JP5282408B2 - インテークマニホールド - Google Patents

インテークマニホールド Download PDF

Info

Publication number
JP5282408B2
JP5282408B2 JP2008036097A JP2008036097A JP5282408B2 JP 5282408 B2 JP5282408 B2 JP 5282408B2 JP 2008036097 A JP2008036097 A JP 2008036097A JP 2008036097 A JP2008036097 A JP 2008036097A JP 5282408 B2 JP5282408 B2 JP 5282408B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intake manifold
branch
intake pipe
rib
surge tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008036097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009191821A (ja
Inventor
正勝 小郷
昌浩 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP2008036097A priority Critical patent/JP5282408B2/ja
Publication of JP2009191821A publication Critical patent/JP2009191821A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5282408B2 publication Critical patent/JP5282408B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)

Description

本発明は、内燃機関に空気または空気と燃料の混合気を供給するのに用いられるインテークマニホールドに関し、特に、内燃機関の上方に設置されるインテークマニホールドに関する。
従来、自動車のフロント部における、衝突時の衝撃緩和構造としては、内燃機関であるエンジンがフロント部に搭載されている自動車が殆どであることから、エンジンルームをクラッシャブルゾーンとした構造が多い。この場合、エンジン自体は変形あるいは破壊させることができないので、エンジンルームのスペースを大きくしたり、エンジンルーム内の他の部品を、ある一定以上の衝撃が加わることで変形させたり破壊させるように構成するのが一般的である。
このように、自動車の衝突時に変形または破壊させる部品として代表的なものに、エンジンに空気または空気と燃料の混合気を供給するインテークマニホールドが挙げられる。インテークマニホールドは、近年、自動車の軽量化を目的として樹脂で作られることが多いからである。例えば、特許文献1および2には、インテークマニホールドの各分岐吸気管に脆弱な部分を設けることが記載されている。また、特許文献3には、インテークマニホールドのサージタンクを、塑性を有する材料で形成し、衝突時の衝撃でサージタンクが押し潰されるようにすることで、衝撃を吸収することが記載されている。
ところで、走行中の自動車と歩行者との衝突事故での歩行者の死亡原因の過半数は、自動車と衝突した歩行者が上方に跳ね上げられ、ボンネット上に落下することによって受ける頭部損傷によるものである。そこで国土交通省は、乗用車と一部の貨物車を対象に、「歩行者頭部保護基準」を平成17年9月より導入した。この基準は、頭部を模した測定機器(頭部インパクタ)を自動車のボンネット上の複数箇所に衝突させ、頭部インパクタが受ける衝撃の測定結果から、ボンネットの衝撃緩和性能を評価するものである。
ボンネットの衝撃緩和性能を評価する指標にHIC(頭部傷害基準:Head Injury Criterion)値が用いられる。HIC値は、以下の式で表される。
Figure 0005282408
ただし、式(1)において、aは、頭部インパクタの重心の加速度を表す。また、tは時間を表し、特に、t1、t2は、0<t1<t2、かつ、t2−t1≦15msecで、HIC値が最大になる時間である。
上記の歩行者頭部保護基準では、ボンネット上の所定の試験エリアにおいて、2/3以上の部分でHIC値が1000以下であり、それ以外の部分でHIC値が2000以下であることが求められている。
実開昭63−24359号公報 特許第2699915号公報 特開平1−301950号公報
上述のように、近年は歩行者への安全性に対する認識が高まっている。しかし、特許文献1〜3に記載された技術はいずれも、インテークマニホールドがエンジンの前方に配置されることが前提となっており、自動車の前後方向に加わる衝撃を吸収することによって搭乗者へのダメージを軽減するための技術を開示する。
インテークマニホールドの中には、エンジンの上方に配置されるものもある。エンジンの前方に配置されるインテークマニホールドとエンジンの上方に配置されるインテークマニホールドとでは、衝突事故の際に想定される衝撃の加わり方が異なる。従って、特許文献1〜3に開示された技術を、エンジンの上方に配置されるインテークマニホールドに適用しても所望の効果が得られるとは限らない。しかも、エンジンの上方に配置されるインテークマニホールドは、ボンネットの直下に配置されることになるので、歩行者に対する安全性の観点から、HIC値を考慮する必要がある。
そこで本発明は、エンジンの上方に配置されるインテークマニホールドに対して、歩行者への安全性が十分に考慮されるように衝撃吸収性能を持たせた構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明のインテークマニホールドは、内燃機関に空気または空気と燃料との混合気を供給するのに用いられる、サージタンク部と、サージタンク部に接続されたポート部と、を有する。本発明のインテークマニホールドにおいて、ポート部は、サージタンク部から延びた複数の分岐吸気管と、複数の分記吸気管の先端部に一体に設けられたフランジと、を有しており、複数の分岐吸気管とフランジとの境界部に、分岐吸気管の外周面に横断面形状が矩形の溝を形成することによって構成された、分岐吸気管の平均肉厚よりも肉厚の薄い薄肉部が、分岐吸気管の周方向に沿って、かつ周方向の少なくとも一部に形成されていることを特徴とする。
上記のように構成された本発明のインテークマニホールドでは、インテークマニホールドにその上方から衝撃力が加わったとき、ポート部に作用するモーメントを利用して、インテークマニホールドを薄肉部で破壊が生じやすいようにする。これにより、インテークマニホールド全体としての強度の低下を抑制しつつ、インテークマニホールドに加わる衝撃力が、HIC値が低くなるように吸収される。
肉部による効果をより効果的に発揮させるためには、分岐吸気管は、インテークマニホールドが内燃機関に取り付けられた状態において内燃機関の上部からサージタンク部の側部に向かって湾曲しながら延びており、薄肉部は、分岐吸気管とフランジとの境界部近傍の、分岐吸気管の湾曲している方向と反対側の部分に設けられていることが好ましい。
また、上記本発明のインテークマニホールドにおいて、ポート部上に配された、リブを備えた衝撃吸収部をさらに有することもできる。衝撃吸収部は、プレート部材とこの片面に設けられたリブとを有する構成とすることができる。この場合、プレート部材は、ポート部の上方に配置されていればよい。また、リブは、分岐吸気管の配列方向に延びていることが、リブの変形等を効果的に生じさせる上で好ましい。さらにリブは、分岐吸気管とフランジとの境界部からの距離が遠い方が、近い方に比べて高さが低くなるように形成されていることが好ましい。
衝撃吸収部は、前記ポート部と同じ材料で構成することができる。
また、上記本発明のインテークマニホールドにおいて、サージタンク部に接続されたスロットル部をさらに有し、スロットル部の上面部にリブが設けられていてもよい。
本発明のインテークマニホールドによれば、内燃機関の上方に配置されるインテークマニホールドにおいて、歩行者への安全性が十分に考慮されるように、HIC値を低減したインテークマニホールドを提供することができる。しかも、従来のインテークマニホールドに対して付加される構造は最小限で済むので、エンジンフード下の空間が十分に確保され、ひいては自動車の外観を損なうことがない。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるインテークマニホールドの斜視図であり、図2はその平面図である。
本形態のインテークマニホールド100は、複数のシリンダ(不図示)を有するエンジン(内燃機関)10の各シリンダに空気または空気と燃料の混合気(以下、説明を簡単にするため、これら空気および混合気を単に「空気」と総称する)を供給する装置であり、エンジン10の上方においてエンジン10のシリンダヘッドに取り付けられる。
インテークマニホールド100は、サージタンク部110と、ポート部120と、スロットル部130とを有している。
これらサージタンク部110、ポート部120およびスロットル部130は、インテークマニホールド100内での空気の流れ方向上流側から、スロットル部130、サージタンク部110およびポート部120の順に配置されるように接続され、ポート部120がエンジン10の上部に取り付けられている。スロットル部130からサージタンク部110に供給された空気は、ポート部120を通ってエンジン10へ送られる。
スロットル部130の内部にはスロットルバルブ(不図示)が設けられている。スロットルバルブの開度が調整されることで、エンジン10に供給される空気の量が調整される。
ポート部120は、サージタンク部110に供給された空気をエンジン10の各シリンダに分配するための部分であり、それぞれ根元がサージタンク部110に接続された複数の分岐吸気管121と、分岐吸気管121の先端部に一体に設けられたフランジ122とを有する。分岐吸気管121の数はシリンダの数と等しい。各分岐吸気管121は、インテークマニホールド100がエンジン10に取り付けられた状態においてエンジン10の上部からサージタンク部110の側部に向かって湾曲しながら延びている。ポート部120に必要な強度を確保するため、複数の分岐吸気管121は、個々に分離しているのではなく相互に一体化されて形成されている。
フランジ122は、このインテークマニホールド100の、エンジン10への取り付け部として機能する部分である。フランジ122には複数のボルト穴122aが適宜箇所に配置されており、これらボルト穴122aを通してボルト(不図示)を締め付けることによって、インテークマニホールド100がエンジン10に取り付けられる。
なお、ポート部120は、インテークマニホールド100がエンジン10に取り付けられた状態ではサージタンク部110およびスロットル部130がギャップを介してエンジン10の上方に位置するように設計されている。したがって、インテークマニホールド100がエンジン10と接している部分は、ポート部120のフランジ122のみである。インテークマニホールド100がエンジン10に取り付けられた状態での、サージタンク部110およびスロットル部130の、エンジン10との間でのギャップの大きさは、15mm以上であることが好ましい。
各分岐吸気管121とフランジ122との境界部近傍には、肉厚を分岐吸気管121の他の部分での平均肉厚よりも薄くした薄肉部121aが形成されている。薄肉部121aは、分岐吸気管121の外周面の少なくとも分岐吸気管121の湾曲している方向と反対側の部分に、分岐吸気管121の周方向に沿って溝を形成することによって構成することができる。また、図3に示すように、薄肉部121aを形成するための溝は、分岐吸気管121の長手方向に沿った断面での形状が矩形となっている。溝は、分岐吸気管121の周方向に沿って形成されているので、分岐吸気管121の長手方向に沿った断面は、溝の横断面に相当する。
インテークマニホールド100は、全体が樹脂で形成されている。インテークマニホールド100を樹脂で形成する場合、その形成方法としては射出成形を用いることができる。ただし、図1および図2に示したような複雑な形状を射出成形で形成するのは困難である。そこで、インテークマニホールド100を、射出成形が可能な複数の部品に分割して形成し、これらを振動溶着等によって接合することで、サージタンク部110、ポート部120およびスロットル部130を有する、上述したインテークマニホールド100が形成される。
インテークマニホールド100を構成する樹脂としては、インテークマニホールド100に必要な強度を満足することができる樹脂であれば特に制限されないが、例えば、ポリアミド6、ポリアミド66等を好ましく用いることができる。また、これらの樹脂にガラス繊維を添加したガラス繊維強化ポリアミド系樹脂を用いることが、より好ましい。
上述したように、本形態のインテークマニホールド100は、エンジン10に取り付けられた状態では、ポート部120のフランジ122がエンジン10の上面に支持され、サージタンク部110およびスロットル部130とエンジン10との間にはギャップが存在している。このような構成において、インテークマニホールド100がエンジン10に取り付けられた状態で、インテークマニホールド100にその上方から衝撃力が加わった場合、サージタンク部110をエンジン10に接近させる向きのモーメントを伴う応力が、ポート部120のエンジン10への取り付け部に作用する。
ポート部120は、エンジン10に直接取り付けられるフランジ122が各分岐吸気管121の先端部に一体に形成された構成となっており、ポート部120に作用する応力は、各分岐吸気管121とフランジ122との境界部に集中しやすい。つまり、これら境界部は、インテークマニホールド100の中でも最も破壊しやすい部分の一つである。
そこで本形態では、各分岐吸気管121とフランジ122との境界部に薄肉部121aを設け、これら境界部での機械的強度を低下させることによって、インテークマニホールド100に上方から衝撃力が加わったときに、薄肉部121aで破壊が生じやすくなるようにしている。薄肉部121aが破壊に至るまでの過程で、インテークマニホールド100に加わった衝撃力が吸収される。このように、破壊が生じやすい部分を局所的に設けることで、インテークマニホールド全体としての強度の低下を抑制しつつ、インテークマニホールド100に加わる衝撃力を吸収することができる。
薄肉部121aは、インテークマニホールド100に衝突体(頭部インパクタ)を衝突させたときのHIC値が2000以下になるように形成されている。HIC値は、式(1)から分かるように、t1からt2までの作用時間での衝突体の平均加速度を2.5乗し、これに作用時間を乗じた値の最大値として算出される。作用時間とは、一定値以上の加速度が作用している時間、言い換えれば衝撃吸収を担っている時間を意味する。衝突体の平均加速度およびその作用時間は、HIC値の大小を決める要因の一つであり、HIC値を小さくするためには、平均加速度を小さくすることが特に有効である。
インテークマニホールドは、衝撃力を受けてから破壊されるまでの過程で衝撃エネルギを吸収するが、衝撃エネルギの吸収量が大きいからといって、HIC値が小さくなるとは限らない。例えば、衝撃力に対する反力が高い状態がある一定時間維持された後、最終的に破壊に至るケースでは、平均加速度は大きくなるのでHIC値は高くなる。
本形態では、ポート部120において各分岐吸気管121とフランジ122との境界部に薄肉部121aを設けているので、インテークマニホールド100は、上方から衝撃力が加わったとき、サージタンク部110、スロットル部130および各分岐吸気管121の変形および/または変位を伴いながら、薄肉部121aにおいて破壊に至る。サージタンク部110、スロットル部130および各分岐吸気管121が変形および/または変位することによって、衝突体の作用時間での平均加速度は小さくなる。よって、HIC値を容易かつ効果的に小さくすることができる。
薄肉部121aは、分岐吸気管121の周方向全周にわたって設けることもできる。しかし、この場合は薄肉部121aを設けた部分の成型が難しくなり、インテークマニホールド100の製造が困難になるおそれがある。また、全周に薄肉部121aを設けた場合は、分岐吸気管121自身の強度が必要以上に低下し、衝撃力ではなく分岐吸気管121の内圧によって破壊してしまうことがある。よって、薄肉部121aは、分岐吸気管121の周方向の一部に設けることが好ましい。
薄肉部121aを分岐吸気管121の周方向の一部に形成する場合、その周方向での位置は、図3に示したように、分岐吸気管121の湾曲している方向と反対側であることが好ましい。インテークマニホールド100に上方から衝撃力が加わったとき、フランジ122がエンジン10に固定されているので、分岐吸気管121には、図3に白抜き矢印で示す向きの曲げモーメントが作用する。これにより、分岐吸気管121とフランジ122との境界部では、湾曲している方向と同じ側は圧縮力を受けるが、湾曲している方向と反対側は引っ張り力を受ける。
一般に、曲げモーメントによって部材が破壊するとき、引っ張り力を受けた側から破壊が進行していく。よって、本形態のように分岐吸気管121の湾曲している方向と反対側に薄肉部121aを設けることで、分岐吸気管121とフランジ122との境界部での破壊をより効果的に生じさせることができる。以上のことから、分岐吸気管121の湾曲している方向と反対側の部分は、インテークマニホールド100に上方から衝撃力が加わったときに引っ張り力が作用する部分と言い換えることができる。あるいは、分岐吸気管121はサージタンク部110に向かって湾曲しているので、分岐吸気管121の湾曲している方向と反対側の部分は、サージタンク部110と反対側の部分と言い換えることもできる。
分岐吸気管121に薄肉部121aを形成するために分岐吸気管121に設けられる溝の横断面形状は特に制限はない。ただし、溝の横断面形状をV字型とすると、その先端部で極めて応力が集中しやすく、分岐吸気管121の機械的強度が必要以上に低下するおそれがある。したがって、薄肉部121aを形成する溝の横断面形状は、V字型を除く形状であることが好ましく、矩形状であることがより好ましい。
以上説明したように、分岐吸気管121に設けられる薄肉部121aは、インテークマニホールド100の上方から衝撃力が加わったときに分岐吸気管121とフランジ122との境界部に作用する曲げモーメントを利用して分岐吸気管121を境界部で破壊を生じさせるように作用することによって、衝撃力を吸収する。境界部に作用する曲げモーメントの大きさは、衝撃力の大きさが同じであれば、衝撃力が加わる作用点と境界部との距離が長いほど大きい。サージタンク部110は、境界部とは反対側の端部で分岐吸気管121に接続されており、スロットル部130は、分岐吸気管121とは別の部位でサージタンク部110に接続されている。したがって、薄肉部121aは、サージタンク部110やスロットル部130に衝撃力が加わった場合に、より大きな効果を発揮する。
ただし、スロットル部130は、内部にスロットルバルブを有することなどから高い機械的強度が必要とされ、一般的にサージタンク部110と比べて外部からの応力に対して変形しにくい構造となっている。サージタンク部110は、衝撃力が加わった際にサージタンク部110自身が変形し、このことがHIC値の低下に寄与するが、スロットル部130に衝撃力が加わった場合はそのことがあまり期待できない。よって、スロットル部130自身の剛性や、サージタンク部110、ポート部120およびスロットル部130の配置等も含めたインテークマニホールド100全体の構成によっては、スロットル部130に衝撃力が加わったときに、ポート部120が破壊に至る前にHIC値が高くなってしまい、HIC値が2000以下にならない場合もある。
そこで、このような場合には、図4に示すように、スロットル部130の上面部にリブ131を設け、リブ131で衝撃力を受けることによって衝撃を吸収させることができる。衝突体がスロットル部130の上方から衝突すると、衝突体はスロットル部130に衝突する前にリブ131を変形させ、場合によっては破壊する。この際に、衝突体の作用時間での平均加速度が小さくなり、結果的に、スロットル部130自身に変形を生じさせなくてもHIC値を低くすることができる。
もちろん、リブ131は、スロットル部130の上方から衝撃力が加わったときのHIC値が2000以下になるように、その数、配列ピッチ、高さ、厚さ等が設定される。
一方、ポート部120は、薄肉部121aが設けられている部分自身でもあり、ポート部120の上方から衝撃力が加わった場合は、サージタンク部110やスロットル部130の上方から衝撃力が加わった場合と比べて、分岐吸気管121とフランジ122との境界部に作用する曲げモーメントの大きさは小さい。そのため、ポート部120全体の構成や分岐吸気管121の長さなどによっては、薄肉部121aでポート部120が破壊する前にHIC値が高くなってしまうことがある。
そのような場合、上述したスロットル部130に衝撃力が加わった場合に対する考え方をポート部120に適用することができる。すなわち、ポート部120の上面部にリブを配し、ポート部120の上方から衝撃力が加わったときにリブで衝撃力を受け、リブを変形あるいは破壊させるようにすることによって、HIC値を小さくすることができる。その結果、サージタンク部110、スロットル部130およびポート部120のどの部分に衝撃力が加わった場合でも低いHIC値が得られるインテークマニホールド100が達成される。
しかし、ポート部120は一般に複数の分岐吸気管121が湾曲して延びた構造を有しているので、スロットル部130に比べてポート部120にリブを形成するのは困難である。そこで、リブをポート部120上に一体に形成するのではなく、ポート部120とは別体で設けることもできる。
図5に示す例では、リブ付き部材である衝撃吸収部材140が、ポート部120の上方に配置されている。衝撃吸収部材140は、天板141と、天板141の下面に突設されたリブ142とを有する。天板141は、ポート部120の全ての分岐吸気管121を覆うことのできるサイズを有し、かつ、分岐吸気管121の全体的な湾曲にほぼ倣った形状に形成されている。
衝撃吸収部材140は、リブ142の先端面を分岐吸気管121に接触させて、ポート部120の上に配置されている。リブ142は分岐吸気管121の上に単に置かれているだけであり、接着はされていなくてもよい。ポート部120上への衝撃吸収部材140の固定は、リブ142と分岐吸気管121との間ではなく、例えば、インテークマニホールド100の分岐吸気管121以外の他の部分、例えばサージタンク部110およびスロットル部130の少なくとも1つと、天板141と、の間で行われるのが好ましい。
上述したような構成において、ポート部120の上方から衝突体が落下すると、衝突体は衝撃吸収部材140に衝突し、これによって、天板141の変形あるいは破壊が発生し、さらにはリブ142の変形、分岐吸気管121上での滑り、あるいは破壊が発生し、衝撃力が吸収される。この天板141およびリブ142の変形等が生じることによって、HIC値を小さくすることができる。
衝撃吸収部材140は、ポート部120の上方からインテークマニホールド100に衝突体を衝突させたときのHIC値が2000以下となるように、天板141の厚さや、リブ142の高さ、厚さ、数、配列ピッチおよび方向等が設計されている。その結果、サージタンク部110、スロットル部130およびポート部120のいずれの部分に衝突体が衝突した場合であっても、HIC値を2000以下とすることができる。
例えば、リブ142の延びる方向は、分岐吸気管121の配列方向と平行な方向であることが好ましい。もちろん、リブ142の延びる方向を分岐吸気管121の配列と直交する方向、すなわち分岐吸気管121の延びる方向と平行とすることもできる。ただしこの場合は、リブ142が隣り合う2つの分岐吸気管121の間に位置すると、リブ142がこれらの分岐吸気管121に拘束されるなどしてリブ142の変形等が規制されてしまう場合があるので、リブ142の位置の設計に注意が必要である。したがって、上記のようにリブ142を設けることが好ましい。
リブ142を分岐吸気管121の配列方向と平行な方向に形成することによって、リブ142は各分岐吸気管121を跨ぐように延びることになる。分岐吸気管121は一般に周面が曲面であるため、リブ142は分岐吸気管121の曲面上に載せられることになる。この場合、リブ142の先端面に、リブ142が接触する分岐吸気管121の上面側の曲面と噛み合わせ関係にあるように凹部142aを形成することが好ましい。リブ142にこのような凹部142aを形成することによって、リブ142と分岐吸気管121との接触面積が増える。その結果、衝撃吸収部材140を、リブ142を分岐吸気管121に接触させた状態で安定して支持することができる。
リブ142の高さは、全て同じである必要はなく、場所によって異なっていてもよい。前述したように本形態では、インテークマニホールド100に上方から衝撃力が加わった際に、分岐吸気管121をフランジ122との境界部に作用するモーメントを利用して、その境界部に設けられた薄肉部121aで変形または破壊させることによって衝撃力を吸収することを意図している。分岐吸気管121の上方から衝撃力が加わった場合、衝撃力が加わる位置が薄肉部121aに近いほど、薄肉部121aでの変形等が生じにくいためHIC値が高くなりやすい傾向がある。
よって、リブ142によるHIC値低減の効果が要求される度合いは、薄肉部121aからの距離が近いほど高く、薄肉部121aからの距離が遠いほど低い。そこで、分岐吸気管121上に配されるリブ142の高さを、薄肉部121aから遠い側が、薄肉部121aから近い側と比べて低くなるように、薄肉部121aからの距離に応じて変えることができる。さらには、薄肉部121aから遠い側にはリブ142を配さないようにすることもできる。
その結果、ポート部120上に付加される部材を最小限にとどめ、軽量化および構造の簡略化を図ることができる。ポート部120上でリブ142が不要な部分がある場合には、衝撃吸収部材140は、ポート部120全体を覆うサイズである必要はなく、リブ142が配される領域に合わせたサイズとすることができる。
ポート部120の上方から衝突体が落下したときのHIC値をより効果的に低減するために、衝撃吸収部材140は樹脂材料で構成することが好ましい。衝撃吸収部材140を構成する樹脂には任意の材料を用いることができるが、ポート部120は比較的高温に曝される部分であること、およびHIC値を効果的に低減させるためにはある程度高い機械的強度も必要であることから、これらを考慮すると、衝撃吸収部材140は、ポート部120を構成する樹脂と同じ樹脂で構成されることが好ましい。
図5では、天板141と、その下面に突設されたリブ142とを有する衝撃吸収部材140を示したが、例えば図6に示すような衝撃吸収部材150を用いることもできる。
図6に示す衝撃吸収部材150は、底板150と、底板150の上面に突設されたリブ152とを有し、リブ152を上方に向けてポート部120上に設置される。底板151は、図5に示した衝撃吸収部材140の天板141と同様、分岐吸気管121の全体的な湾曲にほぼ倣った形状に形成されることが好ましい。また、底板151を、その分岐吸気管121との接触面に、分岐吸気管121の上面部の形状と対応した凹部を有する形状とすることも好ましい。リブ152の高さ、厚さ、数、配列ピッチおよび方向等は、図5に示した衝撃吸収部材140におけるリブ142の考え方をそのまま適用することができる。さらに、底板151のサイズについても、図5に示した衝撃吸収部材140における天板141の考え方をそのまま適用することができる。
以上、ポート部120上に配されるリブについて幾つかの例を示した。本形態では、分岐吸気管121に薄肉部121aを設け、そのことによるHIC値の低減性能を補う構成としてリブをポート部120上に配した。しかし、ポート部120上に配されるリブは、その構成自体で、ポート部120上に衝撃力が加わったときのHIC値の上昇を抑制する。よって、例えば、サージタンク部110およびスロットル部130に加わった衝撃力に対してはHIC値が2000以下であるが、ポート部120に加わった衝撃力に対してはHIC値が2000を超えるような場合、分岐吸気管121に薄肉部121aを設けることなく、ポート部120上にリブを配するのみで、サージタンク部110、スロットル部130およびポート部120のどの部分に衝撃力が加わったときでも、HIC値を2000以下とすることができる。この場合ももちろん、分岐吸気管121の薄肉部121aとポート部120上のリブとを組み合わせてHIC値を2000以下としてもよい。
上述した形態では、サージタンク部110、スロットル部130およびポート部120を有するインテークマニホールド100を例に挙げて説明したが、インテークマニホールドの中には、サージタンク部110がスロットル部130の機能も有しており、外観上はサージタンク部とポート部のみを有しているものもある。このような場合でも、スロットル部に設けるリブを除いて、上述したHIC値低減のための構成をそのまま適用することができる。
上述したインテークマニホールド100によれば、従来のインテークマニホールドに対して付加される構造は最小限であるので、エンジン10の上方に設置される場合であってもエンジンフード下の空間が十分に確保され、ひいては自動車の外観を損なうことがない。
次に、インテークマニホールド100に加わる衝撃力を吸収するための上述した種々の構成による効果を確認するために行ったシミュレーションの結果を説明する。
インテークマニホールドのモデルの基本構造として、図1および図2に示すような、サージタンク部110、ポート部120およびスロットル部130を有し、ポート部120は先端部に固定用のフランジ122を備え、フランジ122とサージタンク部110との間に3本の分岐吸気管121が延びた形状のモデルを用いた。分岐吸気管121の平均肉厚は3.0mmとした。
インテークマニホールドの材質は、ポリアミド6(宇部興産(株)製のグレード1015GNKF)とした。その主な物性を表1に示す。また、図8に、上記ポリアミド6の応力−ひずみ応答曲線を示す。この応力−ひずみ応答曲線を求めるのに用いた試験片にはJIS K 7113に準じて射出成形した2号型試験片(厚さ3mm)を用いた。樹脂材料の応力ひずみ特性に与えるひずみ速度の影響を考慮するため、引張速度1mm/min、10mm/min、100mm/min、1000mm/min、10000mm/minで測定した。図8中の凡例は各引張速度に対応したひずみ速度(1/s)を示す。
Figure 0005282408
シミュレーションにおけるインテークマニホールドの拘束条件としては、固定用のボルトをモデル化し、フランジとの接触を考慮した。
インテークマニホールドに衝突させる衝突体およびその衝突条件は、国土交通省が定めた「歩行者頭部保護基準」における頭部インパクタに準拠した(直径:165mm、質量:4.5kg、衝突速度:32km/h、衝突角度:90°(鉛直下方向))。
上記条件で衝突体をインテークマニホールドのモデルに衝突させたときにモデルに作用する応力および変形等を有限要素法解析によってシミュレーションし、その結果に基づいてHIC値を計算した。
(シミュレーション1:従来モデル)
まず、分岐吸気管121に薄肉部121aが設けられていない従来のインテークマニホールドのモデルに対し、図7に示す衝突点A〜Cに上記条件で衝突体を衝突させたときのHIC値を求めた。衝突点Aは、サージタンク部110の中央部、衝突点Bは、スロットル部130の中央部、衝突点Cは、上側に位置している3つの分岐吸気管121のうち中央の分岐吸気管121の、幅方向中央、かつ長手方向でフランジ122寄りの部分である。表2に、シミュレーションによって得られた従来モデルでのHIC値を示す。
Figure 0005282408
衝突点A〜Cのいずれも、破壊はポート部120のフランジ122との境界部で発生する。衝突点Aでは、サージタンク部110が変形した後に破壊に至るるためHIC値は比較的低い値となったが、衝突点BおよびCではHIC値は2000を超えていた。
(シミュレーション2:分岐吸気管薄肉化モデル)
次に、本発明のモデルとして、各分岐吸気管121とフラン122との境界部に横断面形状が矩形の溝を設けて薄肉部121aを形成したモデルについてシミュレーションを行なった。薄肉部121aは、分岐吸気管121の湾曲形状外側の部分に分岐吸気管121の周方向に沿って設け、薄肉部121aを形成するための溝の寸法は、分岐吸気管121の周方向に沿う長さが20.0mm、深さが1.0mmとした。
このモデルに対して、衝突点Aに衝突体を衝突させた場合をシミュレーションした。シミュレーションによって得られたHIC値を表3に示す。
Figure 0005282408


分岐吸気管薄肉化モデルでは、従来モデルと比較してポート部120の破壊タイミングが早くなり、HIC値も低下した。これは、薄肉部121aによる効果であると考えられる。
なお、本モデルにおいて、サージタンク部110の下方のギャップの大きさについても検討した。そのために、サージタンク部11の下方に剛体板が存在すると仮定し、サージタンク部110と剛体板とのギャップの大きさを15mm〜25mmの範囲で変更して上記と同様のシミュレーションを行なった。その結果を表4に示す。
Figure 0005282408
表4より、ギャップが15mm以上あれば、2000以下のHIC値を確保できることが分る。
(シミュレーション3:スロットル部リブ付きモデル)
次に、スロットル部130におけるHIC値の低減効果を確認するため、図4に示すようなリブ131をスロットル部130に設けたモデルを用い、衝突点Bに衝突体を衝突させた場合をシミュレーションした。リブ131は、スロットル部130の上面に、スロットル部130幅方向と平行に延び、30mmピッチでスロットル部130の延びる方向に配列されたものとした。また、リブ131のスロットル部130の上面からの高さは10mm、リブ131の厚さは2mmとした。
シミュレーションによって得られた結果を表5に示す。
Figure 0005282408
スロットル部130にリブ131を設けることにより、リブ131の変形および破壊によって衝撃が吸収され、荷重のピーク値の発生が遅延するとともに、ピーク値自身も低下した。その結果、HIC値は大幅に低下した。このことは、表1と比較しても明らかである。
(シミュレーション4:衝撃吸収部材付加モデル)
次に、ポート部120でのHIC値の低減効果を確認するため、図5に示すような衝撃吸収部材140を、シミュレーション1で用いたモデルのポート部120上に配置したモデルを用いてシミュレーションを行なった。
衝撃吸収部材140の材質は、インテークマニホールドの本体と同じポリアミド6(宇部興産(株)製のグレード1015GNKF)とした。衝撃吸収部材140は、天板141と、その下面に一体に設けられた複数のリブ142とを有している。リブ142は、分岐吸気管121が配列されている方向と平行に延びている。また、リブ131の先端には、分岐吸気管121と噛み合う凹部142aが形成されている。
天板141の厚さは3.4mmとした。リブ131の配列ピッチは20mmとした。リブ131の高さは、分岐吸気管121の長手方向について、フランジ122との境界部から中間部まで20〜29mmの範囲で徐々に高くなり、かつ、また、中間部を超えた位置からサージタンク部110との付け根までは17mmとした。リブ131には1.0°の抜きテーパを設け、リブ131の先端の肉厚は、分岐吸気管121の長手方向について、フランジ122との境界部から中間部までは1.5mm、中間部からサージタンク部110との付け根近傍までは1.6mm、サージタンク部110との付け根近傍では1.4mmとした。
さらに、本シミュレーションでは、種々の衝突モードでのHIC値を確認するため、上記衝突点Cの他に、衝突点Cと同じ分岐吸気管121の、幅方向中央、かつサージタンク部110寄りの衝突点Dについてもシミュレーションを行なった。また、衝突角度についても、90°の他に、50°および65°でシミュレーションを行なった。シミュレーションによって得られたHIC値を表6に示す。
Figure 0005282408
表6より、上記のような衝撃吸収部材140を付加することで、全ての場合で2000以下のHIC値が得られた。
上述したシミュレーション2〜4を総合すれば、分岐吸気管121に薄肉部121aを設け、スロットル部130にリブ131を設け、かつ、ポート部120上に衝撃吸収部材140を配置することで、サージタンク部110、ポート部120およびスロットル部130のいずれの部分に衝突体が衝突したとしても、2000以下のHIC値を達成することができる。もちろん、インテークマニホールドの形状や寸法によっては、分岐吸気管121の薄肉部121a、スロットル部130のリブ131およびポート部120上の衝撃吸収部材140のうち少なくとも1つを有してHIC値を2000以下とすることもできる。
上述したシミュレーションでは、インテークマニホールドを自動車に搭載した状態ではなく、衝突体がインテークマニホールドに直接衝突するものとしてシミュレーションを行なっている。しかし、実際にインテークマニホールドを自動車等に搭載した場合は、インテークマニホールドはエンジンフードで覆われているので、インテークマニホールドに作用する衝撃力はエンジンフードによって多少は緩和される。よって、実際のHIC値は、上記のシミュレーションで得られた結果よりも低い値であると考えられる。
本発明の一実施形態によるインテークマニホールドの斜視図である。 図1に示すインテークマニホールドの平面図である。 図1に示すインテークマニホールドの、薄肉部が形成された部分でのポート部の要部断面図である。 スロットル部にリブを付加した例を示す斜視図である。 ポート部上に配置される衝撃吸収部材を配置した場合の、インテークマニホールドの斜視図である。 衝撃吸収部材の他の例を示す斜視図である。 シミュレーションにおける衝突点を示す、インテークマニホールドのモデルの平面図である。 シミュレーションで用いたポリアミド6の応力−ひずみ応答曲線を示すグラフである。
符号の説明
10 エンジン
100 インテークマニホールド
110 サージタンク部
120 ポート部
121 分岐吸気管
121a 薄肉部
122 フランジ
130 スロットル部
131 リブ
140、150 衝撃吸収部材
141 天板
142、152 リブ
151 底板

Claims (9)

  1. 内燃機関に空気または空気と燃料との混合気を供給するのに用いられる、サージタンク部と、該サージタンク部に接続されたポート部と、を有するインテークマニホールドにおいて、
    前記ポート部は、前記サージタンク部から延びた複数の分岐吸気管と、該複数の分記吸気管の先端部に一体に設けられたフランジと、を有し、
    前記複数の分岐吸気管と前記フランジとの境界部に、前記分岐吸気管の外周面に横断面形状が矩形の溝を形成することによって構成された、前記分岐吸気管の平均肉厚よりも肉厚の薄い薄肉部が、前記分岐吸気管の周方向に沿って、かつ該周方向の少なくとも一部に形成されていることを特徴とするインテークマニホールド。
  2. 前記インテークマニホールドが前記内燃機関に取り付けられた状態において、前記分岐吸気管は、前記内燃機関の上部から前記サージタンク部の側部に向かって湾曲しながら延びており、前記薄肉部は、前記分岐吸気管と前記フランジとの境界部近傍であって、前記分岐吸気管の湾曲している方向と反対側の部分に設けられている、請求項1に記載のインテークマニホールド。
  3. 前記ポート部上に配された、リブを備えた衝撃吸収部をさらに有する、請求項1または2に記載のインテークマニホールド。
  4. 前記衝撃吸収部は、プレート部材と該プレート部材の片面に設けられたリブとを有する、請求項3に記載のインテークマニホールド。
  5. 前記プレート部材は、前記ポート部の上方に配置されている、請求項4に記載のインテークマニホールド。
  6. 前記リブは、前記分岐吸気管の配列方向に延びている、請求項3から5のいずれか1項に記載のインテークマニホールド。
  7. 前記リブは、前記分岐吸気管とフランジとの境界部からの距離が遠い方が、近い方に比べて高さが低くなるように形成されている、請求項3から6のいずれか1項に記載のインテークマニホールド。
  8. 前記衝撃吸収部は、前記ポート部と同じ材料で構成されている、請求項3から7のいずれか1項に記載のインテークマニホールド。
  9. 前記サージタンク部に接続されたスロットル部をさらに有し、
    前記スロットル部の上面部にリブが設けられている、請求項1から8のいずれか1項に記載のインテークマニホールド。
JP2008036097A 2008-02-18 2008-02-18 インテークマニホールド Expired - Fee Related JP5282408B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008036097A JP5282408B2 (ja) 2008-02-18 2008-02-18 インテークマニホールド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008036097A JP5282408B2 (ja) 2008-02-18 2008-02-18 インテークマニホールド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009191821A JP2009191821A (ja) 2009-08-27
JP5282408B2 true JP5282408B2 (ja) 2013-09-04

Family

ID=41074050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008036097A Expired - Fee Related JP5282408B2 (ja) 2008-02-18 2008-02-18 インテークマニホールド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5282408B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11242826B2 (en) 2019-09-23 2022-02-08 Hyundai Kefico Corporation Intake manifold and runner structure thereof

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013041369A1 (de) 2011-09-23 2013-03-28 Saint-Gobain Glass France Säulenabdeckung für kraftfahrzeuge
JP5828807B2 (ja) * 2012-06-04 2015-12-09 本田技研工業株式会社 吸気マニホールド
US10094343B2 (en) 2015-12-21 2018-10-09 Ford Global Technologies, Llc Intake manifold having failure controlling features
CN111765066A (zh) * 2020-07-06 2020-10-13 滁州沃博自动化科技有限公司 一种低压车载双缸空压机曲面异形排气管制作方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000203378A (ja) * 1999-01-18 2000-07-25 Kojima Press Co Ltd ボンネットの衝撃吸収構造
JP2003049683A (ja) * 2001-08-03 2003-02-21 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の吸気装置
JP4126601B2 (ja) * 2002-09-30 2008-07-30 株式会社イノアックコーポレーション 車両用ダクト
JP3966297B2 (ja) * 2004-02-26 2007-08-29 マツダ株式会社 エンジンの吸気装置
JP4301074B2 (ja) * 2004-05-12 2009-07-22 トヨタ自動車株式会社 多気筒エンジンの吸気装置
JP4597012B2 (ja) * 2005-09-08 2010-12-15 トヨタ自動車株式会社 車両用中空構造体
JP4692888B2 (ja) * 2006-01-20 2011-06-01 トヨタ自動車株式会社 車両の衝撃吸収構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11242826B2 (en) 2019-09-23 2022-02-08 Hyundai Kefico Corporation Intake manifold and runner structure thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009191821A (ja) 2009-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5282408B2 (ja) インテークマニホールド
JP3812403B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
JP4371036B2 (ja) ハイブリッド車のインバータの緩衝構造
JP4539441B2 (ja) 内燃機関用吸気装置
US8579358B2 (en) Rounded air dam for maximum aerodynamics and cooling performance
US6612644B2 (en) Fender for automobiles
US20060162699A1 (en) Internal combustion engine for a motor vehicle
JP4089473B2 (ja) ブラケット一体型リザーブタンク
JP6224466B2 (ja) 衝撃吸収ブラケット
JP2007331511A (ja) 車両用歩行者保護装置
JP5847502B2 (ja) 車両用歩行者保護装置
KR20120010500A (ko) 차량용 보행자 보호장치
JP5163338B2 (ja) 車両の補機支持構造
WO2016163095A1 (ja) 車両用衝突検知装置
JP5136382B2 (ja) サージタンクの移動抑制構造
JP2008111401A (ja) エンジンのプロテクタ
US9573625B2 (en) Front side member for vehicle
US20160137227A1 (en) Front side member for vehicle
JP6444824B2 (ja) バンパアブソーバ
CN201494511U (zh) 汽车前围上挡板
US11479304B2 (en) Tunable energy absorber
CN207984771U (zh) 前保缓冲支架及汽车前端结构
JP2008110679A (ja) 自動車のバンパーリィンフォースメント
JP5854601B2 (ja) 樹脂製インテークマニホールド
JP2009045996A (ja) 四輪車両のカウル構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120229

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121016

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130430

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130513

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5282408

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees