全に説明する。「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「内側」、「外側」、「横」など、本発明で言及される方向用語は、単に図面の方向を示すに過ぎず、従って、使用される上記方向用語は、本発明を例示および理解するためのものであり、本発明を限定することを意図するものではない。
初めに、図1と図2における説明を参照されたい。ここで、図2Aは、本発明の第1の好ましい実施形態によるパルプ成形加工生産ライン40における一貫生産装置の概略断面図を示し、図2Bは、図2Aに示された円で囲まれた領域C1の部分拡大断面図を示す。図2A及び2Bが示すように、パルプ成形加工生産ライン40は、電子たばこカートリッジ管のフィルタチップ46(図3A参照)の大量かつ自動化された生産のために操作することができる。パルプ成形加工生産ライン40における一貫して自動化された生産装置は、少なくとも1つの可動装置39と、パルプドレッジングおよび予備圧縮装置50と、真空排出装置59と、熱圧縮成形装置60と、切断装置68とを含む。
前記パルプドレッジングおよび予備圧縮装置50は、その上部に位置する第1下型52と、その下部に位置し、前記第1下型52と合わせて操作される第1上型54とを含む。この好ましい実施形態において、上記「下型」と呼ばれるものは、外側成形面と、前記外側成形面から内側に窪んだ洞窟構造とを有し、主に紙製品の外周面を成形するための成形型として定義される。また、前記「上型」と呼ばれるものは、外側成形面と、前記外側成形面から外側に突出する突出構造とを有し、主に紙製品の内周面を成形するための成形型として定義される。前記第1上型54は、その上に複数の離間した第1直立支柱55が配置され、前記支柱のそれぞれは、前記第1上型54の上面540(外側成形面)から垂直方向に沿って、前記上面540の外側に突出している。前記複数の第1直立支柱55は、複数のフィルタチップ46(図3A参照)を同時に大量生産するために、前記上面540上に多次元配列方式かつ等間隔配置によって設けられている。第1下型52は、第1下型52の底面520から前記底面520の内側に向かって、複数の第1直立支柱55の間に設けられた間隔と等しい間隔において、内側に形成された複数の離間した第1垂直ピット522を有し、これにより、前記複数の第1垂直ピット522は、前記複数の第1直立支柱の配置および寸法比率にそれぞれ対応かつ一致した配置及び寸法比率を有する。したがって、前記パルプドレッジングおよび予備圧縮装置50が前記第1下型52および前記第1上型54の両方を上下に移動させて閉じた後、前記第1下型52の各第1垂直ピット522と、前記第1上型54の各対応する第1直立支柱55とを、通常、各対応する縦方向中心線Y1に沿って相互嵌合させることができる。したがって、前記縦方向中心線Y1のそれぞれは、相互嵌合する中心線とも呼ぶことができる。
図2Aおよび図2Bに示すこの第1の好ましい実施形態を更に参照する。前記第1上型54の前記第1直立支柱55のそれぞれは、自由端部555と、前記自由端部555に対向する接合端部553とを有する。前記接合端部553は、前記第1上型54の前記上面540上に接続され、前記各対応する縦方向中心線Y1に垂直に形成された第1直立支柱最大幅W2を有する。前記自由端部555は、前記第1直立支柱最大幅W2よりも小さく形成され、各対応する縦方向中心線Y1に垂直に形成された第1直立支柱最小幅W3を有する。前記各第1直立支柱55はさらに、各第1直立支柱55の最も外側の全体にわたって形成され、前記自由端部555と前記接合端部553との間に位置する縦方向最外壁面544を有する。前記縦方向最外壁面544は、前記各対応する縦方向中心線Y1の周りに形成された外側弯曲面であり、前記各対応する縦方向中心線Y1に平行に形成された第1直立支柱最大高さH2を有する。ここで、前記最大第1直立支柱の高さH2の前記第1直立支柱最大幅W2に対する比率R2は1より大きい(すなわち、H2 / W2 = R2、R2>1)。前記縦方向最外壁面544の外側弯曲面は、二次曲面である。この好ましい実施形態において、前記外側弯曲面は、実質的に、前記各対応する縦方向中心線Y1に沿って、より大きい外側円柱面552、外側円錐台面556、およびより小さい外側円柱面554による連鎖的組み合わせになっている。これにより、前記各第1直立支柱55は、例えばボトル状の長細い円柱形のような三次元形状に形作られる。前記自由端部555の水平断面は、前記第1直立支柱最小幅W3と同じ直径を有する円形平面であり、前記接合端部553の水平断面は、前記最大直立支柱幅W2と同じ直径を有する円形平面である。しかしながら、上記の説明は、前記縦方向最外壁面544の前記外側弯曲面を図2Aに示すような三次元形状に限定するものではなく、前記縦方向最外壁面544は必要に応じて、幾何学的に空間的な構造を持つ他の任意の三次元形状に設計することもできる。図2Aおよび図2Bに示すこの第1の好ましい実施形態を更に参照する。複数の微小孔(図示せず)が、前記各第1直立支柱55の前記縦方向最外壁面544全体に均等に分布するように形成され、前記第1上型54の内部に画定され前記複数の微小孔にそれぞれ接続された複数の排出通路546を介して個別に前記真空排出装置59に液体連通し、これにより、各第1直立支柱55の前記縦方向最外壁面544全体に位置するパルプの内部に存在する水分および/または空気を(真空排出のみにより)排出する。前記各第1直立支柱55と前記上面540の両方に形成された外周面全体(縦方向最外壁面544を含む)は、金属スクリーン層548で覆われている。
図2Aおよび図2Bに示すこの好ましい実施形態を参照する。前記各第1下型52の前記各第1垂直ピット522は、前記底面520に穴が形成され、前記底面520から内側に伸びて底部に達する。前記穴は、前記各対応する縦方向中心線Y1に垂直に形成された第1垂直ピット最大幅W2'を有し、また、前記底部は、前記第1垂直ピット最大幅W2'よりも小さく形成された第1垂直ピット最小幅W3'を有し、前記各対応する縦方向中心線Y1に垂直であり、これにより、前記各第1垂直ピット522の縦断面の2つの側面は、前記各対応する縦方向中心線Y1に対して、正のドラフト角Θ1をそれぞれ形成する。前記各第1垂直ピット522は、前記各対応する縦方向中心線Y1の周りに、前記各対応する縦方向中心線Y1に平行な第1垂直ピット最大深さH2'を有して形成された内側弯曲面である縦方向最内壁面526を有して構成され、また、前記第1垂直ピット最大深さH2'の前記第1垂直ピット最大幅W2'に対する1より大きい比率R2'を有する(すなわちh2'/W2'= R2'、R2'>1)。この好ましい実施形態において、前記各第1垂直ピット522の前記縦方向最内壁面526の前記内側弯曲面は、実質的に、その縦方向に沿って形成された内側円柱面または円錐台面である(前記正のドラフト角Θ1の形成に起因する)。これにより、前記縦方向に沿って、垂直円柱ピットなどの前記各第1垂直ピット522が形成される。前記各第1垂直ピット522の前記穴の水平断面は、前記第1垂直ピット最大幅W2'と同じ直径を有する円形穴である。前記底部の断面は、前記第1垂直ピット最小幅W3'と同じ直径を有する円形平面である。しかしながら、上記の説明は、前記縦方向最内壁面526の前記内側弯曲面を図2Aに示すような三次元形状に限定するものではなく、前記縦方向最内壁面526は必要に応じて、幾何学的な空間構造を持つ他の任意の3次元形状に設計することもできる。さらに、図2Aおよび図2Bに示すこの実施形態において、複数の微小孔(図示せず)も、前記各第1垂直ピット522の内周面(すなわち、前期縦方向最内壁面526)全体に均等に分布するように形成されている。前記複数の微小孔は、前記第1下型52の内側に形成され前記複数の微小孔と個別に接続した複数の排出通路524を介して個別に前記真空排出装置59に液体連通し、これにより、前記各第1直立垂直ピット522の中に配置されているパルプの内部に存在する水分および/または空気を(真空排出のみにより)排出する。
図2Aおよび2Bに示す通り、前記パルプ成形加工生産ライン40が自動生産のために操作される初期段階において、前記パルプドレッジングおよび予備圧縮装置50は、大量の湿潤植物繊維体を含むスラリー(別称「パルプ」)41を貯蔵するためのスラリータンク56に前記第1上型54を沈める。続いて、前記第1上型54の前記排出通路546を介した前記真空排出装置59の真空排出によってのみ、前記湿潤植物繊維体からなる前記パルプ41は、前記第1上型54の前記複数の第1直立支柱55の前記外周面(前記縦方向の最外壁面544)上に位置する前記金属スクリーン548全体に均一に吸着される層の形態で形成される。次に、前記パルプドレッジングおよび予備圧縮装置50は、前記第1下型52と前記第1上型54とをそれぞれ上下に移動させて相互嵌合させ、さらに、前記第1下型52と前記第1上型54との間に位置する湿潤植物繊維体からなる前記パルプ41を予備圧縮するためにわずかな圧力を加える。同時に、前記パルプ予備圧縮41の後で、前記第1上型54および前記第1下型52の真空排出を実施する前記真空排出装置59により、それらの間に真空環境が確立され、前記パルプ41に含まれる水蒸気および/または水分のより少ない部分が前記パルプ41から排出され、前記湿潤植物繊維体(別称「ウェットビレット」)からなる前記湿潤紙製品42を、前記第1下型52と前記第1上型54との間で、一体的に成形する。一実際の例においては、前記パルプ41の材料成分は竹パルプ70%とバガスパルプ30%とによる配合を含むため、前記湿潤紙製品42の固体構造は完全に前記植物繊維体からなり、それにより、前記優れた温度耐性および前記優れた耐油性という両方の利点が達成される。前記バルプドレッジングおよび予備圧縮を行う際、前記パルプドレッジングおよび予備圧縮装置50は、使用圧力範囲60〜100MPaおよび使用温度範囲20〜30℃で予備圧縮を実施することにより、その中に含水量範囲75%〜85%を有する前記湿潤紙製品42全体を一体的に成形する。しかしながら、上記の説明は、前記湿潤パルプ41の前記組成成分および割合、前記パルプドレッジングおよび予備圧縮装置50の前記使用圧力範囲および使用温度範囲、ならびに前記湿潤紙製品42の含水量範囲を制限するものではない。なぜならば、様々な製品の構造及び必要に応じて、 前記湿潤パルプ41の前記組成成分および割合、前記パルプドレッジングおよび予備圧縮装置50で使用される前記使用圧力範囲と前記使用温度範囲、ならびに前記湿潤紙製品42の含水量範囲は全て異なるためである。
次に、図2Aおよび図2Bに示すように、前記真空排出装置59が前記湿潤紙製品42を前記第1下型52の前記底面520の下側に真空吸引することにより、前記少なくとも1つの可動装置39が前記第1下型52を、前記吸着された湿潤紙製品42と一緒に、前記熱圧縮成形装置60の第2下型62と第2上型64との間に移動させる。続いて、前記真空吸引を解除することにより、前記第1下型52は前記湿潤紙製品42を解放し、それにより、前記湿潤紙製品42は、前記熱圧縮成形装置60の前記第2上型64の上に位置決めされる。
図2Aおよび図2Bに示すように、前記熱圧縮成形装置60の前記第2下型62および前記第2上型64の展開配置および寸法比率(両方における成形側のそれぞれの縦高さおよび横幅寸法比率を含む)は、前記パルプドレッジングおよび予備圧縮装置50の前記第1下型52および前記第1上型54の展開配置と寸法比率に類似している。例えば、前記第2上型64の上面には、前記第1上型54に前記複数の第1直立支柱55を形成する際に使用されるのと同じ展開配置および同じ寸法比率で、複数の離間した第2直立支柱642が配置されており、また、前記第1下型52に前記複数の第1垂直ピット522を形成する際に使用されるのと同じ展開配置および同じ寸法比率で、複数の離間した第2垂直ピット622が、前記第2下型62の底面の内側に向かって内側に形成されている。簡潔に言えば、本実施形態における前記各第2直立支柱642は、前記高さH2と同一の最大第2直立支柱高さと、前記幅W2と同一の最大第2直立支柱幅とを有し、前記最大第2直立支柱幅W2に対する前記第2直立支柱高さH2の比率R2は1より大きい(すなわち、h2/ W2 = R2、R2>1)。同様に、前記各第2垂直ピット622は、前記深さH2'と同一の最大第2垂直ピット深さと、前記幅W2'と同一の最大第2垂直ピット幅とを有し、前記最大第2垂直ピット幅W2'に対する前記最大第2垂直ピット深さH2'の比率R2'は1より大きい(すなわち、h2'/ W2' = R2'、R2'>1)。さらに、前記第2下型62の前記各第2垂直ピット622の内周面全体および前記第2上型64の前記各第2直立支柱642の外周面全体には、前記真空排出装置59に液体を伝達するための複数の排出通路624、644が形成されている。
次に、図2Aに示すように、前記熱圧縮成形装置60は、前記第2下型62および前記第2上型64をそれぞれ上下に動かして相互嵌合させ、より高い圧力をかけて、前記第2下型62と前記第2上型64との間に配置された湿潤紙製品42を熱圧縮する。同時に、前記熱圧縮成形装置60と共に使用される前記真空排出装置59の真空排出により、前記湿潤紙製品42に含まれる水蒸気および/または水分の大部分が前記湿潤紙製品42から排出され、前記乾燥植物繊維体からなる乾燥紙製品44が形成される。しかしながら、圧縮嵌合の回数は1回のみに限定されない。一実際の例においては、前記熱圧縮成形装置60は、使用圧力範囲60〜100MPaおよび使用温度範囲110℃〜150℃において熱圧縮を実施し、含水量範囲2.5%-5%の前記乾燥紙製品44を一体的に成形する。しかしながら、上記の説明は、前記使用圧力範囲、前記使用温度範囲、および前記含水量範囲を制限するものではない。なぜならば、様々な製品の構造及び必要に応じ、前記熱圧縮成形装置60で使用される前記使用圧力範囲と前記使用温度範囲、ならびに前記乾燥紙製品44の含水量範囲は全て異なるためである。
図2Aに示すように、前記切断装置68は、前記乾燥紙製品44の上端および下端の両方からそれぞれ余分な部分442、444を切除するために用いられ、これにより、完全に乾燥した植物繊維体からなるフィルタチップ46(図3Aおよび3Bに示されているもの。詳細については後述する)を形成する。本実施形態において、前記切断装置68は、切断金型を有する従来の複製切断用円周切断機、または任意の他の種類の切断装置である。
図2Aに示すように、前記少なくとも1つの可動装置39は、いくつかの独立作動式可動サブ装置、または金型の駆動・搬送において機能する様々な電流作動部品を統合する単一移動システムを含み得る。たとえば、複数のモーター駆動機械式アーム、親ねじ棒、ボールねじ棒部品、コントローラー/ MCU、空圧/油圧シリンダ、および関連するポンプなどによる組み合わせを含む前記電流作動部品により、前記パルプドレッジングおよび予備圧縮装置50、前記熱圧縮成形装置60および前記切断装置68の間で前記上型52、62のそれぞれを駆動または搬送する。もう一つの実施形態においては、前記少なくとも1つの可動装置39は、従来のスライドレールとそれに対応するスライド可能なシートとを組み合わせ、相対的なスライド運動を実施することによって実現することもできる。前記少なくとも1つの可動装置39は、実際の必要に応じて、水平運動、垂直運動または3次元空間運動を含む異なる方向運動を実施する駆動構造を持たせて設計することもできる。上記の非駆動部品は従来技術に属するため、それらに関する詳細内容は以下において省略する。さらに、前記少なくとも1つの可動装置39は、前記パルプドレッジングおよび予備圧縮装置50、前記熱圧縮成形装置60および前記切断装置68の間における前記上型52、62のそれぞれの搬送を含む複数のタスクを同期開始するために、プログラマブルコントローラユニット(図示せず)からのプログラマブル制御を受け入れることもできる。
さらに図2A〜2Cを参照する。図2Cは、図2Aに示す前記パルプ成形加工生産ライン40による、電子たばこカートリッジ管の作製方法のフローチャートを示す。図2Aに示すような、前記パルプ成形加工生産ライン40における一貫生産機械の動作に関して、前記電子たばこカートリッジ管の作製方法において使用される前記各部品の構造およびそれら部品の機能については、すべてこれまでの紹介と共に図2Aおよび図2Bに示された各実施形態を参照可能であり、以下ではその説明を省略する。図2Cに示すように、前記電子たばこカートリッジ管の作製方法は、(図3Aに示すように)前記フィルタチップ46を大量かつ自動で製造するために実施可能な以下の主要な工程を含む。
以下のパルプドレッジングおよび予備圧縮工程S100を実施する。パルプドレッジングおよび予備圧縮装置50を使用して、前記第1上型54を、大量の湿潤植物繊維体を含むスラリー(別称「パルプ」)41を貯蔵するためのスラリータンク56に沈める。続いて、前記第1上型54用の前記排出通路546を真空排出することによってのみ、前記湿潤植物繊維体からなる前記パルプ41を、前記第1上型54の複数の離間した第1直立支柱55のそれぞれの外周面全体の前記金属スクリーン548に均一に吸着された層の形態で形成する。そして、前記第1上型54を前記第1下型52と相互嵌合させて、前記型52、54の間に配置された前記湿潤植物繊維体から構成される前記パルプ41を予備圧縮することにより、前記第1下型52と前記第1上型54の間に前記ウェット植物繊維体42からなる湿潤紙製品(別称「ウェットビレット」)42を一体成形し、ここで、前記各第1直立支柱55は、前記第1上型54の前記上面540から外側に突出しており、そのため前記各第1直立支柱55が自由端部555と、前記自由端部555に対向し前記第1上型54の前記上面540に接続された接合端部553とを有する。複数の離間した第1垂直ピット522は、前記各第1垂直ピット522が前記底面520に形成された穴を有し、前記穴から内側に縦方向に延びてその底部に達するように、前記第1下型52の前記底面520から内側に形成される。前記複数の第1垂直ピット522は、前記第1上型54の前記複数の第1直立支柱55の展開配置および寸法比率にそれぞれ対応する展開配置および寸法比率を有する。前記第1垂直ピット522のそれぞれと前記各対応する第1直立支柱55は両方とも、一般にそれぞれの対応する縦方向中心線Y1に沿って相互嵌合させることができる。前記接合端部553は、前記各対応する縦方向中心線Y1に垂直に形成された第1直立支柱最大幅W2を有する。前記自由端部555は、前記各対応する縦方向中心線Y1に垂直に形成され、前記第1直立支柱最大幅W2よりも小さい第1直立支柱最小幅W3を有する。前記各第1直立支柱55は、前記自由端部555と前記接合端部553との間に形成された縦方向最外壁面544をさらに有する。前記縦方向最外壁面544は、前記各対応する縦方向中心線Y1の周りに形成された外側弯曲面であり、前記各対応する縦長中心線Y1に平行に形成された第1直立支柱最大高さH2を有し、前記最大第1直立支柱の幅W2に対する前記第1直立支柱最大高さH2の比率R2は1より大きい(すなわち、h2/W2= R2、R2>1)。好ましくは、前記各第1直立支柱55の前記縦方向最外壁面544の前記外側弯曲面は、前記各対応する縦方向中心線Y1に沿った、より小さい外側円柱面554、外側円錐台面556、およびより大きい外側円柱面552による連鎖的組み合わせである。前記第1下型52の前記各第1垂直ピット522において、前記穴は、前記各対応する縦方向中心線Y1に垂直に形成された第1垂直ピット最大幅W2 ’を有し、また、前記底部は、前記各対応する縦方向中心線Y1に垂直に形成され、前記第1垂直ピット最大幅W2'よりも小さい、第1垂直ピット最小幅W3'を有する。前記各第1垂直ピット522は、前記各対応する縦方向中心線Y1(例えば、正ドラフト角Θ1を有する円錐台面)の周りに形成される内側弯曲面である縦方向最内壁面526と、前記各対応する縦方向中心線Y1に平行に形成された第1垂直ピット最大深さH2'とを有し、前記第1垂直ピット最大幅W2'に対する前記第1垂直ピット最大深さH2の比率R2'は1より大きい(すなわち、h2' / W2'= R2'、R2'>1)。一実際の例においては、前記湿潤パルプ41の材料成分は、竹パルプ70%とバガスパルプ30%による組成を含むため、前記湿潤紙製品42の固体構造は完全に前記植物繊維体によって構成され、これにより、優れた温度耐性と優れた耐油性という両方の利点を実現する。
前記パルプドレッジングおよび予備圧縮工程S100の実施後、続いて、次の熱圧縮成形工程S200(図2Aおよび2Bに示す)を実施する。前記少なくとも1つの可動装置60と前記真空排出装置59との協働により、前記第2上型54を前記湿潤紙製品42と共に移動させ、これにより、前記湿潤紙製品42を熱圧縮成形装置60の前記第2下型62と前記第2上型64の間に位置決めする。そして、前記下型62と前記上型64とを相互嵌合させて前記湿潤紙製品42を前記2つの型62、64の間で熱圧縮するためのより大きい圧力を作用させる。同時に、前記2つの型62、64に対して真空排出を実施する前記真空排出装置59により、前記湿紙製品42からより多量の水蒸気および/または水分を排出し、これにより、前記湿潤紙製品42から、前記乾燥植物繊維体からなる乾燥紙製品44を形成し、ここで、前記第2上型64の上面は、前記第1上型54の前記複数の第1直立支柱55の配置と同じ展開配置および同じ寸法比率を有する複数の離間した第2直立支柱642と共に配置され、前記第2下型62の底面は、前記第2下型62の内側に向かって内向きに形成された、前記第1下型52に前記複数の第1垂直ピット522を形成するのと同じ展開配置および寸法割合で配置された複数の離間した第2垂直ピット622を有する。簡単に言えば、この実施形態において、前記各第2直立支柱642は、前記最大第2直立支柱幅W2に対する前記最大第2直立支柱高さH2の比率R2が1より大きく(すなわちh2/W2=R2、R2>1)、前記各第2垂直ピット622は、前記最大第2垂直ピット幅W2 'に対する前記最大第2垂直ピット深さH2'の比率R2'が1より大きい(すなわち、h2'/ W2' = R2'、R2'>1)。前記熱圧縮成形工程S200を実施する一実際の例においては、前記湿潤紙製品42の熱圧縮は、使用圧力範囲60〜100MPaおよび使用温度範囲110℃〜150℃において実施され、それによって含水量範囲2.5%〜5%の前記乾燥紙製品44が一体成形される。しかしながら、上記の説明は、熱圧縮のための前記使用力範囲と使用温度範囲、および前記乾燥紙製品44の含水量範囲を制限するものではない。なぜならば、様々な製品構造および必要に応じて、前記熱圧縮成形ステップS200で使用される前記使用圧力範囲、前記使用温度範囲、ならびに前記乾燥紙製品44の含水量範囲は、すべて異なる可能性があるためである。
前記熱圧縮成形工程S200の実施後、続いて、次の切断工程S300を実施する。図2Aに示すように、切断装置68により、前記乾燥紙製品44の上端と下端の両方からいくつかの余分な部分442、444を切除する。そして、前記切断工程S300を実施した後、完全に乾燥した植物繊維体からなる前記フィルタチップ46を形成する(図3Aおよび3Bに示すとともに、後で詳述される)。本実施形態においては、前記切断装置68は、従来の複製切断用円周切断機または他の任意の種類の切断装置であってよい。
図2A、図2Cおよび図3A〜図3Bを更に参照する。図3Aは、図2Aに示す前記パルプ成形加工生産ライン40による作製で一体成形された前記電子たばこカートリッジ管の前記フィルタチップ46の透視図を示す。図3Bは、図3Aに示された前記フィルタチップ46に基づく、切断面A−Aに沿った横断面図を示す。図2Cに示す前記切断工程300の実施後、前記乾燥紙製品44から前記余分な部分442、444(図2Aに示すように)を切除すると、図3Aと図3Bに示すように、一体構造で形成された前記フィルタチップ46が生成される。これにより、前記フィルタチップ46には、前記各対応する縦方向中心線Y1に平行な第1縦方向中心線y1と、前記第1縦方向中心線y1に垂直な上端部463と、前記上端部463に形成された上開口部4622と、前記上端部463に対向し、前記第1縦方向中心線y1に垂直な下端部467と、前記下端部467に形成された下開口部4642と、前記上端部463と前記下端部467の間に位置する縦方向最外壁面460とが形成される。図2Bおよび3Bに示す前記フィルタチップ46をさらに参照する。図2Bおよび3Bに示すように、前記下端部467は、前記第1垂直ピット最大幅W2'に応じて形成される最大横幅w2'(すなわち、W2'=w2')を有し、前記上端部463は前記第1垂直ピット最小幅W3 'に応じて形成される最小横幅w3'(すなわち、W3'= w3')を有する。これにより、前記フィルタチップ46の縦方向最外壁面460に正ドラフト角Θ1が形成され(前記各対応する第1垂直ピット522の正ドラフト角Θ1に対応する)、前記フィルタチップ46の外形が円錐台のように形成され、ここで、前記上開口部4622の直径D1は前記第1直立支柱最小幅W3に応じて形成され、前記下開口部4642の直径D2は前記第1直立支柱最大幅W2に応じて形成され直径D1より大きい。しかしながら、本発明による前記フィルタチップ46は、必要に応じて、立方体形状、三角形形状、長方形形状、台形形状、円錐形形状、円柱形形状、鱗片状形状または非対称幾何学的立体形状などの様々な三次元中実構造を選択的に形成するように成形することができるが、本発明の保護請求範囲を限定するものではない。さらに、前記フィルタ先端46の両方の前記上端部463と前記下端部467との間に位置する前記縦方向最外壁面460は、前記第1垂直ピット最大高さH2'と前記第1直立支柱最大高さH2との間に形成された最大縦方向高さh2'を有し、ここで、前記最大縦方向高さh2'の前記最大横幅w2'に対する比率r2は1よりも大きい(すなわち、h2'/ w2' = r2、r2>1)。もう一つの好ましい実施形態においては、前記最大縦高さh2'の前記最大横幅w2'に対する比率r2は、1.3より大きい(すなわち、h2'/ w2' = r2、r2>1.3)。もう一つの好ましい実施形態においては、前記最大縦高さh2'の前記最大横幅w2'に対する比率r2は、3.8より大きい(すなわち、h2' /w2' =r2、r2>3.8)。もう一つの好ましい実施形態においては、前記最大横幅w2 'は8mmより小さい。さらに、図2Bおよび図3Bに示すように、前記フィルタチップ46の内側において、前記上端部463と前記下端部467の間に、さらに各対応する第1直立支柱55の前記縦方向最外壁面544に対応して中空チャンバ461が形成され、縦方向の最内壁面4613からなっている。実質的に、前記縦方向最内壁面4613は、その内側に向かって次第に狭くなる内側の2次曲面であり、前記各対応する第1直立支柱55の外側弯曲面の形状に合わせて形成される。前記中空チャンバ461はさらに、特に前記上開口部4622が位置する前記上端部463において、前記上開口部4622と前記下開口部4642の間をそれぞれ上下に連通する。前記上開口部4622の直径D1が前記下開口部4642の直径D2よりも小さくなっている設計により、前記中空チャンバ461の内部形状を、換気促進のための空気流路(別称「煙道」)として使用するために、空気流ノズルのような形状にすることができ、これにより、温度を急速に下げるという目的を達成することができる。好ましくは、前記フィルタチップ46の前記縦方向最内壁面4613の内側弯曲面は、前記各対応する第1縦中心線y1に沿って、より小さい内側円柱面462、内側円錐台面466およびより大きい内側円柱面464による連鎖的組み合わせである。しかしながら、このことは、前記フィルタ先端部46の前記縦方向最内壁面4613の内側弯曲面で形作られるものを制限しない。なぜならば、通気を高める目的を達成できる内側弯曲面を有する他の任意の形状も採用可能だからである。同様に、図2Bおよび図3Bに示すように、前記フィルタチップ46の前記縦方向最外壁面460は、成形された外側弯曲面、例えば外側円錐台面または円柱状の面として、前記各対応する第1垂直ピット522の内側弯曲面の形状および寸法の両方に一致して形成される。しかしながら、このことは、前記フィルタチップ46の前記縦方向最外壁面460の外側弯曲面に形作られるものを制限するものではなく、作製および使用状の便宜を備えた他の任意の外側弯曲面形状も採用できる。
図3Bに示すように、完全に乾燥した植物繊維体からなる肉厚領域465は、フィルタチップ46において、前記縦方向最外壁面460の外側弯曲面と前記縦方向最内壁面の内側弯曲面4613の間に形成される。前記肉厚領域465は、前記上端部463から前記下端部467にかけて各対応する第1縦方向中心線y1に沿って徐々に狭くなる異なる断面厚さを有する濾過部として実質的に使用される。例えば、前記上端部463の前記肉厚領域465にある断面厚さt1 'は、前記上端部467の前記肉厚領域465にある断面厚さt2'よりも小さい。前記完全に乾燥した植物繊維体からなる前記濾過部465(前記肉厚領域465として)は、優れた濾過能力、低コスト、より良い難燃性(すなわち、より低い発火温度)、優れた耐油性、人体に対する健康上の疑念ならびに食品安全問題の非発生、およびFDA食品等級認証基準への準拠により、生分解性と堆肥化の両方に対する環境保護要件を実際に達成する。
4Aおよび図4Bをさらに参照する。図4Aは、本発明の第2の好ましい実施形態によるパルプ成形加工生産ライン70の一貫生産機械の概略断面図を示しており、図4Bは、図4Aに示す丸で囲まれた領域C2の部分拡大断面図を示す。図4Aおよび4Bに示すように、前記パルプ成形加工生産ライン70は、電子たばこカートリッジ管のカートリッジキャリア76(図5Aに示す)を大量かつ自動で生産する際に操作することができる。ここで注意すべきは、前記第2の好ましい実施形態における前記パルプ成形加工生産ライン70は、前記パルプ成形加工生産ライン40(図2A〜図2Cに示す)に用いられているのと同じパルプ成形加工方法を採用することができ、したがって、他の様々な加工方法を採用する必要はないという点である。図2A〜2Bに示された第1の好ましい実施形態のパルプ成形加工生産ライン40と比較すると、前記第2の好ましい実施形態におけるパルプ成形加工生産ライン70には、以下の違いがある。パルプドレッジングおよび予備圧縮装置80の第1上型84は、その上に複数の、それぞれ円柱形状または外側円錐台形状を有する第1直立支柱85(すなわち、複数の各第1直立支柱85の縦方向最外壁面856の外側弯曲面が外円柱面または外側円錐台面である)に置き換えられ、ここで、前記第1直立支柱85のそれぞれは、自由端部855および自由端部855に対向する接合端部853を有する。パルプドレッジングおよび予備圧縮装置80の第1下型82は、それぞれがより深い縦方向深さを有する複数の第1垂直ピット822に置き換えられている。前記複数の第1垂直ピット82と前記複数の第1直立支柱85は、通常、各対応する縦方向中心線Y2に沿って相互嵌合している。前記各第1垂直ピット822は穴を有し、前記穴から内側に延びて底部を形成する。前記各第1直立支柱85の前記接合端部853は、前記第1上型84の上面に接続され、前記各対応する縦方向中心線Y2に垂直に形成された第1直立支柱最大幅W4を有する。前記自由端部855は、前記各対応する縦方向中心線Y2に垂直に形成され、前記第1直立支柱最大幅W4よりも小さい第1直立支柱最小幅W5を有する。前記各第1直立支柱85はさらに、前記各対応する縦方向中心線Y2の周りに形成され、前記自由端部855と前記接合端部853の間に位置する、外側弯曲面などの縦方向最外壁面856と、前記各対応する縦方向中心線Y2に平行に形成された第1直立支柱高さH3と、前記各対応する縦方向中心線Y2に対して形成された性ドラフト角Θ2とを有する。好ましくは、前記各第1直立支柱85の前記縦方向最外壁面856の外側弯曲面は、外側円柱面および外側円錐台面のいずれかである。前記各第1垂直ピット822において、前記穴は、各対応する縦方向中心線Y2に垂直に形成された第1垂直ピット最大幅W4'を有し、底部は各対応する縦方向中心線Y2に垂直に形成され前記第1垂直ピット最大幅W4'より小さい第1垂直ピット最小幅W5'を有する。前記各第1垂直ピット822はさらに、前記各対応する縦方向中心線Y2の周りに形成される内側弯曲面である縦方向最内壁面826と、前記各対応する縦方向中心線Y2に平行に形成された第1垂直ピット最大高さH3'と、前記各対応する縦方向中心線Y2に対する正ドラフト角θ2とを有する。好ましくは、前記各第1垂直ピット822の前記縦方向最内壁面826の内部弯曲面は、前記各対応する第1直立支柱85の前記縦方向最外壁面856の外部弯曲面の形状に一致する、内側円柱面および内側円錐台面のいずれかである。同様に、前記熱圧縮成形装置90の第2上型94において、それぞれが円柱形状または外側円錐台形状を有する複数の第2直立支柱942に置き換えられる。前記第2直立支柱942は、前記第1直立支柱85の数を形成する際に使用されるものと同じ展開配置および寸法比率を有する。また、第2下型92において、各々がより深い縦方向深さを有する複数の第2垂直ピット922に置き換えられる。前記複数の第2垂直ピット922は、第2垂直ピット822の数を形成するのに使用されるものと同じ展開配置および寸法比率を有する。前記パルプ成形加工生産ライン70における他の組み立て品およびそれらの機能はすべて、同じ植物繊維体を使用して前記カートリッジキャリア76(図5Aに示す)を構成することを含む、前記第1の好ましい実施形態におけるパルプ成形加工生産ライン40で使用される方法工程と同じく、図2A〜2Cに示す上記の説明を参照可能であるため、その再記述は以下では省略する。簡単に言えば、本発明は、前記第1実施形態で用いたものとは異なる曲面形状および寸法を有する、前記各対応する第1直立支柱85、前記各対応する第1垂直ピット822、前記各対応する第2直立支柱942、および前記各対応する第2垂直ピット922に置き換えただけで、前記フィルタチップ46を一体成形するための前記パルプ成形加工生産ライン40(図2Aおよび3Bに図示)を、前記カートリッジキャリア76を一体成形するための前記パルプ成形加工生産ライン70(図4Aおよび5Bに示す)に代えることができる。これにより、ハードウェアコスト、人件費、および加工時間を大幅に節約することができる。
図4A〜4Cを更に参照する。図4Cは、図4Aに示すパルプ成形生産ラインに基づく、電子たばこカートリッジ管の作製方法のフローチャートを示す。図4Aに示す前記電子たばこカートリッジ管の製造方法は、前記第2の実施形態における前記パルプ成形加工生産ライン70の一貫製造機で使用されるため、前記電子たばこカートリッジ管の作製方法において使用される様々な構成要素構造およびそれらの構成要素機能は、すべて、図2A-2Cおよび4A-4Bに示した上記の実施形態を参照可能である。したがって、その再記述は以下では省略する。図4Cに示すように、前記電子たばこカートリッジ管の作製方法は、主に(図5Aに示すような)前記カートリッジキャリア76を大量かつ自動で製造するために用いられ、以下の工程を含む。
(図2Cに示すように)前記パルプドレッジングおよび予備圧縮工程S100、前記熱圧縮成形工程S200、前記切断工程S300を順番に実施する。
前記切断ステップS300を実施することにより、完全に乾燥した植物繊維体からなる前記カートリッジキャリア76を形成する(図5Aおよび5Bを参照し、後で詳述する)。
前記カートリッジキャリア76(図5B参照)の前記上端部764を貫通して、少なくとも1つの通気孔7644を形成することを含む、穿孔ステップS400を実施する。
図4A〜4Bおよび5A〜5Bを更に参照する。図5Aは、図4Aに示す前記パルプ成形加工生産ライン70による作製で一体成形される前記カートリッジキャリア76の透視図を示し、図5Bは、図5Aに示す前記カートリッジキャリア76の切断面B−Bに沿った横断面図を示す。前記切断工程300(図4C参照)を実施した後、前記カートリッジキャリア76の一体構造が、図5Aおよび5Bに示すように形成され、ここで、前記カートリッジキャリア76にはさらに、各対応する縦方向中心線Y2に平行な第2縦方向中心線y2と、前記第2縦方向中心線y2に垂直に形成された上端部764と、前記上端部764に形成された前記上開口部7642と、前記上端部764に対向して形成され、前記第2縦方向中心線y2に垂直に形成された下端部762と、前記下端部762に形成された下開口部7622と、前記上端部764と前記下端部762の間に位置する縦方向最外壁面760とが形成されている。図4Bおよび5Bをさらに参照されたい。前記カートリッジキャリア76において、前記下端部762は、第1垂直ピット最大幅W4'(すなわち、W4'=w4')に応じて形成される最大横幅w4'を有し、前記上端部764は、前記第1垂直ピット最小幅W5'に応じて形成される最小横幅w5'(つまり、W5' = w5')を有し、これにより、前記カートリッジキャリア76の前記縦方向最外壁面760に正のドラフト角θ2(各第1垂直ピット822の正ドラフト角θ2に対応する)が形成され、前記カートリッジキャリア76の外形が円錐台形または円柱形に形成される。前記カートリッジキャリア76において、前記上開口部7642の直径D1は前記穿孔工程S400によって形成され、下開口部7622の直径D2は前記第1直立支柱最大幅W4に応じて形成され、前記上開口部7642の直径D1よりも大きい。しかしながら、本発明によると、カートリッジキャリア76の外形は、必要に応じて、立方体形状、三角形形状、長方形形状、台形形状、円錐形形状、円柱形形状、鱗片状形状または非対称幾何学的立体形状などの様々な三次元中実構造を形成するように成形することができるが、これは本発明の保護請求範囲を限定するものではない。さらに、前記カートリッジキャリア76は、前記第1垂直ピット最大高さH3'と前記第1直立支柱最大高さとで決まる、前記上端部764から前記下端部762にかけて形成された最大縦高さh3'とを有し、前記最大横幅w4 'に対する前記最大縦高さh3'の比率r4は1より大きい(すなわち、h3'/w4'=r3、r3>1)。もう一つの好ましい実施形態においては、前記最大縦高さh3'の前記最大横幅w4'に対する比r3は、1.3より大きい(すなわち、h3'/w4'=r3、r3>1.3)。もう一つの好ましい実施形態においては、前記最大縦高さh'3の前記最大横幅w4'に対する比率r3は、3.8より大きい(すなわち、h3'/w4'=r3、r3> 3.8)。もう一つの好ましい実施形態においては、前記最大横幅w4'は8mmより小さい。さらに、図4Bおよび図5Bに示すように、前記カートリッジキャリア76において、前記各対応する第1直立支柱85の前記縦方向最外壁面856に対応して、前記上端部764と前記下端部762の間に中空チャンバ761がさらに形成され、縦方向最内壁面7613からなっている。前記縦方向最内壁面7613は、実質的に内側二次曲面であり、前記各対応する第1直立支柱85の前記縦方向最外壁面856の外部弯曲面の形状に一致する形状である。好ましくは、前記中空チャンバ761の前記縦方向最内壁面7613の内側弯曲面は、内側円錐台面または内側円柱面である。前記中空チャンバ761の前記縦方向最内壁面7613の底部(前記上端部764に隣接)は、前記第1直立支柱最大幅W5(すなわち、W5 = w5)に応じて形成される最大内部横幅w5と、前記第1直立支柱最大高さH3に応じて形成される深さとを有する。しかしながら、上記の説明は、前記カートリッジキャリア7の前記縦方向最内壁面7613の内側弯曲面形状を制限するものではなく、換気と温度低下の両方を促進するために動作可能な他の任意の内部曲面表面形状も採用することができる。前記中空チャンバ761はさらに、特に上開口部7642が位置する前記上端部764において、前記上開口部7642と前記下開口部7622の間でそれぞれ上下に相互連通する。前記上開口部7642の直径D1が前記下開口部7622の直径D2よりも小さくなる設計により、前記中空チャンバ761を空気の流れを促進するための空気流路(別称「煙道」)として使用することができ、これにより、温度を急速に下げるという目的が達成される。さらに、前記上端部764に位置する前記上開口部7642は、主に、前記中空チャンバ761内に位置するカートリッジ本体材料(図示せず)を加熱するための外部加熱バー(図示せず)の挿入口としての機能を果たす。好ましくは、前記上端部764を貫通し、前記上開口部7642に隣接することにより、少なくとも1つの通気孔7644が前記上端部764に形成され、それらの換気および温度低下の両方をさらに促進する。
さらに、図4Bおよび図3Bに示す前記カートリッジキャリア76において、前記縦方向最外壁面760は、前記各対応する第1垂直ピット822の内側弯曲面の形状に一致する形状(例えば、外側円錐台面または円柱形状の面)の外側弯曲面である。しかしながら、上記の説明は、前記カートリッジキャリア76の縦方向最外壁面760の外側弯曲面上に何が形作られるかを制限するものではなく、その作製と使用の両方の便宜のために用いられる他の任意の外側曲面表面形状も採用できる。完全に乾燥した植物繊維体からなる肉厚領域765は、前記カートリッジキャリア76の前記縦方向最外壁面760の外側弯曲面と前記カートリッジキャリア76の前記縦方向内最壁面7613の内側弯曲面の間に形成される。さらに、前記肉厚領域765は、前記各対応する第2縦方向中心線y2に沿って、前記上端部764から前記下端部762にかけて形成された同一の断面厚さt3 'を有する。前記肉厚領域765が前記完全に乾燥した植物繊維体からなっていることは、優れたろ過能力、低コスト、優れた難燃性(すなわち、より低い発火温度)、優れた耐油性、人体に関する健康上の疑念ならびに食品安全問題の非発生、FDA食品等級認証基準準拠という利点を持つことを意味し、実際に生分解性と堆肥化の両方の環境保護要件を達成している。
本発明の第3の好ましい実施形態による、前記電子たばこカートリッジ管の作製方法のフローチャートを示す図6をさらに参照されたい。図6に示す電子たばこカートリッジ管の作製方法のこれらの工程は、実際には、前記第1の実施形態における前記パルプ成形生産ライン40(図2A〜2Bに示す)を適用した前記電子たばこカートリッジ管の前記フィルタチップ46(図3A〜3Bに示す)の作製方法の工程(図2Cに示す)と、前記第2の実施形態における前記パルプ成形加工生産ライン70(図4A〜4Bに示す)を適用した前記電子たばこカートリッジ管の前記カートリッジキャリア76(図5A〜5Bに示す)の作製方法の工程(図4Cに示す)とを合併させたものであるため、前記電子たばこカートリッジ管の作製方法(図6にされる)で使用される様々な構成要素の構造および機能はすべて、図2A-2Cおよび4A-4C に示すそれぞれの実施形態を参照可能である。したがって、その再記述は以下では省略する。
図6に示すように、前記電子たばこカートリッジ管の作製方法は、以下の工程を含む。
(図3A〜3Bに示すように)前記フィルタチップ46を一体成形する工程S10:
次の前記パルプドレッジングおよび予備圧縮工程S100(図2A〜2Cに示すように)を実行する。前記第1上型54を、スラリー(別称「パルプ」)の貯蔵に使用される前記スラリータンク56に沈め、次に、前記第1上型64用の前記真空排出装置59の真空排出によってのみ、前記第1上型64の上方に位置する前記複数の離間した第1直立支柱55の各々の外周面全体の前記金属スクリーン548に均一に吸着された層の形態で、湿潤植物繊維体からなる前記パルプ41を形成する。次に、前記第1上型54を前記第1下型52と相互嵌合させて、前記金型52、54の間に位置する湿潤植物繊維体を予備圧縮し、これにより、前記第1下型52と前記第1上型54との間で、前記湿潤植物繊維体からなる湿潤紙製品42が一体成形され、ここで、前記各第1直立支柱55は、前記第1上型54の上面540から外側に突出し、また、複数の離間した第1の垂直ピット522は、前記第1下型52の底面520から内側に形成され、前記複数の第1直立支柱55の展開配置および寸法比率にそれぞれ対応する展開配置および寸法比率を有する。前記各第1垂直ピット522と前記各対応する第1直立支柱55は、通常、各対応する縦方向中心線Y1に沿って相互嵌合する。前記各第1直立支柱55は、前記各対応する縦方向中心線Y1に垂直に形成された第1直立支柱最大幅W2と、前記各対応する縦方向中心線Y1に平行に形成された第1直立支柱最大高さH2とを有し、前記第1直立支柱最大幅W2に対する第1直立支柱最大高さH2の比率R2は1より大きい。前記各第1垂直ピット522は、前記各対応する縦方向中心線Y1に垂直に形成された第1垂直ピット最大幅W2'と、前記各対応する縦方向中心線Y1に平行に形成された第1垂直ピット最大深さH2'とを有し、前記第1垂直ピット最大幅W2'に対する前記第1垂直ピット最大深さH2'の比率R2'は1より大きい。
前記パルプドレッジングおよび予備圧縮工程S100の実施後、次の熱圧縮成形ステップS200(図2A〜2Cに示す)を実施する。前記第2下型62と前記第2上型64の間に前記式42を配置する。次に、前記第2下型62と前記第2上型64とを相互嵌合させて、前記型62、64の間で前記湿潤紙製品42を熱圧縮し、前記真空排出装置59により型62、64に対する真空排出を行って、前記湿潤紙製品42に含まれる、より多量の水蒸気および/または水分を排出し、これにより、乾燥植物繊維体から構成される前記乾燥紙製品44が一体成形され、ここで、前記第2上型64の上面は、前記複数の第1直立支柱55と同じ展開配置および寸法比率を有する複数の離間した第2直立支柱642が配置され、前記第2下型62の底面には、複数の第1垂直ピット522と同じ展開配置および寸法比率を有する前記複数の離間した第2垂直ピット622が内側に形成される。
前記熱圧縮成形工程S200の実施後、切断工程S300を実施する。この工程では、前記乾燥紙製品44から余分な部分を切除し、図3Aおよび3Bに示すように前記フィルタチップ46を形成する。前記フィルタ先端46は、さらに、第1上開口部4622が画定された前記第1上端部463と、前記第1上端部463に対向する第1下開口部4642が画定された第1下端部467と、前記フィルタチップ46の内側で、前記第1下端部467と前記第1上端部463の間に形成された中空チャンバ461とを有する。前記第1上端部463は、前記第1垂直ピット最小幅W3'に応じて形成された最小横幅w3'を有する。前記第1下端部467は、前記第1垂直ピット最大幅W2'に応じて形成された最大横幅w2'を有する。前記フィルタ先端46は、前記第1垂直ピット最大高さH2'と前記第1直立支柱最大高さH2の間、および前記第1上端部463と前記第1下端部467の間に形成された最大縦方向高さh2'とを有し、前記フィルタチップ46の前記最大横幅w2'に対する前記フィルタチップ46の前記最大縦高さh2'の比率は1より大きい。
(図5Aおよび5Bに示すように)カートリッジキャリア76を一体成形するための工程S20:
前記カートリッジキャリア76全体を一体成形するように、上記の工程S100、S200、S300(図2A〜2Cに示す)を順番に実施する。前記カートリッジキャリア76には、その上に画定され、前記第2上端部764に対向する第2下開口部7622と、第2上開口部7642を有する第2上端部764と、前記カートリッジキャリア76の内側および前記第2下端部762と前記第2上端部764の間に形成された第2中空チャンバ761とがさらに形成される。前記第2下端部762は、前記第1垂直ピット最大幅W4'に応じて形成される最大横幅w4'を有する。前記カートリッジキャリア76は、前記第2上端部764と前記第2下端部762の間において、前記第1垂直ピット最大高さH3'と前記第1直立支柱最大高さH3の間に形成された最大縦高さh3'とを有し、前記最大横幅w4 'に対する前記最大縦高さh3'の比率は1より大きい。
次の穿孔ステップS400を実施する。前記カートリッジキャリア76の前記第2上端部764を穿孔して、前記第2中空チャンバ761と連通する少なくとも1つの通気孔7644を形成する。
材料充填工程S30:
タバコ材料入りの電子タバコカートリッジ材料120を前記カートリッジキャリア76の前記第2下開口部から、前記カートリッジキャリア76の前記第2中空チャンバ761(図7Bに示す)に充填する。
組み立て工程S40:
前記第1下端部467と前記第2下端部762の間に接着層300を接着することにより、前記フィルタチップ46の前記第1下端部467を前記カートリッジキャリア76の第2下端部762に固定的に接合することにより、電子たばこカートリッジ管100(図7Aに示す)全体が形成される。この実施形態においては、必要に応じ、前記パルプ成形加工生産ライン40(図2A〜2Bに示す)と前記パルプ成形加工生産ライン70(図4A〜4Bに示す)の両方を同時に作動させて、フィルタチップ46とカートリッジコンテナ76の両方を同時に大量かつ自動で製造でき、その作業サイクル時間を節約し、またはそれぞれ単独で作動させることが可能である。
図6、7Aおよび7Bを更に参照する。図7Aは、前記電子たばこカートリッジ管の作製方法(図6に示す)により作製された電子たばこカートリッジ管100の透視図を示し、図7Bは、図7Aに示す前記電子たばこカートリッジ管100の切断線C-Cに沿った横断面を示す。前記電子たばこカートリッジ管100は、前記フィルタチップ46(図3A〜3Bに示す)と前記カートリッジキャリア76(図4A〜4Bに示す)との組み合わせであるため、前記フィルタチップ46および前記カートリッジキャリア76の両方における様々な詳細構造および機能はすべて、図3A〜3Bおよび5A〜5Bに示された上述の好ましい実施形態を参照することができる。したがって、それらの再記述は以下では省略する。さらに、前記フィルタチップ46と前記カートリッジキャリア76はそれぞれ、前記上型54、84を前記パルプ41のドレッジングに使用し、前記上下型部品52、54、82、84を前記パルプに対し異なる圧力圧縮を加えるために使用する、前記パルプ成形加工方法(図2A〜2Cおよび4A〜4Cに示す)によって作られる。
図7A〜7Bに示すように、前記フィルタチップ46は、第1縦方向中心線y1と、第1上開口部4622が形成された第1上端部463と、第1下開口部4642が形成された第1下端部467とを有する。前記第1上端部463は、前記第1縦方向中心線y1に垂直に形成された最大横幅を有する。前記フィルタチップ46は、前記第1上端部463と前記第1下端部467との間において、前記第1縦方向中心線y1に平行に形成される最大縦方向高さh2'を有し、前記フィルタチップ46の前記最大横幅w2'に対する前記フィルタチップ46の前記最大縦方向高さh2'の比率は1より大きい。前記フィルタチップ46はさらに、前記フィルタチップ46の外側で、前記第1上端部463と前記第1下端部467の間に形成された縦方向最外壁面460と、前記フィルタチップ46の内部に形成され、前記第1上開口部4622と前記第1下開口部4642のそれぞれと連通する第1中空チャンバ461と、前記第1中空チャンバ461を構成する縦方向最内壁面4613とを有する。前記乾燥植物繊維体からなる肉厚領域465は、前記縦方向最外壁面460と前記縦方向最内壁面4613との間に形成される。また、前記肉厚領域465は、前記第1上端部463から前記第1下端部467にかけて前記第1縦方向中心線y1に沿って徐々に狭くなる、異なる断面厚さを有する濾過部として使用される。
図7A〜7Bに示すように、前記カートリッジキャリア76は、前記電子タバコカートリッジ材料120をその中に格納するためのものであり、第2縦方向中心線y2と、第2上開口部7642が形成され、各対応する第2縦方向中心線y2に垂直に形成された最大横幅w4'を有する第2上端部764と、第2下開口部7622が形成され前記第2上端部764に対向する第2下端部762とを有し、また、前記カートリッジキャリア76の前記第2上端部764と前記第2下端部762の間に各対応する第2縦方向中心線y2に平行に形成された最大縦高さh3'を有し、前記カートリッジキャリア76の前記最大横幅w4'に対する前記最大縦高さh3'の比率は1より大きく、また、前記カートリッジキャリア76の前記第2上端部764と前記第2下端部762の間に、最外壁面760と、前記第2上開口部7642と前記第2下開口部7622のとを連通する第2中空チャンバ761と、前記第2中空チャンバ761構成する縦方向最内壁面7613とが形成され、前記カートリッジキャリア76の前記縦方向最外壁面760と前記縦方向最内壁面7613の間に乾燥植物繊維体からなる肉厚領域765が形成され、前記肉厚領域765は、前記第2上端部764から前記第2下端部762にかけて前記第2縦方向中心線y2に沿って形成された同一の断面厚さを有する。前記第1縦方向中心線y1と前記第2縦方向中心線y2とを同一線上に配置することにより、前記フィルタチップ46の前記第2下端部467は、前記第2下端部467と前記第下端部762にそれぞれ接着された接着層300を介して、前記カートリッジキャリア76の前記第2下端部762に固定的に接合される。前記第1下開口部4622と前記第2下開口部7622とを位置合わせして相互接続させることにより、前記第1中空チャンバ461と前記第2中空チャンバ761は互いに連通し、前記電子たばこカートリッジ管100全体の組み立てを完了することができる。好ましくは、前記カートリッジキャリア76の、前記最大縦高さh3'の前記最大横幅w4'に対する比率は3.8より大きく、前記フィルタチップ46の、前記最大縦高さh2'の前記最大横幅w2'に対する比率は3.8より大きい。好ましくは、前記カートリッジキャリア76および前記フィルタチップ46のそれぞれの最大横幅w4’とw2’はそれぞれ8mmよりも小さい。好ましくは、前記カートリッジキャリア76の前記第2上端部764は、前記第2中空チャンバ761と連通する少なくとも1つの通気口7644をさらに有する。
図8Aおよび図8Bをさらに参照する。図8Aは、本発明の第4の好ましい実施形態における前記カートリッジキャリア76’の透視図を示す。図8Bは、図8Aに示す前記カートリッジキャリア76'の切断面D−Dに沿った横断面図を示す。図8Aに示すように、第4の好ましい実施形態における前記カートリッジキャリア76'と第2の好ましい実施形態における前記カートリッジキャリア76(図5Aに示す)との相違は、第4の好ましい実施形態における前記カートリッジキャリア76'(図8Aに示す)の前記最大縦高さh4'は、第2の好ましい実施形態における前記カートリッジキャリア76(図5Aに示す)の前記最大縦高さh3'よりも小さいが、前記カートリッジキャリア76'内の前記最大縦方向高さh4'の前記最大横幅w4'に対する比率は依然として1より大きいという点である。前記カートリッジキャリア76'の様々な詳細構造およびそれらの機能はすべて、図5A〜5Bに示された上述の好ましい実施形態を参照可能であるため、それらの再記述は以下では省略する。
図9A〜9Bをさらに参照する。図9Aは、本発明の第5の好ましい実施形態における前記電子たばこカートリッジ管102の透視図を示し、図9Bは、図9Aに示す前記電子たばこカートリッジ管102の切断線E−Eに沿った横断面図を示す。図9A〜9Bに示すとおり、第5の好ましい実施形態の前記電子たばこカートリッジ管102は、前記フィルタチップ46(図3A〜3Bに図示)と前記カートリッジキャリア76'(図8A〜8Bに図示)を組み合わせたものである。前記フィルタチップ46および前記カートリッジキャリア76'の様々な詳細構造およびそれらの機能はすべて、図3A〜3Bおよび8A〜8Bに示された上述の好ましい実施形態を参照可能であるため、それらの再記述は以下では省略する。
本発明は、次の技術的利益をもたらす。先行技術と比較して、本発明による電子たばこカートリッジ管およびその作製方法は、その最大横幅に対する最大縦方向高さの比率が1よりも大きい電子たばこカートリッジ管構成要素(フィルタチップやカートリッジコンテナなど)を製造できない従来のパルプ成形加工の技術的問題を解決できるばかりでなく、その作業サイクル時間を節約することにより、大量生産に有利となり、より高い製品収量ならびに品質を保証する。さらに、本発明による電子タバコカートリッジ管及びその作製方法は、純粋な植物繊維を電子タバコカートリッジ管全体の構成材料として扱うため、優れたろ過能力、低コスト、優れた難燃性(すなわち、より低い発火温度)、優れた耐油性、および温度を容易に低下させる特性を実現でき、ここで、内側弯曲面で構成される電子たばこカートリッジ管の中空チャンバ設計により、空気換気の促進による急速な温度低下、人体に対する健康上の疑念ならびに食品安全問題の非発生、FDA食品等級認証基準準拠といった複数の利点があり、生分解性と堆肥化性の両方の環境保護要件を実際に達成することができる。
上記のように、本発明をその好ましい実施形態とともに説明したが、当業者は、本発明の範囲および精神から逸脱することなく、様々な修正、追加、および置換が可能であることを理解する。したがって、本発明の範囲は、特許請求の範囲を参照することによってのみ定義されることを意図している。

Claims (19)

  1. 1個のフィルタチップと1個のカートリッジキャリアとを有する電子たばこカートリッジ管の作製方法であって、
    スラリータンク内に第1上型を沈め、次いで真空排出によってのみ、第1上型上に間隔をおいて配置された複数の第1直立支柱のそれぞれの外周面全体に湿潤植物繊維体を吸着させ、その後、第1下型と第1上型とを相互嵌合させてその間の前記湿潤植物繊維体を予備圧縮し、これにより、前記第1下型と前記第1上型との間に前記湿潤植物繊維体からなる湿潤紙製品を形成し、ここで、前記第1直立支柱のそれぞれが前記第1上型の上面の外側に突出しており、複数の離間した第1垂直ピットが前記第1下型の底面から内側に形成されており、前記複数の第1垂直ピットは、それぞれ、その配置および寸法割合において複数の第1直立支柱に対応しており、また、前記第1垂直ピットのそれぞれと前記各対応する第1直立支柱とは、それぞれの対応する縦方向中心線に沿って相互嵌合しているため、前記第1直立支柱のそれぞれは前記各対応する縦方向中心線に対して垂直な第1直立支柱最大幅と、前記各対応する縦方向中心線に対して平行な第1直立支柱最大高さとを有し、前記第1直立支柱最大幅に対する前記第1直立支柱最大高さの比率は1より大きく、また、前記第1垂直ピットのそれぞれは、前記各対応する縦方向中心線に対して垂直な第1垂直ピット最大幅と、前記各対応する縦方向中心線に対して平行な第1垂直ピット最大深さとを有し、前記第1垂直ピット最大幅に対する前記第1垂直ピット最大深さの比率は1より大きいこと、を含むパルプドレッジング及び予備圧縮工程と、
    前記パルプドレッジング及び予備圧縮工程を実施した後、第2下型と第2上型の間に前記湿潤紙製品を配置し、前記第2下型と前記第2上型とを相互嵌合させ、それらの間で前記湿潤紙製品を熱圧縮し、真空排出により、前記湿潤紙製品内に含まれる水蒸気及び/又は水分の一部を排出し、それにより湿潤紙製品を乾燥させ、ここで、前記複数の第1直立支柱と同じ配置及び寸法比率で設けられた複数の離間した第2直立支柱が、前記第2上型の上面に配置されており、また、前記複数の第1垂直ピットと同じ配置及び寸法比率で設けられた複数の離間した第2垂直ピットが、前記第2下型の底面から内側に形成されている、ことを含む熱圧縮成形工程と、及び
    前記熱圧縮工程を実施した後、前記乾燥紙製品から余分な部分を切除し、前記切断工程を実施することにより、前記乾燥紙製品に上端部、前記上端部における上開口部、前記上端部に対向する下端部、前記下端部における下開口部をそれぞれ形成し、ここで、前記下端部の最大横幅は前記第1垂直ピット最大幅に応じて形成され、また、前記乾燥紙製品は前記フィルタチップ又は前記カートリッジキャリアのいずれかであり、前記上端部から前記下端部にかけて、前記第1垂直ピット最大高さと前記第1直立支柱最大高さの間に最大縦方向高さが形成されており、また、前記最大横幅に対する前記最大縦方向高さの比率は1より大きい、ことを含む切断工程と
    を含むことを特徴とする電子たばこカートリッジ管の作製方法。
  2. 前記第1直立支柱のそれぞれは、自由端部と、前記自由端部に対向する前記第1直立支柱最大幅を有する、前記第1上型の上面に接続される接合端部とを有することを特徴とする、請求項1に記載の電子たばこカートリッジ管の作製方法。
  3. 前記第1直直立支柱のそれぞれは、前記自由端部と前記接合端部との間に、前記各対応する縦方向中心線の周りに、前記第1直立支柱最大高さで形成された外側弯曲面である縦方向最外壁面を更に有し、これにより、前記切断工程を実施した後、前記乾燥紙製品に前記上端部と前記下端部の間に中空チャンバ及び前記中空チャンバを構成する縦方向最内壁面を形成し、前記乾燥紙製品の前記縦方向最内壁面は、前記各対応する第1直立支柱の前記外側弯曲面の形に一致する形状の内側弯曲面であることを特徴とする、請求項2に記載の電子たばこカートリッジ管の作製方法。
  4. 前記第1垂直ピットのそれぞれは、前記各対応する縦方向中心線の周りに形成された内側弯曲面であり、前記第1垂直ピット最大高さを有する縦方向最内壁面を更に有し、これにより、前記切断工程を実施した後、前記乾燥紙製品に、前記上端部と前記下端部の間に外側弯曲面である縦方向最外壁面を形成させ、前記乾燥紙製品の前記外側弯曲面は、前記各対応する第1垂直ピットの前記内側弯曲面の形状に合わせて成形され、前記乾燥植物繊維体からなる肉厚領域が、前記乾燥紙製品の前記外側弯曲面と前記内側弯曲面の間に形成されていることを特徴とする、請求項3に記載の電子たばこカートリッジ管の作製方法。
  5. 前記乾燥紙製品の前記切断工程を実施した後、前記乾燥紙製品から前記フィルタチップを形成し、前記肉厚領域が濾過部として使用され、前記上端部から前記下端部にかけて、断面厚みが、前記各対応する縦方向中心線に沿って徐々に狭くなることを特徴とする、請求項4に記載の電子たばこカートリッジ管の作製方法。
  6. 前記乾燥紙製品の前記切断工程を実施した後、前記乾燥紙製品から前記カートリッジキャリアを形成し、前記肉厚領域が、前記上端部から前記下端部にかけて、前記各対応する縦方向中心線に沿って同一の断面厚みを有することを特徴とする、請求項4に記載の電子たばこカートリッジ管の作製方法。
  7. 前記乾燥紙製品が前記フィルタチップである場合、前記第1直立支柱のそれぞれの前記縦方向最外壁面の前記外側弯曲面は、前記各対応する縦方向中心線に沿った、より小さい外側円柱面、外側円錐台面、及びより大きい外側円柱面の連鎖による組み合わせであることを特徴とする、請求項4に記載の電子たばこカートリッジ管の作製方法。
  8. 前記乾燥紙製品が前記カートリッジキャリアである場合、前記第1直立支柱のそれぞれの前記縦方向最外壁面の外側弯曲面は、外側円柱面又は外側円錐台面のいずれかであることを特徴とする、請求項4に記載の電子たばこカートリッジ管の作製方法。
  9. 前記第1直立支柱のそれぞれは、前記各対応する縦方向中心線に対して垂直に形成された前記第1直立支柱最大幅よりも小さい第1直立支柱最小幅を有し、前記第1垂直ピットのそれぞれは前記各対応する縦方向中心線に対して垂直に形成された第1垂直ピット最小幅を有し、これにより、前記切断工程の実施後、前記乾燥紙製品の前記上開口部は前記第1直立支柱最小幅に応じて形成され、前記乾燥紙製品の前記下開口部は前記第1直立支柱最大幅に応じて形成され、前記乾燥紙製品の前記上端部は前記第1垂直ピット最小幅に応じて形成される最小横幅を有することを特徴とする、請求項1に記載の電子たばこカートリッジ管の作製方法。
  10. 前記切断工程の実施後、前記最大横幅に対する前記最大縦方向高さの前記比率を3.8より大きくすることを特徴とする、請求項1に記載の電子たばこカートリッジ管の作製方法。
  11. 前記切断工程の実施後、前記乾燥紙製品の前記最大横幅を8mmより小さくすることを特徴とする、請求項1に記載の電子たばこカートリッジ管の作製方法。
  12. 更に、前記乾燥紙製品の切断工程を実施した後、前記乾燥紙製品から前記カートリッジキャリアを形成する工程と、その後、前記カートリッジキャリアの前記上端部を貫通して少なくとも1個の通気孔を形成することを含む穿孔工程とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の電子たばこカートリッジ管の作製方法。
  13. 1個のフィルタチップと1個のカートリッジキャリアとを有する電子たばこカートリッジ管の作製方法であって、
    スラリータンク内に第1上型を沈め、次いで真空排出によってのみ、第1上型上に間隔をおいて配置された複数の直立支柱のそれぞれの外周面全体に湿潤植物繊維体を吸着させ、その後、第1下型と第1上型とを相互嵌合させ、第1上型と第1下型との間で前記湿潤植物繊維体を予備圧縮し、これにより、前記第1下型と前記第1上型との間に前記湿潤植物繊維体からなる湿潤紙製品を形成し、ここで、前記第1直立支柱のそれぞれが前記第1上型の上面の外側に突出しており、複数の離間した第1垂直ピットが前記第1下型の底面から内側に形成されており、前記複数の第1垂直ピットは、それぞれ、その配置および寸法割合において前記複数の第1直立支柱に対応しており、また、前記第1垂直ピットのそれぞれと前記各対応する第1直立支柱とは、それぞれの対応する縦方向中心線に沿って相互嵌合しているため、前記第1直立支柱のそれぞれは前記各対応する縦方向中心線に対して垂直な第1直立支柱最大幅と、前記各対応する縦方向中心線に対して平行な第1直立支柱最大高さとを有し、前記第1直立支柱最大幅に対する前記第1直立支柱最大高さの比率は1より大きく、また、前記第1垂直ピットのそれぞれは、前記各対応する縦方向中心線に対して垂直な第1垂直ピット最大幅と、前記各対応する縦方向中心線に対して平行な第1垂直ピット最大深さとを有し、前記第1垂直ピット最大幅に対する前記第1垂直ピット最大深さ比率は1より大きい、ことを含むパルプドレッジング及び予備圧縮工程S100と、
    前記パルプドレッジング及び予備圧縮工程S100を実施した後、前記第2下型と第2上型との間に前記湿潤紙製品を配置し、前記第2下型と前記第2上型とを相互嵌合させ、それらの間で前記湿潤紙製品を熱圧縮し、真空排出により、前記湿潤紙製品内に含まれる水蒸気及び/又は水分の一部を排出し、これにより、乾燥植物繊維体からなる乾燥紙製品を形成し、ここで、複数の第1直立支柱と同じ配置及び寸法比率で設けられた複数の離間した第2直立支柱が、前記第2上型の上面に配置されており、また、前記複数の第1垂直ピットと同じ配置及び寸法比率で設けられた複数の離間した第2垂直ピットが、前記第2下型の底面から内側に形成される、ことを含む熱圧縮成形工程S200と、
    前記熱圧縮工程S200を実施した後、フィルタチップを形成するために前記乾燥紙の不要な部分を切除し、ここで、前記フィルタチップは更に、第1上開口部を有する第1上端部と、前記上端部に対向する、前記第1下開口部と前記第1垂直ピット最大幅に応じて形成された最大横幅とを有する第1下端部とを形成し、また、前記フィルタチップは前記第1上端部と前記第1下端部との間、及び前記第1垂直ピット最大高さと前記第1直立支柱最大高さとの間に形成される最大縦方向高さを有し、前記フィルタチップの前記最大横幅に対する前記フィルタチップの前記最大縦方向高さの比率は1より大きいこと、を含む切断工程S300と、
    を含む前記フィルタチップの一体成形工程S10と、
    前記カートリッジキャリアは、第2上開口部を有する第2上端部と、前記第2上端部に対向する、第2下開口部と前記第1垂直ピット最大幅に応じて形成された最大横幅を有する第2下端部とをさらに形成し、また、前記カートリッジキャリアは前記第2上端部と前記第2下端部との間、及び前記第1垂直ピット最大高さと前記第1直立支柱最大高さとの間に形成される最大縦方向高さを有し、前記カートリッジキャリアの前記最大横幅に対する前記カートリッジキャリアの前記最大縦方向高さの比率は1より大きい、ことを含む前記カートリッジキャリアを一体成形するために連続して実施される前記工程S100、S200、S300と、
    前記カートリッジキャリアの前記第2上端部を穿孔して、少なくとも1個の通気孔を形成することを含む穿孔工程S400と、
    を含む前記カートリッジキャリアの一体成形工程S20と、
    たばこ成分を含む電子たばこカートリッジ材料を前記第2下開口部から前記カートリッジキャリアに充填することを含む材料充填工程S30と、及び
    前記フィルタチップの前記第1下端部を、前記カートリッジキャリアの前記第2下端部に固定的に接合することにより、前記電子たばこカートリッジ管全体を形成することを含む組立工程S40と、
    を含むことを特徴とする、電子たばこカートリッジ管の作製方法。
  14. 前記フィルタチップは、第1縦方向中心線、第1上開口部が形成された第1上端部、および第1下開口部が形成された前記第1上端部に対向する第1下端部を有し、前記第1上端部は、前記第1縦方向中心線に垂直に形成された最大横幅を有し、前記フィルタチップは、前記第1上端部と前記第1下端部との間に、前記第1縦方向中心線に平行に形成される最大縦方向高さを有し、前記フィルタチップの前記最大横幅に対する前記フィルタチップの前記最大縦方向高さの比率は1より大きく、前記フィルタチップは更に、前記第1上端部と前記第1下端部との間に、外側に形成された縦方向最外壁面と、前記第1上開口部と前記第1下開口部とを相互連通する第1中空チャンバと、内側に形成された前記第1中空チャンバを構成する縦方向最内壁面とを形成し、前記フィルタチップの前記縦方向最外壁面と前記縦方向最内壁面との間に乾燥植物繊維体からなる濾過部が形成され、前記濾過部の断面厚さは、前記第1端部から前記第1下端部にかけて前記第1縦方向中心線に沿って、徐々に狭くなり、及び、
    電子たばこカートリッジ材料をその中に保存するための前記カートリッジキャリアは、第2縦方向中心線と、第2上開口部が形成された第2上端部と、第2下開口部が形成された前記第2上端部と対向する第2下端部とを有し、ここで、前記第2上端部は前記第2縦方向中心線に対して垂直に形成された最大横幅を有し、前記カートリッジキャリアは、前記第2上端部と前記第2下端部との間に、前記第2縦方向中心線に平行な最大縦方向高さを有し、前記カートリッジキャリアの前記最大横幅に対する前記カートリッジキャリアの前記最大縦高さの比率は1より大きく、また、前記第2上端部と前記第2下端部との間に縦方向の最外壁面と、前記第2上開口部と前記第2下開口部とを連通する第2中空チャンバと、前記第2中空チャンバを構成する縦方向最内壁面と、を形成し、前記カートリッジキャリアの前記縦方向最外壁面と前記縦方向最内壁面との間に、前記第2上端部から前記第2下端部にかけて前記第2縦方向中心線に沿って形成された同じ断面厚さを有する、前記乾燥植物繊維体からなる肉厚領域を有し、ここで、前記第1縦方向中心線と前記第2縦方向中心線との両方を同一直線上に配置することにより、前記フィルタチップの前記第2下端部は、前記カートリッジキャリアの前記第2下端部に固定的に接合され、また、前記第1下開口部と前記第2下開口部とを合わせて相互接続することにより、前記第1中空チャンバと前記第2中空チャンバとを相互連通させて、前記電子たばこカートリッジ管全体の組み立てを完了する、
    1個のフィルタチップと1個のカートリッジキャリアの両方はそれぞれ、パルプ成形加工方法における上型のパルプ吸込み、上型と下型部品のパルプの圧縮加工によって作られることを特徴とする、1個のフィルタチップと1個のカートリッジキャリアとを有する電子たばこカートリッジ管の作製方法。
  15. 前記カートリッジキャリアの前記最大横幅に対する前記カートリッジキャリアの前記最大縦方向高さの比率は3.8より大きく、前記フィルタチップの前記最大横幅に対する前記フィルタチップの前記最大縦方向高さの比率は3.8より大きいことを特徴とする、請求項14に記載の電子たばこカートリッジ管の作製方法。
  16. 前記カートリッジキャリアおよび前記フィルタチップのいずれか一方の前記最大横幅は、8mmよりも小さいことを特徴とする、請求項14に記載の電子たばこカートリッジ管の作製方法。
  17. 前記カートリッジキャリアの前記第2上端部には更に、前記第2中空チャンバと連通する少なくとも1つの通気孔が形成されることを特徴とする、請求項14に記載の電子たばこカートリッジ管の作製方法。
  18. 前記フィルタチップの前記縦方向の最内壁面は、前記対応する第1縦方向中心線に沿って、より小さい内側円柱面、内側円錐台面、及びより大きい内側円柱面による連鎖的組み合わせである内側弯曲面で形成され、前記フィルタチップの前記縦方向の最外壁面には、外側円柱面と外側円錐台面のいずれかである外側弯曲面が形成されることを特徴とする、請求項14に記載の電子たばこカートリッジ管の作製方法。
  19. 前記カートリッジキャリアの前記縦方向最内壁面には、内側円柱面および内側円錐台面のいずれかである内側弯曲面が形成され、前記カートリッジキャリアの前記縦方向最外壁面は、外側円柱面と外側円錐台面のいずれかである外側弯曲面が形成されることを特徴とする、請求項14に記載の電子たばこカートリッジ管の作製方法。
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