JP2021025124A - ケイ素化合物及びケイ素化合物を使用してフィルムを堆積する方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本出願は、2018年8月10日付けで出願された米国仮特許出願第62/717,454号、及び2019年8月6日付けで出願された米国特許出願第16/532,657号の優先権を主張する。これらの開示内容はこれら全体を参照することにより本明細書中に援用される。
R1は水素、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基、C3〜C10環式アルキル基、C3〜C10ヘテロ環式アルキル基、C5〜C10アリール基、及びC3〜C10ヘテロアリール基から成る群から選択され、そしてR2は、Si原子及び酸素原子とともに4員、5員、又は6員飽和環式リングを、前記リングに結合された任意のアルキル置換基を有する状態で形成するC2〜C4アルキルジラジカルであり、R3は、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基、C3〜C10環式アルキル基、C3〜C10ヘテロ環式アルキル基、C5〜C10アリール基、C3〜C10ヘテロアリール基、及びアルコキシOR4から成る群から選択され、R4は、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、及び直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基、少なくとも1種の酸素源から成る群から選択され、そして、前記基体上にフィルムを堆積するために前記気体状試薬の反応を誘発するように、前記反応チャンバ内の前記気体状試薬にエネルギーを印加することを含む、誘電体フィルムを製造するための化学蒸着方法が提供される。堆積されたままのフィルムは、付加的な処理、例えば熱アニーリング、プラズマ暴露、又はUV硬化なしで使用することができる。
R1は水素、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基、C3〜C10環式アルキル基、C3〜C10ヘテロ環式アルキル基、C5〜C10アリール基、及びC3〜C10ヘテロアリール基から成る群から選択され、R2は、Si原子及び酸素原子とともに4員、5員、又は6員飽和環式リングを、任意のC1〜C6アルキル置換基を有する状態で形成するC2〜C4アルキルジラジカルであり、R3は、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基、C3〜C10環式アルキル基、C3〜C10ヘテロ環式アルキル基、C5〜C10アリール基、及びC3〜C10ヘテロアリール基、及びアルコキシOR4から成る群から選択され、R4は、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、及び直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基から成る群から選択される、誘電体フィルムの蒸着のための組成物が提供される。
前記方法が、
触媒の存在において不飽和アルコールでアルコキシシランのヒドロシリル化を実施し、これに続いて70%以上の収率で、反応式(1)又は(2)、すなわち、
R1は水素、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基、C3〜C10環式アルキル基、C3〜C10ヘテロ環式アルキル基、C5〜C10アリール基、及びC3〜C10ヘテロアリール基から成る群から選択され、R3は、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基、C3〜C10環式アルキル基、C3〜C10ヘテロ環式アルキル基、C5〜C10アリール基、及びC3〜C10ヘテロアリール基、及びアルコキシOR4から成る群から選択され、R4は、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、及び直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基から成る群から選択され、そしてR5−8は、水素、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基から成る群から選択される、ケイ素化合物を製造する方法が提供される。
R1は水素、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基、C3〜C10環式アルキル基、C3〜C10ヘテロ環式アルキル基、C5〜C10アリール基、及びC3〜C10ヘテロアリール基から成る群から選択され、そしてR2は、Si原子及び酸素原子とともに4員、5員、又は6員飽和環式リングを、前記リングに結合された任意のアルキル置換基を有する状態で形成するC2〜C4アルキルジラジカルであり、R3は、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基、C3〜C10環式アルキル基、C3〜C10ヘテロ環式アルキル基、C5〜C10アリール基、C3〜C10ヘテロアリール基、及びアルコキシOR4から成る群から選択され、R4は、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、及び直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基、少なくとも1種の酸素源から成る群から選択され、そして、前記基体上にフィルムを堆積するために前記気体状試薬の反応を誘発するように、前記反応チャンバ内の前記気体状試薬にエネルギーを印加することを含む、誘電体フィルムを製造するための化学蒸着方法である。フィルムは、堆積されたままの状態で使用することができ、或いは、続いて熱エネルギー(アニール)、プラズマ暴露、及びUV硬化から成る群から選択された付加的なエネルギーで処理することによって、フィルムの機械的強度を増大させ、そして3.3未満の誘電率をもたらすことにより、フィルムの化学的特性を改変することもできる。
下記式I、すなわち、
R1は水素、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基、C3〜C10環式アルキル基、C3〜C10ヘテロ環式アルキル基、C5〜C10アリール基、及びC3〜C10ヘテロアリール基から成る群から選択され、そしてR2は、Si原子及び酸素原子とともに4員、5員、又は6員飽和環式リングを、前記リングに結合された任意のアルキル置換基を有する状態で形成するC2〜C4アルキルジラジカルであり、R3は、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基、C3〜C10環式アルキル基、C3〜C10ヘテロ環式アルキル基、C5〜C10アリール基、及びC3〜C10ヘテロアリール基、及びアルコキシOR4から成る群から選択され、R4は、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、及び直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基から成る群から選択される。
当業者には明らかなように、R2は、置換型又は無置換型炭化水素鎖であり、この炭化水素鎖は、Si原子及び酸素原子とリンクすることにより、式Iのリングを形成し、このリングは4員、5員、又は6員リングである。これらの実施態様では、リング構造は飽和リング、例えば環式アルキルリングであってよい。模範的な飽和リングの一例としては、シラシクロブタン、シラシクロペンタン、及びシラシクロヘキサン、好ましくはシラシクロペンタン、又はアルキル、例えばメチル置換型のシラシクロペンタンが挙げられる。
2,5,5−トリメチル−2−エトキシ−1−オキサ−2−シラシクロペンタンであって、反応式(1)においてR1=Me、R3=OEt、R4=Et、R5=R6=Meであるものの合成
2,2,5,5−テトラメチル−1−オキサ−2−シラシクロペンタンであって、反応式(1)においてR1=R3=Me、R4=Et、R5=R6=Meであるものの合成
添加が完了した後、反応物を室温まで冷却し、そして一晩にわたって攪拌した。試料をGCで走行させ、生成物とジエトキシジメチルシランとの比3:1を示した。周囲圧力で蒸留を行うことにより、エタノール及び残留2−メチル−3−ブテン−2−オール出発材料を除去した。蒸気温度が107℃に達したら、除去を終了させた。生成物を周囲圧力下で純度97%の566gの量で蒸留した。収率は20%であった。
2,5,5−トリメチル−2−イソプロピル−1−オキサ−2−シラシクロペンタンであって、反応式(1)においてR1=Me、R3=イソプロピル、R4=Et、R5=R6=Meであるものの合成
誘電体2,2,5,5−テトラメチル−1−オキサ−2−シラシクロペンタンを使用したケイ素含有誘電体フィルムのPECVD
2,5,5−トリメチル−2−エトキシ−1−オキサ−2−シラシクロペンタンを使用した誘電体を用いたケイ素含有誘電体フィルムのPECVD
Claims (25)
- 誘電体フィルムを製造するための化学蒸着方法であって、前記方法が、
基体が中に提供された反応チャンバ内へ気体状試薬を導入し、前記気体状試薬が下記式I、すなわち、
R1は水素、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基、C3〜C10環式アルキル基、C3〜C10ヘテロ環式アルキル基、C5〜C10アリール基、及びC3〜C10ヘテロアリール基から成る群から選択され、R2は、Si原子及び酸素原子とともに4員、5員、又は6員飽和環式リングを、任意のC1〜C6アルキル置換基を有する状態で形成するC2〜C4アルキルジラジカルであり、R3は、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基、C3〜C10環式アルキル基、C3〜C10ヘテロ環式アルキル基、C5〜C10アリール基、及びC3〜C10ヘテロアリール基、及びアルコキシOR4から成る群から選択され、R4は、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、及び直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基から成る群から選択され、そして、
前記基体上にフィルムを堆積するために前記気体状試薬の反応を誘発するように、前記反応チャンバ内の前記気体状試薬にエネルギーを印加する
ことを含む、
誘電体フィルムを製造するための化学蒸着方法。 - 前記ケイ素前駆体がさらに硬化添加剤を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記ケイ素化合物が、2,2,5,5−テトラメチル−1−オキサ−2−シラシクロペンタン、2,5,5−トリメチル−2−エトキシ−1−オキサ−2−シラシクロペンタン、2,5,5−トリメチル−2−メトキシ−1−オキサ−2−シラシクロペンタン、2,5,5−トリメチル−2−イソ−プロポキシ−1−オキサ−2−シラシクロペンタン、2,2−ジメチル−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,2,6,6−テトラメチル−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2−メチル−2−エトキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,6,6−トリメチル−2−エトキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2−メチル−2−メトキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,6,6−トリメチル−2−メトキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2−メチル−2−n−プロポキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,6,6−トリメチル−2−n−プロポキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2−メチル−2−イソ−プロポキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,6,6−トリメチル−2−イソ−プロポキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,5,5−トリメチル−2−イソ−プロピル−1−オキサ−2−シラシクロペンタン、2−メチル−2−イソ−プロピル−1−オキサ−2−シラシクロペンタン、2−メチル−2−イソ−プロピル−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,6,6−トリメチル−2−イソ−プロピル−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、及びこれらの組み合わせから成る群から選択された少なくとも1種を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記硬化添加剤がテトラエトキシシランを含む、請求項2に記載の方法。
- 前記硬化添加剤がテトラメトキシシランを含む、請求項2に記載の方法。
- プラズマ支援型化学蒸着方法である、請求項1に記載の方法。
- 前記気体状試薬がさらに、O2、N2O、NO、NO2、CO2、CO、水、H2O2、オゾン、及びこれらの組み合わせから成る群から選択された少なくとも1種の酸素源を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記印加工程の前記反応チャンバが、He、Ar、N2、Kr、Xe、NH3、H2、CO2、及びCOから成る群から選択された少なくとも1種の気体を含む、請求項1に記載の方法。
- さらに前記フィルムに付加的なエネルギーを印加する工程を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記付加的なエネルギーが、熱処理、紫外線(UV)処理、電子ビーム処理、及びガンマ線処理から成る群から選択された少なくとも1種である、請求項9に記載の方法。
- 前記UV処理が、前記熱処理の少なくとも一部が実施されている間に行われる、請求項10に記載の方法。
- 前記気体状試薬がさらにポロゲン前駆体を含み、そして、
フィルムを堆積するために前記気体状試薬にエネルギーを印加する工程が、前記基体上に犠牲ポロゲンを共堆積することを含む、
請求項1に記載の方法。 - 誘電体フィルムを製造する堆積プロセスに際して使用するための組成物であって、前記組成物が下記式I、すなわち
R1は水素、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基、C3〜C10環式アルキル基、C3〜C10ヘテロ環式アルキル基、C5〜C10アリール基、及びC3〜C10ヘテロアリール基から成る群から選択され、R2は、Si原子及び酸素原子とともに4員、5員、又は6員飽和環式リングを、任意のC1〜C6アルキル置換基を有する状態で形成するC2〜C4アルキルジラジカルであり、R3は、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基、C3〜C10環式アルキル基、C3〜C10ヘテロ環式アルキル基、C5〜C10アリール基、及びC3〜C10ヘテロアリール基、及びアルコキシOR4から成る群から選択され、R4は、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、及び直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基から成る群から選択される、
誘電体フィルムを製造する堆積プロセスに際して使用するための組成物。 - 前記ケイ素化合物が、2,2,5,5−テトラメチル−1−オキサ−2−シラシクロペンタン、2,5,5−トリメチル−2−エトキシ−1−オキサ−2−シラシクロペンタン、2,5,5−トリメチル−2−メトキシ−1−オキサ−2−シラシクロペンタン、2,5,5−トリメチル−2−イソ−プロポキシ−1−オキサ−2−シラシクロペンタン、2,2−ジメチル−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,2,6,6−テトラメチル−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2−メチル−2−エトキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,6,6−トリメチル−2−エトキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2−メチル−2−メトキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,6,6−トリメチル−2−メトキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2−メチル−2−n−プロポキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,6,6−トリメチル−2−n−プロポキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2−メチル−2−イソ−プロポキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,6,6−トリメチル−2−イソ−プロポキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,5,5−トリメチル−2−イソ−プロピル−1−オキサ−2−シラシクロペンタン、2−メチル−2−イソ−プロピル−1−オキサ−2−シラシクロペンタン、2−メチル−2−イソ−プロピル−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,6,6−トリメチル−2−イソ−プロピル−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、及びこれらの組み合わせから成る群から選択された少なくとも1種である、請求項13に記載の組成物。
- 式I、すなわち
前記方法が、
触媒の存在において不飽和アルコールでアルコキシシランのヒドロシリル化を実施し、これに続いて70%以上の収率で、反応式(1)又は(2)、すなわち、
R1は水素、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基、C3〜C10環式アルキル基、C3〜C10ヘテロ環式アルキル基、C5〜C10アリール基、及びC3〜C10ヘテロアリール基から成る群から選択され、R3は、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基、C3〜C10環式アルキル基、C3〜C10ヘテロ環式アルキル基、C5〜C10アリール基、及びC3〜C10ヘテロアリール基、及びアルコキシOR4から成る群から選択され、R4は、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、及び直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基から成る群から選択され、そしてR5−8は、水素、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基から成る群から独立して選択される、
ケイ素化合物を製造する方法。 - 式Iによって表される化合物が、2,2,5,5−テトラメチル−1−オキサ−2−シラシクロペンタン、2,5,5−トリメチル−2−エトキシ−1−オキサ−2−シラシクロペンタン、2,5,5−トリメチル−2−メトキシ−1−オキサ−2−シラシクロペンタン、2,5,5−トリメチル−2−イソ−プロポキシ−1−オキサ−2−シラシクロペンタン、2,2−ジメチル−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,2,6,6−テトラメチル−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2−メチル−2−エトキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,6,6−トリメチル−2−エトキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2−メチル−2−メトキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,6,6−トリメチル−2−メトキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2−メチル−2−n−プロポキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,6,6−トリメチル−2−n−プロポキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2−メチル−2−イソ−プロポキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,6,6−トリメチル−2−イソ−プロポキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,5,5−トリメチル−2−イソ−プロピル−1−オキサ−2−シラシクロペンタン、2−メチル−2−イソ−プロピル−1−オキサ−2−シラシクロペンタン、2−メチル−2−イソ−プロピル−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,6,6−トリメチル−2−イソ−プロピル−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項15に記載の方法。
- 誘電体フィルムの蒸着のための組成物であって、下記式I、すなわち、
R1は水素、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基、C3〜C10環式アルキル基、C3〜C10ヘテロ環式アルキル基、C5〜C10アリール基、及びC3〜C10ヘテロアリール基から成る群から選択され、R2は、Si原子及び酸素原子とともに4員、5員、又は6員飽和環式リングを、任意のC1〜C6アルキル置換基を有する状態で形成するC2〜C4アルキルジラジカルであり、R3は、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基、C3〜C10環式アルキル基、C3〜C10ヘテロ環式アルキル基、C5〜C10アリール基、及びC3〜C10ヘテロアリール基、及びアルコキシOR4から成る群から選択され、R4は、直鎖状又は分枝状C1〜C10アルキル基、直鎖状又は分枝状C2〜C10アルケニル基、及び直鎖状又は分枝状C2〜C10アルキニル基から成る群から選択され、そして前記化合物が、ハロゲン化物、有機シラン不純物、及び水から成る群から選択された少なくとも1種の不純物をほとんど含まない、
誘電体フィルムの蒸着のための組成物。 - 前記ケイ素化合物が、2,2,5,5−テトラメチル−1−オキサ−2−シラシクロペンタン、2,5,5−トリメチル−2−エトキシ−1−オキサ−2−シラシクロペンタン、2,5,5−トリメチル−2−メトキシ−1−オキサ−2−シラシクロペンタン、2,5,5−トリメチル−2−イソ−プロポキシ−1−オキサ−2−シラシクロペンタン、2,2−ジメチル−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,2,6,6−テトラメチル−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2−メチル−2−エトキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,6,6−トリメチル−2−エトキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2−メチル−2−メトキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,6,6−トリメチル−2−メトキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2−メチル−2−n−プロポキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,6,6−トリメチル−2−n−プロポキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2−メチル−2−イソ−プロポキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,6,6−トリメチル−2−イソ−プロポキシ−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,5,5−トリメチル−2−イソ−プロピル−1−オキサ−2−シラシクロペンタン、2−メチル−2−イソ−プロピル−1−オキサ−2−シラシクロペンタン、2−メチル−2−イソ−プロピル−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、2,6,6−トリメチル−2−イソ−プロピル−1−オキサ−2−シラシクロヘキサン、及びこれらの組み合わせから成る群から選択された少なくとも1種である、請求項17に記載の組成物。
- 前記ハロゲン化物が塩化物イオンを含む、請求項17に記載の組成物。
- 前記塩化物イオンが、存在するならば、50ppm以下の濃度で存在する、請求項19に記載の組成物。
- 前記塩化物イオンが、存在するならば、10ppm以下の濃度で存在する、請求項19に記載の組成物。
- 前記塩化物イオンが、存在するならば、5ppm以下の濃度で存在する、請求項19に記載の組成物。
- 前記組成物が0ppmの塩化物イオンを有する、請求項19に記載の組成物。
- GCに基づく全ての有機シラン不純物の合計が1.0wt%以下である、請求項17に記載の組成物。
- GCに基づく全ての有機シラン不純物の合計が0.5wt%以下である、請求項17に記載の組成物。
Applications Claiming Priority (4)
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---|---|---|---|
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