JP2021010998A - ロボットシステム及びロボットシステムの制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業用ツールの先端と基端との位置関係が変化した場合であっても、再教示を行う必要がなく、復帰作業時間を短縮することが可能な、ロボットシステム及びロボットシステムの制御方法を提供する。【解決手段】ロボットシステム10は、作業用ツール40が取り付けられるアーム27を有するロボット本体20と、ロボット本体20を制御する制御部30と、を備えている。制御部30には、作業用ツール40の先端42と基端41との位置関係が変化する前の作業用ツール40の座標情報が記憶されている。制御部30は、位置関係が変化する前の作業用ツール40の座標情報を位置関係が変化した後の作業用ツール40の座標情報に変換してアーム27を動作させる。【選択図】図1

Description

本実施の形態は、ロボットシステム及びロボットシステムの制御方法に関する。
従来より、産業用ロボットとそのアームの先端に取り付けた作業用ツールとを備えたロボットシステムが用いられている。
このようなロボットシステムにおいては、産業用ロボットの動作中に、作業用ツールが例えば外部環境と接触した場合に、作業用ツールが曲がってしまうおそれがある。この場合、作業用ツールの先端位置がずれてしまうため、それまで用いていたロボットプログラムを引き続き用いることは困難となる。このため、曲がった状態の作業用ツールを用いて、既に教示した教示点を再度教示したり、曲がった状態の作業用ツールの寸法等を再測定したりする必要がある。これにより、ロボットシステムの復帰作業時間が大幅に長くなってしまうという課題がある。
特開2010−218174号公報
本開示は、作業用ツールの先端と基端との位置関係が変化した場合であっても、再教示を行う必要がなく、復帰作業時間を短縮することが可能な、ロボットシステム及びロボットシステムの制御方法を提供する。
一実施の形態によるロボットシステムは、作業用ツールが取り付けられるアームを有するロボット本体と、前記ロボット本体を制御する制御部と、を備え、前記制御部には、前記作業用ツールの先端と基端との位置関係が変化する前の前記作業用ツールの座標情報が記憶され、前記制御部は、前記位置関係が変化する前の前記作業用ツールの座標情報を前記位置関係が変化した後の前記作業用ツールの座標情報に変換して前記アームを動作させる。
一実施の形態によるロボットシステムにおいて、前記位置関係の変化は、前記作業用ツールが変形したことによって生じたものであっても良い。
一実施の形態によるロボットシステムにおいて、前記制御部は、前記位置関係が変化する前に前記作業用ツールの先端を基準位置に合わせたときの前記アームの先端の位置と、前記位置関係が変化する前の前記作業用ツールの寸法と、前記位置関係が変化した後に前記作業用ツールの先端を前記基準位置に合わせたときの前記アームの先端の位置と、に基づいて、前記作業用ツールの座標情報の変換用の同次変換行列を求めても良い。
一実施の形態によるロボットシステムの制御方法は、作業用ツールが取り付けられるアームを有するロボット本体と、前記ロボット本体を制御する制御部と、を備えたロボットシステムの制御方法であって、前記作業用ツールの先端と基端との位置関係が変化する前の前記作業用ツールの座標情報を記憶する工程と、前記位置関係が変化する前の前記作業用ツールの座標情報を前記位置関係が変化した後の前記作業用ツールの座標情報に変換して前記アームを動作させる工程と、を備えている。
一実施の形態によるロボットシステムの制御方法において、前記位置関係の変化は、前記作業用ツールが変形したことによって生じたものであっても良い。
一実施の形態によるロボットシステムの制御方法において、前記制御部は、前記位置関係が変化する前に前記作業用ツールの先端を基準位置に合わせたときの前記アームの先端の位置と、前記位置関係が変化する前の前記作業用ツールの寸法と、前記位置関係が変化した後に前記作業用ツールの先端を前記基準位置に合わせたときの前記アームの先端の位置と、に基づいて、前記作業用ツールの座標情報の変換用の同次変換行列を求める工程を更に備えても良い。
本開示によれば、作業用ツールの先端と基端との位置関係が変化した場合であっても、再教示を行う必要がなく、復帰作業時間を短縮することができる。
図1は、一実施の形態によるロボットシステムを示す斜視図である。 図2(a)(b)は、それぞれ作業用ツールが変形する前と作業用ツールが変形した後における、ロボット本体を示す底面図である。 図3は、図2(a)(b)を重ねて示す図である。
以下、一実施の形態によるロボットシステムについて、図面を参照しながら説明する。
(ロボットシステムの構成)
まず、図1を参照して本実施の形態によるロボットシステムの構成について説明する。図1は、一実施の形態によるロボットシステムを示す図である。ここでは、ロボットシステムとして、6個の関節軸(6自由度)を有する6軸垂直多関節ロボットを例に挙げて説明する。
図1に示すように、本実施の形態によるロボットシステム10は、作業用ツール40が取り付けられる第6アーム27を有するロボット本体20と、ロボット本体20に電気的に接続されるとともに、ロボット本体20を制御する制御部30と、を備えている。
このうちロボット本体20は、例えば水平な取付面Sに固定されたベース21と、基端側(ベース21)から先端側(第6アーム27)に向かって順次設けられ、互いに異なる6個の関節軸J1〜J6を介してそれぞれ互いに連結された6個のアーム(第1アーム22、第2アーム23、第3アーム24、第4アーム25、第5アーム26及び第6アーム27)とを有している。
このうち第1アーム22は、取付面Sに対して垂直方向に延びる第1関節軸J1を中心にベース21に対して回動可能となっている。また第1アーム22と第2アーム23との間に、第1関節軸J1に垂直な平面上に位置する第2関節軸J2が介在されている。第2アーム23は、第2関節軸J2を中心に第1アーム22に対して回動可能となっている。また第2アーム23と第3アーム24との間に、第2関節軸J2に平行な第3関節軸J3が介在されている。第3アーム24は、第3関節軸J3を中心に第2アーム23に対して回動可能となっている。
第3アーム24と第4アーム25との間には、第3関節軸J3に垂直な平面上に位置する第4関節軸J4が介在されている。第4アーム25は、第4関節軸J4を中心に第3アーム24に対して回動可能となっている。また第4アーム25と第5アーム26との間に、第4関節軸J4に垂直な平面上に位置する第5関節軸J5が介在されている。第5アーム26は、第5関節軸J5を中心に第4アーム25に対して回動可能となっている。さらに第5アーム26と第6アーム27との間に、第5関節軸J5に垂直な平面上に位置する第6関節軸J6が介在されている。第6アーム27は、第6関節軸J6を中心に第5アーム26に対して回動可能となっている。
第6アーム27の先端28には、作業用ツール40が取り付けられている。この場合、作業用ツール40は、細長い棒状であり、第6関節軸J6に垂直な平面上に延びている。作業用ツール40は、基端41と、基端41の反対側に位置する先端42とを有している。作業用ツール40は、その基端41側において第6アーム27の先端28に固定されている。なお、作業用ツール40は、搬送、組立、塗装、溶接等、ロボットシステム10が行う作業に必要な機器であり、必ずしも細長い棒状のものに限られない。
各関節軸J1〜J6には、第1アーム22〜第6アーム27を、各関節軸J1〜J6を中心に回動させるための図示しない関節軸用モータや減速機が各々設けられている。この関節軸用モータや減速機は、ロボット本体20内に収容されている。
制御部30は、ベース21に位置するサーボ制御装置31(モータアンプ)に電気的に接続されている。このサーボ制御装置31は、各関節軸J1〜J6の関節軸用モータに電気的に接続されている。すなわち制御部30は、サーボ制御装置31及び各関節軸用モータを介して各関節軸J1〜J6の動作を制御可能となっている。
また制御部30は、記憶部32と、軌道生成部33とを有している。記憶部32には、作業用ツール40が変形する前に教示された教示点を含むプログラムが予め記憶されている。軌道生成部33は、記憶部32に記憶されたプログラムに基づいて、ロボット本体20の第6アーム27の先端28が通過する軌道を生成する。軌道分配部34は、軌道生成部33によって生成された軌道に基づいて演算を行い、各関節軸用モータ毎の動作として分配するものである。座標情報変換部35は、後述するように、座標情報変換用の同次変換行列を用いることにより、作業用ツール40の変形前の座標情報を作業用ツール40の変形後の座標情報に変換するものである。
なお、制御部30の軌道生成部33、軌道分配部34、及び座標情報変換部35は、CPU及び/又はメモリから構成されていても良い。
(ロボットシステムの作用)
次に、本実施の形態によるロボットシステム10の作用について説明する。まず、作業用ツール40が変形する前の作用について述べる。
まず、ロボットシステム10を用いて教示作業を行うことにより、制御部30の記憶部32に、予め作業用ツール40が変形する前の複数の教示点を含むプログラムを記憶させる。
続いて、制御部30の軌道生成部33は、この記憶部32に記憶されたプログラムに基づいて、ロボット本体20の第6アーム27の先端28が通過する軌道を生成する。
次に、軌道分配部34は、軌道生成部33が生成した軌道に基づいて演算を行い、各関節軸J1〜J6の関節軸用モータ毎の動作角度を算出する。
その後、制御部30は、軌道分配部34によって算出された動作角度に基づき、サーボ制御装置31を介して各関節軸J1〜J6の関節軸用モータを駆動させる。これにより、ロボット本体20の第1アーム22〜第6アーム27をプログラムされた軌道に従って動作させ、作業用ツール40を用いた所定の作業(搬送、組立、塗装、溶接等)を行う。
次に、作業用ツール40が変形した場合を想定する。このような作業用ツール40の変形としては、ロボット本体20の動作中に、作業用ツール40が例えば外部環境に接触することにより物理的に折れ曲がってしまった場合を挙げることができる。
この場合、作業用ツール40の変形前と同様に、制御部30の軌道生成部33は、記憶部32に記憶された教示点を含むプログラムに基づき、ロボット本体20の第6アーム27の先端28が通過する軌道を生成する。
続いて、制御部30の座標情報変換部35は、作業用ツール40の変形前の座標情報を、作業用ツール40の変形後の座標情報に変換(補正)して、作業用ツール40の先端42が通過する軌道を生成(演算)する。この変換は、後述する変換方法によって行う。すなわち座標情報変換部35は、予め求めておいた座標情報変換用の同次変換行列を用いることにより、作業用ツール40の変形前の各座標情報を、それぞれ作業用ツール40の変形後の座標情報に変換する。
次に、軌道分配部34は、座標情報変換部35が生成した座標情報変換後の軌道に基づいて演算を行い、各関節軸J1〜J6の関節軸用モータ毎の動作角度を算出する。
その後、制御部30は、軌道分配部34によって算出された動作角度に基づき、サーボ制御装置31を介して各関節軸J1〜J6の関節軸用モータを駆動させる。これにより、ロボット本体20の第1アーム22〜第6アーム27は、座標情報変換後の軌道に沿って動作し、変形後の作業用ツール40を用いて所定の作業を行うことができる。
このように、制御部30は、作業用ツール40が変形する前の座標情報を作業用ツール40が変形した後の座標情報に変換し、第1アーム22〜第6アーム27を動作させる。具体的には、制御部30は、予め求めておいた座標情報変換用の同次変換行列を用いて作業用ツール40の変形後の座標情報を求め、記憶部32に記憶する。作業用ツール40の先端42が通過する軌道を生成する際に、作業用ツール40の変形前の座標情報の代わりに作業用ツール40の変形後の座標情報を用いて軌道を生成する。これにより、作業用ツール40の変形後においても、作業用ツール40の変形前のプログラム自体を変更することなく、作業用ツール40の先端42が通過する軌道を作業用ツール40の変形前の軌道と実質的に同一に維持することができる。
(座標情報の変換)
次に、図2(a)(b)及び図3を参照して、制御部30の座標情報変換部35による座標情報の変換方法について説明する。
図2(a)は、作業用ツール40が変形する前のロボット本体20を示す底面図であり、図2(b)は、作業用ツール40が変形した後のロボット本体20を示す底面図である。また、図3は、図2(a)(b)のロボット本体20を重ねて示す図であり、実線は、作業用ツール40が変形する前のロボット本体20を示し、仮想線は、作業用ツール40が変形した後のロボット本体20を示している。
まず、作業用ツール40が変形する前に、ロボット本体20を動作させることにより、第6アーム27の先端28に取り付けられている作業用ツール40の先端42を特定の基準位置P0に移動する。図2(a)は、作業用ツール40の変形前に、作業用ツール40の先端42が基準位置P0にある状態を示している。このときの第6アーム27の先端28の位置(データ1)を制御部30の記憶部32に記録しておく。
具体的には、ベース座標原点B0から見た、第6アーム27の先端28の同次変換行列TBASE→P1を、
とする。また、X1、Y1、Z1は、第6アーム27の先端28の並進座標系の位置を示し、R(A1)、R(B1)、R(C1)は、第6アーム27の先端28の回転座標系の回転行列を示す。
また、作業用ツール40の変形前の寸法(データ2)を予め制御部30の記憶部32に記録しておく。作業用ツール40の寸法は、例えば作業用ツール40のCADデータから制御部30に入力しても良く、あるいは、制御部30に予め設定された作業用ツール40の寸法の測定モードを用いて制御部30に記録しても良い。
具体的には、変形前の作業用ツール40の基端41から見た、作業用ツール40の先端42の同次変換行列TTlを、
とする。X2、Y2、Z2は作業用ツール40の並進座標系の位置を示し、R(A2)、R(B2)、R(C2)は作業用ツール40の回転座標系の回転行列を示す。
その後、作業用ツール40が変形した場合を想定する。この場合、作業用ツール40の先端42を基準位置P0に再度移動する。図2(b)は、作業用ツール40の変形後、作業用ツール40の先端42が基準位置P0にある状態を示している。このときの第6アーム27の先端28の位置(データ3)を制御部30の記憶部32に記録する。
具体的には、ベース座標原点B0から見た、第6アーム27の先端28の同次変換行列TBASE→P2を、
とする。また、X3、Y3、Z3は第6アーム27の先端28の並進座標系の位置を示し、R(A3)、R(B3)、R(C3)は第6アーム27の先端28の回転座標系の回転行列を示す。
続いて、上述したデータ1〜データ3を用いて、作業用ツール40の変換用の同次変換行列を求める。後述するように、同次変換行列TTlOfsは、
TlOfs=TTl −1×TBASE→P2 −1×TBASE→P1×TTl
によって求めることができる。
制御部30は、変形後の作業用ツール40を用いてロボット本体20を動作させる際、このようにして求めた座標情報変換用の同次変換行列TTlOfsを用いることにより、変形後の作業用ツール40の先端42の位置を計算することができる。すなわち制御部30は、同次変換行列TTlOfsを用いて、作業用ツール40が変形する前の作業用ツール40の座標情報を、作業用ツール40が変形した後の作業用ツール40の座標情報に変換する。このため、作業用ツール40の変形後においても、作業用ツール40の変形前のプログラムをそのまま用いて、ロボット本体20を動作させることが可能となる。
(座標情報変換用の同次変換行列の求め方)
次に、図2(a)(b)及び図3を用いて、上述した座標情報変換用の同次変換行列TTlOfsの求め方について説明する。
上述したように、図2(a)は、作業用ツール40が変形する前のロボット本体20を示している。このとき、作業用ツール40の先端42は基準位置P0にある。
図2(a)において、TBASE→P1は、ベース座標原点B0から見た、第6アーム27の先端28の同次変換行列であり、TTlは、変形前の作業用ツール40の基端41から見た、作業用ツール40の先端42の同次変換行列である。
このとき、ベース座標原点B0から見た、作業用ツール40の先端42の同次変換行列は、
BASE→P1×TTl・・・(A)
によって求められる。
また上述したように、図2(b)は、作業用ツール40が変形した後のロボット本体20を示している。このとき、作業用ツール40の先端42は基準位置P0にある。すなわちベース座標原点B0から見た、作業用ツール40の先端42の位置は、図2(a)と図2(b)とで互いに同一である。
図2(b)において、TBASE→P2は、ベース座標原点B0から見た、第6アーム27の先端28の同次変換行列であり、TTlOfsは、変形前の作業用ツール40の先端42から見た、変形後の作業用ツール40の先端42の同次変換行列を示す。
このとき、ベース座標原点B0から見た、作業用ツール40の先端42の同次変換行列は、
BASE→P2×TTl×TTlOfs・・・(B)
によって求められる。
作業用ツール40の変形前と変形後とで、ベース座標原点B0から見た、作業用ツール40の先端42の位置(基準位置P0)は変わらないので(図3参照)、上記式(A)、(B)より、
BASE→P1×TTl=TBASE→P2×TTl×TTlOfs・・・(C)
が成り立つ。
式(C)を変形すると、
TlOfs=TTl −1×TBASE→P2 −1×TBASE→P1×TTl・・・(D)
が得られる。
なお、TTl −1、TBASE→P2 −1は、それぞれTTl、TBASE→P2の逆行列を意味する。
上記各行列TTl、TTl −1、TBASE→P1、TBASE→P2 −1、TBASE→P2をそれぞれ、
とおくと、
が得られる。
ただし、
TlOfs=RTl BASE→P2 BASE→P1Tl
TlOfs=RTl BASE→P2 (RBASE→P1Tl+pBASE→P1)−RTl BASE→P2 BASE→P1−RTl Tl
である。
なお、上記各行列の要素中、Rxは回転座標系を示し、Pxは並進座標系を示す。また、上付きのTは、各行列の要素を転置することを示す。
上述したように、TTlOfsは、変形前の作業用ツール40の先端42から見た、変形後の作業用ツール40の先端42の同次変換行列であり、作業用ツール40の座標情報変換用の同次変換行列である。このため、変形前の作業用ツール40の先端42の座標情報を座標情報変換用の同次変換行列TTlOfsを用いて変換することにより、変形後の作業用ツール40の先端42の座標情報を求めることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、制御部30は、作業用ツール40が変形する前の座標情報を、作業用ツール40が変形した後の座標情報に変換して第1アーム22〜第6アーム27を動作させる。具体的には、変形後の作業用ツール40を使用する際、予め求めておいた座標情報変換用の同次変換行列TTlOfsを使用することで、変形後の作業用ツール40の先端42の位置を正確に計算することができる。このため作業用ツール40が変形する前に教示した教示点を、作業用ツール40が変形してしまった後でも使用することができる。この場合、教示点の再教示や作業用ツールの寸法の再測定等の作業を行う必要がないので、作業用ツール40を変形させてしまった際の復帰作業時間を大幅に短縮することができる。
(変形例)
上記において、ロボット本体20として、6軸の垂直多関節ロボットを用いる場合を例にとって説明したが、これに限られるものではない。ロボット本体20としては、垂直多関節ロボットに限らず、水平多関節ロボット又は直交ロボットを用いても良い。またロボット本体20の軸数は、1軸〜5軸あるいは7軸以上であっても良い。
また上記において、作業用ツール40が外部環境に接触して変形した際に座標情報を変換する場合を例にとって説明したが、これに限られるものではない。本実施の形態による座標情報の変換は、作業用ツール40の先端42と基端41との位置関係が変化した場合全般に用いることができる。例えば、作業用ツール40を異なる形状の他の作業用ツールに交換することにより、作業用ツールの先端と基端との位置関係が変化した場合であっても良い。あるいは、作業用ツール40を第6アーム27から一旦取り外した後、再び第6アーム27に取り付けた際にわずかに位置ずれが生じ、作業用ツール40の先端42と基端41との位置関係が変化した場合であっても良い。あるいは、作業用ツール40が完全に破損してしまい、同じ仕様の作業用ツール40を交換・取り付ける事も考えられる。この場合、新しい作業用ツール40を、破損した以前の作業用ツール40と同じ位置に取り付ける必要はなく、適当な位置に取り付けてオフセットすることにより、教示点を再教示する必要なくロボット本体20を動かすことができる。
上記実施の形態及び変形例に開示されている複数の構成要素を必要に応じて適宜組み合わせることも可能である。あるいは、上記実施の形態及び変形例に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
10 ロボットシステム
20 ロボット本体
21 ベース
22 第1アーム
23 第2アーム
24 第3アーム
25 第4アーム
26 第5アーム
27 第6アーム
28 先端
30 制御部
40 作業用ツール
41 基端
42 先端

Claims (6)

  1. 作業用ツールが取り付けられるアームを有するロボット本体と、
    前記ロボット本体を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部には、前記作業用ツールの先端と基端との位置関係が変化する前の前記作業用ツールの座標情報が記憶され、
    前記制御部は、前記位置関係が変化する前の前記作業用ツールの座標情報を前記位置関係が変化した後の前記作業用ツールの座標情報に変換して前記アームを動作させる、ロボットシステム。
  2. 前記位置関係の変化は、前記作業用ツールが変形したことによって生じたものである、請求項1記載のロボットシステム。
  3. 前記制御部は、前記位置関係が変化する前に前記作業用ツールの先端を基準位置に合わせたときの前記アームの先端の位置と、前記位置関係が変化する前の前記作業用ツールの寸法と、前記位置関係が変化した後に前記作業用ツールの先端を前記基準位置に合わせたときの前記アームの先端の位置と、に基づいて、前記作業用ツールの座標情報の変換用の同次変換行列を求める、請求項1又は2記載のロボットシステム。
  4. 作業用ツールが取り付けられるアームを有するロボット本体と、前記ロボット本体を制御する制御部と、を備えたロボットシステムの制御方法であって、
    前記作業用ツールの先端と基端との位置関係が変化する前の前記作業用ツールの座標情報を記憶する工程と、
    前記位置関係が変化する前の前記作業用ツールの座標情報を前記位置関係が変化した後の前記作業用ツールの座標情報に変換して前記アームを動作させる工程と、を備えた、ロボットシステムの制御方法。
  5. 前記位置関係の変化は、前記作業用ツールが変形したことによって生じたものである、請求項4記載のロボットシステムの制御方法。
  6. 前記制御部は、前記位置関係が変化する前に前記作業用ツールの先端を基準位置に合わせたときの前記アームの先端の位置と、前記位置関係が変化する前の前記作業用ツールの寸法と、前記位置関係が変化した後に前記作業用ツールの先端を前記基準位置に合わせたときの前記アームの先端の位置と、に基づいて、前記作業用ツールの座標情報の変換用の同次変換行列を求める工程を更に備えた、請求項4又は5記載のロボットシステムの制御方法。
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