JP2021028558A - 穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造 - Google Patents

穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2021028558A
JP2021028558A JP2019147965A JP2019147965A JP2021028558A JP 2021028558 A JP2021028558 A JP 2021028558A JP 2019147965 A JP2019147965 A JP 2019147965A JP 2019147965 A JP2019147965 A JP 2019147965A JP 2021028558 A JP2021028558 A JP 2021028558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ladder
grain dryer
support
wall portion
side wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019147965A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7326652B2 (ja
Inventor
泰地 飯田
Taichi Iida
泰地 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamamoto Seisakusho Inc
Original Assignee
Yamamoto Seisakusho Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamamoto Seisakusho Inc filed Critical Yamamoto Seisakusho Inc
Priority to JP2019147965A priority Critical patent/JP7326652B2/ja
Publication of JP2021028558A publication Critical patent/JP2021028558A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7326652B2 publication Critical patent/JP7326652B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

【課題】点検用梯子の上端部が穀粒乾燥機の機体の上面部よりも上側に位置していても、点検用梯子を機体に対して安定した状態で支持することができる穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造を得る。【解決手段】規制部32によって機体12と支持脚部28との相対変位が規制されるため、作業者の体重が梯子20の上端部20A側にかかっても、梯子20に梯子20を回動させるモーメントが生じることを抑制することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造に関する。
下記特許文献1には、穀粒乾燥機における点検用の梯子に関する発明が開示されている。この発明では、穀粒乾燥機の点検に用いられる梯子の先端側に引掛杆が設けられており、この引掛杆は、穀粒乾燥機の機体の側壁部に設けられた張出枠に引っ掛けられるようになっている。また、梯子の中間部には、U字状の支脚が梯子に対して回動可能に設けられており、この支脚の先端側の部分が、機体の側壁部と、この側壁部から延出された鍔部とで構成された隅部に穀粒乾燥機の高さ方向上側から当接されている。つまり、この発明では、穀粒乾燥機の点検に用いられる梯子が、引掛杆及び支脚によって穀粒乾燥機の機体に対して支持される。
特開平9−101083号公報
ところで、梯子がその上端部が機体の上面部よりも上側に位置するような構成とされている場合、梯子の支持状態が不安定となることが考えられる。具体的には、作業者の体重が梯子の上端部側にかかると、梯子には張出枠を中心として梯子の張出枠よりも下側の部分を穀粒乾燥機から離す方向に回動させるモーメントが生じることで、梯子が回動することが考えられる。
本発明は上記事実を考慮し、点検用梯子の上端部が穀粒乾燥機の機体の上面部よりも上側に位置していても、点検用梯子を機体に対して安定した状態で支持することができる穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造を得ることが目的である。
第1の態様に係る穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造は、上端部が穀粒乾燥機の機体の上面部よりも当該穀粒乾燥機の高さ方向上側に張り出された状態で当該機体に立て掛けられた点検用梯子から当該機体に向かって延出されると共に当該点検用梯子を当該穀粒乾燥機の側壁部に対して支持する支持脚部と、当該機体と、の相対変位を規制可能な規制部を有している。
第1の態様に係る穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造によれば、作業者が穀粒乾燥機の機体に立て掛けられた点検用梯子を登って機体をその上面部側から点検することができる。また、点検用梯子から機体に向かって延出された支持脚部によって、点検用梯子を機体の側壁部に対して支持することができる。
ところで、点検用梯子の上端部は、機体の上面部よりも穀粒乾燥機の高さ方向上側に張り出されており、作業者の体重が点検用梯子の上端部側にかかると、点検用梯子には点検用梯子の下側の部分を機体から離す方向に回動させるモーメントが生じることが考えられる。その結果、支持脚部が機体の側壁部から離れて、点検用梯子の支持状態が不安定となることが考えられる。
ここで、本態様では、規制部によって機体と支持脚部との相対変位が規制されるため、作業者の体重が点検用梯子の上端部側にかかっても、点検用梯子に点検用梯子を回動させるモーメントが生じることを抑制することができる。
第2の態様に係る穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造は、第1の態様に係る穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造において、前記点検用梯子は、互いに平行に延びる一対の支柱と当該支柱間に架け渡された複数の踏桟とを含んで構成され、前記側壁部には、前記高さ方向と直交しかつ当該側壁部に沿う方向に延びる鍔部が設けられ、当該鍔部は、当該側壁部から当該機体の外側に延出された延出壁部と、当該延出壁部の当該側壁部と反対側の周縁部から当該高さ方向下側に延出された縦壁部と、を備えており、前記支持脚部は、前記一対の支柱からそれぞれ延出された脚部と、当該脚部間に架け渡されると共に前記延出壁部の前記高さ方向上側に前記側壁部に沿って配置される支持部と、を備えており、前記規制部は、前記延出壁部の延出方向から見て前記鍔部及び前記支持部を前記機体の外側から覆うことが可能な本体部と、当該本体部に取り付けられて当該本体部と当該支持部との相対変位を規制可能な支持部側規制部と、当該本体部に取り付けられると共に一部が前記縦壁部と前記側壁部との間に挿入されて当該本体部と当該鍔部との前記延出方向の相対変位を規制可能な鍔部側規制部と、を備えている。
第2の態様に係る穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造によれば、点検用梯子が互いに平行に延びる一対の支柱と当該支柱間に架け渡された複数の踏桟とを含んで構成されている。そして、点検用梯子の一対の支柱からは、それぞれ支持脚部の脚部が延出されており、当該脚部間には、支持脚部の支持部が架け渡されている。
一方、穀粒乾燥機の機体の側壁部には、穀粒乾燥機の高さ方向と直交しかつ側壁部に沿う方向に延びる鍔部が設けられており、鍔部は、側壁部から機体の外側に延出された延出壁部と、延出壁部の側壁部と反対側の周縁部から当該高さ方向下側に延出された縦壁部とを備えている。そして、延出壁部における穀粒乾燥機の高さ方向上側には、支持脚部の支持部が側壁部に沿って配置される。
ここで、本態様では、規制部が本体部、支持部側規制部及び鍔部側規制部を備えており、これらによって、支持脚部の支持部と機体の鍔部との相対変位が規制される。
詳しくは、本体部は、鍔部の延出壁部の延出方向から見て鍔部及び支持部を機体の外側から覆っている。そして、支持部側規制部は、本体部に取り付けられると共に、本体部と支持部との相対変位を規制する。一方、鍔部側規制部は、本体部に取り付けられると共に、その一部が鍔部の縦壁部と機体の側壁部との間に挿入されており、本体部と鍔部との延出壁部の延出方向の相対変位を規制する。その結果、支持脚部と鍔部との延出壁部の延出方向の相対変位を規制し、ひいては点検用梯子と機体との相対変位を規制することができる。
第3の態様に係る穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造は、第2の態様に係る穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造において、前記鍔部側規制部は、前記延出方向に締結される軸部を備えた締結部材を介して前記本体部に取り付けられ、前記本体部には、前記軸部を挿通可能とされると共に前記高さ方向に延びる被挿通部が形成されている。
第3の態様に係る穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造によれば、本体部に穀粒乾燥機の高さ方向に延びる被挿通部が形成されている。そして、締結部材の軸部が被挿通部に挿通された状態で、当該軸部が鍔部の延出壁部の延出方向に締結されることで鍔部側規制部が本体部に取り付けられる。このため、鍔部側規制部の一部を鍔部の縦壁部と機体の側壁部との間に挿入するときに、被挿通部をガイドとして用いて鍔部側規制部を穀粒乾燥機の高さ方向に移動させることができる。その結果、鍔部側規制部の位置合わせを容易にすることができる。
第4の態様に係る穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造は、第1の態様〜第3の態様の何れか1態様に係る穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造において、前記点検用梯子における前記機体との接触部には、係止部が設けられ、前記上面部の周縁部には、前記係止部を係止可能な被係止部が形成されている。
第4の態様に係る穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造によれば、点検用梯子における穀粒乾燥機の機体との接触部に設けられた係止部が、機体の上面部の周縁部に形成された被係止部に係止される。このため、点検用梯子の上端部側においても、点検用梯子と機体との相対変位を抑制することができる。
第5の態様に係る穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造は、第4の態様に係る穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造において、前記被係止部は、前記上面部の周縁部に沿って延びる長孔部とされ、前記係止部は、前記長孔部に前記高さ方向上側から係止されるフック部とされている。
第5の態様に係る穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造によれば、穀粒乾燥機の機体の上面部の周縁部に沿って延びる長孔部に点検用梯子に設けられたフック部が係止される。このため、機体の上面部の周縁部に沿う方向において、点検用梯子の配置箇所の自由度を確保することができる。
以上説明したように、本発明に係る穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造では、点検用梯子の上端部が穀粒乾燥機の機体の上面部よりも上側に位置していても、点検用梯子を機体に対して安定した状態で支持することができるという優れた効果を有する。
本実施形態に係る穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造の要部の構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造の要部の構成を示しており、規制部が穀粒乾燥機の機体に取り付けられた状態を示す断面図(図1の2−2線に沿って切断した状態を示す断面図)である。 本実施形態に係る穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造の要部の構成を示しており、規制部が穀粒乾燥機の機体に対して位置決めされる前の状態を示す断面図(図2に対応する断面図)である。 本実施形態に係る穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造において、穀粒乾燥機の機体に設けられた被係止部並びにその周辺部の構成を示す平面図(図6の4方向矢視図)である。 本実施形態に係る穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造において、穀粒乾燥機の機体に設けられた被係止部並びにその周辺部の構成を示す断面図(図4の5−5線に沿って切断した状態を示す断面図)である。 本実施形態に係る穀粒乾燥機の機体に点検用梯子が立て掛けられた状態を示す斜視図である。
以下、図1〜図6を用いて、本発明に係る穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造の実施形態の一例について説明する。まず、図6を主に用いて、「穀粒乾燥機10(以下、乾燥機10と称する)」の概要について説明する。なお、図1〜図6では、乾燥機10の前方を矢印FRで示し、乾燥機10の右方を矢印RHで示し、乾燥機10の上方を矢印UPで示している。また、以下では、特に断りのない限り、乾燥機10の前後方向を前後方向と称し、乾燥機10の左右方向を左右方向と称し、乾燥機10の高さ方向を高さ方向と称することとする。
この乾燥機10は、穀物(例えば籾又は麦)を収容可能な「機体12」、穀物を移動可能な昇降機14及び穀物を乾燥可能な火炉ケース16を備えている。機体12は、「上面部12A」、前後方向前側の側壁部12B、前後方向後側の側壁部12C、左右方向右側の「側壁部12D」、左右方向左側の側壁部12Eを含んで構成されており、略直方体状に構成されている。なお、上面部12Aには、図示しない点検窓が設けられている。
また、側壁部12B、12C、12D、12Eは、矩形状の側板18が、高さ方向に複数連なって配置されることで構成されている。側壁部12Dを構成する側板18を例に挙げて、側板18の構成について説明すると、側板18は、図2に示されるように、その主な部分を構成する主壁部18Aと、主壁部18Aの高さ方向上側の周縁部及び高さ方向下側の周縁部に設けられた「鍔部18B」とを含んで構成されている。
鍔部18Bは、主壁部18Aから機体12の外側に向かって延出された「延出壁部18B1」と、延出壁部18B1の主壁部18Aと反対側の周縁部から高さ方向下側に延出された「縦壁部18B2」とを含んで断面がL字状に構成されている。
そして、側板18は、高さ方向上側の側板18の高さ方向下側の鍔部18Bと、高さ方向下側の側板18の高さ方向上側の鍔部18Bとが重なるようにして配置されている。なお、鍔部18Bは、側壁部12Dを基準として見ると、高さ方向に直交しかつ側壁部12Dに沿う方向に延びた状態となっている。
図6に戻り、昇降機14は、外形が高さ方向に延びる略直方体状とされており、機体12の側壁部12Bに沿って配置されている。この昇降機14は、その上端部及び下端部において、機体12の内側(収容室)と連通されている。そして、昇降機14が作動することで、機体12の内側を高さ方向上側から高さ方向下側に流下する穀物が、昇降機14内を上昇して、機体12の内側に高さ方向上側から供給されるようになっている。すなわち、昇降機14によって機体12内の穀物が循環するようになっている。
一方、火炉ケース16は、昇降機14と隣接した状態で側壁部12Bに沿って配置されている。また、火炉ケース16の内側は、機体12の内側と連通されている。そして、火炉ケース16内の図示しないバーナが作動すると、火炉ケース16内において空気が加熱されて、加熱された空気が機体12の内側を流下する穀物に送られる。また、側壁部12Cには、図示しない乾燥機が配置されており、当該乾燥機によって穀物の排湿が促される。つまり、本実施形態では、火炉ケース16及び乾燥機によって穀物の乾燥が行われるようになっている。
次に、機体12に立て掛けられて、機体12の点検に使用される「点検用梯子20(以下、梯子20と称する)」の構成について説明する。
梯子20は、複数の継梯子22が連結されて構成されており、継梯子22は、図1にも示されるように、一対の「支柱24」と、支柱24間に架け渡された複数の「踏桟26」とを含んで構成されている。この梯子20は、機体12に立て掛けられた状態において、上端部20Aが機体12の上面部12Aよりも高さ方向上側に所定長さ張り出された状態となっている。
また、梯子20には、乾燥機10が設置された床面27から梯子20の長さの3分の1程度の箇所に「支持脚部28」が設けられている。この支持脚部28は、一対の「脚部28A」と「支持部28B」とを含んで、梯子20の長手方向から見て梯子20側が解放されたU字状に構成されている。脚部28Aは、一対の支柱24からそれぞれ延出されていると共に、一方の脚部28Aと他方の脚部28Aとが互いに平行になるように配置されている。
一方、支持部28Bは、脚部28A間に架け渡されて、一対の脚部28Aにおける梯子20と反対側の部分同士を連結している。なお、支持部28Bは、踏桟26と平行になるように配置されると共に、その長手方向から見た断面形状が円形とされている。そして、梯子20が機体12に立て掛けられた状態において、支持部28Bは、鍔部18Bの延出壁部18B1の高さ方向上側で機体12の側壁部12Dに沿うように配置されている。
ここで、本実施形態では、梯子20の高さ方向上側の部分に設けられた係止部としての「フック部30」と、「規制部32」とによって梯子20の機体12に対する相対変位が規制されている点に特徴がある。
まず、図5を用いてフック部30の構成について説明する。このフック部30は、梯子20の支柱24における機体12との接触部に設けられている。ここで、接触部とは、梯子20が機体12に立て掛けられた状態における支柱24と機体12との接触箇所並びにその周辺部を意味している。
フック部30は、支柱24から支柱24と直交する方向に延びる基部30Aと、基部30Aから梯子20の下方側に延びる引掛部30Bとを含んで、踏桟26の長手方向から見てL字状に構成されている。
一方、機体12の上面部12Aの周縁部、具体的には、最も高さ方向上側に配置された側板18の高さ方向上側の鍔部18Bにおける延出壁部18B1には、引掛部30Bを挿通可能な被係止部としての「係止孔部34」が形成されている。この係止孔部34は、図4及び図6に示されるように、2つで1組とされて配置されており、機体12の上面部12Aの周縁部には、9組の係止孔部34が設けられている。そして、梯子20が機体12に立て掛けられた状態において、引掛部30Bは、高さ方向上側から係止孔部34に挿通された状態となっている。なお、フック部30が係止孔部34に係止された状態において、フック部30の先端部は、鍔部18Bの下端部よりも高さ方向下側に位置している。
次に、図1〜図3を用いて規制部32の構成について説明する。この規制部32は、支持脚部28の支持部28Bに取り付けられた状態で、機体12の鍔部18Bに固定可能とされている。以下では、一例として、規制部32が、側壁部12Dに設けられた鍔部18Bに固定されている状態を前提として規制部32の説明を続けていくこととする。
規制部32は、「本体部36」、「支持部側規制部38」及び「鍔部側規制部40」を備えると共に、全体では、高さ方向を長手方向とされた略直方体状とされている。本体部36は、左右方向右側(梯子20側)の部分を構成する側壁部36A、前後方向前側の部分を構成する側壁部36B及び前後方向後側の部分を構成する側壁部36Cを含んで構成されると共に、規制部32の主な部分を構成している。
詳しくは、側壁部36Aは、板厚方向を左右方向とされた板状とされており、高さ方向上側の部分には、支持部側規制部38の固定に用いられるボルト42の軸部42Aを挿通可能な被挿通部44が形成されている。一方、側壁部36Aの高さ方向下側の部分には、高さ方向に延びる被挿通部としての「長孔部46」が形成されている。この長孔部46には、鍔部側規制部40の固定に用いられる締結部材としての「ノブボルト48」の軸部48Aが挿通可能とされている。
側壁部36B、36Cは、それぞれ板厚方向を前後方向とされた板状とされると共に、左右方向左側の周縁部から凹六角形状に切り欠かれた状態となっている。詳しくは、側壁部36B、36Cには、その高さ方向中央部に、前後方向から見て鍔部18Bが収まる矩形状の第1切欠部50が形成され、第1切欠部50の高さ方向上側でかつ左右方向左側には、前後方向から見て支持脚部28の支持部28Bが収まる第2切欠部52が形成されている。つまり、本体部36は、左右方向(鍔部18Bの延出壁部18B1の延出方向)から見て機体12の外側から鍔部18B及び支持部28Bを覆った状態となっている。
また、側壁部36B、36Cの左右方向左側の周縁部からは、左右方向から見て本体部36の幅方向内側に当接壁部36Dが延出されており、当接壁部36Dは、機体12の側壁部12Dに当接された状態となっている。なお、図2等では、本体部36及び側壁部12Dの構成を理解しやすくするため、当接壁部36Dと側壁部12Dとを離して図示している。
支持部側規制部38は、縦壁部54A、54B及び下壁部54Cを含んで構成された本体部54と、ボルト42が締結されるウエルドナット56とを備えている。縦壁部54Aは、板厚方向を左右方向とされた板状とされており、本体部36の側壁部36Aの高さ方向上側の部分における左右方向左側の面に沿って配置されている。また、縦壁部54Aの高さ方向上側の部分における左右方向左側の面には、ウエルドナット56が取り付けられている。
そして、下壁部54Cは、板厚方向を高さ方向とされた板状とされて、縦壁部54Aの高さ方向下側の周縁部から左右方向左側に延出されている。一方、縦壁部54Bは、板厚方向を左右方向とされた板状とされて、下壁部54Cの左右方向左側の周縁部から高さ方向上側に延出されている。
上記のように構成された支持部側規制部38は、ボルト42がウエルドナット56に締結されることで、縦壁部54B及び下壁部54Cが、本体部36の側壁部36B、36Cと共に支持脚部28の支持部28Bを挟持した状態で、本体部36に固定されている。これにより、本体部36と支持部28Bとの相対変位が規制されるようになっている。なお、この状態において、本体部36の支持部28B回りの回動は、許容された状態となっている。
鍔部側規制部40は、縦壁部56A及び側壁部56B、56Cを含んで構成された本体部56と、ノブボルト48が締結されるウエルドナット58とを備えている。縦壁部56Aは、板厚方向を左右方向とされた板状とされており、本体部36の側壁部56Bの高さ方向下側の部分における左右方向左側の面に沿って配置されている。また、縦壁部56Aの左右方向左側の面には、ウエルドナット58が取り付けられている。
そして、側壁部56Bは、板厚方向を前後方向とされた板状とされて、縦壁部56Aの前後方向前側の周縁部から左右方向左側に延びている。一方、側壁部56Cは、板厚方向を前後方向とされた板状とされて、縦壁部56Aの前後方向後側の周縁部から左右方向左側に延びている。また、側壁部56B、56Cの高さ方向上側でかつ左右方向右側の部分は、切り欠かれた状態となっており、側壁部56B、56Cの高さ方向上側の部分は、鍔部18Bの縦壁部18B2と、機体12の側壁部12Dとの間に挿入可能とされている。なお、鍔部側規制部40の左右方向の長さは、本体部36の側壁部56Bと当接壁部36Dとの間に収まる寸法に設定されている。
上記のように構成された鍔部側規制部40は、側壁部56B、56Cの高さ方向上側の部分が、縦壁部18B2と側壁部12Dとの間に挿入されて支持部側規制部38と共に鍔部18Bを挟持した状態で、ノブボルト48によって本体部36に固定されている。これにより、規制部32と鍔部18Bとの相対変位が規制され、ひいては支持脚部28と機体12との相対変位が規制されるようになっている。
また、図3に示されるように、鍔部側規制部40は、ノブボルト48のウエルドナット58との締結状態を緩めることで、長孔部46をガイドとして本体部36に対して高さ方向に相対移動することが可能となっている。なお、鍔部側規制部40が最も高さ方向下側に位置している状態において、鍔部側規制部40は、左右方向から見て鍔部18Bと重ならないようになっている。
(本実施形態の作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果を説明する。
本実施形態では、図1に示されるように、作業者が乾燥機10の機体12に立て掛けられた梯子20を登って機体12を上面部12A側から点検することができる。また、梯子20から機体12に向かって延出された支持脚部28によって、梯子20を機体12の側壁部12Dに対して支持することができる。
ところで、梯子20の上端部20Aは、機体12の上面部12Aよりも高さ方向上側に張り出されており、作業者の体重が梯子20の上端部側にかかると、梯子20には梯子20の下側の部分を機体12から離す方向に回動させるモーメントが生じることが考えられる。その結果、支持脚部28が機体12の側壁部12Dから離れて、梯子20の支持状態が不安定となることが考えられる。
ここで、本実施形態では、規制部32によって機体12と支持脚部28との相対変位が規制されるため、作業者の体重が梯子20の上端部20A側にかかっても、梯子20に梯子20を回動させるモーメントが生じることを抑制することができる。
また、本実施形態では、規制部32が本体部36、支持部側規制部38及び鍔部側規制部40を備えており、これらによって、支持脚部28の支持部28Bと機体12の鍔部18Bとの相対変位が規制される。
詳しくは、本体部36は、鍔部18Bの延出壁部18B1の延出方向から見て鍔部18B及び支持部28Bを機体12の外側から覆っている。そして、支持部側規制部38は、本体部36に取り付けられると共に、本体部36と支持部28Bとの相対変位を規制する。一方、鍔部側規制部40は、本体部36に取り付けられると共に、その一部が鍔部18Bの縦壁部18B2と機体12の側壁部12Dとの間に挿入されており、本体部36と鍔部18Bとの上記延出方向の相対変位を規制する。その結果、支持脚部28と鍔部18Bとの上記延出方向の相対変位を規制し、ひいては梯子20と機体12との相対変位を規制することができる。
また、本実施形態では、本体部36に高さ方向に延びる長孔部46が形成されている。そして、ノブボルト48の軸部48Aが長孔部46に挿通された状態で、軸部48Aが上記延出方向に締結されることで鍔部側規制部40が本体部36に取り付けられる。このため、鍔部側規制部40の一部を鍔部18Bの縦壁部18B2と機体12の側壁部12Dとの間に挿入するときに、長孔部46をガイドとして用いて鍔部側規制部40を高さ方向に移動させることができる。その結果、鍔部側規制部40の位置合わせを容易にすることができる。
加えて、本実施形態では、梯子20における機体12との接触部に設けられたフック部30が、機体12の上面部12Aの周縁部に形成された係止孔部34に係止される。このため、梯子20の上端部20A側においても、梯子20と機体12との相対変位を抑制することができる。
したがって、本実施形態では、梯子20の上端部20Aが乾燥機10の機体12の上面部12Aよりも上側に位置していても、梯子20を機体12に対して安定した状態で支持することができる。
また、上述した実施形態では、係止孔部34が2つで1組とされて配置されていたが、これに限らない。例えば、係止孔部34を、機体12の上面部12Aの周縁部を構成する鍔部18Bの3分の1程度の長さを有する長孔状として、鍔部18Bに係止孔部34を3つ設けるような構成としてもよい。このような構成によれば、上面部12Aの周縁部に沿う方向において、梯子20の配置箇所の自由度を確保することができる。
また、上述した実施形態では、支持部28Bと鍔部18Bとの相対変位の規制が、規制部32によって行われていたが、これに限らない。例えば、支持部28Bが取り付けられていた鍔部18Bに係止孔部を設けると共に、支持部28Bにフック部30を設けて、フック部30を当該係止孔部に係止させて、支持部28Bと鍔部18Bとの相対変位を規制するようにしてもよい。なお、このような構成並びに上述した実施形態では、フック部30の代わりに楔部を係止部として用いてもよい。
10 穀粒乾燥機
12 機体
12A 上面部
12D 側壁部
18B 鍔部
18B1 延出壁部
18B2 縦壁部
20 点検用梯子
24 支柱
26 踏桟
28 支持脚部
28A 脚部
28B 支持部
30 フック部(係止部)
32 規制部
34 係止孔部(被係止部)
36 本体部
38 支持部側規制部
40 鍔部側規制部
46 長孔部(被挿通部)
48 ノブボルト(締結部材)

Claims (5)

  1. 上端部が穀粒乾燥機の機体の上面部よりも当該穀粒乾燥機の高さ方向上側に張り出された状態で当該機体に立て掛けられた点検用梯子から当該機体に向かって延出されると共に当該点検用梯子を当該穀粒乾燥機の側壁部に対して支持する支持脚部と、当該機体と、の相対変位を規制可能な規制部を有する、
    穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造。
  2. 前記点検用梯子は、互いに平行に延びる一対の支柱と当該支柱間に架け渡された複数の踏桟とを含んで構成され、
    前記側壁部には、前記高さ方向と直交しかつ当該側壁部に沿う方向に延びる鍔部が設けられ、当該鍔部は、当該側壁部から当該機体の外側に延出された延出壁部と、当該延出壁部の当該側壁部と反対側の周縁部から当該高さ方向下側に延出された縦壁部と、を備えており、
    前記支持脚部は、前記一対の支柱からそれぞれ延出された脚部と、当該脚部間に架け渡されると共に前記延出壁部の前記高さ方向上側に前記側壁部に沿って配置される支持部と、を備えており、
    前記規制部は、前記延出壁部の延出方向から見て前記鍔部及び前記支持部を前記機体の外側から覆うことが可能な本体部と、当該本体部に取り付けられて当該本体部と当該支持部との相対変位を規制可能な支持部側規制部と、当該本体部に取り付けられると共に一部が前記縦壁部と前記側壁部との間に挿入されて当該本体部と当該鍔部との前記延出方向の相対変位を規制可能な鍔部側規制部と、を備えている、
    請求項1に記載の穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造。
  3. 前記鍔部側規制部は、前記延出方向に締結される軸部を備えた締結部材を介して前記本体部に取り付けられ、
    前記本体部には、前記軸部を挿通可能とされると共に前記高さ方向に延びる被挿通部が形成されている、
    請求項2に記載の穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造。
  4. 前記点検用梯子における前記機体との接触部には、係止部が設けられ、
    前記上面部の周縁部には、前記係止部を係止可能な被係止部が形成されている、
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造。
  5. 前記被係止部は、前記上面部の周縁部に沿って延びる長孔部とされ、
    前記係止部は、前記長孔部に前記高さ方向上側から係止されるフック部とされている、
    請求項4に記載の穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造。
JP2019147965A 2019-08-09 2019-08-09 穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造 Active JP7326652B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019147965A JP7326652B2 (ja) 2019-08-09 2019-08-09 穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019147965A JP7326652B2 (ja) 2019-08-09 2019-08-09 穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021028558A true JP2021028558A (ja) 2021-02-25
JP7326652B2 JP7326652B2 (ja) 2023-08-16

Family

ID=74667408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019147965A Active JP7326652B2 (ja) 2019-08-09 2019-08-09 穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7326652B2 (ja)

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53118839U (ja) * 1977-02-24 1978-09-21
JPS60156389U (ja) * 1984-03-28 1985-10-18 井関農機株式会社 穀粒乾燥機における揚穀スロワ取付装置
JPH01136393U (ja) * 1988-02-26 1989-09-19
JP3024460U (ja) * 1995-11-09 1996-05-21 みどり 大月 作業台
JPH08152265A (ja) * 1994-11-29 1996-06-11 Iseki & Co Ltd 穀物乾燥機における穀物循環制御装置
JPH0953884A (ja) * 1995-08-17 1997-02-25 Iseki & Co Ltd 穀粒乾燥装置
JPH09101083A (ja) * 1995-10-02 1997-04-15 Yamamoto Mfg Co Ltd 穀粒乾燥機における点検用の梯子
JPH09105582A (ja) * 1995-10-09 1997-04-22 Satake Eng Co Ltd 穀物乾燥機における梯子の支持装置
JP2001041656A (ja) * 1999-08-04 2001-02-16 Yamamoto Co Ltd 穀粒乾燥機における点検用梯子の装架装置
US20150204140A1 (en) * 2014-01-23 2015-07-23 Terrence L. Umlor Ladder rest and restraining device
CN207922805U (zh) * 2018-03-07 2018-09-28 安徽博微长安电子有限公司合肥分公司 一种防结块谷物烘干机
JP2018179319A (ja) * 2017-04-04 2018-11-15 株式会社サタケ 穀物乾燥機のルーフにおける点検口開閉蓋
CN208269610U (zh) * 2018-04-10 2018-12-21 安徽省新田农业机械制造有限公司 改进的粮食烘干机

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53118839U (ja) * 1977-02-24 1978-09-21
JPS60156389U (ja) * 1984-03-28 1985-10-18 井関農機株式会社 穀粒乾燥機における揚穀スロワ取付装置
JPH01136393U (ja) * 1988-02-26 1989-09-19
JPH08152265A (ja) * 1994-11-29 1996-06-11 Iseki & Co Ltd 穀物乾燥機における穀物循環制御装置
JPH0953884A (ja) * 1995-08-17 1997-02-25 Iseki & Co Ltd 穀粒乾燥装置
JPH09101083A (ja) * 1995-10-02 1997-04-15 Yamamoto Mfg Co Ltd 穀粒乾燥機における点検用の梯子
JPH09105582A (ja) * 1995-10-09 1997-04-22 Satake Eng Co Ltd 穀物乾燥機における梯子の支持装置
JP3024460U (ja) * 1995-11-09 1996-05-21 みどり 大月 作業台
JP2001041656A (ja) * 1999-08-04 2001-02-16 Yamamoto Co Ltd 穀粒乾燥機における点検用梯子の装架装置
US20150204140A1 (en) * 2014-01-23 2015-07-23 Terrence L. Umlor Ladder rest and restraining device
JP2018179319A (ja) * 2017-04-04 2018-11-15 株式会社サタケ 穀物乾燥機のルーフにおける点検口開閉蓋
CN207922805U (zh) * 2018-03-07 2018-09-28 安徽博微长安电子有限公司合肥分公司 一种防结块谷物烘干机
CN208269610U (zh) * 2018-04-10 2018-12-21 安徽省新田农业机械制造有限公司 改进的粮食烘干机

Also Published As

Publication number Publication date
JP7326652B2 (ja) 2023-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6685556B2 (ja) トラック用乗降ステップ
JP2021028558A (ja) 穀粒乾燥機の点検用梯子の支持構造
JP6855062B2 (ja) 足場用踏み板及び隙間カバー
JP4641870B2 (ja) 階段と梯子を兼ねた足場板
JP7479044B2 (ja) 穀物乾燥機の点検用梯子の格納構造
KR102304956B1 (ko) 데크 낙하 방지 장치
JP6657039B2 (ja) 荷揚装置
JP2010196385A (ja) スロープ用支柱の取付構造
JP7002789B2 (ja) トラフの支持構造及び支持具
JP2019031837A (ja) 仮設足場用階段手摺
US20160102497A1 (en) Ladder Stabilizer
JP5384185B2 (ja) 足場用幅木
JP7248953B2 (ja) 穀物乾燥機の点検用梯子
KR102282354B1 (ko) 내측벽과 외측벽 사이에 설치되는 작업 발판
KR102335969B1 (ko) 족장 설치기구
JP6086128B2 (ja) 作業機械
JP2019124011A (ja) 保護パネル
IT201800004240A1 (it) Struttura funeraria a celle, in particolare per ospitare cassette ossario e urne cinerarie
JP2971791B2 (ja) 穀粒乾燥機における点検用の梯子
JPH0618218Y2 (ja) 穀粒乾燥機の点検用の梯子における支持装置
JP4672453B2 (ja) 遊技機の外枠
JP7197226B1 (ja) 足場固定具
JP7206538B2 (ja) 階段構造
JP6947439B2 (ja) 脚立式作業台
JP6146777B2 (ja) 開度規制部材、積荷排出補助ユニット、及び積荷排出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230411

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7326652

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150