JP2021008951A - 袖管付継手及び配管システム - Google Patents

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Abstract

【課題】袖管付継手と、繊維強化樹脂層を有する繊維強化管との肉厚段差に起因する乱流を抑制できる配管システムの提供。【解決手段】袖管付継手1と、ポリオレフィンを主成分とする繊維強化樹脂層を有する繊維強化管13と、受口部14A、14Bの内周面の加熱領域14Dに電熱線15を有する電気融着継手14とを備え、電気融着継手14の一端側の受口部14Aの内周面と、袖管付継手1の袖管12A(12B)の外周面とが融着しており、電気融着継手14の他端側の受口部14Bの内周面と、繊維強化管13の外周面とが融着しており、袖管付継手1の袖管12A(12B)の先端の厚みは繊維強化管13の先端の厚みと同じであり、袖管12A(12B)は、先端から内方に向かって厚みが漸次増大するテーパ部12dを有する、配管システム。【選択図】図3

Description

本発明は、袖管付継手及び前記袖管付継手を備えた配管システムに関する。
例えばポリエチレン管など、ポリオレフィンを主成分とする樹脂組成物からなる従来の管や継手は、強度を確保するために比較的厚肉に設計されている。一般に、これらの管どうしの接続や、管と継手との接続には、メカニカル継手(ゴム輪止水や袋ナット締め付けを用いるもの)や融着継手が用いられる。
近年、管の耐圧性を高めるために、ポリオレフィンとガラス繊維とを含む繊維強化樹脂層を設けた繊維強化管が提案されている。
例えば特許文献1には、軸心から外周の方向に、少なくとも、第1層、第2層及び第3層を備え、第1層及び第3層がポリオレフィンを含む樹脂層であり、第2層がポリオレフィンとガラス繊維とを含む繊維強化樹脂層である多層管が開示されている。この多層管において、ガラス繊維は第1層の外周に沿う方向に配向している。
特開2016−196914号公報
繊維強化樹脂層を有する繊維強化管は、繊維を含まないポリオレフィン層からなる管と比べて耐圧性能が向上するため、薄肉化を図れるという利点を有する。
しかし、薄肉化した繊維強化管と、繊維を含まない従来の継手とを接続すると、両者の境界部で肉厚の違いによる段差(肉厚段差)ができる。肉厚段差が存在すると管内流れが乱れるため、流水音の増大や継手部圧力損失の増大等の悪影響が生じるおそれがある。
また鉄管から流れてきた錆等が、滞留する起点としても懸念される。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、繊維強化樹脂層を有する繊維強化管との肉厚段差に起因する乱流を抑制できる継手及び配管システムを提供する。
本発明は以下の態様を有する。
[1] ポリオレフィンを主成分とする樹脂組成物及び平均繊維長15mm以下の繊維を含む繊維強化樹脂層を有する繊維強化管に、
管軸方向の両端に受口部を有し、前記受口部の内周面の加熱領域に電熱線を有する電気融着継手を介して接続される袖管付継手であって、
継手本体部と前記継手本体部と一体化された袖管を有し、前記袖管の先端の厚みは、前記繊維強化管の先端の厚みと同じであり、前記袖管は、先端から内方に向かって厚みが漸次増大するテーパ部を有する、袖管付継手。
[2] 前記[1]に記載の袖管付継手と、
ポリオレフィンを主成分とする樹脂組成物及び平均繊維長15mm以下の繊維を含む繊維強化樹脂層を有する繊維強化管と、
管軸方向の両端に受口部を有し、前記受口部の内周面の加熱領域に電熱線を有する電気融着継手とを備え、
前記電気融着継手の一端側の前記受口部の内周面と、前記袖管付継手の前記袖管の外周面とが融着しており、
前記電気融着継手の他端側の前記受口部の内周面と、前記繊維強化管の外周面とが融着している、配管システム。
[3] 前記電気融着継手の管軸方向において、前記袖管の前記テーパ部の厚みが最大となるテーパ部基端が、前記加熱領域内に存在する、[2]の配管システム。
[4] 前記電気融着継手の管軸方向において、前記袖管の前記テーパ部の厚みが最大となるテーパ部基端が、前記加熱領域よりも前記電気融着継手の内方に存在する、[2]の配管システム。
本発明の袖管付継手は、繊維強化樹脂層を有する繊維強化管との肉厚段差に起因する乱流を抑制できる。その結果、流水音及び継手部圧力損失を低減できる。
本発明の配管システムは、繊維強化樹脂層を有する繊維強化管と袖管付継手との肉厚段差に起因する乱流を抑制できる。その結果、流水音及び継手部圧力損失を低減できる。
本発明に係る袖管付継手の例を示す一部断面側面図である。 図1の一部を拡大して示した断面図である。 本発明に係る配管システムの例を示す断面図である。 本発明に係る配管システムの他の例を示す断面図である。 本発明に係る配管システムの他の例を示す断面図である。 本発明に係る繊維強化管の例を示す図であり、(a)は管軸方向に垂直な断面図、(b)は(a)中のI−I線に沿う断面図である。 図6の繊維強化管を径方向から見た平面図である。 繊維強化管の径方向に垂直な断面に存在する繊維断面の例を示す模式図である。 繊維強化管の製造方法を説明するための概略構成図である。 本発明に係る袖管付継手の他の例を示す一部断面側面図である。 配管システムの性能試験方法を説明するための概略構成図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を用いて説明する。
図1は本実施形態の袖管付継手1を一部断面視した側面図であり、図2は図1の一部を拡大した断面図である。図3は、本実施形態の配管システムを示した断面図である。
[袖管付継手]
本実施形態の袖管付継手1はチーズ(ティー型)管継手である。袖管付継手1は、第1の管軸P1(以下、管軸P1ともいう。)と、第2の管軸P2(以下、管軸P2ともいう。)を有する。管軸P1及び管軸P2は直線状であり互いに直交する。
袖管付継手1は、内部に流路を有するT型の継手本体部(以下、単に本体部ともいう。)10と、袖管12A、12B、12Cを有する。袖管12A、12B、12Cは、本体部10の三つの開口部11A、11B、11Cに、それぞれバット融着により一体化している。袖管12A、12B、12Cのうち、袖管12Aと12Bは管軸P1と同軸の管状であり、袖管12Cは管軸P2と同軸の管状である。袖管12A、12B、12Cの外径は、それぞれ長さ方向において一定である。
管軸P1方向の両端の袖管12A、12Bは、後述の繊維強化管13に接続される。
図2は袖管12A、12Bの先端部分(符号IIで示す。)を模式的に拡大して示した断面図である。図2に示すように、袖管12A、12Bの内面には、袖管の先端12aから内方に向かって、管の厚みが漸次増大するテーパ部12dが存在する。本明細書において、テーパ部12dの、厚みが最小となる位置をテーパ部先端12cと言い、厚みが最大となる位置をテーパ部基端12eと言う。
図2の例において、袖管の先端12aからテーパ部先端12cまでの間は、袖管12A、12Bの内径が一定である。すなわち、管の厚みが一定の薄肉部12bである。
テーパ部先端12cからテーパ部基端12eに向かって、袖管12A、12Bの内径は漸次縮径する。
テーパ部基端12eよりも袖管の内方側は、袖管12A、12Bの内径が一定である。すなわち、管の厚みが一定の厚肉部12fである。
袖管付継手1は、ポリオレフィンを主成分とする樹脂組成物からなる。本明細書において「ポリオレフィンを主成分とする樹脂組成物」とは、ポリオレフィンを50質量%以上含む樹脂組成物を意味する。例えば、ポリオレフィンの1種以上からなる樹脂組成物、又はポリオレフィンの1種以上と、必要に応じた添加剤とを含む樹脂組成物が挙げられる。
袖管付継手1の材料として公知のポリオレフィン系樹脂組成物を用いることができる。袖管付継手1は実質的に強化繊維を含まない。
袖管付継手1の大きさは用途に応じて設計してよい。例えば、袖管12A、12Bの外径D1は50mm以上が好ましく、100mm以上がより好ましい。袖管12Cの外径D2も50mm以上が好ましく、100mm以上がより好ましい。D1≧D2が好ましい。
管軸P1方向における袖管付継手1の長さL1は、例えば55mm以上が好ましく、75mm以上がより好ましい。
管軸P2方向において、袖管12Cの先端から管軸P1までの距離H1は、例えば55mm以上が好ましく、75mm以上がより好ましい。
[繊維強化管]
繊維強化管13は、ポリオレフィンを主成分とする樹脂組成物及び平均繊維長15mm以下の繊維を含む繊維強化樹脂層を有する。繊維強化管13の外径及び内径は長さ方向において一定である。すなわち、管の厚みは一定である。繊維強化管13の材質及び構造については後述する。
[電気融着継手]
図3に示すように、本実施形態の電気融着継手14はソケットであり、管軸Q方向の両端に円筒状の受口部14A、14Bを有する。受口部14Aと14Bの間に位置決め突起14Cを有する。
受口部14A、14Bの内周面の一部の領域(以下、加熱領域ともいう。)14Dには、螺旋状に埋設された電熱線15が存在する。
電気融着継手14の、管軸Q方向の両端部の外周面には、径方向外側に突出する一対のターミナルピン16が存在する。ターミナルピン16は電熱線15に電気的に接続している。通電装置(図示略)のケーブルコネクタを、ターミナルピン16に取り付けて、電熱線15に通電すると、電熱線15が発熱する。
加熱領域14Dの外周面には、インジケータ17が存在する。インジケータ17は、径方向に凹む凹部17aの底面と接続している。融着が適性に行われるとインジケータ17が径方向外側に隆起し、凹部17aから表出する。
尚、呼び径200以上等の大口径ソケットでは電気容量が大きくなるため、受口部14A、14Bのそれぞれにおいて、電熱線を分割し、管軸Q方向の両端部の外周面に、径方向外側に突出する二対のターミナルピン16を設ける場合があるが、概要は上記の通りである。
電気融着継手14は、ポリオレフィンを主成分とする樹脂組成物からなる。電気融着継手の材料として公知のポリオレフィン系樹脂組成物を用いることができる。電気融着継手14は実質的に強化繊維を含まない。
管軸Q方向において、加熱領域14Dの両側には、電熱線が存在しないコールドゾーンが存在する。以下、加熱領域14Dよりも、電気融着継手14の内方の存在するコールドゾーンを内側コールドゾーン14Eといい、電気融着継手14の端面側に存在するコールドゾーンを外側コールドゾーン14Fという。
[配管システム]
本実施形態の配管システムでは、図3に示すように、袖管付継手1の袖管12A又は12Bと、繊維強化管13とが、電気融着継手14を介して接続している。
本実施形態の配管システムは、電気融着継手14の一端側の受口部14Aに袖管付継手1の袖管12A又は12Bを挿入し、他端側の受口部14Bに繊維強化管13を挿入した状態で、電熱線15に通電し、加熱領域を融着して得られる。袖管12A又は12B及び繊維強化管13は、位置決め突起14Cに突き当たるまで挿入する。
電気融着継手14の一端側の受口部14Aの加熱領域において、受口部14Aの内周面と、袖管付継手1の袖管12A又は12Bの外周面とが、融着して一体化している。
電気融着継手の他端側の受口部14Bの加熱領域において、受口部14Bの内周面と、繊維強化管13の外周面とが、融着して一体化している。
袖管付継手1の袖管の先端12aにおける管の厚みt1は、繊維強化管13の管の厚みと比べて、同じであるか、又は厚みt1の方が大きい。厚みt1と繊維強化管13の管の厚みとの差は、2mm以内が好ましく、1mm以内がより好ましく、0mmがさらに好ましい。前記範囲の下限値以上であると強度に優れる。差が大きいほど段差により流体が乱流を生じ、圧力損失が大きくなりやすい。
袖管付継手1の厚肉部12fにおける管の厚みt2は、7.0mm以上が好ましく、8.9mm以上がより好ましく、10.4mm以上がさらに好ましい。
例えば、強化繊維を含まない袖管付継手1の厚肉部12fがSDR8.5(SDRとは、外径/最小肉厚で示される無次元数)であり、繊維強化管13がSDR11であるとき、呼び径50の場合の、厚肉部12fの最小肉厚は7.0mm、繊維強化管13の最小肉厚は5.5mm、両者の差は1.5mmである。また、呼び径75の場合、厚肉部12fの最小肉厚は10.4mm、繊維強化管13の最小肉厚は8.1mm、両者の差は2.3mmである。このように呼び径(口径)が大きくなれば両者の差はより大きくなり、圧力損失がより高くなりやすいため、本発明を適用することによる効果が大きい。
管軸P1方向における、薄肉部12bの長さw1は0〜10mmが好ましく、0〜5mmがより好ましい。前記範囲の上限値以下であるとテーパ部12dの傾斜角度(後述のθ)を小さく抑えやすい。
袖管付継手1の、袖管の先端12aからテーパ部基端12eまでの長さw2は、電気融着継手14の、管軸Q方向における受口部14Aの長さ以下であることが好ましい。
すなわち、電気融着継手14の管軸Q方向における、内側コールドゾーン14Eの長さをLa、加熱領域14Dの長さをLb、外側コールドゾーン14Fの長さをLcとすると、w2≦(La+Lb+Lc)であることが好ましい。
本実施形態において、電気融着継手14は、電気融着継手14単体で内圧に耐えることができる肉厚を有する。このため、電気融着継手14の受口部14A、14B内の袖管付継手1において、薄肉部12b及びテーパ部12dが内圧により拡径作用を受けた場合でも、受口部14A、14Bの肉厚で、その拡径を押し留めることができる。したがって、w2≦(La+Lb+Lc)であると、テーパ部基端12eが、電気融着継手14の受口部14Aの端面より内方に存在し、耐圧性能に優れる点で好ましい。
又は、図4に示すように、テーパ部基端12eが、電気融着継手14の加熱領域14D内に存在すると、袖管付継手1単体で内圧に耐えることができる肉厚を有する厚肉部12fが、電気融着継手14の受口部14A、14B内に存在するため、耐圧性能により優れる点で好ましい。すなわち、La<w2≦(La+Lb)であることが好ましい。
図4において、図3と同じ構成要素には同じ符号を付して説明を省略する。
また、受口部14A、14Bの内周面と、袖管付継手1の袖管12A又は12Bの外周面とが、融着して一体化している部分において、充分な肉厚を確保するという点では、図5に示すように、テーパ部基端12eが、電気融着継手14の内側コールドゾーン14Eに存在することが好ましい。すなわち、w2≦Laであることが好ましい。
図5において、図3と同じ構成要素には同じ符号を付して説明を省略する。
電気融着継手14の、管軸Q方向における受口部14Aの長さ(La+Lb+Lc)は、用途に応じて設計する。例えば、ヨーロッパ等で市販されている無圧排水用のものは、(La+Lb+Lc)が短いものも存在する。但し樹脂は異なるが、建築設備用ポリエチレンパイプシステム研究会規格PWA009のソケットにおいては、PN12もPN16も同等寸法である。
袖管付継手1の管軸P1を含む断面において、テーパ部先端12c及びテーパ部基端12eを通る直線と、管軸P1方向とのなす角度θ(テーパ部12dの傾斜角度)は、乱流が生じ難い点では0度に近い方が好ましい。例えば45度以下が好ましく、30度以下がより好ましい。
袖管付継手1のテーパ部12dは、管軸P1方向における厚みが一定である管を形成した後に、先端部分を所望の形状に切削して形成できる。または所望の形状の袖管を射出成形してもよい。具体的には、必要長さに切断した袖管原管を、旋盤やフライス盤で必要寸法に切削して加工する方法、または専用型を用いて袖管原管を射出成形する方法を用いることができる。
[変形例]
本実施形態では、袖管の先端12aとテーパ部先端12cとの間に薄肉部12bを設けたが、薄肉部12bを設けなくてもよい。すなわち、袖管の先端12aとテーパ部先端12cとが同じであってもよい。
実施工で、微小な芯ずれがあった場合に、繊維強化管13の内面と、袖管12A、12Bの先端部分の内面との角度が大きくなり難い点では薄肉部12bを設けることが好ましい。袖管の先端12aからテーパ部基端12eまでの長さw2が一定であり、テーパ末端12eの位置が決まっている場合、テーパ部12dの傾斜角度θを小さくする点では薄肉部12bを設けない方が好ましい。
本実施形態では、袖管付継手1の管軸P1を含む断面において、テーパ部12dの内面の形状は一直線状であるが、これに限定しない。例えば、テーパ部12dの内面の断面形状が曲線(円弧状、S字状など)でもよく、複数の直線が連続した形状(階段状、折れ曲がった線状)でもよい。
本実施形態において、袖管付継手の本体部と袖管はバット融着で一体化しているが、融着方法は限定しない。例えばヒートフュージョン(管の端部の外面と継手の内面を、それぞれヒーターにより加熱、溶融させた後、管を継手へ挿入し圧着させる方法)が例示できる。
本実施形態において、袖管付継手の形状はチーズ(ティー型)であるがこれに限定しない。例えば、エルボー、ベンド、フランジ短管、SPキャップが例示できる。
本実施形態の配管システムでは、袖管付継手1の先端部分を薄肉化して、薄肉の繊維強化管13との接合部分における肉厚段差を低減する。その結果、肉厚段差に起因する乱流、流水音、継手部圧力損失の増大等を抑制できる。
また、袖管付継手1の先端部分の外周面は、電気融着継手14の内周面と一体化しているため、袖管付継手1の先端部分を薄肉化したことに起因する耐圧性の低下を防止できる。
<繊維強化管>
繊維強化管13は、マトリクス樹脂中に平均繊維長15mm以下の繊維を含む繊維強化樹脂層を有する。繊維強化樹脂層のほかに、繊維を含まない層を有してもよい。
マトリクス樹脂は、ポリオレフィンを主成分とする樹脂組成物である。マトリクス樹脂は、樹脂のほかに添加剤を含んでもよい。マトリクス樹脂中の樹脂がポリオレフィンであることが好ましい。
前記ポリオレフィンとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、及びエチレン−α−オレフィン共重合体が例示できる。ポリオレフィンは、1種を用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ポリエチレンはホモポリマーでもよく、エチレンに基づく単量体単位(以下、エチレン単位という。)と、それ以外の単量体単位を含むコポリマーでもよい。
ポリエチレンとして、低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、高耐熱ポリエチレン(PE−RT)が例示できる。
ポリエチレンの総質量に対して、エチレン単位の含有量は50質量%以上が好ましく、80質量%以上がより好ましく、90質量%以上がさらに好ましい。100質量%でもよい。
ポリプロピレンはホモポリマーでもよく、プロピレンに基づく単量体単位(以下、プロピレン単位という。)と、それ以外の単量体単位を含むコポリマーでもよい。
ポリプロピレンとして、プロピレンのホモポリマー、プロピレンとエチレンのランダムコポリマー又はブロックコポリマーが例示できる。
ポリプロピレンの総質量に対して、プロピレン単位の含有量は50質量%以上が好ましく、80質量%以上がより好ましく、90質量%以上がさらに好ましい。100質量%でもよい。
ポリブテンはホモポリマーでもよく、ブテンに基づく単量体単位(以下、ブテン単位という。)、それ以外の単量体単位を含むコポリマーでもよい。
管の耐圧性の向上及び管の軽量化の点からは、マトリクス樹脂がポリエチレン又はポリプロピレンを含むことが好ましく、ポリエチレンを含むことが好ましい。
添加剤としては、相溶化剤、安定剤、安定化助剤、滑剤、加工助剤、衝撃改質剤、耐熱向上剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、充填剤、顔料及び可塑剤が例示できる。これらは公知のものを適宜選択して用いることができる。添加剤は、1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記相溶化剤としては、マレイン酸変性ポリオレフィン、シラン変性ポリオレフィン、及び塩素化ポリオレフィンが例示できる。なお、これらの相溶化剤は、前記ポリポリオレフィンに含まれない。前記相溶化剤は、1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記安定剤は特に限定されず、熱安定剤、及び熱安定化助剤が例示できる。
熱安定剤としては特に限定されず、有機錫系安定剤、鉛系安定剤、カルシウム−亜鉛系安定剤、バリウム−亜鉛系安定剤、及びバリウム−カドミウム系安定剤が例示できる。
有機錫系安定剤としては、ジブチル錫メルカプト、ジオクチル錫メルカプト、ジメチル錫メルカプト、ジブチル錫メルカプト、ジブチル錫マレート、ジブチル錫マレートポリマー、ジオクチル錫マレート、ジオクチル錫マレートポリマー、ジブチル錫ラウレート、及びジブチル錫ラウレートポリマーが例示できる。前記安定剤は、1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記熱安定化助剤は特に限定されず、エポキシ化大豆油、りん酸エステル、ポリオール、ハイドロタルサイト、及びゼオライトが例示できる。前記熱安定化助剤は、1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記滑剤は特に限定されず、内部滑剤、又は外部滑剤が例示できる。前記内部滑剤は、成形加工時の溶融樹脂の流動粘度を下げ、摩擦発熱を防止する目的で使用される。
前記内部滑剤は特に限定されず、ブチルステアレート、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、エポキシ大豆油、グリセリンモノステアレート、ステアリン酸、及びビスアミドが例示できる。
前記外部滑剤は、成形加工時の溶融樹脂と金属面との滑り効果を上げる目的で使用される。前記外部滑剤は特に限定されず、パラフィンワックス、ポリオレフィンワックス、エステルワックス、及びモンタン酸ワックス等が挙げられる。前記滑剤は、1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記加工助剤としては特に限定されず、アクリル系加工助剤が例示できる。前記アクリル系加工助剤としては、重量平均分子量が10万〜200万であるアルキルアクリレート−アルキルメタクリレート共重合体等が挙げられ、具体的には、n−ブチルアクリレート−メチルメタクリレート共重合体、及び2−エチルヘキシルアクリレート−メチルメタクリレート−ブチルメタクリレート共重合体が例示できる。前記加工助剤は、1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記衝撃改質剤としては特に限定されず、メタクリル酸メチル−ブタジエン−スチレン共重合体(MBS)、塩素化ポリエチレン、及びアクリルゴムが例示できる。前記衝撃改質剤は、1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記耐熱向上剤としては特に限定されず、α−メチルスチレン系、及びN−フェニルマレイミド系樹脂が例示できる。前記耐熱向上剤は、1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記酸化防止剤としては特に限定されず、フェノール系酸化防止剤が例示できる。前記酸化防止剤は、1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記紫外線吸収剤としては特に限定されず、サリチル酸エステル系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、及びシアノアクリレート系紫外線吸収剤が例示できる。前記紫外線吸収剤は、1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記光安定剤としては特に限定されず、ヒンダードアミン系光安定剤が例示できる。前記光安定剤は、1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記充填剤としては特に限定されず、炭酸カルシウム、及びタルクが例示できる。前記充填剤は、1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記顔料としては特に限定されず、有機顔料及び無機顔料が例示できる。前記有機顔料としては、アゾ系有機顔料、フタロシアニン系有機顔料、スレン系有機顔料、及び染料レーキ系有機顔料が例示できる。前記無機顔料としては、酸化物系無機顔料、クロム酸モリブデン系無機顔料、硫化物・セレン化物系無機顔料、及びフェロシアニン化物系無機顔料が例示できる。前記顔料は1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記可塑剤は、成形時の加工性を高める目的で添加されていてもよい。可塑剤を添加すると成形体の耐熱性が低下する場合があるため、可塑剤の添加量は少ない方が好ましい。前記可塑剤としては特に限定されず、ジブチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、及びジ−2−エチルヘキシルアジペートが例示できる。前記可塑剤は1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
繊維強化樹脂層中の繊維は、無機繊維でもよく、有機繊維でもよい。繊維は1種のみでもよく、材質が異なる2種以上を併用してもよい。
無機繊維としては、ガラス繊維、炭素繊維、シリコン・チタン・炭素複合繊維、ボロン繊維、及び金属繊維が例示できる。
有機繊維としては、アラミド繊維、ビニロン繊維、ポリエステル繊維、及びポリアミド繊維が例示できる。
耐圧性を高める効果に優れる点で、ガラス繊維がより好ましい。
繊維強化樹脂層中の繊維の平均繊維長(繊維自体の平均繊維長)は15mm以下である。1.5mm以下が好ましく、0.8mm以下がより好ましい。前記上限値以下であると、相対的に、成形機のスクリューによって剪断力を受けたときの残存繊維長の安定性に優れる。
平均繊維長の下限は、100μm以上が好ましく、200μm以上がより好ましい。前記下限値以上であると、耐圧性を高める効果に優れる。
繊維強化樹脂層中の繊維の繊維長を1本ごとに測定し、複数の繊維の繊維長を平均して前記平均繊維長を求める。50本以上の繊維の繊維長を平均することが好ましい。前記繊維長は、前記繊維を直線状にした場合の前記繊維の一端と他端との距離である。
繊維強化樹脂層中の繊維の平均繊維径(繊維自体の平均繊維径D)は、好ましくは5〜17μm、より好ましくは7〜15μm、更に好ましくは10〜13μmである。前記範囲の下限値以上であると、耐圧性を高める効果に優れ、上限値以下であると、繊維が特定の方向に配置しやすくなる。
繊維強化樹脂層中の繊維の繊維径を1本ごとに測定し、複数の繊維の繊維径を平均して前記平均繊維径Dを求める。50本以上の繊維の繊維径を平均することが好ましい。
繊維強化樹脂層の総質量に対して、繊維の含有量は0質量%超であり、10〜40質量%が好ましく、15〜35質量%がより好ましく、20〜30質量%がさらに好ましい。前記範囲内であると、耐圧性を高める効果に優れる。
図6、7に、繊維強化管13の好ましい態様を示す。図6(a)は、管軸X方向(以下、X方向ともいう。)に対して垂直な面で切断した断面図である。図6(b)は、図6(a)のI−I線に沿う断面図である。図7は径方向から見た平面図である。Yは周方向を示す。
本態様の繊維強化管13は、樹脂を含む管状の第1の層21と、樹脂と繊維とを含む管状の第2の層(繊維強化樹脂層)22と、樹脂を含む管状の第3の層23とを有し、第1の層21が、第2の層22の内表面上に存在し、第3の層23が、第2の層22の外表面上に存在する多層管である。
第1の層21は、最内層であり、表面層である。第2の層22は中間層である。第3の層23は、最外層であり、表面層である。
第1の層21の総質量に対して、樹脂の含有量は80〜100質量%が好ましく、90〜100質量%がより好ましい。前記下限以上であると、繊維強化管13の耐圧性をより高めることができる。
第3の層23の総質量に対して、樹脂の含有量は、80〜100質量%が好ましく、90〜100質量%がより好ましい。前記下限以上であると、繊維強化管13の耐圧性をより高めることができる。
第1の層21及び第3の層23を構成する樹脂組成物として、前記マトリクス樹脂を用いることができる。第1の層に含まれている樹脂と、第2の層に含まれている樹脂と、第3の層に含まれている樹脂とは、それぞれ同一であってもよく、異なっていてもよい。第1、第2、第3の層に含まれている樹脂はそれぞれ、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
図6(b)に示すように、第1の層21の内表面には、X方向に螺旋状に延びる凸部21aが存在する。
また図7に示すように、第3の層23の外表面に、X方向に螺旋状に延びる凸部23aが存在してもよい。なお、図6(a)、(b)において凸部23aは図示していない。
凸部21a及び凸部23aは、後述するように、繊維強化管13の製造工程において、多層の管状体を周方向にねじると成形痕ができる。成形痕は目視にて識別可能である。
凸部21a、23aは、突条であることが好ましい。帯状であってもよい。
凸部21a、23aは、螺旋方向にて、全体が連なっていてもよく、部分的に途切れていてもよい。
(凸部の平均高さ)
図6(b)中の符号L1、及び図7中の符号L3は、螺旋状の成形痕(凸部21a、23a)における螺旋方向を示す。螺旋方向は、前記成形痕の接線方向である。
凸部21a、23aの高さは、螺旋方向L1、L3に対して垂直な断面における最大高さである。凸部21a、23aの平均高さは、螺旋方向に離れて任意に選択した50箇所以上の位置における高さを測定し、平均値を算出して求める。
凸部21a、23aの平均高さは、凸部が存在する部分において、非接触式三次元測定機を用いて測定できる。
凸部21aの平均高さは、特に限定されない。繊維強化管13の耐圧性に優れる点からは、小さい方が好ましい。例えば0mm超、2mm以下が好ましく、0mm超、1.5mm以下がより好ましく、0mm超、1mm以下がさらに好ましい。2mm超であってもよい。
凸部23aの平均高さは、凸部21aの平均高さと比べて、大きくてもよく、同一でもよく、小さくてもよい。
凸部23aの平均高さは、特に限定されないが、小さい方が好ましい。例えば0mm超、0.2mm以下が好ましく、0mm超、0.1mm以下がより好ましく、0mm超、0.05mm以下がさらに好ましい。0.2mm超であってもよい。略0mmであることが最も好ましい。第3の層23の外表面の成形痕は、例えば、擦り傷程度に視認されてもよい。
第3の層23の外表面に成形痕(凸部23a)が存在すると、耐圧性がより向上しやすい。
第3の層23の外表面に成形痕(凸部23a)が存在しなくてもよい。繊維強化管13の外観がより優れる点では、第3の層23の外表面において、螺旋状の成形痕を目視で認識できないことが好ましい。
繊維強化管13の製造工程において、第3の層23の外表面に螺旋状の成形痕を形成した後、該成形痕を削ってもよい。又は成形痕を薄くする工程を行ってもよい。例えば、繊維強化管13の外表面(第3の層23の外表面)を研磨する方法、又は研磨し、さらに塗料を塗布する方法で、第3の層23の外表面の成形痕を目視で認識し難くすることができる。
(傾斜角度Ai、平均値A)
図6(b)に示すように、径方向から平面視したときに、凸部21aの螺旋方向L1とX方向とがなす角度のうち小さい方の角度を傾斜角度Aiとする。傾斜角度Aiの平均値を「平均値A」とする。平均値Aは、螺旋方向に離れて任意に選択した50箇所以上の位置における傾斜角度Aiをそれぞれ測定し、平均値を算出して求める。
平均値Aは、耐圧性を高める点から、40度以上80度以下が好ましい。平均値Aは、繊維強化管13の製造条件で制御できる。
耐圧性をより高める点から、平均値Aは、60度以上が好ましく、65度以上がより好ましい。平均値Aは80度に近いほどよい。
(傾斜角度Ci、平均値C)
図7に示すように、径方向から平面視したときに、凸部23aの螺旋方向L3とX方向とがなす角度のうち小さい方の角度を傾斜角度Ciとする。傾斜角度Ciの平均値を「平均値C」とする。平均値Cは、螺旋方向に離れて任意に選択した50箇所以上の位置における傾斜角度Ciをそれぞれ測定し、平均値を算出して求める。
平均値Cは、耐圧性を高める点から大きいほどよい。例えば、30度以上、90度未満が好ましく、60度以上、90度未満がより好ましく、65度以上、90度未満がさらに好ましい。
耐圧性をより高める点から、前記平均値Aと前記平均値Cとの差の絶対値は、30度以下が好ましく、25度以下がより好ましく、20度以下がさらに好ましく、0度が最も好ましい。
(平均繊維径D)
第2の層(繊維強化樹脂層)22に含まれる繊維自体の平均径を平均繊維径Dとする。平均繊維径Dは、繊維強化管13の製造前に繊維の繊維径を測定する方法、又は第2の層22から繊維を分離し、分離した繊維の繊維径を測定する方法で測定できる。
(繊維断面の長さL)
第2の層22を管の径方向に垂直な面でスライスしたとき、露出した断面Sには繊維の断面又は表面(本明細書ではこれらを区別せずに「繊維断面」という。)が存在する。繊維自体の長さが同じであっても、管の径方向と繊維の長さ方向とのなす角度によって、断面Sに存在する繊維断面の長さLが変化する。
長さLが平均繊維径Dの2倍以上(2≦L/D)である繊維断面を、繊維断面Sfとする。
(傾斜角度Bi、平均値B)
本態様の繊維強化管において、繊維強化樹脂層中の繊維は周方向Yに対して斜めに配向している。
図8に、前記断面Sに存在する繊維断面の例を示す。繊維断面31は長さL(一端31aと他端31bとの距離)が平均繊維径Dの2倍以上である繊維断面Sfの例である。
繊維断面41は長さL(一端41aと他端41bとの距離)が平均繊維径Dの2倍未満である繊維断面の例である。
断面Sに存在する繊維断面のうち、繊維断面Sfを選択し、その傾斜角度Biを測定する。図8に示すように、傾斜角度Biは、繊維断面31の長さ方向(繊維の配向方向)L2とX方向とがなす角度のうち小さい方の角度である。傾斜角度Biは、画像解析ソフトを用いて測定できる。傾斜角度Biの平均値を「平均値B」とする。
例えば、繊維強化管を、管の径方向に垂直な切断面でスライスし、得られた断面Sを走査型電子顕微鏡(例えば、日本電子社製品名「JSM−6701F」)で撮影する。前記断面Sは、第2の層の外表面を観察できる面が好ましい。
撮影した顕微鏡写真から、繊維断面の長さLを測定し、2≦L/Dである繊維断面Sfについて、傾斜角度Biを測定し、平均値Bを求める。
前記走査型電子顕微鏡での撮影条件としては、蒸着厚み10nm、加速電圧15kV、倍率25倍の条件が例示できる。
耐圧性をより高める点から、平均値Bは、60度以上が好ましく、65度以上がより好ましい。平均値Bの値は大きいほどよい。平均値Bの上限は90度未満であり、好ましくは85度以下である。
耐圧性をより高める点から、前記繊維断面Sfの総数(100%)のうち、前記平均値Aから傾斜角度Biを差し引いた値の絶対値が22.5度以下である繊維断面Sfの個数割合が50%を超えることが好ましい。
耐圧性をより高める点から、平均値Aと平均値Bとの差の絶対値は、30度未満が好ましく、30度以下がより好ましく、25度以下がさらに好ましく、20度以下が特に好ましく、0度が最も好ましい。
(層の厚み)
第1の層21と第2の層22と第3の層23との合計の厚み(以下、合計厚みともいう。)に対する、第1の層21の厚みの比(R1)は、0.05〜0.4が好ましく、0.1〜0.3がより好ましい。前記範囲の下限以上であるとクリープ性能に優れ、上限以下であると寸法安定性に優れる。
前記合計厚みに対する、第2の層22の厚みの比(R2)は、0.25〜0.85が好ましく、0.3〜0.8がより好ましい。前記範囲の下限以上であると、耐圧性に優れ、上限以下であると寸法安定性に優れる。
前記合計厚みに対する、第3の層23の厚みの比(R3)は、0.05〜0.4が好ましく、0.1〜0.3がより好ましい。前記範囲の下限以上であると、クリープ性能及び施工性に優れ、上限以下であると、寸法安定性に優れる。
なお、第1の層21の厚み、第2の層22の厚み、第3の層23の厚みは、それぞれ平均厚みを表す。成形痕を有する層における層の厚みは、成形痕が存在する部分を含めて、平均厚みを算出する。
耐圧性をより高める観点からは、繊維強化管13のSDR(standard dimension ratio、基準外径と最小厚さの比)は、8.5〜16が好ましく、9〜12がより好ましい。
本態様の繊維強化管13は、前記構成を有する多層管であるため、耐圧性に優れる。
本態様の繊維強化管13は、特殊な金型を用いることなく、従来公知の金型を用いて製造できるため、製造コストの低減、及び製造効率の向上の点で好ましい。
なお、図示しないが、繊維強化管13は、第1の層21と第2の層22との間に配置された他の層を有してもよい。図示しないが、繊維強化管13は、第2の層22と第3の層23との間に配置された他の層を有していてもよい。
図示しないが、繊維強化管13は、第1の層21の内表面上に配置された他の層を有していてもよい。第1の層21は、表面層であることが好ましい。
繊維強化管13は、第3の層23の外表面上に配置された他の層を有していてもよい。例えば、前記第3の層の外表面上に、塗料が塗布された着色層を有してもよい。
本態様の繊維強化管13は、内部に流体が流れる配管の構成部材として好適である。特に、耐圧性に優れるため、高圧(例えば1.6MPa以上)の流体を流すことができる。例えば、消火管、プラント配管、排水配管、又は薬液配管の構成部材として好適であり、特に消火管の構成部材として好適である。
繊維強化管13として、以下の構成を有する繊維強化管が好ましい。
樹脂を含む管状の第1の層と、樹脂と複数の繊維とを含む第2の層と、樹脂を含む第3の層とを備え、
前記第1の層が、前記第2の層の内表面上に配置されており、前記第3の層が、前記第2の層の外表面上に配置されており、前記第1の層が、内表面において、繊維強化管の軸方向(X方向)に沿って螺旋状の成形痕を有し、
下記平均値A、下記繊維断面Sf及び下記傾斜角度Biについて、前記平均値Aが40度以上80度以下であり、かつ、前記繊維断面Sfの個数100%中、前記平均値Aと前記傾斜角度Biとの差の絶対値が22.5度以下である繊維断面Sfの個数割合が50%を超える、繊維強化管。
平均値A:第1の層の前記螺旋状の成形痕における螺旋方向の、繊維強化管の軸方向から多層管の周方向に向けての傾斜角度Aiの平均値を平均値Aとする。
繊維断面Sf:前記繊維自体の平均繊維径を平均繊維径Dとする。前記第2の層の繊維強化管の軸方向に沿う断面Sにおいて観察される繊維断面のそれぞれの長さ方向の距離を距離Lとする。前記第2の層の繊維強化管の軸方向に沿う断面Sにおいて観察される前記繊維断面のうち、前記距離Lが前記平均繊維径Dの2倍以上である繊維断面を繊維断面Sfとする。
傾斜角度Bi:前記繊維断面Sfの繊維強化管の軸方向から繊維強化管の周方向に向けての傾斜角度を傾斜角度Biとする。
前記第1の層に含まれる前記樹脂が、ポリオレフィン樹脂であり、前記第2の層に含まれる前記樹脂が、ポリオレフィン樹脂であり、前記第3の層に含まれる前記樹脂が、ポリオレフィン樹脂であることが好ましい。
前記第2の層に含まれる前記繊維が、ガラス繊維であることが好ましい。
<繊維強化管の製造方法>
以下、繊維強化管13の製造方法について説明する。
図9は、本態様の繊維強化管13の製造方法の例を説明するための図である。
製造装置50は、金型51と、第1の水槽52と、第2の水槽53と、回転引取機54と、切断機55とを備える。金型51は、多層の管状体を成形できる多層金型である。回転引取機54は、金型51から押し出された多層の管状体を引き取りながら、引取部を周方向に回転させることによって、多層の管状体を周方向にねじることができる。
まず、前記第1の層21を形成するための第1の樹脂組成物と、前記第2の層22を形成するための第2の樹脂組成物と、前記第3の層23を形成するための第3の樹脂組成物とを金型51に供給し、多層の管状体を得る(第1の成形工程)。第2の樹脂組成物は繊維を含む。
第1の成形工程において、第1、第2、第3の樹脂組成物を金型51に供給した後、溶融押出することで、多層の管状体を成形する。多層の管状体において、前記繊維(繊維の配向方向)が多層の管状体の軸方向に沿って配向していることが好ましい。
前記多層の管状体では、前記繊維(繊維の配向方向)が該管状体の軸方向に対して傾斜していないことが好ましい。前記多層の管状体において、前記繊維の長さ方向(繊維の配向方向)と、多層の管状体の軸方向とのなす角度(傾斜角度)は、45度未満が好ましく、15度未満がより好ましく、10度以下がさらに好ましく、5度以下が特に好ましい。
前記繊維の配向方向を多層の管状体の軸方向に沿って配向させる方法、又は多層の管状体における前記繊維の傾斜角度を前記上限以下(前記上限未満)に制御する方法としては
以下の方法が例示できる。
(1)第1の水槽の入り口に設置されているフォーミングチューブの内径を、金型から押し出された管状体の外径よりも小さくする方法。
(2)金型から押し出された溶融樹脂が冷却水槽のフォーミングチューブで冷却固化するまでに管をねじることによって繊維の配向方向を制御する方法。
前記第1の成形工程において、金型の温度は、使用する樹脂の種類によって適宜変更可
能である。
続いて、金型51の下流側に設置された回転引取機54を用いて、前記多層の管状体を周方向にねじる(第2の成形工程)。第2の成形工程において、前記多層の管状体は、金型51と第1の水槽52との間で、周方向にねじられる。第1の層に螺旋状の成形痕を効果的に形成し、耐圧性を効果的に高める点からは、前記多層の管状体を引き取りながらねじることが好ましい。
前記回転引取機の回転角度は、成形口径、流速、及び回転引取速度を参考に所定の値に設定することが好ましい。
周方向にねじられた前記多層の管状体を、第1の水槽52及び第2の水槽53を通過する際に冷却して固化し、繊維強化管13を得る。次いで、回転引取機54を通過し、切断機55において所定の長さに切断して、所定の長さの繊維強化管13を得る。
以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明を具体的に説明する。本発明は、以下の実施例に限定されない。
<製造例1:繊維強化管(多層管)の製造>
以下の樹脂及び繊維を用意した。
(ポリオレフィン系樹脂)
高密度ポリエチレン(PE100グレード第三世代ポリエチレン)
(繊維)
ガラス繊維(平均繊維長:0.5mm、平均繊維径D:0.013mm)
第1の層(最内層)を形成するための第1の樹脂組成物として、高密度ポリエチレンを用いた。第2の層(中間層)を形成するための第2の樹脂組成物として、高密度ポリエチレン80質量%とガラス繊維20質量%とを混合した混合材料を用いた。混合後の、第2の組成物中のガラス繊維の平均繊維長は500μmであった。第3の層(最外層)を形成するための第3の樹脂組成物として、高密度ポリエチレンを用いた。
3層の管状の成形体を得ることができる金型(設定温度220℃)に、第1、第2、第3の樹脂組成物を供給した。次いで、押出量100kgf/hで押出成形することで、第1及び第3の層に高密度ポリエチレンを含み、第2の層に高密度ポリエチレンとガラス繊維とを含み、ガラス繊維が管状体の軸方向に対して傾斜していない3層の管状体を得た。得られた3層の管状体は、SDRが11であり呼び径が100であった。
次いで、前記平均値Aが74度となるように回転引取機の回転角度を設定し、3層の管状体を引き取りながら周方向にねじった。次いで、第1の水槽及び第2の水槽で冷却固化して、3層の繊維強化管を得た。
得られた繊維強化管は、第1の層の内表面に螺旋状の成形痕が存在し、第2の層中の繊維が、繊維強化管の管軸方向に対して傾斜しており、第3の層の外表面に螺旋状の成形痕が存在した。また、得られた繊維強化管は、外径が114mm、管の厚みが10.99mm、各層の厚みの比(第1の層の平均厚み:第2の層の平均厚み:第3の層の平均厚み)が1:2:1であった。
<製造例2:袖管付継手の製造>
下記の方法で、図10に示す構成を有する袖管付継手を製造した。図10はフランジ短管の例である。図10において図1と同じ構成要素には同じ符号を付して説明を省略する。図10中の符号IIで示す、袖管の先端部分の拡大図は図2と同じである。本例の袖管付継手の材質は、全てガラス繊維を含まないポリオレフィンである。
まず、袖管12Aの先端部を切削加工して図2に示すように肉厚調整した。
袖管12Aの先端の薄肉部12bの長さw1は10mm、袖管の先端からテーパ部の基端までの長さw2は20mm、管の先端部における厚みt1(SDR11の公差最大値)は11.7mm、厚肉部における管の厚みt2(SDR8.5の公差最大値)は14.6mm、テーパ部の先端及び基端を通る直線と、管軸とのなす角度θは16.17度であった。
次に。継手本体部19と袖管12Aとをバット融着で一体化して図10に示すフランジ短管を得た。
得られたフランジ短管は、呼び径が100、袖管12Aの平均外径D1が114mm、袖管の長さL0が150mm、フランジ短管の全長L1が245mm、フランジの外径Daが210mmであった。
<製造例3:袖管付継手の製造>
製造例2において、袖管12Aの先端部の形状を設計変更した以外は同様にして、図10に示す袖管付継手を製造した。
本例ではw1が0mm、w2が60mm、t1が11.7mm、t2が14.6mm、θが2.77度とした。
<製造例4:袖管付継手の製造>
製造例2において、袖管12Aの先端部の形状を設計変更した以外は同様にして、図10に示す袖管付継手を製造した。
本例ではw1が0mm、w2が80mm、t1が11.7mm、t2が14.6mm、θが2.08度とした。
<実施例1:配管システムの製造>
製造例1で得た多層管(繊維強化管)と、製造例2で得た袖管付継手とを、電気融着継手(積水化学工業社製品名:エスロハイパーAW EFソケット 呼び径100)を介して電気融着接合し、図3に示す構成の配管システムを製造した。
電気融着継手の材質はポリエチレンである。内側コールドゾーン14Eの長さLaは25mm、加熱領域14Dの長さLbは35mm、外側コールドゾーン14Fの長さLcは20mmである。
<配管システムの性能試験>
図11は配管システムの性能試験方法を説明するための概略構成図である。
製造例2〜4で製造した袖管12Aと同じ材質、同じ形状のポリエチレン管61を用意した。ただし、ポリエチレン管62の長さL20は25cmとした。
製造例1で製造した繊維強化管13と、ポリエチレン管61とを、実施例1と同様に、電気融着継手を介して電気融着接合して試験体を得た。繊維強化管13の長さL10は1mとした。
図11に示すように、試験体の両端に止水治具62を取り付け、試験体の破壊が生じるまで内部に水を注入した。いずれの例においても水圧6.7MPaで、繊維強化管13の中央部に破壊が生じた。ポリエチレン管20に問題は見られなかった。
1 袖管付継手
10、19 継手本体部
11A、11B、11C 開口部
12A、12B、12C 袖管
12a 袖管の先端
12b 薄肉部
12c テーパ部先端
12d テーパ部
12e テーパ部基端
12f 厚肉部
13 繊維強化管
14 電気融着継手
14A、14B 受口部
14C 位置決め突起
14D 加熱領域
14E 内側コールドゾーン
14F 外側コールドゾーン
15 電熱線
16 ターミナルピン
17 インジケータ
17a 凹部
21 第1の層
22 第2の層(繊維強化樹脂層)
23 第3の層
21a、23a 凸部
31、41 繊維断面
31a、41a 一端
31b、41b 他端
50 製造装置
51 金型
52 第1の水槽
53 第2の水槽
54 回転引取機
55 切断機
61 ポリエチレン管
62 止水治具

Claims (4)

  1. ポリオレフィンを主成分とする樹脂組成物及び平均繊維長15mm以下の繊維を含む繊維強化樹脂層を有する繊維強化管に、
    管軸方向の両端に受口部を有し、前記受口部の内周面の加熱領域に電熱線を有する電気融着継手を介して接続される袖管付継手であって、
    継手本体部と前記継手本体部と一体化された袖管を有し、前記袖管の先端の厚みは、前記繊維強化管の先端の厚みと同じであり、前記袖管は、先端から内方に向かって厚みが漸次増大するテーパ部を有する、袖管付継手。
  2. 請求項1に記載の袖管付継手と、
    ポリオレフィンを主成分とする樹脂組成物及び平均繊維長15mm以下の繊維を含む繊維強化樹脂層を有する繊維強化管と、
    管軸方向の両端に受口部を有し、前記受口部の内周面の加熱領域に電熱線を有する電気融着継手とを備え、
    前記電気融着継手の一端側の前記受口部の内周面と、前記袖管付継手の前記袖管の外周面とが融着しており、
    前記電気融着継手の他端側の前記受口部の内周面と、前記繊維強化管の外周面とが融着している、配管システム。
  3. 前記電気融着継手の管軸方向において、前記袖管の前記テーパ部の厚みが最大となるテーパ部基端が、前記加熱領域内に存在する、請求項2に記載の配管システム。
  4. 前記電気融着継手の管軸方向において、前記袖管の前記テーパ部の厚みが最大となるテーパ部基端が、前記加熱領域よりも前記電気融着継手の内方に存在する、請求項2に記載の配管システム。
JP2019124402A 2019-07-03 2019-07-03 袖管付継手及び配管システム Active JP7323359B2 (ja)

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