JP2009265571A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2009265571A JP2008118356A JP2008118356A JP2009265571A JP 2009265571 A JP2009265571 A JP 2009265571A JP 2008118356 A JP2008118356 A JP 2008118356A JP 2008118356 A JP2008118356 A JP 2008118356A JP 2009265571 A JP2009265571 A JP 2009265571A
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尚吾 宮川
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Abstract

【課題】電源スイッチが装置本体の外面に配置され、感光体ドラムとプロセス手段を離間させる離間手段が設けられている場合において、離間手段を取り外す前に電源スイッチがオンに入ることを防止可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】感光体ドラム1と、現像ユニット4と、これらを収容する装置本体の筺体と、筺体に対して開閉可能な開閉ドア40と、装置本体の外面に設けられた電源スイッチ50と、電源スイッチ50をオフの状態でロックするロック機構と、を備え、画像形成装置において、感光体ドラム1と現像ユニット4を離間させる離間部材53が設けられており、装置本体の出荷後に最初に開閉ドア40が開かれると、開閉ドア40を開く動作と連動してロック機構が電源スイッチ50のロック状態を解除する。
【選択図】図2

Description

本発明は、装置本体の外面に形成された電源スイッチと、装置本体に対して開閉可能な開閉ドアとを備える画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置の正面、または前面に、装置本体への電源供給をオン・オフする電源スイッチが設けられた画像形成装置が提案されている(特許文献1)。このように電源スイッチを装置本体の正面、または前面に配置することで、ユーザの操作性を向上させることができる。
また、電子写真感光体とプロセス手段とを、装置本体に取り外し可能なプロセスカートリッジとして一体化し、プロセス手段を電子写真感光体から離間させるための離間部材を備えた画像形成装置が提案されている(特許文献2)。この構成によれば、画像形成装置を出荷、搬送、設置する際の運搬時の振動等によって、プロセス手段が電子写真感光体の表面に接触して該表面を傷つけることを防止することができる。
特開2004−198916号公報 特開2006−330481号公報
上記従来例に係る画像形成装置では、以下のような課題を生じる。
従来のように、電源スイッチが装置本体の外面に配置される場合は、画像形成装置を出荷、搬送、設置する際に誤って電源スイッチがオンに入ってしまうことがある。そして、その状態で電源ケーブルを接続すると、電源ケーブルを接続した瞬間に、プロセス手段等に電源が供給されてしまうことになる。
この際、運搬時における電子写真感光体(以下、感光体ドラムと称する)の表面の保護を目的として、感光体ドラムとプロセス手段の離間状態を保持する離間部材が装置本体に装着されたままの場合、画像形成を行うことは不可能である。よって、電源が供給されているにも関らず、離間部材が装着されていることで画像形成が行われないので、ユーザがこの状態を装置本体の故障と判断してしまう可能性がある。
このように従来例に係る画像形成装置の場合は、離間部材が装着された状態で、装置本体の運搬時に電源スイッチがオンに入る可能性もあり、ユーザの誤判断を招きやすく、ユーザの操作性が低下してしまう。
そこで本発明は、電源スイッチが装置本体の外面に配置され、感光体ドラムとプロセス手段とを離間させる離間手段が設けられている場合において、離間手段を取り外す前に電源スイッチがオンに入ることを防止可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にあっては、
表面に静電潜像が形成される像担持体と、
前記像担持体に形成された前記静電潜像を現像する現像ユニットと、
前記像担持体及び前記現像ユニットを収容する装置本体の筺体と、
前記筺体の一部に設けられ、装置本体に対して開閉可能な開閉ドアと、
装置本体の外面に設けられ、装置本体に対する電気の供給のオンとオフの切り換えを行う電源スイッチと、
前記電源スイッチをオフの状態でロックするロック機構と、
を備え、
画像形成時に前記現像ユニットが前記像担持体に接触して前記静電潜像を現像する画像形成装置において、
前記像担持体と前記現像ユニットを離間させる離間部材が前記開閉ドアの内側面に取り外し可能に設けられており、
前記離間部材は、
前記開閉ドアを閉じた状態で前記像担持体と前記現像ユニットを離間させる一方、
前記開閉ドアが開かれることで前記像担持体と前記現像ユニットが離間した状態を解除する構成であって、
装置本体の出荷後は、前記開閉ドアを最初に開くまで前記ロック機構が前記電源スイッチをオフの状態でロックし、
前記開閉ドアが最初に開かれると、前記開閉ドアを開く動作と連動して前記ロック機構が前記電源スイッチのロック状態を解除することを特徴とする。
本発明によれば、電源スイッチが装置本体の外面に配置され、感光体ドラムとプロセス手段を離間させる離間手段が設けられている場合において、離間手段を取り外す前に電源スイッチがオンに入ることを防止可能な画像形成装置を提供することが可能になる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を、実施の形態に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[第1の実施の形態]
図1〜図6を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置について説明する。
(画像形成装置の全体構成)
図1に、本実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す。本実施の形態では、画像形成装置として電子写真方式を採用するカラーレーザープリンタを用いて説明を行う。
図1に示すように、本実施の形態におけるカラーレーザープリンタ100は、回転可能に構成される4個の感光体ドラム(像担持体)1a、1b、1c、1dを備えている。それぞれの感光体ドラム1の周囲には、その回転方向に従って順に、帯電ローラ(帯電手段)2a、2b、2c、2d、露光ユニット(露光手段)3、現像ユニット(現像手段)4a、4b、4c、4dが設けられている。また、それぞれの感光体ドラム1a、1b、1c、1dに当接する中間転写ベルト12と、中間転写ベルト12を挟んで感光体ドラム1a、1b、1c、1dと対向する位置に一次転写ローラ(転写手段)12a、12b、12c、12dが設けられている。
感光体ドラム1a、1b、1c、1dは、アルミニウム製シリンダの外周面に有機光導伝体層(OPC)を塗布して構成されたものである。そして、その両端部をフランジによって回転自在に支持されており、一方の端部に不図示の駆動モータから駆動力を伝達することにより、図1の矢印方向(時計回り方向)に回転駆動される。
帯電ローラ2a、2b、2c、2dは導電性のローラ部材であり、不図示の帯電バイアスが印加されることで、感光体ドラム1a、1b、1c、1dに接触して感光体ドラム1a、1b、1c、1dの表面を均一に帯電するものである。本実施の形態では、帯電ローラ2a、2b、2c、2dによって感光体ドラム1a、1b、1c、1dの表面は負極性に帯電される。
露光ユニット3は、画像情報に基づいてレーザービームを照射し、感光体ドラム1の表面に静電潜像を形成するものである。
現像ユニット4a、4b、4c、4dは、感光体ドラム1上の静電潜像に、各々の現像ユニット4が収容するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)のトナー(現像剤)を供給し、静電潜像をトナー像として現像するものである。なお、本実施の形態では、負極性に帯電したトナーを静電潜像に付着させる構成である。
また、現像ユニット4a、4b、4c、4dには、現像ローラ24a、24b、24c、24d、現像剤塗布ローラ25a、25b、25c、25d、及びトナーを収容するトナー収容部を有している。なお、本実施の形態では、現像ユニット4aがイエロー(Y)、現像ユニット4bがマゼンタ(M)、現像ユニット4cがシアン(C)、現像ユニット4dがブラック(Bk)のトナーに対応しているものとする。
現像ローラ24a、24b、24c、24dは、不図示の駆動部によって回転駆動され、画像形成時に感光体ドラム1a、1b、1c、1dの表面に接触し、感光体ドラム1a、1b、1c、1dの表面に形成された静電潜像を現像するものである。なお、トナーを静電潜像に供給する際は、不図示の現像バイアス電源から現像ローラ24a、24b、24c、24dに現像バイアスが印加されることで、静電気的にトナーを供給する。
また、現像剤塗布ローラ25a、25b、25c、25dは、トナー収容部内において上記現像ローラ24a、24b、24c、24dにトナーを供給するものである。
一次転写ローラ12a、12b、12c、12dは、不図示の転写バイアス印加手段に接続され、感光体ドラム1a、1b、1c、1dとの間で電界を形成して、中間転写ベルト12上に各色のトナー像を転写させるものである。また、転写されずに感光体ドラム1に残ったトナーは、クリーニング部材(クリーニング手段)8a、8b、8c、8dによって除去される。
本実施の形態に係る画像形成装置では、感光体ドラム1a〜1d、帯電ローラ2a〜2d、現像ユニット4a〜4d、およびクリーニング部材8a〜8dが、プロセスカートリッジ7a〜7dとして一体にカートリッジ化されている。また、プロセスカートリッジ7a〜7dは、装置本体に対して着脱可能に構成されている。なお、プロセスカートリッジa〜7dを構成するもののうち、感光体ドラム1a〜1d、帯電ローラ2a〜2d、クリーニング部材8a〜8d、及び廃トナー容器をまとめてクリーナユニット5a、5b、5c、5dと称する。
プロセスカートリッジ7a〜7dで形成されたトナー像は、感光体ドラム1a、1b、1c、1dから中間転写ベルト12へ転写される。中間転写ベルト12は、駆動ローラ12f、テンションローラ12gに張架されており、テンションローラ12gによって、矢印E方向に一定の張力がかけられている。
感光体ドラム1a、1b、1c、1dの表面に現像されたトナー像は、一次転写ローラ12a、12b、12c、12dに正極性のバイアスが印加されることにより、感光体ド
ラム1a、1b、1c、1d上から順次、中間転写ベルト12上に一次転写される。このようにして中間転写ベルト12上には4色のトナー像を重ねて転写され、形成された所望の色調を有するトナー像は、二次転写部15まで搬送される。
二次転写部15では、給送カセット11から搬送されてくるシート材Sに中間転写ベルト12上のトナー像が二次転写される。具体的には、駆動ローラ12fと二次転写ローラ16のニップ部にシート材Sが搬送され、二次転写ローラ16に不図示の二次転写バイアス電源から正極性の転写バイアスが印加されることで、中間転写ベルト12からシート材S上にトナー像が二次転写される。
また、シート材Sは、装置本体下方に備えられた給送カセット11に複数積載されており、給送ローラ9に圧接され、分離ローラ13により1枚ずつに分離されて(摩擦片分離方式)搬送される。なお、給送カセット11は、シート材Sの補給を行いやすくするために図1中手前側へ引き抜くことが可能である。
搬送されたシート材Sは、レジストローラ対17によって二次転写部15まで搬送され、上記プロセスによってシート材S上にトナー像が転写される。なお、シートSへの二次転写後に中間転写ベルト12上に残ったトナーは、転写ベルトクリーニング手段によって除去され、除去されたトナーは、廃トナー搬送路(不図示)を通過し、装置奥面部に配置された廃トナー回収容器(不図示)へと回収される。
二次転写部15においてトナー像が二次転写されたシート材Sは、シート材S上に形成されたトナー像に熱、圧力を付与し、トナー像をシート材S上に定着する定着部14へ送られる。定着部14は、円筒状の定着ベルト14aと弾性加圧ローラ14bとを備えており、両者のニップ部(定着ニップ部N)にシート材Sを挟み込むことで定着が行われる。
具体的には、定着ベルト14aのベルトガイド部材14cに、ヒータ等の発熱手段が接着され、回転駆動する弾性加圧ローラ14bに圧接して定着ベルト14aが従動回転する。そして、搬送されてきたシート材Sの未定着トナー像が形成されている方の面が定着ベルト14aに接触するようにして、未定着トナー像に対して熱、圧力を付与する。
トナー像が定着されたシート材Sは、定着部14から搬送され、排出ローラ対20から排出トレイ21上に排出される。
(開閉ドアの構成)
本実施の形態に係る画像形成装置には、上記で説明した画像形成プロセスに関係する各部材、ユニットを収容する装置本体の筺体の一部に、装置本体に対して開閉可能な開閉ドア40が設けられている。図2に本実施の形態における開閉ドア40を開いた状態を示す。
開閉ドア40は、図2における手前側に開閉可能である。すなわち、プロセスカートリッジ7a〜7dの装着方向(感光体ドラム1a〜1dの軸方向)に開閉可能に構成される。一般的にシート材の給送枚数が増えると、プロセスカートリッジ7に設けられた部材、ユニットの中にはメンテナンス、交換等の作業を要するものがある。
また、本実施の形態では、画像形成装置の運搬時の振動等によって、感光体ドラム1と現像ローラ24が摺擦して感光体ドラム1の表面が損傷することを防ぐために、感光体ドラム1と現像ローラ24を離間させる離間部材53が設けられている。しかし、離間部材53を装着した状態では画像形成を行うことができないので、シート材Sに画像を形成する際は、この離間部材53を取り外す作業が必要になる。
本実施の形態では、図2に示すような開閉ドア40を設けることによって、これらのメンテナンス、交換作業、離間部材の取り外し作業の作業スペースが確保されるので、ユーザの操作性を向上させることができる。なお、図2における手前側を、装置本体の正面側と称して(その反対は装置本体の奥側と称する)以下、説明を行う。
このように、装置本体の正面側に開閉ドア40が形成され、開閉ドア40を開くことで、装置本体正面側からプロセスカートリッジ7a〜7d、給送カセット11が着脱可能な構成(サイドオリエンティッド構成)が主流である。
(離間部材の構成)
図2〜図4を参照して、本実施の形態における離間部材53について説明する。一般的にプロセスカートリッジ7a〜7dは、画像形成装置に装着された状態で出荷される。そして、本実施の形態に係る画像形成装置には、運搬時の振動によって、現像ローラ24と感光体ドラム1の表面が摺擦して該表面が損傷しないように、現像ユニット4を感光体ドラム1から離間させる離間部材53a〜53dが装着されている。この離間部材53a〜53dは、図3に示すように、各プロセスカートリッジ7a〜7dに1つずつ設けられている。
図4は、離間部材53をプロセスカートリッジ7に対して装着する状態を示すものである。離間部材53には、2つの突起部が設けられ、この突起部を、プロセスカートリッジ7を構成する現像ユニット4、クリーナユニット5のそれぞれに形成される孔部に嵌合させることで、離間部材53をプロセスカートリッジ7に対して装着することができる。この構成によると、クリーナユニット5と現像ユニット4の間隔を所定の距離に保つことができるので、現像ローラ25と感光体ドラム1を離間させた状態に保つことが可能になる。
よって、装置本体の振動等により、現像ローラ24が、感光体ドラム1と摺擦することを防止することができるので、出荷、搬送、設置時等の運搬時において感光体ドラム1の表面が損傷することを防止することが可能である。
また、上記の離間部材53a〜53dは、出荷時に予め開閉ドア40に設けられており、開閉ドア40の内側面にテープ54a〜54dによって取り外し可能に接着されている(図2参照)。そして出荷時には、装置本体にプロセスカートリッジ7a〜7dの装着が完了した状態で開閉ドア40を閉じることで、離間部材53a〜53dをプロセスカートリッジ7a〜7dに装着した状態で出荷する。
画像形成装置が設置され、ユーザが最初に画像形成装置を使用する際は、まず開閉ドア40を開く。離間部材53は開閉ドア40の内側面に取り付けられているので、開閉ドア40を開くことによって、離間部材53をプロセスカートリッジ7から脱出させることができる。
その後、開いた状態の開閉ドア40から離間部材53を取り除き、開閉ドア40を閉じ、画像形成を行う。このように出荷後の画像形成装置を最初に使用する場合は、まず開閉ドア40を開き、離間部材53a〜53dを取り除く、といった作業が必要である。
(電源スイッチのロック機構の構成)
図5、図6を参照して、本実施の形態における電源スイッチのロック機構の構成について説明する。
本実施の形態では、画像形成装置の外面であって開閉ドア40の近傍に、上記で説明した画像形成プロセスに関係する各部材、ユニットへの電気の供給のオン・オフの切り換えを行う電源スイッチ50を設けた。なお、電源スイッチ50の位置は図2、3に示す位置に限られるものではなく、ユーザの操作性を考慮して、装置本体外面の任意の位置に配置することが出来る。
そして本実施の形態では、画像形成装置が出荷されてから最初に開閉ドア40が開かれるまでは、電源スイッチ50をオフの状態でロックするロック機構を有することを特徴とする。このようなロック機構を設けることで、出荷後、最初に画像形成装置を使用する際には、電源スイッチ50をオンにするためにユーザが一旦開閉ドア40を開くといった操作が必要になる。
よって、ユーザが、離間部材53が装着されていることを忘れている場合であっても、最初に開閉ドア40を開くことによって、開閉ドア40の内側面に離間部材53が設けられていることを認識することができるので、離間部材53の存在に気づきやすい。その結果、離間部材53を開閉ドア40から取り外した状態で、画像形成プロセスを開始することができる。以下、このロック機構の構成について説明する。
図5は、ロック機構が電源スイッチ50をオフの状態でロックしている場合を、装置本体の外面側から見た様子を示すものである。なお、この状態では、実際には開閉ドア40は閉じられているが、よりわかりやすく説明するために、図5では開閉ドア40を省略している。
電源スイッチ50には、電源スイッチ50がオン・オフ時に押圧または解放される方向と直交する方向に突起部50aが形成されている。そして、突起部50aと装置本体の間には、突起部50aに接触するU字形状のロック部材51が設けられている。このように、ロック部材51のU字形状に電源スイッチ50が入り込み、U字形状の両端と突起部50aが接触することで、電源スイッチ50がオンの方向に押圧されず、電源スイッチ50をオフ状態でロックすることができる。
また、ロック部材51には突起部50aが通過可能な開口部が形成されており、さらにロック部材51は装置本体に設けられたバネ部材(付勢部材)52によって図5中矢印方向に付勢されている。しかしながら、ロック部材51の端部には爪部(係止部)51aが設けられており、この爪部51aが装置本体に係止されているので、開閉ドア40が閉じた状態では、バネ部材52の付勢力によってロック部材51が矢印方向に移動することはない。よって、ロック部材51が電源スイッチ50に干渉するので、電源スイッチ50の突起部50aが開口部を通過して電源スイッチ50のロック状態が解除されることはない。
開閉ドア40を開くと、その動作と連動して、開閉ドア40に設けられたリブ(係止解除部)31aがロック部材51に働き、ロック部材51の爪部51aの係止状態を解除する。すると、バネ部材52の付勢力によってロック部材51が図中矢印方向へ付勢され、図6に示す状態になる。図6は、開閉ドア40を開いたことでロック部材51の係止状態が解除された状態を示す。この状態では、電源スイッチ50に設けられた突起部50aがロック部材51の開口部を通過することができるので、ユーザは電源スイッチ50をオンの方に押圧することができる。
すなわち本実施の形態では、電源スイッチ50がオフ状態でロックされた状態(爪部50aが装置本体に係止された状態)で装置本体を出荷し、装置本体を設置後に開閉ドア40を開くことで、その動作と連動させて電源スイッチ50のロック状態を解除する。その
結果、装置本体を運搬する際に、最初に開閉ドア40を開くまでに電源スイッチ50がオンになることはない。これによれば、電源スイッチ50を装置本体外面の任意の場所に配置することができるので、設計上の自由度及びユーザの操作性が向上する。
また、開閉ドア40を開く際にユーザが離間部材53の存在を認識しやすくしているので、開閉ドア40を開いて電源スイッチ50のロック機構を解除するとともに、ユーザが離間部材53を取り外すことができる。すなわち、離間部材53を装着したままユーザが誤って電源スイッチをオンにしてしまう可能性を低減させることが可能になる。
また、本実施の形態によれば、装置本体を出荷後に一旦開閉ドア40を開けば、電源スイッチ50のロック機構は解除され、その後、開閉ドア40を閉めても電源スイッチ50がロックされることはない。しかし、装置本体を再度運搬し、電源スイッチ50をオフの状態でロックする必要がある場合は、ロック部材51の爪部材51aを再び装置本体に係止させるとよい。
なお、本実施の形態では、電源スイッチ50としてプッシュ型電源スイッチを用いたが、シーソー型電源スイッチを用いても同様の効果を奏することができる。
[第2の実施の形態]
図7、図8を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置について説明する。なお、画像形成装置の全体構成、離間部材の構成は第1の実施の形態と異なるものではないのでその説明は省略し、ここでは(電源スイッチのロック機構の構成)のみ説明を行う。
本発明におけるロック機構の構成は、上記第1の実施の形態に示す構成に限られず、図7、図8に示すような構成であってもよい。図7は、電源スイッチ50のロック機構によって、電源スイッチ50がオフの状態でロックされた様子を示すものである。また、図8は、電源スイッチ50のロック状態が解除された状態を示すものである。なお、図7は開閉ドア40が閉じた状態であるが、よりわかりやすく説明を行うために、図7において開閉ドア40は省略されている。
本実施の形態におけるロック機構は、ロック部材51を係止する際の係止手段の構成が第1の実施の形態と異なる。本実施の形態では、ロック部材51に孔部(係止部)51bが設けられており、開閉ドア40に設けられたボス56が孔部51bに嵌合することで、ロック部材51を係止する構成である。
そして開閉ドア40を開くと、その動作と連動してボス56が孔部51aから抜け出し、それによりロック部材51の係止状態が解除される。その後、ロック部材51がバネ部材52によって図中矢印方向へ付勢され、ロック部材51は図8に示す状態となる。図8の状態では、ロック部材51が電源スイッチ50に干渉することがないので、ユーザは電源スイッチ50をオン・オフの方向へ押圧、解放することができる。
なお、本実施の形態では、電源スイッチ50としてプッシュ型電源スイッチを用いたが、シーソー型電源スイッチを用いても同様の効果を奏することができる。
以上より、本発明によれば、電源スイッチが装置本体の外面に配置され、感光体ドラムとプロセス手段とを離間させる離間部材が設けられている場合でも、離間手段を取り外す前に電源スイッチがオンに入ることを防止可能な画像形成装置を提供することができる。
第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図。 第1の実施の形態に係る画像形成装置において開閉ドアを開いた状態を示す概略構成図。 第1の実施の形態におけるプロセスカートリッジと離間部材を装置本体の側面から見た図。 第1の実施の形態における離間部材をプロセスカートリッジに装着する状態を示す図。 第1の実施の形態における電源スイッチのロック機構(電源スイッチがロックされた状態)を示す図。 第1の実施の形態における電源スイッチのロック機構(電源スイッチのロックが解除された状態)を示す図。 第2の実施の形態における電源スイッチのロック機構(電源スイッチがロックされた状態)を示す図。 第2の実施の形態における電源スイッチのロック機構(電源スイッチのロックが解除された状態)を示す図。
符号の説明
1 感光体ドラム
4 現像ユニット
5 クリーナユニット
7 プロセスカートリッジ
24 現像ローラ
25 現像剤塗布ローラ
31aリブ
40 開閉ドア
50 電源スイッチ
51 ロック部材
52 バネ部材
53 離間部材

Claims (3)

  1. 表面に静電潜像が形成される像担持体と、
    前記像担持体に形成された前記静電潜像を現像する現像ユニットと、
    前記像担持体及び前記現像ユニットを収容する装置本体の筺体と、
    前記筺体の一部に設けられ、装置本体に対して開閉可能な開閉ドアと、
    装置本体の外面に設けられ、装置本体に対する電気の供給のオンとオフの切り換えを行う電源スイッチと、
    前記電源スイッチをオフの状態でロックするロック機構と、
    を備え、
    画像形成時に前記現像ユニットが前記像担持体に接触して前記静電潜像を現像する画像形成装置において、
    前記像担持体と前記現像ユニットを離間させる離間部材が前記開閉ドアの内側面に取り外し可能に設けられており、
    前記離間部材は、
    前記開閉ドアを閉じた状態で前記像担持体と前記現像ユニットを離間させる一方、
    前記開閉ドアが開かれることで前記像担持体と前記現像ユニットが離間した状態を解除する構成であって、
    装置本体の出荷後は、前記開閉ドアを最初に開くまで前記ロック機構が前記電源スイッチをオフの状態でロックし、
    前記開閉ドアが最初に開かれると、前記開閉ドアを開く動作と連動して前記ロック機構が前記電源スイッチのロック状態を解除することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ロック機構は、
    前記電源スイッチに接触して前記電源スイッチをオフの状態でロックするロック部材と、
    前記ロック部材を付勢する付勢部材と、
    を備え、
    前記ロック部材には、装置本体に係止される係止部が形成されており、
    前記係止部が装置本体に係止されることで、前記電源スイッチをオフの状態でロックすることが可能な構成であって、
    前記開閉ドアを開くと、
    前記開閉ドアに設けられた係止解除部が前記係止部の係止状態を解除することで、前記ロック部材が前記付勢部材に付勢されて移動し、前記ロック部材が前記電源スイッチをオフの状態でロックした状態が解除されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ロック機構は、
    前記電源スイッチに接触して前記電源スイッチをオフの状態でロックするロック部材と、
    前記ロック部材を付勢する付勢部材と、
    を備え、
    前記ロック部材には、前記開閉ドアが閉じた状態で前記開閉ドアに係止される係止部が形成されており、
    前記係止部が前記開閉ドアに係止されることで、前記電源スイッチをオフの状態でロックすることが可能な構成であって、
    前記開閉ドアを開く動作と連動して前記係止部の係止状態が解除され、前記ロック部材が前記付勢部材に付勢されて移動し、前記ロック部材が前記電源スイッチをオフの状態でロックした状態が解除されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
JP2008118356A 2008-04-30 2008-04-30 画像形成装置 Withdrawn JP2009265571A (ja)

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