JP2021012668A - 情報処理装置、方法、およびプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】通知情報に掲載されているアプリケーションの機能の実行を容易にする。【解決手段】アプリケーションの機能に関する通知情報を示す画面を表示し、前記画面上で前記機能を実行するよう求める要求が入力されると、前記機能を有する前記アプリケーションを起動させる、広告管理部を備え、前記アプリケーションは、前記機能を実行するために設定すべき項目と前記項目を設定する順序が定義されたガイド情報に従って前記機能を実行する。【選択図】図６

Description

本発明は、情報処理装置、方法、およびプログラムに関する。

従来、複合機等の画像形成装置にインストールされたアプリケーションソフトウェア（以下、アプリケーションともいう）によって、画像形成装置の種々の機能が提供されることが知られている。このような画像形成装置内のアプリケーションは、適宜アップデートされ、新たな機能が追加されうる。

ところで、各種装置の画面上に広告を表示する技術がある（特許文献１等）。画像形成装置の操作パネル上でも、アプリケーションの機能の広告等が表示されている。

しかしながら、ユーザが、画像形成装置の操作パネル上の広告等に掲載されているアプリケーションの機能を使ってみたいと思ったとしても、広告等だけではアプリケーションの機能の実際の使い方がよく分からず、結局アプリケーションの機能を使わずじまいで終わるという問題があった。つまり、せっかくユーザが広告等に興味を示したにもかかわらず、アプケーションの機能をユーザに使ってもらえないという問題があった。

そこで、本発明の一実施形態では、広告などの通知情報に掲載されているアプリケーションの機能の実行を容易にすることを目的とする。

上述した課題を解決するために、本発明の一実施形態は、アプリケーションの機能に関する通知情報を示す画面を表示し、前記画面上で前記機能を実行するよう求める要求が入力されると、前記機能を有する前記アプリケーションを起動させる、広告管理部を備え、前記アプリケーションは、前記機能を実行するために設定すべき項目と前記項目を設定する順序が定義されたガイド情報に従って前記機能を実行する。

本発明の一実施形態によれば、通知情報に掲載されているアプリケーションの機能の実行を容易にすることができる。

本発明の一実施形態に係る全体の構成図である。 本発明の一実施形態に係る操作部（情報処理装置）を有する画像形成装置の外観構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置を構成する操作部および本体部のハードウェア構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る操作パネルの外観構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る操作部および本体部に含まれるプログラム群の階層構造を示す図である。 本発明の一実施形態に係る操作部（情報処理装置）の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る広告コンテンツのデータの一例である。 本発明の一実施形態に係るガイド情報のデータの一例である。 本発明の一実施形態に係る広告からアプリケーションへ切り替えて機能を実行する処理のシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る操作部（情報処理装置）に表示される画面の遷移図である。

以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、以下では、本発明に係る情報処理装置を、ＭＦＰ（Multifunction Peripheral）等の画像形成装置の操作部に適用した場合の実施形態について説明する。ただし、本発明に係る情報処理装置の適用先はこれに限定されるものではなく、画像形成装置の操作部以外の要素（本体部等）に適用されてもよい。

また、本発明に係る情報処理装置の各構成要件は、画像形成装置の操作部と本体部とにわかれて（つまり、複数の装置が通信可能に接続された情報処理システムに）適用されてもよい。あるいは、画像形成装置以外の装置またはその要素に一体的にあるいはわかれて（つまり、複数の装置が通信可能に接続された情報処理システムに）適用されてもよい。

なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。

なお、本明細書ではアプリケーションの機能の広告を一例として説明するが、これに限らず、アプリケーションの機能に関する通知情報に適用することができる。

＜システム構成＞
図１は、本発明の一実施形態に係る全体の構成図である。図１に示されるように、１または複数の画像形成装置１０と、サーバ２０とが含まれる。各画像形成装置１０とサーバ２０とは、任意のネットワーク３０を介して通信可能に接続されている。以下、それぞれについて説明する。

画像形成装置１０は、サーバ２０から、アプリケーションの機能の広告に関する情報（以下、広告コンテンツともいう）を受信する。また、画像形成装置１０は、広告を表示する画面から、その広告に掲載されている機能を有するアプリケーションへ切り替え、切り替えた先のアプリケーションの画面内でユーザがその機能を使えるよう誘導する。後段で、図６を参照しながら、操作部（情報処理装置）１１０について詳細に説明する。

サーバ２０は、画像形成装置１０へ、アプリケーションの機能の広告に関する情報（広告コンテンツ）を送信する。

なお、アプリケーションの機能とは、画像形成装置１０にインストールされたアプリケーションが実現する画像形成装置１０を用いた任意のサービスである。

＜画像形成装置の外観構成＞
図２は、本発明の一実施形態に係る操作部（情報処理装置）を有する画像形成装置１０の外観構成を示す図である。

画像形成装置１０は、例えば、ＭＦＰ（Multifunction Peripheral）であり、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能等の画像処理機能を有している。

図２に示されるように、画像形成装置１０は、操作部１１０と本体部１２０とにより構成されている。

操作部１１０は、本体部１２０に実行させるべき画像処理機能の選択、画像処理機能を実行させるための各種設定値の入力、画像処理機能を実行させるための実行指示の入力等、ユーザが各種操作を行う際に用いられる。

本体部１２０は、操作部１１０に対するユーザの各種操作に基づいて、画像処理機能を実現するための情報処理を実行する。

＜操作部および本体部のハードウェア構成＞
図３は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置１０を構成する操作部１１０および本体部１２０のハードウェア構成を示す図である。

図３に示されるように、操作部１１０は、ＣＰＵ２１１、ＲＯＭ２１２、ＲＡＭ２１３、フラッシュメモリ２１４、操作パネル２１５、接続Ｉ／Ｆ２１６、通信Ｉ／Ｆ２１７を有しており、各要素は、バス２１８を介して相互に接続されている。

ＣＰＵ２１１は、ＲＡＭ２１３をワークエリアとしてＲＯＭ２１２またはフラッシュメモリ２１４に記憶された各種プログラムを実行することにより、操作部１１０全体を制御するとともに、各種機能を実現する。

フラッシュメモリ２１４は、不揮発性記憶媒体であり、ＣＰＵ２１１が実行する各種プログラムや各種データを記憶する。

操作パネル２１５は、ユーザが各種操作を行うための表示・操作部およびハードウェアキーを有する。操作パネル２１５の表示・操作部は、さらに、画像形成装置１０の内部状態を表示することができる。

接続Ｉ／Ｆ２１６は、通信路２３０を介して本体部１２０と通信するためのインタフェースである。ここでは、ＵＳＢ規格のインタフェースが用いられるものとする。

通信Ｉ／Ｆ２１７は、ネットワークを介して外部装置と通信するためのインタフェースである。図３の例では、無線ＬＡＮアクセスポイント２４０に無線接続することにより、ネットワーク２６０を介して外部装置と通信を行う。

本体部１２０は、ＣＰＵ２２１、ＲＯＭ２２２、ＲＡＭ２２３、ＨＤＤ（Hard Disk Drive）２２４、エンジン部２２５、接続Ｉ／Ｆ２２６、通信Ｉ／Ｆ２２７を有しており、各要素は、バス２２８を介して相互に接続されている。

ＣＰＵ２２１は、ＲＡＭ２２３をワークエリアとしてＲＯＭ２２２またはＨＤＤ２２４に記憶された各種プログラムを実行することにより、本体部１２０全体を制御するとともに、各種機能を実現する。

ＨＤＤ２２４は、不揮発性記憶媒体であり、ＣＰＵ２２１が実行する各種プログラムや各種データを記憶する。

エンジン部２２５は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能等の画像処理機能を実現するための情報処理を行うハードウェアである。エンジン部２２５は、例えば、原稿をスキャンして読み取るスキャナ、用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ、ファクシミリ通信を行う通信部を有する。さらに、印刷済みのシート材を仕分けるフィニッシャや、原稿を自動給送するＡＤＦ（自動原稿給送装置）等が含まれていてもよい。

接続Ｉ／Ｆ２２６は、通信路２３０を介して操作部１１０と通信するためのインタフェースである。ここでは、ＵＳＢ規格のインタフェースが用いられるものとする。

通信Ｉ／Ｆ２２７は、ネットワークを介して外部装置と通信するためのインタフェースである。図３の例では、有線２５０を介してネットワーク２６０と接続されている。

＜操作パネルの外観構成＞
図４は、本発明の一実施形態に係る操作部１１０の操作パネル２１５の外観構成を示す図である。

図４に示されるように、操作パネル２１５は、ＬＣＤデバイスとタッチパネルとが組み合わされた表示・操作部３０１と、ハードキー３０２とを有する。

表示・操作部３０１を構成するＬＣＤデバイスには、各種表示画面が表示される。図４の例では、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能等の画像処理機能を実行させるための表示画面が表示されている。ユーザがいずれかのアイコンを選択することで、タッチパネルがユーザの選択位置を検知し、選択位置に基づいて認識したユーザの操作内容に応じた画像処理機能が本体部１２０にて実行される。

本発明の一実施形態では、操作部１１０の操作パネル２１５上に、アプリケーションの機能の広告を表示させるためのアイコン（以下、お知らせアイコンともいう）が表示される。ユーザがお知らせアイコンを選択すると、アプリケーションの機能の広告が表示される。

＜操作部および本体部に含まれるプログラムの階層構造＞
図５は、本発明の一実施形態に係る操作部１１０（ＲＯＭ２１２、フラッシュメモリ２１４）および本体部１２０（ＲＯＭ２２２、ＨＤＤ２２４）に含まれるプログラム群の階層構造を示す図である。

はじめに、本体部１２０（ＲＯＭ２２２、ＨＤＤ２２４）に含まれるプログラム群の階層構造について説明する。本体部１２０に含まれるプログラム群は、アプリケーション層４２１、サービス層４２２、ＯＳ層４２３とに大別することができる。アプリケーション層４２１に区分されるプログラムは、ハードウェア資源を動作させて画像処理機能を実現させるためのプログラムである。具体的には、コピーアプリケーション、スキャナアプリケーション、ファクスアプリケーション、プリンタアプリケーション等が挙げられる。

サービス層４２２に区分されるプログラムは、アプリケーション層４２１とＯＳ層４２３との間に介在するプログラムである。当該プログラムは、本体部１２０が備えるハードウェア資源を、アプリケーション層４２１のプログラムが利用したり、本体部１２０が備えるハードウェア資源の状態をアプリケーション層４２１に通知したりするためのインタフェースとしての役割を果たす。

具体的には、ハードウェア資源に対する動作要求を受け付けたり、受け付けた動作要求の調停を行ったりする。また、ハードウェア資源において検知されたエラーをアプリケーション層４２１にエラー通知として送信したりする。なお、サービス層４２２が受け付ける動作要求には、例えば、スキャナによる読み取りやプロッタによる印刷等の動作要求が含まれる。

なお、サービス層４２２に区分されるプログラムが果たす上記インタフェースとしての役割は、操作部１１０のアプリケーション層４１１に対しても同様である。すなわち、操作部１１０のアプリケーション層４１１に区分されるプログラムも、サービス層４２２にアクセスすることにより、本体部１２０のハードウェア資源を動作させ、画像処理機能を実現させることができる。

ＯＳ層４２３は、基本ソフトウェアと呼ばれるプログラムであり、本体部１２０が備えるハードウェア資源を制御する基本機能を提供する。サービス層４２２に区分されるプログラムは、アプリケーション層４２１に区分されるプログラムからのハードウェア資源に対する動作要求を、ＯＳ層４２３が解釈可能なコマンドに変換してＯＳ層４２３に渡す。そして、ＯＳ層４２３に区分されるプログラムが当該コマンドを実行することにより、ハードウェア資源に対する動作要求に従って画像処理機能を実現する。また、ＯＳ層４２３に区分されるプログラムが実行されることにより、ハードウェア資源において検知されたエラーを受信し、エラー通知としてアプリケーション層４２１への送信を行うサービス層４２２に渡す。

次に、操作部１１０（ＲＯＭ２１２、フラッシュメモリ２１４）に含まれるプログラム群の階層構造について説明する。本体部１２０と同様に、操作部１１０に含まれるプログラム群も、アプリケーション層４１１と、サービス層４１２と、ＯＳ層４１３とに大別することができる。

ただし、アプリケーション層４１１に区分されるプログラムが提供する機能や、サービス層４１２が受け付け可能な動作要求の種類は、本体部１２０とは異なる。操作部１１０のアプリケーション層４１１に区分されるプログラムは、主として、本体部１２０により提供される画像処理機能に関する操作や表示を行うためのユーザインタフェース機能を提供する。

なお、本実施形態では、操作部１１０と本体部１２０とで、ＯＳは独立して動作するものとする。また、操作部１１０と本体部１２０とが相互に通信可能であれば、ＯＳが同じ種類である必要はない。例えば、操作部１１０ではＡｎｄｒｏｉｄ（登録商標）を用い、本体部１２０ではＬｉｎｕｘ（登録商標）を用いることも可能である。

このように、画像形成装置１０では、操作部１１０と本体部１２０とが異なるＯＳにより制御されるため、操作部１１０と本体部１２０との間の通信は、一装置内のプロセス間通信ではなく、異なる装置間の通信として行われる。

操作部１１０が受け付けたユーザの各種操作を本体部１２０へ送信する動作（コマンド通信）や、本体部１２０が操作部１１０へ表示画面の表示を指示するイベント（例えば、エラー通知、エラー解除通知）を送信する動作がこれに該当する。

＜機能ブロック＞
図６は、本発明の一実施形態に係る操作部（情報処理装置）１１０の機能ブロック図である。図６に示されるように、操作部（情報処理装置）１１０は、入力受付部５０１、アプリケーション管理部５０２、広告管理部５０３、広告・アプリケーション紐付け保存部５０４、アプリケーション保存部５０５、ガイド情報保存部５０６を備えることができる。また、操作部（情報処理装置）１１０は、プログラムを実行することによって、入力受付部５０１、アプリケーション管理部５０２、広告管理部５０３として機能することができる。広告・アプリケーション紐付け保存部５０４、アプリケーション保存部５０５、ガイド情報保存部５０６は、ＲＯＭ２１２またはフラッシュメモリ２１４によって実現される。以下、それぞれについて説明する。

入力受付部５０１は、ユーザの入力を受け付けて、アプリケーション管理部５０２、広告管理部５０３へ処理を要求する。

アプリケーション管理部５０２は、入力受付部５０１が受け付けたユーザの入力（例えば、機能の実行に必要な設定を行なうための入力、機能の実行を開始するよう求める入力等）に基づいて、アプリケーション保存部５０５内のアプリケーションの機能を実行させる。

広告管理部５０３は、サーバ２０から受信した広告を表示する。また、広告管理部５０３は、広告を表示する画面から、その広告に掲載されている機能を有するアプリケーションへ切り替え、切り替えた先のアプリケーションの画面内でユーザがその機能を使えるよう誘導する。例えば、操作部（情報処理装置）１１０は、操作パネル２１５上のお知らせアイコンが選択されると起動するお知らせアプリケーションを実行することによって、広告管理部５０３として機能することができる。広告管理部５０３について詳細に説明する前に、広告・アプリケーション紐付け保存部５０４、アプリケーション保存部５０５、ガイド情報保存部５０６に記憶されているデータについて説明する。

広告・アプリケーション紐付け保存部５０４には、アプリケーションの機能の広告に関する情報（広告コンテンツ）のデータが記憶されている。図７を参照しながら、広告・アプリケーション紐付け保存部５０４に記憶されているデータについて詳細に説明する。

図７は、本発明の一実施形態に係る広告コンテンツのデータの一例である。広告コンテンツは、操作部（情報処理装置）１１０の広告管理部５０３がサーバ２０から受信したデータである。図７に示されるように、広告コンテンツは、広告ごとに、「広告（機能）」、「ＵＲＬ」、「アプリケーション」といった項目のデータを含むことができる。

「広告（機能）」は、広告に掲載されているアプリケーションの機能を示す。

「ＵＲＬ」は、操作部（情報処理装置）１１０が広告（例えば、動画）を表示する際に用いるＵＲＬ（Uniform Resource Locator）を示す。

「アプリケーション」は、広告に掲載されている機能を有するアプリケーション（つまり、どのアプリケーションの機能であるか）を示す。「アプリケーション」は、パッケージ名等のアプリケーションを一意に特定するための情報である。なお、１つの広告（機能）が１つのアプリケーションに紐付けられている。

図６に戻る。アプリケーション保存部５０５には、アプリケーションが格納されている。アプリケーション保存部５０５内のアプリケーションは、ガイド情報保存部５０６内の「ガイド情報」を参照して、アプリケーションの画面内でユーザがその機能を使えるよう誘導する。

ガイド情報保存部５０６には、ガイド情報のデータが記憶されている。図８を参照しながら、ガイド情報保存部５０６に記憶されているデータについて詳細に説明する。

図８は、本発明の一実施形態に係るガイド情報のデータの一例である。図８に示されるように、ガイド情報は、広告（つまり、機能）ごとに、「広告（機能）」、「ガイド情報」といった項目のデータを含むことができる。

「広告（機能）」は、広告に掲載されているアプリケーションの機能を示す。

「ガイド情報」は、アプリケーションの機能を実行するための設定項目および設定順序を示す。例えば、「ガイド情報」は、アプリケーションの機能を実行するために選択または入力しなければならないボタン（キーともいう）または入力欄の識別子、および、それらのボタンを選択または入力欄に入力する順序を示す。つまり、「ガイド情報」では、アプリケーションの機能を実行するために設定すべき項目とそれらを設定する順序が定義されている。

なお、図８のガイド情報データは、図７の広告コンテンツと「広告（機能）」をもとに紐付いている。

図６の広告管理部５０３の説明に戻る。以下、＜＜広告コンテンツの表示＞＞＜＜アプリケーションへの切り替え＞＞に分けて説明する。

＜＜広告コンテンツの表示＞＞
広告管理部５０３は、入力受付部５０１が広告を表示するよう求める入力を受け付けると、サーバ２０に対して、広告コンテンツの有無を照会する。広告コンテンツが有る場合には、広告管理部５０３は、サーバ２０から図７のような広告コンテンツのデータを受信して、操作パネル２１５上に広告を表示する。

＜＜アプリケーションへの切り替え＞＞
広告管理部５０３は、広告を表示している画面上で入力受付部５０１がアプリケーションの機能の実行を求める入力を受け付けると、広告・アプリケーション紐付け保存部５０４を参照して、その広告に掲載されている機能を有するアプリケーションを検索する。また、広告管理部５０３は、広告に紐付いているアプリケーションを起動する。例えば、操作部（情報処理装置）１１０のＯＳがAndroidである場合、広告管理部５０３は、intentにアプリケーションの機能の情報を入れてstartActivityを実行することによって、アプリケーション６０３が実行すべき機能をアプリケーション６０３へ通知することができる。

＜処理方法＞
図９は、本発明の一実施形態に係る広告からアプリケーションへ切り替えて機能を実行する処理のシーケンス図である。

ステップ１（Ｓ１）において、ユーザ６０１が、操作部（情報処理装置）１１０の操作パネル２１５上で、アプリケーションの機能の広告を表示させるためのアイコン（例えば、図１０の画面１００１に表示されているお知らせアイコン）を選択したとする。

ステップ２（Ｓ２）において、お知らせアプリケーション６０２（つまり、広告管理部５０３）は、Ｓ１のお知らせアイコンの選択に応じて、サーバ２０に対して、広告コンテンツの有無を照会する。

ステップ３（Ｓ３）において、サーバ２０は、Ｓ２で照会された広告コンテンツが有る場合には、お知らせアプリケーション６０２へ広告コンテンツのデータを送信する。

例えば、サーバ２０は、所定の期間における（例えば、直近○○か月などの）画像形成装置１０のアプリケーションのアップデートによって追加された機能の広告を配信することができる。

なお、Ｓ２で照会された広告コンテンツが無い場合には、広告は表示されず、処理が終了する。

ステップ４（Ｓ４）において、お知らせアプリケーション６０２は、Ｓ３でサーバ２０が提示した広告を操作パネル２１５上に表示する。例えば、お知らせアプリケーション６０２は、ユーザが複数の広告の中から興味のある広告を選択するための画面（例えば、図１０の画面１００２のような各広告の概要情報が表示されている画面）を表示して、ユーザが興味のある広告を選択するとその広告の詳細情報（例えば、図１０の画面１００３のような画面）を表示することができる。

なお、お知らせアプリケーション６０２は、広告の概要情報と詳細情報とを併せてサーバ２０から取得するようにしてもよいし、あるいは、概要情報を取得後にユーザから選択された広告の詳細情報を取得するようにしてもよい。

ステップ５（Ｓ５）において、ユーザが、広告を表示している画面上でアプリケーションの機能の実行を求める入力（例えば、図１０の画面１００３に表示されている"使ってみる"のボタンの選択）をしたとする。

ステップ６（Ｓ６）において、お知らせアプリケーション６０２は、広告・アプリケーション紐付け保存部５０４を参照して、Ｓ５でユーザが機能の実行を求めた広告に紐付いているアプリケーション６０３を検索する。

ステップ７（Ｓ７）において、お知らせアプリケーション６０２は、Ｓ６で検索したアプリケーション６０３を起動する。例えば、操作部（情報処理装置）１１０のＯＳがAndroidである場合、お知らせアプリケーション６０２は、intentにアプリケーションの機能の情報を入れてstartActivityを実行することによって、アプリケーション６０３が実行すべき機能をアプリケーション６０３へ通知することができる。

ステップ８（Ｓ８）において、アプリケーション６０３（つまり、アプリケーション保存部５０５内のアプリケーション）は、ガイド情報保存部５０６を参照して、Ｓ７で通知された機能のガイド情報を検索する。

ステップ９（Ｓ９）において、アプリケーション６０３は、Ｓ８で検索した機能のガイド情報に従って、ユーザがその機能を使えるよう誘導する。

ステップ１０（Ｓ１０）において、ユーザ６０１は、Ｓ９の誘導に従って、アプリケーションの機能を実行させることができる。

以下、機能の実行方法を３つの例を挙げて説明する。

＜例１＞
アプリケーション６０３は、ガイド情報に規定されている設定順序（つまり、ボタンを選択または入力欄に入力する順序）で、ガイド情報に規定されている設定項目（つまり、アプリケーションの機能を実行するために選択または入力しなければならないボタンまたは入力欄）を、ユーザが設定しやすいように表示する。例えば、アプリケーション６０３は、ボタンまたは入力欄をフォーカスしたり（つまり、ボタンや入力欄がユーザの選択や入力を受け付けている状態にする）、矢印や吹き出しによってボタンや入力欄を強調したりすることができる。

例えば、機能が「表紙設定」である場合、アプリケーション６０３（コピーのアプリケーション）のトップ画面上で"仕上げ設定"キーがフォーカス等される。ユーザが"仕上げ設定"キーを選択すると、"表紙／合紙設定"キーがフォーカス等される。ユーザが"表示／合紙設定"キーを選択すると、"表紙設定"キーがフォーカス等される。ユーザが"表紙設定"キーを選択すると、表紙設定の機能が実行される。このように、ユーザは、アプリケーションが表示するガイド（つまり、所定の設定順序で設定項目を明示する案内）に従い、自分で設定をしたうえで機能の実行を開始させることができる。

＜例２＞
アプリケーション６０３は、ガイド情報に規定されている設定順序（つまり、ボタンを選択または入力欄に入力する順序）で、ガイド情報に規定されている設定項目（つまり、アプリケーションの機能を実行するために選択または入力しなければならないボタンまたは入力欄）を選択または所定の値を入力する。つまり、＜例２＞では＜例１＞のようにユーザが設定項目を選択または入力するのではなく、アプリケーション６０３が（ユーザからの指示が無くても）設定項目を選択または入力する処理を行なう。

例えば、機能が「表紙設定」である場合、アプリケーション６０３において、既に"仕上げ設定"キーおよび"表紙／合紙設定"キーが選択された後の状態で、"表紙設定"キーがフォーカス等される。ユーザが"表紙設定"キーを選択すると、表紙設定の機能が実行される。このように、ユーザは、自分で設定する手間なく、機能の実行を開始するボタンを選択するだけで機能を実行させることができる。

＜例３＞
アプリケーション６０３は、ガイド情報に規定されている設定順序（つまり、ボタンを選択または入力欄に入力する順序）で、ガイド情報に規定されている設定項目（つまり、アプリケーションの機能を実行するために選択または入力しなければならないボタンまたは入力欄）を選択または所定の値を入力する。さらに、アプリケーション６０３は、機能の実行を開始する。つまり、＜例３＞では＜例２＞のようにユーザが機能の実行を開始するボタンを選択するのではなく、アプリケーション６０３が（ユーザからの指示が無くても）機能の実行を開始する処理を行なう。

例えば、機能が「表紙設定」である場合、ユーザが広告を表示している画面上でアプリケーションの機能の実行を求める入力（例えば、図１０の画面１００３に表示されている"使ってみる"のボタンの選択）をすると、表紙設定がされたコピーが実行される。このように、ユーザは、自分で設定する手間や、機能の実行を開始するボタンを選択する手間なく、機能を実行させることができる。

図１０は、本発明の一実施形態に係る操作部（情報処理装置）１１０に表示される画面の遷移図である。まず、操作部（情報処理装置）１１０の操作パネル２１５上に、画面１００１のようなアプリケーションの一覧が掲載されたホーム画面が表示される。ユーザが、アプリケーションの機能の広告を表示させるためのアイコン（例えば、画面１００１に表示されているお知らせアイコン）を選択すると、画面１００２のようなユーザが複数の広告の中から興味のある広告を選択するための画面が表示される。画面１００２内の概要情報は、お知らせのタイトル、お知らせの概要を含むことができる。ユーザが、画面１００２内で興味のある広告を選択すると、画面１００３のようなその広告の詳細情報を示す画面が表示される。画面１００３内の詳細情報は、アプリケーションの機能の紹介、操作手順の説明を含むことができる。図１０に示されるように、画面１００３は、アプリケーションの機能の実行を求めるためのボタン（例えば、画面１００３に表示されている"使ってみる"のボタン）を含む。

＜その他の機能＞
広告管理部５０３は、ユーザが広告を表示している画面上でアプリケーションの機能の実行を求める入力をした履歴を記録することができる。また、広告管理部５０３は、記録した履歴に基づいて、操作部（情報処理装置）１１０の操作パネル２１５上に、ユーザが機能を実行したことのある広告を表示することができる。そのため、ユーザは、過去に機能を実行した広告（つまり、過去に興味を示したことのある広告）に掲載されているアプリケーションの機能をすぐに使うことができる。

また、広告管理部５０３は、アプリケーション６０３が機能のガイド情報に従ってユーザがその機能を使えるよう誘導中、機能の設定のための操作を中断させることができる。具体的には、広告管理部５０３は、操作パネル２１５上で所定のボタンやキーが選択されると、アプリケーション６０３に機能の設定のための操作を中断させて、他の処理を実行させる（例えば、他の人が急ぎでコピーをしたい場合など）ことができる。さらに、広告管理部５０３は、他の処理の終了後に中断した画面に戻った際に、ガイドの表示を再開するか中止するかをユーザに選択させて、再開が選択された場合には中断した時点から再開させることができる。

このように、本発明の一実施形態では、広告を表示する画面から、その広告に掲載されている機能を有するアプリケーションへ切り替え、切り替えた先のアプリケーションの画面内でユーザがその機能を使えるよう誘導することができる。そのため、ユーザは広告を見ていて使ってみたい機能があった場合に、その機能をすぐに使うことができる。

なお、本明細書では、画像形成装置１０が操作部（情報処理装置）１１０を有している構成を一例として示したが、これに限られず、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話、ＰＤＡ等の情報処理装置が画像形成装置１０の操作部として機能することができる。

実施例に記載された装置群は、本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものにすぎない。ある実施形態では、サーバ２０は、サーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含む。複数のコンピューティングデバイスは、ネットワークや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施する。

上記で説明した実施形態の各機能は、一または複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたＡＳＩＣ（Application Specific Integrated Circuit）、ＤＳＰ（digital signal processor）、ＦＰＧＡ（field programmable gate array）や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。

なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせ等、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。

１０ 画像形成装置
２０ サーバ
３０ ネットワーク
１１０ 操作部（情報処理装置）
１２０ 本体部
５０１ 入力受付部
５０２ アプリケーション管理部
５０３ 広告管理部
５０４ 広告・アプリケーション紐付け保存部
５０５ アプリケーション保存部
５０６ ガイド情報保存部

特開２００４−２６０５６８号公報

Claims (10)

1. アプリケーションの機能に関する通知情報を示す画面を表示し、
   前記画面上で前記機能を実行するよう求める要求が入力されると、前記機能を有する前記アプリケーションを起動させる、広告管理部を備え、
   前記アプリケーションは、前記機能を実行するために設定すべき項目と前記項目を設定する順序が定義されたガイド情報に従って前記機能を実行する、情報処理装置。
2. 前記アプリケーションは、前記ガイド情報に含まれる設定項目を、前記ガイド情報に含まれる設定順序で明示する、請求項１に記載の情報処理装置。
3. 前記アプリケーションは、前記ガイド情報に含まれる設定項目が設定された状態で、前記機能の実行を開始するよう求める要求を入力するための画面を表示する、請求項１に記載の情報処理装置。
4. 前記アプリケーションは、前記アプリケーションの機能に関する通知情報を示す画面上で前記機能を実行するよう求める要求が入力されると、前記ガイド情報に含まれる設定項目を設定するための処理および前記機能の実行を開始するための処理を行なう、請求項１に記載の情報処理装置。
5. 前記通知情報は、所定の期間における前記アプリケーションのアップデートによって追加された機能に関する通知情報である、請求項１から４のいずれか一項に記載の情報処理装置。
6. 前記広告管理部は、前記アプリケーションの機能に関する通知情報を示す画面上で前記機能を実行するよう求める要求が入力された履歴に基づいて、前記機能を実行するよう求められたことのある通知情報を表示する、請求項１から５のいずれか一項に記載の情報処理装置。
7. 前記広告管理部は、前記アプリケーションが前記ガイド情報に従って前記機能の設定中、前記アプリケーションの前記機能の設定のための操作を中断させる、請求項１から６のいずれか一項に記載の情報処理装置。
8. 前記広告管理部は、前記中断された前記機能の設定のための操作を再開するか中止するかを選択するための画面を表示し、前記再開が選択された場合には前記中断された時点から前記機能の設定のための操作を再開させる、請求項７に記載の情報処理装置。
9. 情報処理装置が実行する方法であって、
   アプリケーションの機能に関する通知情報を示す画面を表示するステップと、
   前記画面上で前記機能を実行するよう求める要求が入力されると、前記機能を有する前記アプリケーションを起動させるステップと、を含み、
   前記アプリケーションは、前記機能を実行するために設定すべき項目と前記項目を設定する順序が定義されたガイド情報に従って前記機能を実行する、方法。
10. 情報処理装置を
    アプリケーションの機能に関する通知情報を示す画面を表示し、
    前記画面上で前記機能を実行するよう求める要求が入力されると、前記機能を有する前記アプリケーションを起動させる、広告管理部として機能させ、
    前記アプリケーションは、前記機能を実行するために設定すべき項目と前記項目を設定する順序が定義されたガイド情報に従って前記機能を実行する、プログラム。

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