JP2021022977A - 回転角検出装置、回転角推定装置および車載モータ制御システム - Google Patents

回転角検出装置、回転角推定装置および車載モータ制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】回転角センサから出力される複数の検出信号のうちの1つの検出信号が異常となった場合でも、正確な回転角を算出することができる、回転角検出装置を提供する。【解決手段】回転角検出装置100は、回転角センサ2から出力される三相の検出信号を補正して、予め決定された関係を満たす三相の補正検出信号を出力する補正器10と、三相の検出信号のそれぞれの異常の有無を判定する異常判定器20と、三相の補正検出信号に基づいて、検出回転角を算出する回転角算出器とを備えている。異常判定器20によって、三相の検出信号のうちのいずれか1つの検出信号のみが異常であると判定された場合に、回転角算出器30は、三相の検出信号のうちの残り2つの検出信号にそれぞれ対応する2つの補正検出信号に基づいて、検出回転角θdを算出する。【選択図】図3

Description

本発明は、回転角検出装置に係り、特に回転角センサから出力される検出信号に基づいて回転角を算出する、回転角検出装置に関する。また、本発明は、当該回転角検出装置と組み合わせて用いられる回転角推定装置にも関する。さらに、本発明は、当該回転角検出装置および当該回転角推定装置を備える車載モータ制御システムにも関する。
従来、モータの回転角を検出する回転角センサから出力される検出信号に基づいて、回転角を検出する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5014901号公報
例えば、回転角センサから出力される3つのアナログ検出信号から、予め決定された計算手順に従って回転角を算出する回転角検出装置において、ノイズの混入等によって、3つの検出信号のうちの1つの検出信号が異常となった場合を考える。この時、これら異常の検出信号を含む3つの検出信号に基づいて算出される回転角は、不正確なものとなる。
本発明は、上記のような課題を解決するためのものであり、回転角センサから出力される複数の検出信号のうちの1つの検出信号が異常となった場合でも、正確な回転角を算出することができる、回転角検出装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る回転角検出装置は、回転角センサから出力される三相の検出信号を補正して、予め決定された関係を満たす三相の補正検出信号を出力する補正器と、三相の検出信号のそれぞれの異常の有無を判定する異常判定器と、三相の補正検出信号に基づいて、検出回転角を算出する回転角算出器とを備え、異常判定器によって、三相の検出信号のうちのいずれか1つの検出信号のみが異常であると判定された場合に、回転角算出器は、三相の検出信号のうちの残り2つの検出信号にそれぞれ対応する2つの補正検出信号に基づいて、検出回転角を算出する。
本発明に係る回転角検出装置によれば、回転角センサから出力される複数の検出信号のうちの1つの検出信号が異常となった場合でも、正確な回転角を算出することができる。
本発明の実施の形態1に係る回転角検出装置を含む、モータ制御システムの構成を示す図である。 図1の回転角推定装置の内部構成を示す図である。 図1の回転角検出装置の内部構成を示す図である。 図3の異常判定器の内部構成を示す図である。 図3の回転角算出器の内部構成を示す図である。 実施の形態1において、三相の検出信号が全て正常である場合における、三相の補正検出信号の時間変化を表す図である。 図6に示される三相の補正検出信号に基づいて出力される検出回転角の時間変化を表す図である。 実施の形態1において、U相の検出信号に異常が発生した場合における、三相の補正検出信号の時間変化を表す図である。 本発明の実施の形態1に係る回転角検出装置および回転角推定装置の各機能を専用のハードウェアである処理回路で実現する場合を示した構成図である。 本発明の実施の形態1に係る回転角検出装置および回転角推定装置の各機能をプロセッサおよびメモリを備えた処理回路より実現する場合を示した構成図である。
以下、添付図面を参照して、本願が開示する回転角検出装置の実施の形態について、詳細に説明する。ただし、以下に示す実施の形態は一例であり、これらの実施の形態によって、本願発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る回転角検出装置100を含む、モータ制御システムの構成を示す図である。このようなモータ制御システムは、車載モータ制御システムとして特に好適である。なお、ここでの車載モータとは、車両に搭載されて当該車両の走行駆動力を発生させるモータ、すなわちEV(Electric Vehicle)用モータ、EV用インホイールモータ、PHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)用モータ等である。ただし、本実施の形態1に係る回転角検出装置100の用途は、車載モータ制御システムに限定されるものではない。
図1のモータ制御システムは、モータ1と、回転角センサ2と、電源装置3と、電圧センサ4と、回転角検出装置100と、回転角推定装置200と、制御装置5とを備えている。
モータ1は、制御装置5から出力される三相交流電流によって駆動される。また、モータ1の回転軸には、正弦波形状の図示しないロータプレートが取り付けられている。
回転角センサ2は、モータ1の回転角に対応する三相のアナログ検出信号を出力する。詳細には、回転角センサ2は、モータ1のロータプレートを取り囲むように配置されて、ロータプレートとの距離を測定する、3つの距離センサ2u、2vおよび2wを有している。
モータ1のロータプレートが正弦波形状であることにより、3つの距離センサ2u、2vおよび2wからそれぞれ出力される三相の検出信号は、振幅の概ね等しい正弦波となる。具体的には、距離センサ2uは、正弦波の検出信号Sig_uを出力する。距離センサ2vは、正弦波の検出信号Sig_vを出力する。距離センサ2wは、正弦波の検出信号Sig_wを出力する。
また、各距離センサ2u、2vおよび2wの各取り付け角度を調整することにより、各検出信号Sig_u、Sig_vおよびSig_wの位相は、電気角において概ね120度ずつずれている。
電源装置3は、電源線L1およびGND線L2を介して、回転角センサ2に動作電力を供給する。また、電源装置3は、自身の故障を検出する自己診断機能を有している。電源装置3は、自己診断の結果を示す診断信号Diagを出力する。自己診断の結果が正常である場合には、診断信号Diagの値は0となり、自己診断の結果が異常である場合には、診断信号Diagの値は1となる。
電圧センサ4は、電源線L1の電圧Vを検出する。
回転角検出装置100は、回転角センサ2から出力される三相の検出信号Sig_u、Sig_vおよびSig_wと、電圧センサ4によって検出される電源線L1の電圧Vと、電源装置3から出力される診断信号Diagとに基づいて、モータ1の回転角を検出する。これ以降、回転角検出装置100によって検出されるモータ1の回転角を「検出回転角θd」と称することにする。
回転角推定装置200は、PLL(Phase Locked Loop)型のフィルタ回路であり、回転角検出装置100から出力される検出回転角θdに基づいて、モータ1の回転角を推定する。回転角推定装置200におけるローパスフィルタに相当する処理によって、回転角推定装置200によって推定される回転角からは、検出回転角θdに重畳しているノイズが取り除かれる。これ以降、回転角推定装置200によって推定されるモータ1の回転角を「推定回転角θe」と称することにする。
図2は、回転角推定装置200の内部構成を示す図である。回転角推定装置200は、位相差算出器40と、回転速度推定器50と、回転角推定器60とを備えている。
位相差算出器40は、検出回転角θdと推定回転角θeとの位相差Θを算出する。また、位相差算出器40には、回転角検出装置100から出力される複数相異常信号が入力される。
後に詳述するが、複数相異常信号の値は、回転角センサ2から出力される三相の検出信号のうちの複数の検出信号が異常である場合には、1となる。これに対して、回転角センサ2から出力される三相の検出信号が全て正常である場合、および三相の検出信号のうちの1つの検出信号のみが異常である場合には、複数相異常信号の値は0となる。
位相差算出器40は、複数相異常信号の値が0である場合には、検出回転角θdと推定回転角θeとの位相差Θ=|θd−θe|を出力し、複数相異常信号の値が1である場合には、位相差Θ=0を出力する。
回転速度推定器50は、位相差算出器40から出力される位相差Θに対して、比例積分演算を実行することによって、推定回転速度ωeを算出する。
回転角推定器60は、回転速度推定器50から出力される推定回転速度ωeに対して、積分演算を実行することによって、推定回転角θeを算出する。
図1に戻って、制御装置5は、回転角推定装置200から出力される推定回転角θeに基づいて、モータ1に供給する三相交流電流を制御することによって、モータ1の回転を制御する。
次に、本発明の本実施の形態1に係る回転角検出装置100の詳細な構成について、説明する。
図3は、回転角検出装置100の内部構成を示す図である。回転角検出装置100は、補正器10と、異常判定器20と、回転角算出器30とを備えている。
補正器10は、回転角センサ2から出力される三相の検出信号Sig_u、Sig_vおよびSig_wを補正して、予め決定された関係を満たす三相の補正検出信号Sig_uc、Sig_vcおよびSig_wcを算出する。
詳細には、補正器10は、三相の検出信号Sig_u、Sig_vおよびSig_wに対して、以下の補正演算を実行することによって、三相の補正検出信号Sig_uc、Sig_vcおよびSig_wcを算出する。
Sig_uc = (Sig_u+D_u)*Gain_u
Sig_vc = (Sig_v+D_v)*Gain_v
Sig_wc = (Sig_w+D_w)*Gain_w
上式において、D_uは、予め決定された基準電圧Dから、U相の検出信号Sig_uの1周期における平均電圧を減算した値である。同様に、D_vは、基準電圧Dから、V相の検出信号Sig_vの1周期における平均電圧を減算した値である。同様に、D_wは、基準電圧Dから、W相の検出信号Sig_wの1周期における平均電圧を減算した値である。
なお、これらのパラメータD_u、D_vおよびD_wの各値は、三相の検出信号Sig_u、Sig_vおよびSig_wが全て正常状態である時に、予め算出されて記憶されている。その後、次に述べる異常判定器20によって、三相の検出信号が全て正常状態であると判定される場合には、これらのパラメータの各値は更新される。一方、異常判定器20によって、三相の検出信号が全て正常状態であると判定されない場合には、これらのパラメータの各値は更新されない。
また、上式において、Gain_uは、U相の検出信号Sig_uの1周期における最高電圧と最低電圧との差を、予め決定された基準振幅値によって除算した値である。同様に、Gain_vは、V相の検出信号Sig_vの1周期における最高電圧と最低電圧との差を、基準振幅値によって除算した値である。同様に、Gain_wは、W相の検出信号Sig_wの1周期における最高電圧と最低電圧との差を、基準振幅値によって除算した値である。
なお、これらのパラメータGain_u、Gain_vおよびGain_wの各値は、三相の検出信号Sig_u、Sig_vおよびSig_wが全て正常状態である時に、予め算出されて記憶されている。その後、次に述べる異常判定器20によって、三相の検出信号が全て正常状態であると判定される場合には、これらのパラメータの各値は更新される。一方、異常判定器20によって、三相の検出信号が全て正常状態であると判定されない場合には、これらのパラメータの各値は更新されない。
上記のようにして算出された三相の補正検出信号Sig_uc、Sig_vcおよびSig_wcの各振幅は、正確に等しい。また、三相の補正検出信号Sig_uc、Sig_vcおよびSig_wcの各位相は、電気角においてそれぞれ正確に120度ずつずれている。
したがって、各時刻において、三相の補正検出信号Sig_uc、Sig_vcおよびSig_wcの総和は一定値となり、以下の関係が常に成立する。
(Sig_uc−D)+(Sig_vc−D)+(Sig_wc−D)=0
異常判定器20は、三相の検出信号Sig_u、Sig_vおよびSig_wと、電圧センサ4によって検出される電源線L1の電圧Vと、電源装置3から出力される診断信号Diagとに基づいて、三相の検出信号Sig_u、Sig_vおよびSig_wのそれぞれの異常の有無および複数相の異常が存在するか否かを判定する。
異常判定器20は、三相の検出信号Sig_u、Sig_vおよびSig_wのそれぞれの異常の有無を示す異常相情報と、複数相の異常が存在するか否かを示す複数相異常信号とを出力する。
図4は、異常判定器20の内部構成を示す図である。異常判定器20は、U相判定回路21uと、V相判定回路21vと、W相判定回路21wと、結合回路22と、加算回路23と、断線監視回路24と、MAX回路25と、比例回路26と、MAX回路27と、比較回路28とを含んでいる。
U相判定回路21uは、U相の検出信号Sig_uの異常の有無を判定する。詳細には、U相判定回路21uは、検出信号Sig_uの電圧が規定の範囲内にあるか否かを判定する。U相判定回路21uの出力値は、検出信号Sig_uの電圧が規定の範囲内にある場合には、正常を意味する0となり、検出信号Sig_uの電圧が規定の範囲内にない場合には、異常を意味する1となる。
V相判定回路21vは、V相の検出信号Sig_vの異常の有無を判定する。詳細には、V相判定回路21vは、検出信号Sig_vの電圧が規定の範囲内にあるか否かを判定する。V相判定回路21vの出力値は、検出信号Sig_vの電圧が規定の範囲内にある場合には、正常を意味する0となり、検出信号Sig_vの電圧が規定の範囲内にない場合には、異常を意味する1となる。
W相判定回路21wは、W相の検出信号Sig_wの異常の有無を判定する。詳細には、W相判定回路21wは、検出信号Sig_wの電圧が規定の範囲内にあるか否かを判定する。W相判定回路21wの出力値は、検出信号Sig_wの電圧が規定の範囲内にある場合には、正常を意味する0となり、検出信号Sig_wの電圧が規定の範囲内にない場合には、異常を意味する1となる。
結合回路22は、U相判定回路21u、V相判定回路21vおよびW相判定回路21wからそれぞれ出力される3つの出力値を結合し、異常相情報を生成する。異常相情報は、具体的には、3つの要素を有する配列である。例えば、異常相情報が「1」「0」「1」である場合、回転角センサ2から出力されるV相の検出信号Sig_vのみが正常であり、U相の検出信号Sig_uおよびW相の検出信号Sig_wがともに異常であることを意味している。
加算回路23は、U相判定回路21u、V相判定回路21vおよびW相判定回路21wからそれぞれ出力される3つの出力値を加算した結果を出力する。上記の例、すなわち異常相情報が「1」「0」「1」である場合では、加算回路23の出力値は、1+0+1=2となる。
断線監視回路24は、電圧センサ4によって検出される電源線L1の電圧Vに基づいて、電源線L1およびGND線L2の断線を検出する。詳細には、本実施の形態1では、電源装置3と回転角センサ2との間の電源線L1およびGND線L2の少なくとも一方が断線した場合に、電源線L1の電圧Vが規定の範囲外に固定されるように構成されている。断線監視回路24の出力値は、電圧センサ4によって検出される電圧Vが規定の範囲内にある場合には、断線なしを意味する0となり、電圧Vが規定の範囲内にない場合には、断線ありを意味する1となる。
MAX回路25は、断線監視回路24の出力値と、電源装置3から出力される診断信号Diagの値とのうち、大きい方の値を出力する。例えば、断線監視回路24の出力値が1であり、診断信号Diagの値が0である場合には、MAX回路25の出力値は、max{0,1}=1となる。
比例回路26は、MAX回路25の出力値に定数3を乗算した結果を出力する。例えば、MAX回路25の出力値が1である場合には、比例回路26の出力値は、1×3=3となる。
MAX回路27は、加算回路23の出力値と、比例回路26の出力値とのうち、大きい方の値を出力する。例えば、加算回路23の出力値が2であり、比例回路26の出力値が3である場合には、MAX回路27の出力値は、max{2,3}=3となる。
比較回路28は、MAX回路27の出力値と定数2とを比較し、出力値が2以上であるか否かに基づいて、複数相異常信号を出力する。詳細には、比較回路28は、MAX回路27の出力値が2以上である場合には、複数相異常信号として1を出力し、MAX回路27の出力値が2未満である場合には、複数相異常信号として0を出力する。
複数相異常信号は、回転角センサ2から出力される三相の検出信号Sig_u、Sig_vおよびSig_wにおいて、複数相の異常が存在するか否かを示している。複数相異常信号の値は、複数相の異常が存在する場合には1となり、複数相の異常が存在しない場合には0となる。例えば、回転角センサ2から出力されるV相の検出信号Sig_vのみが正常であり、U相の検出信号Sig_uおよびW相の検出信号Sig_wがともに異常である場合には、複数相異常信号の値は1となる。
図3に戻って、回転角算出器30は、補正器10から出力される三相の補正検出信号Sig_uc、Sig_vcおよびSig_wcと、異常判定器20から出力される異常相情報および複数相異常信号とに基づいて、検出回転角θdを算出する。
図5は、回転角算出器30の内部構成を示す図である。回転角算出器30は、第1の回転角算出回路31と、第2の回転角算出回路32と、第3の回転角算出回路33と、第4の回転角算出回路34と、第5の回転角算出回路35とを含んでいる。また、回転角算出器30は、演算選択回路36と、出力選択回路37とを含んでいる。
第1の回転角算出回路31は、三相の補正検出信号Sig_uc、Sig_vcおよびSig_wcに基づいて、第1の回転角θ1を算出する。
詳細には、第1の回転角算出回路31は、以下の手順に従って、第1の回転角θ1を算出する。
まず、第1の回転角算出回路31は、三相の補正検出信号Sig_uc、Sig_vcおよびSig_wcから、以下の式に従って、二相信号a1およびb1を算出する。
a1 = Sig_uc−(1/2)*Sig_vc−(1/2)*Sig_wc
b1 = (√3/2)*Sig_vc−(√3/2)*Sig_wc
次に、第1の回転角算出回路31は、上記の二相信号a1およびb1の振幅および位相を補正する。具体的には、第1の回転角算出回路31は、二相信号a1およびb1から、以下の式に従って、補正二相信号a2およびb2を算出する。
a2 = (a1−da1)
b2 = kab1(b1−db1)
ただし、上式において、da1およびdb1は、予め決定される直流オフセット補正係数である。また、kab1は、予め決定される振幅補正係数である。これらの係数の値は、正常状態における三相の補正検出信号Sig_uc、Sig_vcおよびSig_wcに基づいて、事前に算出されて記憶されている。
次に、第1の回転角算出回路31は、上記の補正二相信号a2およびb2から、以下の式に従って、和差信号a3およびb3を算出する。
a3 = a2+b2
b3 = a2−b2
次に、第1の回転角算出回路31は、上記の和差信号a3およびb3から、以下の式に従って、補正和差信号a4およびb4を算出する。
a4 = a3
b4 = kab3*b3
ただし、上式において、kab3は、予め決定される振幅補正係数であり、正常状態における三相の補正検出信号Sig_uc、Sig_vcおよびSig_wcに基づいて、事前に算出されて記憶されている。
最後に、第1の回転角算出回路31は、上記の補正和差信号a4およびb4から、以下の式に従って、第1の回転角θ1を算出する。
θ1 = arctan(a4/b4)
また、第2の回転角算出回路32は、V相の補正検出信号Sig_vcおよびW相の補正検出信号Sig_wcに基づいて、第2の回転角θ2を算出する。
詳細には、第2の回転角算出回路32は、以下の手順に従って、第2の回転角θ2を算出する。
まず、先述したように、三相の補正検出信号Sig_uc、Sig_vcおよびSig_wcについては、以下の関係式が常に成立する。
(Sig_uc−D)+(Sig_vc−D)+(Sig_wc−D)=0
この関係式をSig_ucについて解くと、次式が得られる。
Sig_uc = 3*D−(Sig_vc+Sig_wc)
第2の回転角算出回路32は、V相の補正検出信号Sig_vcおよびW相のSig_wcから、上式に従って、U相の補正検出信号Sig_ucを算出する。
以降の処理は、第1の回転角算出回路31と同様である。
また、第3の回転角算出回路33は、U相の補正検出信号Sig_ucおよびW相の補正検出信号Sig_wcに基づいて、第3の回転角θ3を算出する。
詳細には、第3の回転角算出回路33は、U相の補正検出信号Sig_ucおよびW相の補正検出信号Sig_wcに基づいて、次式に従って、V相の補正検出信号Sig_vcを算出する。
Sig_vc = 3*D−(Sig_uc+Sig_wc)
以降の処理は、第1の回転角算出回路31と同様である。
また、第4の回転角算出回路34は、U相の補正検出信号Sig_ucおよびV相の補正検出信号Sig_vcに基づいて、第4の回転角θ4を算出する。
詳細には、第4の回転角算出回路34は、U相の補正検出信号Sig_ucおよびV相の補正検出信号Sig_vcから、次式に従って、W相の補正検出信号Sig_wcを算出する。
Sig_wc = 3*D−(Sig_uc+Sig_vc)
以降の処理は、第1の回転角算出回路31と同様である。
また、第5の回転角算出回路35は、第5の回転角θ5として0を出力する。
また、演算選択回路36は、異常判定器20から出力される異常相情報および複数相異常信号に基づいて、上記の第1〜第5の回転角算出回路の中から、実際に演算を実行する回路を択一的に選択する。
詳細には、演算選択回路36は、異常相情報が「0」「0」「0」であり、かつ複数相異常信号の値が0である場合には、回転角センサ2から出力される三相の検出信号Sig_u、Sig_vおよびSig_wが全て正常であると判断する。
この時、演算選択回路36は、第1の回転角算出回路31に対して演算の実行を指示すると共に、出力選択回路37に対して、第1の回転角算出回路31によって算出される第1の回転角θ1を、検出回転角θdとして出力するように指示する。
また、演算選択回路36は、異常相情報が「1」「0」「0」であり、かつ複数相異常信号の値が0である場合には、回転角センサ2から出力されるU相の検出信号Sig_uのみが異常であると判断する。
この時、演算選択回路36は、第2の回転角算出回路32に対して演算の実行を指示すると共に、出力選択回路37に対して、第2の回転角算出回路32によって算出される第2の回転角θ2を、検出回転角θdとして出力するように指示する。
また、演算選択回路36は、異常相情報が「0」「1」「0」であり、かつ複数相異常信号の値が0である場合には、回転角センサ2から出力されるV相の検出信号Sig_vのみが異常であると判断する。
この時、演算選択回路36は、第3の回転角算出回路33に対して演算の実行を指示すると共に、出力選択回路37に対して、第3の回転角算出回路33によって算出される第3の回転角θ3を、検出回転角θdとして出力するように指示する。
また、演算選択回路36は、異常相情報が「0」「0」「1」であり、かつ複数相異常信号の値が0である場合には、回転角センサ2から出力されるW相の検出信号Sig_wのみが異常であると判断する。
この時、演算選択回路36は、第4の回転角算出回路34に対して演算の実行を指示すると共に、出力選択回路37に対して、第4の回転角算出回路34によって算出される第4の回転角θ4を、検出回転角θdとして出力するように指示する。
また、演算選択回路36は、複数相異常信号の値が1である場合には、回転角センサ2から出力される複数相の検出信号が異常であると判断する。
この時、演算選択回路36は、第5の回転角算出回路35に対して、第5の回転角θ5=0を出力するように指示すると共に、出力選択回路37に対して、第5の回転角算出回路35から出力される第5の回転角θ5=0を、検出回転角θdとして出力するように指示する。
次に、本発明の実施の形態1に係る回転角検出装置100の動作について説明する。
図6は、回転角センサ2から出力される三相の検出信号Sig_u、Sig_vおよびSig_wが全て正常である場合において、回転角検出装置100の補正器10から出力される三相の補正検出信号Sig_uc、Sig_uvおよびSig_wcの時間変化を表す図である。
図6では、三相の補正検出信号Sig_uc、Sig_vcおよびSig_wcのそれぞれは、2.5Vのオフセット電圧を持ち、振幅は−1Vから+1Vである。また、三相の補正検出信号Sig_uc、Sig_vcおよびSig_wcは、電気角においてそれぞれ120度ずつずれている。
図7は、図6に示される三相の補正検出信号Sig_uc、Sig_vcおよびSig_wcに基づいて、回転角検出装置100から出力される、検出回転角θdの時間変化を表す図である。
また、図8は、時刻t=1.5秒において、U相の検出信号Sig_uに異常が発生した場合における、三相の補正検出信号Sig_uc、Sig_vcおよびSig_wcの時間変化を表す図である。
時刻t=1.5秒において、回転角センサ2に内蔵されている図示しないプルアップ回路によって、検出信号Sig_uの値が急変する。これに伴って、補正器10から出力される補正検出信号Sig_ucの値も、+5Vに急変する。
この時、異常判定器20に含まれるU相判定回路21uの出力値は、検出信号Sig_uの電圧が規定の範囲内にないため、異常を意味する1となる。その結果、異常判定器20から出力される異常相情報は、「1」「0」「0」となる。また、異常判定器20から出力される複数相異常信号の値は、0のままである。
演算選択回路36は、異常相情報が「1」「0」「0」であり、かつ複数相異常信号の値が0であるため、U相の検出信号Sig_uのみが異常であると判断する。そのため、演算選択回路36は、第2の回転角算出回路32に対して演算の実行を指示すると共に、出力選択回路37に対して、第2の回転角算出回路32によって算出される第2の回転角θ2を、検出回転角θdとして出力するように指示する。
図8の時刻t=1.5秒以降における破線は、第2の回転角算出回路32によって、補正検出信号Sig_vcおよびSig_wcに基づいて算出される、U相の補正検出信号Sig_ucである。
以上説明したように、本発明の実施の形態1に係る回転角検出装置100は、回転角センサ2から出力される三相の検出信号を補正して、予め決定された関係を満たす三相の補正検出信号を出力する補正器10と、三相の検出信号のそれぞれの異常の有無を判定する異常判定器20と、三相の補正検出信号に基づいて、検出回転角θdを算出する回転角算出器30とを備えている。
異常判定器20によって、三相の検出信号のうちのいずれか1つの検出信号のみが異常であると判定された場合に、回転角算出器30は、三相の検出信号のうちの残り2つの検出信号にそれぞれ対応する2つの補正検出信号に基づいて、検出回転角θdを算出する。
上記の特徴によって、本発明の実施の形態1に係る回転角検出装置100では、回転角センサ2から出力される複数の検出信号のうちの1つの検出信号が異常となった場合でも、正確な検出回転角θdを算出することができる。
特に、三相の補正検出信号の各時刻における総和は一定値となり、また三相の補正検出信号の位相は、電気角においてそれぞれ120度ずつずれていることが好ましい。これにより、回転角検出装置100は、上記の2つの補正検出信号に基づく検出回転角θdの算出を、より高精度に行うことができる。
また、異常判定器20は、三相の検出信号のそれぞれについて、当該検出信号の電圧が設定範囲内にない場合に、当該検出信号が異常であると判定する。これにより、回転角検出装置100は、三相の検出信号の異常の有無の判定を、時間遅れなく高速に行うことができる。
また、異常判定器20によって、三相の検出信号のうちの複数の検出信号が異常であると判定された場合に、回転角算出器30は、検出回転角θdとして0を出力する。これにより、回転角検出装置100は、複数の検出信号が異常となった場合でも、検出回転角θdの出力を継続することができる。
また、異常判定器20は、回転角センサ2と電源装置3との間の電源線L1およびGND線L2の少なくとも一方が断線した場合にも、三相の検出信号のうちの複数の検出信号が異常であると判定する。電源線L1およびGND線L2の少なくとも一方が断線した場合には、回転角センサ2から出力される三相の検出信号は全て異常となる。このような場合でも、回転角検出装置100は、検出回転角θdの出力を継続することができる。
また、異常判定器20は、電源装置3が故障した場合にも、三相の検出信号のうちの複数の検出信号が異常であると判定する。回転角センサ2に動作電力を供給する電源装置3が故障した場合には、回転角センサ2から出力される三相の検出信号は全て異常となる。このような場合でも、回転角検出装置100は、検出回転角θdの出力を継続することができる。
また、補正器10は、異常判定器20によって、三相の検出信号の全てが正常であると判定される場合には、三相の検出信号の補正に用いるパラメータD_u、D_vおよびD_w、並びに、Gain_u、Gain_vおよびGain_wを算出して記憶する。一方、補正器10は、異常判定器20によって、三相の検出信号の全てが正常であると判定されない場合には、上記のパラメータの算出および記憶を行わない。これにより、異常な検出信号に基づいて不適切なパラメータを算出することを防止することができる。なお、異常判定器20によって、三相の検出信号の全てが正常であると判定される場合とは、具体的には、異常相情報が「0」「0」「0」であり、かつ複数相異常信号の値が0である場合である。
また、本実施の形態1に係る回転角推定装置200は、上記の回転角検出装置100と組み合わせて用いられる。回転角推定装置200は、検出回転角θdと推定回転角θeとの位相差Θを算出する位相差算出器40と、位相差Θに基づいて、推定回転速度ωeを推定する回転速度推定器50と、推定回転速度ωeに基づいて、推定回転角θeを推定する回転角推定器60とを備えている。
回転角検出装置100の異常判定器20によって、三相の検出信号のうちの複数の検出信号が異常であると判定された場合に、回転角推定装置200の位相差算出器40は、位相差Θとして0を出力する。
従来技術に係るPLL型の回転数推定装置では、前段から入力される検出回転角θdが異常になると、推定回転速度ωeが急変してしまうという問題があった。これに対して、本実施の形態1に係る回転角推定装置200では、前段から入力される検出回転角θdが異常になると、位相差Θが0に固定される。その結果、推定回転速度ωeは直前に出力した一定値に固定される。これにより、推定回転速度ωeの急変が防止される。
なお、上述した実施の形態1に係る回転角検出装置100および回転角推定装置200における各機能は、処理回路によって実現される。各機能を実現する処理回路は、専用のハードウェアであってもよく、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサであってもよい。図9は、本発明の実施の形態1に係る回転角検出装置100および回転角推定装置200の各機能を専用のハードウェアである処理回路1000で実現する場合を示した構成図である。また、図10は、本発明の実施の形態1に係る回転角検出装置100および回転角推定装置200の各機能をプロセッサ2001およびメモリ2002を備えた処理回路2000により実現する場合を示した構成図である。
処理回路が専用のハードウェアである場合、処理回路1000は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。モータ制御装置の各部の機能それぞれを個別の処理回路1000で実現してもよいし、各部の機能をまとめて処理回路1000で実現してもよい。
一方、処理回路がプロセッサ2001の場合、モータ制御装置の各部の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアおよびファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ2002に格納される。プロセッサ2001は、メモリ2002に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、モータ制御装置は、処理回路2000により実行されるときに、上述した各制御が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ2002を備える。
これらのプログラムは、上述した各部の手順あるいは方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ2002とは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリが該当する。また、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等も、メモリ2002に該当する。
なお、上述した各部の機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述した各部の機能を実現することができる。
2 回転角センサ、3 電源装置、10 補正器、20 異常判定器、30 回転角算出器、40 位相差算出器、50 回転速度推定器、60 回転角推定器、100 回転角検出装置、200 回転角推定装置。
上記の課題を解決するために、本発明に係る回転角検出装置は、回転角センサから出力される三相の検出信号を補正して、予め決定された関係を満たす三相の補正検出信号を出力する補正器と、三相の検出信号のそれぞれの異常の有無を判定する異常判定器と、三相の補正検出信号に基づいて、検出回転角を算出する回転角算出器とを備え、異常判定器によって、三相の検出信号のうちのいずれか1つの検出信号のみが異常であると判定された場合に、回転角算出器は、三相の検出信号のうちの残り2つの検出信号にそれぞれ対応する2つの補正検出信号に基づいて、検出回転角を算出し、予め決定された関係は、各時刻における三相の補正検出信号の総和が一定値となることである

Claims (12)

  1. 回転角センサから出力される三相の検出信号を補正して、予め決定された関係を満たす三相の補正検出信号を出力する補正器と、
    前記三相の検出信号のそれぞれの異常の有無を判定する異常判定器と、
    前記三相の補正検出信号に基づいて、検出回転角を算出する回転角算出器と
    を備え、
    前記異常判定器によって、前記三相の検出信号のうちのいずれか1つの検出信号のみが異常であると判定された場合に、前記回転角算出器は、前記三相の検出信号のうちの残り2つの検出信号にそれぞれ対応する2つの前記補正検出信号に基づいて、前記検出回転角を算出する、回転角検出装置。
  2. 前記予め決定された関係は、各時刻における前記三相の補正検出信号の総和が一定値となることである、請求項1に記載の回転角検出装置。
  3. 前記三相の補正検出信号の各振幅は等しく、かつ、前記三相の補正検出信号の各位相は、電気角においてそれぞれ120度ずつずれている、請求項2に記載の回転角検出装置。
  4. 前記異常判定器は、前記三相の検出信号のそれぞれについて、該検出信号が設定電圧範囲内にない場合に、該検出信号が異常であると判定する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
  5. 前記異常判定器によって、前記三相の検出信号のうちの複数の検出信号が異常であると判定された場合に、前記回転角算出器は、前記検出回転角として0を出力する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
  6. 前記異常判定器は、前記回転角センサと該回転角センサに動作電力を供給する電源装置との間の電源線およびGND線の少なくとも一方が断線した場合にも、前記三相の検出信号のうちの複数の検出信号が異常であると判定する、請求項5に記載の回転角検出装置。
  7. 前記異常判定器は、前記電源装置が故障した場合にも、前記三相の検出信号のうちの複数の検出信号が異常であると判定する、請求項6に記載の回転角検出装置。
  8. 前記補正器は、前記異常判定器によって、前記三相の検出信号の全てが正常であると判定される場合には、前記三相の検出信号の補正に用いるパラメータを算出して記憶し、前記異常判定器によって、前記三相の検出信号の全てが正常であると判定されない場合には、前記三相の検出信号の補正に用いる前記パラメータを算出および記憶しない、請求項1〜7のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の回転角検出装置を備える、車載モータ制御システム。
  10. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の回転角検出装置と組み合わせて用いられ、
    前記検出回転角と推定回転角との位相差を算出する位相差算出器と、
    前記位相差に基づいて、推定回転速度を推定する回転速度推定器と、
    前記推定回転速度に基づいて、前記推定回転角を推定する回転角推定器と
    を備える、回転角推定装置。
  11. 前記回転角検出装置の前記異常判定器によって、前記三相の検出信号のうちの複数の検出信号が異常であると判定された場合に、前記位相差算出器は、前記位相差として0を出力する、請求項10に記載の回転角推定装置。
  12. 請求項10または11に記載の回転角推定装置を備える、車載モータ制御システム。
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