JP2021014958A - 脅威対処システム - Google Patents

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Abstract

【課題】誤射を抑制する脅威対処システムを提供する。【解決手段】脅威対処システム10は、対処目標30−1、30−2に対処する脅威対処装置300と、脅威対処装置を制御する制御装置200とを備える。制御装置200は、非対処領域設定手段と、対処指示手段とを備える。非対処領域設定手段は、対処すべきでない非対処目標の情報に基づき、非対処領域12を設定する。対処指示手段は、非対処領域に基づき、対処目標への対処を脅威対処装置に指示する指示信号を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、脅威対処システムに関するものである。
テロなどの予告のない攻撃に対処する必要がある。このような攻撃に、ドローン、無人航空機(UAV;unmanned aerial vehicle)が使用されると、民間の航空機と混在する中でドローンなどに対処する必要がある。
例えば、特許文献1には、車両用前照灯の制御装置が開示されている。この制御装置は、前方を撮像した画像情報と、前方に存在する前方車を検出する際に障害となる可能性のある道路情報とに基づいて生成される前方車情報に応じて、前照灯が照射する光の範囲を制御する。
特許文献2には、レーザを照射するときに、反射光や散乱光から保護する対象物、例えば人の安全性を確認する光照射システムが開示されている。この光照射システムは、対象物の位置とレーザ光の照射方向とに基づいて、対象物への入射光に対する対象物の安全度を判定する。
特許第5626966号公報 特許第6415882号公報
上記の状況に鑑み、誤射を抑制する脅威対処システムを提供することを目的の1つとする。他の目的については、以下の記載及び実施の形態の説明から理解することができる。
以下に、発明を実施するための形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態との対応関係の一例を示すために、参考として、括弧付きで付加されたものである。よって、括弧付きの記載により、特許請求の範囲は、限定的に解釈されるべきではない。
上記目的を達成するための一実施の形態による脅威対処システム(10)は、対処目標(30)に対処する脅威対処装置(300)と、脅威対処装置を制御する制御装置(200)とを備える。制御装置(200)は、非対処領域設定手段(514)と、対処指示手段(526)とを備える。非対処領域設定手段(512)は、対処すべきでない非対処目標の情報に基づき、非対処領域(12)を設定する。対処指示手段(526)は、非対処領域に基づき、対処目標への対処を脅威対処装置に指示する指示信号を生成する。
上記の形態によれば、誤射を抑制することができる。
一実施の形態における脅威対処システムの概要を説明するための概略図である。 一実施の形態における制御装置の構成図である。 一実施の形態における脅威対処装置の構成図である。 一実施の形態における割当プログラムの構成図である。 一実施の形態における識別モジュールの構成図である。 一実施の形態における対処指示モジュールの構成図である。 一実施の形態における対処プログラムの構成図である。 一実施の形態における識別モジュールによる処理を表すフローチャートである。 一実施の形態における対処リストを説明するための図である。 一実施の形態における対処指示モジュールによる処理を表すフローチャートである。 一実施の形態における対処プログラムによる処理を表すフローチャートである。 一実施の形態における非対処領域への影響の有無を判定する方法を説明するための図である。 一実施の形態における脅威対処装置による効果範囲を説明するための図である。 一実施の形態における脅威対処装置による効果範囲を説明するための図である。 一実施の形態における非対処領域を説明するための図である。 一実施の形態における脅威対処システムの構成図である。 一実施の形態における対処指示モジュールの構成図である。 一実施の形態における対処指示モジュールによる処理を表すフローチャートである。 一実施の形態における対処リストを説明するための図である。 一実施の形態における対処指示モジュールによる処理を表すフローチャートである。 一実施の形態における対処指示モジュールによる処理を表すフローチャートである。
(実施の形態1)
図1に示すように、一実施の形態による脅威対処システム10は、脅威となる対処目標30(第1対処目標30−1、第2対処目標30−2を含む)に対処する。脅威対処システム10は、対処すべきでない非対処目標20、例えば旅客機の周囲に、非対処領域12を設定する。脅威対処システム10は、対処目標30に対処しても非対処領域12への影響が抑制されるように構成されている。このため、脅威対処システム10は、例えば、非対処領域12内に存在する第1対処目標30−1に対処せず、非対処領域12外に存在する第2対処目標30−2に対処する。対処目標30は、無人航空機(UAV;unmanned aerial vehicle)、ドローンなどを含む。
これにより、脅威対処システム10は、対処目標30に対処するときに、非対処目標20への被害を抑制する。脅威対処システム10は、例えば、ダイレクトエネルギー兵器(DEW;directed-energy weapon)、機銃、対空ミサイルなどの装置を用いて対処目標30に対処する。これらの装置は、対処目標30の周辺に存在する移動体に被害をもたらす。例えば、ダイレクトエネルギー兵器では、対処するためのエネルギーが対処目標30を貫通し、対処目標30の後方に存在する移動体に影響を与える可能性がある。機銃では、対処目標30から外れた銃弾が対処目標30の周囲に存在する移動体に影響を与える可能性がある。対空ミサイルシステムでは、対処目標30の爆発が周囲に存在する移動体に影響を与える可能性がある。脅威対処システム10は、非対処領域12を設定することで、対処目標30への対処による周囲への影響を低減する。なお、ダイレクトエネルギー兵器には、レーザ兵器、高出力マイクロ波兵器(HPM兵器;high power microwave weapon)、電磁パルス兵器(EMP兵器;electromagnetic pulse weapon)などが含まれる。
脅威対処システム10は、検知装置100と、制御装置200と、脅威対処装置300とを備える。検知装置100は、周囲の移動体を検知し、検知により取得した検知データを制御装置200に送信する。制御装置200は、脅威対処装置300を制御し、検知データに基づき、対処目標30への対処を指示する対処信号を生成する。脅威対処装置300は、対処信号に基づき、対処目標30に対処する。制御装置200は、検知装置100と、脅威対処装置300と有線または無線により電気的に接続され、様々なデータを送受信する。
検知装置100は、予め設定された検知領域に含まれる移動体を検知し、検知した移動体の情報を表す検知データを生成する。検知データには、例えば、移動体の形状、位置、速度、進行方向などを表すデータが含まれる。検知装置100は、種々のセンサ、例えば光学カメラ、ライダー(Lidar;light detection and ranging)、レーダ装置、トランスポンダ受信器(例えば、航空交通管制用自動応答装置(ATC transponder;air traffic control transponder)からの信号を受信する装置)、敵味方識別装置(IFF;identification friend or foe)などを含む。光学カメラ、ライダー、レーダ装置、トランスポンダ受信機は、例えば、移動体の形状、位置、速度、進行方向などを検知する。敵味方識別装置は、例えば、移動体の所属などを検知する。
制御装置200は、図2に示すように、通信装置210と、入出力装置220と、記憶装置230と、演算装置240とを備える。制御装置200は、検知装置100が生成した検知データに基づき、対処すべき対処目標30を決定し、決定した対処目標30への対処を脅威対処装置300に指示する。
通信装置210は、検知装置100と、脅威対処装置300とに接続され、検知装置100と、脅威対処装置300との通信を行う。通信装置210は、検知装置100と、脅威対処装置300とから受信するデータを演算装置240に転送する。また、演算装置240が生成した信号を検知装置100と、脅威対処装置300とに転送する。通信装置210は、例えば、NIC(Network Interface Card)、USBなどの種々のインタフェースを含む。
入出力装置220には、演算装置240が処理を実行するための情報が入力される。また、入出力装置220は、演算装置240が処理を実行した結果を出力する。入出力装置220には、様々な入力装置と出力装置とを含み、例えば、キーボード、マウス、マイク、ディスプレイ、スピーカー、タッチパネルなどを含む。
記憶装置230は、脅威対処装置300を制御するための様々なデータ、例えば、割当プログラム500と対処リスト700とを格納する。記憶装置230は、割当プログラム500を記憶する非一時的記憶媒体(non-transitory tangible storage medium)として用いられる。割当プログラム500は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体1に記録されたコンピュータプログラム製品(computer program product)として提供されてもよく、または、サーバからダウンロード可能なコンピュータプログラム製品として提供されてもよい。
演算装置240は、脅威対処装置300を制御するための様々なデータ処理を行う。演算装置240は、割当プログラム500を記憶装置230から読み出し実行して、対処目標30に対処するための対処信号を生成する。例えば、演算装置240は、中央演算処理装置(CPU;Central Processing Unit)などを含む。
脅威対処装置300は、図3に示すように、通信装置310と、入出力装置320と、記憶装置330と、演算装置340と、照準センサ350と、対処実行装置360とを備える。脅威対処装置300は、制御装置200が生成した対処信号に基づき、対処目標30に対処する。
通信装置310は、制御装置200に接続され、制御装置200との通信を行う。通信装置310は、制御装置200から受信するデータを演算装置340に転送する。また、演算装置340が生成した信号を制御装置200に転送する。通信装置310は、例えば、NIC(Network Interface Card)、USBなどの種々のインタフェースを含む。また、通信装置310は、検知装置100に接続され、検知装置100との通信を行ってもよい。
入出力装置320は、演算装置340が処理を実行するための情報が入力される。また、入出力装置320は、演算装置340が処理を実行した結果を出力する。入出力装置320には、様々な入力装置と出力装置とを含み、例えば、キーボード、マウス、マイク、ディスプレイ、スピーカー、タッチパネルなどを含む。
記憶装置330は、対処目標30に対処するための様々なデータ、例えば、対処プログラム600を格納する。記憶装置330は、対処プログラム600を記憶する非一時的記憶媒体(non-transitory tangible storage medium)として用いられる。対処プログラム600は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体1に記録されたコンピュータプログラム製品(computer program product)として提供されてもよく、または、サーバからダウンロード可能なコンピュータプログラム製品として提供されてもよい。割当プログラム500と対処プログラム600とは、異なる記録媒体1に記録されてもよい。
演算装置340は、対処目標30に対処するための様々なデータ処理を行う。演算装置340は、対処プログラム600を記憶装置330から読み出し実行する。例えば、演算装置340は、中央演算処理装置(CPU;Central Processing Unit)などを含む。
照準センサ350は、脅威対処装置300が対処目標30に対処するときに使用される。照準センサ350は、対処目標30に対処するとき、対処目標30の位置を検知する。検知した位置を表すデータは、演算装置340に送信される。
対処実行装置360は、演算装置340の指示に基づき、対処目標30に対処する。例えば、対処実行装置360がダイレクトエネルギー兵器のとき、エネルギーが対処目標30に照射される。また、対処実行装置360が対空ミサイルシステムのとき、対空ミサイルを対処目標30に発射する。対処実行装置360が機銃のとき、銃弾を対処目標30に発射する。
制御装置200上で実行される割当プログラム500は、図4に示すように、識別モジュール510と、対処指示モジュール520とを備える。識別モジュール510は、検知装置100が生成した検知データに基づき、検知された移動体から対処目標30と非対処目標20とを識別する。また、識別モジュール510は、識別された非対処目標20の検知データに基づき、非対処領域12を設定する。対処指示モジュール520は、対処目標30の検知データと、非対処領域12とに基づき、対処目標30に対処するための対処信号を生成する。
識別モジュール510は、図5に示すように、移動体識別手段512と、非対処領域設定手段514と、対処目標登録手段516とを備える。移動体識別手段512は、検知装置100が生成した検知データに基づき、検知装置100が検知した移動体に含まれる非対処目標20と対処目標30とを識別する。非対処目標20と識別された移動体について、非対処領域設定手段514は、非対処領域12を設定する。対処目標30と識別された移動体の情報を、対処目標登録手段516は、対処リスト700に対処目標30として登録する。
対処指示モジュール520は、図6に示すように、対処目標選択手段522と、照準点算出手段524と、対処指示手段526とを備える。対処目標選択手段522は、対処目標30が登録された対処リスト700から、対処すべき対処目標30を選択する。照準点算出手段524は、選択された対処目標30に対処するときの照準点を算出する。照準点は、例えば、対空ミサイルで対処するとき、対処目標30と対空ミサイルとの会合点を表す。ダイレクトエネルギー兵器で対処するとき、照準点は、エネルギーを照射する位置を表す。対処指示手段526は、算出された照準点と、識別モジュール510が設定した非対処領域12とに基づき、対処目標30に対処するかを判定する。対処指示手段526は、対処目標30に対処すると判定すると、対処目標30に対処するための対処信号を生成する。
脅威対処装置300上で実行される対処プログラム600は、図7に示すように、対処手段610を備える。対処手段610は、割当プログラム500が生成した対処信号に基づき、対処目標30に対処する。
(脅威対処システムの動作)
識別モジュール510は、図8に示す処理を演算装置240に実行させる。ステップS100において、演算装置240は、検知装置100が生成した検知データを受信したか判定する。検知データを受信していないとき(ステップS100;NO)、演算装置240は検知データを受信するまで待つ。検知データを受信したとき(ステップS100;YES)、演算装置240はステップS110の処理を実行する。
ステップS110において、演算装置240は検知装置100が検知した移動体の情報を検知データから取得する。検知データは、検知装置100が検知した移動体の情報、例えば、大きさ、形状、位置、速度、移動方向などを含む。演算装置240は、検知データからこれらの情報を取得する。
ステップS120において、演算装置240は検知装置100が検知した移動体に非対処目標20が存在するかを判定する。記憶装置230は、非対処目標20の情報、例えば大きさ、形状、飛行速度、飛行経路、機種、所属などを予め格納している。演算装置240は、検知データから取得した移動体の情報と、記憶装置230に格納されている非対処目標20の情報とを比較する。検知データから取得した移動体の情報が記憶装置230に格納されている非対処目標20の情報に一致するとき、演算装置240はこの移動体が非対処目標20に該当すると判定する。また、検知データから取得した移動体の情報の一部が非対処目標20の情報の一部と一致するとき、演算装置240はこの移動体が非対処目標20に該当すると判定してもよい。さらに、移動体の情報が非対処目標20の情報と一致する程度を表す一致度が算出されてもよい。演算装置240は、この一致度が所望の基準値より大きいとき、移動体が非対処目標20に該当すると判定する。演算装置240は、非対処目標20に該当する移動体が存在するとき(ステップS120;YES)、ステップS130の処理を実行する。非対処目標20に該当する移動体が存在しないとき(ステップS120;NO)、演算装置240はステップS150の処理を実行する。
ステップS130において、演算装置240は、非対処目標20に該当すると判定した移動体を非対処目標20に設定する。この移動体の移動に従い非対処領域12も移動するため、移動体を非対処目標20に設定することで、非対処領域12の設定を容易にする。
ステップS140において、非対処目標20に設定した移動体の情報に基づき、非対処領域12を設定する。非対処領域12は、非対処目標20からの距離が所望の距離以下である領域を表す。例えば、非対処領域12は、非対処目標20の外縁からの距離が所望の距離以下である領域でもよい。また、非対処領域12は、非対処目標20の中心からの距離が所望の距離以下である領域でもよい。所望の距離は、非対処目標20の機種に応じて決定されてもよい。
ステップS150において、演算装置240は検知装置100が検知した移動体に対処目標30が存在するかを判定する。演算装置240は、ステップS110において取得した移動体の情報に基づき、非対処目標20に設定しなかった移動体に対して、移動体が対処目標30に該当するかを判定する。演算装置240は、移動体の大きさ、形状などから移動体の種別、例えば、ドローン、無人航空機などを推定する。演算装置240は、移動体の種別、速度、進行方向に基づき、移動体の脅威度を算出する。算出した脅威度が所望の基準値より高いとき、演算装置240は移動体が対処目標30に該当すると判定する。対処目標30に該当する移動体が存在するとき(ステップS150;YES)、演算装置240はステップS160の処理を実行する。対処目標30に該当する移動体が存在しないとき(ステップS150;NO)、演算装置240はステップS100に戻り、処理を繰り返す。
ステップS160において、演算装置240は、対処目標30に該当する移動体を図9に示す対処リスト700に登録する。対処リスト700に登録された移動体が、対処すべき対処目標30に該当する。対処リスト700は、例えば、ID701と、推定種別702と、位置703と、速度704と、脅威度705と、対処フラグ706と、中断フラグ707とを移動体ごとに格納する。ID701は、検知装置100が検知した移動体を識別するためのデータである。推定種別702は、移動体の情報、例えば、大きさ、形状、速度などに基づき、推定される移動体の種別を表すデータである。位置703は、移動体の位置を表すデータである。速度704は、移動体の速度を表し、進行方向と、速度の大きさとを表すデータである。脅威度705は、移動体が防衛施設などに影響を与える割合を表すデータである。例えば、脅威度705には、ステップS150で算出された脅威度が格納される。対処フラグ706は、優先して対処すべき対処目標30であることを表すデータである。対処フラグ706は、対応する対処目標30を優先して対処すべきと判定されたときに設定される。中断フラグ707は、対応する対処目標30に対処すると非対処領域12に影響を与えることを表すデータである。対処フラグ706と中断フラグ707とは、例えば、設定されたときに所望の値(例えば、「1」)が登録され、設定を解除されたときに他の値(例えば、「0」)が登録される。ステップS160において、対処リスト700に対処目標30を登録すると、演算装置240はステップS100に戻り、処理を繰り返す。
このように、識別モジュール510は、非対処目標20と対処目標30とを識別し、非対処目標20に応じて非対処領域12を設定する。なお、移動体識別手段512は、ステップS100の処理と、ステップS110の処理と、ステップS120の処理と、ステップS150の処理とを実行する。非対処領域設定手段514は、ステップS130の処理と、ステップS140の処理とを実行する。対処目標登録手段516は、ステップS160の処理を実行する。
対処指示モジュール520は、図10に示す処理を演算装置240に実行させる。ステップS200において、演算装置240は、対処リスト700に対処目標30が登録されているかを確認する。対処リスト700に対処目標30が登録されていないとき(ステップS200;NO)、演算装置240は、対処目標30が登録されるまで待つ。対処リスト700に対処目標30が登録されているとき(ステップS200;YES)、演算装置240は、ステップS210の処理を実行する。
ステップS210において、演算装置240は、所望の選択条件に基づき、対処リスト700から対処すべき対処目標30を選択する。選択条件には、例えば、所定の位置(例えば、防護対象の位置)に最も早く到達することが含まれてもよい。この場合、演算装置240は、対処リスト700に登録されている対処目標30の移動経路を予測し、予測した移動経路に基づき防護対象に到達する到達予測時刻を算出する。算出した到達予測時刻が最も早い対処目標30が選択される。
選択条件には、所定の位置、例えば防護対象の位置に最も近いことが含まれてもよい。この場合、演算装置240は、対処リスト700に登録されている対処目標30の位置に基づき、対処目標30の位置から防護対象の位置までの距離を算出する。算出した距離が最も小さい対処目標30が選択される。
選択条件には、対処リスト700に登録された脅威度705が最も高いことが含まれてもよい。この場合、演算装置240は、対処リスト700から脅威度705が最も高い対処目標30を選択する。
選択条件には、対処リスト700に登録された対処フラグ706が設定されていることが含まれてもよい。対処フラグ706が設定されている対処目標30を選択することで、対処すべきと判定された対処目標30を優先的に選択することができる。
選択条件には、現在対処している対処目標30を選択することが含まれてもよい。この場合、記憶装置230には、現在対処している対処目標30のデータ、例えば、ID701が格納されている。演算装置240は、記憶装置230から現在対処している対処目標30のデータを読み出し、読み出したデータに対応する対処目標30を選択する。現在対処している対処目標30を表すデータは、対処リスト700に含まれてもよい。
選択条件には、対処リスト700に登録された中断フラグ707が設定されていないことが含まれてもよい。中断フラグ707が設定されていない対処目標30を選択することで、非対処領域12に影響を与える対処目標30を除外する。この場合、中断フラグ707は、設定されてから所望の時間が経過したときに、設定が解除されてもよい。
選択条件は、前述の選択条件を任意に組み合わせてもよい。例えば、演算装置240は、前述の選択条件に基づき選択優先度を算出し、算出した選択優先度に基づき対処目標30を選択してもよい。例えば、第1選択優先度が、防衛対象に到達する到達予想時刻が早い順番に応じて設定される。第2選択優先度が、脅威度705が高い順番に応じて設定される。この第1選択優先度と第2選択優先度とに基づき、全体としての選択優先度が算出される。また、演算装置240は、所定の位置から対処目標30の位置までの距離に基づき、第3選択優先度を算出し、第1選択優先度と第2選択優先度と第3選択優先度とに基づき、全体としての選択優先度を算出してもよい。また、第1選択優先度は、現在時刻から到達予測時刻までの時間に応じて設定されてもよい。第2選択優先度は、脅威度705に応じて設定されてもよい。
対処目標30が選択されると、演算装置240は、ステップS220において、選択した対処目標30に対処するための照準点を算出する。照準点は、脅威対処装置300の性能と、対処目標30の情報、例えば、速度、進行方向などに基づき算出される。脅威対処装置300の性能は、例えば、射程距離、対処を開始してから照準点に影響を与えるまでの時間(例えば、対空ミサイルを発射してから照準点に到達するまでの時間)などを含む。
ステップS230において、演算装置240は、算出した照準点に対して対処すると非対処領域12に影響するかを判定する。演算装置240は、算出した照準点に対して対処しても非対処領域12に影響を与えないとき(ステップS230;NO)、対処目標30を対処するために、演算装置240はステップS240の処理を実行する。照準点に対して対処すると非対処領域12に影響を与えるとき(ステップS230;YES)、対処目標30への対処を禁止するため、演算装置240はステップS260の処理を実行する。非対処領域12に影響を与えるかの判定については、後述する。
ステップS240において、演算装置240は、選択した対処目標30に対する対処フラグ706を設定する。例えば、演算装置240は、対処リスト700において、選択した対処目標30に対する対処フラグ706に所定の値、例えば「1」を登録する。
ステップS250において、演算装置240は、選択した対処目標30に対処するための対処信号を生成する。対処信号には、選択した対処目標30の情報を表す信号が含まれる。例えば、対処信号は、対処リスト700に含まれるデータを表す信号を含む。具体的には、対処信号は、選択した対処目標30に対応するID701、位置703、速度704などを表す信号を含む。演算装置240が対処信号を生成すると、脅威対処装置300は対処信号に基づき対処目標30に対処する。このため、演算装置240は、記憶装置230に、脅威対処装置300が選択した対処目標30に現在対処していることを表すデータを格納する。演算装置240は、対処信号を生成すると、ステップS200の処理に戻り、処理を繰り返す。
非対処領域12に影響を与えるとき(ステップS230;YES)、演算装置240は、ステップS260において、選択した対処目標30に対する中断フラグ707を設定する。例えば、演算装置240は、対処リスト700において、選択した対処目標30に対する中断フラグ707に所定の値、例えば「0」を登録する。
ステップS270において、演算装置240は、脅威対処装置300が選択された対処目標30に対して対処を行っているかを判定する。演算装置240は、記憶装置230から現在対処している対処目標30のデータを読み出す。読み出したデータに基づき、演算装置240は、脅威対処装置300が選択された対処目標30に現在対処しているかを判定する。脅威対処装置300が選択された対処目標30に現在対処しているとき(ステップS270;YES)、演算装置240は、対処を中断するため、ステップS280の処理を実行する。脅威対処装置300が選択された対処目標30に現在対処していないとき(ステップS270;NO)、演算装置240は、ステップS210の処理に戻り、処理を繰り返す。
ステップS280において、演算装置240は、選択した対処目標30への対処を中断するための中断信号を生成する。中断信号には、選択した対処目標30の情報を表す信号が含まれてもよい。演算装置240は、中断信号を生成すると、ステップS210の処理に戻り、処理を繰り返す。
このように、対処指示モジュール520は、脅威対処装置300が対処する対処目標30を決定する。また、対処指示モジュール520は、非対処領域12に基づき対処目標30への対処を中断する。なお、対処目標選択手段522はステップS200の処理と、ステップS210の処理とを実行する。照準点算出手段524はステップS220の処理を実行する。対処指示手段526はステップS230からステップS280までの処理を実行する。
対処プログラム600は、図11に示す処理を脅威対処装置300の演算装置340に実行させる。ステップS300において、演算装置340は、対処することを表す対処信号を受信し、かつ、対処を中断することを表す中断信号を受信していないかを確認する。演算装置340は、対処信号を受信し、かつ、中断信号を受信していないとき(ステップS300;YES)、対処目標30に対処するためステップS310の処理を実行する。対処信号を受信していない、または、中断信号を受信しているとき(ステップS300;NO)、ステップS300を繰り返し実行する。
ステップS310において、演算装置340は、対処信号に基づき、対処目標30への対処を行う。演算装置340は、対処目標30への対処を行うため、対処目標30の現在の位置を取得する。演算装置340は、対処信号に対処すべき対処目標30の情報を表す信号が含まれるため、対処信号から対処すべき対処目標30の情報、例えば、対処目標30の位置を抽出する。演算装置340は、抽出した対処目標30の位置に基づき、照準センサ350を用いて対処目標30の現在の位置を取得する。例えば、演算装置340は、照準センサ350を制御して、抽出した対処目標30の位置に存在する移動体を検知する。演算装置340は、検知した移動体が対処目標30に一致するかを判定し、一致するときに検知した移動体に対処目標30として対処する。なお、対処目標30の現在位置は、検知装置100から取得してもよい。
ステップS320において、演算装置340は、対処目標30が存在するかを判定する。例えば、脅威対処装置300が対処目標30に対処しているとき、照準センサ350は、対処目標30を検知し続ける。照準センサ350が対処目標30を検知しているとき、演算装置340は対処目標30が存在していると判定する。対処目標30が存在していると判定されると(ステップS320;YES)、演算装置340は、ステップS300の処理に戻り、処理を繰り返す。照準センサ350が対処目標30を検知していないとき、演算装置340は対処目標30が存在していないと判定する。対処目標30が存在していないと判定されると(ステップS320;NO)、演算装置340は、ステップS330の処理を実行する。
ステップS330において、演算装置340は、対処リスト700から対処した対処目標30を削除するための削除信号を生成する。削除信号には、例えば、削除する対処目標30のID701を表す信号が含まれる。制御装置200は、削除信号に基づき、対処リスト700から対応する対処目標30を削除する。
このように、対処プログラム600は、制御装置200からの対処信号に基づき対処目標30を対処し、制御装置200からの中断信号に基づき対処の中断を行う。よって、脅威対処システム10は、非対処領域12に影響を与える対処目標30への対処を抑制し、非対処目標20への誤射を低減することができる。
(非対処領域に影響を与えるかの判定)
非対処領域12に影響を与えるかの判定は、所望の影響条件に基づき行われる。影響条件を満たすとき、演算装置240は、脅威対処装置300が対処目標30に対処すると非対処領域12に影響を与えると判定する。影響条件を満たさないとき、演算装置240は、脅威対処装置300が対処目標30に対処しても非対処領域12に影響を与えないと判定する。
影響条件は、脅威対処装置300が備える兵器の効果範囲が非対処領域12に重なることを含む。具体的には、図12に示すように、第1脅威対処装置300−1は第1効果範囲14−1に影響を与え、第2脅威対処装置300−2は第2効果範囲14−2に影響を与える。第1効果範囲14−1が非対処領域12に重ならないため、第1脅威対処装置300−1が対処目標30に対処しても非対処領域12に影響を与えないと判定される。一方、第2効果範囲14−2が非対処領域12に重なるため、第2脅威対処装置300−2は対処目標30に対処すると非対処領域12に影響を与えると判定される。
効果範囲14は、兵器に応じて対処目標30を撃破するための対処物(例えば、光エネルギー、電磁エネルギー、銃弾、ミサイルなど)が通過する対処経路(例えば、射線)を含む。この対処経路は、脅威対処装置300が備える兵器に応じて異なる。ダイレクトエネルギー兵器、機銃などでは、図13に示すように、対処経路16は脅威対処装置300から照準点に向けて直線状に延びる。対空ミサイルシステムなどでは、図14に示すように、対処経路16は直線状に延びずに、曲線を含む。また、図13に示すように、対処経路16が直線状に延びるとき、効果範囲14は、脅威対処装置300を頂点とした円錐状の領域を含む。この効果範囲14の頂角18は、脅威対処装置300の備える兵器に応じて異なる。このため、効果範囲14は、脅威対処装置300に応じた頂角18を有する円錐状の領域を含んでもよい。
脅威対処装置300がダイレクトエネルギー兵器を備えるとき、影響条件は、照射されるエネルギーの強度が非対処領域12において、所定の値を越えないことを含んでもよい。例えば、脅威対処装置300がレーザ兵器を備えるとき、影響条件は、レーザ強度が非対処領域12において、所定の値を越えないことを含んでもよい。また、脅威対処装置300が高出力マイクロ波兵器を備えるとき、影響条件は、電界強度が非対処領域12において、所定の値を越えないことを含んでもよい。また、影響条件は、非対処領域12に照射されるエネルギーの積分値が所定の値を越えないことを含んでもよい。
脅威対処装置300が機銃を備えるとき、影響条件は、非対処領域12に弾丸が到達する確率が所定の値を越えないことを含んでもよい。
脅威対処装置300が対空ミサイルシステムを備えるとき、影響条件は、対空ミサイルが対処目標30に命中したときに影響を与える効果範囲14が非対処領域12に重ならないことを含んでもよい。対空ミサイルは対処目標30に命中したときに爆散し周囲に影響を与える。この影響を与える領域が非対処領域12に重ならないことで、非対処領域12への影響が低減する。
(非対処領域の変形例1)
非対処領域12は、非対処目標20に応じて異なってもよい。例えば、非対処領域12は、非対処目標20の大きさ、速度に応じて決定されてもよい。具体的には、非対処領域12は、非対処目標20からの距離が所望の距離以下である領域を表す。この所望の距離が、非対処目標20の長さ、速度などに応じて決定されてもよい。例えば、所望の距離が、非対処目標20の長さに比例してもよい。言い換えると、非対処目標20の長さが長いほど、広い非対処領域12を設定してもよい。具体的には、所望の距離は、数式(1)に示すように、非対処目標20の長さに任意の係数を乗算した値でもよい。Lは所望の距離を、Cは非対処目標20の長さを表す。Aは係数を表す。
Figure 2021014958
また、所望の距離が、非対処目標20の速度に比例してもよい。言い換えると、非対処目標20の速度が速いほど、広い非対処領域12を設定してもよい。具体的には、所望の距離は、数式(2)に示すように、非対処目標20の速度に任意の係数を乗算した値でもよい。Cは非対処目標20の速度を表す。Aは係数を表す。
Figure 2021014958
また、所望の距離は、非対処目標20の長さに基づき算出した値と、非対処目標20の速度に基づき算出した値とに基づき決定してもよい。例えば、所望の距離は、数式(3)に示すように、2つの値を加算した値でもよい。
Figure 2021014958
このように、非対処目標20の速度と長さとに応じた領域を非対処領域12に設定することで、非対処目標20への誤射が抑制される。
非対処領域12は、非対処目標20の速度と、進行方向に基づき決定されてもよい。例えば、非対処領域12は、非対処目標20の進行方向に、非対処目標20の速度に基づく距離だけ広げられてもよい。具体的には、非対処領域12は、進行方向に対して角度θだけ傾いた位置において、非対処目標20の速度にcosθと任意の係数とを乗算した値だけ、広げられてもよい。
非対処領域12は、予め登録された非対処目標20の長さと速度とに対応した距離に基づき決定されてもよい。例えば、記憶装置230は、非対処目標20の長さと速度とに対応した距離を格納する。演算装置240は、非対処目標20の長さと速度とに基づき、記憶装置230から対応した距離を読み出す。演算装置240は、非対処領域12として、非対処目標20からの距離が読み出された距離以下である領域を設定する。さらに、記憶装置230は、非対処目標20の速度に対応して、非対処領域12を進行方向に広げる距離が格納されてもよい。演算装置240は、記憶装置230から非対処領域12を広げる距離を読み出す。演算装置240は、読み出された距離に応じて、非対処領域12を広げる。
(非対処領域の変形例2)
非対処領域12は、脅威対処装置300が備える兵器に応じて異なってもよい。図15に示すように、第1脅威対処装置300−1が対処するとき第1対処領域12−1が設定され、第2脅威対処装置300−2が対処するとき第2対処領域12−2が設定される。
非対処領域12は、脅威対処装置300が備える兵器の特徴(例えば、照準精度、頂角18、対処物が対処目標30に命中したときの効果範囲14など)に基づき決定されてもよい。具体的には、非対処領域12は、非対処目標20からの距離が所望の距離以下である領域を表す。この所望の距離が、脅威対処装置300が備える兵器の特徴に応じて決定されてもよい。例えば、数式(4)に示すように、所望の距離は、対処目標30から脅威対処装置300までの距離と、脅威対処装置300が備える兵器の特徴に基づき決定される。例えば、演算装置240は、脅威対処装置300が備える兵器の照準精度に係数を乗算した値と、頂角18に係数を乗算した値とを加算する。所望の距離は、数式(4)に示すように、加算して得られた値と、対処目標30から脅威対処装置300までの距離とを乗算して得られる値でもよい。Dは対処目標30から脅威対処装置300までの距離を表す。Wは照準精度を、Wは頂角18を表す。BとBとは係数を表す。
Figure 2021014958
所望の距離は、対処物が対処目標30に命中したときの効果範囲に基づき決定されてもよい。例えば、数式(5)に示すように、所望の距離は、さらに、対処物が対処目標30に命中したときの効果範囲14に係数を乗算した値を加えられてもよい。Wは対処物が対処目標30に命中したときの効果範囲14の大きさを表し、Bは係数を表す。
Figure 2021014958
所望の距離は、さらに、非対処目標20の長さに基づき決定されてもよい。例えば、数式(6)に示すように、所望の距離は、脅威対処装置300が備える兵器の特徴に基づき算出した値に、非対処目標20の長さに任意の係数を乗算した値を加えた値でもよい。
Figure 2021014958
所望の距離は、さらに、非対処目標20の速度に基づき決定されてもよい。例えば、数式(7)に示すように、所望の距離は、非対処目標20の速度に任意の係数を乗算した値を加えた値でもよい。
Figure 2021014958
非対処領域12は、非対処目標20の速度と、進行方向に基づき決定されてもよい。例えば、非対処領域12は、非対処目標20の進行方向に、非対処目標20の速度に基づく距離だけ広げられてもよい。具体的には、非対処領域12は、進行方向に対して角度θだけ傾いた位置において、非対処目標20の速度にcosθと任意の係数を乗算した値だけ、広げられてもよい。
非対処領域12は、脅威対処装置300に応じて登録された距離に基づき決定されてもよい。記憶装置230は、脅威対処装置300に対応した距離を格納する。演算装置240は、非対処領域12を設定する脅威対処装置300に基づき、記憶装置230から対応した距離を読み出す。演算装置240は、非対処領域12として、非対処目標20からの距離が読み出された距離以下である領域を設定する。さらに、記憶装置230は、非対処目標20の速度に対応して、非対処領域12を進行方向に広げる距離が格納されてもよい。演算装置240は、記憶装置230から非対処領域12を広げる距離を読み出す。演算装置240は、読み出された距離に応じて、非対処領域12を広げる。
(実施の形態2)
脅威対処システム10は、図16に示すように、複数の脅威対処装置300(第1脅威対処装置300−1、第2脅威対処装置300−2、・・・、第n脅威対処装置300−n)を備えてもよい。脅威対処システム10は、例えば、検知した対処目標30の1つに対して対処を行う。nは、2以上の自然数である。制御装置200の構成と、脅威対処装置300の構成とは実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
制御装置200上で実行される割当プログラム500は、実施の形態1と同様に、識別モジュール510と、対処指示モジュール520とを備える。識別モジュール510は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
対処指示モジュール520は、図17に示すように、対処目標選択手段522と、照準点算出手段524と、対処指示手段526と、割当手段528とを備える。対処目標選択手段522と、照準点算出手段524と、対処指示手段526とは、実施の形態1と同様に機能する。割当手段528は、複数の脅威対処装置300から対処目標30を対処する脅威対処装置300を選択する。
脅威対処装置300上で実行される対処プログラム600は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
(脅威対処システムの動作)
識別モジュール510と、対処プログラム600とは、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
対処指示モジュール520は、図18に示す処理を演算装置240に実行させる。ステップS200の処理は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
ステップS210において、実施の形態1と同様に、演算装置240は、所望の選択条件に基づき、対処リスト700から対処すべき対処目標30を選択する。選択条件には、対処できる脅威対処装置300の数が最も少ないことが含まれてもよい。演算装置240は、脅威対処装置300の状態、例えば、位置と射程とを脅威対処装置300から取得する。対処目標30の位置と、脅威対処装置300の位置と射程とに基づき、対処目標30に対処できる脅威対処装置300の数が算出される。言い換えると、演算装置240は、対処目標30の位置を射程に含む脅威対処装置300の数を算出する。算出した数が最も小さい対処目標30を選択する。
選択条件には、実施の形態1の選択条件が含まれてもよい。
ステップS215において、演算装置240は、所望の割当条件に基づき、選択された対処目標30が割当てられる脅威対処装置300を決定する。割当条件には、例えば、対処目標30を最も近い脅威対処装置300に割当てることが含まれてもよい。演算装置240は、脅威対処装置300から脅威対処装置300の状態、例えば、位置を取得する。演算装置240は、対処目標30の位置から各々の脅威対処装置300の位置までの距離を比較して、対処目標30が割当てられる脅威対処装置300を決定する。
割当条件には、対処できる時間が最も長いことが含まれてもよい。演算装置240は、脅威対処装置300から脅威対処装置300の状態、例えば位置と射程とを取得する。演算装置240は、対処目標30の移動経路を予測し、予測した経路に沿って対処目標30が移動するとき、脅威対処装置300の射程内の領域を通過する対処時間を算出する。演算装置240は、算出した対処時間が最も長い脅威対処装置300に対処目標30を割当てる。
割当条件には、対処目標30が現在割当てられていることが含まれてもよい。この場合、記憶装置230には、対処目標30が現在割当てられている脅威対処装置300のデータが格納されている。演算装置240は、記憶装置230から現在割当てられている脅威対処装置300のデータを読み出し、読み出したデータに対応する脅威対処装置300に割当てる。現在割当てられている脅威対処装置300のデータは、対処リスト700に含まれてもよい。
割当条件は、前述の割当条件を任意に組み合わせてもよい。例えば、演算装置240は、前述の割当条件に基づき割当優先度を算出し、算出した割当優先度に基づき対処目標30を割当てる脅威対処装置300を決定してもよい。例えば、第1割当優先度が、防衛対象の位置から脅威対処装置300の位置までの距離に応じて設定される。第2割当優先度が、対処できる時間に応じて設定される。この第1割当優先度と第2割当優先度とに基づき、全体としての割当優先度が算出される。
ステップS220からステップS280までの処理は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
このように、脅威対処システム10は、複数の脅威対処装置300を備えることができる。
(実施の形態3)
脅威対処システム10は、複数の脅威対処装置300を備えるとき、検知した対処目標30の1つに対して複数の脅威対処装置300を用いて対処してもよい。この場合、図9に示す対処リスト700と、図10に示す対処指示モジュール520の処理を除き、実施の形態1と同様のため、説明を省略する。
対処リスト700は、図19に示すように、例えば、ID701と、推定種別702と、位置703と、速度704と、脅威度705と、中断フラグ707と、割当装置708とを移動体ごとに格納する。割当装置708は、対応する対処目標30が割当てられている脅威対処装置300を表すデータである。1つの対処目標30を複数の脅威対処装置300に割当てるため、割当装置708には複数の値を登録することができる。その他のID701と、推定種別702と、位置703と、速度704と、脅威度705と、中断フラグ707とは、実施の形態1と同様のため、説明を省略する。
対処指示モジュール520は、複数の脅威対処装置300に対処目標30を割当てることを除き、図18に示す処理と同様の処理を演算装置240に実行させる。ステップS200と、ステップS210は、実施の形態2と同様であるため、説明を省略する。
ステップS215において、演算装置240は、所望の割当条件に基づき、選択された対処目標30が割当てられる脅威対処装置300を複数決定する。例えば、決定する脅威対処装置300の数の最大値は、予め決められている。割当条件には、実施の形態2の割当条件が含まれてもよい。例えば、演算装置240は、対処目標30の位置からの距離が短い方から順番に所望の数だけ脅威対処装置300を選択し、選択した脅威対処装置300に対処目標30を割当ててもよい。また、対処できる時間が長い方から順番に所望の数だけ脅威対処装置300を選択し、選択した脅威対処装置300に対処目標30を割当ててもよい。割当条件を任意に組み合わせて、割当優先度を算出し、算出した割当優先度に基づき、複数の脅威対処装置300に対処目標30を割当ててもよい。
ステップS220からステップS280において、演算装置240は、割当てられた脅威対処装置300の各々に対して処理を行う。詳細は実施の形態2と同様であるため、説明を省略する。
このように、脅威対処システム10は、1つの対処目標30を複数の脅威対処装置300に割当てることができる。
(実施の形態4)
脅威対処システム10は、複数の脅威対処装置300を備えるとき、複数の脅威対処装置300を用いて、検知した複数の対処目標30に対処してもよい。この場合、対処指示モジュール520の処理を除き、実施の形態3と同様のため、説明を省略する。
対処指示モジュール520は、図20に示す処理を演算装置240に実行させる。ステップS200において、演算装置240は、対処リスト700に対処目標30が登録されているかを確認する。対処リスト700に対処目標30が登録されていないとき(ステップS200;NO)、演算装置240は、対処目標30が登録されるまで待つ。対処リスト700に対処目標30が登録されているとき(ステップS200;YES)、演算装置240は、ステップS215の処理を実行する。
ステップS215において、演算装置240は、所望の割当条件に基づき、対処リスト700に登録されている対処目標30が割当てられる脅威対処装置300を決定する。割当条件には、対処できる対処目標30の数が最も多くなることが含まれてもよい。演算装置240は、脅威対処装置300から脅威対処装置300の状態、例えば位置と射程とを取得する。演算装置240は、対処できる対処目標30の数が最も多くなるように、対処目標30を脅威対処装置300に割当てる。
割当条件には、脅威対処装置300の性能に基づき、対処目標30を撃破できる数が最も多くなるように、対処目標30を脅威対処装置300に割当ててもよい。記憶装置230は、脅威対処装置300の性能を予め格納している。演算装置240は、脅威対処装置300の性能を記憶装置230から読み出し、読み出した脅威対処装置300の性能に基づき、対処目標30を割当てる。
割当条件には、実施の形態3の割当条件が含まれてもよい。また、割当条件を任意に組み合わせて、割当優先度を算出し、算出した割当優先度に基づき、複数の脅威対処装置300に対処目標30を割当ててもよい。
ステップS220からステップS280において、演算装置240は、割当てられた脅威対処装置300の各々に対して処理を行う。詳細は実施の形態2と同様であるため、説明を省略する。
このように、脅威対処システム10は、複数の対処目標30に対して、複数の脅威対処装置300を割当てることができる。
(実施の形態5)
脅威対処システム10は、複数の脅威対処装置300を備えるとき、非対処領域12に基づき、検知した対処目標30を脅威対処装置300に割当ててもよい。この場合、対処指示モジュール520の処理を除き、実施の形態2と同様のため、説明を省略する。
対処指示モジュール520は、図21に示す処理を演算装置240に実行させる。ステップS200からステップS210までの処理は、実施の形態2と同様のため、説明を省略する。
ステップS220において、実施の形態2と同様に、演算装置240は、選択した対処目標30に対処するための照準点を算出する。照準点は、脅威対処装置300の性能と、対処目標30の情報、例えば、速度、進行方向などに基づき算出される。脅威対処装置300の性能は、例えば、射程距離、対処を開始してから照準点に影響を与えるまでの時間(例えば、対空ミサイルを発射してから照準点に到達するまでの時間)などを含む。
ステップS215において、演算装置240は、非対処領域12と所望の割当条件とに基づき、選択された対処目標30が割当てられる脅威対処装置300を複数決定する。演算装置240は、ステップS220において算出された照準点に対処しても非対処領域12に影響を与えない脅威対処装置300を抽出する。所望の割当条件に基づき、抽出した脅威対処装置300から対処目標30が割当てられる脅威対処装置300が選択される。割当条件は、実施の形態2と同様であるため、説明を省略する。
ステップS230からステップS280までの処理は、実施の形態3と同様であるため、説明を省略する。
このように、脅威対処システム10は、非対処領域12に基づき、対処目標30を脅威対処装置300に割当てることができる。
(変形例)
検知装置100がトランスポンダ受信機または敵味方識別装置を含むとき、演算装置240は、トランスポンダ受信機または敵味方識別装置が検知した移動体の検知データを変更してもよい。例えば、演算装置240は、敵味方識別装置が検知した所属を削除し、所属を不明に変更してもよい。演算装置240は、検知装置100が検知した移動体の検知データを入出力装置220に出力する。利用者は、入出力装置220に出力された検知データを確認し、入出力装置220を用いて移動体を選択し、選択した移動体に登録された所属データを削除する操作を行う。演算装置240は、入出力装置220に入力された削除操作に基づき、選択された移動体に登録された所属データを削除する。これにより、トランスポンダの信号や敵味方識別装置の信号を詐称した移動体に対して、脅威対処システム10は対処することができる。
図8に示すステップS150において、演算装置240は、脅威対処装置300が対処してよい移動体の特徴に基づき、対処目標30が存在するかを判定してもよい。記憶装置230には、脅威対処装置300が対処してよい移動体の特徴、例えば、大きさ、形状、種別などが格納されている。演算装置240は、ステップS150において、脅威対処装置300が対処してよい移動体の特徴を記憶装置230から読み出す。検知装置100が検知した移動体の検知データは、読み出した移動体の特徴と比較される。演算装置240は、検知された移動体が記憶装置230に登録された移動体に含まれるとき、この移動体が対処目標30に該当すると判定する。このように、記憶装置230に登録された移動体の特徴に基づき、対処目標30が存在するかが判定される。脅威対処装置300が対処してよい移動体の特徴と検知した移動体の特徴とを比較することで、対処すべきでない移動体を誤って対処目標30に該当すると判定することが低減される。
非対処領域12は、固定領域を含んでもよい。例えば、非対処領域12は、予め決められた非対処目標20の航路を含んでもよい。脅威対処装置300が対処目標30に対処する領域が制限されるため、誤射を抑制することができる。この場合、非対処領域12として設定された固定領域を除く領域の移動体に対処するとき、図8に示すステップS120からステップS140までの処理を省略してもよい。
また、非対処目標20は、任意の物体に設定してもよい。例えば、非対象目標20として、固定物、例えば航空施設、民間施設などが設定されてもよい。軌道上を周回する衛星が非対称目標20に設定されてもよい。
対処指示モジュール520のステップS215(例えば、図18に示すステップS215)において、演算装置240は、対処目標30の位置と種別とを表す情報を入出力装置220に出力してもよい。また、演算装置240は、設定された非対処領域12と、脅威対処装置300の位置とを表す情報を入出力装置220に出力してもよい。例えば、入出力装置220は、出力する情報を表示する表示装置を備えてもよい。利用者は、出力された対処目標30の位置と、脅威対処装置300の位置と、非対処領域12とを確認し、入出力装置220を用いて対処目標30が割当てられる脅威対処装置300を選択する。対処目標30が割当てられる脅威対処装置300を表すデータが入出力装置220に入力されると、演算装置240は、入力されたデータに基づき、対処目標30を脅威対処装置300に割当てる。このように、対処目標30は、利用者の入力に応じて、割当てられてもよい。また、演算装置240は、対処目標30を割当てるべき脅威対処装置300を算出し、推奨する脅威対処装置300として、算出した結果を入出力装置220に出力してもよい。
対処指示モジュール520のステップS250(例えば、図10に示すステップS250)において、演算装置240は、利用者の入力を待って、対処信号を生成してもよい。演算装置240は、ステップS250において、対処目標30に対処してよいかを確認する確認情報を入出力装置220に出力する。利用者は、確認情報に対する応答を入出力装置220に入力する。演算装置240は、入出力装置220に入力された応答に基づき、対処信号を生成する。入出力装置220に入力された応答が対処への許可を表すとき、演算装置240は、対処信号を生成して、ステップS200の処理を行う。入出力装置220に入力された応答が対処の禁止を表すとき、演算装置240は、対処信号を生成することなく、ステップS200の処理を行う。これにより、脅威対処装置300は、利用者の入力に応じて、対処目標30に対処するかを決定することができる。なお、入出力装置220への1回の入力により、複数の脅威対処装置300が対処することが許可されてもよく、1つの脅威対処装置300が対処することが許可されてもよい。
脅威対処システム10は、ネットワークを介して、外部装置から対処目標30のデータを取得してもよい。例えば、制御装置200の通信装置210は、対処目標30のデータを有する外部装置に有線または無線により接続され、外部装置から対処目標30のデータを取得する。制御装置200の演算装置240は、図8に示すステップS150において、外部装置から取得した対処目標30のデータを用いて、移動体が対処目標30に該当するかを判定してもよい。
脅威対処システム10は、ネットワークを介して、外部装置から非対処目標20のデータを取得してもよい。例えば、制御装置200の通信装置210は、非対処目標20のデータを有する外部装置に有線または無線により接続され、外部装置から非対処目標20のデータを取得する。制御装置200の演算装置240は、図8に示すステップS120において、外部装置から取得した非対処目標20のデータを用いて、移動体が非対処目標20に該当するかを判定してもよい。また、演算装置240は、ステップS140において、外部装置から取得した非対処目標20のデータに基づき、非対処領域12を設定してもよい。
以上において説明した実施の形態および変形例は一例であり、機能を阻害しない範囲で変更してもよい。また、各実施の形態および変形例で説明した構成は、機能を阻害しない範囲で、任意に変更してもよく、または/および、任意に組み合わせてもよい。例えば、対処指示モジュール520の照準点算出手段524と対処指示手段526とは、対処プログラム600に含まれてもよい。この場合、図10に示す処理を行うとき、制御装置200により実行される対処指示モジュール520は、ステップS210において、選択した対処目標30を表す選択信号を生成する。脅威対処装置300により実行される対処プログラム600は、図10に示す処理のステップS220において、選択信号に基づき、照準点を算出する。対処プログラム600は、その後、ステップS230以降の処理を実行する。また、割当プログラム500は、複数の演算装置240で実行されてもよく、割当プログラム500の一部または全部が脅威対処装置300で実行されてもよい。また、脅威対処システム10は、非対処目標20の情報と対処目標30の情報とを外部から取得してもよい。この場合、制御装置200は、非対処領域設定手段514と、対処指示手段526とを実行することで、対処目標30に対処することができる。検知装置100と脅威対処装置300とが脅威対処システム10に接続されていれば、脅威対処システム10に含まれなくともよい。
各実施の形態に記載の脅威対処システムは、例えば以下のように把握される。
第1の態様に係る脅威対処システムは、脅威対処装置(300)と、制御装置(200)とを備える。制御装置(200)は、非対処領域設定手段(514)と、対処指示手段(526)とを備える。非対処領域設定手段(512)は、対処すべきでない非対処目標の情報に基づき、非対処領域(12)を設定する。対処指示手段(526)は、非対処領域に基づき、対処目標への対処を脅威対処装置に指示する指示信号を生成する。
非対処領域設定手段により、非対処領域が設定されることで、非対処目標への誤射を抑制する。
第2の態様に係る脅威対処システムは、第1の態様に係る脅威対処システムであって、非対処領域設定手段(514)は、非対処目標と識別された移動体の周囲に非対処領域を設定する。
非対処領域は、非対処目標からの距離が所望の距離以下である領域でもよい。
第3の態様に係る脅威対処システムは、第1の態様に係る脅威対処システムであって、非対処領域設定手段(514)が、非対処目標の長さに基づき非対処領域を設定するように、構成されている。
第4の態様に係る脅威対処システムは、第1の態様に係る脅威対処システムであって、非対処領域設定手段(514)が、非対処目標の速度に基づき非対処領域を設定するように、構成されている。
非対処目標の速度に基づき非対処領域を設定することで、速度に応じた領域を設定し、非対処目標への誤射を抑制する。また、非対処目標の速度が速いほど、広い非対処領域を設定してもよい。非対処領域は非対処目標からの距離が非対処目標の速度に比例した距離以下である領域に設定されてもよい。また、非対処目標の長さが長いほど、広い非対処領域を設定してもよい。非対処領域は非対処目標からの距離が非対処目標の長さに比例した距離以下である領域に設定されてもよい。
第5の態様に係る脅威対処システムは、第1の態様に係る脅威対処システムであって、非対処領域設定手段(514)は、非対処目標(20)の進行方向に基づき非対処領域を設定するように、構成されている。
また、非対処目標の進行方向に、対処目標の速度に基づき、非対処領域は広げられてもよい。
第6の態様に係る脅威対処システムは、第1の態様に係る脅威対処システムであって、非対処領域設定手段(514)が、脅威対処装置(300)が備える兵器の特徴に基づき非対処領域を設定するように、構成されている。
脅威対処装置が備える兵器の特徴に基づき非対処領域が設定されることで、脅威対処システムは兵器の特徴に応じて対処目標に対処できるため、非対処目標への誤射を抑制しつつ、対処目標への対処を行うことができる。
第7の態様に係る脅威対処システムは、第6の態様に係る脅威対処システムであって、脅威対処装置が備える兵器の特徴が照準精度と頂角(18)とを含むように、構成されている。
兵器の照準精度と頂角とに基づき非対処領域が設定されることで、脅威対処装置が対処目標に対処するときに影響を与える領域の大きさに応じて、非対処領域が設定される。このため、非対処目標への影響を抑制することができる。
第8の態様に係る脅威対処システムは、第6の態様に係る脅威対処システムであって、脅威対処装置が備える兵器の特徴が移動体に命中したときの効果範囲を含むように、構成されている。
第9の形態に係る脅威対処システムは、第1の態様に係る脅威対処システムであって、対処指示手段(526)が、脅威対処装置(300)が対処目標(30)に対処しても非対処領域に影響を与えないとき、脅威対処装置に対処を指示する対処信号を生成するように、構成されている。
第10の形態に係る脅威対処システムは、第1の態様に係る脅威対処システムであって、対処指示手段(526)が、脅威対処装置(300)が対処目標(30)に対処すると非対処領域(12)に影響を与えるとき、脅威対処装置(300)に対処の中断を指示する中断信号を生成するように、構成されている。
脅威対処装置が対処目標への対処を中断するため、非対処目標への影響を低減することができる。
第11の形態に係る脅威対処システムは、第9の態様に係る脅威対処システムであって、対処指示手段(526)が、脅威対処装置(300)が対処したときの効果範囲(14)が非対処領域(12)に重なるとき、脅威対処装置(300)が対処目標(30)に対処したときに非対処領域(12)に影響を与えると判定するように、構成されている。
第12の形態に係る脅威対処システムは、第11の態様に係る脅威対処システムであって、効果範囲(14)が、脅威対処装置(300)が備える兵器が対処目標(30)を撃破するための対処物が通過する対処経路(16)を含むように、構成されている。
第13の形態に係る脅威対処システムは、第11の態様に係る脅威対処システムであって、効果範囲(14)が、対処経路(16)が直線状に延びるとき、脅威対処装置が備える兵器に応じた頂角(18)を有する円錐状の領域を含むように、構成されている。
1 記憶媒体
10 脅威対処システム
12 非対処領域
14 効果範囲
16 対処経路
18 頂角
20 非対処目標
30 対処目標
100 検知装置
200 制御装置
210 通信装置
220 入出力装置
230 記憶装置
240 演算装置
300 脅威対処装置
310 通信装置
320 入出力装置
330 記憶装置
340 演算装置
350 照準センサ
360 対処実行装置
500 割当プログラム
510 識別モジュール
512 移動体識別手段
514 非対処領域設定手段
516 対処目標登録手段
520 対処指示モジュール
522 対処目標選択手段
524 照準点算出手段
526 対処指示手段
528 割当手段
600 対処プログラム
610 対処手段
700 対処リスト
701 ID
702 推定種別
703 位置
704 速度
705 脅威度
706 対処フラグ
707 中断フラグ
708 割当装置

Claims (13)

  1. 対処目標に対処する脅威対処装置と
    前記脅威対処装置を制御する制御装置と
    を備え、
    前記制御装置は、
    対処すべきでない非対処目標の情報に基づき、非対処領域を設定する非対処領域設定手段と、
    前記非対処領域に基づき、前記対処目標への対処を前記脅威対処装置に指示する指示信号を生成する対処指示手段と
    を備える
    脅威対処システム。
  2. 前記非対処領域設定手段は、前記非対処目標の周囲に前記非対処領域を設定する
    請求項1に記載の脅威対処システム。
  3. 前記非対処領域設定手段は、前記非対処目標の長さに基づき前記非対処領域を設定する
    請求項1または2に記載の脅威対処システム。
  4. 前記非対処領域設定手段は、前記非対処目標の速度に基づき前記非対処領域を設定する
    請求項1から3のいずれか1項に記載の脅威対処システム。
  5. 前記非対処領域設定手段は、前記非対処目標の進行方向に基づき前記非対処領域を設定する
    請求項1から4のいずれか1項に記載の脅威対処システム。
  6. 前記非対処領域設定手段は、前記脅威対処装置が備える兵器の特徴に基づき前記非対処領域を設定する
    請求項1から5のいずれか1項に記載の脅威対処システム。
  7. 前記脅威対処装置が備える兵器の特徴は、照準精度と頂角とを含む
    請求項6に記載の脅威対処システム。
  8. 前記脅威対処装置が備える兵器の特徴は、前記対処目標に命中したときの効果範囲を含む
    請求項6または7に記載の脅威対処システム。
  9. 前記対処指示手段は、前記脅威対処装置が前記対処目標に対処しても前記非対処領域に影響を与えないとき、前記脅威対処装置に対処を指示する対処信号を生成する
    請求項1から8のいずれか1項に記載の脅威対処システム。
  10. 前記対処指示手段は、前記脅威対処装置が前記対処目標に対処すると前記非対処領域に影響を与えるとき、前記脅威対処装置に対処の中断を指示する中断信号を生成する
    請求項1から9のいずれか1項に記載の脅威対処システム。
  11. 前記対処指示手段は、前記脅威対処装置が対処したときの効果範囲が前記非対処領域に重なるとき、前記脅威対処装置が前記対処目標に対処したときに前記非対処領域に影響を与えると判定する
    請求項9または10に記載の脅威対処システム。
  12. 前記効果範囲は、前記脅威対処装置が備える兵器が前記対処目標を撃破するための対処物が通過する対処経路を含む
    請求項11に記載の脅威対処システム。
  13. 前記効果範囲は、前記対処経路が直線状に延びるとき、前記脅威対処装置が備える兵器に応じた頂角を有する円錐状の領域を含む
    請求項12に記載の脅威対処システム。

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