JP2021025677A - 熱交換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラジエータそのもの構造は複雑化させずに比較的単純な構造で熱歪の影響を低減させることができる熱交換装置を提供する。【解決手段】熱交換装置は、車両に取り付けられた状態において、横方向に冷却水が流れるラジエータ10と、ラジエータの風上側又は風下側に、ラジエータを構成し内部に冷却水を流すチューブに沿って延びるように設けられた遮蔽部60,60A,60Bと、を備えている。【選択図】図1

Description

本開示は、熱交換装置に関する。
車両等に設けられた熱交換器の例として、独立した複数の熱交換器が一体となって形成された複合熱交換器が知られている。複合熱交換器においては、一方の熱交換器と他方の熱交換器の熱膨張差に起因して熱歪が生じることがある。この問題に対し、例えば下記特許文献1には、一方の熱媒体が流通する第1チューブと、他方の熱媒体が流通する第2チューブとの間にダミーチューブを設け、ダミーチューブの近くに配置された2本の第1チューブの間のコアプレートに2つのリブを設けた熱交換器が開示されている。
特開2016−128730号公報
特許文献1に開示された構成は、熱交換器の強度を向上させることで熱交換器に生じる応力の集中に対処するものであるので、熱交換器の構造が複雑化し、製造コストが増大するおそれがある。
本開示は、ラジエータそのもの構造は複雑化させずに比較的単純な構造で熱歪の影響を低減させることができる熱交換装置を提供することを目的とする。
本開示に係る熱交換装置は、車両に取り付けられた状態において、横方向に冷却水が流れるラジエータ(10)と、ラジエータの風上側又は風下側に、ラジエータを構成し内部に冷却水を流すチューブに沿って延びるように設けられた遮蔽部(60,60A,60B)と、を備えている。
本開示では、ラジエータの風上側又は風下側に、ラジエータを構成するチューブに沿って遮蔽部を設けるので、冷却水が流れる方向に沿って遮蔽部が設けられる。遮蔽部に対応した位置に設けられたチューブには熱交換のための空気が流れにくくなり、そのチューブにおける熱交換が抑制され、冷却水の温度が他の部分に比較して相対的に上昇する。ラジエータ全体では、遮蔽部に対応した位置に設けられたチューブを流れる冷却水の温度と、その他の位置に設けられたチューブを流れる冷却水の温度との間に差が生じ、温度差に伴う粘性差が発生する。冷却水の温度が相対的に高い部分は冷却水の粘性が低くなり、冷却水の温度が相対的に低い部分は冷却水の粘性が高くなるので、冷却水の温度が相対的に高い部分の冷却水の流れが促進され、意図的に偏流を生じさせることができる。遮蔽部を設ける位置をチューブが並べられる方向に変化させることで、偏流の発生する位置を制御することが可能となり、比較的単純な構造で、偏流に起因する熱歪の影響を低減させることができる。ラジエータの構造を改変することなく、遮蔽部を設けることで熱歪の影響を低減させることができる。
本開示によれば、ラジエータそのもの構造は複雑化させずに比較的単純な構造で熱歪の影響を低減させることができる熱交換装置を提供することができる。
図1は、本開示の一実施形態に係る熱交換装置が備えられた車両の断面図である。 図2は、図1に示されたラジエータの平面図である。 図3は、図1に示されたラジエータシャッタの平面図である。 図4は、車両の前方側から見たラジエータの平面図と、発生する熱歪の程度のイメージを示すグラフである。 図5は、車両の前方側から見たラジエータの平面図と、発生する熱歪の程度のイメージを示すグラフである。 図6は、第1変形例に係る熱交換装置が備えられたファンの平面図である。 図7は、第2変形例に係る熱交換装置が備えられた車両の断面図である。 図8は、第2変形例に係る熱交換装置が備えられた車両を前方側から見た平面図である。
以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1から図3を参照しながら、本開示の一実施形態に係る熱交換装置について説明する。
車両は、ラジエータ10と、コンデンサ20と、ラジエータシャッタ30と、ファン40と、バンパ50と、遮蔽部60と、を備えている。ラジエータ10と遮蔽部60は、熱交換装置100を構成する。車両は特に限定されず、例えばエンジン車、ハイブリッド車、又は電気自動車などであってよい。
以下では説明の便宜上、互いに直交するX軸、Y軸、及びZ軸による直交座標系を用いることがある。図1に示されるように、X軸は車両の後方から前方に向かう方向に沿い、Y軸は紙面奥側から紙面手前側に向かう方向に沿い、Z軸は車両の下方から上方に向かう方向に沿うように設定されている。
ラジエータ10は、冷媒と空気との間で熱交換を行うことで冷媒を冷却する。図2は、ラジエータ10を車両の前方側から見た平面図である。図2に示されるように、ラジエータ10は、2つのタンク11a,11bと、コア部12と、を備えている。
2つのタンク11a,11bは、互いに平行な状態でラジエータ10のY軸方向の両端側に配置されている。2つのタンク11a,11bは、ラジエータ10の外部からラジエータ10に供給される冷媒を貯留したり、コア部12から供給される冷媒をラジエータ10の外部に排出したりする。
コア部12は、冷媒と空気との間で熱交換が行われる領域であって、積層された複数のチューブ13及び複数のフィン14により構成される。チューブ13は、内部に冷媒を流す細長い配管であって、扁平形状の断面を有する。チューブ13は、その両端がそれぞれタンク11a,11bのコアプレートに接続され、ラジエータ10が車両に取り付けられた状態において、横方向(Y軸方向)に沿って冷媒を流す。すなわち、ラジエータ10はクロスフローラジエータである。チューブ13は、互いに平行な状態でZ軸方向に沿って並ぶように配置されている。
フィン14は、金属板を波状に折り曲げることにより形成されたコルゲートフィンである。フィン14は、互いに隣り合うチューブ13の間において、波状がY軸方向に沿って続くように配置されている。チューブ13とフィン14がZ軸方向に沿って交互に積層されることで、互いに隣り合うチューブ13の間に空気流路が形成される。
本実施形態におけるラジエータ10は、例えば独立した複数の熱交換器が組み合わされて構成された多機能ラジエータである。具体的に、ラジエータ10は、Z軸正方向側に設けられた第1部分15と、Z軸負方向側に設けられた第2部分16と、を備えている。第1部分15は、例えば車両に設けられた内燃機関(不図示)を冷却する冷却水を冷媒とする。第2部分16は、例えば車両に設けられた電池等(不図示)を冷却する冷却水を冷媒とする。タンク11a,11bの内部は、第1部分15と第2部分16との境界において、仕切り部17a,17bによって仕切られている。例えば冬場など、外気の温度が十分に低く電池等の冷却の必要がない場合、第1部分15において熱交換が行われ、第2部分16において熱交換が行われないことがあってもよい。第1部分15は、例えば第2部分16より温度が上昇しやすく、第1部分15と第2部分16との境界には温度差が生じやすい。
図1に戻り、コンデンサ20は、ラジエータ10の車両前方側に設けられている。コンデンサ20は、車両に設けられた空調装置の冷媒と空気との間で熱交換を行うことで冷媒を冷却する。
ラジエータシャッタ30は、ラジエータ10とコンデンサ20との間に設けられている。図3は、ラジエータシャッタ30を車両の前方側から見た平面図である。図3に示されるように、ラジエータシャッタ30は、フレーム31と、ブレード32と、を備える。ラジエータシャッタ30は、制御装置(不図示)から入力される制御信号に基づいてブレード32の開閉を切り替えることにより、ラジエータ10への通風量を調節する。ラジエータシャッタ30のフレーム31には、後述する遮蔽部60が設けられている。
図1に戻り、ファン40は、ラジエータ10の車両後方に設けられている。ファン40は、制御装置(不図示)から入力される制御信号に基づいて回転し、ラジエータ10及びコンデンサ20に空気を供給する。
バンパ50は、車両の前方に設けられている緩衝装置である。バンパ50は、ラジエータ10のコア部12の風上側をY軸方向に沿って横切っている。バンパ50は、ラジエータ10の前方に設けられた構造物の一具体例である。
遮蔽部60は、ラジエータ10の風上側に配置され、ラジエータ10のチューブ13に沿って延びるように、ラジエータシャッタ30のフレーム31のY軸方向の両端にわたって設けられている。本実施形態では、ラジエータシャッタ30のフレーム31の一部を構成するリンクが遮蔽部60として機能する。
遮蔽部60は、ラジエータ10のコア部12の第1部分15に重なるように設けられ、第1部分15の一部への空気の流れを遮蔽する。遮蔽部60のZ軸方向の長さは、例えばラジエータ10に重なっているバンパ50のZ軸方向の長さより短くてよく、ラジエータ10の一本のチューブ13のZ軸方向の長さと同程度であってもよい。
次に、ラジエータ10に生じる熱歪について説明する。ラジエータ10では、例えば風上側に設けられたバンパ50によって空気の流れが遮られることにより、ラジエータの通風量に偏りが生じる。バンパ50に対応した位置に設けられたチューブ13には熱交換のための空気が流れにくくなり、そのチューブにおける熱交換が抑制され、冷却水の温度が他の部分に比較して相対的に上昇する。ラジエータ全体では、バンパに対応した位置に設けられたチューブを流れる冷却水の温度と、その他の位置に設けられたチューブを流れる冷却水の温度との間に差が生じ、温度差に伴う粘性差が発生する。冷却水の温度が相対的に高い部分は冷却水の粘性が低くなり、冷却水の温度が相対的に低い部分は冷却水の粘性が高くなるので、冷却水の温度が相対的に高い部分の冷却水の流れが促進され、冷却水の偏流が生じる。偏流が生じると、熱歪が発生し、ラジエータ10の一部に応力が集中することがある。
特に、本実施形態に係るラジエータ10のように複数の熱交換器が組み合わされた多機能ラジエータにおいては、第1部分15と第2部分16との間の仕切り部17a,17bの強度が他の部分に比べて弱くなりやすい。例えばバンパ50の位置が第1部分15と第2部分16の境界と重なっていると、熱歪が発生しやすい部分と強度が弱い部分が重なることとなる。
この点、本実施形態では、ラジエータ10のコア部12に重なり、かつバンパ50とは重ならない位置に遮蔽部60が設けられている。遮蔽部60は、上述のバンパ50と同様に空気の流れを遮ることにより、遮蔽部60に対応した位置に設けられたチューブ13の温度を上昇させる。当該チューブ13の温度が相対的に高くなることにより当該チューブ13の冷却水の流れが促進されるので、意図的に偏流を生じさせることができる。遮蔽部60を設ける位置を、チューブ13が並べられる方向に変化させることで、偏流の発生する位置を制御することが可能となる。バンパ50に対応した位置とは異なる位置のチューブ13に偏流を生じさせることで、各偏流に起因する熱歪の影響を低減させることができる。
図4(a)及び図5(a)は、それぞれ、ラジエータにおいて偏流が生じる領域400,500を示す図である。図4(b)及び図5(b)は、それぞれ、ラジエータのチューブとコアプレートの嵌合部において発生する熱歪の程度のイメージを示すグラフである。図4(a)及び(b)は、本実施形態の比較例として、遮蔽部60により空気の流れが遮られない場合における熱歪の様子を示す。図5(a)及び(b)は、遮蔽部60により空気の流れが遮られる場合における熱歪の様子を示す。
図4(a)及び(b)に示されるように、比較例では、ラジエータ10のうちバンパが重なる部分に集中的に偏流が生じるので、発生する熱歪のピークが比較的大きい。
他方、図5(a)及び(b)に示されるように、本実施形態に係るラジエータ10では、バンパが重なる部分に加えて遮蔽部60が重なる部分にも偏流が生じるので、発生するそれぞれの熱歪のピークが比較例に比べて緩和される。
本実施形態に係る熱交換装置100は、車両に取り付けられた状態において、横方向に冷却水が流れるラジエータ10と、ラジエータ10の風上側又は風下側に、ラジエータ10を構成し内部に冷却水を流すチューブ13に沿って延びるように設けられた遮蔽部60と、を備えている。
本実施形態によれば、ラジエータ10の風上側又は風下側に、ラジエータ10を構成するチューブ13に沿って遮蔽部60を設けるので、冷却水が流れる方向に沿って遮蔽部60が設けられる。遮蔽部60に対応した位置に設けられたチューブ13には熱交換のための空気が流れにくくなり、そのチューブにおける熱交換が抑制され、冷却水の温度が他の部分に比較して相対的に上昇する。ラジエータ10全体では、遮蔽部60に対応した位置に設けられたチューブ13を流れる冷却水の温度と、その他の位置に設けられたチューブ13を流れる冷却水の温度との間に差が生じ、温度差に伴う粘性差が発生する。冷却水の温度が相対的に高い部分は冷却水の粘性が低くなり、冷却水の温度が相対的に低い部分は冷却水の粘性が高くなるので、冷却水の温度が相対的に高い部分の冷却水の流れが促進され、意図的に偏流を生じさせることができる。遮蔽部60を設ける位置をチューブ13が並べられる方向に変化させることで、偏流の発生する位置を制御することが可能となり、比較的単純な構造で、偏流に起因する熱歪の影響を低減させることができる。ラジエータ10そのものの構造を改変することなく、遮蔽部60を設けることで熱歪の影響を低減させることができる。
本実施形態において、遮蔽部60は、ラジエータ10の前方に設けられた他の構造物と重ならないように設けられていてもよい。
本実施形態によれば、遮蔽部60が他の構造物と重ならないように設けられることにより、遮蔽部60及び当該他の構造物のそれぞれに起因した偏流が、ラジエータの異なる位置に生じることとなる。偏流が分散して生じることにより、各偏流に起因する熱歪の程度が抑制され、ラジエータ10にかかる応力を低減させることができる。
本実施形態において、ラジエータ10は、互いに異なる冷却水を冷却する第1部分15及び第2部分16を備え、遮蔽部60は、第1部分15と第2部分16との境界と重ならないように設けられていてもよい。
本実施形態によれば、ラジエータ10のうち、第1部分15と第2部分16の境界とは異なる部分に偏流を生じさせることで、強度が比較的弱くなる境界部分にかかる応力を低減させることができる。
本実施形態において、第1部分15を流れる冷却水の温度は、第2部分16を流れる冷却水の温度より高く、遮蔽部60は、第1部分15と重なるように設けられていてもよい。
本実施形態によれば、第1部分15に重なるように遮蔽部60が設けられるので、例えば冬場などの外気の温度が低い場合に、第2部分16において熱交換を行わず、第1部分15において熱交換を行う場合であっても遮蔽部60が好適に機能する。
本実施形態において、遮蔽部60は、ラジエータ10の風上側又は風下側に設けられたラジエータシャッタ30に設けられていてもよい。
本実施形態によれば、既存の構造物を用いて遮蔽部60を構成することができるので、部品点数の増加を抑えることができる。ラジエータシャッタ30は、ラジエータ10の近くに配置されるので、空気の流れを効果的に遮ることができる。
上述の実施形態では、遮蔽部60がラジエータシャッタ30のフレーム31内において、横方向の端から端まで延びているが、遮蔽部は必ずしもラジエータシャッタ30の端から端まで延びていなくてもよい。遮蔽部は、例えばラジエータ10のコア部12の横方向における一部に重なるように設けられていてもよい。
上述の実施形態では、ラジエータシャッタ30のリンクが遮蔽部60として機能しているが、遮蔽部として機能する部材はリンクに限定されず、ラジエータシャッタのストッパ、ブレード、又はブレード保持部などであってもよい。遮蔽部は、ラジエータ10の風上側又は風下側に設けられていればよく、ラジエータ自体に取り付けられてもよいし、ラジエータとは離れて取り付けられてもよい。
図6は、上述の実施形態の第1変形例に係る熱交換装置における、車両の前方側から見たファン及び遮蔽部の平面図である。本変形例に係る熱交換装置は、遮蔽部60の代わりに遮蔽部60Aを備える。
遮蔽部60Aは、図1に示されるラジエータ10の風下側に設けられたファン40のシュラウドに取り付けられている。遮蔽部60Aは、ファン40のシュラウドのY軸方向の両端にわたって設けられている。遮蔽部60Aは、上述の遮蔽部60と同様に、ラジエータ10のチューブ13に沿う方向に延びている。
このように、遮蔽部60Aがラジエータ10の風下側に設けられた場合であっても、ラジエータ10の当該遮蔽部に対応した位置への空気の流れが遮蔽されるので、当該位置に設けられたチューブの温度が上昇し、意図的に偏流を生じさせることができる。従って、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述のとおり、遮蔽部60Aは、ラジエータ10に空気を送るファン40のシュラウドに設けられていてもよい。
本変形例によれば、既存の構造物に遮蔽部を取り付けることができるので、部品点数の増加を抑えることができる。
図7は、上述の実施形態の第2変形例に係る熱交換装置における車両の断面図である。図8は、第2変形例に係る熱交換装置が備えられた車両を前方側から見た平面図である。図7に示される車両は、図1に示される車両に比べて導風ダクト70をさらに備える。本変形例に係る熱交換装置は、遮蔽部60の代わりに遮蔽部60Bを備える。
導風ダクト70は、ラジエータ10の風上側に設けられ、車両の前方から導入された外気をコンデンサ20及びラジエータ10に効率的に導くための装置である。導風ダクト70は、前方に配置されたバンパ50を避けつつ、コンデンサ20及びラジエータ10の四方を囲むように設けられている。
遮蔽部60Bは、導風ダクト70のY軸方向の両端にわたって設けられている。遮蔽部60Bは、上述の遮蔽部60,60Aと同様に、ラジエータ10のチューブ13に沿う方向に延びている。
遮蔽部60Bがラジエータ10から離れた構造物に設けられた場合であっても、ラジエータ10の当該遮蔽部に対応した位置への空気の流れが遮蔽されるので、当該位置に設けられたチューブの温度が上昇し、意図的に偏流を生じさせることができる。従って、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述のとおり、遮蔽部60Bは、ラジエータ10に空気を導く導風ダクト70に設けられていてもよい。
本変形例によれば、既存の構造物に遮蔽部を取り付けることができるので、部品点数の増加を抑えることができる。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
10:ラジエータ
15:第1部分
16:第2部分
30:ラジエータシャッタ
40:ファン
60,60A,60B:遮蔽部
70:導風ダクト
100:熱交換装置

Claims (7)

  1. 熱交換装置であって、
    車両に取り付けられた状態において、横方向に冷却水が流れるラジエータ(10)と、
    前記ラジエータの風上側又は風下側に、前記ラジエータを構成し内部に冷却水を流すチューブに沿って延びるように設けられた遮蔽部(60,60A,60B)と、を備えている、熱交換装置。
  2. 前記遮蔽部は、前記ラジエータの前方に設けられた他の構造物と重ならないように設けられた、
    請求項1に記載の熱交換装置。
  3. 前記ラジエータは、互いに異なる冷却水を冷却する第1部分(15)及び第2部分(16)を備え、
    前記遮蔽部は、前記第1部分と前記第2部分との境界と重ならないように設けられた、
    請求項1又は2に記載の熱交換装置。
  4. 前記第1部分を流れる冷却水の温度は、前記第2部分を流れる冷却水の温度より高く、
    前記遮蔽部は、前記第1部分と重なるように設けられた、
    請求項3に記載の熱交換装置。
  5. 前記遮蔽部は、前記ラジエータの風上側又は風下側に設けられたラジエータシャッタ(30)に設けられた、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の熱交換装置。
  6. 前記遮蔽部は、前記ラジエータに空気を送るファン(40)のシュラウドに設けられた、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の熱交換装置。
  7. 前記遮蔽部は、前記ラジエータに空気を導く導風ダクト(70)に設けられた、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の熱交換装置。
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