JP2009198708A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】片ラッチの検知精度を高めることにより、信頼性の高い画像形成装置を提供する。
【解決手段】前ドア40の長手方向Xの一端にインターロックスイッチの作動部として突起部右41を配置し、もう一端にドア開閉センサの作動部として突起部左42を配置する。さらに、インターロックスイッチによる通電情報及びドア開閉センサによる検知結果に基いて、画像形成装置100に設けられたオペレーションパネル71に前ドア40の開閉状態を表示することで、ドアの開閉状態をユーザに告知する。
【選択図】図2

Description

本発明は、シート等の記録材上に画像を形成する機能を備えた、例えば、複写機、プリンタなどの電子写真方式を利用した画像形成装置に関するものである。
従来から、プリンタ等の画像形成装置において、開閉ドアが閉められた際に、装置本体側に設けられたスイッチで検知するロック機構が適用されている。このロック機構が必要となるのは、画像形成プロセスにおいて、レーザ光線を感光体表面に照射させるため、画像が形成される際には開閉ドアが確実に閉められた状態でなければならないからである。
このような画像形成装置において、ドアが不完全に閉じられた状態、いわゆる片ラッチの発生を防止するための開閉ドアのロック機構として、特許文献1、特許文献2に示される機構が知られている。
特開2000−275922号公報 特開2005−181453号公報
しかしながら、上記の従来技術では、開閉ドアのロック機構を構成する部品が多くなり、ドアが重くなる、ラッチが硬くなるなど操作性を損なうことが懸念されていた。また、ドアが装置内部の部品に対して押圧する機能を有していると、その反力が大きくなり、ラッチの掛り力を上げなければならなくなり、操作性を確保しながら片ラッチを発生させないようにすることが困難であった。そのために、ドアの剛性を上げる、装置内部の部品に対して押圧するための内ドアを設ける、ラッチを引き込むための機構を更に追加するなどの対策を施すことが必要とされていた。
本発明は上記したような事情に鑑みてなされたものであり、片ラッチの検知精度を高めることにより、信頼性の高い画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にあっては、
記録材に画像を形成する画像形成手段と、
装置本体に対して開閉軸により開閉可能に設けられた複数の開閉部材と、
前記複数の開閉部材が全て閉じている場合に、前記画像形成手段を通電状態とするインターロックスイッチと、
前記複数の開閉部材のうち少なくとも1つの開閉部材に対して設けられ、前記開閉部材の開閉状態を検知する開閉検知手段と、
を備えた画像形成装置であって、
前記開閉検知手段により開閉状態が検知される開閉部材には、前記開閉部材の開閉軸の軸方向のうちいずれか一方の端部に、前記インターロックスイッチの作動部が設けられ、前記開閉軸の軸方向のうち他方の端部に、前記開閉検知手段の作動部が設けられていることを特徴とする。
また、記録材に画像を形成する画像形成手段と、
装置本体に対して開閉軸により開閉可能に設けられた開閉部材と、
前記開閉部材が閉じている場合に、前記画像形成手段を通電状態とするインターロックスイッチと、
前記開閉部材の開閉状態を検知する開閉検知手段と、
を備えた画像形成装置であって、
前記開閉部材には、前記開閉軸の軸方向のうちいずれか一方の端部に、前記インターロックスイッチの作動部が設けられ、前記開閉軸の軸方向のうち他方の端部に、前記開閉検知手段の作動部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、片ラッチの検知精度を高めることにより、信頼性の高い画像形成装置を提供することが可能となる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
[電子写真画像形成装置の全体構成]
まず、本発明の実施例1に係る画像形成装置として、電子写真画像形成装置の全体構成について、図1を参照して概要説明する。図1は、本実施例に係る画像形成装置100の全体構成を示す縦断面図である。
図1に示す画像形成装置100には、4個(複数個)のプロセスカートリッジ(以下カートリッジという。)7a,7b,7c,7dが、画像形成装置100の装置本体に設けられた装着手段によって、取り外し可能に装着されている。
ここで、各カートリッジ7a,7b,7c,7dは、同一構造であるが、異なる色のトナー(すなわち、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(Bk))による画像を形成する点で相違している。カートリッジ7a,7b,7c,7dは、現像ユニット4a,4b,4c,4dと、クリーナユニット5a,5b,5c,5dによって構成されている。
このうち現像ユニット4a,4b,4c,4dは、現像ローラ24a,24b,24c,24dと、現像剤塗布ローラ25a,25b,25c,25d、及びトナー容器を有している。一方、クリーナユニット5a,5b,5c,5dは、像担持体として電子写真感光体である感光ドラム1a,1b,1c,1dと、帯電ローラ2a,2b,2c,2dと、ドラムクリーニングブレード8a,8b,8c,8dと、廃トナー容器とを有している。
感光ドラム1a,1b,1c,1dは、アルミニウム製シリンダの外周面に有機光導伝体層(OPC)を塗布して構成したものである。そして、その両端部をフランジによって回転自在に支持されており、一方の端部に駆動モータ(不図示)から駆動力を伝達することにより、図1の矢印に示す時計回り方向に回転駆動される。また、帯電手段2a,2b,2c,2dは、ローラ状に形成された導電性ローラで、感光ドラム1a,1b,1c,1d表面に当接し作用する。そして、帯電手段2a,2b,2c,2dに対して、電源(不図示)によって帯電バイアス電圧が印加されることにより、感光ドラム1の表面が一様に帯電される。
また、露光手段としてのスキャナユニット3は、カートリッジ7a,7b,7c,7dの鉛直方向下方に配置され、画像信号に基づく露光を感光ドラム1a,1b,1c,1d
に対して行う。現像ローラ24a,24b,24c,24dは、駆動部(不図示)により回転駆動されると共に、現像バイアス電源(不図示)により現像バイアス電圧を印加される。
上述の構成により、感光ドラム1a,1b,1c,1dは、帯電ローラ2a,2b,2c,2dによって所定の負極性の電位に帯電された後、スキャナユニット3によってそれぞれ静電潜像が形成される。この静電潜像は現像ユニット4a,4b,4c,4dによって反転現像されて負極性のトナーが付着され、それぞれY,M,C,Bk色のトナー像が形成される。
また、中間転写ベルトユニット12は、中間転写ベルト12eが駆動ローラ12f、テンションローラ12gに張架されている。そして、中間転写ベルト12eに対して、テンションローラ12gが矢印E方向に張力をかけている。また、各感光ドラム1a,1b,1c,1dに対向して、中間転写ベルト12eの内側に一次転写ローラ12a,12b,12c,12dが配設されている。そして、一次転写ローラ12a,12b,12c,12dに対して、バイアス印加手段(不図示)により転写バイアスが印加される構成となっている。
感光ドラム1a,1b,1c,1d上に形成されたトナー像は、次のようにして二次転写部15まで搬送される。すなわち、各感光ドラム1a,1b,1c,1dが図1に示す矢印方向に回転し、中間転写ベルト12eが矢印F方向に回転し、一次転写ローラ12a,12b,12c,12dに正極性のバイアスが印加される。このことにより、感光ドラム1a上のトナー像から順次、中間転写ベルト12e上に一次転写され、4色のトナー像が重なった状態で二次転写部15まで搬送される。
給送装置13は、記録材(記録媒体、例えばシート)Sを収納する給送カセット11内から記録材Sを給送する給送ローラ9と、給送された記録材Sを搬送する搬送ローラ対10とを有している。
給送カセット11は、画像形成装置100の装置本体に対して、図1において装置本体正面方向(手前方向、図1の紙面に対して手前方向)へ引き抜く(引き出す)ことができるように構成されている。ユーザは給送カセット11を引き抜き、画像形成装置100の装置本体から取り外した後、記録材Sをセットし画像形成装置100の装置本体へ挿入する。このようにして、ユーザによる記録材補給が完了する。給送カセット11に収納された記録材Sは、給送ローラ9に圧接され、分離パッド23によって一枚ずつ分離され搬送される。そして、給送装置13から搬送された記録材Sはレジストローラ対17によって二次転写部15に搬送される。
二次転写部15において、二次転写ローラ16に正極性のバイアスを印加することにより、搬送された記録材Sに、中間転写ベルト12e上の4色のトナー像を二次転写する。
定着手段としての定着部14は、記録材S上に形成された未定着のトナー画像に熱及び圧力を加えることにより、トナー画像を記録材S上に定着させるものである。記録材に画像形成を行う感光ドラム1a〜1d、帯電ローラ2a〜2d、スキャナユニット3、現像ユニット4a〜4d、中間転写ベルト12e、一次転写ローラ12a〜12d、二次転写ローラ16及び定着部14は、画像形成手段を構成している。
14aは円筒状の定着ベルトであり、ヒータ等の発熱手段を接着したベルトガイド部材14cにガイドされている。14bは弾性加圧ローラであり、定着ベルト14aを挟みベルトガイド部材14cと所定の圧接力をもって所定幅の定着ニップ部Nを形成している。
加圧ローラ14bが不図示の駆動手段により回転駆動され、それに伴って円筒状の定着ベルト14aが回転し、内部ヒータ(不図示)により定着ベルト14aは加熱される。
定着ニップ部Nが所定の温度に立ち上がった状態において、画像形成部から搬送された未定着トナー画像が形成された記録材Sは、定着ベルト14aと加圧ローラ14bとの間の定着ニップ部Nに導入される。このとき、未定着トナー画像が形成された記録材Sは、定着ニップ部Nに画像面が上向き、即ち、記録材Sのうち未定着トナー画像が形成された面が定着ベルト面に対向するように導入される。
そして、定着ニップ部Nにおいて、記録材Sの画像面が定着ベルト14aの外面に密着して定着ベルト14aと一緒に定着ニップ部Nを挟持搬送されていく。この定着ニップ部Nで定着ベルト14aと一緒に記録材Sが挟持搬送されていく過程において、定着ベルト14a内のヒータ熱で加熱されることにより記録材S上の未定着トナー画像が加熱定着される。定着された記録材Sは排出ローラ対20によって排出トレイ21に排出される。
一方、トナー像転写後に、感光ドラム1a,1b,1c,1d表面に残ったトナーは、クリーニングブレード8a,8b,8c,8dによって除去され、除去されたトナーはクリーナユニット5a,5b,5c,5d内の廃トナー容器に回収される。
また、記録材Sへの二次転写後に中間転写ベルト12e上に残ったトナーは、転写ベルトクリーニング装置22によって除去される。そして、除去されたトナーは、廃トナー搬送路(不図示)を通過し、画像形成装置100の奥面部に配置された廃トナー回収容器(不図示)へと回収される。
[開閉ドアの開閉検知構成の説明]
次に、本実施例の特徴であるドア開閉センサ構成について説明する。図2は、本実施例に係る画像形成装置における、プロセスカートリッジ7(7a,7b,7c,7d)の着脱方法を示した概略斜視図である。
タンデム型カラー画像形成装置では、給送カセット11への記録材の補給及びプロセスカートリッジ7の着脱は装置正面側から操作可能であり、プロセスカートリッジの着脱は、ドラム軸方向かつ製品正面側に着脱可能なサイドオリエンテッド構成となっている。
この構成でユーザがプロセスカートリッジ7を着脱する際、図2のように装置正面の開閉部材としての前ドア40を開ける。開閉ドア40を開けるとプロセスカートリッジ7が露出し、ユーザは装置本体正面側にプロセスカートリッジ7を引き抜くことが可能となる。また、装置右側面に設けられている開閉部材としての右ドア73を開くと、記録材Sを搬送するための記録材搬送路が露出する。このように右ドア73は、記録材搬送路の一部を形成している。これにより、ユーザは記録材Sの紙詰まり(ジャム)時において、装置右側から紙詰りした記録材の除去が可能となる。ここで、本実施例では、図1に示された画像形成装置100に対して便宜的に左右方向をいうものとする。
図3は、画像形成装置100を天面方向(上方)から見た概略断面図であり、図3(a)は前ドア40が閉じられている状況を示しており、図3(b)は前ドア40が開けられている状況を示している。ここで、前ドア40は、図3(b)に示すように、開閉軸30により画像形成装置本体により開閉可能に設けられている。以下、開閉軸30の軸方向を長手方向Xという。
画像形成装置本体には、前ドア40を開けると露出される内カバー60が設けられてい
る。内カバー60には、前ドア40の右側端部に相当する位置に穴61が設けられている。その奥のフレーム72にはインターロックスイッチ50が設けられている。インターロックスイッチ50近傍には、前ドア40と右ドア73の両方が閉じた時にのみ、インターロックスイッチが押圧されてON状態になるリンク機構を内蔵したリンクユニット52が設けられている。
前ドア40の左側端部に相当する位置には穴62が設けられ、穴62の近傍に開閉検知手段としてのドア開閉センサ51が設けられている。
図3で示しているように、前ドア40には、インターロックスイッチ50の作動部としての突起部右41、フック右43、ドア開閉センサ51の作動部としての突起部左42、フック左44が設けられている。
図3(b)で示す前ドア40が開けられている状態では、インターロックスイッチ50及びドア開閉センサ51はOFFの状態である。
図3(a)で示す前記前ドア40が閉じられた場合では、フック右43とラッチ右63とが係合し、且つ、フック左44とラッチ左64とが係合することによって、前ドア40は所定の位置で保持される。ここで、ラッチ左64は、ラッチバネ左66により図において右方向に付勢されている。ラッチ右63は、ラッチバネ65により図において左方向に付勢されている。
この時、右ドア73が閉じられている場合においては、前ドア40の右側では突起部右41が穴61に挿入され、リンクユニット52を介してインターロックスイッチ50を押圧する。これによって、インターロックスイッチ50はON状態になる。この場合、画像形成装置に設けられた定着部14とレーザユニット3に電力が通電されると同時に、電気信号(通電情報)が図示しない制御部70に通信される。これにより画像形成手段は通電状態となる。
また、前ドア40の左側では、ドアに設けられた突起部左42が穴62に挿入され、更にドア開閉センサ51を押圧することによって、ドア開閉センサ51はON状態となる。ON状態となったドア開閉センサ51から電気信号(ドア開閉センサ51の検知結果)が制御部70に通信され、制御部70は前ドア40が閉じられたことを認識(判断)する。
図4は、制御部70によるインターロックスイッチ50とドア開閉センサ51のON/OFF状態とドアの開閉状態の関係を示している。
図4において項目Aで示したように、インターロックスイッチ50とドア開閉センサ51の両方がON状態になった時に、制御部70は前ドア40と右ドア73の両方が閉じられていることを認識し、その後に、ユーザは通常使用が可能となる。
一方、図4において項目B〜Hで示したインターロックスイッチ50とドア開閉センサ51のON/OFF状態の組み合わせによって、制御部70は前ドア40及び右ドア73のいずれか一方、又は両方の開閉状態を検知することが出来る。特に、前ドア40に関しては、長手方向Xの左右どちら側か一方、又は両方の開閉状態を認識することが出来る。更に、制御部70は、図4で示した情報の組み合わせに応じて認識した前ドア40と右ドア73の開閉状態を、オペレーションパネル71を介してユーザに対し告知(報知)することができる。ここで、制御部70及びオペレーションパネル71は、表示手段を構成している。
以下に、前ドア40が片ラッチになった状態を説明する。図5は、本実施例の画像形成装置100において、前ドア40が片ラッチになった状態を説明する。
サイドオリエンテッド構成において、前ドア40は左右方向に長くなる。左右方向の長さが長くなるほど前ドア40のねじれ強度は弱くなる。このとき、ドアに設けられたフック左44がラッチ左64に係合するための力に対し前ドアのねじれ強度が低いと、フック左44がラッチ左64に完全に係合しきらない状態で前ドア40の位置が固定されてしまう。
この状態が片ラッチ状態である。フック右43とラッチ右63においても同様の状態が発生しうる。本実施例において、インターロックスイッチ50は右ドア73の状態も検知するため、必然的に本体右側に配置されることとなる。ドア開閉センサ51の配置は左右方向に規制されない。しかしながら、片ラッチを確実に検知するためには、前ドア40がねじれた際に最も大きく変位する左側端部にドア開閉センサ51を設けることが望ましい。
以上説明したように、本実施例においては、画像形成装置100の消耗品の交換時等にユーザが開閉させる前ドア40の長手方向Xの左右両端に、それぞれインターロックスイッチ50とドア開閉センサ51を設けている。
そして、それぞれのON/OFF状態を検知することにより、前ドア40の長手方向Xの端部の開閉状態、すなわち前ドア40の片ラッチ状態を精度良く検知することができる。これによって、部品を追加してドアの剛性を上げたり、ラッチ等の係止機構を追加することなく、ドアが閉まりきっていない不適切な状態で装置が稼動してしまうことを防止することができる。したがって、ユーザの安全性を損なうことや、装置が故障してしまう可能性を低減することができる。
また、検知結果(検知した状況)を、表示部としてオペレーションパネル71を使用することによりユーザに告知することが可能なので、ユーザは片ラッチをさせること無く消耗品の交換が可能となる。ここで、従来では、片ラッチになってしまった際、ユーザにどのドアが片ラッチなのかを通知する手段が設けられていなかった。これに対し本実施例では、図4で示した情報の組み合わせに応じて認識した前ドア40と右ドア73の開閉状態がオペレーションパネル71に表示されることで、仮に片ラッチになってしまった際でも、ユーザはどのドアが片ラッチなのかを直ちに認識できる。このようにユーザに片ラッチの状態をより正確に告知(報知、警告)することができる。結果として、ユーザビリティ(利便性)を向上させた、信頼性の高い画像形成装置を提供することが可能となる。
前ドア40の大きさが大きくなる場合、前ドア40が大きくなるほど、前ドア40の補強は大掛かりとなり、コスト増となり、さらには前ドア40の重量も大きくなり、操作性の悪化を招くことが懸念される。本実施例は、前ドア40の強度を上げることなく、ユーザが使用する際に支障とならない方式を提供できる。
なお、本実施例では、制御部70が前ドア40が閉まっている状態をインターロックスイッチ50及びドア開閉センサ51の両方がON状態になった時に、認識するように説明したが、これに限るものではない。インターロックスイッチ50及びドア開閉センサ51の両方がOFF状態、又は、どちらか一方がOFFで他方がON状態の時に、前ドア40が閉まっている状態を認識する場合でも、本実施例同様の効果を得ることができる。
また、本実施例では、インターロックスイッチ50及びドア開閉センサ51の作動部としてそれぞれ突起部右41及び突起部左42が前ドア40の長手方向Xの両端部に設けた
場合について説明したが、さらに、次のような領域に設けられてもよい。突起部右41及び突起部左42は、さらに、前ドア40がねじれた際に最も大きく変位する領域として、前ドア40のうち開閉軸30に直交する方向の自由端となる領域、すなわち開閉軸30に直交する方向に開閉軸30から最も離れた領域に設けるとよい。これにより、前ドア40が片ラッチ状態にある場合に、前ドア40がねじれて最も大きく変位する領域を検知することができるので、より精度よく開閉検知を行うことができる。
また、本実施例では、ユーザが消耗品を交換する際に操作する前ドア40にドア開閉センサ51を設けた場合について説明したが、これに限るものではない。画像形成装置100の本体右側面に設けられ、ユーザが装置内部の紙詰まり記録材を除去する時に操作する右ドア73にドア開閉センサを設けた場合でも、本実施例同様の効果を得ることが出来る。
また、本実施例では、ユーザへの告知を、オペレーションパネルを使用した場合について説明したが、これに限るものではない。すなわち、ドアの開閉状態をユーザに通知する機能として、例えば、画像形成装置100に備えられたスピーカの報知音による音声告知でも本実施例同等の効果を得ることが出来る。この場合、スピーカ及び制御部70は、音発生手段を構成する。
以下に、本発明の実施例2について説明する。なお、本実施例に係る画像形成装置は、上述した実施例1に係る画像形成装置と同様の構成であり、同様の構成部分については同一の符号を付してその説明は省略する。
図6は、本実施例に係る画像形成装置100の装置本体左側のドア開閉センサ機構を天面方向から見た概略断面図であり、図6(a)は前ドア40が開けられている状況を示し、図6(b)は前ドア40が閉じられている状況を示している。
画像形成装置100に設けられた内カバー60左側には、係止部材としてのラッチ左64とラッチバネ左66が設けられ、内カバー60近傍のフレーム72にはドア開閉センサ51が配設されている。更に、ラッチ左64にはレバー部67が備えられている。
内カバー60右側にはラッチ右63とラッチバネ65が設けられ、内カバー60近傍のフレーム72にはインターロックスイッチ50が配設されている。
図6(a)に示す前ドア40が開いた状態において、ラッチバネ66によってラッチ左64は、図の右方向に付勢されて、所定の第1位置で停止している。さらに、レバー部67とドア開閉センサ51が接触しないように、レバー部67とドア開閉センサ51との間には所定の間隔が設けられている。これにより、ドア開閉センサ51はOFFの状態となっている。
また、図6では省略しているが、ラッチ右63はラッチバネ65によって、図6の左方向に付勢されて、所定の位置で停止している。
ユーザにより、開いた状態の前ドア40を閉じる動作が行われる場合、前ドア40に設けられたフック右43及びフック左44は、前ドア40の閉じ動作に連動して、それぞれラッチ右63及びラッチ左64と摺動することとなる。そして、図6において、ラッチ右63はフック右43と摺動することで右方向に所定量移動し、ラッチ左64はフック左44と摺動することで左方向に所定量移動することとなる。その後、フック右43とラッチ右63とが係合し、且つ、フック左44とラッチ左64とが係合して、それぞれのフック
とラッチが係止状態となることによって、前ドア40は所定の位置で保持される。ここで、フック左44は、ドア開閉センサ51の作動部を構成しており、さらに前ドア40を画像形成装置100の装置本体に対して閉じた状態で係止する係止機能を備えるものである。
このようにして前ドア40が所定の位置で保持された場合、画像形成装置100本体に設けられたインターロックスイッチ50は上述した実施例1と同様にON状態となる。
また、画像形成装置100の装置本体左側においては図6(b)で示すように、ラッチ左64と共にレバー部67が左方向に所定量移動した第2位置に位置することとなる。このことで、移動したレバー部67がドア開閉センサ51を押圧することにより、ドア開閉センサ51がON状態となる。この場合、画像形成装置に設けられた定着部14とレーザユニット3に電力が通電されると同時に、電気信号が図示しない制御部70に通信される。
従って、実施例1と同様に、図4の項目Aで示したインターロックスイッチ50とドア開閉センサ51の両方がON状態になった時に、制御部70は前ドア40と右ドア73の両方が閉じられていることを認識し、その後に、ユーザは通常使用が可能となる。
一方、図4の項目B〜Hで示したインターロックスイッチ50とドア開閉センサ51のON/OFF状態の組み合わせによって、制御部70は前ドア40及び右ドア73のいずれか一方、又は両方の開閉状態を検知することが出来る。特に、前ドア40に関しては、長手方向Xの左右どちら側か一方、又は両方の開閉状態を認識することが出来る。更に、制御部70は、図4で示した情報の組み合わせに応じて認識した前ドア40と右ドア73の開閉状態を、オペレーションパネル71を介してユーザに対し告知することができる。
以上説明したように、本実施例においても、画像形成装置100の消耗品の交換時等にユーザが開閉させる前ドア40の長手方向Xの左右両端に、それぞれインターロックスイッチ50とドア開閉センサ51を設けている。
そして、前ドア40を所定位置にて保持する変位(移動)可能なラッチ(63,64)に連動してドア開閉センサ51がON状態になることより、前ドア40の片ラッチ状態をより精度良く認識することが可能となる。
これにより、オペレーションパネル表示部を使用することで、認識した前ドア40及び右ドア73の開閉状況をユーザに告知することが可能となるので、ユーザは片ラッチをさせること無く消耗品の交換が可能となる。結果として、ユーザビリティ(利便性)を向上させた、信頼性の高い画像形成装置を提供することが可能となる。
本発明の実施例に係る画像形成装置の概略断面図である。 本発明の実施例に係る画像形成装置の概略斜視図である。 本発明の実施例1に係る画像形成装置の要部の概略断面図であり、(a)は前ドア40が閉じられている状況を示し、(b)は前ドア40が開けられている状況を示している。 本発明の実施例における、ドア開閉状態を検知する条件を示した図である。 本発明の実施例1に係る画像形成装置において、前ドア40が片ラッチになった状態を説明するための概略断面図である。 本発明の実施例2に係る画像形成装置の概略断面図であり、(a)は前ドア40が開けられている状況を示し、(b)は前ドア40が閉じられている状況を示している。
符号の説明
1a,1b,1c,1d 感光ドラム
3 スキャナユニット
7a,7b,7c,7d プロセスカートリッジ
14 定着部
30 開閉軸
40 前ドア
41,42 突起部
43,44 フック
50 インターロックスイッチ
51 ドア開閉センサ
63,64 ラッチ
73 右ドア
100 画像形成装置

Claims (9)

  1. 記録材に画像を形成する画像形成手段と、
    装置本体に対して開閉軸により開閉可能に設けられた複数の開閉部材と、
    前記複数の開閉部材が全て閉じている場合に、前記画像形成手段を通電状態とするインターロックスイッチと、
    前記複数の開閉部材のうち少なくとも1つの開閉部材に対して設けられ、前記開閉部材の開閉状態を検知する開閉検知手段と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記開閉検知手段により開閉状態が検知される開閉部材には、前記開閉部材の開閉軸の軸方向のうちいずれか一方の端部に、前記インターロックスイッチの作動部が設けられ、前記開閉軸の軸方向のうち他方の端部に、前記開閉検知手段の作動部が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録材に画像を形成する画像形成手段と、
    装置本体に対して開閉軸により開閉可能に設けられた開閉部材と、
    前記開閉部材が閉じている場合に、前記画像形成手段を通電状態とするインターロックスイッチと、
    前記開閉部材の開閉状態を検知する開閉検知手段と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記開閉部材には、前記開閉軸の軸方向のうちいずれか一方の端部に、前記インターロックスイッチの作動部が設けられ、前記開閉軸の軸方向のうち他方の端部に、前記開閉検知手段の作動部が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記インターロックスイッチの作動部及び前記開閉検知手段の作動部が設けられている領域は、前記開閉部材のうち前記開閉軸に直交する方向に前記開閉軸から最も離れた領域であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記開閉検知手段の作動部は、前記開閉部材を装置本体に対して閉じた状態で係止する係止機能を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記開閉検知手段の作動部と係止することにより、前記開閉部材を装置本体に対して閉じた状態で係止させる係止部材であって、前記作動部と係止状態にない場合には第1位置に位置し、前記作動部と係止状態にある場合には前記第1位置から移動した第2位置に位置する係止部材が装置本体に設けられ、
    前記開閉検知手段は、前記係止部材の位置に基づいて前記開閉部材の開閉状態を検知することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記インターロックスイッチによる通電情報及び前記開閉検知手段による検知結果に基づいて、装置本体に設けられた開閉部材の開閉状態を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記インターロックスイッチによる通電情報及び前記開閉検知手段による検知結果に基づいて、装置本体に設けられた開閉部材の開閉状態を知らせる報知音を発生する音発生手段を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記開閉部材は、記録材搬送路の一部を形成していることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記開閉部材は、像担持体を有するカートリッジを画像形成装置に対して着脱する際に開閉される部材であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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