JP2021024304A - ブレーキシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】車輪に電動ブレーキにより電動制動力が付与された状態で車載電源の異常が検出された場合に、電動制動力を保持することである。【解決手段】本ブレーキシステムにおいて、車輪に電動ブレーキにより電動制動力が付与されている状態において、車載電源の、電動ブレーキの電動モータへの電力供給が不能である異常が検出された場合に、電動モータが短絡させられる。短絡ブレーキが作動し、電動モータを外力により回転させることが困難となるため、車輪に付与された電動制動力を保持することができる。【選択図】図3
Description
本発明は、電動モータの作動により車輪に制動力を付与する電動ブレーキを備えたブレーキシステムに関するものである。
特許文献1には、車載電源から供給される電力により作動させられる電動モータであるポンプモータを備えた液圧ブレーキシステムが記載されている。ポンプモータの駆動によりポンプが作動させられ、高圧の作動液が吐出される。本液圧ブレーキシステムにおいて、車載電源が主バッテリと補助バッテリとを含み、主バッテリの機能低下または停止が検出された場合にポンプモータへの目標電力供給量が小さくされる。それにより、補助バッテリの電力の消費を抑制することができる。
本発明の課題は、車輪に電動ブレーキにより電動制動力が付与された状態で車載電源の異常が検出された場合に、電動制動力を保持することである。
本発明に係るブレーキシステムにおいて、車輪に電動ブレーキにより制動力である電動制動力が付与されている状態において、車載電源の、電動ブレーキの電動モータへの電力供給が不能である異常が検出された場合に、電動モータが短絡させられる。短絡ブレーキが作動し、電動モータを外力により回転させることが困難となるため、車輪に付与された電動制動力を保持することができる。
以下、本発明の一実施形態としてのブレーキシステムについて図面に基づいて詳細に説明する。
本ブレーキシステムは、図1に模式的に示すように、車載電源4、電動ブレーキ装置6、ブレーキECU8等を含む。電動ブレーキ装置6は、左右後輪10RL,10RRにそれぞれ設けられた電動ブレーキ12RL,12RRを含む。図示しない左右前輪については電動ブレーキが設けられても、液圧ブレーキが設けられてもよい。以下、電動ブレーキ等を総称する場合、車輪位置で区別する必要がない場合等には、車輪位置を表すRL,RRを省略する場合がある。
電動ブレーキ12は、それぞれ、図2に示すように、摩擦ブレーキとしてのディスクブレーキである。電動ブレーキ12は、それぞれ、ディスクロータ20と、キャリパ22と、一対のブレーキパッド24と、キャリパ22に設けられた電動モータ26と、電動モータ26の回転を押圧部材28の直線移動に変換する運転変換機構としてのねじ機構30とを含む。電動モータ26の回転により押圧部材28が回転軸線Lと平行な方向に前進させられ、キャリパ22が移動させられる。一対のブレーキパッド24がディスクロータ20に押し付けられて、摩擦係合させられる。電動ブレーキ12RL,12RRが作動させられ、左右後輪10RL,10RRには、それぞれ、制動力である電動制動力が加えられる。
また、図3に示すように、電動モータ26RL,26RRには、それぞれ、駆動回路32RL,32RRが接続され、駆動回路32RL,32RRには、それぞれ、モータECU34RL,34RRが接続される。また、電動モータ36RL,26RRは、駆動回路32RL,32RRを介して車載電源4に接続される。
本実施例において、電動モータ26は、U相、V相、W相のコイルを備えたブラシレスモータである。駆動回路32は、(i)U相、V相、W相のコイルの各々と車載電源4のプラス側(ハイ側)との間にそれぞれ設けられたスイッチング素子であるハイ側スイッチング素子40UH,40VH,40WHと、(ii)車載電源4のマイナス側(ロー側)との間にそれぞれ設けられたスイッチング素子であるロー側スイッチング素子40UL,40VL,40WLと、(iii)これらスイッチング素子40UH,40VH,40WH,40UL,40VL,40WLの各々と並列に設けられたダイオード42UH,42VH,42WH,42UL,42VL,42WLとを含む。これらスイッチング素子40UH,40VH,40WH,40UL,40VL,40WLのモータECU34による制御により、電動モータ26への供給電流が制御され、押圧部材28に加えられる押圧力、すなわち、荷重等が制御される。
車載電源4は、電動ブレーキ装置6(電動モータ26、モータECU34RL,34RR等を含む)、ブレーキECU8等に電力を供給するものであり、本実施例においては、例えば、リチウムイオンバッテリから構成される。
車載電源4は、図示しないDC/DCコンバータを介して電動ブレーキ装置6、ブレーキECU8等に接続されるのであり、リチウムイオンバッテリの電圧が降圧されて、電動ブレーキ装置6、ブレーキECU8等に供給される。本実施例においては、例えば、電動モータ26等には12Vの電圧が供給され、ブレーキECU8、モータECU34等には5Vの電圧が供給されるようにすることができる。
車載電源4は、図示しないDC/DCコンバータを介して電動ブレーキ装置6、ブレーキECU8等に接続されるのであり、リチウムイオンバッテリの電圧が降圧されて、電動ブレーキ装置6、ブレーキECU8等に供給される。本実施例においては、例えば、電動モータ26等には12Vの電圧が供給され、ブレーキECU8、モータECU34等には5Vの電圧が供給されるようにすることができる。
ブレーキECU8、モータECU34RL,34RRは、それぞれ、コンピュータを主体とするものであり、図示しない実行部、記憶部、入出力部等を含む。また、ブレーキECU8と、モータECU34RL,34RRとは通信可能に接続されている。
ブレーキECU8の入出力部には、図示しないブレーキ操作部材の操作状態を検出する操作状態検出装置50、車載電源4の電圧を検出する電圧センサ52等が接続されるとともにモータECU34RL,34RRが接続される。操作状態検出装置50は、例えば、ブレーキ操作部材のストロークとブレーキ操作部材に加えられる操作力との少なくとも一方を検出する。
モータECU34の入出力部には、それぞれ、電動モータ26の回転数を検出する回転数センサ(レゾルバ)54、押圧部材28に加えられる軸線方向の力である荷重を検出する荷重センサ56等が接続されるとともに、駆動回路32が接続される。
以上のように構成されたブレーキシステムの作動について説明する。
例えば、ブレーキ操作部材の操作が行われた場合等には制動要求が出力される。ブレーキECU8において、操作状態検出装置50によって検出されたブレーキ操作状態に基づいて運転者が要求する要求総制動力が求められる。また、自車両の周辺の環境に基づいて制動要求が出され、自車両の周辺の環境に基づいて要求総制動力が求められる。以下、これらの場合(運転者によるブレーキ操作部材の操作が行われた場合、自車両の周辺の環境に基づく場合)に出される制動要求を環境依拠制動要求と称する。
例えば、ブレーキ操作部材の操作が行われた場合等には制動要求が出力される。ブレーキECU8において、操作状態検出装置50によって検出されたブレーキ操作状態に基づいて運転者が要求する要求総制動力が求められる。また、自車両の周辺の環境に基づいて制動要求が出され、自車両の周辺の環境に基づいて要求総制動力が求められる。以下、これらの場合(運転者によるブレーキ操作部材の操作が行われた場合、自車両の周辺の環境に基づく場合)に出される制動要求を環境依拠制動要求と称する。
例えば、車両の駆動源が電動モータを含み、駆動輪に回生制動力が加えられる場合には、回生制動力、電動制動力のうちの少なくとも一方により要求総制動力が満たされるように、要求電動制動力が取得され、これら要求電動制動力に基づいて要求荷重が求められる。それに対して、駆動輪に回生制動力が加えられない場合(車両が駆動源として機能する電動モータを含まない場合や、駆動源として機能する電動モータを含むが、回生制動力が加えられない場合等がある)には、電動制動力により要求総制動力が満たされるように、要求電動制動力が求められ、要求荷重が求められる。
ブレーキECU8は、モータECU34RL,34RRに環境依拠制動要求を表す情報と、要求荷重を表す情報とを供給する。モータECU34RL,34RRは、要求荷重が実現されるように、換言すると、要求電動制動力が実現されるように、電動モータ26の目標デューティ比Dutyを求め、駆動回路32を制御する。
ブレーキECU8は、車載電源4の電圧Vを表す値をモータECU34RL,34RRに供給する。モータECU34RL,34RRは、電圧Vが、異常判定しきい値Vthより低い場合、換言すると、最低電圧(ブレーキECU8、モータECU34等には電力を供給可能な電圧をいう)より高く、異常判定しきい値Vthより低い場合に、車載電源4が、ブレーキECU8、モータECU34には電力を供給可能であるが、電動モータ26等に電力を供給することが困難である異常(以下、単に異常と称する)であると取得する。
また、モータECU34は、車載電源4が異常である場合には、目標デューティ比Dutyを0に決定する。なお、ブレーキECU8からモータECU34に、車載電源4が異常であるか否かを表す情報(電圧が異常判定しきい値より低いか否かを表す情報)が供給されるようにすることができる。
ブレーキECU8は、車載電源4の電圧Vを表す値をモータECU34RL,34RRに供給する。モータECU34RL,34RRは、電圧Vが、異常判定しきい値Vthより低い場合、換言すると、最低電圧(ブレーキECU8、モータECU34等には電力を供給可能な電圧をいう)より高く、異常判定しきい値Vthより低い場合に、車載電源4が、ブレーキECU8、モータECU34には電力を供給可能であるが、電動モータ26等に電力を供給することが困難である異常(以下、単に異常と称する)であると取得する。
また、モータECU34は、車載電源4が異常である場合には、目標デューティ比Dutyを0に決定する。なお、ブレーキECU8からモータECU34に、車載電源4が異常であるか否かを表す情報(電圧が異常判定しきい値より低いか否かを表す情報)が供給されるようにすることができる。
さらに、車載電源4が正常である場合において、ブレーキECU8から環境依拠制動要求を表す情報が供給されない場合にも電動ブレーキ12が作動させられる。この場合の要求荷重(要求電動制動力)は、例えば、引き摺りが生じる程度の予め定められた大きさとすることができる。モータECU34RL,34RRは、この要求荷重が得られるように、換言すれば、要求電動制動力が得られるように目標デューティ比Dutyを決定する。本実施例においては、この場合の目標デューティ比Dutyを設定値Dmとする。
モータECU34RL,34RRにおいては、図4のフローチャートで表されるモータ制御プログラムが予め定められた設定時間毎に実行される。
ステップ1(以下、S1と略称する。他のステップについても同様とする)において、ブレーキECU8から供給された車載電源4の電圧Vが読み込まれ、異常判定しきい値Vthより低いか否かが判定される。
ステップ1(以下、S1と略称する。他のステップについても同様とする)において、ブレーキECU8から供給された車載電源4の電圧Vが読み込まれ、異常判定しきい値Vthより低いか否かが判定される。
S1の判定がNOである場合には、S2において、ブレーキECU8から、環境依拠制動要求を表す情報、要求荷重を表す情報が供給されたか否かが判定され、判定がYESである場合には、S3において、その要求荷重が満たされるように目標デューティ比Duty(=Dx)が求められ、S4において、目標デューティ比Dxに基づいて駆動回路32が制御される。
また、S2の判定がNOである場合には、S5において、目標デューティ比Dutyが設定値Dmとされ、S4において、目標デューティ比Dmに基づいて駆動回路32が制御される。
それに対して、S1の判定がYESである場合には、S6において、目標デューティ比Dutyが0に決定され、S4において、駆動回路32が制御される。図3において、例えば、ロー側のスイッチング素子40UL,40VL,40WLがONとされ、ハイ側のスイッチング素子40UH,40VH,40WHがOFFとされる。その結果、U点,V点,W点の電位が同じ(例えば、0)となる。電動モータ26のU相、V相、W相の各コイルは、破線が示すように、短絡させられる。
それに対して、S1の判定がYESである場合には、S6において、目標デューティ比Dutyが0に決定され、S4において、駆動回路32が制御される。図3において、例えば、ロー側のスイッチング素子40UL,40VL,40WLがONとされ、ハイ側のスイッチング素子40UH,40VH,40WHがOFFとされる。その結果、U点,V点,W点の電位が同じ(例えば、0)となる。電動モータ26のU相、V相、W相の各コイルは、破線が示すように、短絡させられる。
このように、本実施例においては、車載電源4が正常である場合に、環境依拠制動要求が出されていなくても、目標デューティ比Dmに基づいて駆動回路32が制御され、車輪10に電動制動力が付与される(S5,4)。そして、電動制動力が付与されている状態で、車載電源4の異常が検出された場合には、電動モータ26が短絡させられ(S6,4)、短絡ブレーキが作動させられる。その結果、車載電源4が異常であっても、車輪10に付与された電動制動力を保持することができる。
また、本実施例においては、車載電源4が異常であっても、車輪10の回転を抑制することができるため、車載電源4が補助電源を含まないものとすることができる。その場合には、ブレーキシステムのコストダウンを図ることができる。
また、本実施例においては、車載電源4が異常であっても、車輪10の回転を抑制することができるため、車載電源4が補助電源を含まないものとすることができる。その場合には、ブレーキシステムのコストダウンを図ることができる。
以上のように、本実施例においては、ブレーキECU8、モータECU34の図4のモータ制御プログラムを記憶する部分、実行する部分等によりモータ制御部が構成される。そのうちの、S1を記憶する部分、実行する部分等により異常判定部が構成され、S2,3を記憶する部分、実行する部分等により第1モータ制御部が構成され、S2,4を記憶する部分、実行する部分等により第2モータ制御部が構成され、S6,4を記憶する部分、実行する部分等によりスイッチング素子制御部が構成される。
なお、車載電源4が異常である場合には、ハイ側のスイッチング素子40UH,40VH,40WHをONとすることもできる。この場合にも、車載電源4が異常であるため、U点,V点,W点の電位が同じ0となる。
また、車両が運転者によって操作されている場合(自動運転中でない場合)には、車載電源4が正常であり、かつ、環境依拠制動要求が出されていない場合に、電動ブレーキ12が作動させられないようにすることができる。例えば、運転者の操作により、パーキングブレーキを作動させることができ、車輪の回転を抑制することができるからである。
その他、本発明は、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の形態で実施することができる。
また、車両が運転者によって操作されている場合(自動運転中でない場合)には、車載電源4が正常であり、かつ、環境依拠制動要求が出されていない場合に、電動ブレーキ12が作動させられないようにすることができる。例えば、運転者の操作により、パーキングブレーキを作動させることができ、車輪の回転を抑制することができるからである。
その他、本発明は、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の形態で実施することができる。
4:車載電源 6:電動ブレーキ装置 8:ブレーキECU 12:電動ブレーキ 26:電動モータ 32:駆動回路 34:モータECU 40:スイッチング素子 52:電圧センサ
以下、特許請求可能な発明について説明する。
(1)車両の車輪に設けられ、前記車両に搭載された電源である車載電源から供給された電力により作動可能な電動モータにより作動させられて、前記車輪に制動力である電動制動力を付与する電動ブレーキと、
前記車輪に電動制動力が付与された状態で、前記車載電源の、前記電動モータへの電力供給が不能である異常が検出された場合に、前記電動モータを短絡させるモータ制御部と
を含むブレーキシステム。
(1)車両の車輪に設けられ、前記車両に搭載された電源である車載電源から供給された電力により作動可能な電動モータにより作動させられて、前記車輪に制動力である電動制動力を付与する電動ブレーキと、
前記車輪に電動制動力が付与された状態で、前記車載電源の、前記電動モータへの電力供給が不能である異常が検出された場合に、前記電動モータを短絡させるモータ制御部と
を含むブレーキシステム。
(2)前記モータ制御部が、前記車載電源の電圧が異常判定しきい値より低い場合に、前記車載電源が、前記電動モータへの電力供給が不能である異常であると判定する異常判定部を含む(1)項に記載のブレーキシステム。
車載電源の電圧が異常判定しきい値より低い場合、換言すると、最低電圧より高く、異常判定しきい値より低い場合には、電動モータ等に電力を供給することはできないが、モータ制御部等に電力を供給することは可能である。
(3)当該ブレーキシステムが、前記車載電源と前記電動モータの複数のコイルの各々との間に設けられた駆動回路を含み、
前記駆動回路が、前記車載電源のプラス側と前記複数のコイルの各々との間に設けられた複数のスイッチング素子であるハイ側スイッチング素子と、前記車載電源のマイナス側と前記複数のコイルの各々との間に設けられた複数のスイッチング素子であるロー側スイッチング素子とを含み、
前記モータ制御部が、前記車載電源の前記異常が取得された場合に、前記駆動回路の前記複数のハイ側スイッチング素子、または、前記複数のロー側スイッチング素子を同様に制御するスイッチング素子制御部を含む(1)項または(2)項に記載のブレーキシステム。
複数のハイ側スイッチング素子または複数のロー側スイッチング素子を同様に制御、すなわち、ONOFFの状態を同じに制御することにより、電動モータを短絡させることができる。また、車載電源が異常であるため、複数のハイ側スイッチング素子をONにしても、電動モータのデューティ比は0となる。
前記駆動回路が、前記車載電源のプラス側と前記複数のコイルの各々との間に設けられた複数のスイッチング素子であるハイ側スイッチング素子と、前記車載電源のマイナス側と前記複数のコイルの各々との間に設けられた複数のスイッチング素子であるロー側スイッチング素子とを含み、
前記モータ制御部が、前記車載電源の前記異常が取得された場合に、前記駆動回路の前記複数のハイ側スイッチング素子、または、前記複数のロー側スイッチング素子を同様に制御するスイッチング素子制御部を含む(1)項または(2)項に記載のブレーキシステム。
複数のハイ側スイッチング素子または複数のロー側スイッチング素子を同様に制御、すなわち、ONOFFの状態を同じに制御することにより、電動モータを短絡させることができる。また、車載電源が異常であるため、複数のハイ側スイッチング素子をONにしても、電動モータのデューティ比は0となる。
(4)前記スイッチング素子制御部が、前記車載電源の前記異常が検出された場合に、前記複数のハイ側スイッチング素子と前記複数のロー側スイッチング素子との一方をONとして、他方をOFFとする(3)項に記載のブレーキシステム。
(5)前記モータ制御部が、前記車載電源が正常であり、かつ、環境依拠制動要求が出された場合に、前記環境依拠制動要求に基づいて決まる要求電動制動力が得られるように前記電動モータを制御する第1モータ制御部と、前記車載電源が正常であり、かつ、前記環境依拠制動要求が出されていない場合に、予め定められた設定要求電動制動力が得られるように前記電動モータを制御する第2モータ制御部とを含む(1)項ないし(4)項に記載のブレーキシステム。
環境依拠制動要求がない場合であっても、車輪に設定要求電動制動力が付与される。そのため、車載電源の異常が検出された場合に、車輪に付与された電動制動力(設定要求電動制動力)を保持することができる。
環境依拠制動要求がない場合であっても、車輪に設定要求電動制動力が付与される。そのため、車載電源の異常が検出された場合に、車輪に付与された電動制動力(設定要求電動制動力)を保持することができる。
Claims (1)
- 車両の車輪に設けられ、前記車両に搭載された電源である車載電源から供給された電力により作動可能な電動モータにより作動させられて、前記車輪に制動力である電動制動力を付与する電動ブレーキと、
前記車輪に前記電動制動力が付与された状態で、前記車載電源の、前記電動モータへの電力供給が不能である異常が検出された場合に、前記電動モータを短絡させるモータ制御部と
を含むブレーキシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019140839A JP2021024304A (ja) | 2019-07-31 | 2019-07-31 | ブレーキシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019140839A JP2021024304A (ja) | 2019-07-31 | 2019-07-31 | ブレーキシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021024304A true JP2021024304A (ja) | 2021-02-22 |
Family
ID=74662087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019140839A Pending JP2021024304A (ja) | 2019-07-31 | 2019-07-31 | ブレーキシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021024304A (ja) |
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2019
- 2019-07-31 JP JP2019140839A patent/JP2021024304A/ja active Pending
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