JP2021021386A - エンジンの動弁装置 - Google Patents

エンジンの動弁装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021021386A
JP2021021386A JP2019140254A JP2019140254A JP2021021386A JP 2021021386 A JP2021021386 A JP 2021021386A JP 2019140254 A JP2019140254 A JP 2019140254A JP 2019140254 A JP2019140254 A JP 2019140254A JP 2021021386 A JP2021021386 A JP 2021021386A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
oil
input
engine
valve gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019140254A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7232148B2 (ja
Inventor
真琴 山内
Makoto Yamauchi
真琴 山内
諭 長谷川
Satoshi Hasegawa
諭 長谷川
佑樹 平河
Yuki Hirakawa
佑樹 平河
翔太郎 是永
Shotaro Korenaga
翔太郎 是永
信裕 山本
Nobuhiro Yamamoto
信裕 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2019140254A priority Critical patent/JP7232148B2/ja
Priority to PCT/JP2020/016418 priority patent/WO2021019846A1/ja
Priority to CN202080035237.7A priority patent/CN113811672A/zh
Publication of JP2021021386A publication Critical patent/JP2021021386A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7232148B2 publication Critical patent/JP7232148B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/12Transmitting gear between valve drive and valve
    • F01L1/14Tappets; Push rods
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/12Transmitting gear between valve drive and valve
    • F01L1/18Rocking arms or levers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】弁駆動部の潤滑性が高くなるエンジンの動弁装置を提供する。【解決手段】ロッカアーム2は、枢軸1と交差する向きのアーム部5と、アーム部5の一端側の入力部6と、アーム部5の他端側の出力部7と、オイル流出用ボス部8を備え、オイル流出用ボス部8は、上面に形成されたオイル流出面9と、オイル流出面9の中央部で開口されたオイル流出孔10と、周面8aと、オイル流出面9と周面8aの境界に形成された境界縁部11を備え、境界縁部11は、入力部6側の入力部側縁部12を備え、オイル流出孔10からオイル流出面9に溢れたエンジンオイル13が、入力部側縁部12から流れ落ちて、入力部6側の弁駆動部3に供給されるように構成されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンの動弁装置に関し、詳しくは、弁駆動部の潤滑性が高くなるエンジンの動弁装置に関する。
従来、図15(A)に示すように、枢軸(101)と、枢軸(101)に枢支されたロッカアーム(102)と、弁駆動部(103)と、弁駆動部(103)からロッカアーム(102)を介して駆動される排気用または吸気用の弁(104)を備えたエンジンの動弁装置がある(例えば、特許文献1参照)。
図15(B)に示すように、この動弁装置では、ロッカアーム(102)は、アーム部(105)と、オイル流出用ボス部(108)を備え、オイル流出用ボス部(108)は、上面に形成されたオイル流出面(109)と、オイル流出面(109)の中央部で開口されたオイル流出孔(110)と、周面(108a)と、オイル流出面(109)と周面(108a)の境界に形成された境界縁部(111)(111)を備え、境界縁部(111)(111)は、オイル流出面(109)の両脇の脇側縁部(114)(114)のみからなり、図15(A)に示すように、境界縁部(111)はオイル流出面(109)の入出力部側(112a)(115a)には形成されておらず、オイル流出面(109)の入出力部側(112a)(115a)はアーム部(105)の上面(105a)と面一になっている。
特開平7−150921号公報(図3,4参照)
《問題点》 弁駆動部の潤滑性が低くなるおそれがある。
前記動弁装置では、オイル流出孔(110)からオイル流出面(109)に流出したエンジンオイルは、脇側縁部(114)(114)から自重で流れ落ちるため、両脇側へは流れ易いが、入出力部側(112a)(115a)へはアーム部(105)の上面から受ける流動抵抗のため、流れ難い。また、エンジンオイル(113)は、弁(104)の開弁期間中に持ち上がる入力端部(106)側には特に流れ難い。このため、エンジンオイル(113)が入力端部(106)側の弁駆動部(103)に供給され難く、弁駆動部(103)の潤滑性が低くなるおそれがある。
本発明の課題は、弁駆動部の潤滑性が高くなるエンジンの動弁装置を提供することにある。
本願発明の構成は、次の通りである。
図1(C)に例示するように、枢軸(1)と、枢軸(1)に枢支されたロッカアーム(2)と、弁駆動部(3)と、弁駆動部(3)からロッカアーム(2)を介して駆動される排気用または吸気用の弁(4)を備え、
図1(B)に例示するように、ロッカアーム(2)は、枢軸(1)と交差する向きのアーム部(5)と、アーム部(5)の一端側の入力部(6)と、アーム部(5)の他端側の出力部(7)と、オイル流出用ボス部(8)を備え、
図1(A)に例示するように、オイル流出用ボス部(8)は、上面に形成されたオイル流出面(9)と、オイル流出面(9)の中央部で開口されたオイル流出孔(10)と、周面(8a)と、オイル流出面(9)と周面(8a)の境界に形成された境界縁部(11)を備え、
境界縁部(11)は、入力部(6)側の入力部側縁部(12)を備え、オイル流出孔(10)からオイル流出面(9)に溢れたエンジンオイル(13)が、入力部側縁部(12)から流れ落ちて、図1(C)に例示する入力部(6)側の弁駆動部(3)に供給されるように構成されている、ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
本願発明は、次の効果を奏する。
《効果》弁駆動部(3)の潤滑性が高くなる。
この動弁装置では、図1(A)に例示するオイル流出孔(10)からオイル流出面(9)に流出したエンジンオイル(13)は、入力部側縁部(12)から自重で流れ落ちるため、入力部(6)側に流れ易く、図1(C)に例示する入力部(6)側の弁駆動部(3)にエンジンオイル(13)が十分に供給され、弁駆動部(3)の潤滑性が高くなる。
本発明の実施形態に係るエンジンの動弁装置の基本例を説明する図で、図1(A)はロッカアームの要部拡大平面図、図1(B)はロッカアームの平面図、図1(C)はロッカアームとその周辺の側面図である。 動弁装置の基本例を備えたシリンダヘッドとその周辺の立断面正面図で、図2(A)は弁が全開状態のもの、図2(B)は弁が全閉状態のものを示している。 動弁装置の基本例の弁開閉時期を説明する図で、図3(A)は開弁期間、図3(B)は排気弁の開閉期間、図3(C)は吸気弁の開閉期間を示している。 動弁装置の基本例を備えたシリンダヘッドの平面図である。 図4のシリンダヘッドとその周辺の立断面側面図である。 動弁装置の変形例1の図1(C)相当図である。 動弁装置の変形例2を説明する図で、図7(A)は図1(C)相当図、図7(B)はオイル流出用ボス部の拡大図である。 動弁装置の変形例3の図1(C)相当図である。 動弁装置の変形例4を説明する図で、図9(A)は図1(B)相当図、図9(B)は図1(C)相当図である。 動弁装置の変形例5の図1(C)相当図である。 動弁装置の変形例6の図1(C)相当図である。 ブッシュロッドを説明する図で、図12(A)は基本例のもの、図12(B)は変形例7のものである。 タペットを説明する図で、図13(A)は基本例のもの、図13(B)は変形例8のものである。 動弁装置の変形例9を説明する図で、図14(A)はロッカアームの平面図、図14(B)は図14(A)のB−B線断面図、図14(C)は図14(A)のC−C線断面図である。 先行技術文献に係るエンジンの動弁装置を説明する図で、図15(A)は側面図、図15(B)は図15(A)のB−B線断面図である。
図1〜図14は本発明の実施形態に係るエンジンの動弁装置を説明する図で、図1〜図5は動弁装置の基本例、図6〜図14は動弁装置の変形例1〜9を示している。この実施形態では頭上弁式の動弁装置を備えた立形の4サイクル直列多気筒ディーゼルエンジンについて説明する。
図2(A)(B)に示すように、動弁装置を備えたエンジンは、シリンダブロック(29)と、シリンダブロック(29)の上部に組み付けられたシリンダヘッド(30)と、シリンダヘッド(30)の上部に組み付けられたヘッドカバー(31)を備えている。
まず、図1〜図5に示す動弁装置の基本例について説明する。
図1(C)に示すように、動弁装置は、枢軸(1)と、枢軸(1)に枢支されたロッカアーム(2)と、弁駆動部(3)と、弁駆動部(3)からロッカアーム(2)を介して駆動される弁(4)を備えている。
図2(A)(B)に示すように、弁駆動部(3)は、動弁カム軸(32)と、動弁カム軸(32)の動弁カム(32a)上のタペット(28)と、タペット(28)とロッカアーム(2)の間のプッシュロッド(27)を備えている。
図2(A)(B)に示す弁(4)は、排気弁である。吸気弁も排気弁と同様の機構で駆動される。弁(4)の上端部には弁キャップ(33)が取り付けられ、弁キャップ(33)はロッカアーム(2)の出力部(7)に当接される。弁(4)にはバネ受け(34)が取り付けられ、バネ受け(34)とシリンダヘッド(30)の間に圧縮された弁バネ(35)が配置され、弁(4)は弁バネ(35)の弾性復元力で上向きの閉弁方向に付勢されている。
図4に示すように、排気弁と吸気弁を1対とする3対の弁(4)に対応して、ロッカアーム(2)と、図5に示すプッシュロッド(27)と、タペット(28)と、動弁カム(32a)は、いずれも3対設けられている。
3対のロッカアーム(2)は、シリンダヘッド(30)上の3個のロッカアームブラケット(36)に架設された枢軸(1)に枢支されている。
図1(B)に示すように、ロッカアーム(2)は、枢軸(1)と交差する向きのアーム部(5)と、アーム部(5)の一端側の入力部(6)と、アーム部(5)の他端側の出力部(7)と、オイル流出用ボス部(8)を備えている。
図1(A)に示すように、オイル流出用ボス部(8)は、上面に形成されたオイル流出面(9)と、オイル流出面(9)の中央部で開口されたオイル流出孔(10)と、周面(8a)と、オイル流出面(9)と周面(8a)の境界に形成された境界縁部(11)を備えている。
境界縁部(11)は、入力部(6)側の入力部側縁部(12)を備え、オイル流出孔(10)からオイル流出面(9)に溢れたエンジンオイル(13)が、入力部側縁部(12)から流れ落ちて、図1(C)に示す入力部(6)側の弁駆動部(3)に供給されるように構成されている。
この動弁装置では、図1(A)に示すオイル流出孔(10)からオイル流出面(9)に流出したエンジンオイル(13)は、入力部側縁部(12)から自重で流れ落ちるため、入力部(6)側に流れ易く、図1(C)に示す入力部(6)側の弁駆動部(3)にエンジンオイル(13)が十分に供給され、弁駆動部(3)の潤滑性が高くなる。
図5に示すように、オイル供給経路は、オイルパン(37)のエンジンオイル(13)に浸漬されたオイルストレーナ(38)と、オイルストレーナ(38)の出口側に接続されたオイルポンプ(39)と、オイルポンプ(39)の吐出側に接続されたオイルギャラリ(42)と、オイルギャラリ(42)の出口側に接続された枢軸(1)の軸中心通路(22)と、軸中心通路(22)から枢軸(1)の軸周壁(23)を貫通して導出される軸周壁孔(24)と、枢軸(1)とロッカアーム(2)の間の嵌合隙間(1a)を備えている。
オイルパン(37)のエンジンオイル(13)は、上記記載の順で、オイル供給経路を通過し、ロッカアーム(2)のオイル流出孔(10)に供給される。
図1(A)に示すように、境界縁部(11)は、枢軸(1)の軸長方向にある脇側縁部(14)(14)を備えている。
オイル流出孔(10)から入力部側縁部(12)までの入力部側流路(12a)が、オイル流出孔(10)から脇側縁部(14)(14)までの脇側流路(14a)(14a)よりも短くなるように構成されている。
この動弁装置では、図1(A)に示すオイル流出孔(10)からオイル流出面(9)に流出したエンジンオイル(13)は、脇側流路(14a)よりも流動抵抗を受け難い入力部側流路(12a)を経て入力部(6)側に多く流れるため、図1(C)に示す入力部(6)側の弁駆動部(3)にエンジンオイル(13)が十分に供給され、弁駆動部(3)の潤滑性が高くなる。
図1(A)に示すように、オイル流出孔(10)から出力部側縁部(15)までの出力部側流路(15a)が、オイル流出孔(10)から脇側縁部(14)(14)までの脇側流路(14a)(14a)よりも短くなるように構成されている。
この動弁装置では、図1(A)に示すオイル流出孔(10)からオイル流出面(9)に流出したエンジンオイル(13)は、脇側流路(14a)よりも流動抵抗を受け難い出力部側流路(15a)を経て出力部(7)側に多く流れるため、図1(C)に示す出力部(7)側の弁(4)にエンジンオイル(13)が十分に供給され、弁(4)の潤滑性が高くなる。
図1(A)に示すように、アーム部(5)の長手方向を入出力方向、枢軸(1)の軸長方向を幅方向として、オイル流出面(9)は、入出力方向の長さ(9a)が、幅方向の長さ(9b)よりも短い形状とされている。
この動弁装置では、図1(A)に示すオイル流出孔(10)からオイル流出面(9)に流出したエンジンオイル(13)は、両脇側縁部(14a)(14a)よりも流動抵抗を受け難い入出力部側流路(12a)(15a)を経て入出力部(6)(7)側に多く流れるため、図1(C)に示す入出力部(6)(7)側の弁駆動部(3)と弁(4)にエンジンオイル(13)が十分に供給され、弁駆動部(3)と弁(4)の潤滑性が高くなる。
図1(A)に示すように、オイル流出面(9)は、平面視で、幅方向に長い長円形に形成されている。オイル流出面(9)は、平面視で、幅方向に長い楕円や、矩形であってもよい。
弁(4)の図3(B)(C)に示す全閉期間(4a)(4b)中、図1(C)に示すように、オイル流出面(9)は、水平方向に沿う向きに方向付けられている。
この動弁装置では、図1(A)に示すオイル流出孔(10)からオイル流出面(9)に流出したエンジンオイル(13)は、弁(4)の図3(B)(C)に示す比較的長い全閉期間(4a)(4b)中、図1(C)に示す入出力部側縁部(12)(15)から自重で流れ落ちるため、入出力部(6)(7)側に流れ易く、入出力部(6)(7)側の弁駆動部(3)と出力部(7)側の弁(4)にエンジンオイル(13)が十分に供給され、弁駆動部(3)と弁(4)の潤滑性が高くなる。
図3(B)(C)に示す弁(4)の全閉期間(4a)(4b)は、次のように設定されている。
図3(A)に示すように、1燃焼サイクルでクランク軸が2回転する間、排気弁の開弁期間は、クランク角度で230°に設定され、吸気弁の開弁期間は、クランク角度で228°に設定されている。
このため、図3(B)に示すように、排気弁の全閉期間(4a)は、クランク軸が2回転する720°から排気弁の開弁期間230°を引いた490°に設定される。
また、図3(C)に示すように、吸気弁の全閉期間(4b)は、クランク軸が2回転する720°から排気弁の開弁期間228°を引いた492°に設定される。
図1(A)(C)に示すように、ロッカアーム(2)は、オイル流出用ボス部(8)からアーム部(5)の上面に流れ落ちてきたエンジンオイル(13)を入力部(6)に案内する入力部側案内面(16)を備えている。
弁(4)の図3(B)(C)に示す全閉期間(4a)(4b)中、図1(C)に示すように、入力部側案内面(16)は入力部(6)に向けて下り傾斜している。
この動弁装置では、図1(A)(C)に示すアーム部(5)の上面に流れ落ちてきたエンジンオイル(13)は、弁(4)の図3(B)(C)に示す比較的長い全閉期間(4a)(4b)中、図1(C)に示す下り傾斜した入力部側案内面(16)に沿って入力部(6)側に流れるため、入力部(6)側の弁駆動部(3)にエンジンオイル(13)が十分に供給され、弁駆動部(3)の潤滑性が高くなる。
図1(A)(C)に示すように、ロッカアーム(2)は、オイル流出用ボス部(8)からアーム部(5)の上面に流れ落ちてきたエンジンオイル(13)を出力部(7)に案内する出力部側案内面(17)を備えている。
弁(4)の図3(B)(C)に示す全閉期間(4a)(4b)中、図1(C)に示すように、出力部側案内面(17)は出力部(7)に向けて下り傾斜している。
この動弁装置では、図1(A)(C)に示すアーム部(5)の上面に流れ落ちてきたエンジンオイル(13)は、弁(4)の図3(B)(C)に示す比較的長い全閉期間(4a)(4b)中、図1(C)に示す下り傾斜した出力部側案内面(17)に沿って出力部(7)側に流れるため、出力部(7)側の弁(4)にエンジンオイル(13)が十分に供給され、弁(4)の潤滑性が高くなる。
弁(4)の図3(B)(C)に示す全閉期間(4a)(4b)中、図1(C)に示すように、入力部側案内面(16)の下り傾斜角度(16a)が、出力部側案内面(17)の下り傾斜角度(17a)よりも大きくなるように構成されている。
この動弁装置では、図1(A)(C)に示すアーム部(5)の上面に流れ落ちてきたエンジンオイル(13)は、弁(4)の図3(B)(C)に示す比較的長い全閉期間(4a)(4b)中、図1(C)に示す下り傾斜角度(16a)が大きい入力部側案内面(16)に沿って入力部(6)側に流れるため、入力部(6)側の弁駆動部(3)にエンジンオイル(13)が十分に供給され、弁駆動部(3)の潤滑性が高くなる。
弁(4)の図3(B)(C)に示す全閉期間(4a)(4b)中、図1(C)に示すように、入力部側案内面(16)の下り傾斜角度(16a)は、出力部側案内面(17)の下り傾斜角度(17a)の4倍とされている。この値は、2倍〜6倍とするのが望ましく、3倍〜5倍とするのがより望ましく、4倍とするのが最も望ましい。
上記値を2倍〜6倍とした場合には、次の効果が得られる。
値が2倍未満である場合、或いは、値が6倍を超えた場合には、入力部(6)側と出力部(7)側へのエンジンオイル(13)の供給バランスが崩れ、前者では入力部(6)側が供給不足となり、後者では出力部(7)側が供給不足となるおそれがあるのに対し、2倍〜6倍の場合には、供給バランスがよく、弁駆動部(3)と弁(4)が過不足なく潤滑される。
値が3倍〜5倍である場合には、良好な供給バランスがより確実に得られ、値が4倍である場合には、最も良好な供給バランスが得られる。
図1(C)に示す入力部側案内面(16)の下り傾斜角度(16a)と、出力部側案内面(17)の下り傾斜角度(17a)は、次のようにして測定した。
図1(C)に示すように、入力部側案内面(16)と出力部側案内面(17)の境界となる頂点を通過する水平仮想線を基準線(40)とし、この基準線に対する入出力部側案内面(16)(17)の伏角を、これらの下り傾斜角度(16a)(17a)として測定した。
図1(C)に示す出力部側案内面(17)は、起伏のない平坦面であるため、測定個所に拘わらず、下り傾斜角度(17a)は、7°となる。
図1(C)に示す入力部側案内面(16)は、緩やかな起伏のS字形の湾曲面であり、測定個所により接線の伏角が異なるため、複数の測定個所の接線の伏角を測定し、その平均値を算出したところ、下り傾斜角度(16a)は、28°となる。
入力部側案内面(16)の下り傾斜角度(16a)は、出力部側案内面(17)の下り傾斜角度(17a)の4倍になっている。
動弁装置の基本例の構成と効果は、以上の通りである。
次に、図6〜図14に示す動弁装置の変形例1〜9について説明する。
これらの変形例1〜9は、次に述べる変形例の固有の構造以外は、基本例と同じ構成が採用されている。図6〜図14中、基本例と同一の要素には、基本例と同一の符号を付しておく。また、これらの変形例1〜9は、構造上の矛盾がない限り、相互に固有の構造を組み合わせて用いることができる。
図6に示す変形例1は、入力部側案内面(16)の下り傾斜角度(16a)と、出力部側案内面(17)の下り傾斜角度(17a)を基本例のものより大きくしたものである。
図6に示す出力部側案内面(17)は、起伏のない平坦面であるため、測定個所に拘わらず、下り傾斜角度(17a)は、10°となる。
図6に示す入力部側案内面(16)も、起伏のない平坦面であるため、測定個所に拘わらず、下り傾斜角度(16a)は、40°となる。
入力部側案内面(16)の下り傾斜角度(16a)は、出力部側案内面(17)の下り傾斜角度(17a)の4倍になっている。
基本例では、図1(C)に示すように、図3(B)(C)に示す弁(4)の全閉期間(4a)(4b)中、オイル流出面(9)は、水平な向きに方向付けられているが、図7(A)(B)に示す変形例2は、弁(4)の図3(B)(C)に示す全閉期間(4a)(4b)中、図7(A)(B)に示すように、オイル流出面(9)は、入力部(6)に向けて下り傾斜する向きに方向付けられている。
この変形例2の動弁装置では、図7(A)に示すオイル流出孔(10)からオイル流出面(9)に流出したエンジンオイル(13)は、弁(4)の図3(B)(C)に示す比較的長い全閉期間(4a)(4b)中、図7(A)に示すように、下り傾斜したオイル流出面(9)に沿って入力部(6)側に流れ、入力部(6)側の弁駆動部(3)にエンジンオイル(13)が十分に供給され、弁駆動部(3)の潤滑性が高くなる。
図7(A)(B)に示すオイル流出面(9)の下り傾斜角度(9a)は、次のようにして測定した。
図7(B)に示すように、オイル流出面(9)の頂点を通過する水平仮想線を基準線(41)とし、この基準線(41)に対するオイル流出面(9)の伏角を下り傾斜角度(9a)とした。
図7(A)(B)に示すオイル流出面(9)は、起伏のない平坦面であるため、測定個所に拘わらず、下り傾斜角度(9c)は15°となる。
図7(A)(B)に示すオイル流出面(9)の下り傾斜角度(9c)は、5°〜25°に設定するのが望ましく、15°に設定するのが最も望ましい。
図7(A)(B)に示すオイル流出面(9)の下り傾斜角度(9c)を5°〜25°に設定した場合には、次の効果が得られる。
5°未満である場合、或いは、25°を超えた場合には、入力部(6)側と出力部(7)側へのエンジンオイル(13)の供給バランスが崩れ、前者では入力部(6)側が供給不足となり、後者では出力部(7)側が供給不足となるおそれがあるのに対し、5°〜25°の場合には、供給バランスがよく、弁駆動部(3)と弁(4)が過不足なく潤滑される。
15°に設定した場合には、最も良好な供給バランスが得られる。
基本例では、図1(C)に示すように、図3(B)(C)に示す弁(4)の全閉期間(4a)(4b)中、オイル流出孔(10)は垂直であったが、図8に示す変形例4では、弁(4)の図3(B)(C)に示す全閉期間(4a)(4b)中、図8に示すように、オイル流出孔(10)は、入力部(6)側に向けて上り傾斜している。
この変形例3の動弁装置では、図8に示すオイル流出孔(10)からオイル流出面(9)に流出するエンジンオイル(13)は、入力部(6)側に向けて溢れ出すため、オイル流出面(9)のエンジンオイル(13)は、入力部(6)側に流れ易く、入力部(6)側の弁駆動部(3)にエンジンオイル(13)が十分に供給され、弁駆動部(3)の潤滑性が高くなる。
図8に示す変形例3では、図7に示す変形例2と同様、弁(4)の全閉期間(4a)(4b)中、オイル流出面(9)は、入力部(6)に向けて下り傾斜する向きに方向付けられている。
図8に示す変形例3では、図2(C)に示す基本例と同様、弁(4)の全閉期間(4a)(4b)中、オイル流出面(9)は、水平方向に沿う向きに方向付けられていてもよい。
図9(A)(B)に示す変形例4では、基本例と同様、ロッカアーム(2)は、オイル流出用ボス部(8)からアーム部(5)の上面に流れ落ちてきたエンジンオイル(13)を入力部(6)に案内する入力部側案内面(16)を備えている。
図9(A)(B)に示す変形例4では、図9(A)に示すように、枢軸(1)の軸長方向を幅方向として、アーム部(5)の幅方向の両端に位置する入力部側案内面(16)の両幅方向端縁(16b)(16b)は、入力部(6)からオイル流出用ボス部(8)側に向けて拡開されている。
この変形例4の動弁装置では、図9(A)(B)に示すように、オイル流出用ボス部(8)からアーム部(5)の上面に流れ落ちてきたエンジンオイル(13)は、図9(A)に示す拡開された入力部側案内面(16)で受け止められ、入力部(6)側に案内されるため、入力部(6)側の弁駆動部(3)にエンジンオイル(13)が十分に供給され、弁駆動部(3)の潤滑性が高くなる。
図2(C)に示すロッカアーム(2)の基本例では、オイル流出孔(10)へのオイル供給経路は、枢軸(1)の中心部に設けられた軸中心通路(22)と、軸中心通路(22)から枢軸(1)の軸周壁(23)を貫通して導出される軸周壁孔(24)を備えているが、軸周壁孔(24)は水平な一対のみであり、図3(B)(C)に示す弁(4)の全閉期間(4a)(4b)中、軸周壁孔(24)とオイル流出孔(10)が直接に連通することはない。
図10に示す変形例5では、弁(4)の図3(B)(C)に示す全閉期間(4a)(4b)中、図10に示すように、軸周壁孔(24)とオイル流出孔(10)が直接に連通する。すなわち、軸周壁孔(24)とオイル流出孔(10)がこれらの中心軸線を一致させて一列に繋がり、軸周壁孔(24)の出口とオイル流出孔(10)の入口が向き合うことにより、枢軸(1)とロッカアーム(2)の間の嵌合隙間(1a)を介することなく、軸周壁孔(24)とオイル流出孔(10)が直接に連通する。
この変形例5の動弁装置では、比較的長い弁(4)の全閉期間(4a)(4b)中、エンジンオイル(13)が図10に示す軸中心通路(22)から軸周壁孔(24)と直接に連通したオイル流出孔(10)を経てオイル流出面(9)に流出するため、入出力部(6)(7)にエンジンオイル(13)が十分に供給され、入出力部(6)(7)側の弁駆動部(3)と弁(4)の潤滑性が高くなる。
なお、図10に示す枢軸(1)は、水平な左右一対と、垂直な上下一対の軸周壁孔(24)を備え、垂直な上の軸周壁孔(24)とオイル流出孔(10)が直接に連通する。
図11に示す変形例6では、ロッカアーム(2)は、エンジンオイル(13)を弁駆動部(3)に向けて噴射するオイル噴射孔(25)を備えている。
この変形例6の動弁装置では、図11に示すオイル噴射孔(25)からエンジンオイル(13)が弁駆動部(3)に向けて噴射されるため、弁駆動部(3)にエンジンオイル(13)が十分に供給され、弁駆動部(3)の潤滑性が高くなる。
動弁装置の基本例では、図12(A)に示すように、ロッカアーム(2)の入力部(6)は、入力ボルト(26)を備え、弁駆動部(3)は、プッシュロッド(27)を備え、プッシュロッド(27)は、上端部に入力ボルト(26)の突曲面のボルト下端部(26a)を受け止める凹曲面のボルト受面(27a)を備え、ボルト受面(27a)は、その内底に凹設されたオイル溜め凹部(27b)を備えている。
この基本例の動弁装置では、図12(A)に示すオイル溜め凹部(27b)にエンジンオイル(13)が溜まるため、ボルト下端部(26a)とボルト受面(27a)にエンジンオイル(13)が十分に供給され、ボルト下端部(26a)とボルト受面(27a)の潤滑性が高くなる。
図12(A)に示す基本例では、ボルト受面(27a)とボルト下端部(26a)の間には隙間が殆どないが、図12(B)に示す変形例7では、ボルト受面(27a)とボルト下端部(26a)の間に、ボルト下端部(26a)を周囲から取り囲むオイル溜め空間(27c)が形成されている。
この変形例7の動弁装置では、図12(B)に示すオイル溜め空間(27c)にエンジンオイル(13)が溜まるため、ボルト下端部(26a)とボルト受面(27a)にエンジンオイル(13)が十分に供給され、ボルト下端部(26a)とボルト受面(27a)の潤滑性が高くなる。
図13(A)に示す基本例では、弁駆動部(3)は、プッシュロッド(27)と、タペット(28)を備え、タペット(28)は、プッシュロッド(27)の突曲面のロッド下端部(27d)を受け止める凹曲面のロッド受面(28a)を備えている。
図13(B)に示す変形例8では、ロッド受面(28a)は、その内底に凹設されたオイル溜め凹部(28b)を備えている。他の構造は、図13(A)に示す基本例と同じである。
この変形例8の動弁装置では、図13(B)に示すオイル溜め凹部(28b)にエンジンオイル(13)が溜まるため、ボルト下端部(26a)とボルト受面(27a)にエンジンオイル(13)が十分に供給され、ボルト下端部(26a)とボルト受面(27a)の潤滑性が高くなる。
図14(A)〜(C)に示す変形例9では、ロッカアーム(2)は、アーム部(5)の上面で長手方向に沿って凹設されたオイル案内溝(18)と、オイル案内溝(18)の内底面(19)に開口されたオイル流出孔(10)を備えている。
オイル案内溝(18)の内底面(19)は、オイル流出孔(10)から流出したエンジンオイル(13)を入力部(6)側に案内する入力部側内底面(20)と、出力部(7)側に案内する出力部側内底面(21)を備えている。
弁(4)の図3(B)(C)に示す全閉期間(4a)(4b)中、図14(B)に示すように、入力部側内底面(20)の下り傾斜角度(20a)は、出力部側内底面(21)の下り傾斜角度(21a)よりも大きくなるように構成されている。
この変形例9の動弁装置では、図14(A)〜(C)に示すオイル流出孔(10)からオイル案内溝(18)に流出したエンジンオイル(13)は、オイル案内溝(18)の案内で入出力部(6)(7)側に流れるため、入出力部(6)(7)側の弁駆動部(3)と弁(4)にエンジンオイル(13)が十分に供給され、弁駆動部(3)と弁(4)の潤滑性が高くなる。
また、この変形例9の動弁装置では、図14(A)〜(C)に示すオイル流出孔(10)からオイル案内溝(18)に流出したエンジンオイル(13)は、弁(4)の図3(B)(C)に示す比較的長い全閉期間(4a)(4b)中、下り傾斜角度(20a)の大きい入力部側内底面(20)を介して入力部(6)側に流れるため、特に入力部(6)側の弁駆動部(3)にエンジンオイル(13)が十分に供給され、弁駆動部(3)の潤滑性が高くなる。
図14(B)に示す変形例9の入力部側内底面(20)の下り傾斜角度(20a)は、図1(C)に示す基本例の入力部側案内面(16)の下り傾斜角度(16a)と同じ角度であり、図14(B)に示す変形例9の出力部側内底面(21)の下り傾斜角度(21a)は、図1(C)に示す基本例の出力部側案内面(17)の下り傾斜角度(17a)と同じ角度である。
図1(C)に示す基本例と同様、弁(4)の図3(B)(C)に示す全閉期間(4a)(4b)中、図14(B)に示すように、入力部側内底面(20)の下り傾斜角度(20a)は、出力部側内底面(21)の下り傾斜角度(21a)の4倍とされている。この値は、2倍〜6倍とするのが望ましく、3倍〜5倍とするのがより望ましく、4倍とするのが最も望ましい。
理由は、図1(C)に示す基本例の場合と同じである。
(1)…枢軸、(2)…ロッカアーム、(3)…弁駆動部、(4)…弁、(4a)(4b)…全閉期間、(5)…アーム部、(6)…入力部、(7)…出力部、(8)…オイル流出用ボス部、(8a)…周面、(9)…オイル流出面、(9a)…入出力方向の長さ、(9b)…幅方向の長さ、(10)…オイル流出孔、(11)…境界縁部、(12)…入力部側縁部、(12a)…入力部側流路、(13)…エンジンオイル、(14)…脇側縁部、(14a)…脇側流路、(15)…出力部側縁部、(15a)…出力部側流路、(16)…入力部側案内面、(16a)…下り傾斜角度、(17)…出力部側案内面、(17a)…下り傾斜角度、(18)…オイル案内溝、(19)…内底面、(20)…入力部側内底面、(20a)…下り傾斜角度、(21)…出力部側内底面、(21a)…下り傾斜角度、(22)…軸中心通路、(23)…軸周壁、(24)…軸周壁孔、(25)…オイル噴射孔、(26)…入力ボルト、(26a)…ボルト下端部、(27)…プッシュロッド、(27a)…ボルト受面、(27b)…オイル溜め凹部、(27c)…オイル溜め空間、(27d)…ロッド下端部、(28)…タペット、(28a)…ロッド受面、(28b)…オイル溜め凹部。

Claims (19)

  1. 枢軸(1)と、枢軸(1)に枢支されたロッカアーム(2)と、弁駆動部(3)と、弁駆動部(3)からロッカアーム(2)を介して駆動される排気用または吸気用の弁(4)を備え、
    ロッカアーム(2)は、枢軸(1)と交差する向きのアーム部(5)と、アーム部(5)の一端側の入力部(6)と、アーム部(5)の他端側の出力部(7)と、オイル流出用ボス部(8)を備え、
    オイル流出用ボス部(8)は、上面に形成されたオイル流出面(9)と、オイル流出面(9)の中央部で開口されたオイル流出孔(10)と、周面(8a)と、オイル流出面(9)と周面(8a)の境界に形成された境界縁部(11)を備え、
    境界縁部(11)は、入力部(6)側の入力部側縁部(12)を備え、オイル流出孔(10)からオイル流出面(9)に溢れたエンジンオイル(13)が、入力部側縁部(12)から流れ落ちて、入力部(6)側の弁駆動部(3)に供給されるように構成されている、ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
  2. 請求項1に記載されたエンジンの動弁装置において、
    境界縁部(11)は、枢軸(1)の軸長方向にある脇側縁部(14)(14)を備え、
    オイル流出孔(10)から入力部側縁部(12)までの入力部側流路(12a)が、オイル流出孔(10)から脇側縁部(14)(14)までの脇側流路(14a)(14a)よりも短くなるように構成されている、ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載されたエンジンの動弁装置において、
    境界縁部(11)は、出力部(7)側の出力部側縁部(15)と枢軸(1)の軸長方向にある脇側縁部(14)(14)を備え、
    オイル流出孔(10)から出力部側縁部(15)までの出力部側流路(15a)が、オイル流出孔(10)から脇側縁部(14)(14)までの脇側流路(14a)(14a)よりも短くなるように構成されている、ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載されたエンジンの動弁装置において、
    アーム部(5)の長手方向を入出力方向、枢軸(1)の軸長方向を幅方向として、
    オイル流出面(9)は、入出力方向の長さ(9a)が、幅方向の長さ(9b)よりも短い形状とされている、ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載されたエンジンの動弁装置において、
    弁(4)の全閉期間(4a)(4b)中、オイル流出面(9)は、水平方向に沿う向きに方向付けられている、ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載されたエンジンの動弁装置において、
    ロッカアーム(2)は、オイル流出用ボス部(8)からアーム部(5)の上面に流れ落ちてきたエンジンオイル(13)を入力部(6)に案内する入力部側案内面(16)を備え、
    弁(4)の全閉期間(4a)(4b)中、入力部側案内面(16)は入力部(6)に向けて下り傾斜している、ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
  7. 請求項1から請求項5のいずれかに記載されたエンジンの動弁装置において、
    ロッカアーム(2)は、オイル流出用ボス部(8)からアーム部(5)の上面に流れ落ちてきたエンジンオイル(13)を出力部(7)に案内する出力部側案内面(17)を備え、
    弁(4)の全閉期間(4a)(4b)中、出力部側案内面(17)は出力部(7)に向けて下り傾斜している、ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
  8. 請求項6に記載されたエンジンの動弁装置において、
    ロッカアーム(2)は、オイル流出用ボス部(8)からアーム部(5)の上面に流れ落ちてきたエンジンオイル(13)を出力部(7)に案内する出力部側案内面(17)を備え、
    弁(4)の全閉期間(4a)(4b)中、出力部側案内面(17)は出力部(7)に向けて下り傾斜している、ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
  9. 請求項8に記載されたエンジンの動弁装置において、
    弁(4)の全閉期間(4a)(4b)中、入力部側案内面(16)の下り傾斜角度(16a)が、出力部側案内面(17)の下り傾斜角度(17a)よりも大きくなるように構成されている、ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
  10. 請求項9に記載されたエンジンの動弁装置において、
    弁(4)の全閉期間(4a)(4b)中、入力部側案内面(16)の下り傾斜角度(16a)が、出力部側案内面(17)の下り傾斜角度(17a)の2倍〜6倍とされている、ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれかに記載されたエンジンの動弁装置において、
    弁(4)の全閉期間(4a)(4b)中、オイル流出面(9)は、入力部(6)に向けて下り傾斜する向きに方向付けられている、ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれかに記載されたエンジンの動弁装置において、
    弁(4)の全閉期間(4a)(4b)中、オイル流出孔(10)は、入力部(6)側に向けて上り傾斜している、ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
  13. 請求項1から請求項12のいずれかに記載されたエンジンの動弁装置において、
    ロッカアーム(2)は、オイル流出用ボス部(8)からアーム部(5)の上面に流れ落ちてきたエンジンオイル(13)を入力部(6)に案内する入力部側案内面(16)を備え、
    枢軸(1)の軸長方向を幅方向として、アーム部(5)の幅方向の両端に位置する入力部側案内面(16)の両幅方向端縁(16b)(16b)は、入力部(6)からオイル流出用ボス部(8)側に向けて拡開されている、ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
  14. 枢軸(1)と、枢軸(1)に枢支されたロッカアーム(2)と、弁駆動部(3)と、弁駆動部(3)からロッカアーム(2)を介して駆動される排気用または吸気用の弁(4)を備え、
    ロッカアーム(2)は、枢軸(1)と交差する向きのアーム部(5)と、アーム部(5)の一端側の入力部(6)と、アーム部(5)の他端側の出力部(7)と、アーム部(5)の上面で長手方向に沿って凹設されたオイル案内溝(18)と、オイル案内溝(18)の内底面(19)に開口されたオイル流出孔(10)を備え、
    オイル案内溝(18)の内底面(19)は、オイル流出孔(10)から流出したエンジンオイル(13)を入力部(6)側に案内する入力部側内底面(20)と、出力部(7)側に案内する出力部側内底面(21)を備え、
    弁(4)の全閉期間(4a)(4b)中、入力部側内底面(20)の下り傾斜角度(20a)は、出力部側内底面(21)の下り傾斜角度(21a)よりも大きくなるように構成されている、ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
  15. 請求項1から請求項14のいずれかに記載されたエンジンの動弁装置において、
    オイル流出孔(10)へのオイル供給経路は、枢軸(1)の中心部に設けられた軸中心通路(22)と、軸中心通路(22)から枢軸(1)の軸周壁(23)を貫通して導出される軸周壁孔(24)を備え、
    弁(4)の全閉期間(4a)(4b)中、軸周壁孔(24)とオイル流出孔(10)が直接に連通する、ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
  16. 請求項1から請求項15のいずれかに記載されたエンジンの動弁装置において、
    ロッカアーム(2)は、エンジンオイル(13)を弁駆動部(3)に向けて噴射するオイル噴射孔(25)を備えている、ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
  17. 請求項1から請求項16のいずれかに記載されたエンジンの動弁装置において、
    ロッカアーム(2)の入力部(6)は、入力ボルト(26)を備え、
    弁駆動部(3)は、プッシュロッド(27)を備え、プッシュロッド(27)は、上端部に入力ボルト(26)の突曲面のボルト下端部(26a)を受け止める凹曲面のボルト受面(27a)を備え、
    ボルト受面(27a)は、その内底に凹設されたオイル溜め凹部(27b)を備えている、ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
  18. 請求項1から請求項17のいずれかに記載されたエンジンの動弁装置において、
    ロッカアーム(2)の入力部(6)は、入力ボルト(26)を備え、
    弁駆動部(3)は、プッシュロッド(27)を備え、プッシュロッド(27)は、上端部に入力ボルト(26)の突曲面のボルト下端部(26a)を受け止める凹曲面のボルト受面(27a)を備え、
    ボルト受面(27a)とボルト下端部(26a)の間に、ボルト下端部(26a)を周囲から取り囲むオイル溜め空間(27c)が形成されている、ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
  19. 請求項1から請求項18のいずれかに記載されたエンジンの動弁装置において、
    弁駆動部(3)は、プッシュロッド(27)と、タペット(28)を備え、
    タペット(28)は、プッシュロッド(27)の突曲面のロッド下端部(27d)を受け止める凹曲面のロッド受面(28a)を備え、
    ロッド受面(28a)は、その内底に凹設されたオイル溜め凹部(28b)を備えている、ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
JP2019140254A 2019-07-30 2019-07-30 エンジンの動弁装置 Active JP7232148B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019140254A JP7232148B2 (ja) 2019-07-30 2019-07-30 エンジンの動弁装置
PCT/JP2020/016418 WO2021019846A1 (ja) 2019-07-30 2020-04-14 エンジンの動弁装置
CN202080035237.7A CN113811672A (zh) 2019-07-30 2020-04-14 发动机的气门传动装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019140254A JP7232148B2 (ja) 2019-07-30 2019-07-30 エンジンの動弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021021386A true JP2021021386A (ja) 2021-02-18
JP7232148B2 JP7232148B2 (ja) 2023-03-02

Family

ID=74228697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019140254A Active JP7232148B2 (ja) 2019-07-30 2019-07-30 エンジンの動弁装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7232148B2 (ja)
CN (1) CN113811672A (ja)
WO (1) WO2021019846A1 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63125115U (ja) * 1987-02-10 1988-08-16
JPH0447114U (ja) * 1990-08-24 1992-04-22
JPH0532701U (ja) * 1991-10-11 1993-04-30 日産デイーゼル工業株式会社 内燃機関のプツシユロツド装置
JP2580163Y2 (ja) * 1993-06-21 1998-09-03 ヤンマーディーゼル株式会社 動弁装置の潤滑構造
JP2001263031A (ja) * 2000-03-22 2001-09-26 Kubota Corp エンジンの動弁潤滑装置
JP2004137999A (ja) * 2002-10-18 2004-05-13 Yanmar Co Ltd 動弁機構の潤滑装置
JP2016191333A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 株式会社クボタ ディーゼルエンジン

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63125115U (ja) * 1987-02-10 1988-08-16
JPH0447114U (ja) * 1990-08-24 1992-04-22
JPH0532701U (ja) * 1991-10-11 1993-04-30 日産デイーゼル工業株式会社 内燃機関のプツシユロツド装置
JP2580163Y2 (ja) * 1993-06-21 1998-09-03 ヤンマーディーゼル株式会社 動弁装置の潤滑構造
JP2001263031A (ja) * 2000-03-22 2001-09-26 Kubota Corp エンジンの動弁潤滑装置
JP2004137999A (ja) * 2002-10-18 2004-05-13 Yanmar Co Ltd 動弁機構の潤滑装置
JP2016191333A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 株式会社クボタ ディーゼルエンジン

Also Published As

Publication number Publication date
WO2021019846A1 (ja) 2021-02-04
JP7232148B2 (ja) 2023-03-02
CN113811672A (zh) 2021-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7243632B2 (en) Small four-stroke gasoline engine with oil mist lubrication
JPH027206Y2 (ja)
CN103321709B (zh) 四冲程发动机的润滑系统
JP4134658B2 (ja) レシプロ式可変圧縮比機関
JPH0729209Y2 (ja) バーチカルシャフトエンジンのブリーザ装置
WO2021019846A1 (ja) エンジンの動弁装置
CN103511018B (zh) 发动机油盘
JP4379434B2 (ja) 内燃機関
US8813715B2 (en) Vertical engine
JP6658260B2 (ja) 複リンク式ピストン−クランク機構の潤滑構造
JP7409906B2 (ja) 2気筒内燃機関
CN112431652A (zh) 一种摩托车发动机的回油结构
JP2019215039A (ja) 内燃機関の潤滑構造
JP7409907B2 (ja) 単気筒内燃機関又はピストン同期昇降型多気筒内燃機関。
JP4486270B2 (ja) スカート注油構造
JP2911463B2 (ja) 動弁機構の潤滑構造
CN202788988U (zh) 发动机油盘
CN213627727U (zh) 一种摩托车发动机的回油结构
RU2603697C1 (ru) Двигатель внутреннего сгорания
US6155222A (en) Overhead valve engine
JP2001355728A (ja) ピストンの潤滑構造
JP2010084731A (ja) オイル噴射装置
JP4200688B2 (ja) 内燃機関の動弁系潤滑構造
JP7140696B2 (ja) ロッカアーム
JPS6033287Y2 (ja) 内燃機関の潤滑装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7232148

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150