JP2021024323A - 発音器の取付構造および発音器を取り付けた車両 - Google Patents

発音器の取付構造および発音器を取り付けた車両 Download PDF

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Abstract

【課題】発音器から発音が行われた際に、出力を高くしなくても高い音圧レベルを実現できる取付構造を提供する。【解決手段】車両リア側のガーニッシュ1000の裏に発音器Sを配置する。そして、ガーニッシュ1000の下面に放音孔1002を備えると共に、発音器Sの放出孔61からの音の放出方向を放音孔1002の開口方向と一致させるようにする。つまり、放出孔61からの音の放出方向において、放音孔1002が開口させられることで音の通り路となる隙間を構成する。これにより、発音器Sから接近通報音などの発音が行われた際に、発音器Sから発した音が他の部材によって遮られることなく、放音孔1002を通じてその周囲に伝えられるようにできる。【選択図】図19

Description

本発明は、発音器の取付構造および発音器を取り付けた車両に関するものである。
従来では、車両のどこに搭載されても良いように、搭載の向きや角度などの搭載条件に自由度が設けられた発音器を、エンジンルーム内のフロントグリル裏やタイヤハウスに搭載していた。このような発音器としては、例えば特許文献1に示されるものが挙げられる。
この発音器では、円筒状のベース筒部を有するベースの両端をカバーとケースにて覆うことで筐体を構成し、筐体内に発音体を配置すると共に、カバーの中央に放音孔を備え、発音体より発した音が放音孔から放出されるようになっている。また、この発音器では、発音器の正面および側面の位置、具体的には発音体と対向するカバーの中央位置およびベースの側面位置に、複数個の放音孔が円環状に並べて配置され、発音器の正面および全周に音を放出できる構成とされている。
特開2018−121249号公報
しかしながら、特許文献1に示す発音体では、車両のどこに搭載されても良いように複数個の放音孔をベースの側面およびカバーの中央に円環状に並べて配置していることから、放音が必要とされない方向の放音孔からも必然的に音が出てしまう。このため、その音が車室内へ透過したり伝搬したりすることで、車室内騒音が発生し得るという課題がある。
また、特許文献1に示す発音体を車両に搭載する場合、発音器の正面から放音が行われることから、カバー側に音の通り路のスペースを確保する必要があったため、発音体の正面に車両部品を近接して搭載させることができない。このため、車両の狭い空間には発音器を配置することができないという課題がある。
そこで、本発明者らは、一方向のみに放音することができる発音器を見出し(特願2019−45656号)、この発音器を用いて、車室内騒音の発生を抑制しつつ、車両の狭い空間に搭載できるようにすることについて検討を行った。また、発音器を車両接近通報装置に適用する場合、車両の狭い空間に搭載しつつも、車両接近通報の法規制で要求される音圧が得られるようにすることも必要である。具体的には、車両接近通報の法規制では、車両に車両接近通報装置を搭載した状態で発音を行い、決められたマイク位置で音圧測定を行って、最低値以上の音圧が得られていることを要求している。発音器の出力を高くすれば法規制の要求を満たす音圧レベルになるが、出力を上げると車室内騒音となるため、高い出力としなくても、決められたマイク位置において法規制の要求を満たす音圧レベルが得られるようにすることが望まれる。
本発明は上記点に鑑みて、発音器から発音が行われた際に、出力を高くしなくても高い音圧レベルを実現できる取付構造を提供することを第1の目的とする。また、より車室内騒音を少なくできると共に、決められたマイク位置において所望の音圧レベルを得ることができる発音器の取付構造および発音器を取り付けた車両を提供することを第2の目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ダイヤフラム(72)を振動させることで発音を行う発音器の車両への取付構造であって、発音器は、音の放出する放出孔(61)を有し、該放出孔から音が放出される方向である放音方向が一方向とされていると共に、該放音方向を下向きとして、車両におけるリア側に備えられるバックドア(1010)もしくはトランクパネルを取付対象として、該取付対象に対して取り付けられるガーニッシュ(1000)の裏側に取り付けられ、ガーニッシュの下面(1001)のうち発音器と対応する位置には放音孔(1002)が形成され、発音器が放出孔から放出した音がガーニッシュの放音孔を通じて放出される。
このように、車両におけるリア側のバックドア(1010)もしくはトランクパネルを取付対象として、取付対象に取り付けられるガーニッシュの裏側に発音器を取り付けている。そして、発音器における放出孔から放出した音がガーニッシュの下面に形成した放音孔を通じて放出されるようになっている。これにより、発音器から発音が行われた際に、発音器から発した音が他の部材によって遮られることなく放出され、その周囲に伝えられるようにできる。したがって、出力を高くしなくても高い音圧レベルを実現できる取付構造とすることが可能となる。
請求項2に記載の発明では、放音孔は、複数個備えられ、複数個が格子状に並べられている。このように、放音孔を複数個備え、例えば格子状に並べた構成とすることができる。
請求項3に記載の発明では、発音器とガーニッシュの下面との間には音通路ダクト(1003)が備えられている。
このように、発音器とガーニッシュの下面との間に音通路ダクトを配置することで、発音器から取付対象の内側への音漏れをより抑制することが可能となる。この場合、例えば、請求項4に記載の発明のように、音通路ダクトを発音器とガーニッシュの下面との間に挟持する構造とすることができる。
請求項5に記載の発明では、取付対象における発音器が取り付けられる取付部(1012)には、車両側からのコネクタ(1020)およびワイヤハーネス(1021)が引き出される開口部(1012a)が形成され、該開口部を通じて引き出された車両側のコネクタが発音器に備えられたコネクタ(29)に接続されている。
このように、ガーニッシュの裏側に発音器を配置する場合、取付対象における取付部に開口部を形成すれば、その開口部を通じて車両側からのコネクタおよびワイヤハーネスを引き出すことができ、車両側のコネクタを発音器に備えられたコネクタに接続することができる。
以上、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の取付構造は、例えば発音器が取り付けられる車両に適用できる。車両における接近通報音の発音を行う発音器においては、決められたマイク位置において所望の音圧レベルを得ることが必要とされる。このため、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の取付構造のように、発音器から発音が行われた際に、発音器から発した音が他の部材によって遮られることなく放出され、その周囲に伝えられるようにできる構造であれば、より車室内騒音を少なくできると共に、決められたマイク位置において所望の音圧レベルを得ることができる発音器の取付構造にできる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態にかかる発音器の正面図である。 図1に示す発音器の下面図である。 図1に示す発音器の上面図である。 図1に示す発音器の右側面図である。 図1に示す発音器の背面図である。 図1中のVI−VI断面図である。 図1中のVII−VII断面図である。 図2中のVIII−VIII断面図である。 ケースを外した状態での発音器の背面図である。 気密検査時の様子を示した発音器の断面図である。 気密検査時にストッパーとダイヤフラムとが当接している様子を示した拡大図である。 ガーニッシュの裏側に発音器を取り付けた様子を示した部分透過正面図である。 図12中のXIII−XIII断面図である。 図12中のXIV−XIV断面図である。 図12中の発音器の近傍を下方から見た図である。 車両のバックドアおよびガーニッシュを右斜め上方から見た図である。 ガーニッシュを取り外したときの発音器の取付構造を示した正面図である。 ガーニッシュを取り外して車両のバックドアを右斜め上方から見た図である。 図16を右斜め下方から見た図である。 図16をガーニッシュの下方から見た様子を示した図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態について説明する。本実施形態では、発音器を車両におけるリア側のバックドア内のガーニッシュ裏に取り付ける場合について説明する。
発音器は、筐体内に配置される発音体にて発音を行うものである。本実施形態では、発音器を放音方向が一方向のみとなる構造とし、この発音器を車両の後方に取り付けることで、決められたマイク位置に近付けつつ音を出す経路を確保することで、低出力でも法規制の要求する音圧レベルが得られるようにする。まず、この発音器の具体的な構造について、図1〜図11を参照して説明する。
図1〜図6に示すように、発音器Sの筐体1は、それぞれ樹脂製のベース2とケース3との2部品で構成されている。
ベース2は、略長円筒状のベース筒部21を備え、このベース筒部21の軸方向の一端側の開口部を覆うように、保護壁22が形成されていると共に、他端側の開口部を覆うように長円板状のケース3が嵌合され、接着にて気密的に接合されている。後述する発音体7は、ベース筒部21の他端側の開口部に組み付けられるが、この開口部に長円形状のケース3が気密的に接着されることで、発音体7が組み付けられている側の防水・気密性が確保されている。
保護壁22は、図6に示すように、ベース筒部21の外縁のうちの一方向を除く部分に沿って立設された立壁23によってベース筒部21と連結されており、ベース筒部21の一端側の端面を構成する隔壁24の一面24aとの間に所定の寸法Yaの隙間を設けて配置されている。この保護壁22によってベース筒部21の一端側開口部、より詳しくは一端側開口部の内側に位置している発音体7が正面方向(図1の法線方向)から直視できないように覆われることで、発音体7への水や雪および飛び石などの異物の侵入を抑制される。
そして、図6、図7に示すように、ベース筒部21内の空間は、ベース筒部21内に設けられた隔壁24により2分割されている。具体的には、隔壁24には、発音体7が発生させた音を導く放音孔25およびその周囲の梁部26が備えられており、放音孔25および梁部26を覆うように発音体7が配置されることで、ベース筒部21内の空間が2分割されている。そして、ベース筒部21と隔壁24および発音体7に備えられるダイヤフラム72によって第1空間4が形成され、ベース筒部21と隔壁24とケース3およびダイヤフラム72によって第2空間5が形成されている。
さらに、第1空間4は、保護壁22および立壁23によって構成される後述する放音空間6とも連通しており、第1空間4に発せられた音が放音空間6を通じて図1の下方に備えられる放出孔61より出力されるようになっている。この放出孔61からの音の出力方向が放音方向に相当する。
図1および図8に示すように、隔壁24は略長円形状によって構成されており、その外縁部において保護壁22と反対側に突出すようにベース筒部21が設けられている。そして、ベース筒部21および隔壁24の外周であって、長円形状を長径に沿って区画した半分に沿うように立壁23が形成され、さらに長円形状の長手方向の両端から接線方向、換言すれば放出方向に向かって立壁23が延設されている。
本実施形態の場合、保護壁22および立壁23は、ベース筒部21よりも放出方向側に突出すように延設されている。また、図2、図7に示すように、この保護壁22のうちベース筒部21から突出すように延設された部分と対向するように、ベース筒部21を挟んで保護壁22と反対側に対向壁27が形成されている。そして、保護壁22と立壁23および対向壁27が振動方向に交差する一方向において開口されている。これにより、図2に示すように保護壁22、立壁23および対向壁27によって囲まれた放出孔61が構成され、さらに放出孔61よりも筐体1の内側に保護壁22と立壁23および隔壁24で囲まれた放音空間6が構成されている。放出孔61は、図2に示すように、所定幅W1を有し、かつ、その幅方向と直交する方向を長手方向とする扁平形状で構成されることで、車両への適用が容易になっている。つまり、放出孔61は、立壁23の方が保護壁22よりも短くされることで、立壁23で構成される方が短手方向、保護壁22で構成される方が長手方向となる横長形状とされている。このため、ダイヤフラム72の振動方向を短手方向とすることで製品の厚みを小さくできるようにしつつ、横長形状であっても音圧を出すために必要な開口面積が確保できるようにしている。
なお、図5に示すように、保護壁22と立壁23および対向壁27がベース筒部21よりも所定長さP1だけ突き出す構造とされているが、突き出していなくても良い。ただし、これらを突き出す構造とすると、その長さを調整することで、音の共鳴効果が得られたり、共鳴周波数の調整による音質、音圧を可変させられたりするという効果が得られる。また、保護壁22と立壁23および対向壁27がベース筒部21よりも突き出す構造とされているため、対向壁27を備えてあるが、突き出す構造とされないのであれば、対向壁27についてはなくても良い。
図1、図7、図8に示すように、保護壁22、立壁23および対向壁27の先端は、同一平面上において終端されている。以下、この保護壁22、立壁23および対向壁27の先端が構成する一面を放出面62という。本実施形態の場合、放出面62は、図7に示すように、ダイヤフラム72の振動方向と平行な平面とされ、かつ、図8に示すように、ベース筒部21の長手方向とも平行な平面とされている。放出孔61より出力される音は、この放出面62の法線方向を中心として放出されて外部に伝えられる。このため、放出孔61の位置や放出面62の法線方向に基づいて音の放出方向が特定されている。
また、隔壁24の中央部近辺の領域を電気信号に基づいて音を発生させる発音体7が配置される放音領域として、放音領域には、図1、図8に示すように、隔壁24に貫通孔を形成することで構成した放音孔25が複数形成されている。そして、図6、図7に示すように、発音体7が、放音孔25を塞ぐようにして第2空間5に配置されている。より詳しくは、放音孔25は、発音体7に備えられたダイヤフラム72によって塞がれている。このため、第2空間5は、ダイヤフラム72によって第1空間4と隔てられる。
なお、ダイヤフラム72等によって第1空間4と第2空間5との間の気密性が確保されている。このため、温度変化によりダイヤフラム72に加わる圧力の変動を抑制するために、図1、図8に示すように、隔壁24には、放音領域とは異なる場所に、両空間を連通させる通気孔241を形成してある。通気孔241には、空気を通しつつ水を遮断する材質で構成された通気膜242が貼られており、この通気膜242によってダイヤフラム72に加わる圧力変動を調整している。
図1、図6〜図8に示すように、放音領域のうち放音孔25以外の部分は、梁部26とされ、梁部26のうちのダイヤフラム72側の一面には梁部26が部分的に突出させられて構成されたストッパー261が形成されている。図1および図8に示すように、本実施形態の場合、梁部26は、放音領域の中心から放射状に延びる径方向梁262と同心円状に配置された円形梁263とを有した構成とされている。また、本実施形態の場合、円形梁263は、3つ備えられている。
本実施形態では、径方向梁262を6本等間隔に備えている。そのうちの120°の角度で等間隔に3本が円形梁263のうち最も内側に位置しているものから放音領域の外周まで形成され、残りの3本が円形梁263のうち二番目のものから放音領域の外周まで形成されている。
梁部26は、放音領域のうち放音孔25以外の領域を覆っていることから、走行時の被水や飛び石が発音体7に到達することを抑制し、水や石の接触による発音体7の破損を防止する。本実施形態では、梁部26を含む隔壁24のうち保護壁22と対向する一面24aは平坦面とされているが、凹凸を有していても良い。ただし、樹脂成形によってベース2全体を一度に製造する場合、この一面24aと保護壁22との間にスライド型が配置されることから、スライド型の型抜きが行える形状とされる。
また、ストッパー261は、気密検査の際にダイヤフラム72が変位したとき、ダイヤフラム72に接触し、振動方向へのダイヤフラム72の変位を制限するものである。これにより、ダイヤフラム72の過度な変形による破損が抑制される。図6、図7に示すように、ストッパー261は、ダイヤフラム72に対向するように配置されており、ダイヤフラム72に対応した形状とされている。
具体的には、ストッパー261は、径方向梁262と3つの円形梁263のうちの中心から二番目のものをダイヤフラム72側に突出させることにより構成されている。ストッパー261のうち円形梁263から突出させられた部分は、円形梁263に沿って円形状に突き出させられた円筒部261aを構成している。また、ストッパー261のうち径方向梁262から突出させられた部分は、円筒部261aを中心として径方向外方に向かって傾斜させられた傾斜部261bを構成している。ストッパー261のうち一面24aからの距離を高さとすると、円筒部261aは、全周同じ高さとされていると共に最も高くされている。また、傾斜部261bは、円筒部261aと連結されている部分では円筒部261aと同じ高さとされ、円筒部261aから離れると徐々に高さが低くされている。
なお、傾斜部261bは、径方向梁262の全部に形成されているが、一部だけ、例えば二番目の円形梁263から放音領域の外周まで形成されているもののみ、逆に、一番内周側の円形梁263から放音領域の外周まで形成されているもののみに形成されていても良い。
図1〜4、図6〜図9に示すように、ベース筒部21の外側には、発音体7を後述する図12に示す車両側のコネクタ1020およびワイヤハーネス1021に電気的に接続するための略四角筒状のコネクタ29が形成されている。コネクタ29は、ダイヤフラム72の振動方向と交差し、立壁23の外側で隔壁24と平行な方向に沿って備えられていて、製品の厚みが小さくできる構造とされている。図6に示すように、ベース筒部21のうちコネクタ29が形成された部分には、ベース筒部21を貫通してコネクタ29の内部と第2空間5とを接続する貫通孔291が形成されており、この貫通孔291を通るようにターミナル9が圧入されている。
ターミナル9は、ベース筒部21の内部において、接着剤によってベース筒部21に固定されており、ターミナル9を配置するために形成された貫通孔291は、この接着剤とターミナル9とによって塞がれている。ターミナル9は、第2空間5において後述するリードピン78に接続されている。
ターミナル9は、図6に示すように、一方向を長手方向とする平板棒状の端子部91と、リードピン78に接続される接続部92とを有している。端子部91は、貫通孔291に挿し込まれる部分であり、一端が第2空間5側に位置し、他端がコネクタ29の内部に位置するように配置される。接続部92は、端子部91のうち第2空間5側に位置させられる一端に接続され、端子部91の長手方向に対して交差する方向、本実施形態では直交する方向に屈曲した形状とされている。
図6、図7、図9に示すように、発音体7は、フレーム71と、ダイヤフラム72と、ダイヤフラム72を振動させる駆動部73とを備えている。
フレーム71は、略段付円筒状とされ、樹脂製とされている。フレーム71は、軸方向の両端部において開口しており、一方の開口部を構成する開口幅が広い方の円筒部711と、他方の開口部を構成する開口幅が狭い方の円筒部712と、円筒部711と円筒部712とを繋ぐ円盤状の段付部713とを有している。円筒部711が構成する開口部は、ダイヤフラム72によって塞がれている。そして、フレーム71は、ダイヤフラム72によって開口部が塞がれた側の端部において、隔壁24に接着にて気密的に接合されることでベース2に固定されている。
また、図6、図9に示すように、段付部713に、フレーム71の内部と外部とを連通させる貫通孔714が形成されており、貫通孔714を通じてフレーム71の内外で連通した第2空間5が構成されている。そして、第2空間5は、隔壁24およびダイヤフラム72によって第1空間4と隔てられている。
ダイヤフラム72は、振動板を構成するもので、振動させられることによって音を発生させる。図6に示すように、ダイヤフラム72の内周部721は、第1空間4側に向かって凸となる凸面状とされている。また、ダイヤフラム72の外周部722は、第1空間4側に傾斜している。具体的には、外周部722は、内周部721の外縁から第1空間4側に向かって広がる中空の円錐台形状とされている。
内周部721と外周部722との円形の境界部とストッパー261の円筒部261aとは、同径とされていて対向配置されている。また、外周部722の傾斜と傾斜部261bとは、同じ形状とされていて対向配置されている。さらに、図6に示すように、内周部721と外周部722との円形の境界部において、ダイヤフラム72には円筒部261aに対向していてダイヤフラム72の変位時にダイヤフラム72の振動方向に最も変位する円形端部723が形成されている。気密検査の際にダイヤフラム72が変位したときには、図10、図11に示すように円形端部723に円筒部261aが当接すると共に、外周部722に傾斜部261bが当接するようになっている。この円形端部723は、駆動部73側で発音体7に備えられるボビン74の一端が接着剤で固定され、ボビン74とダイヤフラム72とが一体化されている。このため、ダイヤフラム72の中でも強度が高い部分となり、円筒部261aが硬く強度の高い部分と当接させられるようにできる。
後述するように、発音体7では、ダイヤフラム72の振動によって音が発生する。音圧が十分に大きい音を発生させるためには、ダイヤフラム72とストッパー261との距離をある程度大きくすることが必要となる。このため、ダイヤフラム72のうちストッパー261に接触する面と、ストッパー261のうちダイヤフラム72に接触する面との距離は、発音動作によってはダイヤフラム72がストッパー261に接触しないように、発音動作によるダイヤフラム72の変位量よりも大きくされている。そして、気密検査の際には、発音動作の際よりもダイヤフラム72が大きく変位してストッパー261に当接するようになっている。
例えば、ダイヤフラム72のうちストッパー261に接触する面と、ストッパー261のうちダイヤフラム72に接触する面との間の距離が1mm〜3mm程度とされている。
また、外周部722のうち内周部721とは反対側の端部には、外周部722の軸方向から見た形状がリング状とされ、半径方向に沿った断面がS字状とされたばね部724が接続されている。ダイヤフラム72は、ばね部724の端部においてフレーム71に接着されている。本実施形態では、内周部721、外周部722、円形端部723、ばね部724は、一枚の薄膜で形成されている。
駆動部73は、フレーム71の2つの開口部のうち開口幅が狭い方の円筒部712を塞ぐように配置されている。図6に示すように、駆動部73は、ボビン74と、ボイスコイル75と、磁気回路部76とを備えている。
ボビン74は、円筒状とされており、ダイヤフラム72の内周部721の外縁において円形端部723の裏面に接続され、ダイヤフラム72から第2空間5内方に向かって立設されている。ボビン74の外側には、ボイスコイル75が巻かれている。ボビン74は、芯部に相当する。
磁気回路部76は、ボイスコイル75に磁界を印加するためのものであり、一面および他面を有する円板形状の磁石761と、磁石761の一面に接続されたトッププレート762と、磁石761の他面に接続されたヨーク763とを備えている。ヨーク763の底部に磁石761およびトッププレート762が配置されることで磁気回路部76が構成されており、ヨーク763の円筒部と磁石761およびトッププレート762との間に隙間が設けられ、この隙間内にボビン74およびボイスコイル75が入り込むようにして配置されている。ヨーク763は、円筒部における開口入口側から外周部全域において、円筒部712の内側に嵌め込まれ、接着されることで磁気回路部76がフレーム71と一体とされている。
このように構成されることで、ボビン74に巻かれたボイスコイル75には、トッププレート762の側面と、ヨーク763の円筒部の側面との間に発生する磁界が印加されるようになっている。このため、磁界が印加された状態のボイスコイル75に電流を流すと、ボビン74はヨーク763の円筒部に嵌め込まれた状態で軸方向に変位する。これにより、ダイヤフラム72が振動して、音が発生する。
また、発音体7はボイスコイル75と電気的に接続されたリードピン78を備えている。図示していないが、リードピン78は、ボイスコイル75にはんだ付けなどで電気的に接続されており、ボイスコイル75から径方向外側に向かって引き出されている。本実施形態では、リードピン78はフレーム71に一体成型等によって一体化され、フレーム71の外部に延設され、ターミナル9と接するようにレイアウトされている。そして、図9に示すように、リードピン78がターミナル9に形成された接続溝に圧入されることで、ボイスコイル75と外部との電気的接続が可能となっている。
以上のようにして、本実施形態の発音器Sが構成されている。このように構成された発音器Sは、車室外に配置され、後述するように、本実施形態では車両のバックドアのガーニッシュ裏に配置される。そして、発音器Sの外部からの音源信号に基づいてボイスコイル75への通電が行われると、図2、図7に示した振動方向にダイヤフラム72が振動し、発音体7より音が発せられる。この音が、第1空間4や放音孔25および放音空間6などを通り、放出孔61から外部に放出される。これにより、電気自動車などの走行音が静かな車両であっても、発音器Sより警報音を発生させることで、周囲に車両の接近を報知することが可能となる。
また、発音器Sの製造工程の1つとして気密検査工程を行っている。この気密検査工程の際には、第1空間4と第2空間5との間に圧力差が発生させられる。具体的には、放出孔61側より通気孔241を通じて空気を送り込むことで第2空間5が加圧されて、第2空間5の圧力が第1空間4の圧力よりも高くなる。これにより、図10、図11に示すように、ばね部724の変形に基づいてダイヤフラム72の内周部721および外周部722が第1空間4に向かって変位し、ダイヤフラム72は第1空間4側に膨らむように変形する。
このとき、変形したダイヤフラム72はストッパー261に接触し、これによりダイヤフラム72の変形が制限される。すなわち、筐体1の内部に配置されたストッパー261が、ダイヤフラム72を押さえる治具の代わりにダイヤフラム72の反転や変形を抑制する。したがって、ダイヤフラム72を押さえる治具を使用せずに気密検査を行うことが可能となる。また、ダイヤフラム72がストッパー261に接触する際に、円形端部723が円筒部261aに当接し、外周部722が傾斜部261bに当接するが、強度の低い内周部721は円筒部261aの内側に位置していてストッパー261に接触しない。このため、ダイヤフラム72を破損から保護できる。
このような構造の発音器Sでは、放音孔25を覆うように保護壁22を備えているため、保護壁22と立壁23および隔壁24等で構成される放音空間6を通じて放出孔61から出力される。すなわち、発音体7が発した音が一方向から出力されるようにできる。このため、必要とされない方向への放音が行われることを抑制でき、不要な音が車室内へ浸透したり伝搬したりすることを抑制できる。
また、発音器Sの正面の位置、つまりダイヤフラム72の振動方向において、放音孔25を覆うように保護壁22を備えている。このため、車両における発音器Sの搭載空間のうち保護壁22と隣接する位置に、音の通り路となるスペースを確保する必要がない。つまり、保護壁22と近接して車両部品を搭載することが可能となり、車両の狭い空間にも発音器Sを配置することが可能になる。したがって、正面の位置に車両部品を近接配置することが可能な発音器Sにできる。
さらに、本実施形態の構造の発音器Sでは、筐体1を型成形によって形成できる。例えば、筐体1の保護壁22および立壁23の外壁面を構成するための下型と、ベース筒部21や隔壁24の内壁面を構成するための上型と、放音空間6を構成するためのスライド型を用い、樹脂成形によって筐体1を形成できる。このため、ベース筒部21の一端側についてはケース3で覆う必要があるが、他端側は保護壁22で覆われていることから、その部分をカバーなどで覆う必要がない。したがって、筐体1をベース2とケースの2部品で構成することが可能となり、部品点数の削減、ひいては製品コストの削減を図ることが可能となる。
続いて、図12〜図20を参照して、上記のように構成された発音器Sの取付構造について説明する。
発音器Sは、図12〜図15に示すように、車両におけるリア側のガーニッシュ1000の裏、つまりガーニッシュ1000とバックドア1010との間に配置されている。ガーニッシュ1000の裏に発音器Sが配置されており、図12および図16に示されるように、ガーニッシュ1000によって発音器Sが隠れ、車両後方側からガーニッシュ1000を見たときに発音器Sが見えないようになっている。
ガーニッシュ1000は、バックドア1010に固定される部品であり、バックドア1010の装飾に用いられるのに加えて、バックドア1010に配置される各種電気部品などを覆って防水する役割を果たしている。本実施形態の場合、ガーニッシュ1000は、車両の幅方向を長手方向とした板状とされているが、ガーニッシュ1000の形状については任意である。
図17および図18に示すように、バックドア1010には、車両の幅方向に伸びる溝部1011が形成されており、この溝部1011にガーニッシュ1000が嵌め込まれるようになっている。そして、溝部1011には、発音器Sの取付部1012が形成されており、この取付部1012に対して放出孔61が下向きとなるようにして発音器Sが取り付けられている。発音器Sは、ガーニッシュ1000を取り付ける前の状態においては溝部1011内で露出した状態となるが、ガーニッシュ1000を取り付けると、ガーニッシュ1000によって覆い隠されるようになっている。
また、溝部1011には、上記した取付部1012に加えて、図20に示すように、夜間ナンバープレート1100の表示を照らすランプ1013、後進時の運転支援用のバックカメラ1014、バックドア1010の開閉スイッチ1015などが配置される。また、溝部1011内における複数箇所に締結穴1011aが形成されており、ガーニッシュ1000の裏側にも締結穴1011aと対応する位置に図示しない雌ネジ穴が形成された支持部が備えられている。そして、図示しないが、バックドア1010の裏面側から締結穴1011aを通じてガーニッシュ1000の支持部の雌ネジ穴にボルトを螺号させることでガーニッシュ1000がバックドア1010に固定されている。
図19、図20に示すように、バックドア1010のうちガーニッシュ1000の内側部分の下面と対応する位置には凹部1016が形成されており、ガーニッシュ1000の下面1001を露出させている。この露出した部分において、ガーニッシュ1000の下面のうち発音器Sと対応する位置には放音孔1002が形成されている。発音器Sは、放出孔61が下向き、つまり放音孔1002に向けられて配置されており、この放音孔1002を通じて音を放出できるようになっている。放音孔1002の形状については任意であるが、本実施形態では、放音孔1002を発音器Sの放出面62よりも大きなものにするのではなく、複数個に分かれたものとしている。ここでは、放音孔1002を5つに分けており、放出孔61の長手方向に沿って一列に並べて格子状としている。
なお、ガーニッシュ1000の下面1001と発音器Sとは、当接していても隙間を設けて配置されていても良いが、図13に示すように、本実施形態では、これらの間に音通路ダクトとして機能するクッション材1003を配置している。クッション材1003は、放出孔61と対応する枠体形状とされ、すべての放音孔1002を囲むように配置され、ガーニッシュ1000の下面1001と発音器Sとの間に挟持されている。このような構造とすることで、発音器Sからバックドア1010の内側への音漏れをより抑制することが可能となる。なお、ここで適用しているクッション材1003は、音漏れ防止を図るための音通路ダクトとして機能することを目的とするため、その目的を果たせるものであればクッション材1003で構成されている必要は無く、例えばゴムや樹脂などで構成されていても良い。
また、図19および図20に示すように、バックカメラ1014と対応する位置には開口部1004が形成されていて、バックカメラ1014の一部が露出させられており、ランプ1013と対応する位置は開口部1005とされることでランプ1013の光が外に導かれるようになっている。バックドア1010の凹部1016の底部1011bにはリア側のナンバープレート1100が取り付けられており、ランプ1013の光がナンバープレート1100に照射されるようになっている。
図13に示すように、取付部1012には、雌ネジ穴1017aが形成されたネジ締結部1017が備えられている。そして、締結穴1018aが形成されたL字形状のステー1018が取付部1012に配置され、ボルト1019を締結穴1018a内に挿通させると共にネジ締結部1017の雌ネジ穴1017aに螺号させることでステー1018が固定されている。
一方、図17および図18に示すように、発音器Sの筐体1における放出孔61と反対側の立壁23には、ステー1018を両側から挟み込む嵌合部28が形成されている。この嵌合部28にステー1018が圧入されることにより、発音器Sがステー1018にガタつき無く保持されている。
また、図17および図18に示されるように、バックドア1010のうち取付部1012における発音器Sの隣に開口部1012aが形成されている。この開口部1012aは、発音器Sのコネクタ29と対応する位置に形成されており、この開口部1012aを通じてバックドア1010の裏側から車両側のコネクタ1020およびワイヤハーネス1021が引き出され、コネクタ1020とコネクタ29との接続が行われている。
以上のようにして本実施形態にかかる発音器Sの取付構造が構成されている。このように、車両リア側のガーニッシュ1000の裏に発音器Sを配置している。そして、ガーニッシュ1000の下面に放音孔1002を備えると共に、発音器Sの放出孔61からの音の放出方向を放音孔1002の開口方向と一致させるようにしている。つまり、放出孔61からの音の放出方向では、放音孔1002が開口させられることで音の通り路となる隙間が構成されている。これにより、発音器Sから接近通報音などの発音が行われた際に、発音器Sから発した音が他の部材によって遮られることなく、放音孔1002を通じてその周囲に伝えられるようにできる。
例えば、車両接近通報の法規制においては、車両の後端の両側方において後端中央から2m離れた位置をマイク位置として、発音器Sから発音を行い、マイク位置での音圧レベルが所望のレベルに達しているか否かが確認される。これに対して、本実施形態のように、発音器Sの一方向から音が放出されるようにし、かつ、発音器Sの放出孔61からの音の放出方向を放音孔1002の開口方向と一致させていることから、発音器Sから発した音があまり減衰されること無くマイクに伝えられる。
したがって、発音器Sの出力を高すぎる状態にしなくても、マイク位置での音圧レベルが所望のレベルに達するようにできる。このため、発音器Sの低出力化が可能になるのに加えて、発音器Sから様々な方向に発音が為されないため、より車室内騒音を少なくすることも可能となる。よって、より車室内騒音を少なくできると共に、決められたマイク位置において所望の音圧レベルを得ることができる発音器の取付構造および発音器を取り付けた車両とすることが可能となる。
また、発音器Sが一方向から音が出る構成とされ、発音器Sの搭載空間のうち保護壁22と隣接する位置に音の通り路となるスペースを確保する必要がないため、ガーニッシュ1000やバックドア1010が隣接配置されていても良好に放音を行える。
(他の実施形態)
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記各実施形態で用いた発音器Sの構成については一例を挙げたものであり、発音体7を中心とした振動方向の軸を中心軸として、その中心軸周りの周方向の一方向からのみ放音が為されるようにしたものであれば、発音器Sの構成はどのようなものでも良い。
また、第1実施形態では、バックドア1010の取付部1012に対してステー1018を介して発音器Sを固定した。しかしながら、ここで示した固定構造については一例を示したに過ぎず、他の固定構造、例えば発音器Sのベース筒部21等に取り付け用の張出部を備えておき、その張出部にボルトを用いて取付対象となるバックドア1010に直接固定しても良い。また、接着剤などを用いて、発音器Sを取付対象に直接貼り付けて固定しても良い。すなわち、発音器Sの放出孔61からの音が遮られることなく放出できるように、ガーニッシュ1000の下面1001に放音孔1002が備えられた構造とされ、そこを通じて放音が行える構造であれば、固定構造はどのようなものであっても良い。
ただし、放音孔1002の形状や数については任意であり、他の形状であっても構わない。例えば、放音孔1002を1つのみとし、放出孔61と対応する略長方形状としたりしても良い。また、放音孔1002を第1実施形態のような一列ではなく、複数列に配列させた格子状としても良い。さらに、放音孔1002を発音器Sよりも大きな寸法とし、発音器Sの放出面62が放音孔1002内に入り込む構造とされていても良い。
また、上記第1実施形態では、ガーニッシュ1000や発音器Sの取付対象がバックドア1010に取り付けられる場合を例に挙げて説明したが、これに限るものではない。例えば、トランクルームが備えられる車両においては、バックドア1010に代えてトランクパネル(トランクルームリッド)を取付対象として、それに取り付けられるガーニッシュの裏に発音器Sを備えても良い。
1…筐体、2…ベース、3…ケース、7…発音体、21…ベース筒部、22…保護壁、23…立壁、24…隔壁、27…対向壁、28…嵌合部、29…コネクタ、61…放出孔、62…放出面、1000…ガーニッシュ、1001…下面、1002…放音孔、1003…クッション材、1004…開口部、1005…開口部、1010…バックドア、1011…溝部、1011a…締結穴、1011b…底部、1012…取付部、1012a…開口部、1013…ランプ、1014…バックカメラ、1015…開閉スイッチ、1016…凹部、1017…ネジ締結部、1017a…雌ネジ穴、1018…ステー、1018a…締結穴、1019…ボルト、1020…コネクタ、1021…ワイヤハーネス、1100…ナンバープレート、S…発音器

Claims (6)

  1. ダイヤフラム(72)を振動させることで発音を行う発音器の車両への取付構造であって、
    前記発音器は、音の放出する放出孔(61)を有し、該放出孔から前記音が放出される方向である放音方向が一方向とされていると共に、該放音方向を下向きとして、前記車両におけるリア側に備えられるバックドア(1010)もしくはトランクパネルを取付対象として、該取付対象に対して取り付けられるガーニッシュ(1000)の裏側に取り付けられ、
    前記ガーニッシュの下面(1001)のうち前記発音器と対応する位置には放音孔(1002)が形成され、
    前記発音器が前記放出孔から放出した音が前記ガーニッシュの前記放音孔を通じて放出される、発音器の取付構造。
  2. 前記放音孔は、複数個備えられ、複数個が格子状に並べられている、請求項1に記載の発音器の取付構造。
  3. 前記発音器と前記ガーニッシュの下面との間には音通路ダクト(1003)が備えられている、請求項1または2に記載の発音器の取付構造。
  4. 前記音通路ダクトは、前記発音器と前記ガーニッシュの下面との間に挟持されている、請求項3に記載の発音器の取付構造。
  5. 前記取付対象における前記発音器が取り付けられる取付部(1012)には、前記車両側からのコネクタ(1020)およびワイヤハーネス(1021)が引き出される開口部(1012a)が形成され、該開口部を通じて引き出された前記車両側のコネクタが前記発音器に備えられたコネクタ(29)に接続されている、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の発音器の取付構造。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1つに記載の取付構造によって前記発音器が取り付けられた車両。
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