JP2021016337A - ペット用冷却器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ペットを乗せるプレートを備える冷却器であって、熱伝導によるペットの体からの吸熱を図るとともに、該ペットの体周囲の熱気を帯びた空気の除去を効果的に行い得るペット用冷却器を提供すること。【解決手段】ここで開示されるペット用冷却器10は、ペットPが乗るプレート30の上面側の周縁に近接して筐体12と一体に設けられた上面外周枠部20を備えており、該上面外周枠部には、筐体の内部空間に連通する複数の送風口28Aが該上面外周枠部の全域にわたって形成されている。該送風口のそれぞれは、筐体の内部空間から流動してきた空気を該送風口を介して上面外周枠部の内側方向に流動させ得る向きに開口している。【選択図】図3

Description

本発明は、犬、猫、その他ペットの範疇に含まれる飼育動物(以下、単に「ペット」という。)が乗る冷却用プレートを備えたペット用冷却器に関する。
社会が成熟してきた日本では、犬、猫その他の愛玩動物を室内でペットとして飼う家庭が増えており、さらには該ペットができるだけ快適に暮らせるように環境を整えたいという要求が高まっている。かかる要求の1つとして、暑さ対策が挙げられる。温暖化が進行していると言われる地球環境下、特に高温多湿な日本の夏においては、犬、猫等のペットの熱中症対策がいっそう重要になってきている。
従来、ペットの暑さ対策として種々の冷却器(冷房装置)が提案されている。例えば、以下の特許文献1および2には、ペットを乗せる冷却用プレートを備え、該プレートに乗ったペットの体温を低下させるタイプの冷却器が開示されている。具体的には、特許文献1には、ベース上に設置した熱伝導板の表面上にペットが乗るスペースを設けるとともに、放熱フィンを備えた電子冷却ユニットを該熱伝導板に取り付け、該放熱フィンに送風ファンから風を送る構成の冷房装置が記載されている。また、特許文献2には、箱体内に通気室を設けるとともに該箱体の上面板である合成樹脂製マットに多数の小孔を形成し、該通気室に連通した連通パイプに冷暖房機を連結した構成のペット用冷暖房マットが記載されている。
特開2000−175582号公報 特開平10−4813号公報
しかしながら、上述したようなペットを乗せるプレートを備える従来タイプの冷却器は、プレートに乗せたペットの体から直接的に体温を奪うことのみに着目されており、ペットの体の周囲に存在する熱を帯びた空気の層に対する対策は不完全なものであった。
そこで本発明は、かかる問題点を解決するべく創出されたものであり、ペットを乗せるプレートを備える冷却器であって、熱伝導によるペットの体からの吸熱を図るとともに、該ペットの体周囲の熱気を帯びた空気の除去を効果的に行い得るペット用冷却器の提供を目的とする。
本発明者は、従来のペット用冷却器の構成、構造を種々検討し、冷却用プレートに乗った状態のペットの体周囲の熱気を帯びた雰囲気を効果的に除去し得る手段を創出し、本発明を完成するに至った。
即ち、ここで開示されるペット用冷却器は、外部との空気の流通が可能な内部空間を有する筐体と、対象とするペットが乗ることができる冷却用のプレートであって該筐体の上面に配置されたプレートと、筐体に設けられた送風ファンであって内部空間からプレートの内面側に送風する送風ファンと、該プレートの上面側の周縁に近接して筐体と一体に設けられた上面外周枠部であって該プレートの上面を包囲するように該プレートよりも上方に盛り上がった上面外周枠部とを備えている。
また、ここで開示されるペット用冷却器では、上面外周枠部には、筐体の内部空間に連通する複数の送風口が該上面外周枠部の全域にわたって形成されている。
そして、上記複数の送風口のそれぞれは、上記内部空間から流動してきた空気を、該送風口を介して上面外周枠部の内側方向に流動させ得る向きに開口している。
かかる構成のペット用冷却器では、筐体の上面に配置された冷却用プレートを筐体内部に設けられた送風ファンによって冷却することができる。これにより、該プレートの上面に乗ったペットの体温を、該プレートへの熱伝導による吸熱作用により低下させることができる。かかるプレートは、送風ファンから供給される風(空気の流動)によって随時冷却することができるため、該吸熱作用を維持することができる。このため、冷却用プレートに乗ったペットに対する快適な冷感効果を維持することができる
また、ここで開示されるペット用冷却器では、冷却用プレート上面の周縁に、上記の構成の上面外周枠部が設けられており、筐体内部の送風ファンにより、内部空間から流動してきた空気を上記複数の送風口から上面外周枠部の内側方向(換言すれば、冷却用プレート上方の空間)に流動させ、供給することができる。このため、冷却用プレートに乗ったペットの周囲に存在する自らの体温によって形成された熱を帯びた空気の層を、該供給された空気の流動によって除去することができる。これにより、該プレートに接触した部分からの吸熱と、ペットの体表の周囲からの熱を帯びた空気の層の除去によって、冷却用プレートに乗ったペットの効果的な体温低下を行い、ペットにとって好適な冷感を実現することができる。
ここで開示されるペット用冷却器の好ましい一態様では、上記冷却用プレートおよび上面外周枠部は、4つの角部と4つの直辺部とを有する矩形状に形成されている。そして、該矩形状の上面外周枠部において上記複数の送風口は、該角部に近接する領域では相対的に短い間隔で密に形成されており、他方、該角部から離れた直辺部の中央寄りの領域では相対的に長い間隔で疎らに形成されている。
矩形状のプレートおよび上面外周枠部では、該プレートの中央部からの距離が、上記直辺部よりも角部の方が長い。このため、上面外周枠部において角部に近接する領域では相対的に短い間隔で密に上記送風口を形成(配列)しておき、逆に角部から離れた直辺部の中央寄りの領域(即ちプレート中央部からの距離が近い領域)では相対的に長い間隔で疎らに上記送風口を形成(配列)する。これにより、上面外周枠部の全域にわたって、上記送風口から送出される空気を効率的に上面外周枠部の内側方向に流動させることができる。
ここで開示されるペット用冷却器の好ましい他の一態様では、上記矩形状の上面外周枠部に形成された上記複数の送風口は、上記角部に近接する領域では、冷却用プレートの上面との角度が相対的に低角度となる方向に開口しており、角部から離れた直辺部の中央寄りの領域では、該プレートの上面との角度が相対的に高角度となる方向に開口している。
かかる構成のペット用冷却器では、角部に近接する領域にある送風口から送出される空気の流動方向と、直辺部の中央寄りの領域にある送風口から送出される空気の流動方向とが干渉して流動方向に乱れが生じるのを抑制し、上面外周枠部の全域にわたって、上記送風口から送出される空気を効率的に上面外周枠部の内側方向に流動させることができる。 さらに、相対的に短い間隔で密に形成された角部に近接する領域にある送風口から低角度で送出された空気によって、プレート上のペットの体表周囲から熱を帯びた空気層の除去をより効果的に行うことができる。
また、直辺部の中央寄りの領域はプレート上に乗ったペットに近いため、直接ペットに当たる風をペットに心地よい穏和な風にするという観点からも、直辺部の中央寄りの領域にある送風口は、該プレートの上面との角度が相対的に高角度となることが好ましい。
ここで開示されるペット用冷却器の好ましい他の一態様では、上記矩形状の上面外周枠部の上記直辺部のそれぞれにおいて、上記複数の送風口は、送風口を介して上面外周枠部の内側方向に流動した空気が上記プレート上またはその周縁において旋回流を形成し得るように、同じ向きに開口している。
かかる構成のペット用冷却器によると、上面外周枠部の各直辺部の複数の送風口から送出された空気がプレートに乗ったペットの周囲で旋回流を形成し得るため、より効果的にプレート上のペットの体表周囲から熱を帯びた空気の除去を行うことができる。
また、上記送風ファンの回転方向に沿う方向(図4中の符号Fの矢印方向参照)に送風口の開口の向きを合わせることが、各送風口から発生する気流の整流(好適な旋回流の生成)効果が高いため、好ましい。
一実施形態に係るペット用冷却器の外観を模式的に示す斜視図である。 一実施形態に係るペット用冷却器の筐体とその内部を模式的に示す斜視図である。 一実施形態に係るペット用冷却器における空気の流れを説明する図である。 一実施形態に係るペット用冷却器の上面外周枠部に設けられた複数の送風口からの空気の流動方向を説明する図である。 上面外周枠部の角部に近接する領域に設けられた送風口の形成角度を模式的に示す図である。 上面外周枠部の直辺部の中央寄りの領域に設けられた送風口の形成角度を模式的に示す図である。
以下、ここで開示されるペット用冷却器の好適な実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本発明の実施に必要な事柄は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。
図1に模式的に示すように、ここで開示されるペット用冷却器10は、大まかにいって、冷却器本体に相当する四角い箱型の筐体12と、該筐体の上面に配置された矩形状のペット冷却用プレート30とを備える。図1および図2に示されるように、筐体12は、一対の長辺側壁部14と、一対の短辺側壁部16と、矩形状の底面部18とから構成されており、底面部の裏面(外面)側には複数の脚部19(図3)が備えられている。筐体12の材質は特に限定されず。例えば、木製、プラスチック製、金属製、セラミック製のいずれでもよい。
図示されていないが、底面部18には外部と筐体内部空間との間で空気の流通を可能とする空気導入孔が複数形成されており、該空気導入孔を覆うようにして筐体12の内部空間側に複数の送風ファン40(本実施形態では2つ)が設置されている。これにより、送風ファン40を作動させた際には、外部から筐体12の内部空間に空気を導入することができる。送風ファン40への電力供給は、電源プラグ48(図3)を用いて一般の商用電源を利用してもよいし、筐体12の内外のいずれかに電池(さらには充電装置)を設置してもよい。なお、送風ファン40への通電オンオフ切り替えや風量調節機構の設置は、従来技術にすぎないものであるから詳細な説明は省略する。
図1および図2に示すように、筐体12の各側壁部14,16の上端側には、冷却用プレート30の上面側の周縁に近接して筐体12の各側壁部14,16と一体に設けられた上面外周枠部20が配置されている。図示されるように、上面外周枠部20は、冷却用プレート30の上面を包囲するように該プレート30よりも上方に畝状に盛り上がった形状に形成されており、4つの角部26と、4つの直辺部(具体的には2つの長辺側壁部14に対応する直辺部22と、2つの短辺側壁部16に対応する直辺部24)とから構成されている。
図面から明らかなように、上面外周枠部20の上記盛り上がった形状の部分には、筐体12の内部空間に連通する複数の送風口28A,28Bが上面外周枠部20の全域(全周)にわたって点在(配列)するように形成されている。
これら送風口28A,28Bは、上面外周枠部20の内側方向(即ち、プレート30の上方)に空気を流動させ得る向きに開口している。
図2に示すように、各側壁部14,16の上方であって上面外周枠部20の近くには、筐体12の内部空間から空気が導入される空気導入口42が形成されている。各側壁部14,16の内部には、各空気導入口42と各送風口28A,28Bとを連通する空気通路44(図5A,5B)が形成されている。これにより、送風ファン40が作動している際は、筐体12の内部空間で生じた空気の流れにより、各空気導入口42から空気通路44を経て流動してきた空気を各送風口28A,28Bから外部に送出することができる。
次に、上述した構成の本実施形態に係るペット用冷却器10の使用の態様について図3を参照しつつ説明する。図3は、対象とするペットP(例えば犬や猫)が冷却用プレート30に乗った状態を示している。
先ず、所定の電源(図示したものは電源プラグ48を使用して導入する商用電源)に接続した送風ファン40を作動させ、所定量および風力の風を筐体12の内部空間に発生させ、冷却用プレート30の内面側に送風する。これによって、冷却用プレート30を冷却する(即ち放熱する)ことができる。従って、プレート30の上面に乗ったペットPは、体温がプレート20よりも高いため、該プレート30との接触面から熱伝導によってペットPの熱がプレート側に移るため、ペットPにとって好適な冷感を実現することができる。そして、送風ファンから供給され続ける風(空気)によって冷却用プレートに移ったペットPの熱を空気中に放熱するため、好適な冷感を維持することができる。
なお、かかる目的に適する冷却用プレート30としては、熱伝導率が高い材質のものが好ましい。例えば、熱伝導率が10以上(特に好ましくは50以上、さらには100以上)の金属製プレートが好ましい。例えば、アルミニウムや銅のような特に高い熱伝導率の金属製プレートが好ましい。プレート30の厚みは、プレートの材質ならびに対象とするペットPのサイズや重さによって異なり得るが、典型的には0.5mm以上10mm以下(例えば1mm以上5mm以下)である。
なお、図3に示す実施形態では、送風ファン40から流動する風(空気)を直接的にプレート30の内面側に当てているが、この形態に限られない。例えば、プレート30の内面側により熱伝導性を向上させるための冷却フィンを取り付けておき、かかる冷却フィンに風を送って放熱するようにしてもよい。また、プレート30の内面側にラジエータを備える水冷式の冷却機構を取り付け、ラジエータに風を送って放熱するようにしてもよい。
次に、本実施形態に係る送風ファン40と上面外周枠部20に形成された複数の送風口28A,28Bを用いた送風冷却機構について説明する。
送風ファン40によって生じた筐体12内部空間における空気の流動により、冷却用プレート30の内面側に沿って移動した空気は、空気導入口42から空気通路44(図5A参照)を介して送風口28A,28Bに到達する。そして、該複数の送風口28A,28Bから上面外周枠部20の内側方向、換言すれば冷却用プレート30上のペットPの方に風(送風口28A,28Bからの空気)を供給することができる。これによって、ペットPの周囲に存在する自らの体温によって形成された熱を帯びた空気の層を、該供給された空気の流動によって除去することができる。
このように、本実施形態に係るペット用冷却器10によると、冷却用プレート30に接触した部分からの吸熱と、ペットPの体表の周囲からの熱を帯びた空気の層の除去によって、ペットPにとって好適な冷感を継続的に実現することができる。
以上、本実施形態に係るペット用冷却器10の構造と使用時の作用効果について説明した。
次に、上面外周枠部20に形成される送風口28A,28Bの好ましい幾つかの具体的な態様を図面を参照しつつ説明する。図4は、好適な送風口28A,28Bの形態と、該複数の送風口から送出される風(空気)の向きを示している。
図示されるように、この図で説明する送風口28A,28Bは、上面外周枠部20の角部26に近接する領域Rでは、相対的に短い間隔で密に送風口28Bが形成されている。他方、角部26から離れた直辺部22,24の中央寄りの領域Sでは、相対的に長い間隔で疎らに送風口28Aが形成されている。図示されるような矩形状のプレート30および上面外周枠部20では、該プレート30の中央部からの距離が、直辺部22,24の中央よりも角部26の方が長いことに対応した工夫である。このような粗密に送風口28A,28Bを形成(配列)することによって、上面外周枠部20の全域にわたって、送風口28A,28Bから送出される空気を効率的に上面外周枠部20の内側方向に流動させることができる。
さらに、図4中のA−A線断面図およびB−B線断面図にそれぞれ対応する図5Aおよび図5Bに示されるように、角部26に近接する領域Rに形成された送風口28B(図5A)は、冷却用プレート30の上面との角度が相対的に低角度(好ましくは15°以上45°未満、例えば30°±5°程度)となる方向に開口している。他方、角部26から離れた直辺部22,24の中央寄りの領域Sに形成された送風口28A(図5B)は、該プレート30の上面との角度が相対的に高角度(好ましくは45°以上90°以下、例えば60°±10°程度)となる方向に開口している。このように上記領域Rと領域Sとの間で角度を異ならせて送風口28A,28Bを形成することによって、領域Rにある送風口28Bから送出される空気の流動方向と、領域Sにある送風口28Aから送出される空気の流動方向とが干渉して流動方向に乱れが生じるのを抑制し、上面外周枠部20の全周にわたって、送風口28A,28Bから送出される空気を効率的に上面外周枠部20の内側方向に流動させることができる。
加えて、相対的に短い間隔で密に形成された角部26に近接する領域Rにある送風口28Bから低角度で送出された空気によって、プレート30上のペットPの体表周囲から熱を帯びた空気層の除去をより効果的に行うことができる。
また、直辺部22,24の中央寄りの領域Sはプレート30上に乗ったペットPに近いため、直接ペットPに当たる風をペットPに心地よい穏和な風(例えばペットPの体表を穏和に撫でるような気流)にするため、直辺部22,24の中央寄りの領域Sにある送風口28Aについては、該プレート30の上面との角度が例えば60°以上90°未満)となるような相対的に高角度であることが好ましい。
さらにまた、図4で説明する態様の送風口28A,28Bは、上面外周枠部20の四辺を構成する各直辺部22,24において、各送風口28A,28Bは、該送風口を介して上面外周枠部20の内側方向に流動した空気がプレート30上またはその周縁において旋回流Fを形成し得るように、同じ向きに開口している。好ましくは旋回流Fの旋回方向と送風ファン40の回転方向は一致している。
また、好ましくは、1つの角部26を挟んで隣接する2つの領域Rにそれぞれ形成された送風口28B(図2および図4参照)の関係について、直辺部22の領域Rに形成された送風口28Bから送出された空気と、角部26を挟んで隣接する直辺部24の領域Rに形成された送風口28Bから送出された空気との合成流が、上面外周枠部20の内側方向(プレート30の中心方向)に流動するように、これら送風口28Bの開口向きを決定することが好ましい。
上面外周枠部20の各直辺部22,24の複数の送風口28A,28Bから送出された空気がプレート30に乗ったペットPの周囲で旋回流Fを形成することによって、より効果的にプレート30上のペットPの体表周囲から熱を帯びた空気層の除去を行うことができる。
以上、ここで開示されるペット用冷却器の具体例を、図面を参照しつつ説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、上述した実施形態に係るペット用冷却器10では、冷却用プレート30の内面側からの放熱に送風ファン40のみを採用しているがこれに限られず、他の熱交換機構、例えばペルチェ素子を併用してもよい。また、送風口28A,28Bから送出する空気をより冷却したものにするべく、ペルチェ素子等の熱交換機構を、例えば空気通路44に設置したものであってもよい。
また、上述した実施形態に係るペット用冷却器10では、各送風口28A,28Bは、上面外周枠部20に直接形成した固定式のものであるが、これに限られず、エアコン等の可動式ファンのように、開口の向きが可逆的に変更可能な可動式に形成してもよい。
また、ここで開示されるペット用冷却器に、適切な暖房機能、例えば冷却用プレート30の内面側の一部に発熱体を設置したり或いは送風ファン40の前方に発熱体を配置しておき、冬季にはかかる発熱体に通電することにより、ペット用暖房器として兼用できる装置としてもよい。
10 ペット用冷却器
12 筐体
14 長辺側壁部
16 短辺側壁部
18 底面部
19 脚部
20 上面外周枠部
22 直辺部(長辺)
24 直辺部(短辺)
26 角部
28A 送風口(中央領域)
28B 送風口(角部近接領域)
30 冷却用プレート
40 送風ファン
42 空気導入口
44 空気通路
48 電源プラグ
S 中央領域
R 角部近接領域
P ペット
F 旋回流

Claims (4)

  1. ペット用の冷却器であって、
    外部との空気の流通が可能な内部空間を有する筐体と、
    対象とするペットが乗ることができる冷却用のプレートであって、該筐体の上面に配置されたプレートと、
    前記筐体に設けられた送風ファンであって、前記内部空間から前記プレートの内面側に送風する送風ファンと、
    前記プレートの上面側の周縁に近接して前記筐体と一体に設けられた上面外周枠部であって、該プレートの上面を包囲するように該プレートよりも上方に盛り上がった上面外周枠部と、
    を備えており、
    前記上面外周枠部には、前記筐体の内部空間に連通する複数の送風口が該上面外周枠部の全域にわたって形成されており、
    ここで、前記複数の送風口のそれぞれは、前記内部空間から流動してきた空気を該送風口を介して前記上面外周枠部の内側方向に流動させ得る向きに開口していることを特徴とする、ペット用冷却器。
  2. 前記プレートおよび前記上面外周枠部は、4つの角部と4つの直辺部とを有する矩形状に形成されており、
    該矩形状の上面外周枠部において前記複数の送風口は、
    前記角部に近接する領域では、相対的に短い間隔で密に形成されており、
    前記角部から離れた前記直辺部の中央寄りの領域では、相対的に長い間隔で疎らに形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のペット用冷却器。
  3. 前記上面外周枠部において前記複数の送風口は、
    前記角部に近接する領域では、前記プレートの上面との角度が相対的に低角度となる方向に開口しており、
    前記角部から離れた前記直辺部の中央寄りの領域では、前記プレートの上面との角度が相対的に高角度となる方向に開口していることを特徴とする、請求項2に記載のペット用冷却器。
  4. 前記上面外周枠部の前記直辺部のそれぞれにおいて、前記複数の送風口は、
    該送風口を介して前記上面外周枠部の内側方向に流動した空気が前記プレート上またはその周縁において旋回流を形成し得るように、同じ向きに開口していることを特徴とする、請求項2または3に記載のペット用冷却器。
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