JP5283541B2 - ロボットの動作経路生成方法 - Google Patents

ロボットの動作経路生成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5283541B2
JP5283541B2 JP2009052147A JP2009052147A JP5283541B2 JP 5283541 B2 JP5283541 B2 JP 5283541B2 JP 2009052147 A JP2009052147 A JP 2009052147A JP 2009052147 A JP2009052147 A JP 2009052147A JP 5283541 B2 JP5283541 B2 JP 5283541B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
posture
robot
joint
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009052147A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010201592A (ja
Inventor
雄幹 山崎
正俊 飛田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2009052147A priority Critical patent/JP5283541B2/ja
Priority to CN 201010130162 priority patent/CN101823260B/zh
Publication of JP2010201592A publication Critical patent/JP2010201592A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5283541B2 publication Critical patent/JP5283541B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Numerical Control (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Description

本発明は、多関節ロボットの動作経路を生成する方法に関し、特に、作業を伴わない移動であって特異姿勢を通過する可能性のある経路を生成する場合に好適なロボットの動作経路生成方法に関する。
周知の如く、ロボットの動作経路を生成する際には、コンフィギュレーション空間(C空間)を考え、このC空間でロボットの動作経路を考えることが多い。つまり、作業空間におけるロボットと障害物の幾何学的形状及びその位置関係を用いて、C空間における障害物を記述して、C空間内の自由空間(干渉しない空間)を求めるようにしている。
具体的には、C空間を離散的に表現すると共に、干渉位置及び非干渉位置をマッピングして、非干渉の位置を辿る経路をグラフ探索で求める方法がある。このようにして各軸の組み合わせ全てに対して探索を行ない、干渉のない経路を探索する。係る方法を用いたものとして、特開平4−235606号公報(特許文献1)などがある。
また、第1の作業の終点である移動開始位置と、第1の作業に続く第2の作業の始点である移動目標位置とを与えて、その間を干渉しない経路を作成する方法として、特開平8−147020号公報(特許文献2)のように、ポテンシャル法を用いて干渉回避姿勢を求める方法がある。
特許文献2においては、最近接の障害物を平面に投影し、投影した障害物を避けるように回避方向指示点を生成し、これによりロボット先端を回避方向へ導く動作経路をポテンシャル法により決定し、干渉を回避する経路を生成する方法が示されている。具体的には、所定のピッチで目標方向にロボットを動かした上で、ポテンシャル計算などを使って回避位置・姿勢を演算し、これらの処理を繰り返すことで、順次回避位置姿勢を生成しつつ、目標位置・姿勢に到達する経路を作成する。
特開平4−235606号公報 特開平8−147020号公報
ロボットの動作経路生成を行った場合、その動作経路の途中において、ロボットが特異姿勢をとったり特異姿勢の近傍を通過する場合がある。ロボットが特異姿勢を通ると動作不能になったり、特異姿勢の近傍を通る場合は、動作時に関節軸を大きく動かす必要が生じることがある。
例えば、図1に示すような構成の6軸多関節ロボットの場合、図2に示すように、(a)肩特異姿勢(手首位置が肩の真上の状態)、(b)ひじ特異姿勢(ひじが一直線に伸びた状態)、(c)手首特異姿勢(手首が一直線に伸びた状態)の3通りの特異姿勢が存在し、各々で、直線動作が不可能になったり、ある関節軸の角度が不定となったりして動作時に関節軸が大きく変化するなど、ロボットの異常動作が発生する場合がある。
このようなロボット異常動作状況下で、作業時間に制限がある場合は、関節駆動装置の回転速度を上げなければならず、関節駆動装置の回転速度の上限を超えてしまう可能性がある。または、上限を超えないように回転速度を下げれば、その分、作業時間が長くなる。仮に動作させることができたとしても、軸が高速回転することでロボットのマニピュレータに取り付けられたケーブル等が捻じれて破損するため、または関節駆動装置に負担がかかってしまうため、関節駆動装置が破損するなどの問題がある。
しかしながら、特許文献1や特許文献2には、上述したロボットの特異姿勢を回避する技術は開示されておらず、これら特許文献の技術を採用したとしても、ロボットの異常動作状況を回避することは困難である。
このような不都合を回避すべく、ロボットの動作経路生成においては、特異姿勢をとらないよう、特異姿勢を避けつつ動作経路生成を行うことも考えられる。
しかしながら、この場合、不必要に回り道をした動作経路を生成したり、動作経路生成に非常に多くの計算時間を要したりと不都合が生じる可能性が否めない。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、第1の作業の終点である移動開始位置と第1の作業に続く第2の作業の始点である移動目標位置との間の動作経路を作成する際に、ロボットが異常動作をすることなく、特異姿勢又は特異姿勢近傍をスムーズに通過可能となっている実用的な動作経路を生成する方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明の多関節ロボットの動作経路生成方法は、複数のリンクと該リンクを連結する軸を備えた多関節ロボットが、第1の作業の終点である移動開始位置と前記第1の作業に続く第2の作業の始点である移動目標位置との間を移動するに際し、前記多関節ロボットに干渉があるか否かを判定しつつ、当該多関節ロボットの動作経路を算出する動作経路算出方法であって、移動開始位置での多関節ロボットの姿勢と移動目標位置での多関節ロボットの姿勢との間の動作経路を算出した時に、前記多関節ロボットが特異姿勢を通るか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップで特異姿勢を通ると判定された場合に、多関節ロボットを特異姿勢たらしめている関節軸を選択する軸選択ステップと、前記特異姿勢を含む動作経路を多関節ロボットが円滑に移動可能なように、前記軸選択ステップが選択した関節軸に関し、その軸値を外部から指定する指定ステップと、前記指定ステップが指定した軸値を用いて、多関節ロボットの動作経路を算出する経路算出ステップと、を含むことを特徴とする。
この動作経路生成方法により作成された動作経路をロボットが移動する際には、ロボットが異常動作をすることなく特異姿勢又は特異姿勢近傍を通過可能となる。加えて、あえて、ロボットが特異姿勢を通過するようにその経路を生成しているため、不必要に回り道をした経路を生成することがなく、動作経路生成に費やす計算時間が短いもので済むようになる。
好ましくは、前記指定ステップでは、前記多関節ロボットが特異姿勢の近傍に位置する際に、特異姿勢たらしめている関節軸の軸値を固定値又は特異姿勢の境界を越えない値で付与し、前記軸値の付与に伴い、不定値となる他の関節軸が存在する場合には、他の該関節軸の軸値として、特異姿勢の前後位置での多関節ロボットの姿勢から得られた補間値を与えるとよい。
本発明の動作経路生成方法により作成された動作経路をロボットが移動する際には、ロボットが異常動作をすることなく特異姿勢又は特異姿勢近傍をスムーズに通過可能となる。加えて、ロボットが特異姿勢をあえて通過するようにその経路を生成しているため、不必要に回り道をした動作経路を生成することがなくなり、動作経路生成に費やす計算時間が短いもので済むようになる。
本発明の実施形態に係るロボットのスケルトン図である。 図1のロボットにおける特異姿勢を示す図である。 ロボットの姿勢(第4軸、第5軸及び第6軸)を示したものであり、(a)は移動開始位置及び移動目標位置にあるロボットを示し、(b)は、計算開始位置、特異姿勢位置、干渉回避位置におけるロボットの姿勢を示したものである。 本発明にかかる動作経路生成方法において第4軸〜第6軸の軸値を決定するやり方を示した図である。 本発明にかかる動作経路生成方法を適用した実施例を示す図である。 本発明にかかる動作経路生成方法をフローチャートで示したものである。
以下、本発明の実施形態を、図を基に説明する。
なお、以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
以下においては、垂直多関節型の6軸の溶接ロボットについて説明するが、本発明は、このような型式、軸数及び用途のロボットに限定して適用されるものではない。
図1に示す多関節ロボット1(以降、単にロボットと呼ぶ場合もある)のスケルトン図を参照して、本発明の実施形態に係るロボットシステムの全体構成について説明する。
図1に示すように、ロボット1は、垂直多関節型の6軸を備えた溶接ロボットであって、据付ベースに近い第1軸212から順に、第2軸210、第3軸208、第4軸206、第5軸204及び第6軸202までの回転軸を備える。据付ベースに近い第1軸212をロボット原点と呼ぶこともある。
また、ロボット1は、据付ベースに近い第1リンク211から順に、第2リンク209、第3リンク207、第4リンク205、第5リンク203、第6リンク201まで備える。各リンクは剛性部材からなる。
ロボット1は、第6リンク201の先端に設けられた溶接トーチ(ツール)により、たとえばワークを溶接する。
このロボットシステムには、ロボット1を制御する制御部が接続されていると共に、ロボット1のオフライン教示データを作成する制御装置が備えられている。本実施形態の場合、この制御装置において、ロボット1の動作経路が生成される。
この制御装置は、第1の作業の終点である「移動開始位置」と、第1の作業に続く第2の作業の始点である「移動目標位置」との間を移動するに際し、ロボット1に干渉があるか否かを判定しつつ、ロボット1の動作経路を算出する。言い換えるならば、溶接を行いながらのような作業動作経路を算出するのではなく、比較的自由度の高い「作業間におけるロボットの移動や姿勢変更」にかかる動作経路を算出している。本発明は、このような「非作業時におけるロボットの移動や姿勢変更」において、あえて、ロボットが特異姿勢を通過するようにその経路を生成するものである。
以下、制御装置で実行されるロボットの動作経路生成処理について説明する。
図6は、この制御装置で実行されるロボットの動作経路生成プログラムのフローチャートである。
S100にて、制御装置は、第1の作業の終点である移動開始位置を計算開始位置に設定する。
S110にて、制御装置は、計算開始位置のロボット姿勢から、第1の作業に続く第2の作業の始点である移動目標位置のロボット姿勢まで、干渉せずに移動可能か否かを判定する。
計算開始位置から計算目標位置まで干渉せずに到達していないと判定されると(S110にてYES)、処理はS120へ移される。もしそうでないと(S110にてNO)、計算開始位置から移動目標位置まで干渉せずに到達できているので、この処理は終了する。
判定ステップであるS120にて、制御装置は、計算開始位置と移動目標位置との間を補間した時(移動経路を作成した時)に、ロボット1が特異姿勢を通るか否かを判定する。特異姿勢を通ると判定されると(S120にてYES)、処理はS130へ移される。もしそうでないと(S120にてNO)、この処理はS150へ移される。
軸選択ステップであるS130にて、制御装置は、ロボット1を特異姿勢たらしめている関節軸、すなわち、特異姿勢が形成される主たる要因となっている関節軸を選択する。なお、「特異姿勢が形成される主たる要因となっている関節軸」をより正確に表現すると、「ロボット1の姿勢を逆変換する場合において、解を退化させている関節軸」又は「ロボット1の姿勢を逆変換する場合におけるヤコビ行列に関し、ランク落ちを生じさせている関節軸」となる。詳しくは、例えば、「ロボット制御基礎論、吉川恒夫、1988、コロナ社発行、pp58〜」などを参照されたい。
次に、指定ステップであるS140にて、制御装置は、ロボット1があえて特異姿勢を通るように、選択したロボットの関節軸について、軸値を補間した位置・姿勢を生成する。言い換えるならば、特異姿勢を含む動作経路をロボット1が円滑に移動可能なように、軸選択ステップ(S130)が選択した関節軸に関し、その軸値(関節軸の角度値)を外部から指定するようにする。
軸値が指定された後のロボット姿勢を、次の計算における計算開始位置とする。その後、処理はS160へ移される。
なお、S120にてNO判定の結果行われるS150においても、制御装置は、計算開始位置と計算目標位置との間を補間したロボット1の位置・姿勢を生成し、次の計算開始位置とする。
第2の判定ステップであるS160にて、制御装置は、計算開始位置・姿勢が特異姿勢近傍であるか否かを判定する。計算開始位置・姿勢が特異姿勢近傍であると(S160にてYES)、処理はS170へ移される。もしそうでないと(S160にてNO)、この処理はS210へ移される。
第2の軸選択ステップであるS170にて、制御装置は、特異姿勢において解を退化させるロボットの関節軸を選択する。
第2の指定ステップであるS180にて、制御装置は、S170にて選択したロボットの関節軸には、過去の実績値やオペレータの経験から得られた固定値、又は、特異姿勢の境界を越えない値の軸値を与える。また、S170で選定された関節軸への指定値付与に伴い、特異姿勢又はその近傍で不定値になる関節軸がある場合には、かかる関節軸の軸値として、特異姿勢の前後位置におけるロボット1の姿勢から得られた補間値を与えることとする。その後、処理はS190へ移される。
経路算出ステップであるS190にて、制御装置は、計算開始位置から干渉回避位置を演算する。この干渉回避位置(及びその位置におけるロボット姿勢)は、干渉を回避しつつ、計算開始位置から特異姿勢を通って到達する位置(及びその位置におけるロボット姿勢)のことである。S210もこの処理と同様を行う。
S200にて、制御装置は、求まった干渉回避位置(計算目標位置)を新たな計算開始位置とする。このS200の処理の後、処理はS110へ戻される。
以降、第1の作業に続く第2の作業の始点である移動目標位置に到達するまで、S120〜S200を繰返し、ロボット1の動作経路の生成を行う。
以上のフローチャートを備える本実施形態に係るロボットシステムの制御装置の動作について、以下、詳細に説明する。
まず、第1の作業の終点である移動開始位置が計算開始位置に設定されて(S100)、計算開始位置・姿勢と移動目標位置・姿勢との間を補間した時に、特異姿勢を通るか否かが判断される(S120)。
本実施形態においては、図2(c)のようにロボット手首が特異姿勢をとるとし、計算開始位置と移動目標位置との間で、第5軸204の軸値の符号が異なるように移動経路が作成される場合を考える(S120にてYES)。この特異姿勢状態において、解を退化させる(特異姿勢たらしめている関節軸)ロボットの関節軸、すなわち第5軸204が選定される(S130)。
なお、肩特異姿勢である場合には、第2軸210、第3軸208が特異姿勢たらしめている関節軸として選定され、ひじ特異姿勢である場合には第3軸208が特異姿勢たらしめている関節軸として選定される。
選択されたロボット1の関節軸(第5軸204)について、あえてこの特異姿勢を通るように軸値(θ5)を補間した計算目標位置・姿勢を生成する。その後、この位置を次の計算における計算開始位置とする(S140)。
次に、計算開始位置・姿勢が特異姿勢近傍か否かが判定される(S160)が、本実施形態においては計算開始位置・姿勢の各軸値のうち、θ5の絶対値が5.0度以下となる場合を「手首の特異姿勢」とし特異姿勢近傍であると判定する。
特異姿勢近傍の場合、特異姿勢において解を退化させるロボットの関節軸(第5軸204)が選択される(S170)。
選択された第5軸204に対しては、固定値または特異姿勢の境界を越えない軸値を与えるようにする。本実施形態の場合、例えば、第5軸204の軸値θ5を5°→2°→0°(特異姿勢)→ −2°→−5°のように、外部から固定値として変化させながら与えてゆくようにする。それを基に、他の物体と干渉しないよう干渉回避位置・姿勢を求めてゆく。
なお、θ5に指定値を付与するに際し、干渉回避位置や特異姿勢で不定値になる関節軸や軸値が大きく変わるような関節軸が存在する場合、そのままでは、関節軸が大きく回転することでロボット1のマニピュレータ等に取り付けられたケーブル等が捻じれて破損したり、関節軸の駆動モータに大きな負担がかかってしまうなどの不都合が生じる。
本実施形態の場合、第4軸206の軸値と第6軸202とが不定値を取る関節軸に該当する。そこで、図4に示すように、計算開始位置・姿勢と求める位置・姿勢の第4軸206の軸値θ4は同じ値とし、どの姿勢でも第4軸206の軸値θ4と第6軸202の軸値θ6との和が常に一定として、順次各軸の軸値を決定するようにして、干渉回避位置・姿勢を演算する。言い換えるならば、第5軸204の軸値の符号が反転しない(+→+,−→−)場合は、図4(a)に基づき第6軸202の軸値を算出し、第5軸204の軸値の符号が反転する(+→−,−→+)場合は、図4(b)に基づき第6軸202の軸値を算出する。
このようにすることにより、計算開始位置・姿勢が特異姿勢近傍で、この位置・姿勢から干渉回避位置・姿勢を求めた時に、θ4が大きく変化することがあってもその値を一致させるので変化は無くなり、また求められる干渉回避位置・姿勢のθ6も計算開始位置・姿勢と比べて大きく変化することを防ぎながら、干渉回避位置・姿勢を求めることができるようになる。
以上述べた方法で干渉回避位置・姿勢を求めると、実際に必要な干渉回避位置・姿勢と異なる位置・姿勢が得られるが、元々求めた干渉回避位置・姿勢と大幅に変わらない位置・姿勢が得られることを本発明者らは知見しており、干渉回避を行なうには十分な位置・姿勢を得ることが可能である。
図5には、本願発明の動作経路生成方法を適用した例が示されている。図中の位置XYZはロボット座標系で、姿勢角はロール・ピッチ・ヨー角で表している。
この図においては、計算開始位置・姿勢が手首特異点近傍であり、従来からの手法に基づいて干渉回避を行うと(干渉回避位置・姿勢1、干渉回避位置・姿勢2)、短い距離の移動でθ4及びθ6が大きく変化してしまうことが確認できる。
これに対して、本願発明の手法を適用した場合、計算開始位置・姿勢のθ5の符号から干渉回避位置・姿勢のθ5を選択して、干渉回避位置・姿勢のθ4とθ6の和から計算開始位置・姿勢を引いた値をθ6としている。このように演算された干渉回避位置・姿勢の姿勢値と、干渉回避位置・姿勢の姿勢値とは大幅に変わらないことが確認できる。
以上のようにして、初期位置と目標位置との間で関節軸が大きく回転することを防ぎながら、順次干渉回避位置・姿勢を求めるので、実用的な動作経路を生成することができる。
手首特異姿勢(第5軸204による特異姿勢)だけでなく、肩特異姿勢、ひじ特異姿勢近傍の姿勢をとった時に、特異姿勢の境界を越す関節軸の軸値及び特異姿勢で不定値になる関節軸の軸値を適切に設定することで実用的な経路が生成できる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ロボット
212 第1軸
210 第2軸
208 第3軸
206 第4軸
204 第5軸
202 第6軸
211 第1リンク
209 第2リンク
207 第3リンク
205 第4リンク
203 第5リンク
201 第6リンク

Claims (1)

  1. 複数のリンクと該リンクを連結する軸を備えた多関節ロボットが、第1の作業の終点である移動開始位置と前記第1の作業に続く第2の作業の始点である移動目標位置との間を移動するに際し、前記多関節ロボットに干渉があるか否かを判定しつつ、当該多関節ロボットの動作経路を算出する動作経路算出方法であって、
    移動開始位置での多関節ロボットの姿勢と移動目標位置での多関節ロボットの姿勢との間の動作経路を算出した時に、前記多関節ロボットが特異姿勢を通るか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで特異姿勢を通ると判定された場合に、多関節ロボットを特異姿勢たらしめている関節軸を選択する軸選択ステップと、
    前記特異姿勢を含む動作経路を多関節ロボットが円滑に移動可能なように、前記軸選択ステップが選択した関節軸に関し、その軸値を外部から指定する指定ステップと、
    前記指定ステップが指定した軸値を用いて、多関節ロボットの動作経路を算出する経路算出ステップと、
    を含んでいて、
    前記指定ステップでは、前記多関節ロボットが特異姿勢の近傍に位置する際に、特異姿勢たらしめている関節軸の軸値を固定値又は特異姿勢の境界を越えない値で付与し、前記軸値の付与に伴い、不定値となる他の関節軸が存在する場合には、他の該関節軸の軸値として、特異姿勢の前後位置での多関節ロボットの姿勢から得られた補間値を与える、又は他の関節軸の軸値の和が一定として順次各軸の軸値を決定することを特徴とする多関節ロボットの動作経路生成方法。
JP2009052147A 2009-03-05 2009-03-05 ロボットの動作経路生成方法 Active JP5283541B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009052147A JP5283541B2 (ja) 2009-03-05 2009-03-05 ロボットの動作経路生成方法
CN 201010130162 CN101823260B (zh) 2009-03-05 2010-03-05 机器人的动作路径生成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009052147A JP5283541B2 (ja) 2009-03-05 2009-03-05 ロボットの動作経路生成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010201592A JP2010201592A (ja) 2010-09-16
JP5283541B2 true JP5283541B2 (ja) 2013-09-04

Family

ID=42687525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009052147A Active JP5283541B2 (ja) 2009-03-05 2009-03-05 ロボットの動作経路生成方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5283541B2 (ja)
CN (1) CN101823260B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10052757B2 (en) 2014-04-24 2018-08-21 Mitsubishi Electric Corporation Robot control device and robot control method

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012208094A1 (de) * 2012-05-15 2013-11-21 Kuka Laboratories Gmbh Verfahren zum Ermitteln möglicher Positionen eines Roboterarms
JP6238628B2 (ja) 2013-08-06 2017-11-29 キヤノン株式会社 ロボット装置、ロボット制御方法、ロボット制御プログラム及びロボット装置を用いた部品の製造方法
JP2015085427A (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 株式会社デンソーウェーブ 6軸ロボットの各軸角度決定方法及び6軸ロボットの制御装置
CN105415372B (zh) * 2015-12-09 2017-04-12 常州汉迪机器人科技有限公司 一种安全空间约束下的多关节机器人轨迹规划方法
CN106003027B (zh) * 2016-06-03 2019-03-01 广州视源电子科技股份有限公司 机械臂运动路径的设置方法和系统
JP6859756B2 (ja) * 2017-03-03 2021-04-14 オムロン株式会社 制御システム、コントローラ、制御方法、および制御プログラム
EP3638463A4 (en) * 2017-06-12 2021-04-07 Siemens Industry Software Ltd. ROBOT TEACHING METHOD AND SYSTEM FOR ACHIEVING A GIVEN TARGET IN ROBOT MANUFACTURING
JP6429977B2 (ja) * 2017-10-31 2018-11-28 キヤノン株式会社 ロボット装置及びロボット制御方法
DE102018209870B3 (de) * 2018-06-19 2019-07-04 Kuka Deutschland Gmbh Verfahren und System zum Überführen eines Endeffektors eines Roboters zwischen einer Endeffektorpose und einer weiteren Endeffektorpose
JP7028196B2 (ja) * 2019-01-15 2022-03-02 オムロン株式会社 ロボット制御装置、ロボット制御方法、及びロボット制御プログラム
JP7294980B2 (ja) 2019-10-15 2023-06-20 ファナック株式会社 制御システム、制御装置、及びロボット
JP7450297B2 (ja) * 2020-04-14 2024-03-15 リアルタイム ロボティクス, インコーポレーテッド センサーの配置を含むロボット操作環境の構成

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5981071A (ja) * 1982-10-29 1984-05-10 株式会社東芝 多関節ア−ム制御装置
JPS62178091U (ja) * 1986-04-28 1987-11-12
JPH02218569A (ja) * 1989-02-20 1990-08-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 関節型ロボットのptp教示に対する特異点通過補間方法
JPH08147020A (ja) * 1994-11-18 1996-06-07 Toyota Central Res & Dev Lab Inc ロボットの自動経路生成装置
JP3545486B2 (ja) * 1995-03-03 2004-07-21 ファナック株式会社 同軸手首ロボットの姿勢制御動作における急動作回避方法
JP4494247B2 (ja) * 2005-02-15 2010-06-30 三菱電機株式会社 ロボットの制御装置および制御方法
JP4746349B2 (ja) * 2005-05-18 2011-08-10 日本電信電話株式会社 ロボット行動選択装置及びロボット行動選択方法
JP4298757B2 (ja) * 2007-02-05 2009-07-22 ファナック株式会社 ロボット機構のキャリブレーション装置及び方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10052757B2 (en) 2014-04-24 2018-08-21 Mitsubishi Electric Corporation Robot control device and robot control method
DE112014006610B4 (de) 2014-04-24 2019-09-19 Mitsubishi Electric Corporation Robotersteuerungsvorrichtung und Robotersteuerungsverfahren

Also Published As

Publication number Publication date
CN101823260A (zh) 2010-09-08
CN101823260B (zh) 2013-02-13
JP2010201592A (ja) 2010-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5283541B2 (ja) ロボットの動作経路生成方法
JP3971773B2 (ja) ロボットのオフライン教示装置
JP2006236031A (ja) ロボット軌跡制御方法及び装置並びにロボット軌跡制御方法のプログラム
JP5144035B2 (ja) 産業用ロボットのツールの位置・姿勢制御方法及び制御システム
JP5089533B2 (ja) ロボットの干渉回避方法及びロボットシステム
JP5458769B2 (ja) ロボットの制御装置
JP2009274203A (ja) ロボット及びその協調作業制御方法
JP2008105132A (ja) アームの関節空間における経路を生成する方法と装置
CN110914020B (zh) 具有机器人的操纵装置以及方法和计算机程序
JP2014208400A (ja) ロボットの制御装置及びロボットの姿勢補間方法
JP2009166164A (ja) 工業用ロボット
JP4888374B2 (ja) ロボットの動作制御装置及びその動作制御方法
EP2345512A1 (en) Method of finding feasible joint trajectories for an n-dof robot with rotation invariant process (N>5)
JP5792226B2 (ja) 多関節リンク機構の逆運動学解法、及びこの逆運動学解法を利用した教示データ作成装置
CN101570018B (zh) 机器人的示教方法
JP7199073B2 (ja) 垂直多関節ロボットの教示データ作成システム
JP5382148B2 (ja) ロボットの動作制御装置及びその動作制御方法
JP2018118330A (ja) 演算装置、演算方法、演算プログラムおよびロボットシステム
JP4528577B2 (ja) 工業用ロボット
JP6429977B2 (ja) ロボット装置及びロボット制御方法
JP6281351B2 (ja) ロボットの制御方法、ロボットの制御装置
JP4992702B2 (ja) ロボットの動作制御装置及びその動作制御方法
KR100736136B1 (ko) 작업성을 고려한 용접로봇의 제어방법
JP2010046751A (ja) 多関節ロボットの移動経路算出方法及びロボットシステム
KR101425055B1 (ko) 고정된 디버링 툴에 대한 이동 작업대상물의 모션 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130528

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5283541

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150