JP2021018379A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、ステッピングモータのリード線が、外力によって端子部から離脱したり、揺動によって損傷、断線等を生じたりするのを、リード線を直角方向へ屈曲させた状態でブラケットに突設された係止部にインシュロック帯を用いて固縛することで防ぐようにしているものもある(例えば、特許文献2参照)。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、可動な部材に接続された配線にかかる負荷を軽減させることを目的とする。
図2において、画像形成装置1は、定着装置を有し、媒体に画像を形成して印刷するものであり、例えば電子写真方式のカラープリンタである。なお、本実施例では、画像形成装置1をカラープリンタとして説明するが、モノクロプリンタであっても良い。また、本実施例では、予め所定の大きさに切断された定型の媒体(プレカット紙)を印刷するプリンタとして説明するが、連続する媒体(例えば、連続紙にラベル部が設けられた媒体など)を印刷するプリンタとしても良い。
給紙カセット20は、現像剤像が形成される媒体Pを積層して収容するものであり、給紙ローラ32が回転することにより、媒体Pを1枚ずつ分離して図中矢印Aが示す媒体搬送方向に給紙してレジストローラ33へ搬送する。
現像装置12は、シアン色(C)の現像剤像としてのトナー像を形成する現像装置12C、マゼンタ色(M)の現像剤像としてのトナー像を形成する現像装置12M、イエロー色(Y)の現像剤像としてのトナー像を形成する現像装置12Y、およびブラック色(K)の現像剤像としてのトナー像を形成する現像装置12Kを有している。なお、現像装置12C、12M、12Y、12Kは、取扱う現像剤としてのトナーは異なるが、構成は同様なので現像装置12Cを代表として説明する。
像担持体としての感光ドラム121Cは、露光装置123Cによって静電潜像が形成されるものである。感光ドラム121Cは、現像装置12Cに、図中矢印が示す方向に回転可能に支持され、その回転方向の上流から順に、帯電装置122C、露光装置123C、および現像剤供給装置124Cが配置されている。なお、像担持体は、ドラム状でなく、ベルト状のものであっても良い。
露光装置123Cは、LED(Light Emitting Diode)等の光源により、帯電装置122Cで帯電された感光ドラム121Cの表面を選択的に露光し、感光ドラム121Cの表面に静電潜像を形成するものである。
なお、感光ドラム121Cの回転方向における現像剤供給装置124Cの下流には感光ドラム121Cの表面に残留した転写残トナー等のトナーを除去するクリーニング装置が配設されている。
転写ベルト36は、2つのローラ36a、36bに張架され、図中矢印Aが示す媒体搬送方向に回転可能な無端状のものである。
転写装置35は、現像装置12C、12M、12Y、12Kと対向配置され、回転する転写ベルト36により媒体Pを搬送するとともに、所定の転写電圧が印加された転写ローラ37C、37M、37Y、37Kにより、現像装置12C、12M、12Y、12Kの感光ドラム121C、121M、121Y、121Kに形成されたトナー像を媒体Pに転写する。
定着装置41は、定着ベルト41aと、定着ベルト41aに対向配置された駆動ローラ41bとを有し、転写装置35から搬送された媒体Pを挟持して搬送するとともに、媒体Pに転写されたトナー像を熱と圧力で定着させるものである。
排出ローラ42は、定着装置41でトナー像が定着された媒体Pを装置外へ搬送し、排出するものである。
図1は第1の実施例における定着装置の構成を示す概略側面図であり、定着装置の駆動ギアおよびセンサの取り付け面を見た図である。
この上部ユニット410は、回転検知部材420と、ホルダ421と、センサ422と、ケーブルガイド423、424とを有している。なお、上部ユニット410は図3に示す右レバー441aも有し、その右レバー441aは回転支点413で回動可能に支持されている。
ホルダ421は、センサ422を保持するとともに、センサ422に接続されるケーブル412を保持するものである。
下部ユニット411に設けられた基板と、上部ユニット410のセンサ422との間には、電気信号を伝達する配線としてのケーブル412が配設されている。
配線保持部としてのケーブルガイド423は、下部ユニット411に設けられた基板と、上部ユニット410のセンサ422との間に配設され、ケーブル412を保持するものである。
図3において、上部ユニット410は、定着ベルト41aの回転方向(図中矢印Dが示す方向)と直交する幅方向における一方の端部の近傍に配置され、定着ベルト41aの幅方向の一端部を回転可能にガイド部材で支持している。
ローラ430a、430bは回転軸431に固定され、回転軸431はローラ430a、430bの回転とともに回転する。即ち、回転軸431は、定着ベルト41aの回転に従って回転する。
したがって、センサ422は、回転する回転検知部材420の切欠き部420aおよび非切欠き部420bを検知することにより、定着ベルト41aの回転を検出することができるようになっている。
右レバー441aおよび左レバー441bは、定着ベルト41aの回転方向と同じ図中矢印Bが示す第1の方向およびその反対方向である図中矢印Cが示す第2の方向に回動可能に構成されている。
このとき、上部ユニット410は、右レバー441aの回動に伴って図1に示す下部ユニット411に対して回転支点413を中心として回動する。
また、係止部426は、上部ユニット410の回動方向と直交する方向に延在するように切欠き部が形成されている。
このように、ケーブルガイド423並びにサイドガイド429aおよびサイドガイド429bは、係止部426により移動が規制されたケーブル412を保持する。
画像形成装置1は、通信回線等で接続された外部装置から画像情報を含む印刷命令を受信すると、給紙ローラ32を回転させ、給紙カセット20に積載した媒体Pを分離し、図中矢印Aが示す媒体搬送方向に送り出し、レジストローラ33、現像装置12、および転写装置35へと搬送する。
ここで、現像装置12Cで行われる現像工程を代表として説明する。なお、現像装置12M、12Y、12BKでも同様な現像工程が行われる。
転写後に感光ドラム121C上に残留したトナーはクリーニング装置によって掻き取られ、感光ドラム121Cの表面がクリーニングされた後、感光ドラム121Cは帯電装置122Cによる次の帯電に供され、新たな現像工程に入る。
排出ローラ42に搬送された媒体Pは、さらに装置外へと搬送され、排紙積載部43に積層される。
図3に示す右レバー441aおよび左レバー441bが、操作者の操作により図中矢印Bが示す第1の方向に回動すると、定着ベルト41aが接触していた駆動ローラ41bから離間する。
一方、右レバー441aおよび左レバー441bが、操作者の操作により図中矢印Cが示す第2の方向に回動すると、駆動ローラ41bから離間していた定着ベルト41aが駆動ローラ41bに接触する。
また、上部ユニット410のセンサ422に接続されたケーブル412は、上部ユニット410の回動に伴って移動する。
図6(a)において、上部ユニット410は、回動支点としての回転支点413を中心に、第1の位置PS1と第2の位置PS2との間で回動可能である。
また、第2の位置PS2は、定着ベルト41aが駆動ローラ41bに離間した状態での上部ユニット410の位置である。
また、コネクタ端子の振動を抑制することができ、端子部における配線の接触不良の発生を抑制することができるという効果が得られる。
その第2の実施例の構成を図8および図9に基づいて説明する。なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
スリット4261およびスリット4262は、上部ユニット410の回動方向と直交する方向に延在するように切欠き部が形成されている。
サイドガイド4281は、巻き付け部427に設けられた突出部であり、上部ユニット410の回動方向と直交する方向における巻き付け部427の端部に配設されている。サイドガイド4281は、巻き付け部427に巻き付けられたケーブル412を案内するものである。
なお、画像形成装置が行う画像形成動作は第1の実施例と同様なので説明を省略する。
定着装置の上部ユニットの回動動作を図8および図9に基づいて説明する。
また、上部ユニット410のセンサ422に接続されたケーブル412は、上部ユニット410の回動に伴って移動する。
本実施例でも第1の実施例と同様に、図6(a)に示す上部ユニット410が第1の位置PS1に配置された状態において、上部ユニット410の係止部426a(本実施例では図9に示すスリット4261)の回動範囲と回転支点413とを結ぶ領域E内に、ケーブルガイド423を配置するようにしている。
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加え、可動な部材としての上部ユニットに接続された配線にかかる負荷をさらに軽減させることができるという効果が得られる。
また、ケーブルをセンサに接続する例で説明したが、それに限られることなく、ケーブルをモータやソレノイド等のアクチュエータに接続するものとしても良い。
12(12C、12M、12Y、12K) 現像装置
20 給紙カセット
33 レジストローラ
35 転写装置
41 定着装置
41a 定着ベルト
41b 駆動ローラ
410 上部ユニット
411 下部ユニット
412 ケーブル
413 回転支点
420 回転検知部材
421 ホルダ
422 センサ
423、424 ケーブルガイド
425 コネクタ端子
426 係止部
4261、4262 スリット
427 巻き付け部
428、4281、429a、429b サイドガイド
430a、430b ローラ
431 回転軸
441a 右レバー
441b 左レバー
Claims (7)
- 第1の回転体を回転可能に支持する支持部と、
第2の回転体を回転可能に支持するとともに、前記支持部に接続される配線を保持し、前記支持部に回動可能に支持された回動部材と、
を有し、
前記回動部材は、
前記配線が接続される接続部と、
前記配線を保持する配線保持部と、
前記接続部と前記配線保持部との間に配置され、前記接続部に接続される配線と当接する係止部と、
を有し、
前記回動部材は、
回動支点を中心に、前記第2の回転体と前記第1の回転体とを接触させた第1の位置と、前記第2の回転体と前記第1の回転体とを離間させた第2の位置との間で回動可能であり、
前記配線保持部は、
前記回動部材が前記第1の位置に配置された状態であって、前記回動部材の回動方向において、回動する前記回動部材の前記係止部の回動範囲と、前記回動支点とを結ぶ領域内に配置されていることを特徴とする定着装置。 - 請求項1に記載の定着装置において、
前記係止部は、前記接続部と対向配置されていることを特徴とする定着装置。 - 請求項2に記載の定着装置において、
前記回動部材は、前記配線を巻き付ける配線固定部を有し、
前記配線固定部は、前記係止部とともに前記接続部と対向配置されていることを特徴とする定着装置。 - 請求項2または請求項3に記載の定着装置において、
前記配線固定部は、前記第1の位置から前記第2の位置への回動方向における前記係止部の上流側に設けられていることを特徴とする定着装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の定着装置において、
前記配線が接続される前記支持部の第1の接続部は、前記回動部材の回動方向の仮想平面において、前記配線が接続される前記回動部材の第2の接続部と前記第1の接続部とを結ぶ直線と直交し、前記回動支点を通る直線を、挟んで前記回動部材の接続部の反対側に配置されていることを特徴とする定着装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の定着装置において、
前記接続部は、前記第2の回転体の回転を検知するセンサに設けられていることを特徴とする定着装置。 - 媒体に転写された現像剤を定着させる定着装置を有する画像形成装置であって、
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の定着装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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