JP2021021365A - 吸気マニホールド - Google Patents

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Abstract

【課題】外部からの衝撃力によって吸気マニホールドのマニホールド本体を設計どおりに潰す。【解決手段】吸気マニホールド100におけるマニホールド本体10は、吸気が流通する集合管21、及び集合管21から分岐して延びる4つの分岐管31を備えている。マニホールド本体10における分岐管31からは、固定突起50が突出している。固定突起50は、ボルト孔51に締結用のボルトが挿通されることで、シリンダブロックに固定されている。固定突起50が突出する方向に直交する方向を直交方向とし、直交方向の力に対するせん断剛性を固定突起50のせん断剛性としたとき、固定突起50は、ボルト孔51が貫通した先端部よりも基端側において、ボルト孔51が貫通した先端部のせん断剛性よりもせん断剛性が小さい領域を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、吸気マニホールドに関する。
特許文献1の吸気マニホールドの上流側は、1本の管状の集合管になっている。この集合管の下流端からは、4つの分岐管が延びている。各分岐管の下流端は、シリンダブロックの上側に固定されたシリンダヘッドの各吸気ポートに接続される。
特開2007−278080号公報
特許文献1のような吸気マニホールドにおいて、各分岐管の下流端をシリンダヘッドに固定するだけでなく、他の固定箇所をシリンダブロック等の内燃機関の構成部材に固定することがある。このような固定構造において、例えば、車両に対して物体が衝突した場合には、吸気マニホールドにもその衝撃力の一部が作用する。ここで、特許文献1には、吸気マニホールドを、各分岐管の下流端以外の他の固定箇所で内燃機関に固定するという技術について言及がない。そのため、特許文献1には、吸気マニホールドに衝撃力が作用した場合を考慮した上記他の固定箇所の固定構造についても何ら言及がない。
上記課題を解決するための吸気マニホールドは、内燃機関の吸気が流通する筒状の集合管、及び前記集合管の下流端から分岐して延びる複数の分岐管を有するマニホールド本体と、前記マニホールド本体の外面から突出し、他の部材に固定される固定突起とを備える吸気マニホールドであって、前記固定突起が突出する方向に直交する方向を直交方向とし、前記直交方向の力に対するせん断剛性を前記固定突起のせん断剛性としたとき、前記固定突起は、前記他の部材に対する固定箇所よりも基端側において、前記固定箇所におけるせん断剛性よりもせん断剛性が小さい領域を有する。
上記構成の吸気マニホールドにおいてマニホールド本体の内部には吸気が流通するための空間が区画されている。そのため、内燃機関に外部からの衝撃力が作用した場合に、吸気マニホールドのマニホールド本体が潰れるように設計することで、吸気マニホールドを衝撃力吸収のための構造体として機能させることができる。その一方で、上記構成の吸気マニホールドは、固定突起で他の物体に固定されているため、固定突起にも衝撃力が作用する。仮に、マニホールド本体が潰れるよりも先に固定突起が折れると、マニホールド本体が他の物体に対して位置ずれして、マニホールド本体が設計どおりに潰れないことがある。
この点、上記構成では、固定突起における基端側の領域、すなわちマニホールド本体側の領域が、せん断剛性の小さな領域になっている。そのため、固定突起に折れが生じるのであれば、このマニホールド本体に近いせん断剛性の小さな領域において亀裂が生じ始める可能性が高い。そして、マニホールド本体に近い領域で亀裂が生じれば、その亀裂がマニホールド本体側へと進展してマニホールド本体の潰れへと発展する可能性が高くなる。したがって、マニホールド本体が潰れることによる衝撃力の吸収効果を得やすくなる。
吸気マニホールドの正面図。 吸気マニホールドの側面図。 吸気マニホールドの分解側面図。
以下、車両に搭載された吸気マニホールドの実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。なお、以下の説明で上下方向というときは、図1における上下方向であるものとする。
図1に示すように、吸気マニホールド100は、内燃機関のシリンダヘッドへの吸気が流通する集合管21を備えている。集合管21は、吸気マニホールド100の上下方向に直交する方向に延びており、全体として有底筒形状になっている。集合管21の内部には空間が区画されており、この内部空間が吸気脈動を抑制するためのサージタンクとして機能する。集合管21の外周面からは、上流側フランジ22が張り出している。上流側フランジ22は、集合管21の長手方向の開口側の端部に位置している。上流側フランジ22には、吸気マニホールド100よりも上流側の吸気管が固定される。
図1に示すように、集合管21の短手方向一方側の側面からは、全体として筒形状の分岐管31が延びている。分岐管31は、集合管21の長手方向に4つ並設されている。各分岐管31は、集合管21を囲むように、集合管21の短手方向一方側の側面から、集合管21の下側、集合管21の短手方向他方側の側面を経て、集合管21の上側まで湾曲して延びている。分岐管31の内部には空間が区画されており、この内部空間が集合管21の内部空間に連通している。
図2に示すように、分岐管31の外周面からは、下流側フランジ32が張り出している。下流側フランジ32は、分岐管31における集合管21とは反対側の端部に位置している。図1に示すように、下流側フランジ32は、4つの分岐管31に跨って延びており、4つの分岐管31を連結している。下流側フランジ32には、全体として四角柱形状の外観のシリンダヘッドが固定される。したがって、上流側の吸気管から吸気マニホールド100における集合管21の内部空間に導入された吸気は、下流側の分岐管31の内部空間を介してシリンダヘッドの吸気ポートへと流れる。なお、図示は省略するが、このシリンダヘッドの下側には、4つの気筒が区画されたシリンダブロックが固定されている。
図2に示すように、分岐管31の外周面からは、当該分岐管31の内部空間に排気を再循環させるためのEGR供給部41が張り出している。EGR供給部41は、4つの分岐管31に跨って延びている。EGR供給部41の内部には、空間が区画されている。EGR供給部41の内部空間における上流側の端部は、図示しないEGR供給管に接続されている。また、EGR供給部41の内部空間における下流側の一部分は、4つの通路に分岐しており、分岐した各通路が各分岐管31の内部空間に連通している。なお、本実施形態では、集合管21、上流側フランジ22、分岐管31、下流側フランジ32、及びEGR供給部41が、マニホールド本体10を構成している。
また、図1に示すように、4つの分岐管31のうち、集合管21の長手方向の開口側に位置する分岐管31の外周面からは、固定突起50が突出している。固定突起50は、分岐管31における上流側の端部に位置している。固定突起50は、分岐管31の外周面から集合管21の長手方向の開口側に向かって延びており、固定突起50の先端部は、上流側フランジ22よりも集合管21の長手方向の外側にまで至っている。固定突起50は、当該固定突起50の先端側ほど細くなっており、全体として三角形板状になっている。固定突起50の厚みは、概ね固定突起50の先端側ほど厚くなっており、固定突起50の先端部の厚みが最も厚くなっている。
固定突起50の先端部には、当該固定突起50の厚み方向にボルト孔51が貫通している。このボルト孔51に締結用のボルトが挿通されることで、図示しないシリンダブロックに吸気マニホールド100が固定される。したがって、本実施形態では、固定突起50においてボルト孔51が貫通した先端部が、固定突起50の固定箇所である。
固定突起50におけるボルト孔51よりも基端側においては、固定突起50の厚み方向に凹部56が窪んでいる。凹部56は、固定突起50の厚み方向から視たときに、全体として台形形状になっており、固定突起50の先端側の底辺が短く、固定突起50の基端側の底辺が長くなっている。
凹部56は、固定突起50の突出方向に5つ並んでおり、上下方向に2つ並んでいる。したがって、固定突起50には、合計10個の凹部56が設けられている。固定突起50の突出方向に並んだ5つの凹部56を対比したとき、これらの凹部56の窪み深さは、基端側に位置する凹部56ほど深くなっている。
また、固定突起50の突出方向に並んだ5つの凹部56について隣り合う2つの凹部56を対比したとき、先端側に位置する凹部56における基端側の底辺の長さは、基端側に位置する凹部56における先端側の底辺の長さと略同じになっている。すなわち、これらの凹部56の上下方向の幅は、基端側に位置する凹部56ほど長くなっている。そして、固定突起50の突出方向において最も基端側に位置する凹部56における基端側の底辺の長さが最も長くなっている。
固定突起50における凹部56よりも基端側においては、固定突起50の厚み方向に貫通孔57が貫通している。貫通孔57は、固定突起50の突出方向において、凹部56に近い部分から固定突起50の基端に近い位置にまで延びている。貫通孔57は、固定突起50の厚み方向から視たときに、全体として台形形状になっており、固定突起50の先端側の底辺が短く、固定突起50の基端側の底辺が長くなっている。この貫通孔57における先端側の底辺の長さは、固定突起50の突出方向において最も基端側に位置する凹部56における基端側の底辺の長さと同じになっている。貫通孔57は、上下方向に2つ並設されている。
上述したように、固定突起50の先端部の厚みは最も厚くなっており、固定突起50の基端側の厚みは、固定突起50の先端部に比べて薄くなっている。また、複数の凹部56の窪み深さは、基端側に位置する凹部56ほど深くなっており、凹部56よりも基端側に位置する部分には貫通孔57が貫通している。さらに、凹部56及び貫通孔57の上下方向の幅は、固定突起50の基端側ほど長くなっている。ここで、固定突起50が突出する方向に直交する方向のうち、ボルト孔51の貫通方向を直交方向とし、この直交方向の力に対するせん断剛性を固定突起50のせん断剛性とする。このとき、上記の構造によって、固定突起50は、ボルト孔51から基端までの範囲において、概ね先端側から基端側に向かうほど、せん断剛性が小さくなっている。すなわち、固定突起50は、ボルト孔51が貫通した先端部よりも基端側において、ボルト孔51が貫通した先端部のせん断剛性よりもせん断剛性が小さい領域を有している。本実施形態では、固定突起50における分岐管31との境界領域において、せん断剛性が最も小さくなっている。
また、固定突起50は、当該固定突起50の突出方向において、固定突起50の先端部、凹部56が設けられた中央部、及び貫通孔57が設けられた基端部の3つの領域に大別できる。そして、固定突起50のせん断剛性は、先端部よりも中央部の方が小さく、中央部よりも基端部の方が小さくなっている。
図3に示すように、吸気マニホールド100は、樹脂製の複数のピースで構成されている。具体的には、吸気マニホールド100は、第1ピース11、第2ピース12、第3ピース13、及び第4ピース14が溶着によって一体化されることで構成されている。
図1及び図3に示すように、第1ピース11は、上流側フランジ22の全体、集合管21の一部、分岐管31の一部、及び下流側フランジ32の全体を構成している。また、図3に示すように、第2ピース12は、集合管21の一部、分岐管31の一部、及び固定突起50の全体を構成している。第3ピース13は、分岐管31の一部を構成している。また、第4ピース14は、EGR供給部41の全体を構成している。
本実施形態の作用について説明する。
例えば、吸気マニホールド100に対して、シリンダヘッドとは反対側、すなわち図2における右側から物体が衝突した場合、図2に示すように、その衝突に起因した衝撃力の一部である力Fが吸気マニホールド100に作用する。ここで、上述したように、マニホールド本体10における集合管21及び分岐管31の内部には、吸気が流通するための空間が区画されている。そのため、外部からの衝撃力の一部である力Fが作用した場合に、吸気マニホールド100におけるマニホールド本体10が潰れるように変形し、当該吸気マニホールド100が衝撃力を吸収するための構造体として機能する。
本実施形態の効果について説明する。
(1)上述した吸気マニホールド100に作用する力Fは、固定突起50にも作用する。この固定突起50は、ボルト孔51に挿通されたボルトを介してシリンダブロックに固定されているため、力Fの一部が固定突起50にも作用する。ここで、固定突起50の先端部にはボルトが挿通されているため、ボルトを介して固定突起50の先端部に大きな力が作用しやすく、固定突起50がボルト孔51の近傍の先端部において折れてしまうことがある。仮に固定突起50が先端部において折れると、吸気マニホールド100は、固定突起50を介したシリンダブロックへの支持を失う。そのため、例えば、分岐管31の下流端とシリンダヘッドとの固定箇所を支点として回動するように、吸気マニホールド100が変位してしまう可能性がある。このように吸気マニホールド100が変位すると、シリンダヘッドとの位置関係にずれが生じるため、吸気マニホールド100が期待どおりに潰れず、十分な衝撃吸収機能を発揮できないことがある。また、吸気マニホールド100が変位すると、吸気マニホールド100の周囲に配置されている部品や装置に吸気マニホールド100がぶつかって、それら部品や装置の破損に繋がることもある。
この点、固定突起50は、シリンダブロックに対する固定箇所であるボルト孔51よりも基端側、特に上記実施形態では、固定突起50におけるマニホールド本体10との境界領域において、せん断剛性が最も小さくなっている。そのため、固定突起50が折れ始めるのであれば、当該固定突起50の根本の境界領域において亀裂が生じる可能性が高い。このように固定突起50の根本の境界領域において亀裂が生じると、その亀裂がマニホールド本体10の分岐管31側に進展しやすい。そして、分岐管31に亀裂が生じると、その亀裂を起点として分岐管31が破壊されやすくなるため、マニホールド本体10全体として、潰れやすくなる。その結果、マニホールド本体10が潰れることによる衝撃力の吸収効果を得ることができる。
(2)上記実施形態では、固定突起50は、ボルト孔51から基端までの範囲において、概ね先端側から基端側に向かうほど、せん断剛性が小さくなっている。このように、固定突起50のせん断剛性を連続的に小さくすることで、固定突起50に対して局所的に力が作用することを抑制できる。そのため、固定突起50においては、直交方向においてある程度の柔軟性が確保され、ある程度の力が作用する前は固定突起50が弾性変形する。これにより、吸気マニホールド100に対して物体が衝突したときに固定突起50が弾性変形した後、折れが生じることになり、吸気マニホールド100に対して物体が衝突した直後に固定突起50が折れることを抑制できる。
(3)固定突起50は、分岐管31における上流側の端部に位置している。すなわち、分岐管31のうち、集合管21との接続部分に近い部分に固定突起50が位置している。そのため、固定突起50で生じた亀裂を、分岐管31だけでなく、集合管21側へと進展させやすい。
(4)上記実施形態の吸気マニホールド100は、第1ピース11、第2ピース12、第3ピース13、及び第4ピース14が溶着によって一体化されることで構成されている。そのため、吸気マニホールド100に、図2に示すような力Fが作用した場合には、一部のピースが脱落して、周辺の部品や装置に衝突することもある。このように複数ピースを溶着して吸気マニホールド100を構成する構造において、上記固定突起50のせん断剛性に関する構成を採用することは、ピースの脱落を抑制して吸気マニホールド100を期待どおりに潰れさせるという点で特に有効である。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態において、固定突起50の突出箇所は変更できる。例えば、固定突起50は、分岐管31における下流側の端部の近傍から突出していてもよい。また、例えば、固定突起50は、集合管21から突出していてもよい。このように、固定突起50は、マニホールド本体10における集合管21及び分岐管31のうち、上流側フランジ22よりも下流側であって下流側フランジ32よりも上流側の部分から突出してればよい。
・上記実施形態において、固定突起50は、少なくともボルト孔51が貫通した先端部よりも基端側のいずれかの部分において、ボルト孔51が貫通した先端部のせん断剛性よりもせん断剛性が小さい領域を有していれば、形状を変更できる。例えば、固定突起50は、全体として四角板形状になっていたり、全体として四角柱形状になっていたりしてもよい。
・また、固定突起50の厚みは変更できる。例えば、固定突起50の厚みは、当該固定突起50の突出方向において一定になっていてもよい。なお、固定突起50における分岐管31との境界領域においてせん断剛性を小さくする上では、固定突起50の基端部の厚みが最も小さくなっていることが好ましい。
・さらに、固定突起50の上下方向の幅は変更できる。例えば、固定突起50の上下方向の幅は、固定突起50の突出方向において一定になっていたり、固定突起50の基端側ほど細くなっていたりしてもよい。
・また、例えば、固定突起50における凹部56の深さや幅は変更できる。具体例としては、凹部56の窪み深さは全ての凹部56で一定になっていたり、凹部56の上下方向の幅は全ての凹部56で一定になっていたりしてもよい。
・さらに、例えば、固定突起50における凹部56を省略してもよい。この場合にも、貫通孔57が設けられていれば、固定突起50における分岐管31との境界領域において、せん断剛性が最も小さくなる。
・また、例えば、固定突起50における貫通孔57に代えて、その位置に凹部56をさらに設けてもよい。この場合には、固定突起50の突出方向に並んだ6つの凹部56を対比したとき、これらの凹部56の窪み深さは、基端側に位置する凹部56ほど深くなっていることが好ましい。
・さらに、固定突起50における貫通孔57を省略してもよい。なお、このように貫通孔57を省略することで、固定突起50における分岐管31との境界領域において、せん断剛性が最も小さくなっていなくてもよい。この場合にも、固定突起50は、少なくともボルト孔51が貫通した先端部よりも基端側のいずれかの部分において、ボルト孔51が貫通した先端部のせん断剛性よりもせん断剛性が小さい領域を有していればよい。そして、固定突起50におけるせん断剛性が小さい領域から亀裂が生じれば、その亀裂がマニホールド本体10側に進展することでマニホールド本体10を潰すことができる。
・上記実施形態では、固定突起50が突出する方向に直交する方向のうちのボルト孔51の貫通方向について、固定突起50のせん断剛性が基端側ほど小さくなるように構成した。これを、固定突起50が突出する方向に直交する方向のうちの固定突起50の幅方向について、固定突起50のせん断剛性が基端側ほど小さくなるように構成してもよい。このように、固定突起50が突出する方向に直交する方向のうちのいずれかの方向において、固定突起50のせん断剛性が基端側ほど小さくなるように構成されていれば、上記の(1)の効果を得ることができる。また、どの方向のせん断剛性について検討するべきかは、例えば、固定突起50に対してどのような方向に力が作用しやすいかなどを勘案して、適宜決定すればよい。
なお、上記実施形態では、凹部56及び貫通孔57の存在により、固定突起50が突出する方向に直交する方向のうちのいずれの方向についても、基端側ほど固定突起50のせん断剛性が小さくなっている。
・上記実施形態において、固定突起50は、シリンダブロックに限らず、例えば、シリンダヘッドに固定されていたり、車両のフレーム構造の一部に固定されていたりしてもよい。
・上記実施形態において、マニホールド本体10の形状は変更できる。例えば、マニホールド本体10における分岐管31は、集合管21を囲むように延びている必要はなく、集合管21から直線状に延びていてもよい。また、例えば、マニホールド本体10における分岐管31は、3つ以下であったり、5つ以上であったりしてもよい。
・上記実施形態において、吸気マニホールド100は、複数のピースで構成されている必要はなく、1つの部品だけで構成されていてもよい。
・上記実施形態において、吸気マニホールド100は、樹脂製に限らず、例えば、アルミニウム合金等の金属製であってもよい。
F…力、10…マニホールド本体、11…第1ピース、12…第2ピース、13…第3ピース、14…第4ピース、21…集合管、22…上流側フランジ、31…分岐管、32…下流側フランジ、41…EGR供給部、50…固定突起、51…ボルト孔、56…凹部、57…貫通孔、100…吸気マニホールド。

Claims (1)

  1. 内燃機関の吸気が流通する筒状の集合管、及び前記集合管の下流端から分岐して延びる複数の分岐管を有するマニホールド本体と、
    前記マニホールド本体の外面から突出し、他の部材に固定される固定突起とを備える吸気マニホールドであって、
    前記固定突起が突出する方向に直交する方向を直交方向とし、前記直交方向の力に対するせん断剛性を前記固定突起のせん断剛性としたとき、
    前記固定突起は、前記他の部材に対する固定箇所よりも基端側において、前記固定箇所におけるせん断剛性よりもせん断剛性が小さい領域を有する
    吸気マニホールド。
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