JP2021025822A - ゲイン調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力軸の回転位置を検出する磁気センサの出力信号のゲインを迅速に調整する。【解決手段】ゲイン調整装置(70)は、モータの回転軸の回転を減速機で減速させて回転させられる出力軸の回転位置に応じた出力信号を出力する磁気センサ(52)と、出力信号にゲインを掛けて補正するゲイン補正部(53)と、ゲイン補正部により補正された出力信号をデジタル値に変換して出力する変換部(81)と、デジタル値とそのデジタル値においてデジタル値が変化する傾きとデジタル値の振幅との予め設定された所定関係と、変換部により出力されたデジタル値とそのデジタル値においてデジタル値が変化する傾きとに基づいて、変換部により出力されたデジタル値の振幅を算出する振幅算出部(82)と、振幅算出部により算出された振幅に基づいて、ゲインを調整するゲイン調整部(83)と、を備える。【選択図】 図3

Description

本発明は、磁気センサの出力信号のゲインを調整する装置に関する。
従来、モータのロータの回転位置に応じた出力信号を出力する磁気センサを備え、磁気センサの出力信号のゲインを調整する装置がある(特許文献1参照)。特許文献1に記載の装置では、モータのロータが回転し続ける状態で磁気センサの出力信号の最大電圧を複数回測定し、複数の最大電圧の平均値が許容範囲に収まるようにゲインを調整している。
特許第4618201号公報
ところで、特許文献1に記載の装置では、磁気センサの出力信号のゲインを調整するために、モータのロータを複数回転を超えて回転させる必要がある。さらに、モータの回転軸の回転を減速機で減速させて回転させられる出力軸(以下、単に「出力軸」という)に対して磁気センサが設けられている場合、磁気センサの出力信号のゲインを調整するためには、モータを多数回転させる必要がある。したがって、特許文献1に記載の装置を、出力軸の回転位置を検出する磁気センサに適用した場合、出力信号のゲインを調整するために長時間を要することとなる。
本発明は、こうした課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、出力軸の回転位置を検出する磁気センサの出力信号のゲインを迅速に調整することにある。
上記課題を解決するための第1の手段は、ゲイン調整装置であって、
モータの回転軸の回転を減速機で減速させて回転させられる出力軸の回転位置に応じた出力信号を出力する磁気センサと、
前記出力信号にゲインを掛けて補正するゲイン補正部と、
前記ゲイン補正部により補正された前記出力信号をデジタル値に変換して出力する変換部と、
前記デジタル値とそのデジタル値において前記デジタル値が変化する傾きと前記デジタル値の振幅との予め設定された所定関係と、前記変換部により出力された前記デジタル値とそのデジタル値において前記デジタル値が変化する傾きとに基づいて、前記変換部により出力された前記デジタル値の振幅を算出する振幅算出部と、
前記振幅算出部により算出された前記振幅に基づいて、前記ゲインを調整するゲイン調整部と、
を備える。
上記構成によれば、磁気センサは、モータの回転軸の回転を減速機で減速させて回転させられる出力軸(以下、単に「出力軸」という)の回転位置に応じた出力信号を出力する。ゲイン補正部は、出力信号にゲインを掛けて補正する。変換部は、ゲイン補正部により補正された出力信号をデジタル値に変換して出力する。このため、ゲインに応じて出力信号の振幅及び傾き、ひいてはデジタル値の振幅及び傾きは変化する。
ここで、磁気センサが出力軸の回転位置に応じた出力信号を出力する上記構成では、磁気センサがモータの回転軸の回転位置に応じた出力信号を出力する構成と比較して、出力信号の振幅を検出するためにモータを多く回転させる必要がある。この点、振幅算出部は、デジタル値とそのデジタル値においてデジタル値が変化する傾きとデジタル値の振幅との予め設定された所定関係と、変換部により出力されたデジタル値とそのデジタル値においてデジタル値が変化する傾きとに基づいて、変換部により出力されたデジタル値の振幅を算出する。そして、ゲイン調整部は、振幅算出部により算出された振幅に基づいて、ゲインを調整する。
上記のように、ゲインに応じて出力信号の振幅及び傾き、ひいてはデジタル値の振幅及び傾きは変化する。あるデジタル値とそのデジタル値においてデジタル値が変化する傾きとが分かれば、それらに対応するデジタル値の振幅は一義的に決まる。このため、デジタル値とそのデジタル値においてデジタル値が変化する傾きとデジタル値の振幅との所定関係を、予め設定しておくことができる。そして、出力軸の回転位置をわずかに変化させれば、デジタル値が変化する傾きを算出することができ、出力軸ひいてはモータを多数回転させる必要がない。したがって、振幅算出部はデジタル値の振幅を迅速に算出することができ、算出された振幅に基づいてゲインを迅速に調整することができる。
第2の手段は、ゲイン調整装置であって、
モータの回転軸の回転を減速機で減速させて回転させられる出力軸の回転位置に応じた出力信号を出力する磁気センサと、
前記出力信号にゲインを掛けて補正するゲイン補正部と、
前記ゲイン補正部により補正された前記出力信号をデジタル値に変換して出力する変換部と、
前記回転位置とその回転位置において前記デジタル値が変化する傾きと前記デジタル値の振幅との予め設定された所定関係と、前記変換部により出力された前記デジタル値と前記ゲインを変化させた時に前記変換部により出力された前記デジタル値とに基づき算出した前記回転位置と、その回転位置において前記デジタル値が変化する傾きとに基づいて、前記変換部により出力された前記デジタル値の振幅を算出する振幅算出部と、
前記振幅算出部により算出された前記振幅に基づいて、前記ゲインを調整するゲイン調整部と、
を備える。
上記構成によれば、振幅算出部は、回転位置とその回転位置においてデジタル値が変化する傾きとデジタル値の振幅との予め設定された所定関係と、変換部により出力されたデジタル値とゲインを変化させた時に変換部により出力されたデジタル値とに基づき算出した回転位置と、その回転位置においてデジタル値が変化する傾きとに基づいて、変換部により出力されたデジタル値の振幅を算出する。ゲインを変化させた時に変換部により出力されたデジタル値の変化量は、出力軸の回転位置に応じて変化する。このため、変換部により出力されたデジタル値とゲインを変化させた時に変換部により出力されたデジタル値とに基づいて、出力軸の回転位置を算出することができる。
また、ある回転位置とその回転位置においてデジタル値が変化する傾きとが分かれば、それらに対応するデジタル値の振幅は一義的に決まる。このため、回転位置とその回転位置においてデジタル値が変化する傾きとデジタル値の振幅との所定関係を、予め設定しておくことができる。そして、出力軸の回転位置をわずかに変化させれば、デジタル値が変化する傾きを算出することができ、出力軸ひいてはモータを多数回転させる必要がない。したがって、振幅算出部はデジタル値の振幅を迅速に算出することができ、算出された振幅に基づいてゲインを迅速に調整することができる。
具体的には、第3の手段のように、前記振幅算出部は、前記変換部により出力された前記デジタル値から前記ゲインを変化させた時に前記変換部により出力された前記デジタル値への変化量と、前記出力軸を所定量回転させてから前記変換部により出力されたデジタル値から前記ゲインを変化させた時に前記変換部により出力された前記デジタル値への変化量との比に基づいて、前記回転位置を算出する、といった構成を採用することができる。
変換部により出力されたデジタル値が上限値又は下限値である場合は、デジタル値が変化する傾きを適切に算出することができないおそれがある。
この点、第4の手段では、前記振幅算出部は、前記変換部により出力された前記デジタル値が上限値又は下限値であった場合に、前記出力軸を所定量回転させてから前記デジタル値の振幅を算出する。こうした構成によれば、デジタル値が上限値又は下限値となっている出力軸の回転位置を避けて、デジタル値が変化する傾きを適切に算出することができる。
また、第5の手段のように、前記振幅算出部は、前記変換部により出力されたデジタル値と前記出力軸を所定量回転させた時に前記変換部により出力されたデジタル値とに基づいて、前記傾きを算出する、といった構成を採用することができる。
第6の手段では、前記出力信号にオフセット値を加算して補正するオフセット補正部と、前記変換部により出力された前記デジタル値と前記出力軸を所定量回転させた時に前記変換部により出力された前記デジタル値とに基づき算出した近似曲線と、前記ゲインを変化させてから前記変換部により出力された前記デジタル値と前記出力軸を所定量回転させた時に前記変換部により出力された前記デジタル値とに基き算出した近似曲線との交点に基づいて、前記オフセット値を調整するオフセット調整部と、を備える。
磁気センサの出力信号が中央値(基準値)に対して正側又は負側にオフセットする場合がある。この場合、デジタル値の振幅を算出する精度が低下するおそれがある。
この点、上記構成によれば、オフセット補正部は、磁気センサの出力信号にオフセット値を加算して補正する。オフセット調整部は、変換部により出力されたデジタル値と出力軸を所定量回転させた時に変換部により出力されたデジタル値とに基づき近似曲線を算出し、ゲインを変化させてから変換部により出力されたデジタル値と出力軸を所定量回転させた時に変換部により出力されたデジタル値とに基き近似曲線を算出する。これらの近似曲線は、ゲインの違いにより互いに振幅が異なる近似曲線であり、出力信号がオフセットしていない場合に、中央値において交わる性質がある。このため、オフセット調整部は、これらの近似曲線の交点に基づいて、オフセット値を適切に調整することができる。
ロボット及びロボットコントローラを示す斜視図。 ロボットのアームの関節を示す模式図。 ゲイン調整装置のブロック図。 理想のsin波及び理想のcos波を示すグラフ。 飽和状態のsin波及び飽和状態のcos波を示すグラフ。 理想のsin波及び飽和状態のsin波を示すグラフ。 理想のsin波及び飽和状態のsin波を示すグラフ。 理想のsin波及び飽和状態のsin波がオフセットした態様を示すグラフ。 ゲイン調整装置の変更例のブロック図。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、多関節ロボットの回転軸を接続する関節において、回転軸の回転位置を検出する磁気センサの出力信号のゲインを調整するゲイン調整装置に具現化している。
図1に示すように、ロボット10の動作状態は、ロボットコントローラ80により制御される。ロボット10は、例えば6軸の垂直多関節ロボットであり、アームとしての第1軸11及び第2軸12等を備えている。
図2は、図1の円Aで囲む部分を拡大した模式図である。ロボット10のアームは、第1軸11、第2軸12、モータ20、減速機30、入力軸エンコーダ40、磁気センサユニット50等を備えている。
第1軸11には、モータ20及び減速機30が固定されている。モータ20の駆動軸(回転軸)は、減速機30へ回転を入力する入力軸21になっている。モータ20の駆動状態は、ロボットコントローラ80により制御される。モータ20には、入力軸21の回転位置を検出する入力軸エンコーダ40が取り付けられている。なお、減速機30はモータ20に固定されていてもよい。
入力軸エンコーダ40は、円板状のディスク41、検出素子42等を備えている。ディスク41は、入力軸21に同心状に取り付けられている。検出素子42は、入力軸エンコーダ40の筐体に取り付けられている。検出素子42は、ディスク41の検出面における外周縁部の所定位置に対向して配置されている。検出素子42は、ディスク41の回転位置に対応するオン・オフ信号を検出する。検出素子42により検出されたオン・オフ信号(すなわち回転位置)は、ロボットコントローラ80へ入力される。入力軸エンコーダ40として、透過型光学式エンコーダや、反射型光学式エンコーダ、磁気式エンコーダ等を採用することができる。
減速機30は、入力軸21の回転を所定の減速比で減速して、出力軸22に伝達する。出力軸22は、第2軸12の基端部に固定されている。出力軸22が回転することにより、第2軸12が出力軸22を中心として回転する。減速機30として、波動歯車式の減速機や、遊星歯車式の減速機等を採用することができる。第2軸12には、出力軸22(第2軸12)の回転位置を検出する磁気センサユニット50が取り付けられている。
ロボットコントローラ80は、CPU、ROM、RAM、入出力ポート、駆動回路等を含むマイクロコンピュータである。本実施形態では、図3に示すように、ロボットコントローラ80は、AD変換部81、振幅算出部82、及びゲイン調整部83を備えている。ロボットコントローラ80は、入力軸エンコーダ40や、磁気センサユニット50等の各種センサによる検出値を入力し、モータ20等の各種アクチュエータの駆動状態を制御する。ロボットコントローラ80は、入力軸エンコーダ40の検出素子42により検出されたオン・オフ信号に基づいて、ディスク41すなわち入力軸21の回転位置を算出する。そして、ロボットコントローラ80は、入力軸21の回転位置及び減速機30の減速比に基づいて、第2軸12(出力軸22、検出軸31)の回転位置を算出する。また、ロボットコントローラ80は、磁気センサユニット50の磁気センサ52により検出された波形信号に基づいて、磁石51すなわち第2軸12の回転位置を算出する。
磁気センサユニット50は、円板状の磁石51、磁気センサ52、ゲイン補正部53(図3参照)、増幅器54等を備えている。
磁石51は、第2軸12に取り付けられた検出軸31に同心状に取り付けられており、検出軸31と一体で回転する。検出軸31の中心線と出力軸22の中心線とは、中心線C1で一致している。磁石51は、円環状に形成された内周側の磁石と、円環状に形成された外周側の磁石とを含む周知の構成である。
磁気センサ52は、磁気抵抗素子、バイアス磁石等を含む周知の構成である。磁気センサ52は、磁気センサユニット50の筐体あるいは第1軸11に取り付けられている。磁気センサ52は、磁石51の検出面における所定位置に対向して配置されている。磁気センサ52は、磁石51の回転方向に90°の位相差で配置された2つの磁気センサを含んでいる(図2では一方の磁気センサのみ表示)。磁気センサ52の一方の磁気センサは磁石51の1回転に伴って1周期のsin波の電圧信号(出力信号)を出力し、他方の磁気センサは磁石51の1回転に伴って1周期のcos波の電圧信号(出力信号)を出力する。すなわち、磁気センサ52は、出力軸22の回転位置に応じた出力信号を出力する。磁気センサ52の出力信号は、ゲイン補正部53へ入力される。
ゲイン補正部53は、磁気センサ52から入力した出力信号にゲインを掛けて補正する。ゲイン補正部53は、補正した出力信号を増幅器54へ出力する。増幅器54は、ゲイン補正部53から入力した補正後の出力信号を増幅して、AD変換部81へ出力する。
AD変換部81(変換部)は、増幅器54から入力した増幅後の出力信号をAD値(デジタル値)に変換する。例えば、AD値は12bitで構成されており、AD値の下限値は0であり、上限値は4095である。AD変換部81は、AD値を振幅算出部82へ出力する。振幅算出部82は、AD値(デジタル値に変換されたsin波又はcos波)の振幅を算出する。振幅算出部82がAD値の振幅を算出する処理の詳細については後述する。振幅算出部82は、算出した振幅をゲイン調整部83へ出力する。ゲイン調整部83は、振幅算出部82から入力した振幅に基づいて、ゲイン補正部53で用いるゲインを調整する。なお、磁気センサ52、ゲイン補正部53、増幅器54、AD変換部81、振幅算出部82、及びゲイン調整部83により、ゲイン調整装置70が構成されている。
図4は、AD値の推移を表す理想のsin波及び理想のcos波を示すグラフである。同図は、第2軸12の角度(回転位置)に対する理想のsin波及び理想のcos波のAD値を示している。なお、第2軸12は、実際には360°未満の角度範囲で回転する。理想のsin波及び理想のcos波の振幅は3150であり、AD値の中央値は2048である。このため、ゲイン調整部83は、sin波及びcos波の振幅が3150(目標振幅)となるようにゲインを調整する。なお、ここでは、sin波及びcos波の最小値から最大値までの幅を振幅としているが、中央値から最大値までを振幅としてもよい。
図5は、AD値の推移を表す飽和状態のsin波及び飽和状態のcos波を示すグラフである。ここでは、磁石51や磁気センサ52の組付誤差等により、sin波及びcos波の振幅が5000に相当する状態になっている。ただし、AD値は0〜4095までの値となるため、4095を超える場合にAD値は4095となり、0未満の場合にAD値は0となる。この場合、AD値が0〜4095に収まるように、望ましくはsin波及びcos波の振幅が3150となるように、ゲイン調整部83はゲインを調整する必要がある。
しかし、sin波(cos波)の振幅を確認するためには、出力軸22を180°以上回転させる必要がある。しかも、出力軸22は、入力軸21の回転を減速機30により所定の減速比で減速して回転させられている。このため、モータ20により入力軸21を多数回転させる必要があり、振幅の確認に長時間を要することとなる。
そこで、本実施形態では、以下の処理により振幅算出部82がsin波の振幅を算出する。ここでは、sin波の振幅を算出する例を示すが、cos波の振幅を算出する場合も同様である。
図6は、理想のsin波及び飽和状態のsin波を示すグラフである。同図に示すように、例えばAD値=2070において、理想のsin波(点P1)と飽和状態のsin波(点P2)とでは、曲線の傾きが異なっている。sin波の中央値は必ず2048になるとすると、AD値=2070(あるAD値)において、理想のsin波(点P1)と同じ傾きを持つsin波は、理想のsin波以外には存在しない。すなわち、あるAD値とそのAD値におけるsin波の傾き(AD値が変化する傾き)とが分かれば、それらに対応するsin波の振幅は一義的に決まる。このため、振幅算出部82は、AD値とそのAD値におけるsin波の傾きとsin波の振幅との所定関係を、予めマップ又は計算式として設定しておく。
そして、振幅算出部82は、AD変換部81から第1のAD値を入力した後、モータ20を制御して出力軸22を所定量(例えば2〜3°)回転させる。そして、振幅算出部82は、AD変換部81から第2のAD値を入力する。振幅算出部82は、第2のAD値と第1のAD値との差を上記所定量で割ることにより、第1のAD値(第2のAD値)におけるsin波の傾きを算出する。振幅算出部82は、第1のAD値と第1のAD値におけるsin波の傾きを上記所定関係に適用して、sin波の振幅を算出する。すなわち、振幅算出部82は、AD値とそのAD値においてAD値が変化する傾きとAD値の振幅との予め設定された所定関係と、AD変換部81により出力されたAD値とそのAD値においてAD値が変化する傾きとに基づいて、AD変換部81により出力されたAD値の振幅を算出する。
また、AD変換部81により出力されたAD値が上限値(4095)又は下限値(0)である場合は、sin波の傾きを適切に算出することができないおそれがある。そこで、振幅算出部82は、AD変換部81により出力されたAD値が上限値又は下限値であるか否か判定する。そして、振幅算出部82は、AD変換部81により出力されたAD値が上限値又は下限値であると判定した場合に、出力軸22を所定量(例えば30°)回転させる。その後、振幅算出部82は、sin波の振幅を算出する上記処理を実行する。
そして、ゲイン調整部83は、sin波の振幅が3150(目標振幅)となるように、ゲインを調整する。具体的には、ゲイン調整部83は、ゲインの変化率と振幅の変化率との関係を予め把握している。そして、ゲイン調整部83は、この関係と現在のゲインと現在の振幅とに基づいて、調整後の振幅が目標振幅となるようにゲインを調整する。
以上詳述した本実施形態は、以下の利点を有する。
・振幅算出部82は、AD値とそのAD値においてAD値が変化する傾き(sin波又はcos波の傾き)とAD値の振幅との予め設定された所定関係と、AD変換部81により出力されたAD値とそのAD値においてAD値が変化する傾きとに基づいて、AD変換部81により出力されたAD値の振幅を算出する。ゲインに応じて磁気センサ52の出力信号の振幅及び傾き、ひいてはAD値の振幅及び傾きは変化する。あるAD値とそのAD値においてAD値が変化する傾きとが分かれば、それらに対応するAD値の振幅は一義的に決まる。このため、AD値とそのAD値においてAD値が変化する傾きとAD値の振幅との所定関係を、予め設定しておくことができる。そして、出力軸22の回転位置をわずかに変化させれば、AD値が変化する傾きを算出することができ、出力軸22ひいてはモータ20を多数回転させる必要がない。したがって、振幅算出部82はAD値の振幅を迅速に算出することができ、算出された振幅に基づいてゲインを迅速に調整することができる。
・振幅算出部82は、AD変換部81により出力されたAD値が上限値又は下限値であった場合に、出力軸22を所定量回転させてからAD値の振幅を算出する。こうした構成によれば、AD値が上限値又は下限値となっている出力軸22の回転位置を避けて、AD値が変化する傾きを適切に算出することができる。
・振幅算出部82は、AD変換部81により出力されたAD値と出力軸22を所定量回転させた時にAD変換部81により出力されたAD値とに基づいて、AD値が変化する傾きを算出することができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に説明する。本実施形態では、出力軸22の回転位置とその回転位置におけるsin波(cos波)の傾きとに基づいて、sin波の振幅を算出する。ここでは、sin波の振幅を算出する例を示すが、cos波の振幅を算出する場合も同様である。
図7は、理想のsin波及び飽和状態のsin波を示すグラフである。同図に示すように、例えば出力軸22の角度=1°において、理想のsin波(点P3)と飽和状態のsin波(点P4)とでは、曲線の傾きが異なっている。sin波の中央値は必ず2048になるとすると、角度=1°(ある角度)において、理想のsin波(点P3)と同じ傾きを持つsin波は、理想のsin波以外には存在しない。すなわち、ある角度とその角度におけるsin波(AD値)の傾きとが分かれば、それらに対応するsin波の振幅は一義的に決まる。このため、振幅算出部82は、出力軸22の角度(回転位置)とその角度におけるsin波の傾きとsin波の振幅との所定関係を、予めマップ又は計算式として設定しておく。
そして、振幅算出部82は、AD変換部81から第1のAD値を入力した後、ゲイン調整部83によりゲインを所定値変化させる。そして、振幅算出部82は、AD変換部81から第2のAD値を入力する。さらに、振幅算出部82は、モータ20を制御して出力軸22を所定量(例えば2〜3°)回転させる。そして、振幅算出部82は、AD変換部81から第3のAD値を入力する。振幅算出部82は、AD変換部81から第3のAD値を入力した後、ゲイン調整部83によりゲインを所定値変化させる。そして、振幅算出部82は、AD変換部81から第4のAD値を入力する。
振幅算出部82は、第1のAD値から第2のAD値への変化量と、第3のAD値から第4のAD値への変化量との比に基づいて、出力軸22の角度を算出する。この変化量の比は出力軸22の角度によって異なるため、変化量の比と角度との予め設定された関係に基づいて、変化量の比から出力軸22の角度を算出することができる。すなわち、振幅算出部82は、AD変換部81により出力されたAD値とゲインを変化させた時にAD変換部81により出力されたAD値とに基づいて、出力軸22の角度(回転位置)を算出する。なお、振幅算出部82は、第1の実施形態と同様に第1のAD値におけるsin波の傾きを算出する。
そして、振幅算出部82は、出力軸22の角度とその角度におけるsin波の傾きを上記所定関係に適用して、sin波の振幅を算出する。すなわち、振幅算出部82は、出力軸22の角度とその角度においてAD値が変化する傾きとAD値の振幅との予め設定された所定関係と、算出した出力軸22の角度とその角度においてAD値が変化する傾きとに基づいて、AD変換部81により出力されたAD値の振幅を算出する。
また、第1実施形態と同様に、振幅算出部82は、AD変換部81により出力されたAD値が上限値又は下限値であるか否か判定する。そして、振幅算出部82は、AD変換部81により出力されたAD値が上限値又は下限値であると判定した場合に、出力軸22を所定量(例えば30°)回転させる。その後、振幅算出部82は、sin波の振幅を算出する上記処理を実行する。そして、ゲイン調整部83は、sin波の振幅が3150(目標振幅)となるように、ゲインを調整する。
以上詳述した本実施形態は、以下の利点を有する。ここでは、第1実施形態と異なる利点のみを述べる。
・振幅算出部82は、出力軸22の回転位置(角度)とその回転位置においてAD値が変化する傾きとAD値の振幅との予め設定された所定関係と、AD変換部81により出力されたAD値とゲインを変化させた時にAD変換部81により出力されたAD値とに基づき算出した回転位置と、その回転位置においてAD値が変化する傾きとに基づいて、AD変換部81により出力されたAD値の振幅を算出する。ゲインを変化させた時にAD変換部81により出力されたAD値の変化量は、出力軸22の回転位置に応じて変化する。このため、AD変換部81により出力されたAD値とゲインを変化させた時にAD変換部81により出力されたAD値とに基づいて、出力軸22の回転位置を算出することができる。
・出力軸22の回転位置とその回転位置においてAD値が変化する傾きとが分かれば、それらに対応するAD値の振幅は一義的に決まる。このため、出力軸22の回転位置とその回転位置においてAD値が変化する傾きとAD値の振幅との所定関係を、予め設定しておくことができる。そして、出力軸22の回転位置をわずかに変化させれば、AD値が変化する傾きを算出することができ、出力軸22ひいてはモータ20を多数回転させる必要がない。したがって、振幅算出部82はAD値の振幅を迅速に算出することができ、算出された振幅に基づいてゲインを迅速に調整することができる。
・振幅算出部82は、AD変換部81により出力されたAD値からゲインを変化させた時にAD変換部81により出力されたAD値への変化量と、出力軸22を所定量回転させてからAD変換部81により出力されたAD値からゲインを変化させた時にAD変換部81により出力されたAD値への変化量との比に基づいて、出力軸22の回転位置を算出することができる。
なお、第1,第2実施形態を、以下のように変更して実施することもできる。第1,第2実施形態と同一の部分については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
・AD値は12bitに限らず、8bitや16bit等、他のbit数で構成されていてもよい。その場合、AD値の下限値、中央値、上限値を、第1,第2実施形態に準じて適宜設定すればよい。
・図8に示すように、sin波(磁気センサ52の出力信号)が中央値2048(基準値)に対して正側又は負側にオフセットする場合がある。この場合、sin波(AD値)の振幅を算出する精度が低下するおそれがある。
そこで、図9に示すように、ゲイン調整装置70は、さらにオフセット補正部55及びオフセット調整部84を備えていてもよい。磁気センサ52は、出力軸22の回転位置に応じた出力信号を出力する。磁気センサ52の出力信号は、オフセット補正部55へ入力される。オフセット補正部55は、磁気センサ52から入力した出力信号にオフセット値を加算して補正する。オフセット補正部55は、補正した出力信号をゲイン補正部53へ出力する。
また、AD変換部81は、AD値をオフセット調整部84へ出力する。オフセット調整部84は、AD変換部81から入力したAD値に基づいて、オフセット補正部55で用いるオフセット値を調整する。詳しくは、オフセット調整部84は、AD変換部81により出力されたAD値と出力軸22を所定量回転させた時にAD変換部81により出力されたAD値とに基づき算出したsin波(近似曲線)と、ゲインを変化させてからAD変換部81により出力されたAD値と出力軸22を所定量回転させた時にAD変換部81により出力されたAD値とに基き算出したsin波との交点に基づいて、オフセット値を調整する。
上記構成によれば、オフセット補正部55は、磁気センサ52の出力信号にオフセット値を加算して補正する。オフセット調整部84は、AD変換部81により出力されたAD値と出力軸22を所定量回転させた時にAD変換部81により出力されたAD値とに基づきsin波を算出し、ゲインを変化させてからAD変換部81により出力されたAD値と出力軸22を所定量回転させた時にAD変換部81により出力されたAD値とに基きsin波を算出する。これらのsin波は、ゲインの違いにより互いに振幅が異なるsin波であり、出力信号がオフセットしていない場合に、中央値2048において交わる性質がある。このため、オフセット調整部84は、これらの近似曲線の交点のAD値と中央値2048との差に基づいて、オフセット値を適切に調整することができる。なお、cos波のAD値についても、同様にオフセット値を適切に調整することができる。
・第1軸11と第2軸12とを接続する関節以外の関節に、上記の各実施形態を適用することもできる。また、ロボット10は、垂直多関節ロボットに限らず、水平多関節ロボット等であってもよい。
20…モータ、21…入力軸(回転軸)、22…出力軸、30…減速機、31…検出軸、50…磁気センサユニット、52…磁気センサ、53…ゲイン補正部、55…オフセット補正部、70…ゲイン調整装置、81…AD変換部(変換部)、82…振幅算出部、83…ゲイン調整部、84…オフセット調整部。

Claims (6)

  1. モータの回転軸の回転を減速機で減速させて回転させられる出力軸の回転位置に応じた出力信号を出力する磁気センサと、
    前記出力信号にゲインを掛けて補正するゲイン補正部と、
    前記ゲイン補正部により補正された前記出力信号をデジタル値に変換して出力する変換部と、
    前記デジタル値とそのデジタル値において前記デジタル値が変化する傾きと前記デジタル値の振幅との予め設定された所定関係と、前記変換部により出力された前記デジタル値とそのデジタル値において前記デジタル値が変化する傾きとに基づいて、前記変換部により出力された前記デジタル値の振幅を算出する振幅算出部と、
    前記振幅算出部により算出された前記振幅に基づいて、前記ゲインを調整するゲイン調整部と、
    を備えるゲイン調整装置。
  2. モータの回転軸の回転を減速機で減速させて回転させられる出力軸の回転位置に応じた出力信号を出力する磁気センサと、
    前記出力信号にゲインを掛けて補正するゲイン補正部と、
    前記ゲイン補正部により補正された前記出力信号をデジタル値に変換して出力する変換部と、
    前記回転位置とその回転位置において前記デジタル値が変化する傾きと前記デジタル値の振幅との予め設定された所定関係と、前記変換部により出力された前記デジタル値と前記ゲインを変化させた時に前記変換部により出力された前記デジタル値とに基づき算出した前記回転位置と、その回転位置において前記デジタル値が変化する傾きとに基づいて、前記変換部により出力された前記デジタル値の振幅を算出する振幅算出部と、
    前記振幅算出部により算出された前記振幅に基づいて、前記ゲインを調整するゲイン調整部と、
    を備えるゲイン調整装置。
  3. 前記振幅算出部は、前記変換部により出力された前記デジタル値から前記ゲインを変化させた時に前記変換部により出力された前記デジタル値への変化量と、前記出力軸を所定量回転させてから前記変換部により出力された前記デジタル値から前記ゲインを変化させた時に前記変換部により出力された前記デジタル値への変化量との比に基づいて、前記回転位置を算出する、請求項2に記載のゲイン調整装置。
  4. 前記振幅算出部は、前記変換部により出力された前記デジタル値が上限値又は下限値であった場合に、前記出力軸を所定量回転させてから前記デジタル値の振幅を算出する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のゲイン調整装置。
  5. 前記振幅算出部は、前記変換部により出力された前記デジタル値と前記出力軸を所定量回転させた時に前記変換部により出力された前記デジタル値とに基づいて、前記傾きを算出する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のゲイン調整装置。
  6. 前記出力信号にオフセット値を加算して補正するオフセット補正部と、
    前記変換部により出力された前記デジタル値と前記出力軸を所定量回転させた時に前記変換部により出力された前記デジタル値とに基づき算出した近似曲線と、前記ゲインを変化させてから前記変換部により出力された前記デジタル値と前記出力軸を所定量回転させた時に前記変換部により出力された前記デジタル値とに基き算出した近似曲線との交点に基づいて、前記オフセット値を調整するオフセット調整部と、
    を備える、請求項1〜5のいずれか1項に記載のゲイン調整装置。
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