JP2021023452A - コーナーキャビネット及びキッチンユニット - Google Patents

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正文 平岡
Masabumi Hiraoka
正文 平岡
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Abstract

【課題】無駄なデッドスペースを低減できるコーナーキャビネットを有するキッチンユニットを提供する。【解決手段】コーナーキャビネット100は、部屋の入隅部分に設置されるコーナーキャビネットであって、法線方向が奥行き方向である第1開口面を有する第1収納部と、法線方向が幅方向である第2開口面を有する第2収納部と、前記第2開口面を部分的に閉塞する開閉扉300と、を備え、前記第1収納部及び前記第2収納部は、前記第2開口面の奥側の一部を通じて接続され、前記第1開口面は、前記第2開口面の前記奥行き方向における中間線で前記第2開口面と直交し、前記開閉扉の基端部は、前記中間線より奥側に位置し、前記開閉扉の先端部は、前記中間線より手前側に位置する。【選択図】図2

Description

本発明は、コーナーキャビネット及びキッチンユニットに関する。
特許文献1には、部屋のコーナ部に設けられ、前面の右部あるいは左部に開口部を形成したキャビネットと、このキャビネットの内部の左右に設けられ、前記開口部側に配置して前後に移動自在とする第1可動棚と、前記第1可動棚の奥側に配置して第1可動棚側に移動自在とする第2可動棚を備えるコーナー用収納キャビネットが開示される。特許文献1に開示されるコーナー用収納キャビネットでは、第1可動棚をレールに沿って前側に移動させることで、第2可動棚が第1可動棚と干渉することなく、レールに沿って第1可動棚側に移動することが可能である。
特開平4−325108号公報
特許文献1に開示されるコーナー用収納キャビネットにおいては、第1可動棚はレールによって規定される前後方向の移動範囲において移動可能である。レールはキャビネット内に収容されるため、第1可動棚の移動範囲もキャビネットの内部に制限される。即ち、第1可動棚を最も前側に引き出した状態でも、第1可動棚の後端部分はキャビネットの内部に収まっている。この結果、第2可動棚と第1可動棚との干渉は許されないため、第2可動棚の大きさを制限せざるを得ない。したがって、キャビネット内部において、引き出される前の第2可動棚の前側には物品を収納することができないデッドスペースが生じ、キャビネットの収納容量が低いという問題がある。
本発明の一態様に係るコーナーキャビネットは、部屋の入隅部分に設置されるコーナーキャビネットであって、法線方向が奥行き方向である第1開口面を有する第1収納部と、法線方向が幅方向である第2開口面を有する第2収納部と、前記第2開口面を部分的に閉塞する開閉扉と、を備え、前記第1収納部及び前記第2収納部は、前記第2開口面の奥側の一部を通じて接続され、前記第1開口面は、前記第2開口面の前記奥行き方向における中間線で前記第2開口面と直交し、前記開閉扉の基端部は、前記中間線より奥側に位置し、前記開閉扉の先端部は、前記中間線より手前側に位置する。
本発明の一態様に係るキッチンユニットは、コーナーキャビネットを備えるキッチンユニットであって、前記コーナーキャビネットは、法線方向が奥行き方向である第1開口面を有する第1収納部と、法線方向が幅方向である第2開口面を有する第2収納部と、前記第2開口面を部分的に閉塞する開閉扉と、を含み、前記第1収納部及び前記第2収納部は、前記第2開口面の奥側の一部を通じて接続され、前記第1開口面は、前記第2開口面の前記奥行き方向における中間線で前記第2開口面と直交し、前記開閉扉の基端部は、前記中間線より奥側に位置し、前記開閉扉の先端部は、前記中間線より手前側に位置する。
本発明によれば、無駄なデッドスペースを低減することができる。
実施形態に係るキッチンユニットの構成の一例を示す斜視図である。 実施形態に係るコーナーキャビネットの構成の一例を示す平面断面図である。 実施形態に係るキャビネット本体の構成の一例を示す斜視図である。 実施形態に係るキャビネット本体の構成の一例を示す平面断面図である。 実施形態に係る移動ボックスの構成の一例を示す斜視図である。 実施形態に係る引出キャビネットの構成の一例を示す斜視図である。 実施形態に係るコーナーキャビネットの使用方法の一例を説明するための平面断面図である。 実施形態に係るコーナーキャビネットの使用方法の一例を説明するための平面断面図である。 実施形態に係るコーナーキャビネットの使用方法の一例を説明するための平面断面図である。 実施形態に係るコーナーキャビネットの使用方法の一例を説明するための平面断面図である。 実施形態に係るコーナーキャビネットの使用方法の一例を説明するための平面断面図である。 実施形態に係るコーナーキャビネットの使用方法の一例を説明するための平面断面図である。
<本発明の実施形態の概要>
以下、本発明の実施形態の概要を列記して説明する。
(1) 本実施形態に係るコーナーキャビネットは、部屋の入隅部分に設置されるコーナーキャビネットであって、法線方向が奥行き方向である第1開口面を有する第1収納部と、法線方向が幅方向である第2開口面を有する第2収納部と、前記第2開口面を部分的に閉塞する開閉扉と、を備え、前記第1収納部及び前記第2収納部は、前記第2開口面の奥側の一部を通じて接続され、前記第1開口面は、前記第2開口面の前記奥行き方向における中間線で前記第2開口面と直交し、前記開閉扉の基端部は、前記中間線より奥側に位置し、前記開閉扉の先端部は、前記中間線より手前側に位置する。
上記の構成により、第2収納部における第1開口面よりも手前側の部分にまで扉300が設けられるため、当該部分にも物品を収納することができ、無駄なデッドスペースを低減することができる。
(2) 本実施形態に係るコーナーキャビネットは、前記第1収納部に収納される移動台をさらに備え、前記移動台は、前記第1収納部に対する収納状態から前記奥行き方向へ移動した後、さらに前記第2収納部から離れる方向に移動することが可能であってもよい。
上記の構成により、移動台が第1収納部に収納されている状態において、開閉扉の一部が露出され、他部が移動台によって隠される。さらに、移動台が第2収納部から離れた状態において、開閉扉の全部が露出される。したがって、移動台により第1収納部に効率的に物品を収納することができると共に、移動台を移動させることによって開閉扉を開閉可能な状態にすることができる。
(3) 本実施形態に係るコーナーキャビネットにおいて、前記移動台は、前記第1収納部に設けられるガイドレールに沿って前記奥行き方向に移動可能であり、且つ、前記ガイドレールによって規定される移動範囲の終端において前記第2収納部から離れる方向に回転可能であってもよい。
上記の構成により、移動台は、ガイドレールによって一方向に移動した後、回転することができる。この回転により、移動台は第2収納部から離れることができる。
(4) 本実施形態に係るコーナーキャビネットにおいて、前記開閉扉の基端部は、前記第2開口面の前記奥行き方向の途中に位置し、前記第2収納部における前記基端部の奥側に、前記第2収納部に収納される第2移動台が設けられ、前記第2移動台は、前記第2収納部に対する収納状態から前記第1収納部に対する収納状態へ切り替えることが可能であってもよい。
上記の構成により、開閉扉の奥側にさらに第2移動台を設けることができ、さらに第2収納部に物品を効率的に収納することができる。
(5) 本実施形態に係るコーナーキャビネットにおいて、前記第2移動台は、前記奥行き方向に引き出すことが可能な棚を有してもよい。
上記の構成により、第2移動台に設けられる棚に物品を収納することができ、さらに収納能力が向上する。また、第2移動台の棚は移動台の移動方向である奥行き方向に引き出すことができるため、移動台を第2収納部から離した状態で、棚を容易に引き出すことができる。
(6) 本実施形態に係るキッチンユニットは、コーナーキャビネットを備えるキッチンユニットであって、前記コーナーキャビネットは、法線方向が奥行き方向である第1開口面を有する第1収納部と、法線方向が幅方向である第2開口面を有する第2収納部と、前記第2開口面を部分的に閉塞する開閉扉と、を含み、前記第1収納部及び前記第2収納部は、前記第2開口面の奥側の一部を通じて接続され、前記第1開口面は、前記第2開口面の前記奥行き方向における中間線で前記第2開口面と直交し、前記開閉扉の基端部は、前記中間線より奥側に位置し、前記開閉扉の先端部は、前記中間線より手前側に位置する。
上記の構成により、第2収納部における第1収納部の第1開口面よりも手前側の部分にまで扉が設けられるため、当該部分にも物品を収納することができ、無駄なデッドスペースを低減することができる。
<本発明の実施形態の詳細>
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態の詳細を説明する。なお、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
[キッチンユニット]
本実施形態に係るキッチンユニットの構成について説明する。図1は、本実施形態に係るキッチンユニットの構成の一例を示す斜視図である。
本実施形態に係るキッチンユニット10は、平面視において直角に屈曲したL字状をなしている。キッチンユニット10は、コーナー部に設けられるコーナーキャビネット100を備える。コーナーキャビネット100は、部屋の入隅部に設置される。コーナーキャビネット100の両側には、シンクキャビネット、調理キャビネット、コンロキャビネット等(一部図示を省略)が配置される。
[コーナーキャビネットの全体構成]
図1に示すように、コーナーキャビネット100には、移動台である移動ボックス200と、開閉扉300とが設けられる。開閉扉300は、一部分が露出し、他の部分が移動ボックス200に隠れている。
図2は、本実施形態に係るコーナーキャビネット100の構成の一例を示す平面断面図である。コーナーキャビネット100は、キャビネット本体400と、移動ボックス200と、開閉扉300と、引出キャビネット500とを備える。キャビネット本体400は、コーナーキャビネット100の外形を構成する筐体であり、内側に収納空間を有する。移動ボックス200及び引出キャビネット500は、キャビネット本体400に収納される。開閉扉300は、キャビネット本体400の内部の収納空間を開閉するために、キャビネット本体400に取り付けられる。
[キャビネット本体]
図3は、本実施形態に係るキャビネット本体400の構成の一例を示す斜視図であり、図4は、その平面断面図である。図3及び図4に示すように、キャビネット本体400は、平面視において直角に屈曲しており、入隅部に開口600を有する。キャビネット本体400は、直方体の第1収納部651と、直方体の第2収納部652とを含む。第1収納部651は第1開口面601を含み、第2収納部652は第2開口面602を含む。第1開口面601及び第2開口面602は、開口を形成する仮想的な鉛直面である。第1開口面601の法線方向と第2開口面602の法線方向は互いに直交する。以下の説明において、第1開口面601の法線方向をx方向(奥行き方向)、第2開口面602の法線方向をy方向(幅方向)、x方向及びy方向の両方に直交する方向(高さ方向)をz方向という。
第1収納部651及び第2収納部652のそれぞれは、x方向に長い直方体である。また、第2収納部652は、第1収納部651よりもx方向に長い直方体である。第1収納部651及び第2収納部652のz方向長さ(高さ)は等しい。
第1収納部651及び第2収納部652は、第2開口面602の奥側の一部を通じて接続され、キャビネット本体400が構成される。換言すれば、第1収納部651及び第2収納部652は、第2開口面602の奥側の一部で連通している。具体的な一例では、別々の部品である第1収納部651と第2収納部652とが連結されてキャビネット本体400が構成されるのではなく、第1収納部651及び第2収納部652が一体化されている。つまり、キャビネット本体400の天板及び背板のそれぞれは一枚の板材である。ただし、別々の部品である第1収納部651と第2収納部652とが連結されてキャビネット本体400が構成されてもよい。
第1開口面601は、中間線610で第2開口面602と直交する。中間線610は、第2開口面602に含まれる鉛直線であり、第2開口面602のx方向における中間に位置する。なお、中間線610の位置は、第2開口面602のx方向における中心に限られず、第2開口面602のx方向の途中の位置であればよい。
第1収納部651の内壁には、レール401がx方向に延びるように取り付けられる。レール401は、直動ガイドの構成部品であり、後述するガイドローラ202が係合する(図2参照)。ガイドローラ202は、レール401に沿って直線的に移動可能である。ガイドローラ202は、移動ボックス200に固定される。これによって、移動ボックス200はレール401に沿ってx方向に移動することができる。
第2収納部652は、仕切り板421によって2つの部屋に仕切られる。即ち、第2収納部652は、第1室411と、第2室412とを含む。
第1室411は、台所用品、調味料等の物品を収納するための空間である。開閉扉300は、第1室411に設けられる(図2参照)。開閉扉300の基端部(枢着側)は仕切り板421に取り付けられる。開閉扉300の先端部は、開閉扉300が閉じている状態において、第1室411における仕切り板421との対向面に近接する。すなわち、開閉扉300の基端部は、中間線610より奥側に位置し、開閉扉300の先端部は、中間線610より手前側に位置する。
第2室412には、引出キャビネット500が収納される(図2参照)。図4に示すように、第2室412には底板422が設けられる。
第2室412の側壁には、ガイド部材403がy方向に延びるように取り付けられる。ガイド部材403は、直動ガイドの構成部品であり、レール503が係合する。ガイド部材403とレール503とは、直線的に相対移動が可能である。レール503は、引出キャビネット500の側面に固定される(図6参照)。これによって、引出キャビネット500はy方向に移動することができる。
[移動ボックス]
次に、移動ボックス200の構成について説明する。図5は、本実施形態に係る移動ボックス200の構成の一例を示す斜視図である。移動ボックス200は、上記のようにキャビネット本体400からx方向に引き出すことができ、例えば、調理補助台として用いられる。移動ボックス200の底面には、キャスター204が設けられる。キャスター204は、z方向に延びる軸線を中心として回転することが可能である。これにより、移動ボックス200は、x方向に限らず、任意の水平方向に移動することが可能である。
具体的な一例では、移動ボックス200は、z方向に並べられた複数の引出221,222,223を含んでもよい。引出221,222,223は、移動ボックス200の筐体から引き出すことが可能であり、台所用品、調味料等の物品を収納することができる。これにより、コーナーキャビネット100の収納能力がさらに向上する。各引出221,222,223には、ハンドル211が取り付けられる。
移動ボックス200の一側面の後端(引出221,222,223の奥側端)には、プレート201が設けられる。移動ボックス200の筐体と、プレート201とは、丁番203によって接続されている(図2参照)。つまり、プレート201は移動ボックス200の筐体に対してz方向に延びる軸線を中心として揺動可能である。当該軸線は、移動ボックス200の筐体の一辺の近傍に設けられる。さらに、プレート201には、レール401と係合可能なガイドローラ202が固定される。
移動ボックス200は、ガイドローラ202がレール401に係合した状態で、キャビネット本体400からx方向に引き出される。移動ボックス200は、ガイドローラ202がレール401の端部に至るまでの移動範囲においてx方向に移動可能である。移動ボックス200は、移動範囲の終端において、丁番203によって回動することができる。さらに、ガイドローラ202はレール401から取り外すことが可能である。ガイドローラ202がレール401から取り外されると、移動ボックス200はキャビネット本体400から離脱する。このため、移動ボックス200は任意の位置に移動することができる。一例では、キャビネット本体400の第1収納部651の内壁に、マグネット402を取り付け、移動ボックス200の対応箇所に鉄板等の磁性体を取り付け、マグネット402の磁力によって移動ボックス200が第1収納部651に収納された状態を維持することを可能としつつ、容易に引き出すことができるように構成することもできる。
[開閉扉]
次に、開閉扉300の構成について説明する。図2に示すように、仕切り板421と開閉扉300とが丁番301を介して接続されている。これにより、開閉扉300が開閉可能である。一例では、丁番301が特定の開閉角度を維持するように構成され、これによって開閉扉300が閉じた状態を維持するように構成されてもよい。丁番301に一定以上の力(トルク)を与えなければ、上記の特定の角度から角度は変化しない。すなわち、閉じている開閉扉300を開けるためには、開閉扉300が開く方向に一定以上のトルクを作用させる必要がある。これにより、開閉扉300が閉じた状態を維持することを可能としつつ、容易に開閉することができる。
[引出キャビネット]
次に、引出キャビネット500の構成について説明する。図6は、本実施形態に係る引出キャビネット500の構成の一例を示す斜視図である。引出キャビネット500は、第2移動台の一例である。引出キャビネット500は、全体として箱形をなしており、z方向に並べられた複数の引出511を有する。これにより、各引出511に効率的に物品を収納することができる。隣り合う引出511の間には隙間が設けられており、引出511を引き出さなくても、隙間から物品を取り出すことが可能である。
引出キャビネット500の底面前端には、キャスター501が設けられる。引出キャビネット500の側面下端には、レール503が設けられる。レール503は、ガイド部材403と係合する。また、引出キャビネット500の筐体底部の一側端(y方向の一端)は、y方向に延びる延長板502が設けられる。レール503は、引出キャビネット500の前端から延長板502の終端まで延びている。
引出キャビネット500の移動方向は、ガイド部材403によってy方向に制限される。引出キャビネット500の筐体(延長板502を除く箱形の部分)のy方向長さは、第1収納部651のy方向長さよりも若干短い。さらに、延長板502を含む引出キャビネット500全体のy方向長さは、第1収納部651のy方向長さよりも長い。つまり、引出キャビネット500を第2室412からy方向に引き出しても、延長板502は常に第2室412の内部に残る。このため、引出キャビネット500が最大限引き出された状態でも、レール503がガイド部材403と係合した状態が維持される。さらに、引出キャビネット500が最大限引き出された状態では、引出キャビネット500の筐体(延長板502を除く箱形の部分)の全てが第1収納部651の内部に位置する。このため、第1収納部651において、引出511をx方向に引き出すことができる。
[コーナーキャビネットの使用方法]
以下、本実施形態に係るコーナーキャビネット100の使用方法について説明する。図7A〜図7Fは、本実施形態に係るコーナーキャビネットの使用方法の一例を説明するための平面断面図である。
図2に示される初期状態では、移動ボックス200が第1収納部651に収納され、開閉扉300が閉じられ、引出キャビネット500が第2室412に収納される。初期状態では、ハンドル211が、キャビネット本体400の第1室411のx方向端面から突出しない。つまり、ハンドル211は、キャビネット本体400の入隅部の空間内に位置する。このため、コーナーキャビネット100の第1室411の隣に引出を有するキャビネットが配置されても、引出の移動にハンドル211が干渉することがない。
また、初期状態において、開閉扉300は一部が露出され、他部が移動ボックス200によって隠される。このため、初期状態では開閉扉300を開くことはできない。
図7Aに示すように、初期状態から移動ボックス200をx方向に引き出すことができる。移動ボックス200が移動範囲の終端までx方向に移動されると、図7Bに示すように、丁番203によって回転させることができる。移動ボックス200は回転することにより第2収納部652から離れる。
図7Cに示すように、レール401からガイドローラ202を取り外すことにより、移動ボックス200をキャビネット本体400から離すことができる。移動ボックス200がキャビネット本体400から離れた位置に移動されることによっても、移動ボックスが第2収納部652から離れる。
移動ボックス200が第2収納部652から離れた状態では、開閉扉300の全部が露出される。したがって、この状態において、図7Dに示すように、開閉扉300を開放することができる。これにより、ユーザーが第1室411に物品を収納したり、第1室411から物品を取り出したりすることができる。
図7Eに示すように、移動ボックス200が第2収納部652から離れた状態において、引出キャビネット500はy方向に移動することができる。さらに、図7Fに示すように、引出キャビネット500が移動範囲の終端まで移動された状態において、引出511がx方向に引き出されることが可能である。これにより、ユーザーは引出511に物品を収納したり、引出511から物品を取り出したりすることができる。
[変形例]
上記の実施形態においては、移動ボックス200が引出221,222,223を有する構成について述べたが、これに限定されない。移動ボックス200は、扉を有する箱であってもよい。また、移動ボックス200は、物品を収納する機能を有しない調理補助台であってもよい。
また、第2収納部652が第1室411及び第2室412に分かれておらず、1つの収納空間であってもよい。例えば、開閉扉300は、丁番301による回転型の扉ではなく、スライド式の引き戸であってもよい。
また、第2室412に引出キャビネット500を収納する構成ではなく、第2室412を物品の収納空間として利用してもよい。この場合、開閉扉300とは別に、第2室412に扉を設けることもできる。さらに、第2室に物品収納用の棚を設けてもよい。この場合、棚をy方向に移動可能な構成とすることもできる。
[効果]
以上のように、コーナーキャビネット100は、部屋の入隅部分に設置されるコーナーキャビネットであって、第1収納部651と、第2収納部652と、開閉扉300と、を備える。第1収納部651は、法線方向がx方向(奥行き方向)である第1開口面601を有する。第2収納部652は、法線方向がy方向(幅方向)である第2開口面602を有する。扉300は、第2開口面602を部分的に閉塞する。第1収納部651及び第2収納部652は、第2開口面602の奥側の一部を通じて接続される。第1開口面601は、第2開口面602のx方向における中間線で前記第2開口面と直交し、前記開閉扉の基端部は、前記中間線の奥側に位置し、前記開閉扉の先端部は、前記中間線の手前側に位置する。
上記の構成により、第2収納部652における第1開口面601よりも手前側の部分にまで開閉扉300が設けられるため、当該部分にも物品を収納することができ、無駄なデッドスペースを低減することができる。
コーナーキャビネット100は、第1収納部651に収納される移動ボックス200(移動台)をさらに備える。移動ボックス200は、第1収納部651に対する収納状態からx方向へ移動した後、さらに第2収納部652から離れる方向に移動することが可能であってもよい。
上記の構成により、移動ボックス200が第1収納部651に収納されている状態において、開閉扉300の一部が露出され、他部が移動ボックス200によって隠される。さらに、移動ボックス200が第2収納部652から離れた状態において、開閉扉300の全部が露出される。したがって、移動ボックス200により第1収納部651に効率的に物品を収納することができると共に、移動ボックス200を移動させることによって開閉扉300を開閉可能な状態にすることができる。
移動ボックス200は、第1収納部651に設けられるガイドレール401に沿ってx方向に移動可能であり、且つ、ガイドレール401によって規定される移動範囲の終端において第2収納部652から離れる方向に回転可能であってもよい。
上記の構成により、移動ボックス200は、ガイドレール401によって一方向に移動した後、回転することができる。この回転により、移動ボックス200は第2収納部652から離れることができる。
開閉扉300の基端部は、第2開口面602のx方向の途中に位置する。第2収納部652における開閉扉300の基端部の奥側に、第2収納部652に収納される引出キャビネット500(第2移動台)が設けられる。引出キャビネット500は、第2収納部652に対する収納状態から第1収納部651に対する収納状態へ切り替えることが可能であってもよい。
上記の構成により、開閉扉300の奥側にさらに引出キャビネット500を設けることができ、さらに第2収納部652に物品を効率的に収納することができる。
引出キャビネット500は、x方向に引き出すことが可能な引出511(棚)を有してもよい。
上記の構成により、引出キャビネット500に設けられる引出511に物品を収納することができ、さらに収納能力が向上する。また、引出キャビネット500台の引出511は移動ボックス200の移動方向であるx方向に引き出すことができるため、移動ボックス200を第2収納部652から離した状態で、引出511を容易に引き出すことができる。
[補記]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的ではない。本発明の権利範囲は、上述の実施形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及びその範囲内でのすべての変更が含まれる。
10 キッチンユニット
100 コーナーキャビネット
200 移動ボックス
201 プレート
202 ガイドローラ
203 丁番
204 キャスター
211 ハンドル
221,222,223 引出
300 開閉扉
301 丁番
400 キャビネット本体
401 レール
402 マグネット
403 ガイド部材
411 第1室
412 第2室
421 仕切り板
422 底板
500 引出キャビネット
501 キャスター
502 延長板
503 レール
511 引出
600 開口
601 第1開口面
602 第2開口面
610 中間線
651 第1収納部
652 第2収納部

Claims (6)

  1. 部屋の入隅部分に設置されるコーナーキャビネットであって、
    法線方向が奥行き方向である第1開口面を有する第1収納部と、
    法線方向が幅方向である第2開口面を有する第2収納部と、
    前記第2開口面を部分的に閉塞する開閉扉と、
    を備え、
    前記第1収納部及び前記第2収納部は、前記第2開口面の奥側の一部を通じて接続され、
    前記第1開口面は、前記第2開口面の前記奥行き方向における中間線で前記第2開口面と直交し、
    前記開閉扉の基端部は、前記中間線より奥側に位置し、
    前記開閉扉の先端部は、前記中間線より手前側に位置する、
    コーナーキャビネット。
  2. 前記第1収納部に収納される移動台をさらに備え、
    前記移動台は、前記第1収納部に対する収納状態から前記奥行き方向へ移動した後、さらに前記第2収納部から離れる方向に移動することが可能である、
    請求項1に記載のコーナーキャビネット。
  3. 前記移動台は、前記第1収納部に設けられるガイドレールに沿って前記奥行き方向に移動可能であり、且つ、前記ガイドレールによって規定される移動範囲の終端において前記第2収納部から離れる方向に回転可能である、
    請求項2に記載のコーナーキャビネット。
  4. 前記開閉扉の基端部は、前記第2開口面の前記奥行き方向の途中に位置し、
    前記第2収納部における前記基端部の奥側に、前記第2収納部に収納される第2移動台が設けられ、
    前記第2移動台は、前記第2収納部に対する収納状態から前記第1収納部に対する収納状態へ切り替えることが可能である、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコーナーキャビネット。
  5. 前記第2移動台は、前記奥行き方向に引き出すことが可能な棚を有する、
    請求項4に記載のコーナーキャビネット。
  6. コーナーキャビネットを備えるキッチンユニットであって、
    前記コーナーキャビネットは、
    法線方向が奥行き方向である第1開口面を有する第1収納部と、
    法線方向が幅方向である第2開口面を有する第2収納部と、
    前記第2開口面を部分的に閉塞する開閉扉と、
    を含み、
    前記第1収納部及び前記第2収納部は、前記第2開口面の奥側の一部を通じて接続され、
    前記第1開口面は、前記第2開口面の前記奥行き方向における中間線で前記第2開口面と直交し、
    前記開閉扉の基端部は、前記中間線より奥側に位置し、
    前記開閉扉の先端部は、前記中間線より手前側に位置する、
    キッチンユニット。
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