JP2021026516A - 配送システム、配送方法、および配送プログラム - Google Patents

配送システム、配送方法、および配送プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】商品の販売において、配送の効率化を図ることよってユーザメリットのある配送システム、配送方法、および配送プログラムを提供する。【解決手段】配送システム1は、所定時間内に同一のユーザ10から複数の注文を受け付けた場合に、その複数の注文それぞれで示される商品を、個別に梱包して配送した場合の配送費と、纏めて梱包して配送した場合の配送費とのうち、後者の配送費の方が安い場合に、複数の注文の商品を纏めて梱包して配送するとともに、その注文をしたユーザに対して、キャッシュバック102を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザに商品を配送する配送システム、配送方法、及び配送プログラムに関する。
近年、各種のEコマース事業が展開されている。Eコマースとは、インターネット上で商品やサービスの売買を行う電子商取引のことであるが、インターネット上でユーザが商品を購入した場合に、販売者は、購入された商品の在庫を調べ、在庫の商品をユーザの元に配送するよう配送の手配等を行う。したがって、販売者にとって、在庫の管理が重要になってくる。特許文献1には、会社の営業戦略を反映した在庫管理を実現することができる技術が開示されている。
特開2017−182448号公報
ところで、上述のような配送事業の場合、配送の効率化が求められる。配送の効率化にあたっては、例えば、配送順序の工夫などをすることが考えられる。この配送の効率化によっては、配送にかかる諸費用が軽減できる可能性がある。
そこで、本発明は、配送事業における効率化に伴って、顧客へ何らかのサービスの還元をすることができる配送システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る配送システムは、ユーザからの商品の配送の注文を受け付ける受付部と、ユーザから注文を受け付けた場合に商品のサイズを示すサイズ情報を、各商品のサイズを示す商品サイズ情報を記憶する記憶部から取得する取得部と、取得部が取得した商品のサイズ情報から、商品を梱包できる梱包材を、記憶部が記憶する各種の梱包材のサイズを示す梱包材サイズ情報から特定する特定部と、特定部が特定した梱包材で商品をユーザに配送する場合の配送費を算出する算出部と、受付部が受け付けた注文で示される商品をユーザに配送する配送部と、ユーザが注文した商品の代金をユーザに請求する請求部とを備え、受付部が同一のユーザから第1の注文を受け付けてから所定時間内に第2の注文を受け付けた場合に、特定部は、第2の注文による第2商品を梱包できる梱包材を特定するとともに、第2商品と第1の注文による第1商品の双方を梱包できる1つの梱包材を特定し、算出部は、第2商品のみを梱包して配送する場合の配送費を算出するとともに、第1商品と第2商品の双方を1つの梱包材で梱包して配送する場合の配送費とを算出し、請求部は、第2の注文に対する商品の代金を請求するとともに、第1商品のみを梱包して配送した配送費と第2商品のみを梱包して配送した配送費の合計である第1配送費が、第1商品と第2商品との双方を1つの梱包材で梱包して配送した場合の配送費である第2配送費よりも多い場合に、ユーザに、第2配送費と第1配送費との差額に基づくキャッシュバックを行い、配送部は、第1配送費が第2配送費よりも多い場合に、第1の注文による商品と第2の注文による商品との双方を1つの梱包材に梱包して配送する。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る配送方法は、配送システムのコンピュータが実行する配送方法であって、ユーザからの商品の配送の注文を受け付ける受付ステップと、ユーザから注文を受け付けた場合に商品のサイズを示すサイズ情報を、各商品のサイズを示す商品サイズ情報を記憶する記憶部から取得する取得ステップと、取得ステップが取得した商品のサイズ情報から、商品を梱包できる梱包材を、記憶部が記憶する各種の梱包材のサイズを示す梱包材サイズ情報から特定する特定ステップと、特定ステップが特定した梱包材で商品をユーザに配送する場合の配送費を算出する算出ステップと、受付ステップが受け付けた注文で示される商品をユーザに配送する配送ステップと、ユーザが注文した商品の代金をユーザに請求する請求ステップとを含み、受付ステップが同一のユーザから第1の注文を受け付けてから所定時間内に第2の注文を受け付けた場合に、特定ステップは、第2の注文による第2商品を梱包できる梱包材を特定するとともに、第2商品と第1の注文による第1商品の双方を梱包できる1つの梱包材を特定し、算出ステップは、第2商品のみを梱包して配送する場合の配送費を算出するとともに、第1商品と第2商品の双方を1つの梱包材で梱包して配送する場合の配送費とを算出し、請求ステップは、第2の注文に対する商品の代金を請求するとともに、第1商品のみを梱包して配送した配送費と第2商品のみを梱包して配送した配送費の合計である第1配送費が、第1商品と第2商品との双方を1つの梱包材で梱包して配送した場合の配送費である第2配送費よりも多い場合に、ユーザに、第2配送費と第1配送費との差額に基づくキャッシュバックを行い、配送ステップは、第1配送費が第2配送費よりも多い場合に、第1の注文による商品と第2の注文による商品との双方を1つの梱包材に梱包して配送する。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る配送プログラムは、コンピュータに、ユーザからの商品の配送の注文を受け付ける受付機能と、ユーザから注文を受け付けた場合に商品のサイズを示すサイズ情報を、各商品のサイズを示す商品サイズ情報を記憶する記憶機能から取得する取得機能と、取得機能が取得した商品のサイズ情報から、商品を梱包できる梱包材を、記憶機能が記憶する各種の梱包材のサイズを示す梱包材サイズ情報から特定する特定機能と、特定機能が特定した梱包材で商品をユーザに配送する場合の配送費を算出する算出機能と、受付機能が受け付けた注文で示される商品をユーザに配送する配送機能と、ユーザが注文した商品の代金をユーザに請求する請求機能とを実現させ、受付機能が同一のユーザから第1の注文を受け付けてから所定時間内に第2の注文を受け付けた場合に、特定機能は、第2の注文による第2商品を梱包できる梱包材を特定するとともに、第2商品と第1の注文による第1商品の双方を梱包できる1つの梱包材を特定し、算出機能は、第2商品のみを梱包して配送する場合の配送費を算出するとともに、第1商品と第2商品の双方を1つの梱包材で梱包して配送する場合の配送費とを算出し、請求機能は、第2の注文に対する商品の代金を請求するとともに、第1商品のみを梱包して配送した配送費と第2商品のみを梱包して配送した配送費の合計である第1配送費が、第1商品と第2商品との双方を1つの梱包材で梱包して配送した場合の配送費である第2配送費よりも多い場合に、ユーザに、第2配送費と第1配送費との差額に基づくキャッシュバックを行い、配送機能は、第1配送費が第2配送費よりも多い場合に、第1の注文による商品と第2の注文による商品との双方を1つの梱包材に梱包して配送する。
また、上記配送システムにおいて、取得部は、更に、商品をロボットアーム等が把持した場合であって、前記ロボットアームにより把持されている2点間の距離を示す把持サイズ情報を取得し、特定部は、商品サイズ情報から取得した商品のサイズまたは把持サイズ情報に基づく商品のサイズのいずれかに基づいて、商品を梱包する梱包材を特定することとしてもよい。
また、上記配送システムにおいて、受付部は、ユーザから所定時間内に複数の注文を個別に受け付け、取得部は、複数の注文各々で示される商品それぞれのサイズ情報を取得し、特定部は、複数の商品それぞれを個別に梱包する場合の梱包材を特定するとともに、複数の商品のうち2以上の商品を一つの梱包材で梱包する場合の梱包材を2以上の商品の組み合わせ全てについて特定し、算出部は、複数の商品それぞれを個別に梱包して配送する場合の配送費を特定するとともに、複数の商品のうち2以上の商品を一つの梱包材で梱包する場合の配送費を2以上の商品の組み合わせ全てについて算出し、配送部は、算出部が算出した配送費のうち、最も安くなる配送費に対応する梱包方法で梱包した商品を配送し、請求部は、最も安くなる配送費と、複数の商品それぞれを個別に梱包して配送する場合の配送費との差額に基づくキャッシュバックを行うこととしてもよい。
また、上記配送システムにおいて、取得部は、第1の注文を受けてから、同一のユーザから、第3の注文を受け付けた場合に、第3の注文による第3商品のサイズ情報を取得し、特定部は、第3商品を梱包できる梱包材を特定するとともに、第1商品と第2商品と第3商品とを梱包できる梱包材と、第1商品と第3商品とを梱包できる梱包材と、第2商品と第3商品とを梱包できる梱包材とを特定し、算出部は、(i)第1商品と第2商品と第3商品とを個別に梱包して配送した場合と、(ii)第1商品と第2商品とを一つに梱包し、第3商品を単独で梱包して配送した場合と、(iii)第1商品と第3商品とを一つに梱包し、第2商品を単独で梱包して配送した場合と、(iv)第2商品と第3商品とを一つに梱包し、第1商品を単独で梱包して配送した場合と、(v)第1商品と第2商品と第3商品とを一つに梱包して配送した場合と、のそれぞれの場合の配送費を算出し、配送部は、(i)〜(v)の条件それぞれの配送費のうちもっとも安くなる梱包方法で梱包して配送し、請求部は、第1商品と第2商品と第3商品とを個別に梱包して配送した場合の第3配送費と、(i)〜(v)から選択された条件で配送した場合の配送費との差額に基づくキャッシュバックを実行することとしてもよい。
本発明の一態様に係る配送システムは、所定時間内に同一のユーザから複数の注文を受け付けた場合に、それらの注文を纏めて配送できるか、そしてその場合に個別に配送する場合よりも配送費が軽減できるかによって、ユーザにキャッシュバックを行うことができる。したがって、ユーザにとって、メリットの高い、商品を販売する配送システムを提供することができる。
配送システムのシステム構成例を示す図である。 倉庫管理サーバの構成例を示すブロック図である。 ユーザ端末の構成例を示すブロック図である。 商品情報のデータ構成例を示すデータ概念図である。 梱包材情報のデータ構成例を示すデータ概念図である。 通常の商品の販売に係るユーザ端末と倉庫管理サーバ間のやり取りを示すシーケンス図である。 商品の販売に係るユーザ端末と倉庫管理サーバ間のやり取りであって、キャッシュバックが発生する場合のシーケンス図である。 倉庫管理サーバの動作例を示すフローチャートである。 図8から派生する倉庫管理サーバの動作例を示すフローチャートである。 販売者端末の動作の一例を示すフローチャートである。
<実施形態>
本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<概要>
図1は、本実施形態に係る配送システム1の構成例を示すシステム図である。図1に示すように配送システム1においては、商品を販売する販売者が、自身の販売者端末300から、倉庫101に対応する倉庫管理サーバ100に対して、商品の管理、販売された場合の顧客への配送を依頼する。即ち、販売者端末300は、倉庫管理サーバ100に対して、商品の管理、即ち、どの商品の管理、その数量、管理期間などの情報を含む商品管理依頼104を送信する。これを受けて、倉庫管理サーバ100は、適切な対価を販売者端末300に係る販売者から受領することにより、商品の管理を行う。倉庫管理サーバ100は、複数の異なる販売者からの依頼を受けてもよいし、固定の販売者からの依頼を受けるものであってもよい。
一方で、一般の商品を購入する顧客となるユーザ10は、自身のユーザ端末200を用いて、例えば、倉庫管理サーバ100が運営する商品を販売するためのウェブサイト等にアクセスして、気に入った商品があれば、商品を購入する。即ち、ユーザ端末200から、倉庫管理サーバ100に対して、商品購入依頼を送信する。これを受けて、倉庫管理サーバ100は、指定された商品のユーザ端末200のユーザ10への商品の配送を手配し、商品を配送する。
このような配送システム1において、倉庫管理サーバ100は、ユーザ10のユーザ端末200から、所定の条件を満たす複数の商品の購入を受け付ける。所定の条件とは、ユーザ10が注文した商品をユーザ10の元に配送するための効率化を行ったことにより、ユーザ10の元に商品を配送するための費用が軽減できるような条件である。所定の条件の詳細については、後述する。また、ここでいう複数の商品の購入とは、各々別の注文として、別々のタイミングで同一のユーザから購入を受け付けることをいう。ユーザ10が複数の商品の購入をし、それらの購入が所定の条件を満たす場合に、何らかのサービスの還元を行う。具体的には、倉庫管理サーバ100は、所定の条件を満たしたことにより軽減される費用に基づいて、ユーザ10に対してサービスの還元の一例としてキャッシュバック102を行う。これにより、ユーザにとって利便性の高い配送システム1を提供し、ユーザ10による倉庫管理サーバ100の利用率の向上を図ることができる。
以下、配送システム1に係る各装置について詳細に説明する。なお、図1に示すユーザ端末200の台数や販売者端末300の台数は1台に限定するものではない。
<構成>
<倉庫管理サーバ100の構成例>
図2は、倉庫管理サーバ100の構成例を示すブロック図である。倉庫管理サーバ100は、倉庫101内に格納されている商品や顧客情報、商品を配送するための梱包材等を管理する機能を有するコンピュータシステムである。倉庫管理サーバ100は、ユーザ10のユーザ端末200からのアクセス要求を受け付けて、倉庫管理サーバ100が販売している商品に係る販売サイトの情報をユーザ端末200に送信する。また、倉庫管理サーバ100は、ユーザ10のユーザ端末200から、商品の購入依頼を受けて、商品の配送の手配を行うとともに、複数の購入依頼があり所定の条件を満たした場合に、キャッシュバック情報を送信する。また、倉庫管理サーバ100は、販売者端末300から、販売者端末300が対応する企業やサービスが販売する商品の販売委託を受信して、商品の管理、販売、配送を行う。
図2に示すように、倉庫管理サーバ100は、受信部110と、記憶部120と、制御部130と、送信部140とを備える。
受信部110は、倉庫管理サーバ100に宛てられたメッセージを受信し、制御部130に伝達する機能を有する。受信部110は、ネットワーク400を介して、ユーザ端末200や販売者端末300から送信された信号を受信し、制御部130に伝達する。一方、送信部140は、制御部130から、指定されたデータを、指定された宛先に送信する機能を有する。送信部140は、制御部130から指定されたデータを、ネットワーク400を介して、ユーザ端末200又は販売者端末300に送信する。送信部140は、ユーザ端末200には、倉庫管理サーバ100が提供するウェブサイトの情報や、ユーザに対して商品配送にあたってキャッシュバックが発生した際に、その額面を示すキャッシュバック情報を送信する。また、送信部140は、販売者端末300に対して、販売された商品の情報を送信してもよい。受信部110と、送信部140とは、外部の装置と通信を行うための通信インターフェースであり、受信部110と送信部140とを合わせて通信部と呼称されてもよい。
なお、ネットワーク400は、各種の機器との間を相互に接続させるためのネットワークであり、例えば、無線ネットワークや有線ネットワークである。具体的には、ネットワークは、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)や広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ISDNs(integrated service digital networks)、無線LANs、LTE(long term evolution)、LTE−Advanced、第4世代(4G)、第5世代(5G)、CDMA(code division multiple access)、WCDMA(登録商標)、イーサネット(登録商標)などである。また、ネットワークは、これらの例に限られず、例えば、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)やブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、ブルートゥースローエナジー(Bluetooth Low Energy)、光回線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線、衛星通信網などであってもよく、どのようなネットワークであってもよい。ネットワークは、ユーザの住居に備えられる場合には、ホームネットワークと呼称されることもある。また、ネットワークは、例えば、NB−IoT(Narrow Band IoT)や、eMTC(enhanced Machine Type Communication)であってもよい。なお、NB−IoTやeMTCは、IoT向けの無線通信方式であり、低コスト、低消費電力で長距離通信が可能なネットワークである。また、ネットワークは、これらの組み合わせであってもよい。また、ネットワークは、これらの例を組み合わせた複数の異なるネットワークを含むものであってもよい。例えば、ネットワークは、LTEによる無線ネットワークと、閉域網であるイントラネットなどの有線ネットワークとを含むものであってもよい。
記憶部120は、倉庫管理サーバ100が動作上必要とするプログラム並びにデータを記憶する機能を有する。記憶部120は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリなど、各種の記録媒体により実現することができるが、これらに限定するものではない。記憶部120が、記憶しているプログラムとしては、倉庫管理サーバ100が管理する販売サイトを各ユーザ端末200に送信し、ユーザ端末200からの購入依頼を受けて商品を梱包するための梱包材を決定するプログラムや、ユーザからの複数の購入依頼が所定の条件を満たすかどうかを判定するプログラムや、ユーザからの複数の購入依頼が所定の条件を満たす場合に最も経費が安くなる配送態様が何かを特定するためのプログラムなどを含んでよい。これらのプログラムは、一つのプログラムに統合されていてもよいし、複数のプログラムにより実現されてもよい。制御部130がこれらのプログラムを実行することにより、倉庫管理サーバ100が果たすべき機能を実現する。また、記憶部120は、商品情報121と、梱包材情報122とを記憶している。商品情報121と梱包材情報122との詳細については、後述する。
制御部130は、倉庫管理サーバ100の各部を制御する機能を有するプロセッサである。制御部130は、記憶部120に記憶されている各種のプログラムを実行し、記憶部120に記憶されているデータを利用して、倉庫管理サーバ100の各種の機能を実現する。
制御部130は、制御部130が果たすべき機能として、受付部131と、取得部132と、特定部133と、算出部134と、配送部135と、請求部136と、を備える。
受付部131は、ユーザ10からの商品の配送の注文を受け付ける機能を有する。即ち、受付部131は、受信部110から伝達された、ユーザ10のユーザ端末200から送信された商品の購入依頼情報を受け付ける機能を有する。受付部131は、購入依頼情報で示される商品を示す識別情報を取得部132に伝達する。商品の購入依頼情報には、商品を特定可能な識別情報と、その商品を配送する配送先に関する情報とが含まれる。
また、受付部131は、ユーザからの商品の購入依頼情報を受け付けた場合に、その商品の購入依頼をしたユーザが別の購入依頼をしていないかどうかを判定する。そして、受け付けた商品の購入依頼情報を行ったユーザが別の購入依頼をしていた場合に、受け付けた購入依頼情報と別の購入依頼とが所定の条件を満たすかどうかを判定する。ここで、所定の条件とは、例えば、それらの複数の購入依頼に基づく商品の配送を行うにあたって、経費を軽減できるかどうかを判定するための条件の一つである。所定の条件は、新たな購入依頼情報をユーザが行った時間と、別の購入依頼をユーザが行った時間との間の時間差が所定時間(例えば、30分や1時間)以内であることとしてよい。即ち、新たな購入依頼があったときに、同一のユーザが所定時間以内に別の購入依頼を行っていた場合には、纏めて配送することができる可能性があり、その場合に、同時に配送することによって、配送のための経費を軽減できる可能性がある。受付部131は、所定の条件を満たす別の購入依頼があった場合に、新たな購入依頼情報で示される識別情報とともに別の購入依頼で示される商品の識別情報とを取得部132に伝達する。なお、別の購入依頼は、受付部131により複数検出されてよく、その場合には、複数の商品の識別情報を取得部132に伝達する。
取得部132は、受付部131から伝達された識別情報と、記憶部120に記憶されている商品情報121を参照して、ユーザが購入した商品のサイズを示す商品サイズ情報を取得する機能を有する。取得部132は、取得した商品サイズ情報を特定部133に伝達する。ここで、商品サイズ情報は、商品の幅と、奥行きと、高さの情報を含む。また、商品サイズ情報は、商品の形状を示す情報も含まれていてもよい。なお、取得部132は、複数の商品についての識別情報を伝達された場合には、その商品各々の商品サイズ情報を取得し、全ての商品サイズ情報を特定部133に伝達する。
特定部133は、取得部132から伝達された商品サイズ情報に基づいて、その商品を梱包できる梱包材を、梱包材情報122に基づいて特定する。即ち、特定部133は、商品サイズ情報で示される幅、奥行き、高さが全て上回る梱包材を、梱包材情報122から特定する。このとき、特定部133は、取得部132から複数の商品サイズ情報を伝達された場合に、各商品単体で梱包できる梱包材から、全ての商品の組み合わせを梱包できる梱包材まで、複数の梱包材を特定する。例えば、伝達された商品サイズ情報が、商品Aと商品Bと商品Cとの場合、商品A単体を梱包できる梱包材、商品B単体を梱包できる梱包材、商品C単体を梱包できる梱包材、商品Aと商品Bとを梱包できる梱包材、商品Aと商品Cとを梱包できる梱包材、商品Bと商品Cとを梱包できる梱包材、商品Aと商品Bと商品Cの全てを梱包できる梱包材の7種の梱包材を特定する。なお、ここで7種の梱包材にはサイズが同じ梱包材が含まれてよい。特定部133は、特定した梱包材とその梱包材を用いて配送する商品との情報を算出部134に伝達する。
算出部134は、特定部133から伝達された商品とその商品を梱包できる梱包材の組み合わせと、商品の購入依頼情報で示される配送先とから、商品の配送に要する費用(配送費)を算出する。算出部134は、予め定められた基準に従って、商品の配送に要する費用を算出する。この基準は、商品の重さや、商品を梱包する梱包材のサイズ、そして、商品の配送の距離、即ち、倉庫101からユーザ10までの距離に基づくものであり、一例として、梱包材のサイズ範囲(あるいは、梱包材の種別ごとの費用、そして、配送距離に応じた費用を定めたテーブルに基づいて算出することができる。その他には、商品の重さ範囲ごとの費用に基づくものであってもよい。
例えば、梱包材のサイズ範囲に基づく費用としては、梱包材の三寸(幅と奥行きと高さ)の合計値が100cm未満の場合にy1円、100cm以上200cm未満の場合にy2円、200cm以上300cm未満の場合にy3円というように定められてよい。また、例えば、商品の配送の距離であれば、5km未満の場合にz1円、5km以上10km未満の場合にz2円、10km以上20km未満の場合にz3円というように定められてもよい。また、配送の距離であれば、5km加算されるごとにz4円加算というように定められてもよい。また、例えば、重さとしては、1kg未満の場合にx1円、1kg以上5kg未満の場合にx2円、5kg以上の場合にx3円というように定めてもよい。算出部134は、伝達された商品や梱包材、配送距離に基づいて、どの範囲に入るかを算出し、その合計費用を算出する。算出部134は、算出した費用を請求部136に伝達する。
算出部134は、特定部133から、複数の商品とそれらの組み合わせに基づく梱包材の組み合わせを伝達された場合には、各組み合わせそれぞれで費用を算出し、最も安くなる組み合わせを特定する。そして、特定した商品とその梱包材の組み合わせを、配送部135と、請求部136に伝達する。
配送部135は、ユーザから商品の購入依頼があった場合に、指定された商品を、ユーザにより指定された場所まで配送するための手配を行う機能を有する。配送部135は、算出部134から伝達された商品と梱包材の組み合わせの指定にしたがって、商品を梱包し、配送の手配を行う。当該手配にしたがって、例えば、倉庫101に備えられたロボットアーム等により、受付部131が受け付けた商品購入依頼で示される商品を、特定部133が特定した梱包材に梱包し、梱包された商品が商品を配送する配送車に渡される。
請求部136は、受付部131が受け付けた商品の購入依頼で示される商品の代金を、注文をしたユーザに請求する機能を有する。ここで請求部136が請求する代金には、算出部134が算出した費用(配送費)が含まれてもよい。なお、実際には、一例として、請求部136は、ユーザ10の保持する金融機関の口座から商品の代金を引き落とし、ユーザ10のユーザ端末200には、請求書が送付されるのみであってよい。なお、支払い自体はウェブマネー等による支払いであってもよい。
請求部136は、算出部134から複数の異なる商品購入依頼について、いくつかの商品購入依頼で示される商品を1つの梱包材で配送する場合に、各商品購入依頼それぞれで配送したときの費用と、指定された方法での配送をする場合の費用との差額から、ユーザ10に対して還元するキャッシュバック額を決定する。そして、請求部136は、決定したキャッシュバック額をユーザ10の口座に振り込むとともに、決定したキャッシュバック額を示すキャッシュバック情報を、送信部140を介してユーザ10のユーザ端末200に送信する。キャッシュバック額は、上記の差額そのものであってもよいし、上記差額に対して所定の計数(例えば、0.2)を乗じた額であってもよいし、上記差額から予め定められた所定の額面を減じた額であってもよい。
一例をあげて説明すると、ユーザ10から第1の商品購入依頼を受け付けたのち、所定時間内に同じユーザから別の第2の商品購入依頼を受け付けたとする。すると、特定部133は、(1)第1の商品購入依頼で示される商品だけを梱包できる梱包材、(2)第2の商品購入依頼で示される商品だけを梱包できる梱包材、(3)第1の商品購入依頼で示される商品と第2の商品購入依頼との両方を梱包できる梱包材とを特定する。そして、算出部134は、この(1)〜(3)の場合、それぞれでの配送にかかる費用を算出する。そして、算出した費用のなかで最も安くなる商品と梱包材の組み合わせで、商品を配送する。このとき、請求部136は、最も安くなる組み合わせの費用と、第1の商品と第2の商品との各々を単体で梱包材を用いて梱包して別々に配送した場合の費用との差額に基づく、キャッシュバックをユーザ10に対して行う。このように、倉庫管理サーバ100は、ユーザ10から異なるタイミングで複数の商品の購入依頼があった場合であって、それらを纏め配送することで、配送費用が軽減できる場合には、纏め配送を行い、ユーザに対しては、その分のキャッシュバックを行う。これにより、ユーザ10にとっても、倉庫管理サーバ100が含まれる配送システム1にとってもメリットがある配送システムを提供することができる。ユーザとしては、単純にキャッシュバックによりメリットがあり、倉庫管理サーバ100としては、そのキャッシュバックがあることを知るユーザが倉庫管理サーバ100を再利用するリピータとなる可能性を向上させることができる。
以上が、倉庫管理サーバ100の構成の説明である。
<ユーザ端末200の構成例>
図3は、ユーザ端末200の構成を示すブロック図である。ユーザ端末200は、通信機能並びにウェブ閲覧機能を有する情報処理装置であればよく、例えば、PC、ノートPC、タブレット端末、携帯電話、スマートフォンなどにより実現することができるが、これらに限定するものではない。図3に示すように、ユーザ端末200は、受信部210と、記憶部220と、制御部230と、送信部240と、入力部250と、表示部260と、音声出力部270とを備える。
受信部210と、送信部240とは、外部の装置と通信を実行するための通信インターフェースである。受信部210は、ユーザ端末200に宛てられた信号を受信し、制御部230に伝達する機能を有する。受信部210は、倉庫管理サーバ100から、倉庫管理サーバ100が運営するウェブサイトの情報や、商品を推奨する商品推奨情報を受信する。一方、送信部240は、制御部230から、指定されたデータを、指定された宛先に送信する機能を有する。送信部240は、例えば、ユーザにより選択された商品の購入依頼を倉庫管理サーバ100に送信する。
記憶部220は、ユーザ端末200が動作上必要とするプログラム並びにデータを記憶する機能を有する。記憶部220は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリなど、各種の記録媒体により実現することができるが、これらに限定するものではない。
制御部230は、ユーザ端末200の各部を制御する機能を有するプロセッサである。制御部130は、記憶部120に記憶されている各種のプログラムを実行し、記憶部120に記憶されているデータを利用して、ユーザ端末200の各種の機能を実現する。
注文部231は、ユーザからの入力にしたがって、倉庫管理サーバ100に対して、倉庫管理サーバ100が管理している商品の購入に対する注文を行う機能を有する。
入力部250は、ユーザからの入力を受け付けて、制御部230に伝達する機能を有する。入力部250は、ユーザからの入力を受け付けることができればどのように実現されてもよく、例えば、タッチパネル、ハードウェアキー、マイク(音声入力)などにより実現されてよいが、これらに限定するものではない。
表示部260は、制御部230からの指示にしたがって、指定された画像を表示する機能を有するモニタである。表示部260は、例えば、倉庫管理サーバ100が管理するウェブサイトの情報や、倉庫管理サーバ100から送信されたキャッシュバック情報を表示する。
音声出力部270は、制御部230から指定された音声を出力する機能を有する。音声出力部270は、例えば、スピーカにより実現される。音声出力部270は、例えば、制御部230からの指示により、キャッシュバック情報で示されるキャッシュバック額に関する音声を出力する。
以上が、ユーザ端末200の構成である。
<データ>
図4は、商品情報121の構成例を示すデータ概念図である。商品情報121は、倉庫101に格納されている商品に関する情報であり、少なくとも各商品のサイズを示すサイズ情報が登録されたデータベースである。
図4に示すように、商品情報121は、商品ID401と、サイズ情報402と、単価403とが対応付けられた情報である。商品情報121には、更に、商品に関する他の情報も対応付けられてよく、例えば、商品の在庫を示す在庫数404が対応づけられてもよい。
商品ID401は、倉庫管理サーバ100が管理している商品を一意に特定できる商品の識別情報である。
サイズ情報402は、対応する商品ID401で示される商品のサイズを示す情報である。ここでは、商品の幅、奥行、高さについての情報がサイズ情報として示される。サイズ情報402は、一例として、商品を販売する販売者から倉庫管理サーバ100に提供されて、商品情報121に登録される。
単価403は、対応する商品ID401で示される商品の購入単価を示す情報である。基本的に、対応する商品が購入された場合に、単価403は、商品を購入したユーザに対して請求される請求額に相当するが、前述の通り、更に、この単価403に配送にかかる費用を加算した合算費用がユーザに請求されることとしてもよい。
在庫数404は、対応する商品ID401で示される商品が、倉庫101に保管されている個数を示す情報である。
その他の情報としては、商品に関連する情報であれば、どのような情報でも対応づけられてもよく、例えば、対応する商品ID401で示される商品がどのような類の商品であるかを示す商品の属性情報なども対応付けられてよい。
図4に示す例では、一例として、商品ID401が、「P0023902」で示される商品のサイズは、「幅が1200mm、奥行きが700mm、高さが700mm」で、その単価が「5980円」であることが理解できる。商品情報121があることにより、倉庫管理サーバ100は、商品を梱包するための適切な梱包材を特定することができる。
図5は、梱包材情報122の構成例を示すデータ概念図である。梱包材情報122は、倉庫に管理されている商品をユーザの元に配送する際に使用される梱包材に関する情報である。
図5に示すように、梱包材情報122は、梱包材ID501と、サイズ情報502と、基本配送料503とが対応付けられた情報である。
梱包材ID501は、倉庫管理サーバ100が各種のサイズの梱包材を識別するための識別情報である。
サイズ情報502は、対応する梱包材ID501で示される梱包材のサイズを示す情報であり、梱包材の幅と、奥行きと、高さとの情報を含む。
基本配送料503は、対応する梱包材ID501で示される梱包材を用いて商品を配送したときの配送にかかる費用を示す情報である。
梱包材情報122が記憶部120に記憶されていることにより、倉庫管理サーバ100は、ユーザ10が購入した商品を梱包できるとともに、その商品を配送するための費用を算出することができる。
<動作>
ここから、本実施形態における倉庫管理サーバ100の動作について説明する。図6は、ユーザ端末200と倉庫管理サーバ100との間のやり取りを示すシーケンス図であって、キャッシュバックが発生しない場合のやり取りの例を示す図である。
ユーザ10は、ユーザ端末200を用いて、倉庫管理サーバ100が提供する販売サイトにアクセスし、商品の購入を決定したとする。すると、ユーザ10はユーザ端末200に対して、商品の購入を行うための入力を行う。これによって、ユーザ端末200は、商品の注文を示す注文情報を倉庫管理サーバ100に送信する(ステップS601)。
倉庫管理サーバ100は、注文情報を受信すると、注文情報で示される商品のサイズから、商品を配送するために用いる梱包材を決定する(ステップS602)。倉庫管理サーバ100は、商品を配送するための商品の配送費を決定する(ステップS603)。なお、配送費はゼロ円の場合もある。そして、決定した配送費を含んだ商品購入のための金額を提示、即ち、金額情報をユーザ端末200に送信する(ステップS604)。
ユーザ端末200は、金額情報を受信し、表示する。そして、ユーザ10は、その金額を確認して、商品の購入を決定するとともに、支払いを実行する(ステップS605)。なお、当該支払いは、どのような手法であってもよく、銀行振り込み、ウェブマネーによる支払い、直接送金など様々な手法が考えられ、そのいずれであってもよい。
商品購入のための費用が支払われると、倉庫管理サーバ100は、購入対象の商品を梱包材で梱包し、ユーザ端末200のユーザ10の下に、商品を配送して終了する(ステップS606)。
なお、ここでは、商品とともに配送費を購入費用に含ませる例を示しているが、配送費は無料とする場合もあり、その場合には、ステップS602からS604の処理は不要となる場合もあり、ユーザ10(ユーザ端末200)は、ステップS605の処理から開始することができる。
これに対し、図7は、ユーザ10(ユーザ端末200)に対するキャッシュバックが発生する際のユーザ端末200と倉庫管理サーバ100との間のやりとりの例を示すシーケンス図である。
図7におけるやり取りにおいて、ステップS605までは、図6と共通するので、ステップS605までの処理については、説明を割愛する。ステップS605の後、別の商品も購入したくなったユーザ10は、ユーザ端末200から商品を注文するための注文情報を倉庫管理サーバ100に送信する(ステップS701)。
注文情報を受信すると、倉庫管理サーバ100は、その注文情報が所定の条件を満たすかどうかを判定する(ステップS702)。ここで言う所定の条件は、新たな注文情報(ステップS701の注文情報)の前に、同一のユーザからであって、所定時間内の過去に別の注文情報があることである。換言すれば、同一のユーザから所定時間内で複数の注文があるかどうかを判定することになる。
そして、倉庫管理サーバ100は、ステップS701における注文が所定の条件を満たすと判定した場合に、さらに、商品を梱包するための梱包材を決定する。ここで、決定する梱包材は、ステップS701において注文された商品単体(注文に含まれる商品が複数ある場合は複数)を梱包できる梱包材と、ステップS601とステップS701との双方における注文に含まれる商品の双方を梱包できる梱包材とを特定する(ステップS703)。
次に、倉庫管理サーバ100は、商品配送のための配送費を決定する(ステップS704)。ここで決定する配送費は、ステップS601とステップS701との双方を分けて配送した場合と、ステップS601とステップS701との双方の注文を一つの梱包材でまとめて梱包して配送した場合とで、安い方に決定する。
そして、倉庫管理サーバ100は、決定した配送費をユーザ端末200に提示する(ステップS705)。即ち、倉庫管理サーバ100は、配送費を含む商品の金額を示す金額情報を送信する。
ユーザ端末200は、受信した金額情報を表示し、ユーザはその金額を確認して、商品の購入を決定し、支払いを実行する(ステップS706)。
商品購入のための支払いの実行を受けて、倉庫管理サーバ100は、ユーザに商品を配送する(ステップS707)。そして、倉庫管理サーバ100は、ステップS704における配送費の決定時に、配送費を軽減できていた場合に、ユーザ端末200のユーザ10に対してキャッシュバックを実行する(ステップS708)。ここでいうキャッシュバックは、ユーザ10の口座への振り込みであってもよいし、倉庫管理サーバ100を利用する上でのポイントであってもよいし、商品購入のための割引の権利などでもあってもよい。即ち、キャッシュバックは、ユーザ10にとって何らかの特になるサービスであれば、どのような態様であってもよい。
なお、ステップS705における金額の提示は、前述の通り、配送費が無料の場合は、実行せずともよい。ただし、キャッシュバックを行えるかどうかを判定するために、ステップS702〜S704の処理は実行する必要がある。
図8及び図9は、図6及び図7に示すシーケンスを実現する倉庫管理サーバ100の動作例を示すフローチャートである。
図8に示すように、倉庫管理サーバ100の受信部110は、ユーザ端末200からの信号を受信する。受信部110は、受信した信号に基づく情報を制御部130に伝達する。制御部130の受付部131は、伝達された信号が商品の注文を示す注文情報であるか否かを判定する(ステップS801)。
商品の注文を示す注文情報を受け付けた場合には(ステップS801のYES)、制御部130の取得部132は、当該注文情報で示される商品のサイズ情報を、商品情報121から取得する。即ち、注文情報に含まれる商品IDを、商品情報121の商品ID401から検索し、対応するサイズ情報402を特定することで注文情報を示す商品のサイズを取得する。次に、特定部133は、取得した商品のサイズに基づいて、その商品を梱包可能な梱包材を決定する(ステップS802)。即ち、取得部132が取得した商品のサイズ(幅、奥行、高さ)よりも大きいサイズを有する梱包材を、梱包材情報122のサイズ情報502を参照して決定する。注文に係る商品が複数ある場合には、それらの商品をできるだけコンパクトにする並べ方をした場合の、幅と奥行と高さの合計値で示されるサイズよりも大きいサイズを有する梱包材を特定し、商品を配送するための梱包材として決定する。
次に、算出部134は、特定部133が特定した梱包材のサイズと、注文情報で示される商品の配送先と倉庫管理サーバ100が管理する倉庫101の所在との間の距離に基づいて配送費を決定する(ステップS803)。即ち、図5に示すように、梱包材のサイズによって、基本配送料503が定められ、算出部134は、その値に対して、配送に係る距離による補正(距離に応じた費用を加算したり、距離に応じて基本配送料503に所定の係数をかけたりなど、配送費として適切な費用が算出できれば、算出態様はさまざまでよい)をかけることで、配送費を算出する。なお、算出部134による配送費の算出はあくまで一例である。
そして、制御部130は、算出した配送費を含む商品の購入代金を示す金額情報を、送信部140に送信させる(ステップS804)。なお、前述の通り、配送費が無料の場合には、商品の単価のみが提示されることとして、この場合には、最初から販売サイト上に表示されていることを以て、商品の購入代金の提示に代えてもよい。
一方、ステップS801において、受付部131が商品の注文情報を受け付けていないと判定した場合に(ステップS801のNO)、受付部131は、受け付けた情報が商品の購入を示す購入情報を受け付けたか否かを判定する(ステップS805)。購入情報を受け付けていた場合には(ステップS805のYES)、制御部130の請求部136は、商品購入のための代金を請求する(ステップS806)。この請求に応じて、ユーザ10から代金が支払われることになる。
商品の購入情報を受け付けていない場合には(ステップS805のNO)、ステップS807の処理に移行する。受付部131は、ステップS807において、同一のユーザから、先の注文を受け付けてから所定時間内に新たな注文を受け付けているか否かを判定する(ステップS807)。新たな注文を受け付けている場合には(ステップS807のYES)、図9に示すステップS901の処理に移行する。
商品の注文を受けていない場合には(ステップS807のNO)、配送部135は、商品を特定した梱包材に梱包し、配送する(ステップS808)。ここで、商品の梱包材への梱包は、倉庫101に設けられているロボットアーム等により、梱包することとしてもよいし、倉庫管理サーバ100に関連する梱包業者等が梱包することとしてもよい。また、ここでいう配送部135による配送は、梱包された商品の配送の手配であってよく、実際の商品の配送は人手やドローンなどのロボットによるものでもよい。
倉庫管理サーバ100の制御部130は、倉庫管理サーバ100のオペレータ等から終了入力(例えば、電源のOFF、シャットダウンなど)があるか否かを判定する(ステップS809)。終了入力があった場合には(ステップS809のYES)、処理を終了し、なかった場合には(ステップS809のNO)、ステップS801の処理に戻る。
一方、ステップS807において、新たな注文情報を受け付けて、その所定時間前以内に、同一ユーザからの別の注文があった場合には(ステップS807のYES)、まず、取得部132は、新たな注文情報で示される商品のサイズ情報を取得する。以降、所定時間前以内の別の注文(ステップS801における注文)で注文されている商品を商品Aとし、新たな注文情報(ステップS807における注文)で示される商品を商品Bとして説明する。
まず、特定部133は、商品Bを梱包可能な梱包材を特定する(ステップS901)。即ち、まず、取得部132が、新たな注文情報で示される商品Bのサイズを商品情報121から取得する。そして、特定部133は、取得部132が取得した商品Bのサイズから、梱包材情報122を参照して、商品Bを梱包できる梱包材を特定する。
次に、算出部134は、特定した梱包材で商品Bを配送した場合の配送費を算出する(ステップS902)。
取得部132は、更に、前回の注文で示される商品Aと、新たな注文で示される商品Bとの、両方を梱包する場合のサイズを取得する。即ち、商品Aと商品Bとの双方のサイズを取得し、それらを並べて配置した際に、全体の容積が最も小さくなるような配置とした際の、幅と奥行きと高さと特定する。そして、特定部133は、取得部132が特定したサイズを含むことができる梱包材を特定する(ステップS903)。
そして、特定した梱包材の基本配送費と、その梱包材に商品Aと商品Bを梱包して配送する距離に応じた配送費を算出する(ステップS904)。
次に、算出部134は、商品A単体で梱包した場合の配送費と、商品B単体で梱包した場合の配送費との合算値が、商品Aと商品Bとを両方梱包した場合の配送費よりも多いかどうかを判定する(ステップS905)。
商品A単体で梱包した場合の配送費と、商品B単体で梱包した場合の配送費との合算値が、商品Aと商品Bとを両方梱包した場合の配送費よりも多い場合には(ステップS905のYES)、商品Aと商品Bとを両方梱包した場合の配送費と商品の金額を提示する(ステップS906)。即ち、制御部130は、算出した配送費を含む商品の購入代金を示す金額情報を、送信部140に送信させる。なお、前述の通り、配送費が無料の場合には、商品の単価のみが提示されることとして、この場合には、最初から販売サイト上の表示されていることを以て、商品の購入代金の提示に代えてもよい。一方、商品A単体で梱包した場合の配送費と、商品B単体で梱包した場合の配送費との合算値が、商品Aと商品Bとを両方梱包した場合の配送費よりも低い場合には(ステップS905のNO)、図8のステップS804に移行し、商品B単体を梱包材で梱包した場合の配送費を提示することになる(ステップS804)。
ステップS907において、受付部131は、受け付けた情報が商品の購入を示す購入情報を受け付けたか否かを判定する(ステップS907)。購入情報を受け付けていた場合には(ステップS907のYES)、制御部130の請求部136は、商品購入のための代金を請求する(ステップS908)。この請求に応じて、ユーザ10から代金が支払われることになる。購入情報を受け付けていない場合には(ステップS907のNO)、図8のステップS807の処理に移行する。
そして、配送部135は、商品Aと商品Bとを一つの梱包材で梱包し(ステップS909)、図8のステップS808の処理に移行する。このとき、算出部134は、ステップS905の比較の差分値を算出し、その差分値に基づくキャッシュバック額を決定する。そして、算出部134は、決定したキャッシュバック額を示すキャッシュバック情報を生成し、ユーザのユーザ端末200に送信するよう送信部140に指示する。これにより、ユーザは、商品の配送の効率化に伴った報酬を得ることができる。
なお、図8、9においては、本実施例における倉庫管理サーバ100の動作をわかりやすくするために、ステップS801に続くS807の処理を示しているが、実際には、商品の注文を受け付けた際に、その注文から所定時間内(例えば、現在から1時間以内の過去)に、同一ユーザの注文であって、まだ、配送がされていない注文があるかどうかを探索し、あった場合に、図9に示すステップS901〜S906の処理を行い、なかった場合に、S801〜S806、S808の処理を行うことになる。つまり、S801の処理の後に、ステップS801とS802との間に、ステップS807における所定時間内に、同一ユーザからの注文があるか否かの判定を行うこととしてよい。
したがって、例えば、第1の注文があって、所定時間内に同ユーザから第2の注文があり、更に、第2の注文のあとに第1の注文から所定時間内に、第3の注文があった場合にも同様に、配送に係る費用の軽減が実現できるかによってキャッシュバックを行ってもよい。
即ち、仮に、第1の注文の商品を商品A、第2の注文の商品を商品B、第3の注文の商品を商品Cとしたとき、算出部134は、
(i)商品Aと商品Bと商品Cとを個別に梱包して配送した場合と、
(ii)商品Aと商品Bとを一つに梱包し、商品Cを単独で梱包して配送した場合と、
(iii)商品Aと商品Cとを一つに梱包し、商品Bを単独で梱包して配送した場合と、
(iv)商品Bと商品Cとを一つに梱包し、商品Aを単独で梱包して配送した場合と、
(v)商品Aと商品Bと商品Cとを一つに梱包して配送した場合と、
のそれぞれの場合の費用を算出し、それらの中から最も安くなる配送費を特定する。そして、その配送費が、(i)に示す配送費よりも低い場合に、倉庫管理サーバ100は、その差額に基づくキャッシュバックを、注文を行ったユーザに対して、実行する。なお、ここでは、3個の商品についての具体例を説明しているが、4個以上でも同様に、最も安くなる配送費を選択し、その場合に最も安くなる配送費と、各商品を個別に配送した場合の配送費との差額に応じたキャッシュバックを行うこととしてよい。即ち、ユーザから所定時間内に複数の注文を個別に受け付けた場合に、取得部132は、複数の注文各々で示される商品それぞれのサイズ情報を取得し、特定部133は、複数の商品それぞれを個別に梱包する場合の梱包材を特定するとともに、複数の商品のうち2以上の商品を一つの梱包材で梱包する場合の梱包材を2以上の商品の組み合わせ全てについて特定する。そして、算出部134は、複数の商品それぞれを個別に梱包して配送する場合の配送費を特定するとともに、複数の商品のうち2以上の商品を一つの梱包材で梱包する場合の配送費を2以上の商品の組み合わせ全てについて算出する。例えば、4つの商品A、B、C、Dがある場合に、算出部134は、商品AとB、商品AとC、商品AとD、商品BとC、商品BとD、商品CとD、商品AとBとC、商品BとCとD、商品AとCとD、商品AとBとCとDの組み合わせ、および、商品A単体と、商品B単体と、商品C単体と、商品D単体と、のそれぞれの場合分けで梱包して配送したときの配送費を算出する。配送部135は、算出部134が算出した各場合の配送費のうち、最も安くなる配送費に対応する梱包方法で梱包した商品を配送する。そして、請求部136は、最も安くなる配送費と、複数の商品それぞれを個別に梱包して配送する場合の配送費との差額に基づくキャッシュバックを行う。このように配送システム1において倉庫管理サーバ100は、3以上の異なる注文を所定時間内に同一のユーザが行った場合にも、纏め梱包による配送の効率化を実現でき、キャッシュバックを行うことができる。
最後に、図10は、図6、図7に示すシーケンスを実現するユーザ端末200の動作例を示すフローチャートである。
図10に示すように、ユーザ端末200は、入力部250を介して、ユーザ10から商品注文の入力を受け付けたか判定する(ステップS1001)。商品の注文の入力を受け付けている場合には(ステップS1001のYES)、制御部230の注文部231は、送信部240に、商品を注文する注文情報を、倉庫管理サーバ100に送信させる(ステップS1002)。
商品注文の入力を受け付けていない場合には(ステップS1001のNO)、受信部210は、商品を購入するための金額を示す金額情報を、倉庫管理サーバ100から受信しているか否かを判定する(ステップS1003)。金額情報を受信していた場合には(ステップS1003のYES)、受信部210は、金額情報を制御部230に伝達する。そして制御部230は、表示部260に金額情報を表示させる(ステップS1004)。これにより、ユーザは商品購入のための金額を認識することができる。
金額情報を受信していない場合には(ステップS1003のNO)、入力部250から商品購入の入力を受け付けたか判定する(ステップS1005)。商品購入の入力を受け付けている場合には(ステップS1005のYES)、制御部230は、商品の購入を確定する商品購入情報を、倉庫管理サーバ100に宛てて、送信部240に送信させる(ステップS1006)。
商品購入の入力を受け付けていない場合には(ステップS1005のNO)、受信部210は、倉庫管理サーバ100からキャッシュバック情報を受信しているか否かを判定する(ステップS1007)。キャッシュバック情報を受信している場合には(ステップS1007のYES)、受信部210はキャッシュバック情報を制御部230に伝達し、制御部230はそのキャッシュバック情報を表示部260に表示させる。これにより、ユーザは、商品の購入にあたって、キャッシュバックが発生したことを認識することができる。よって、ユーザが配送システム1を再利用する可能性を向上させることができる。
キャッシュバック情報を受信していない場合には(ステップS1007のNO)、ユーザから終了入力があるか否かを判定し(ステップS1009)、終了入力がない場合には(ステップS1009のNO)、ステップS1001の処理に戻り、終了入力がある場合には(ステップS1009のYES)、処理を終了する。
<まとめ>
このように、本実施例に係る配送システム1によれば、あるユーザが所定時間内、即ち、最初の注文をしてから、まだ商品の配送が終わっていない(梱包が済んでいない)段階で、新たな注文があった場合に、両方の注文に係る商品を一度に梱包材に梱包できるどうか、そして、その場合の配送費が安くなるかどうかを判定し、安くなる場合に、ユーザに対するキャッシュバックを行ってユーザに対するメリットを提供することができる。このようなメリットをユーザに提供することで、ユーザが本実施例に係る配送システム1を利用しやすくさせることができる。また、倉庫管理サーバ100としても、梱包材の節約、同じ場所への配送を一度で済ませることができるなどのメリットを得ることができる。
<補足>
上記実施形態に係る装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、他の手法により実現されてもよいことは言うまでもない。
(1)上記実施の形態において、商品のサイズ情報については、予め、倉庫管理サーバ100に登録されていることとしたが、これはその限りではなく、他の態様により、サイズ情報を取得できることとしてもよい。
例えば、倉庫管理サーバ100が、ロボットアーム等により、商品の梱包材への梱包を実現できている場合に、当該ロボットアームが商品を把持した際に、得られる把持部間の距離に基づいて、商品を把持した箇所間の距離を算出することで、商品のサイズ情報を得る構成としてもよい。この態様によれば、商品の様々な個所の長さを得ることができるので、より適切な梱包材を特定することができる。特に複数の商品を一つの梱包材に梱包する際に、より適切な商品の梱包材への梱包配置態様を実現して、その際の適切な梱包材を特定することができる。
また、梱包の際には、商品情報121と、把持部が把持したことにより得られる把持サイズ情報との双方を利用することとしてもよく、その場合には、商品情報121の方にプライオリティをおくこととしてもよい。ここでプライオリティをおくとは、把持部が把持したことにより得られる把持サイズ情報と、商品情報121とのうち、サイズ情報に差がある場合に、どちらの情報を優先して(信用して)使用するのかを意味し、その場合にプライオリティの高い方のサイズ情報で示されるサイズを使用することを意味することとしてよい。したがって、把持サイズ情報と商品情報121との双方を倉庫管理サーバ100が利用できる場合には、プライオリティの高い方のみを利用することとしてもよい。
また、いずれか片方ではなく、商品のサイズについては、マージンを考慮して、その長さが長い方の情報を用いることとしてもよい。これは、商品を梱包する際に、短い方を使用した場合に梱包できないという可能性を抑制するためである。
さらには、商品情報121がある場合であっても、新規の商品があって、そのサイズ情報が商品情報121に登録されていない場合に、上記把持部が特定した把持時のサイズ情報を利用するように構成されていてもよい。
(2)本開示の各実施形態のプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。記憶媒体は、HDDやSSDなどの任意の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。
なお、倉庫管理サーバ100は、例えば、記憶媒体に記憶されたプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。また、当該プログラムは、任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、倉庫管理サーバ100に提供されてもよい。倉庫管理サーバ100は、例えば、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
なお、当該プログラムは、例えば、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective―C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装できる。
倉庫管理サーバ100における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよい。また、倉庫管理サーバ100の各機能部は、上記実施形態に示した機能を実現する1または複数の回路によって実現されてもよく、1の回路により複数の機能部の機能が実現されることとしてもよい。
(3)本開示の実施形態を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、各実施形態に示す構成を適宜組み合わせることとしてもよい。
1 配送システム
100 倉庫管理サーバ
110 受信部
120 記憶部
130 制御部
131 受付部
132 取得部
133 特定部
134 算出部
135 配送部
136 請求部
140 記憶部
200 ユーザ端末
210 受信部
220 記憶部
230 制御部
231 注文部
240 送信部
250 入力部
260 表示部
270 音声出力部
300 販売者端末

Claims (6)

  1. ユーザからの商品の配送の注文を受け付ける受付部と、
    前記ユーザから注文を受け付けた場合に前記商品のサイズを示すサイズ情報を、各商品のサイズを示す商品サイズ情報を記憶する記憶部から取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記商品のサイズ情報から、前記商品を梱包できる梱包材を、記憶部が記憶する各種の梱包材のサイズを示す梱包材サイズ情報から特定する特定部と、
    前記特定部が特定した梱包材で前記商品を前記ユーザに配送する場合の配送費を算出する算出部と、
    前記受付部が受け付けた注文で示される商品を前記ユーザに配送する配送部と、
    前記ユーザが注文した商品の代金を前記ユーザに請求する請求部とを備え、
    前記受付部が同一のユーザから第1の注文を受け付けてから所定時間内に第2の注文を受け付けた場合に、前記特定部は、前記第2の注文による第2商品を梱包できる梱包材を特定するとともに、前記第2商品と前記第1の注文による第1商品の双方を梱包できる1つの梱包材を特定し、
    前記算出部は、前記第2商品のみを梱包して配送する場合の配送費を算出するとともに、前記第1商品と前記第2商品の双方を1つの梱包材で梱包して配送する場合の配送費とを算出し、
    前記請求部は、前記第2の注文に対する商品の代金を請求するとともに、前記第1商品のみを梱包して配送した配送費と前記第2商品のみを梱包して配送した配送費の合計である第1配送費が、前記第1商品と前記第2商品との双方を1つの梱包材で梱包して配送した場合の配送費である第2配送費よりも多い場合に、前記ユーザに、前記第2配送費と前記第1配送費との差額に基づくキャッシュバックを行い、
    前記配送部は、前記第1配送費が前記第2配送費よりも多い場合に、前記第1の注文による商品と前記第2の注文による商品との双方を1つの梱包材に梱包して配送する
    ことを特徴とする配送システム。
  2. 前記取得部は、更に、前記商品をロボットアームが把持した場合であって、前記ロボットアームにより把持されている2点間の距離を示す把持サイズ情報を取得し、
    前記特定部は、前記商品サイズ情報から取得した商品のサイズまたは前記把持サイズ情報に基づく商品のサイズのいずれかに基づいて、前記商品を梱包する梱包材を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の配送システム。
  3. 前記受付部は、前記ユーザから前記所定時間内に複数の注文を個別に受け付け、
    前記取得部は、前記複数の注文各々で示される商品それぞれのサイズ情報を取得し、
    前記特定部は、前記複数の商品それぞれを個別に梱包する場合の梱包材を特定するとともに、前記複数の商品のうち2以上の商品を一つの梱包材で梱包する場合の梱包材を前記2以上の商品の組み合わせ全てについて特定し、
    前記算出部は、前記複数の商品それぞれを個別に梱包して配送する場合の配送費を特定するとともに、前記複数の商品のうち2以上の商品を一つの梱包材で梱包する場合の配送費を前記2以上の商品の組み合わせ全てについて算出し、
    前記配送部は、前記算出部が算出した配送費のうち、最も安くなる配送費に対応する梱包方法で梱包した商品を配送し、
    前記請求部は、前記最も安くなる配送費と、前記複数の商品それぞれを個別に梱包して配送する場合の配送費との差額に基づくキャッシュバックを行う
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の配送システム。
  4. 前記取得部は、前記第1の注文を受けてから、前記同一のユーザから、第3の注文を受け付けた場合に、前記第3の注文による第3商品のサイズ情報を取得し、
    前記特定部は、前記第3商品を梱包できる梱包材を特定するとともに、前記第1商品と前記第2商品と前記第3商品とを梱包できる梱包材と、前記第1商品と前記第3商品とを梱包できる梱包材と、前記第2商品と前記第3商品とを梱包できる梱包材とを特定し、
    前記算出部は、(i)前記第1商品と前記第2商品と前記第3商品とを個別に梱包して配送した場合と、(ii)前記第1商品と前記第2商品とを一つに梱包し、前記第3商品を単独で梱包して配送した場合と、(iii)前記第1商品と前記第3商品とを一つに梱包し、前記第2商品を単独で梱包して配送した場合と、(iv)前記第2商品と前記第3商品とを一つに梱包し、前記第1商品を単独で梱包して配送した場合と、(v)前記第1商品と前記第2商品と前記第3商品とを一つに梱包して配送した場合と、のそれぞれの場合の配送費を算出し、
    前記配送部は、前記(i)〜(v)の条件それぞれの配送費のうちもっとも安くなる梱包方法で梱包して配送し、
    前記請求部は、前記第1商品と前記第2商品と前記第3商品とを個別に梱包して配送した場合の第3配送費と、前記(i)〜(v)から選択された条件で配送した場合の配送費との差額に基づくキャッシュバックを実行する
    ことを特徴とする請求項3に記載の配送システム。
  5. 配送システムのコンピュータが実行する配送方法であって、
    ユーザからの商品の配送の注文を受け付ける受付ステップと、
    前記ユーザから注文を受け付けた場合に前記商品のサイズを示すサイズ情報を、各商品のサイズを示す商品サイズ情報を記憶する記憶部から取得する取得ステップと、
    前記取得ステップが取得した前記商品のサイズ情報から、前記商品を梱包できる梱包材を、記憶部が記憶する各種の梱包材のサイズを示す梱包材サイズ情報から特定する特定ステップと、
    前記特定ステップが特定した梱包材で前記商品を前記ユーザに配送する場合の配送費を算出する算出ステップと、
    前記受付ステップが受け付けた注文で示される商品を前記ユーザに配送する配送ステップと、
    前記ユーザが注文した商品の代金を前記ユーザに請求する請求ステップとを含み、
    前記受付ステップが同一のユーザから第1の注文を受け付けてから所定時間内に第2の注文を受け付けた場合に、前記特定ステップは、前記第2の注文による第2商品を梱包できる梱包材を特定するとともに、前記第2商品と前記第1の注文による第1商品の双方を梱包できる1つの梱包材を特定し、
    前記算出ステップは、前記第2商品のみを梱包して配送する場合の配送費を算出するとともに、前記第1商品と前記第2商品の双方を1つの梱包材で梱包して配送する場合の配送費とを算出し、
    前記請求ステップは、前記第2の注文に対する商品の代金を請求するとともに、前記第1商品のみを梱包して配送した配送費と前記第2商品のみを梱包して配送した配送費の合計である第1配送費が、前記第1商品と前記第2商品との双方を1つの梱包材で梱包して配送した場合の配送費である第2配送費よりも多い場合に、前記ユーザに、前記第2配送費と前記第1配送費との差額に基づくキャッシュバックを行い、
    前記配送ステップは、前記第1配送費が前記第2配送費よりも多い場合に、前記第1の注文による商品と前記第2の注文による商品との双方を1つの梱包材に梱包して配送する
    ことを特徴とする配送方法。
  6. コンピュータに、
    ユーザからの商品の配送の注文を受け付ける受付機能と、
    前記ユーザから注文を受け付けた場合に前記商品のサイズを示すサイズ情報を、各商品のサイズを示す商品サイズ情報を記憶する記憶機能から取得する取得機能と、
    前記取得機能が取得した前記商品のサイズ情報から、前記商品を梱包できる梱包材を、記憶機能が記憶する各種の梱包材のサイズを示す梱包材サイズ情報から特定する特定機能と、
    前記特定機能が特定した梱包材で前記商品を前記ユーザに配送する場合の配送費を算出する算出機能と、
    前記受付機能が受け付けた注文で示される商品を前記ユーザに配送する配送機能と、
    前記ユーザが注文した商品の代金を前記ユーザに請求する請求機能とを実現させ、
    前記受付機能が同一のユーザから第1の注文を受け付けてから所定時間内に第2の注文を受け付けた場合に、前記特定機能は、前記第2の注文による第2商品を梱包できる梱包材を特定するとともに、前記第2商品と前記第1の注文による第1商品の双方を梱包できる1つの梱包材を特定し、
    前記算出機能は、前記第2商品のみを梱包して配送する場合の配送費を算出するとともに、前記第1商品と前記第2商品の双方を1つの梱包材で梱包して配送する場合の配送費とを算出し、
    前記請求機能は、前記第2の注文に対する商品の代金を請求するとともに、前記第1商品のみを梱包して配送した配送費と前記第2商品のみを梱包して配送した配送費の合計である第1配送費が、前記第1商品と前記第2商品との双方を1つの梱包材で梱包して配送した場合の配送費である第2配送費よりも多い場合に、前記ユーザに、前記第2配送費と前記第1配送費との差額に基づくキャッシュバックを行い、
    前記配送機能は、前記第1配送費が前記第2配送費よりも多い場合に、前記第1の注文による商品と前記第2の注文による商品との双方を1つの梱包材に梱包して配送する
    ことを特徴とする配送プログラム。
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