JP2021025484A - 燃料遮断弁 - Google Patents
燃料遮断弁 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021025484A JP2021025484A JP2019145309A JP2019145309A JP2021025484A JP 2021025484 A JP2021025484 A JP 2021025484A JP 2019145309 A JP2019145309 A JP 2019145309A JP 2019145309 A JP2019145309 A JP 2019145309A JP 2021025484 A JP2021025484 A JP 2021025484A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- protrusion
- displacement
- support portion
- fuel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
Description
このような態様とすれば、板状部の一部が先に突部に接触して押された場合、板状部より小さい第1支持部に支持されている板状部全体が傾くことにより、第1支持部を挟んで逆の側に位置する板状部の部分は、まだ接触していない突部に向かって変位することとなる。このため、板状部および第1支持部を備えない態様に比べて、閉弁を迅速に行うことができる。また、閉弁時の燃料遮断弁における板状部の各部分の突部への押圧力がより均等に近いため、閉弁時のシール性が高い。
(2)上記形態の燃料遮断弁であって、前記板状部および前記第1支持部は、前記変位部の変位の方向に沿って投射したときに、それぞれ円形の外形を備え、同一の中心軸を有する、態様とすることもできる。
このような態様とすれば、円形の板状部の一部が先に突部に接触して押された場合、円形の板状部全体が傾くことにより、円の中心軸を挟んで逆の側の板状部の部分は、まだ接触していない突部に向かって変位することとなる。このため、閉弁を迅速に行うことができる。また、燃料遮断弁における板状部の各部分の突部への押圧力がより均等に近いため、閉弁時のシール性が高い。また、板状部および第1支持部が円形の形状を有するため、板状部のどの部位が先に突部に接触しても、上記の効果を奏することができる。
(3)上記形態の燃料遮断弁であって、前記変位部は、前記第1支持部を支持する板状の第2支持部であって、前記変位部の変位の方向に沿って投射したときに、前記板状部が占める領域を含む円形の領域を占め、弾性を有する第2支持部と、前記第2支持部を支持する円筒状の第3支持部であって、前記変位部の変位の方向に沿って投射したときに前記板状部が占める領域を含む円形の領域を占める内部空間を囲む第3支持部を備える、態様とすることもできる。
このような態様とすれば、第2支持部および第3支持部を備えない態様に比べて、第1支持部の基部は様々な方向に変位しやすい。このため、板状部の各部分の突部への押圧力をより均等に近づけることができる。また、円筒状の第3支持部の各部から第2支持部に伝えられた力は、いったん第1支持部に集中し、その後、板状部に伝えられる。よって、この点からも、第2支持部および円筒状の第3支持部を備えない態様に比べて、板状部の各部分の突部への押圧力をより均等に近づけることができる。
(4)上記形態の燃料遮断弁であって、前記第2支持部および前記第1支持部は、前記内部空間と向かい合う面に、前記板状部および前記第1支持部の前記中心軸と一致する中心軸を有する凹部を備える、態様とすることもできる。
このような態様とすれば、板状部の一部が先に突部に接触して押された場合、押された部分、および第2支持部のうち押された部分と同じ側に位置する部分は、凹部を有さない態様に比べて、より他の部分とは独立に変位しやすい。このため、先に突部に接触して押された部分の変位に起因して、第1支持部を介して板状部全体が同じ方向に変位する可能性および変位する量を低減することができる。よって、板状部の各部分の突部への押圧力をより均等に近づけることができる。
(5)上記形態の燃料遮断弁であって、前記板状部および前記第1支持部は、前記突部と向かい合う面に、前記板状部および前記第1支持部の前記中心軸と一致する中心軸を有する凹部であって、前記変位部の変位の方向に沿って投射したときに、前記突部が占める領域に含まれる凹部を備える、態様とすることもできる。
このような態様とすれば、板状部の一部が先に突部に接触して押された場合、押された部分は、凹部を有さない態様に比べて、より他の部分とは独立に変位しやすい。このため、先に突部に接触して押された部分の変位に起因して他の部分が同じ方向に変位する可能性および変位する量を低減することができる。よって、板状部の各部分の突部への押圧力をより均等に近づけることができる。
本開示は、燃料遮断弁以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、燃料ではない流体の流れを許容し、または遮断する弁、 流体の流量を制御する弁、それらの弁の製造方法等の形態で実現することができる。
A1.燃料遮断弁10の構成:
図1は、第1実施形態の燃料遮断弁10を示す側面図である。燃料遮断弁10は、自動車において、燃料タンクFT内のガスを外部に送る通路GPを開閉する。燃料タンクFT内のガスは、通路GPに配されたキャニスタを通って車両の外部に排出される。
図8は、弁室VC内の液体燃料の液面FL1が上昇して、変位部50の板状部56bが、上部筐体30の突部31cに接触している状態を示す断面図である。図9は、変位部50の板状部56bおよび上部筐体30の突部31cの近傍を示す断面図である。図8および図9は、燃料タンクFT内の液体燃料の液面FL1が水平を保って上昇したと仮定した場合の、変位部50の板状部56bおよび上部筐体30の突部31cの状態を示す。
第2実施形態においては、弁体部55Bの構造が、第1実施形態の弁体部55の構造とは異なる。第2実施形態の燃料遮断弁10Bの他の点は、第1実施形態の燃料遮断弁10と同じである。以下では、燃料遮断弁10Bの各構成のうち、第1実施形態の燃料遮断弁10の構成に対応する構成については、燃料遮断弁10の構成に付した符号の末尾に「B」を加えた符号を付す。燃料遮断弁10Bの各構成のうち、燃料遮断弁10の構成と同じ構成については、燃料遮断弁10の構成に付した符号を付す。
第3実施形態においては、弁体部55Cの構造が、第1実施形態の弁体部55の構造とは異なる。第3実施形態の燃料遮断弁10Cの他の点は、第1実施形態の燃料遮断弁10と同じである。以下では、燃料遮断弁10Cの各構成のうち、第1実施形態の燃料遮断弁10の構成に対応する構成については、燃料遮断弁10の構成に付した符号の末尾に「C」を加えた符号を付す。燃料遮断弁10Cの各構成のうち、燃料遮断弁10の構成と同じ構成については、燃料遮断弁10の構成に付した符号を付す。
D1.他の実施形態1:
(1)上記第1実施形態においては、上部筐体30は、下部筐体35とともに弁室VCを形成する(図3参照)。コイルスプリング70、およびコイルスプリング70に支持された変位部50が、弁室VCに収納される(図4の中段参照)。しかし、燃料遮断弁10は、弁室VC内にコイルスプリング70を備えない態様とすることもできる。また、燃料遮断弁10は、下部筐体35を備えない態様とすることもできる。ただし、下部筐体35を備えない態様においては、弁室VC内から変位部50が飛び出さないように、変位部50の移動範囲を規制する部材が設けられていることが好ましい。
(1)上記第1実施形態においては、板状部56bは、方向Dmに沿って投射したときに円形となる外形を備える、円板状の部材である(図7参照)。しかし、板状部は、方向Dmに沿って投射したときに、四角形や六角形となる外形を備えるなど、他の形状であってもよい。ただし、板状部56bは、回転対称の形状を備え、支持部としての支持部56cの中心軸と同じ中心軸を備えることが好ましい。
(1)上記実施形態においては、弁体部55は、第2支持部の一例としての天井部56dと、第3支持部の一例としての側壁部57aと、を備える。天井部56dと側壁部57aは、内部空間ISを囲む(図6参照)。しかし、弁体部55は、そのような天井部56dと側壁部57aを備えず、支持部56cが、円板部54bを介して、または円板部54bを介さずに支持基部54aに、支持されている態様であってもよい。
上記第3実施形態においては、天井部56dCおよび支持部56cCは、内部空間ISと向かい合う面に、円柱状の空間を画定する凹部56fを備える(図12参照)。しかし、弁体部は、上記第1実施形態および第2実施形態のように、凹部56fを備えない態様とすることもできる。また、弁体部は、凹部56fと、凹部56e(図11参照)と、を両方備える態様とすることもできる。そのような態様においては、弁体部55の支持部56cは、中心軸CAに沿った方向の両側に凹部を有する。また、弁体部55の支持部56cは、中心軸CAに沿った貫通孔を備えることもできる。
上記第2実施形態においては、板状部56bBおよび支持部56cBは、突部31cと向かい合う面に、円柱状の空間を画定する凹部56eを備える(図11参照)。しかし、上記第1実施形態および第3実施形態のように、凹部56eを備えない態様とすることもできる。
Claims (5)
- 燃料タンク内のガスを外部に送る通路を開閉する燃料遮断弁であって、
前記通路の一端である開口を囲む突部を備える筐体と、
前記突部の下方に配され、前記筐体内の液体の燃料の液面の位置に応じて前記筐体内で変位する変位部であって、前記突部と接触することにより前記開口を通じた液体燃料の流通を遮断する弁体部を上端に備える変位部と、を備え、
前記弁体部は、
前記突部と接触する板状部であって、前記変位部の変位の方向に沿って投射したときに、前記突部が占める領域を含む領域を占め、弾性を有する板状部と、
前記変位部の変位の方向に沿って投射したときに、前記突部が占める領域内に含まれ、前記板状部を支持する第1支持部と、を備える、燃料遮断弁。 - 請求項1記載の燃料遮断弁であって、
前記板状部および前記第1支持部は、前記変位部の変位の方向に沿って投射したときに、それぞれ円形の外形を備え、同一の中心軸を有する、燃料遮断弁。 - 請求項2記載の燃料遮断弁であって、
前記変位部は、
前記第1支持部を支持する板状の第2支持部であって、前記変位部の変位の方向に沿って投射したときに、前記板状部が占める領域を含む円形の領域を占め、弾性を有する第2支持部と、
前記第2支持部を支持する円筒状の第3支持部であって、前記変位部の変位の方向に沿って投射したときに前記板状部が占める領域を含む円形の領域を占める内部空間を囲む第3支持部を備える、燃料遮断弁。 - 請求項3に記載の燃料遮断弁であって、
前記第2支持部および前記第1支持部は、前記内部空間と向かい合う面に、前記板状部および前記第1支持部の前記中心軸と一致する中心軸を有する凹部を備える、燃料遮断弁。 - 請求項2または3に記載の燃料遮断弁であって、
前記板状部および前記第1支持部は、前記突部と向かい合う面に、前記板状部および前記第1支持部の前記中心軸と一致する中心軸を有する凹部であって、前記変位部の変位の方向に沿って投射したときに、前記突部が占める領域に含まれる凹部を備える、燃料遮断弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019145309A JP7188318B2 (ja) | 2019-08-07 | 2019-08-07 | 燃料遮断弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019145309A JP7188318B2 (ja) | 2019-08-07 | 2019-08-07 | 燃料遮断弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021025484A true JP2021025484A (ja) | 2021-02-22 |
JP7188318B2 JP7188318B2 (ja) | 2022-12-13 |
Family
ID=74664494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019145309A Active JP7188318B2 (ja) | 2019-08-07 | 2019-08-07 | 燃料遮断弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7188318B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006234159A (ja) * | 2004-11-24 | 2006-09-07 | Toyoda Gosei Co Ltd | 燃料遮断弁 |
JP2009279981A (ja) * | 2008-05-20 | 2009-12-03 | Toyoda Gosei Co Ltd | 燃料遮断弁 |
JP2019074022A (ja) * | 2017-10-16 | 2019-05-16 | 株式会社パイオラックス | 燃料タンク用弁装置 |
-
2019
- 2019-08-07 JP JP2019145309A patent/JP7188318B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006234159A (ja) * | 2004-11-24 | 2006-09-07 | Toyoda Gosei Co Ltd | 燃料遮断弁 |
JP2009279981A (ja) * | 2008-05-20 | 2009-12-03 | Toyoda Gosei Co Ltd | 燃料遮断弁 |
JP2019074022A (ja) * | 2017-10-16 | 2019-05-16 | 株式会社パイオラックス | 燃料タンク用弁装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7188318B2 (ja) | 2022-12-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI384149B (zh) | 流體控制器 | |
JP4742994B2 (ja) | 燃料遮断弁 | |
KR101194726B1 (ko) | 밸브 장치 | |
JP4888370B2 (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP4730218B2 (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP5479786B2 (ja) | 燃料遮断弁 | |
EP1055840A2 (en) | Switchable liquid-filled vibration isolating mount | |
US6779546B2 (en) | Pressure control valve for fuel tank | |
US7963296B2 (en) | Fuel cutoff valve | |
JP2012047169A (ja) | 燃料タンク用弁装置および燃料タンクの通気装置 | |
US20060225785A1 (en) | Sealing structure of float valve | |
JP2021025484A (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP2015215014A (ja) | 弁装置 | |
JP2012071639A (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP2013024288A (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP4556825B2 (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP2008184093A (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP2009279981A (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP2017043231A (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP2007261384A (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP4407534B2 (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP2007333137A (ja) | 液体遮断弁装置 | |
JP2011051362A (ja) | 燃料タンクの通気装置 | |
JP4923782B2 (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP2010076467A (ja) | 燃料遮断弁 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210729 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220630 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220705 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220829 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221101 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221114 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7188318 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |