JP2021020714A - 包装材及び包装体 - Google Patents
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Abstract
【課題】低コストで消臭効果の高い包装材及びそれを用いた包装体を提供する。【解決手段】少なくとも基材層21と熱接着性樹脂層27とを含む積層フィルムにより形成される包装材20において、陽イオン交換能を有した無機系消臭剤(例えば、リン酸ジルコニウム)を含有する塗膜から成る層(例えば、印刷層22または接着層23)を設けた。【選択図】図2
Description
本発明は、積層フィルムから成る包装材及びそれを用いた包装体に関する。
内容物を包装する包装体に用いられる従来の包装材は特許文献1に開示されている。この包装材は例えば樹脂フィルムを積層して形成され、樹脂フィルムに疎水性ゼオライトを含有する。このため、包装体により魚等の食品を包装した際に、魚等から発生するアミン系の臭気成分を疎水性ゼオライトによって物理吸着して消臭することができる。これにより、食品の風味が損なわれることを防止できる。
しかしながら、上記従来の包装材によると、疎水性ゼオライトが一度吸着した臭気成分を脱離させるため、十分な消臭効果を得ることができない問題があった。また、消臭効果を得るために樹脂フィルムに大量の疎水性ゼオライトを添加する必要があるため、包装材のコストが高くなる問題もあった。
本発明は低コストで消臭効果の高い包装材及びそれを用いた包装体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、少なくとも基材層と熱接着性樹脂層とを含む積層フィルムにより形成される包装材において、陽イオン交換能を有した無機系消臭剤を含有する塗膜から成る層を設けたことを特徴としている。
また本発明は上記構成の包装材において、前記無機系消臭剤が層状リン酸塩から成ることを特徴としている。
また本発明は上記構成の包装材において、前記無機系消臭剤がリン酸ジルコニウムから成ることを特徴としている。
また本発明は上記構成の包装材において、前記無機系消臭剤が印刷層を形成するインキに含有されることを特徴としている。
また本発明は上記構成の包装材において、前記印刷層が前記基材層の前記熱接着性樹脂層側の面に設けられることを特徴としている。
また本発明は上記構成の包装材において、前記基材層と前記熱接着性樹脂層との間に配される中間層を備え、前記印刷層が前記中間層の前記熱接着性樹脂層側の面に設けられることを特徴としている。
また本発明は上記構成の包装材において、前記印刷層内の前記消臭剤の含有量が5〜30重量%であることを特徴としている。
また本発明は上記構成の包装材において、前記基材層と前記熱接着性樹脂層との間に配される接着層を有し、前記無機系消臭剤が前記接着層を形成する接着剤に含有されることを特徴としている。
また本発明の包装体は、上記構成の包装材により形成され、内部に食品の収容部を有することを特徴としている。
本発明によると、包装材が陽イオン交換能を有した無機系消臭剤を含有した塗膜から成る層を設けられる。このため、アンモニア、トリメチルアミン等のアミン系の臭気成分を無機系消臭剤により化学吸着して消臭することができる。従って、臭気成分の脱離がなく、消臭効果の高い包装材及び包装体を得ることができる。また、無機系消臭剤を含有する層が塗膜から成るため、無機系消臭剤を大量に必要とせず、包装材及び包装体を低コストで得ることができる。
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は第1実施形態の包装体の斜視図を示している。包装体1は上端に開口部1aを有する三方シール袋から成り、内部に内容物を収納する収納部9を設けられる。収納部9に収納される内容物はアミン系の臭気成分を発生する魚等の食品等から成っている。
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は第1実施形態の包装体の斜視図を示している。包装体1は上端に開口部1aを有する三方シール袋から成り、内部に内容物を収納する収納部9を設けられる。収納部9に収納される内容物はアミン系の臭気成分を発生する魚等の食品等から成っている。
包装体1は2枚の積層フィルムから成る包装材20(図2参照)の周部の3辺(両側辺及び底辺)をシール部3により熱接着して形成される。1枚の包装材20を折曲して周部の2辺(両側辺)をシール部3により熱接着してもよい。包装体1内の収納部9に内容物を充填した後、熱接着によって開口部1aが封止される。
図2は包装体1を形成する包装材20の断面図を示している。包装材20は基材層21、印刷層22、接着層23、熱接着性樹脂層27を順に積層して形成される。包装体1は包装材20の熱接着性樹脂層27を最内層に配され、印刷層22を基材層21の熱接着性樹脂層27側の面に配される。
基材層21はポリアミド(例えば、ナイロン)、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂フィルムにより形成される。基材層21を形成する樹脂フィルムは未延伸フィルムであってもよく、延伸フィルムであってもよい。また、基材層21は単層であってもよく、2層以上の積層体により構成されていてもよい。基材層21の厚みは例えば、3〜75μm程度に形成され、10〜35μmがより好ましい。
尚、基材層51として、延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムまたは透明蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いると、外部からの臭気を通しにくいのでより望ましい。透明蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルムの蒸着膜は酸化物蒸着膜(アルミナ、シリカ等)、金属蒸着膜(アルミニウム等)等により形成される。
印刷層22は基材層21上に印刷して形成され、印刷用のインキの塗膜から成っている。インキの塗膜から成る印刷層22の厚みは例えば1〜5μmである。印刷層22は遮光性等のために基材層21の略全面に設けられる白色の下地上に絵柄が印刷される。印刷層22の下地には酸化チタン等の白色顔料を含むウレタン系インキが用いられる。印刷層22の絵柄にはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの着色顔料をそれぞれ含むウレタン系インキが用いられる。
印刷層22を形成するインキには陽イオン交換能を有した無機系消臭剤が含有されている。アンモニア、トリメチルアミン等の塩基性ガスは陽イオン交換能を有した無機系消臭剤とイオン結合することにより化学吸着される。これにより、魚等から発生するアミン系の臭気成分を消臭することができる。
陽イオン交換能を有した無機系消臭剤として、層状リン酸塩を用いることができる。層状リン酸塩として、四価金属(Ti、Ge、Zr、Sn、Ce、Hf、Pb)のリン酸塩や、三価金属(Al、Cr、Fe)のリン酸塩を用いることができる。特に、リン酸ジルコニウム(Zn(HPO4)2・H2O)は、アミン系の臭気成分に対する消臭効果が高いためより望ましい。
無機系消臭剤の平均粒径は例えば0.1〜10μm程度とすることができる。微粒子の方が消臭効果が高いため、無機系消臭剤の平均粒径を0.1〜0.5μmとするとより好ましい。
無機系消臭剤の一例のリン酸ジルコニウムは、ジルコニウム化合物の水溶液と、リン酸またはリン酸塩を含有する水溶液とを混合して沈殿物を生成し、熟成して結晶化させる方法により形成することができる。
ジルコニウム化合物として、硝酸ジルコニウム、酢酸ジルコニウム、硫酸ジルコニウム、炭酸ジルコニウム、塩基性硫酸ジルコニウム、オキシ硫酸ジルコニウム、オキシ塩化ジルコニウム等を用いることができる。リン酸塩として、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸アンモニウム等を用いることができる。
尚、印刷層22を基材層21の外面側に配しても消臭効果を得られるが、熱接着性樹脂層27側の面に設けることにより、無機系消臭剤による外部の臭気成分の吸着を抑制することができる。このため、内容物から発生する臭気成分に対する消臭効果をより高くすることができる。
熱接着性樹脂層27は包装体10の最内層を形成し、対向する熱接着性樹脂層27を熱接着することによりシール部3(図1参照)が形成される。熱接着性樹脂層27には、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)等のポリエチレンフィルム、無延伸ポリプロピレン(CPP)等のポリプロピレンフィルム等が用いられる。熱接着性樹脂層27の厚みは40〜200μmが好ましく、50〜80μmが更に好ましい。
接着層23は印刷層22を設けた基材層21の樹脂フィルムと、熱接着性樹脂層27を形成する樹脂フィルムとをドライラミネートするドライラミネート用接着剤により形成される。このため、接着層23は基材層21の樹脂フィルム上または熱接着性樹脂層27の樹脂フィルム上に塗布された接着剤の塗膜から成っている。
接着層23を形成する接着剤として、ポリ酢酸ビニル系接着剤、ポリアクリル酸エステル系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、エチレン共重合体系接着剤、セルロース系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、アミノ樹脂系接着剤、エポキシ系接着剤,ポリウレタン系接着剤等を用いることができる。
接着層23の厚みは例えば、0.5〜5μmである。接着層23の厚みを0.5〜2.5μmにするとより好ましい。接着層23の厚みが0.5μm以上であると膜厚のコントロールがしやすくなり、5μm以下であれば充分な接着強度を付与しつつ、コストを抑えることができる。
尚、接着層23を形成する接着剤に上記の無機系消臭剤を含有してもよい。これにより、アミン系の臭気成分に対する消臭効果をより向上することができる。また、接着層23に無機系消臭剤を含有した場合は印刷層22の無機系消臭剤を省いてもよい。
次に、印刷層22に含まれる無機系消臭剤の消臭試験を行った。消臭試験の試料は10cm×10cmの樹脂フィルムの片面全面に印刷層22を形成するウレタン系インキによる印刷を行った。インキに含まれる無機系消臭剤はリン酸ジルコニウムであり、インキによる塗膜の膜厚は2μmである。
試験方法は各試料を容量2Lのガスバッグに入れ、ガスバッグ内にアンモニアまたはトリメチルアミンを注入して濃度の経時変化を調べた。アンモニアに対する消臭試験では初期濃度を100ppmとしており、トリメチルアミンに対する消臭試験では初期濃度を56ppmとしている。
表1及び図3はアンモニアに対する消臭試験の結果を示している。表2及び図4はトリメチルアミンに対する消臭試験の結果を示している。図3、図4の縦軸は臭気成分の濃度(単位:PPM)であり、横軸は経過時間(単位:時間)である。
これらにおいて、試料1はインキの塗膜中の無機系消臭剤の含有率が30重量%である。試料2はインキの塗膜中の無機系消臭剤の含有率が25重量%である。試料3はインキの塗膜中の無機系消臭剤の含有率が15重量%である。試料4はインキの塗膜中の無機系消臭剤の含有率が5重量%である。試料5はインキの塗膜中に無機系消臭剤を含まない。
表1、図3によると、塗膜中の無機系消臭剤の含有率が5重量%以上であると、3時間以内にアンモニアの濃度を半減させることができる。表2、図4によると、塗膜中の無機系消臭剤の含有率が15重量%以上であると、3時間以内にトリメチルアミンの濃度を半減させることができる。このため、印刷層22中の無機系消臭剤の含有率は5重量%以上が好ましく、15重量%以上がより好ましい。
また、表1、図3によると、塗膜中の無機系消臭剤の含有率が25重量%以上で消臭効果に殆ど変化がない。塗膜中の無機系消臭剤の含有率が30重量%を超えると、包装材20のコストが高くなるとともに、インキの粘性が高くなるため印刷が困難になる。このため、印刷層22中の無機系消臭剤の含有率は30重量%以下が好ましい。
本実施形態によると、包装材20が陽イオン交換能を有した無機系消臭剤を含有した塗膜から成る印刷層22または接着層23を設けられる。このため、アンモニア、トリメチルアミン等のアミン系の臭気成分を無機系消臭剤により化学吸着して消臭することができる。従って、臭気成分の脱離がなく消臭効果の高い包装材20及び包装体1を得ることができる。また、無機系消臭剤を含有する層が塗膜から成るため、無機系消臭剤を大量に必要とせず、包装材20及び包装体1を低コストで得ることができる。
また、無機系消臭剤が層状リン酸塩から成るので、アミン系の臭気成分を消臭する包装材20を容易に実現することができる。
また、無機系消臭剤がリン酸ジルコニウムから成るので、アミン系の臭気成分に対する消臭効果の高い包装材20を得ることができる。
また、無機系消臭剤が印刷層22を形成するインキに含有されるので、消臭効果を有した塗膜から成る層を容易に実現することができる。
また、印刷層22を基材層21の熱接着性樹脂層27側の面に設けたので、内容物から発生する臭気成分に対する消臭効果をより高くすることができる。
また、印刷層22内の無機系消臭剤の含有量が5〜30重量%であると、アミン系の臭気成分に対する消臭効果の高い包装材20を低コストで得ることができる。
また、無機系消臭剤が接着層23を形成する接着剤に含有されるので、消臭効果を有した塗膜から成る層を容易に実現することができる。
本実施形態において、接着層23を押出し樹脂により形成してもよい。また、接着層23を省き、基材層21を形成する樹脂フィルム上に押し出された樹脂により熱接着性樹脂層27を形成してもよい。
<第2実施形態>
次に、図5は第2実施形態の包装体1を形成する包装材20の断面図を示している。説明の便宜上、前述の図1、図2に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態と同様に包装体1が三方袋により形成され、包装材20の積層構造が第1実施形態と異なっている。
次に、図5は第2実施形態の包装体1を形成する包装材20の断面図を示している。説明の便宜上、前述の図1、図2に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態と同様に包装体1が三方袋により形成され、包装材20の積層構造が第1実施形態と異なっている。
積層フィルムから成る包装材20は基材層21、接着層23、中間層24、印刷層25、接着層26、熱接着性樹脂層27を順に積層して形成される。基材層21、接着層23及び熱接着性樹脂層27は第1実施形態と同様である。
中間層24は一面に蒸着膜24aを設けた樹脂フィルムにより形成され、ガスバリア性を有している。中間層24のベースフィルムとして二軸延伸ポリエチレンテレフタレート等を用いることができる。蒸着膜24aは酸化物蒸着膜(アルミナ、シリカ等)、金属蒸着膜(アルミニウム等)等により形成される。蒸着膜24aはベースフィルムの熱接着性樹脂層27側の面に配される。
尚、中間層24をポリアミド系フィルムにより形成して包装材20の耐突刺し性を高くしてもよい。
印刷層25は第1実施形態の印刷層22(図2参照)と同様のインキの塗膜によって中間層24上に印刷して形成される。印刷層25は中間層24の熱接着性樹脂層27側の面に配される。
接着層23はドライラミネート接着剤により形成され、基材層21を形成する樹脂フィルムと中間層24とをドライラミネートする。接着層26は接着層23と同様のドライラミネート接着剤により形成され、中間層24と熱接着性樹脂層27を形成する樹脂フィルムとをドライラミネートする。
尚、接着層23または接着層26を形成する接着剤に上記の無機系消臭剤を含有してもよい。これにより、アミン系の臭気成分に対する消臭効果をより向上することができる。また、接着層23または接着層26に無機系消臭剤を含有した場合は印刷層22の無機系消臭剤を省いてもよい。
本実施形態によると、第1実施形態と同様に包装材20が陽イオン交換能を有した無機系消臭剤を含有した塗膜から成る印刷層22、接着層23または接着層26を設けられる。このため、アミン系の臭気成分の消臭効果が高い包装材20及び包装体1を低コストで得ることができる。
本実施形態において、接着層26を押出し樹脂により形成してもよい。また、接着層26を省き、中間層24を形成する樹脂フィルム上に押し出された樹脂により熱接着性樹脂層27を形成してもよい。
<第3実施形態>
次に、図6、図7は第3実施形態の包装体10の上面図及び正面断面図を示している。説明の便宜上、前述の図1、図2に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は包装体10がカップ容器から成っている。
次に、図6、図7は第3実施形態の包装体10の上面図及び正面断面図を示している。説明の便宜上、前述の図1、図2に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は包装体10がカップ容器から成っている。
包装体10は樹脂成形品のカップ状の容器部12と、積層フィルムから成る蓋部11とを備えている。容器部12は周部に環状のフランジ部12aを有し、フランジ部12aの内側に内容物を収納する収納部19が形成される。収納部19に収納される内容物はアミン系の臭気成分を発生する魚等の食品等から成っている。
蓋部11は第1実施形態と同様の包装材20により形成される。蓋部11の熱接着性樹脂層27をフランジ部12aに熱接着することによりシール部13が形成され、包装体10が封止される。
本実施形態によると、第1実施形態と同様に、蓋部11を形成する包装材20が陽イオン交換能を有した無機系消臭剤を含有した塗膜から成る印刷層22または接着層23を設けられる。このため、アミン系の臭気成分の消臭効果が高い包装材20及び包装体10を低コストで得ることができる。尚、蓋部11を第2実施形態と同様の包装材20により形成してもよい。
本発明によると、食品等の包装袋、包装容器等に利用することができる。
1、10 包装体
1a 開口部
3、13 シール部
9、19 収納部
11 蓋部
12 容器部
12a フランジ部
20 包装材
21 基材層
22、25 印刷層
23、26 接着層
24 中間層
24a 蒸着膜
27 熱接着性樹脂層
1a 開口部
3、13 シール部
9、19 収納部
11 蓋部
12 容器部
12a フランジ部
20 包装材
21 基材層
22、25 印刷層
23、26 接着層
24 中間層
24a 蒸着膜
27 熱接着性樹脂層
Claims (9)
- 少なくとも基材層と熱接着性樹脂層とを含む積層フィルムにより形成される包装材において、陽イオン交換能を有した無機系消臭剤を含有する塗膜から成る層を設けたことを特徴とする包装材。
- 前記無機系消臭剤が層状リン酸塩から成ることを特徴とする請求項1に記載の包装材。
- 前記無機系消臭剤がリン酸ジルコニウムから成ることを特徴とする請求項2に記載の包装材。
- 前記無機系消臭剤が印刷層を形成するインキに含有されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の包装材。
- 前記印刷層が前記基材層の前記熱接着性樹脂層側の面に設けられることを特徴とする請求項4に記載の包装材。
- 前記基材層と前記熱接着性樹脂層との間に配される中間層を備え、前記印刷層が前記中間層の前記熱接着性樹脂層側の面に設けられることを特徴とする請求項4に記載の包装材。
- 前記印刷層内の前記無機系消臭剤の含有量が5〜30重量%であることを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれかに記載の包装材。
- 前記基材層と前記熱接着性樹脂層との間に配される接着層を有し、前記無機系消臭剤が前記接着層を形成する接着剤に含有されることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の包装材。
- 請求項1〜請求項8のいずれかに記載された包装材により形成され、内部に食品の収容部を有することを特徴とする包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019139339A JP2021020714A (ja) | 2019-07-30 | 2019-07-30 | 包装材及び包装体 |
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