JP2016031449A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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奇峰 崔
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秀夫 長藤
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Yuji Arai
裕司 荒井
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Arinobu Yoshiura
有信 吉浦
皓一 宇都宮
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皓一 宇都宮
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Shohei Saito
翔平 斎藤
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豊 池淵
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Abstract

【課題】画像形成装置の装置本体に対する着脱の操作性が良く、かつコストが抑えられた定着装置を提供する。
【解決手段】定着装置9において、定着部材と、ケース93と、ハーネス側コネクタ111が着脱自在に嵌合する、ケース93の外壁面93Bに固定された定着装置側コネクタ94と、装置本体1Aへの搭載前に、定着装置側コネクタ94とハーネス側コネクタ111との嵌合部分を覆うようにケース93の外壁面93Bに仮止めされるとともに、装置本体1Aへの搭載により、ケース93の外壁面93Bと装置本体1Aの内壁面1A−1との間に固定される保護カバー95と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター、あるいは複合機等の画像形成装置における定着装置、及び、そのような定着装置を搭載した画像形成装置に関する。
従来、複写機、ファクシミリ、プリンター、あるいは複合機等といった、電子写真方式を採用した画像形成装置には、シート状の記録媒体の表面に形成されたトナー像をその記録媒体に定着させる定着装置が搭載されている。定着装置の中には、画像形成装置の装置本体への電気的な接続を担うとともに装置本体への着脱機構の役割も果たすドロアを介して、装置本体に着脱自在に搭載されているものがある(例えば、特許文献1又は2参照。)。このようなタイプの定着装置では、ドロアに、定着装置と画像形成装置の装置本体との電気的な接続を仲介するドロアコネクタが設けられている。ドロアの挿入によってドロアコネクタと装置本体のコネクタとが嵌合し、定着装置が画像形成装置の装置本体と電気的に接続される。また、ドロアの引出しによってドロアコネクタが装置本体のコネクタから外されることにより、定着装置の交換やメンテナンス等が可能となる。
しかしながら、ドロアを使用した上記タイプの定着装置は、画像形成装置の装置本体に対する着脱の操作性が良い反面、ドロアが高価で高コストとなりがちである。
そこで、本発明は、画像形成装置の装置本体に対する着脱の操作性が良く、かつコストが抑えられた定着装置を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、画像形成装置の装置本体に着脱自在に搭載されるとともに、シート状の記録媒体の表面に形成されたトナー像を前記記録媒体に定着させる定着装置において、前記トナー像を前記記録媒体に定着させる定着部材と、前記定着部材を収納するケースと、前記装置本体と前記定着部材とを電気的に接続するハーネスに設けられたハーネス側コネクタが着脱自在に嵌合する、前記ケースの外壁面に固定された定着装置側コネクタと、前記装置本体への搭載前に、前記定着装置側コネクタと前記ハーネス側コネクタとの嵌合部分を覆うように前記ケースの外壁面に仮止めされるとともに、前記装置本体への搭載により、前記ケースの外壁面と前記装置本体の内壁面との間に固定される保護カバーと、を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、定着装置は、その定着部材が画像形成装置の装置本体にハーネスを介して電気的に接続されるドロアレスタイプの定着装置となっている。即ち、ハーネス側コネクタと定着装置側コネクタとを、例えばメンテナンス等の作業者が嵌合させることにより画像形成装置の装置本体と定着装置との電気的な接続が図られる。また、メンテナンス等の際には、作業者によってハーネス側コネクタが定着装置側コネクタから外されることとなる。このようにドロアレスタイプの定着装置とすることで、コストを抑えることができる。
そして、請求項1に記載の発明によれば、ハーネス側コネクタと定着装置側コネクタとの嵌合部分を覆う保護カバーは、装置本体への搭載前にケースの外壁面に仮止めされ、装置本体への搭載により固定される。このため、定着装置は保護カバーが仮止めされた状態での装置本体への着脱が可能であり、例えば装置本体からの取り出しに先立って保護カバーを外す等といった作業者への負担となる作業が不要となっている。また、保護カバーのケースの外壁面への取付けが仮止めであることから、ハーネス側コネクタと定着装置側コネクタとの嵌合や取外しの際の保護カバーの着脱が容易なものとなっている。
このように、請求項1に記載の発明によれば、画像形成装置の装置本体に対する着脱の操作性が良く、かつコストが抑えられた定着装置を得ることができる。
本発明の一実施形態の画像形成装置の概略構成図である。 図1の画像形成装置が備えるプロセスカートリッジの概略構成図である。 本発明の一実施形態の定着装置の概略構成図である。 図3に示されている定着装置の模式的な斜視図である。 図3及び図4に示されている定着装置が画像形成装置の装置本体に搭載されている様子を示す斜視図である。 図5中の領域Ar1の拡大図である。 画像形成装置の装置本体への搭載直前、あるいは取外し直後の定着装置を示す斜視図である。 図5〜図7に示されている保護カバーが定着装置におけるケースの外壁面から外された状態を示す斜視図である。 外された保護カバーを、定着装置におけるケースの外壁面側から見た斜視図である。 外された保護カバーを上方から見下ろした斜視図である。 外された保護カバーを下方から見上げた斜視図である。 画像形成装置の装置本体における内壁面と保護カバーとを並べて示した斜視図である。
(画像形成装置の実施形態)
まず、本発明の一実施形態にかかる画像形成装置について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態の画像形成装置の概略構成図である。図2は、図1の画像形成装置が備えるプロセスカートリッジの概略構成図である。
本発明の一実施形態にかかる画像形成装置1は、シート状の記録媒体Sに、トナー像を形成して定着させる複写機、プリンター、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機などとして用いられるものである。なお、本実施形態においては、タンデム方式のフルカラー画像形成装置について説明するが、例えば4サイクル式のフルカラー画像形成装置等であってもよい。あるいは、画像形成装置は、モノクロ画像形成装置等であってもよい。本発明にいう画像形成装置は、記録媒体Sの表面にトナー像を形成する装置本体と、装置本体に着脱自在に搭載されるとともに、形成されたトナー像を記録媒体Sに定着させる定着装置と、を少なくとも備えたものであればよい。
図1に示されている画像形成装置1は、レーザ光Lを照射する露光装置3と、レーザ光Lによって静電潜像が形成され且つその静電潜像からトナー像を形成するプロセスユニット5と、を備えている。また、画像形成装置1は、プロセスユニット5からトナー像が転写される中間転写ユニット7と、その中間転写ユニット7からトナー像を記録媒体Sに転写する二次転写部8と、を備えている。そして、画像形成装置1は、二次転写部8によって転写されたトナー像を記録媒体Sに定着させる定着装置9を備えている。また、この定着装置9は、この画像形成装置1に着脱自在に搭載される。
さらに、画像形成装置1は、トナー像が定着された記録媒体Sを一時的に保持するストックトレイ11と、複数枚の記録媒体Sを収容する給紙トレイ13と、排出ローラ41と、トナーボトルを収容するためのボトル収容部43と、を備えている。排出ローラ41は、定着後の記録媒体Sを、ストックトレイ11へと排出するものである。画像形成装置1から定着装置9を除いたものが、本発明にいう装置本体の一例に相当する。また、定着装置9が、本発明にいう定着装置の一実施形態に相当する。
露光装置3は、後述する帯電装置17によって帯電された感光体ドラム15の表面に、レーザ光Lを照射して画像データに応じた静電潜像を形成するものである。露光装置3は、レーザ光Lを放射する半導体レーザからなる光源と、レーザ光Lを主走査方向に偏向させる光偏向器と、偏向されたレーザ光Lを被走査面としての感光体ドラム15の表面に向けて集光する光走査光学系と、を備えている。
プロセスユニット5は、感光体ドラム15の表面を帯電させるプロセス、感光体ドラム15の表面の静電潜像を現像してトナー像を形成するプロセス、感光体ドラム15の表面の転写残トナーを除去するプロセス、を順次繰り返して行うものである。
プロセスユニット5は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、それぞれの色に対応する部材には、「Y」、「M」、「C」、「K」を付す。)のそれぞれのトナー像を生成するためのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kを備えている。
プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kのそれぞれは、画像形成装置1の本体に対して着脱可能に構成されており、寿命到達時や消耗時に、これらに該当するプロセスカートリッジを交換できるようになっている。
プロセスカートリッジ10Yは、図2に示すように、露光装置3から照射されたレーザ光Lによって静電潜像が形成される感光体ドラム15Yと、前記感光体ドラム15Yを帯電させる帯電装置17Yと、を備えている。また、プロセスカートリッジ10Yは、前記静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置19Yと、前記感光体ドラム15Yの表面をクリーニングするクリーニング装置21Yと、を備えている。プロセスカートリッジ10Yには、カラー画像の色分解成分に対応するイエローのトナーが収容されている。
プロセスカートリッジ10M、10C、10Kは、前述のプロセスカートリッジ10Yと同様の構成を備えている。プロセスカートリッジ10Mには、カラー画像の色分解成分に対応するマゼンタのトナーが収容されている。プロセスカートリッジ10Cには、カラー画像の色分解成分に対応するシアンのトナーが収容されている。プロセスカートリッジ10Kには、カラー画像の色分解成分に対応するブラックのトナーが収容されている。
感光体ドラム15は、円筒形状に形成されたアルミニウム素管からなり、該アルミニウム素管の外周面には、有機感光体層が設けられている。感光体ドラム15は、画像形成信号に対応して走査されたレーザ光Lによって前記有機感光体層に静電潜像が形成され、後述する現像装置19のトナーによって未定着画像としてのトナー像が形成される。
帯電装置17は、帯電バイアスを印加することによって感光体ドラム15の表面を所望の極性および所望の電位に一様に帯電させる帯電部材を備えている。帯電部材としては、例えば、弾性体からなる帯電ローラや、ワイヤ電極とグリッド電極とを有するスコロトロン帯電器などを用いることができる。
現像装置19は、感光体ドラム15の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させて現像を行うものである。現像装置19は、トナー担持体としての現像ローラを備えている。現像ローラは、磁界発生手段としてのマグネットローラが内部に設けられている。現像ローラは、表面にトナーを担持しながら回転することによって、前記トナーを感光体ドラム15と対向する現像領域へ搬送する。
現像ローラは、現像バイアス電源から現像バイアスが印加されている。このため、前記現像領域において、現像ローラ表面の電位と感光体ドラム15の表面の静電潜像部分における電位との間に電位差が発生し、この電位差によって形成される現像電界の作用を受けて、トナーが静電潜像部分に付着する。これにより、感光体ドラム15上の静電潜像が未定着画像としてのトナー像になる。なお、現像装置19としては、このような構成に限らず、公知のものを利用することができる。
クリーニング装置21は、後述する中間転写ユニット7に転写されずに感光体ドラム15の表面に残留した転写残トナーを前記感光体ドラム15の表面から除去するものである。クリーニング装置21は、感光体ドラム15の表面上の転写残トナーを掻き取って除去するブレード部材を備えている。
ブレード部材は、ポリウレタン樹脂などの合成樹脂で形成されており、クリーニング装置21の金属製支持体に貼り付けられている。ブレード部材は、感光体ドラム15の回転方向に対してカウンタ方向とされ、前記感光体ドラム15の表面に接触している。ブレード部材は、転写残トナーの他に、記録媒体Sの紙粉、帯電装置17によって感光体ドラム15を帯電した際の放電生成物、トナーに添加されている添加剤、トナーに含まれる不純物などを、感光体ドラム15の表面から除去する。
中間転写ユニット7は、感光体ドラム15の表面のトナー像を記録媒体Sの表面に転写するものである。中間転写ユニット7は、無端状の中間転写ベルト27と、前記中間転写ベルト27が張架され且つ該中間転写ベルト27を周回させるクリーニングバックアップローラ25および二次転写バックアップローラ12と、を備えている。また、中間転写ユニット7は、各色に対応する複数の感光体ドラム15のそれぞれに対向するとともに前記中間転写ベルト27を前記複数の感光体ドラム15のそれぞれに押し当てる複数の一次転写ローラ29Y、29M、29C、29Kを備えている。また、中間転写ユニット7は、ベルトクリーニング装置33を備えている。
中間転写ベルト27は、テンションローラ35によって所定の張力に保持された状態で、図面上の反時計回りに周回される。中間転写ベルト27は、例えば、フッ化ビニリデン樹脂、四フッ化エチレン−エチレン共重合体樹脂、ポリイミド(PI)樹脂、ポリカーボネート(PC)樹脂などが単層または複数層で構成され、カーボンブラック等の導電性材料が分散されて構成されている。
一次転写ローラ29Y、29M、29C、29Kは、カーボンブラック等の導電性材料を含み、半導電性とされている。一次転写ローラ29Y、29M、29C、29Kは、トナーの電荷の極性とは逆の極性でバイアスが印加されている。このため、感光体ドラム15の表面から中間転写ベルト27側にトナーを引き寄せて該中間転写ベルト27にトナー像を一次転写する。
二次転写部8は、前記中間転写ベルト27に記録媒体Sを押し当てる二次転写ローラ31を備えている。二次転写ローラ31は、二次転写バックアップローラ12に対向して設けられている。
二次転写ローラ31は、一次転写ローラ29Y、29M、29C、29Kと同様に、カーボンブラック等の導電性材料を含み、半導電性とされており、トナーの電荷の極性とは逆の極性でバイアスが印加されている。このため、中間転写ベルト27の表面から記録媒体S側にトナーを引き寄せて該記録媒体Sにトナー像を二次転写する。
ベルトクリーニング装置33は、中間転写ベルト27に当接するウレタンゴムなどの弾性体で構成されたクリーニングブレードを備えている。クリーニングブレードは、揺動可能なブレードホルダに着脱可能に保持されている。クリーニングブレードは、中間転写ベルト27の周回方向に対してカウンタ方向で前記中間転写ベルト27に接触し、中間転写ベルト27の表面の転写残トナーを堰き止めて除去する。
定着装置9は、記録媒体S上の未定着トナー像を加熱および加圧して、記録媒体Sにそのトナー像を定着させるものである。定着装置9は、定着ベルトを有する加熱機構部91と、定着ベルトと圧接して該定着ベルトを回転駆動する加圧ローラ92と、を備えている。この定着装置9については、後で詳細に説明する。
給紙トレイ13は、画像形成装置1の下部に設けられている。給紙トレイ13には、用紙などの記録媒体Sが複数枚収容されている。記録媒体Sは、給紙ローラ37によって一枚毎に給紙トレイ13から引き出されて、画像形成装置1内に形成された記録媒体搬送経路Rを搬送される。
ボトル収容部43は、画像形成装置1の上部に設けられている。ボトル収容部43には、トナーボトル45Y、45M、45C、45Kが収容されている。トナーボトル45Yには、カラー画像の色分解成分に対応するイエローのトナーが充填される。トナーボトル45Mには、カラー画像の色分解成分に対応するマゼンタのトナーが充填される。トナーボトル45Cには、カラー画像の色分解成分に対応するシアンのトナーが充填される。トナーボトル45Kには、カラー画像の色分解成分に対応するブラックのトナーが充填される。
各トナーボトル45Y、45M、45C、45K内の各色のトナーは、それぞれ図示しないトナー供給送置によって、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kのそれぞれの現像装置19に適宜供給される。各トナーボトル45Y、45M、45C、45Kは、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kとは独立して画像形成装置1に対して着脱可能に構成されている。
次に、上述のように構成された画像形成装置1の基本的動作について説明する。
画像形成装置1において画像形成動作が開始されると、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kのそれぞれの感光体ドラム15が回転駆動される。そして、各感光体ドラム15の表面がそれぞれの帯電装置17によって所定の極性に一様に帯電される。
次いで、帯電された各感光体ドラム15の表面に、露光装置3からレーザ光Lがそれぞれ照射されて、各感光体ドラム15の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体ドラム15への露光に使われる画像情報は、所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの色情報に分解した単色の画像情報とされる。
次いで、各感光体ドラム15の表面の静電潜像に、各現像装置19によってトナーが供給され、静電潜像からトナー像が形成される。また、各一次転写ローラ29Y、29M、29C、29Kに、トナーの帯電極性と逆極性のバイアスが印加される。これにより、各一次転写ローラ29Y、29M、29C、29Kと各感光体ドラム15との間で転写電界が形成される。そして、各感光体ドラム15に形成された各所のトナー像が、前記転写電界によって、図中の反時計回りに周回する中間転写ベルト27上に順次重ね合わされて転写される。このとき、中間転写ベルト27上にフルカラーのトナー像が担持される。
次いで、トナー像が転写された後の各感光体ドラム15の表面に残留する転写残トナーは、各クリーニング装置21によって各感光体ドラム15の表面から除去される。さらに、各感光体ドラム15の表面は、図示しない除電装置によって除電作用を受けて、その表面電位が初期化されて次の画像形成に備えられる。
また、給紙ローラ37が不図示の駆動装置によって回転され、給紙トレイ13から一枚の記録媒体Sが記録媒体搬送経路Rに送り出される。記録媒体搬送経路Rに送り出された記録媒体Sは、一対のレジストローラ39によってタイミングが計られて、二次転写ローラ31とこれに対向する二次転写バックアップローラ12との間に送られる。このとき、二次転写ローラ31には、中間転写ベルト27上のトナー像のトナーの帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより転写電界が形成される。そして、この転写電界によって、中間転写ベルト27上のトナー像が記録媒体S上に一括して転写される。また、トナー像の転写後の中間転写ベルト27の表面に残留する転写残トナーは、ベルトクリーニング装置33によって除去される。
次いで、トナー像が転写された記録媒体Sは、定着装置9へと搬送され、加熱機構部91の定着ベルトと加圧ローラ92との相互間のニップ部において記録媒体Sに熱と圧力とが加えられることによってトナー像が記録媒体Sに定着される。そして、ニップ部を通過した記録媒体Sは、その後、排出ローラ41によってストックトレイ11へと排出される。
このような画像形成装置1の基本的動作は、記録媒体S上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作である。このような動作以外にも、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kのいずれか一つを使用して単色画像を形成したり、2台または3台のプロセスカートリッジを用いて、二色または三色の画像を形成したりしてもよい。
(定着装置の実施形態)
次に、定着装置9の詳細な構造について、図3〜図12を参照して説明する。まず、定着装置9の概略構成について図3及び図4を参照して説明する。図3は、本発明の一実施形態の定着装置の概略構成図であり、図4は、図3に示されている定着装置の模式的な斜視図である。
定着装置9は、図3及び図4に示すように、加熱機構部91と加圧ローラ92とを備えている。加熱機構部91と加圧ローラ92とを合わせたものが、本発明にいう定着部材の一例に相当する。
加熱機構部91は、定着ベルト91Aと、保持部材91Bと、ニップ形成部材91Cと、熱源91Dと、フランジ91Eと、を備えている。定着ベルト91Aは、無端ベルトからなる。保持部材91Bは、定着ベルト91Aの内側に配置され、定着ベルト91Aを循環移動可能に保持している。ニップ形成部材91Cは、保持部材91Bにおける加圧ローラ92に対向する箇所に配置されている。このニップ形成部材91Cは、回転中の定着ベルト91Aの内面に当接し、その定着ベルト91Aを介して他方の回転体としての加圧ローラ92と対向配置される。これにより定着ベルト91Aと加圧ローラ92との相互間にニップ部Nが形成される。
熱源91Dは、例えば、ハロゲンヒータ、セラミックヒータ、あるいはカーボンヒータ等のヒータで構成され、定着ベルト91Aの移動軌跡内側に配置されている。フランジ91Eは、保持部材91Bの両端に一対取り付けられている。定着ベルト91Aは、これら一対のフランジ91Eによって略円筒型に整形されるとともに、その循環移動がガイドされる。
尚、本実施形態では、定着ベルト91Aが両端に配置されるフランジ91Eによって略円筒型に整形されるとともに循環移動がガイドされる形態となっている。しかしながら、定着ベルトの保持機構はこの形態に限るものではなく、例えば定着ベルトが複数の張架ローラに、楕円筒型等といった円筒型以外の形状に掛け渡されて循環移動する形態であってもよい。
加圧ローラ92は、中空の金属ローラ表面にシリコーンゴム層を積層した構成とされ、表層部には離型層としてPFAまたはPTFE等のフッ素系樹脂層が設けられている。また、加圧ローラ92は、その軸が定着ベルト91Aの幅方向(図3の手前−奥方向)と平行になるように配置されている。加圧ローラ92は、図示しない駆動モータによって回転駆動される。さらに、加圧ローラ92は、図示しないスプリングなどの弾性体によって、ニップ形成部材91C側(図3において左方向)に向け押圧されている。
定着装置9では、ニップ部Nにおいて加圧ローラ92が定着ベルト91Aに押しつけられ押圧されている。そのため、加圧ローラ92がニップ形成部材91C側に押圧された状態で回転駆動されると、該定着ベルト91Aが連動して循環移動される。これにより、定着ベルト91Aにおける熱源91Dにより加熱された箇所を順次ニップ部Nに移動させることが可能となる。そして、定着ベルト91Aの循環移動及び加圧ローラ92の回転により、ニップ部Nに進入してくる記録媒体Sが、ニップ部Nにおいて定着ベルト91Aと加圧ローラ92とで挟持搬送されながら加熱及び加圧されてトナー像Tが記録媒体Sに定着される。ニップ部Nを通過した記録媒体Sは、定着装置9の下流に搬送されていく。
次に、定着装置9の搭載構造について、図5〜図7を参照して説明する。図5は、図3及び図4に示されている定着装置が画像形成装置の装置本体に搭載されている様子を示す斜視図である。図6は、図5中の領域Ar1の拡大図である。図7は、画像形成装置の装置本体への搭載直前、あるいは取外し直後の定着装置を示す斜視図である。尚、以下では、図1に示されている画像形成装置1から定着装置9を除いた装置本体について符号「1A」を付して説明する。
定着装置9は、上述した加熱機構部91と加圧ローラ92とが、合成樹脂製で、概ね四角柱形状のケース93に収納されて構成されている。この定着装置9は、図5に示されるように、画像形成装置1の装置本体1Aに、この四角柱形状のケース93が左右に長く延びる横倒しの状態で搭載される。
そして、図7に示されているように、画像形成装置1の装置本体1Aにおける、図5中の左側から定着装置9へとハーネス110が延びている。このハーネス110は、装置本体1Aにおいて、四角柱形状のケース93における図中左側の側面をなす外壁面93Bと対向する内壁面1A−1に設けられた開口1A−2を通って定着装置9へと延びる。定着装置9におけるケース93の左側の外壁面93Bには、ハーネス110に設けられたハーネス側コネクタ111が着脱自在に嵌合する定着装置側コネクタ94が固定されている。ケース93が、本発明にいうケースの一例に相当し、ハーネス110が、本発明にいうハーネスの一例に相当する。また、ハーネス側コネクタ111が、本発明にいうハーネス側コネクタの一例に相当し、定着装置側コネクタ94が、本発明にいう定着装置側コネクタの一例に相当する。
本実施形態の定着装置9は、ドロアを用いずにコストダウンが図られたドロアレスタイプの定着装置であり、ハーネス側コネクタ111と定着装置側コネクタ94との嵌合により画像形成装置1の装置本体1Aとの電気的な接続が図られる。そして、ハーネス110を介して定着装置9に、熱源91D(図3参照)へのヒータ電力等が供給される。交換やメンテナンス等のために定着装置9が取り出される際には、ハーネス側コネクタ111が定着装置側コネクタ94から外されることとなる。定着装置9は、図5〜図7に矢印で示されている搭載方向D1に画像形成装置1の装置本体1Aに対して着脱可能となっている。ケース93には、左右両端それぞれに、着脱の際に作業者によって把持される把持部93Aが形成されている。
ここで、この定着装置9では、図7に示されているように、ケース93における図中左側の外壁面93Bに、定着装置側コネクタ94とハーネス側コネクタ111との嵌合部分を覆う合成樹脂製の保護カバー95が取り付けられている。この保護カバー95は、定着装置9側と下方とが開放された四角箱形状を有している。保護カバー95は、定着装置9側の開口から定着装置側コネクタ94とハーネス側コネクタ111との嵌合部分が内部に収まるようにケース93の外壁面93Bに取り付けられる。また、ハーネス110は、下方の開口を通って保護カバー95内へと向かう。
本実施形態では、装置本体1Aへの定着装置9の搭載前に、定着装置側コネクタ94にハーネス側コネクタ111が嵌合され、その嵌合部分を覆うように保護カバー95がケース93の外壁面93Bに取り付けられる。この保護カバー95のケース93の外壁面93Bへの取付けは、装置本体1Aへの定着装置9の搭載前に仮止め状態で行われる。この仮止めについては後で詳細に説明する。搭載前にこのように仮止めされた保護カバー95は、装置本体1Aへの定着装置9搭載により、図6に示されているように、ケース93の外壁面93Bと装置本体1Aの内壁面1A−1との間に固定される。保護カバー95が、本発明にいう保護カバーの一例に相当する。
また、本実施形態では、図7に示されているように、保護カバー95は、定着装置側コネクタ94とハーネス側コネクタ111との嵌合部分とともに、ハーネス110におけるハーネス側コネクタ111近傍の一部も覆うようになっている。そして、保護カバー95には、ハーネス110におけるハーネス側コネクタ111近傍の一部を保持するハーネス保持部95Aが設けられている。このハーネス保持部95Aは、保護カバー95において下方へと延び、その先端が内側へと曲がったL字形状を有しており、ハーネス110を上方から抱え持つようにして保持する。ハーネス保持部95Aが、本発明にいうハーネス保持部の一例に相当する。
定着装置9は、定着装置側コネクタ94にハーネス側コネクタ111が嵌合され、保護カバー95がケース93の外壁面93Bに仮止めされた状態で画像形成装置1の装置本体1Aに搭載される。この搭載により、保護カバー95は固定される。また、交換やメンテナンス等の際に装置本体1Aから定着装置9が取り出される際には、その取り出し後に仮止め状態の保護カバー95がケース93の外壁面93Bから外される。そして、定着装置側コネクタ94からハーネス側コネクタ111が外されることとなる。
次に、保護カバーの仮止め構造について、図8〜図11を参照して説明する。図8は、図5〜図7に示されている保護カバーが定着装置におけるケースの外壁面から外された状態を示す斜視図である。図9は、外された保護カバーを、定着装置におけるケースの外壁面側から見た斜視図である。図10は、外された保護カバーを上方から見下ろした斜視図である。図11は、外された保護カバーを下方から見上げた斜視図である。
図8に示されているように、定着装置9のケース93には、定着装置側コネクタ94の周囲を囲むように、図中左側の外壁面93Bから張り出した張出し壁93Cが設けられている。保護カバー95は、張出し壁93Cを定着装置側コネクタ94とともに収容する第一収容部95Bと、定着装置側コネクタ94に嵌合したハーネス側コネクタ111を収容する第二収容部95Cとを有している。保護カバー95は、第一収容部95Bを張出し壁93Cに被せるようにケース93の外壁面93に仮止めされる。
第一収容部95Bを張出し壁93Cに被せるに当たっては、図9に示されているように、第一収容部95Bにおける第二収容部95Cとの段差部分の内面95B−1が、張出し壁93Cの上壁93C−1における図中左側の縁93C−1aに当接する。また、図10に示されているように、第一収容部95Bにおける図中左側の側壁の内面95B−2が、張出し壁93Cにおける図中左側の側壁93C−2の外面に当接する。また、図11に示されているように、第一収容部95Bにおける上壁の内面95B−3が、張出し壁93Cの上壁93C−1の外面に当接する。
また、保護カバー95のケース93の外壁面93Bへの仮止めのために、図8に示されているように、保護カバー95には係止爪95Dが設けられている。そして、ケース93には係止爪95Dが係止して保護カバー95が仮止めされる係止溝93Dが形成されている。係止爪95Dは、第一収容部95Bの上壁に設けられた片持ち梁95Eの先端に設けられている。また、この片持ち梁95Eの上面における係止爪95Dの近傍には、片持ち梁95Eを上方に反らせて係止溝93Dから係止爪95Dを外す際に力を加えられる係止解除突起95Fが設けられている。係止爪95Dが、本発明にいう係止爪の一例に相当し、係止溝93Dが、本発明にいう係止溝の一例に相当する。また、係止解除突起95Fが、本発明にいう係止解除突起の一例に相当する。
保護カバー95の仮止めの際には、係止爪95Dが係止溝93Dに係止する。さらに、このときには、図11に示されているように、第二収容部95Cにおいてケース93の図中左側の外壁面93Bと対向する対向壁95C−1の外面が、その外壁面93Bに当接する。そして、第二収容部95Cの対向壁95C−1は、ハーネス側コネクタ111とケース93の外壁面93との間に入り込んで仮止めの一助の役割を果たす。
次に、画像形成装置1の装置本体1Aに定着装置9が搭載されたときの、装置本体1Aの内壁面1A−1と、保護カバー95との当接構造について、上記の図8と、図12とを参照して説明する。図12は、画像形成装置の装置本体における内壁面と保護カバーとを並べて示した斜視図である。
保護カバー95における装置本体1Aの内壁面1A−1側には、第一収容部95Bから第二収容部95Cに亘って庇部95Gが張り出している。定着装置9の搭載時には、この庇部95Gの先端縁が、装置本体1Aの内壁面1A−1においてハーネス110が通る開口1A−2の周囲に当接する。保護カバー95は、庇部95Gの先端縁が装置本体1Aの内壁面1A−1に当接した状態で、ケース93の外壁面93Bと装置本体1Aの内壁面1A−1との間に固定される。庇部95Gの先端縁の内壁面1A−1への当接により、保護カバー95のガタツキ等が抑えられる。
そして、図8及び図12に示されているように、保護カバー95の次のような浮き上がりを規制する規制リブ1A−3が、装置本体1Aの内壁面1A−1から突出して設けられている。即ち、規制リブ1A−3は、保護カバー95を間に挟んで対向する内壁面1A−1とケース93の外壁面93Bとの対向方向D2と、定着装置9の搭載方向D1と、の双方に直交する方向への保護カバー95の浮き上がりを規制する。定着装置9の搭載時には、この規制リブ1A−3が、保護カバー95の庇部95Gにおける図中奥側の部分を、上方から押え込んだ状態となる。規制リブ1A−3が、本発明にいう規制リブの一例に相当する。
また、本実施形態では、図8に示されているように、規制リブ1A−3は、装置本体1Aへの定着装置9の搭載方向D1について、搭載方向D1の手前側から奥側にかけて装置本体1の内壁面1A−1からの突出高さが漸増した形状を有している。具体的には、規制リブ1A−3は、内壁面1A−1から、この内壁面1A−1と直交する奥側の段差壁面1A−4に掛けて1/4円状に形成されている。さらに、図12に示されているように、規制リブ1A−3の外縁1A−3aが丸みを帯びた形状に形成されている。これにより、定着装置9が装置本体1Aへと搭載される際に保護カバー95が規制リブ1A−3の下方へと案内されるようになっている。
以上に説明した本実施形態の定着装置9は、画像形成装置1の装置本体1Aにハーネス110を介して電気的に接続されるドロアレスタイプの定着装置となっている。即ち、ハーネス側コネクタ111と定着装置側コネクタ94とを、例えばメンテナンス等の作業者が嵌合させることにより画像形成装置1の装置本体1Aと定着装置9との電気的な接続が図られる。また、メンテナンス等の際には、作業者によってハーネス側コネクタ111が定着装置側コネクタ94から外されることとなる。このようにドロアレスタイプの定着装置とすることで、コストを抑えることができる。
そして、本実施形態の定着装置9によれば、ハーネス側コネクタ111と定着装置側コネクタ94との嵌合部分を覆う保護カバー95は、装置本体1Aへの搭載前に定着装置9のケース93の外壁面93Bに仮止めされる。この保護カバー95は、装置本体1Aへの搭載により、装置本体1Aの内壁面1A−1とケース93の外壁面93Bとの間に固定される。このため、定着装置9は保護カバー95が仮止めされた状態での装置本体1Aへの着脱が可能となっている。また、保護カバー95のケース93の外壁面93Bへの取付けが仮止めであることから、ハーネス側コネクタ111と定着装置側コネクタ94との嵌合や取外しの際の保護カバー95の着脱が容易なものとなっている。
このように、本実施形態の定着装置9は、画像形成装置1の装置本体1Aに対する着脱の操作性が良く、かつコストが抑えられた定着装置となっている。
さらに、本実施形態の定着装置9によれば、ハーネス側コネクタ111と定着装置側コネクタ94との嵌合部分を覆う保護カバー95がケース93とは別体になっているので、交換やメンテナンス等を作業者の目に付き易い。このため、作業者にとって、ハーネス側コネクタ111と定着装置側コネクタ94との嵌合部分の存在を認識し易くなっている。その結果、ハーネス側コネクタ111を定着装置側コネクタ94から外さないまま作業者が定着装置9を強く引き出して嵌合部分にダメージを与えてしまう等といった事態が回避される。
また、本実施形態の定着装置9によれば、保護カバー95が、上記の嵌合部分とともに、ハーネス110におけるハーネス側コネクタ111近傍の一部も覆っている。このため、嵌合部分とその近傍のハーネス110が一般のユーザから隠される。これにより、一般のユーザが嵌合部分やその近傍のハーネス110に不用意に触れてハーネス側コネクタ111を外してしまう等といった事態が回避される。
また、本実施形態の定着装置9によれば、保護カバー95が、ハーネス110におけるハーネス側コネクタ111近傍の一部を保持するハーネス保持部95Aを有している。これにより、定着装置9の着脱時に動いて力が掛かり易いハーネス110におけるハーネス側コネクタ111近傍の一部が保持されて、その動きが抑えられる。これにより、定着装置9の着脱時にハーネス110に掛かる力が一層抑えられることとなる。
また、本実施形態の定着装置9によれば、保護カバー95の係止爪95Dの、ケース93の係止溝93Dへの係止という簡単な構造により、保護カバー95をケース93の外壁面93Bに仮止めすることができる。
また、本実施形態の定着装置9では、保護カバー95が、係止溝93Dから係止爪95Dを外すために力を加えられる係止解除突起95Fを有している。これより、係止解除を簡単に行って保護カバー95をケース93の外壁面93Bから容易に取り外すことができる。
また、本実施形態の画像形成装置1によれば、装置本体1Aの内壁面1A−1から突出して設けられた規制リブ1A−3によって保護カバー95の浮き上がりが規制される。これにより、定着装置9を装置本体1Aに搭載したときに一層強固に保護カバー95を固定することができる。
また、本実施形態の画像形成装置1では、規制リブ1A−3が、定着装置9の搭載方向D1について手前側から奥側にかけて装置本体1Aの内壁面1A−1からの突出高さが漸増した形状(具体的には、1/4円状)を有している。このため、定着装置9の搭載時に、保護カバー95が規制リブ1A−3に当たっても、保護カバー95には、内壁面1A−1から離れる方向、即ち、ケース93に押し付けられる方向に力が加わる。その結果、搭載時に保護カバー95が規制リブ1A−3に当たってケース93から外れるといった事態が回避される。
また、本実施形態の画像形成装置1では、規制リブ1A−3の外縁1A−3aが丸みを帯びた形状に形成されている。これにより、定着装置9が装置本体1Aへと搭載される際に保護カバー95が規制リブ1A−3の下方へと案内されるので、搭載時に保護カバー95が規制リブ1A−3に当たってケース93から外れるといった事態がより確実に回避されることとなる。
尚、本実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の定着装置及び画像形成装置の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
例えば、本実施形態では、本発明にいう定着部材の一例として、定着ベルト91Aを有する加熱機構部91と加圧ローラ92とを合わせたものが例示されている。しかしながら、本発明にいう定着部材は、これらに限るものではない。本発明にいう定着部材は、例えば、加熱ローラと、この加熱ローラに押圧される加圧ベルトを有する加圧機構部とを合わせたものであってもよい。
また、本実施形態では、本発明にいう規制リブの一例として、1/4円状の規制リブ1A−3が例示されている。しかしながら、本発明にいう規制リブは、これに限るものではなく、例えば、手前側から奥側にかけて装置本体1Aの内壁面1A−1からの突出高さが直線状に漸増した三角形状のもの等であってもよい。
また、本実施形態では、本発明にいう規制リブの一例として、外縁1A−3aが丸みを帯びた形状に形成され規制リブ1A−3が例示されているが、本発明にいう規制リブは、これに限るものではない。本発明にいう規制リブは、例えば、外縁が、保護カバー9を規制リブの下方へと案内する斜面形状に形成されたものであってもよい。
1 画像形成装置
1A 装置本体
1A−1 内壁面
1A−2 開口
1A−3 規制リブ
9 定着装置
91 加熱機構部(定着部材の一例の一部)
92 加圧ローラ(定着部材の一例の一部)
93 ケース
93A 把持部
93B 外壁面
93D 係止溝
94 定着装置側コネクタ
95 保護カバー
95A ハーネス保持部
95B 第一収容部
95C 第二収容部
95D 係止爪
95E 片持ち梁
95F 係止解除突起
110 ハーネス
111 ハーネス側コネクタ
特開2006−139146号公報 特開2007−304199号公報

Claims (9)

  1. 画像形成装置の装置本体に着脱自在に搭載されるとともに、シート状の記録媒体の表面に形成されたトナー像を前記記録媒体に定着させる定着装置において、
    前記トナー像を前記記録媒体に定着させる定着部材と、
    前記定着部材を収納するケースと、
    前記装置本体と前記定着部材とを電気的に接続するハーネスに設けられたハーネス側コネクタが着脱自在に嵌合する、前記ケースの外壁面に固定された定着装置側コネクタと、
    前記装置本体への搭載前に、前記定着装置側コネクタと前記ハーネス側コネクタとの嵌合部分を覆うように前記ケースの外壁面に仮止めされるとともに、前記装置本体への搭載により、前記ケースの外壁面と前記装置本体の内壁面との間に固定される保護カバーと、
    を備えたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記保護カバーが、前記嵌合部分とともに、前記ハーネスにおける前記ハーネス側コネクタの近傍の一部も覆うことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記保護カバーが、前記ハーネスにおける前記ハーネス側コネクタの近傍の一部を保持するハーネス保持部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記保護カバーが係止爪を有し、
    前記ケースに前記係止爪が係止して前記保護カバーが仮止めされる係止溝が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のうち何れか一項に記載の定着装置。
  5. 前記保護カバーが、前記係止溝から前記係止爪を外す際に力を加えられる係止解除突起を有していることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. シート状の記録媒体の表面にトナー像を形成する装置本体と、
    前記装置本体に着脱自在に搭載されるとともに、前記トナー像を前記記録媒体に定着させる定着装置と、
    を備え、
    前記定着装置が、請求項1〜5のうち何れか一項に記載の定着装置であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記保護カバーを間に挟んで対向する前記装置本体の内壁面と前記ケースの外壁面との対向方向と、前記装置本体への前記定着装置の搭載方向と、の双方に直交する方向への前記保護カバーの浮き上がりを規制する規制リブが、前記内壁面から突出して設けられていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記規制リブが、前記搭載方向の手前側から奥側にかけて前記装置本体の内壁面からの突出高さが漸増した形状を有していることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記規制リブの外縁が、前記定着装置が前記装置本体へと搭載される際に前記保護カバーを前記規制リブの下方へと案内する斜面形状又は丸みを帯びた形状に形成されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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