JP2004100774A - 再利用可能な仮設水道管路 - Google Patents

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Abstract

【課題】如何なる形態の仮設水道管路であってもこれを簡単且つ迅速に敷設(形成)することが出来、しかも用済み後には極く簡単に仮設水道管路を分解することが可能な接続具により連結、構成した仮設水道管路を提供する。
【解決手段】対向せしめた両フランジA・Aの外周面にリング状のパッキン材29を介してその外方に挿着した二つ割り状の接続金具Cを縮径方向に締め込むことにより、両フランジA・Aを引き寄せ方向に締込み固定し、全ての仮設水道管路WLの各構成部材を順次気密状に且つ解離自在に連結する構成とする。
【選択図】   図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上水道管路(以下水道管路と呼ぶ)の補修工事等の際に設けられる仮設水道管路の改良に関するものであり、更に詳しくは仮設水道管路を簡単且つ迅速に形成することが出来ると共に、仮設水道管路の形成に使用した各構成部材を、極く簡単な後処理を施すことにより繰り返し再利用可能な構成とし、環境負荷の低減やリサイクルの推進を通して環境型社会の建設に適応できるようにした再利用可能な仮設水道管路に関するものである。
【0002】
【従来技術】
一般に、幹線を構成する水道管路の取替工事や補修工事に際しては、予かじめ所定の距離毎に工事区間を定め、当該工事区間に対してバイパス状に仮設水道管路を設けることにより、前記工事に伴なう断水を防止するようにしている。
【0003】
而して、従前のこの種仮設水道管路は、一般に鋼管等の金属管や塩化ビニールパイプ(以下VPと呼ぶ)を用いて敷設されている。
しかし、金属管を用いて仮設水道管路を敷設する場合には、配管資材の重量が大きいために運搬や搬入に手数が掛かるだけでなく、管路の敷設や用済み後の管路の解体撤去に相当の手数を要すると云う問題がある。
また、VPを用いた場合には、上記金属管を用いた場合の難点は回避することが出来るものの、仮設水道管路の機械的強度の点に致命的な弱点があり、VP製仮設水道管路の敷設可能な区域や地域が極く限られることになる。
【0004】
更に、従前の仮設水道管路の敷設に於いては、管路を構成する各部材の再利用については一切考慮が払われておらず、撤去後の仮設水道管路の構成部材は全てスクラップとして処分すると云うことが前提になっており、近年の環境型社会の形成に対する要請に応えると云う思想を全く欠いていると云う問題がある。
【0005】
一方、上述の如き問題に対応するため、本件出願人は先きに特願2000−393985号として、軽量で作業性が良いうえ、適宜の弾性と機械的強度を具備するために管に傷が付き難く、繰り返し再利用することが出来ると共にリサイクルによる資源の再活用性にも優れたポリエチレン樹脂製管を用いた仮設用水道管を開発し、これを公開している。
【0006】
図14は、上記特願2000−393985号に於ける仮設用水道管の一例を示すものであり、適宜長さ(例えば1〜4m)のポリエチレン樹脂製管本体(以下PP管本体と呼ぶ)1・1の両端部に管端接続部2を固定し、両PP管本体1・1の端部に固定した管端接続部2・2同士を対向させた状態で、接続具10によりパッキン9を介設して両管端接続部2・2を圧接方向(引き寄せ方向)に締付固定することにより、順次PP管本体1を気密状に連結する構成となっている。
【0007】
また、PP管本体1の両端に固定した管端接続部2は、PP製のソケット4と、ソケット4の前方開口内へ嵌挿した金属製のヘッド3とから形成されており、ソケット4とPP管本体1とはエレクトロフュージョン接合7により、またヘッド3とソケット4とは、ソケット4の前方外周面へ挿着したカシメリング5を縮径方向にカシメ加工することにより、夫々気密状に固定されている。
【0008】
尚、図15に示すように、前記ヘッド3を端部の外周面に細溝6をリング状に形成したPP管の短管とし、このPP管から成るヘッド3を管端接続部2としてPP管本体1の両端部へバットフージョン接合8により固着した構成のPP管本体1も使用に供されている。
【0009】
ところで、前記PP管本体1・1の管端接続部2・2同士の連結は、図14に示すようにヘッド3の端部外周面に形成したリング状の細溝6内へ接続具10の係止片先端10aを係合させ、パッキン9を介して二ツ割の接続具10をボルトナット(図示省略)により縮径方向に締付けすることにより行なう。これにより、両管端接続部2・2は気密状に連結されると共に、ボルトナットを緩めることにより、両管端接続部2・2は解離される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記図10及び図11に示した仮設用水道管は、比較的軽量でPP管本体1、1同士の連結も簡単に行なうことができ、優れた実用的効用を有するものである。
しかし、図14及び図15の仮設用水道管にも解決すべき多くの問題が残されており、その中でも、管端接続部2の構造の簡素化及び管端接続部2の機械的強度の向上等が早急に解決すべき問題点として残されている。
【0011】
例えば、前記図14の管端接続部2にあっては、接続部2の形成にソケット4、金属製ヘッド3及び金属製カシメリング5等の各部材を必要とするうえ、エレクトフュージョン7によるソケット4の固着加工と金属製カシメリング5のカシメ加工とを必要とし、管端接続部2の製作費が高騰すると云う問題がある。
【0012】
また、前記図15の管端接続部2にあっては、PP管の端部外表面に細溝6をリング状に形成する構成としているため、必然的に細溝6の底部の管壁厚さが薄くなり、この部分の機械的強度が低下すると云う問題がある。
更に、前記図15の管端接続部2では、細溝6内へ接続具10の係止片先端10aを係合させ、二つ割り状の接続具10の本体を引締めて両係止片先端10a・10aを縮径方向に押圧することにより、両管端接続部2・2の端面を接当方向に引き寄せする構成としている。そのため、接続具10の引締時に細溝6の外端側のエッジ6aが係止片先端10aによって圧壊される虞れがあり、万一前記外端側のエッジ6aが圧壊されると、当該PP管本体1の再利用時に前記エッジ6aの圧壊部分から水漏れを生ずることになる。
従って、前記エッジ6aの圧壊部分を補修しない限り、当該PP管本体1は再利用に廻すことが出来なくなるが、細溝6の深さ寸法が管肉厚の点から極く浅く設定されているため、圧壊部分の補修は著しく困難となり、結果的にはPP管本体1を破棄するか若しくはPP製接続ヘッド3を切断除去してこれを破棄しなければならなくなり、PP管本体1の再利用率が低下すると云う問題がある。
【0013】
加えて、前記図14及び図15の特願2000−393985号に於いては、仮設水道管路の形成、即ち仮設用水道管を用いて仮設水道管路を敷設する際の各種の機器類の接続(例えば、既設水道管路に固定した接続用の専用金具とPP管本体1との接続、止水栓の取付け、分水チーズの取付け、消火栓の取付け等)については一切考慮されていないため、仮設水道管路の敷設(配管路の形成)や用済み後のその解体を円滑に行なえないと云う問題がある。
【0014】
本願発明は、前記特願2000−393985号の仮設用水道管に於ける上述の如き問題、即ち▲1▼図14の如き構成の管端接続部2では、その構造が複雑で製造コストの削減が困難なこと、▲2▼図15の如き構成の管端接続部2では、細溝6の形成部分の機械的強度が低下すること、▲3▼接続具10の締込みにより細溝6のエッジ6aが圧壊され易く且つ細溝6の補修が困難なためにPP管本体1の再利用率が低下すること、▲4▼既設水道管路への接続や止水栓、分水チーズ等の介設に手数がかかり、仮設水道管路の敷設及び使用後の仮設水道管路の撤去を迅速に行なえないこと等の問題を解決せんとするものであり、一種類の接続具を用いて如何なる形態の仮設水道管路であってもこれを簡単且つ迅速に敷設(形成)することが出来、しかも用済み後には極く簡単に仮設水道管路を分解することが可能で、そのうえ取り外しした殆んど全ての部材を再利用に供することが出来るようにした仮設水道管路を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ポリエチレン製パイプの両端に、端部に締付用フランジAを備えたポリエチレン製フランジ接続部21を突き合せ融着22して形成したポリエチレン製パイプPPと、両端部に接続用のフランジAを形成したエルボLと、各端部に締付用フランジAを備えたポリエチレン製分岐チーズTと、両端に締付用フランジAを備えたポリエチレン製チーズ本体26のT型突出部の先端部外周面へ、ステンレス鋼製の分水アダプタ28を嵌合固定して成る分水チーズTWと、ステンレス鋼製可撓管の両端に、端部に締付用フランジAを備えたポリエチレン製フランジ接続部21を嵌合固着して成るステンレス鋼製フレキシブル継手FLなどの仮設水道管路WLを形成する各構成部材の前記各フランジA・A同士を対向状に配設し、対向せしめた両フランジA・Aの外周面にリング状のパッキン材29を介設してその外方に挿着した二つ割り状の接続金具Cを縮径方向に締め込むことにより、前記両フランジA・Aを引き寄せ方向に締込み固定し、全ての前記仮設水道管路WLの各構成部材を前記接続金具Cの締込みによりリング状のパッキン材29を介して順次気密状に且つ解離自在に連結する構成としたことを発明の基本構成とするものである。
【0016】
請求項2の発明は、請求項1の発明に於いて、ポリエチレン製分岐チーズTを、ポリエチレン製チーズ本体26の各開口両端に、端部に締付用フランジAを備えたポリエチレン製フランジ接続部21を突き合せ融着して形成したポリエチレン製分岐チーズTとするようにしたものである。
【0017】
請求項3の発明は、請求項1の発明に於いて、分水チーズTWを、ポリエチレン製ティーズ本体26の両端開口に、端部に締付用フランジAを備えたポリエチレン製フランジ接続部21を夫々突き合せ融着して形成した分水チーズTとするようにしたものである。
【0018】
請求項4の発明は、請求項1の発明に於いて、リング状のパッキン材29を内周面の中央部に細幅の凹溝29aを備えたゴム又は合成ゴム製のパッキン材29とし、対向せしめた両フランジA・Aの間に前記凹溝29aの横幅にほぼ等しい間隙を置いて接続金具Cにより前記パッキン材29の内周面を両フランジA・Aの外周面へ押圧接触させる構成としたものである。
【0019】
請求項5の発明は、請求項1の発明に於いて、リング状のパッキン材29をゴム又は合成ゴム製の断面形状が台形状のパッキン材29とし、当該パッキン材29の内周面を接続金具Cにより接触状に対向せしめた両フランジA・Aの外周面へ押圧接触させる構成としたものである。
【0020】
請求項6の発明は、請求項1の発明に於いて、接続金具Cを二個の半円形の締込片C1 ・C1 から形成すると共に、各締込片C1 ・C2 を断面形状がほぼ台形又は山形で、内側に台形状のパッキン挿入凹部33を有し且つ内側面の両端縁にフランジAの外周部の側面に係合する段部34を設けた構成としたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施に係る仮設水道管路WLの一例を示すものであり、一般に仮設配管割図と呼称されているものである。
【0022】
図1に於いて、MPLは鋳鉄管を用いた既設の水道主管路、VPLはビニール管を用いた既設の水道主管路、PPLはポリエチレン管を用いた既設の水道主管路、PRLは石綿管を用いた既設水道主管であり、本実施例では鋳鉄管製既設水道主管MPL、MPL間に仮設水道管路WLをバイパス状に形成し、その中途より分岐した仮設水道管路WL1 をビニール管製既設水道主管VPLへ接続する構成としている。
尚、仮設水道管路WLが接続される既設水道主管には、図1中に示されているように、ポリエチレン管を用いた既設水道主管PPLや石綿管を用いた既設水道主管PRLが、前記鋳鉄管製やビニール管製の既設水道主管MPL、VPLの他に存続する。
【0023】
また、図1に於いて、11は不断水割T字管、12はVSジョイント、13はVCジョイント、14はVAジョイントと呼ばれる各既設水道主管MPL、VPL、PRLとの専用の接続金具であり、これ等の接続用金具11・12・13・14は公知であるため、ここではその説明を省略する。
【0024】
尚、前記仮設水道管路WLと前記不断水割T字管11の止水弁V1 との接続には、本発明に係るフランジ短管15が、また、仮設水道管路WLと前記VSジョイント12又はVAジョイント14若しくはVCジョイント13との接続にはプレエンド16が、更に、仮設水道管路WLとポリエチレン管製既設水道主管PPLとの接続にはPPオネジ付ソケット17と異径ソケット18とオネジ短管19とが夫々使用されることになり、これ等の各部材については順次説明を加えるものとする。
【0025】
更に、図1に於いて、PPはポリエチレン製パイプ、L1 は90°エルボ、L2 は45°エルボ、FLは金属製のフレキシブル継手、Vは止水弁、TWは分水チーズ、Tは分岐チーズ、Cは接続用金具であり、後述する如く接続用金具C以外の各部材の両端部の外周面には、細幅の締付用フランジAが必ず形成されており、相互に接続する両部材の両端に形成した前記締付用フランジA・A同士を突き合せ状に対向又は接当させ、二つ割状の接続用金具Cにより、対向又は接当せしめた両締付用フランジA・Aの外周面へ挿着したリング状のパッキン材29を介して両フランジA・Aの外周面を縮径方向に締付けすることにより、前記両フランジA・Aを引き寄せ固定し、これによって各部材を順次気密状に接続して行く構成となっている。
【0026】
図2は、本発明で使用するポリエチレン製パイプPPの一部を断面した正面図であり、ポリエチレン管(以下PPと呼ぶ)は、PP管本体20とその両端に突き合せ溶着(バッドフュージョン)22により固定したフランジ接続部21とから形成されており、呼ひ径50A〜200A、長さ200〜4000mmのものが予かじめ規格品として形成されている。
尚、ポリエチレン製パイプそのものの機械的特性や物理・化学的特性は周知であるため、ここではその説明を省略する。
図2を参照して、前記フランジ接続部21はPP管本体20よりも若干肉厚に形成されており、その両端部には細幅状の締付用フランジAが形成されている。
【0027】
前記PP管本体20とフランジ接続部21との突き合せ溶着部22の融着条件は、パイプサイズが75〜100Aの場合、ヒーター温度は223℃、パイプのヒーターへの押し圧(パイプ先端の溶解時)は約20bar、パイプのヒーターへの押し時間は約36秒、融着時間は約124秒、融着圧は約13bar、冷却時間は約9分、冷却時の押し圧は約20barに夫々設定されており、上記融着条件で溶着部22を形成した場合、融着部の引張降伏強さ(F/D)は231kgf/cm2 であった。
【0028】
尚、供試試料のPP管はφ=75mmのPP管(JIS規格)であり、φ=89.0mm×t=8.1mm、断面積20.58cm2 であって、且つ融着部の断面積Dは0.81cm2 、最大荷重Fは187.9kgfであった。従って、引張り降伏強さ(F/D)は、前述の通り231kgf/cm2 となる。
ちなみに、同じφ=75mmのJISPP管に於けるPP管自体の引張降伏強さ(F/D)は230kgf/cm2 以上と規定されており、本発明に係るPP管の溶着部22の引張降伏強さ(F/D)は、PP管のパイプ本体そのものよりも大であることが確認されている。
【0029】
図3は、本発明で使用する前記プレエンド16の一部を断面した正面図であり、ポリエチレン製のフランジ接続部21にステンレス鋼製のアダプタ23を接着したものである。
尚、フランジ接続部21の端部には締付用フランジAが形成されており、当該締付用フランジの各部寸法が、前記PP管本体20のフランジ接続部21の締付用フランジAと同一であることは勿論である。
【0030】
図4は、PP管製ソケットSの一部を断面した正面図であり、また、図5は前記オスネジ短管19の一部を断面した正面図である。
当該オスネジ短管19はフランジ接続部21とステンレス鋼製のアダプター24とを接着することにより形成されており、アダプター24の先端側にはテーパネジ25が設けられている。
【0031】
図6は、前記分岐チーズTの正面図を示すものであり、PP製チーズ本体26の各開口端にフランジ接続部21を形成する前記図4のソケット部材をバットフュージョン方式により溶着したものである。
尚、図6に於いては、PP製チーズ本体26にフランジ接続部21を溶着することにより分岐チーズTを形成しているが、PP製チーズ本体26の成型時に締付用フランジAをこれと一体的に形成するようにしてもよいことは勿論である。
【0032】
図7は前記分水チーズTWの一部を断面した正面図であり、PP製のチーズ本体26の両端にフランジ接続部21を形成する前記図4のソケット部材Sがバッドフュージョン方式により溶着22されており、Oリング27を介してステンレス鋼製の分水アダプター28がT型突出部の先端外側部へ嵌合されている。尚、当該分水チーズTWは、引込み用の給水管を分岐するために用いるものである。
【0033】
図8は前記ステンレス鋼製フレキシブル継手FLの一部を断面した正面図であり、前記図5のオスネジ短管19の場合と同様に、フランジ接続部21にステンレス鋼製フレキシブル管35の端部に固定したソケット部を挿着し、両者を堅固に接着することにより当該フレキシブル継手FLが形成されている。
【0034】
図9は、本発明に係る仮設水道管路を構成する各部材の接続部を示す断面図である。各部材の連結に際しては、各部材のフランジ接続部21の締付用フランジAの端面同士を対向させ、断面形状が台形状で且つリング状に形成されたゴムパッキン材29を両フランジA・Aの外周面へ介設したうえ、二つ割状の接続用金具Cを図示の如くゴムパッキンの外周面へ挿着し、その両端部を後述するようにボルトナットにより縮径方向へ締付けすることにより、締付用フランジAを引寄せると共にゴムパッキン材29の内周面をフランジA・Aの外周面へ圧接させ、両者を堅固に且つ気密状に連結固定する。
【0035】
図10及び図11は、前記接続用金具Cの斜面図を示すものであり、当該接続用金具Cは二つ割り状の二個の締込片C1 、C1 の一端側を回動自在に軸支30すると共に、一方の締込片C1 の他端側にボルトの受け溝31を、また、他方の締込片C1 の他端に締込みボルト32を回動自在に軸支し、締込ナット33を締込むことにより、ゴムパッキン材29を介して両フランジA、Aを圧接方向に引き寄せするものである。
尚、前記締込片C1 、C2 は、図9に示すように断面形状が台形又は山形に形成されており、その内側面(下方部)にはゴムパッキン材29を受け入れするための断面が台形状のパッキン挿入凹部33が形成されると共に、パッキン挿入凹部33の内周面の両端部には、フランジA・Aの外側面に係合する段部34が形成されている。
また、前記リング状のゴムパッキン材29は断面が台形状に形成されており、その下面側には細幅の凹溝29aがリング状に形成されている。
更に、本実施形態ではパッキン材29をゴム製としているが、当該パッキン材29はテフロン等の合成樹脂製であっても、或いは所謂人造ゴムであってもよい。
【0036】
当該接続用金具Cによる接続部の引張り強度試験によれば、フランジ接続部の抜け出し荷重(最大荷重)は1885kgf(φ=50mmPP管)及び29850kgf(φ=75mmPP管)であった。
ちなみに、JIS規格に於けるφ=75mmのPP管(φ=89.0×t8.1、断面積=20.58cm2 )の引張り降伏強さは224kgf/cm2 以上(即ち224×20.58=4609kgf以上)であるから、本発明に於ける接続部の引張り強度(抜け出し荷重)29850kgfは、当該接続部が十分な引張り強度を有することを示すものである。
【0037】
前記図9の実施形態に於いては、内周面に細幅の凹溝29aを備えたパッキン材29を用い、両フランジA・Aを凹溝29aの幅に相当する間隙を置いて対向状に締付け固定する構成としているが、図12に示すように凹溝29aを設けないパッキン材29を用い、両フランジA・Aを接当された状態で接続金具Cを縮径方向に締込みし、両フランジA・A及びゴムパッキン材29を一体的に締込み固着するようにしてもよい。
【0038】
また、前記図9の実施形態に於いては、対向せしめたフランジA・Aの外方をそのまま接続用金具Cにより縮径方向に締込みするようにしているが、図13に示すようにフランジ接続部21の端部内周面に予かじめステンレス鋼製のスリーブ金具A′を挿着しておき、当該スリーブ金具A′によってフランジ接続部21の縮径方向の締込応力に対する機械的強度を補強する構成とすることも可能である。
【0039】
【発明の効果】
本発明に於いては、仮設水道管路をポリエチレン製のパイプや、エルボ、分岐チーズ、分水チーズ等を用いて形成すると共に、前記ポリエチレン製パイプやエルボ、チーズ等の各構成部材の両端部には締付用フランジAを端部に一体的に形成したフランジ接続部を設け、更に前記ポリエチレン製パイプはポリエチレン製パイプの両端部にフランジ接続部を突き合せ融着して形成したポリエチレン製パイプとし、前記各構成部材のフランジ接続部を対向せしめると共に、対向せしめたフランジの外周部に二つ割状の接続用金具を挿着し、フランジ外周面に配設したパッキン材を介して接続金具Cを締込むことにより、前記対向せしめた両フランジA、Aを引寄せ方向に押圧固定することにより、各構成部材を順次気密状に接続する構成としている。
【0040】
その結果、対向せしめた接続用フランジA・Aの外周面に挿着した接続金具Cを締込むだけで全ての構成部材を簡単且つ迅速に連結することが出来、仮設水道管路を高能率で安価に敷設することが出来る。
【0041】
また、本発明に於いては、PP管及び分水チーズ等をPP管本体及びPP製チーズ本体の両端に、接続用フランジAを一端に有するフランジ接続部を突き合せ融着することにより形成しているため、仮設水道管路を形成する主要部材を極く安価に製造することができ、仮設水道管路の敷設費の大幅な削減を図ることが出来る。
【0042】
更に、仮設水道管路を形成する各構成部材の全接続部は、接続金具Cの締付用ボルトナットを緩めるだけで簡単に解離することができ、用済み後の仮設水道管路の取り外しが容易に出来ると共に、取り外し時に各構成部材が損傷することも殆んど無く、その結果、PPパイプを始めとする各構成部材の再利用率が大幅に向上し、所謂循環型社会の実現に向けて大きな貢献をすることが出来る。
【0043】
加えて、PP管は軽量であるため運搬その他のコスト減が図れると共に、突き合せ融着部の機械的強度等が十分であることも試験によって確認されており、本発明は仮設水道管路の設備コストの引下げ及び循環型社会の実現への貢献等の点で優れて高い実用的効用を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】仮設水道管路WLの一例を示す配管割図である。
【図2】ポリエチレン製パイプPPの一部を断面した正面図である。
【図3】プレエンド16の一部を断面した正面図である。
【図4】PP管製ソケットの一部を断面した正面図である。
【図5】オスネジ短管19の一部を断面した正面図である。
【図6】分岐チーズTの正面図である。
【図7】分水チーズTWの一部を断面した正面図である。
【図8】ステンレス鋼製フレキシブル継手の一部を断面した正面図である。
【図9】仮設水道管路を構成する各部材のフランジ接続部21同士の連結部の断面図である。
【図10】接続用金具Cの斜面図である。
【図11】接続用金具Cの挿着前の斜面図である。
【図12】接続用金具Cによるフランジ接続部21同士の連結部の第2例を示す断面図である。
【図13】接続用金具Cによるフランジ接続部21同士の連結部の第3例を示す断面図である。
【図14】従前の仮設用水道管の接続部を示す断面図である。
【図15】従前の仮設用水道管の接続部の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
WLは仮設水道管路、MPLは鋳鉄管製の既設水道主管、VPLはビニール管製の既設水道主管、PPLはポリエチレン管製の既設水道主管、PRLは石綿管製の既設水道主管、11は不断水割T字管、V1 は止水弁、12はVSジョイント、13はVCジョイント、14はVAジョイント、15はフランジ短管、16はプレエンド、17はPPオネジ付ソケット、18は異径ソケット、19はオスネジ短管、PPはポリエチレン製パイプ、L1 は90°エルボ、L2 は45°エネボ、FLは金属製フレキシブル継手、Vは止水弁、TWは分水チーズ、Tは分岐チーズ、Cは接続用金具、Aは締付用フランジ、Hは消火栓、SはPP製ソケット、20はPP管本体、21はフランジ接続部、Aは締付用フランジ、22は突き合せ溶着部、23はプレエンドのアダプター、24はオスネジ短管のアダプター、25はテーパネジ、26はPP製チーズ本体、27はOリング、28は分水用アダプター、29はパッキン材、30は軸支、31はボルト受け溝、32は締込ボルト、33は締込ナット、35はステンレス鋼製フレキシブル管。

Claims (6)

  1. ポリエチレン製パイプの両端に、端部に締付用フランジ(A)を備えたポリエチレン製フランジ接続部(21)を突き合せ融着(22)して形成したポリエチレン製パイプ(PP)と、両端部に接続用のフランジ(A)を形成したエルボ(L)と、各端部に締付用フランジ(A)を備えたポリエチレン製分岐チーズ(T)と、両端に締付用フランジ(A)を備えたポリエチレン製ティーズ本体(26)のT型突出部の先端部外周面へ、ステンレス鋼製の分水アダプタ(28)を嵌合固定して成る分水チーズ(TW)と、ステンレス鋼製可撓管の両端に、端部に締付用フランジ(A)を備えたポリエチレン製フランジ接続部(21)を嵌合固着して成るステンレス鋼製フレキシブル継手(FL)などの仮設水道管路(WL)を形成する各構成部材の前記各フランジ(A)・(A)同士を対向状に配設し、対向せしめた両フランジ(A)・(A)の外周面にリング状のパッキン材(29)を介設してその外方に挿着した二つ割り状の接続金具(C)を縮径方向に締め込むことにより、前記両フランジ(A)・(A)を引き寄せ方向に締込み固定し、全ての前記仮設水道管路(WL)の各構成部材を前記接続金具(C)の締込みによりリング状のパッキン材(29)を介して順次気密状に且つ解離自在に連結する構成としたことを特徴とする再利用可能な仮設水道管路。
  2. ポリエチレン製分岐チーズ(T)を、ポリエチレン製チーズ本体(26)の各開口端に、端部に締付用フランジ(A)を備えたポリエチレン製フランジ接続部(21)を突き合せ融着して形成したポリエチレン製分岐チーズ(T)とするようにした請求項1に記載の再利用可能な仮設水道管路。
  3. 分水チーズ(TW)を、ポリエチレン製チーズ本体(26)の両端開口に、端部に締付用フランジ(A)を備えたポリエチレン製フランジ接続部(21)を夫々突き合せ融着して形成した分水チーズ(T)とするようにした請求項1に記載の再利用可能な仮設水道管路。
  4. リング状のパッキン材(29)を内周面の中央部に細幅の凹溝(29a)を備えたゴム又は合成ゴム製のパッキン材(29)とし、対向せしめた両フランジ(A)・(A)の間に前記凹溝(29a)の横幅にほぼ等しい間隙を置いて接続金具(C)により前記パッキン材(29)の内周面を両フランジ(A)・(A)の外周面へ押圧接触させる構成とした請求項1に記載の再利用可能な仮設水道管路。
  5. リング状のパッキン材(29)をゴム又は合成ゴム製の断面形状が台形状のパッキン材(29)とし、当該パッキン材(29)の内周面を接続金具(C)により接触状に対向せしめた両フランジ(A)・(A)の外周面へ押圧接触させる構成とした請求項1に記載の再利用可能な仮設水道管路。
  6. 接続金具(C)を二個の半円形の締込片(C1 )・(C1 )から形成すると共に、各締込片(C1 )・(C2 )を断面形状がほぼ台形又は山形で、内側に台形状のパッキン挿入凹部(33)を有し且つ内側面の両端縁にフランジ(A)の外周部の側面に係合する段部(34)を設けた構成とした請求項1に記載の再利用可能な仮設水道管路。
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