JP2021008029A - 産業用ロボット - Google Patents

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Hiroshi Komase
浩 駒瀬
玉竹 王
Yu Zhu Wang
玉竹 王
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Nidec Sankyo Corp
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Abstract

【課題】ハンドフォーク部の先端側とフェンスとの衝突時の衝撃を軽減し、フェンスの破損を回避または抑制することが可能である産業用ロボットを提供する。【解決手段】本発明の産業用ロボットは本体部とハンドフォーク部32とを備え、前記ハンドフォーク部は前記本体部の少なくとも一部に対して水平方向に移動可能であり、前記ハンドフォーク部の基端側は前記本体部に連結される基部となり、前記ハンドフォーク部の前記基部よりも先端側の部分は対象物を搭載する搭載部となり、前記搭載部では、少なくとも前記基部に対して固定される固定部分の先端に緩衝部材が設けられる。【選択図】図4

Description

本発明は、産業用ロボットに関する。
生産効率の向上、人件費の削減、作業の安全性の向上等を図るために、現在、多くの産業ではロボットが使用されている。
たとえば、液晶パネルの生産ラインでは、液晶パネルの搬送等の作業にロボットがよく使用されている。
通常、液晶パネルの生産ラインで使用されるロボットは、台座と、前記台座に立設される中空状を呈している柱体と、基端が前記柱体に回動可能に連結されるアーム部と、基端側が前記アーム部の先端に回動可能に連結され、先端側が液晶パネルを搭載するハンドフォーク部と、を備える。
また、液晶パネルの生産ラインで上記ロボットを使用する場合、安全性を確保するために、ロボットの周囲にフェンスが設けられることがある。
このようにして、ロボットのハンドフォーク部は操作ミス等の特殊な状況により通常の移動範囲を超えようとしても、フェンスに衝突して停止する。
しかしながら、近年、上記ロボットはますます大型化しており、ロボットのハンドフォーク部がフェンスに衝突する際に衝撃も大きくなるため、フェンスが破損して交換が必要となり、生産効率の低下、コストアップを招くおそれがある。
特開2013−103331号公報
本発明は上記課題を解決するためになされるものであり、ハンドフォーク部の先端側とフェンスとの衝突時の衝撃を軽減し、フェンスの破損を回避または抑制することが可能な産業用ロボットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は本体部とハンドフォーク部とを備え、前記ハンドフォーク部は前記本体部の少なくとも一部に対して水平方向に移動可能であり、前記ハンドフォーク部の基端側は前記本体部に連結される基部となり、前記ハンドフォーク部の前記基部よりも先端側の部分は対象物を搭載する搭載部となり、前記搭載部では、少なくとも前記基部に対して固定される固定部分の先端に緩衝部材が設けられる産業用ロボットを提供する。
本発明の産業用ロボットによれば、搭載部では、少なくとも基部に対して固定される固定部分の先端に緩衝部材が設けられるため、ロボットのハンドフォーク部が操作ミス等の特殊な状況によりロボットの周囲に設けられるフェンスに衝突しても、フェンスへの衝撃を軽減し、フェンスの破損を回避または抑制することで、フェンスの交換等によるコストアップを抑制する。
また、本発明の産業用ロボットでは、前記固定部分の先端に前記緩衝部材が着脱可能に取り付けられることが好ましい。
本発明の産業用ロボットによれば、固定部分の先端に緩衝部材が着脱可能に取り付けられるため、緩衝部材が破損しても、緩衝部材を容易に交換することができ、実際の状況に応じて異なる緩衝部材を容易に選択することができる。たとえば、大型ロボットの場合、固定部分の先端に大寸法の緩衝部材を取り付けることができる。
また、本発明の産業用ロボットでは、前記固定部分の先端には、前記緩衝部材が前記ハンドフォーク部に螺合するねじによって取り付けられ、前記ねじの前記ハンドフォーク部の基端側から離れた端部が前記緩衝部材の前記ハンドフォーク部の基端側から離れた部分よりも前記ハンドフォーク部の基端側に配置されることが好ましい。
本発明の産業用ロボットによれば、緩衝部材がねじによって固定部分の先端に取り付けられることにより、簡単な構成でハンドフォーク部に対する緩衝部材の着脱を実現することができ、且つ、ねじのハンドフォーク部の基端側から離れた端部が緩衝部材のハンドフォーク部の基端側から離れた部分よりもハンドフォーク部の基端側に配置されることで、ロボットのハンドフォーク部が操作ミス等の特殊な状況によりロボットの周囲に設けられるフェンスに衝突しても、フェンスがねじのハンドフォーク部の基端側から離れた端部に接触しにくくなり、それによってねじとの接触によるフェンスの破損を回避または抑制する。
また、本発明の産業用ロボットでは、前記緩衝部材に、前記ハンドフォーク部の基端側から離れた端面から前記ハンドフォーク部の基端側に向けて窪む凹部が設けられ、前記ねじの前記ハンドフォーク部の基端側から離れた端部が前記凹部に収納されることが好ましい。
本発明の産業用ロボットによれば、ねじのハンドフォーク部の基端側から離れた端部が凹部に収納されることで、ロボットのハンドフォーク部とフェンスとの衝突際にねじとの接触によるフェンスの破損をより確実に回避することができる。
また、本発明の産業用ロボットでは、前記基部は前記本体部に回動可能に連結され、前記搭載部は指状部を備え、前記指状部は、前記指状部の長手方向に延びる筒状を呈しており、且つ基端側が前記基部に固定される前記固定部分を構成する第1部分と、前記指状部の長手方向に延びており、且つ基端側が前記第1部分の先端部に挿入されて前記第1部分の内壁に当接す第2部分とを備え、且つ、前記第2部分は前記第1部分に対して前記指状部の長手方向に移動可能となっており、前記第1部分は、前記第1部分の先端に前記緩衝部材が取り付けられることが好ましい。
本発明の産業用ロボットによれば、指状部は第1部分及び第2部分を備え、第2部分は第1部分に対して指状部の長手方向に移動できるため、ロボットのハンドフォーク部が操作ミス等の特殊な状況によりロボットの周囲に設けられるフェンスに衝突する場合、第1部分に対する第2部分の移動によって衝突を緩衝することができ、且つ、第2部分が第1部分に対して完全に引き込まれた後もロボットのハンドフォーク部が停止できなくても、緩衝部材によって衝突を緩衝し続けることができるため、フェンスの破損をより確実に回避することに寄与し、それによってフェンスの交換等によるコストアップを抑制する。
また、本発明の産業用ロボットでは、前記緩衝部材は前記第2部分に挿通され得る環状を呈していることが好ましい。
本発明の産業用ロボットによれば、緩衝部材は第2部分に挿通され得る環状を呈しているため、第2部分が第1部分に対して完全に引き込まれた後もロボットのハンドフォーク部が停止できなくても、緩衝部材によって衝突力を均一に分散することができ、フェンスの破損をより確実に回避することに寄与し、それによってフェンスの交換等によるコストアップを抑制する。
また、本発明の産業用ロボットでは、前記第2部分の基端部よりも前記基部に配置され、且つ前記第2部分が前記基部に向かって移動する時に当接する線材と、前記線材の断線を検出するセンサとを備える断線検出機構と、前記線材の断線が前記センサによって検出されるときに前記産業用ロボットを停止させる非常制動部と、を備えることが好ましい。
本発明の産業用ロボットによれば、断線検出機構が設けられ、且つ非常制動機能と組み合わせることで、ロボットのハンドフォーク部とロボットの周囲に設けられるフェンスとの衝突時の安全性を向上させることができる。
また、本発明の産業用ロボットでは、前記基部は前記本体部に回動可能に連結され、前記搭載部は指状部を備え、前記指状部の基端側が前記基部に固定され、前記指状部の少なくとも先端部が中空部を有し、前記中空部内に固定ブロックが設けられ、前記緩衝部材がねじによって前記指状部の先端に取り付けられ、前記ねじが前記指状部の先端壁を貫通して前記固定ブロックに螺合し、前記ねじの前記基部から離れた端部が前記緩衝部材の前記基部から離れた部分よりも前記ハンドフォーク部の基端側に配置されることが好ましい。
本発明の産業用ロボットによれば、指状部の少なくとも先端部が中空部を有するように配置されることで、ハンドフォーク部の全重量を軽減し、ハンドフォーク部の移動速度を高めることに寄与し、且つ、ねじが螺合する固定ブロックが設けられることで、ねじとハンドフォーク部の一方側との螺合長さを確保することに寄与し、それによって緩衝部材の取り付け安定性を確保し、且つ、ねじのハンドフォーク部の基端側から離れた端部が緩衝部材のハンドフォーク部の基端側から離れた部分よりもハンドフォーク部の基端側に配置されることで、ロボットのハンドフォーク部が操作ミス等の特殊な状況によりロボットの周囲に設けられるフェンスに衝突しても、フェンスがねじのハンドフォーク部の基端側から離れた端部に接触しにくくなり、それによってねじとの接触によるフェンスの破損を回避または抑制する。
また、本発明の産業用ロボットでは、前記基部は前記本体部に回動可能に連結され、前記搭載部は指状部を備え、前記指状部全体は前記固定部分となることが好ましい。
本発明の産業用ロボットによれば、指状部全体が固定部分となるため、指状部を一体形成し、部品点数を低減させ、それによってロボットの製造コストを削減することができる。
また、本発明の産業用ロボットでは、前記緩衝部材はエチレンプロピレンジエンゴムから作製されることが好ましい。
本発明の産業用ロボットによれば、エチレンプロピレンジエンゴムから緩衝部材を作製することで、緩衝部材を容易に製造することができる。
また、本発明の産業用ロボットでは、前記本体部は、水平方向に延びるガイドレールと、前記ガイドレールに前記ガイドレールに沿って移動可能に設けられる基台と、前記上下方向に延びる軸線回りに旋回可能に基台に支持される旋回台と、前記旋回台に固定される第1柱部と、前記第1柱部に上下方向に移動可能に設けられる第2柱部と、基端が前記第2柱部に上下方向に延びる軸線回りに旋回可能に連結される第1アーム部と、基端が前記第1アーム部の先端に上下方向に延びる軸線回りに旋回可能に連結され、先端に前記ハンドフォーク部の基端側が上下方向に延びる軸線回りに旋回可能に連結される第2アーム部と、を備えることが好ましい。
本発明の産業用ロボットによれば、ハンドフォーク部が上下方向の広範囲にわたって動作することができるとともに、水平面内で様々な動作を柔軟に行うことができ、したがって、様々な作業要件を満たすのに寄与する。
本発明によれば、搭載部では、少なくとも基部に対して固定される固定部分の先端に緩衝部材が設けられるため、ロボットのハンドフォーク部が操作ミス等の特殊な状況によりロボットの周囲に設けられるフェンスに衝
突しても、フェンスへの衝撃を軽減し、フェンスの破損を回避または抑制することができ、それによってフェンスの交換等によるコストアップを抑制する。
本発明の実施形態にかかる産業用ロボットの全体構成を模式的に示す正面図である。 本発明の実施形態にかかる産業用ロボットの全体構成を模式的に示す側面図である。 本発明の実施形態にかかる産業用ロボットの全体構成を模式的に示す平面図である。 本発明の実施形態にかかる産業用ロボットのハンドフォーク部の先端部近傍の部分構成を模式的に示す側面図である。 本発明の実施形態にかかる産業用ロボットのハンドフォーク部の先端部近傍の部分構成を模式的に示す平面図である。 本発明の変形例にかかる産業用ロボットのハンドフォーク部の部分構成を模式的に示す側面図である。 本発明の変形例にかかる産業用ロボットのハンドフォーク部の部分構成を模式的に示す平面図である。
以下、図1〜図5を参照しながら本発明の実施形態にかかる産業用ロボットを説明し、図1は本発明の実施形態にかかる産業用ロボットの全体構成を模式的に示す正面図、図2は本発明の実施形態にかかる産業用ロボットの全体構成を模式的に示す側面図、図3は本発明の実施形態にかかる産業用ロボットの全体構成を模式的に示す平面図、図4は本発明の実施形態にかかる産業用ロボットのハンドフォーク部の先端部近傍の部分構成を模式的に示す側面図、図5は本発明の実施形態にかかる産業用ロボットのハンドフォーク部の先端部近傍の部分構成を模式的に示す平面図である。
ここでは、説明の便宜上、相互に直交する3つの方向をX方向、Y方向及びZ方向とし、Z方向は上下方向に対応し、Z方向に垂直な方向は水平方向に対応する。且つ、ここでは、X方向の一方側をX1、X方向の他方側をX2、Y方向の一方側をY1、Y方向の他方側をY2、Z方向の一方側をZ1(上方側に対応する)、Z方向の他方側をZ2(下方側に対応する)とする。
(産業用ロボットの全体構成)
本実施形態の産業用ロボット1は、搬送対象物である液晶ディスプレイのガラス基板Wを搬送するための水平多関節型ロボットであり、たとえば、ガラス基板の生産ラインに組み立てて使用される。
図1〜図3に示すように、産業用ロボット1は本体部とハンドフォーク部32とを備え、ハンドフォーク部32は本体部の少なくとも一部に対して水平方向に移動可能であり、ハンドフォーク部32の基端側は本体部に連結される基部321となり、ハンドフォーク部32の基部321よりも先端側の部分はガラス基板W等の対象物を搭載する搭載部となる。
ここでは、本体部は台座10と、柱体20と、ハンドフォーク部32とともにハンド部30を構成するアーム31とを備える。具体的には、台座10は、水平方向に延びるガイドレール11と、ガイドレール11にガイドレール11に沿って移動可能に設けられ基台12と、基台12にZ方向に延びる軸線回りに旋回可能に支持される旋回台13と、を備える。且つ、柱体20は、中空の角筒状を呈しており、Z方向に延びており、且つ旋回台13に固定される第1柱部21と、中空の角筒状を呈しており、Z方向に延びており、第1柱部21にZ方向に移動可能に設けられる第2柱部22と、を備える。且つ、アーム31は第1アーム部311及び第2アーム部312を備え、第1アーム部311の基端は第2柱部22にZ方向に延びる軸線回りに旋回可能に連結され(図示される例では、第1アーム部311の基端は支持部材33にZ方向に延びる軸線を中心に旋回可能に連結され、支持部材33は第2柱部22にZ方向に移動可能に設けられる)、第2アーム部312の基端は第1アーム部311の先端にZ方向に延びる軸線回りに旋回可能に連結され、ハンドフォーク部32の基端側は第2アーム部312の先端にZ方向に延びる軸線回りに旋回可能に連結される。
また、ハンド部30はZ方向に積層するように一対設けられる。且つ、ハンド部30は図1中の実線で示される第1位置P1と図1中の破線で示される第2位置P2との間をZ方向に移動可能であり、且つハンド部30はZ方向に垂直な水平方向に伸縮可能である(図示される例では、各ハンド部30は水平方向に互いに独立して伸縮可能である)。
(ハンドフォーク部及びその先端部近傍の構成)
図3に示すように、ハンドフォーク部32は、本体部に回動可能に連結される基部321と、搭載部を構成し、基端側が基部321に固定される指状部322と、を備える。
ここでは、基部321は長尺状を呈しており、基部321の長手方向の中間部が本体部(具体的には、第2アーム部312の前側)に回動可能に連結され、且つ、指状部322は複数設けられ、複数の指状部322はそれぞれ基部321の長手方向に垂直な方向に延びており、且つ、複数の指状部322は互いに略平行であり、基部321の長手方向に間隔をあけて設けられる。
また、図3に示すように、指状部322全体は基部321に対して固定され、すなわち、指状部322は基部321に対して固定される固定部分を構成する。
また、図4及び図5に示すように、ハンドフォーク部32の指状部322の先端に緩衝部材34が設けられる。
ここでは、ハンドフォーク部32の指状部322の先端に緩衝部材34が着脱可能に取り付けられる。
具体的には、ハンドフォーク部32では、指状部322の少なくとも先端部が中空部SPを有し、且つ、中空部SP内に固定ブロック323が設けられ、緩衝部材34がねじ35によってハンドフォーク部32の指状部322の先端に取り付けられ、ねじ35が指状部322の先端壁3221を貫通して固定ブロック323に螺合し、且つ、ねじ35のハンドフォーク部32の基端側から離れた端部が緩衝部材34のハンドフォーク部32の基端側から離れた部分よりもハンドフォーク部32の基端側に配置される。
より具体的には、緩衝部材34全体は略直方体形状を呈しており、緩衝部材34に、ハンドフォーク部32から離れた端面からハンドフォーク部32の基端側に向けて窪む凹部341が設けられ(図示される例では、指状部322の長手方向に直交する方向において間隔をあけて2つ設けられるが、これに限定されない)、ねじ35(図示される例では、凹部341に対応して2つ設けられるが、これに限定されない)が凹部341に挿入され、ねじ35のハンドフォーク部32の基端側から離れた端部(図示される例では、ねじ35の頭部)が凹部341に収納され、且つ、ねじ35のハンドフォーク部32の基端側に近い端部が指状部322の先端壁3221を貫通して固定ブロック323に螺合し、固定ブロック323は固定板324とともに両側から指状部322の上壁3222を挟持するようにねじ36(図示される例では、指状部322の長手方向に直交する方向において間隔をあけて2つ設けられるが、これに限定されない)によって上壁3222に固定される。
また、緩衝部材34はエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)から作製されることが好ましい。
(本実施形態の主な効果)
本実施形態の産業用ロボット1によれば、ハンドフォーク部32の固定部分を構成する指状部322の先端に緩衝部材34が設けられるため、ロボットのハンドフォーク部32が操作ミス等の特殊な状況によりロボットの周囲に設けられるフェンスに衝突しても、フェンスへの衝撃を軽減し、フェンスの破損を回避または抑制することができ、それによってフェンスの交換等によるコストアップを抑制する。
本実施形態の産業用ロボット1によれば、緩衝部材34がハンドフォーク部32の固定部分を構成する指状部322の先端に着脱可能に取り付けられるため、緩衝部材34が破損した場合でも、緩衝部材34を容易に交換することができ、且つ、実際の状況に応じて異なる緩衝部材を容易に選択することができ、たとえば、大型ロボットの場合、ハンドフォーク部の指状部の先端に大寸法の緩衝部材が取り付けられる。
以上、図面を参照しながら本発明を例示的に説明したが、明らかなように、本発明の具体的な実施は上記実施形態に限定されるものではない。
たとえば、上記実施形態では、産業用ロボット1がガラス基板を搬送するための水平多関節型ロボットである場合について説明したが、これに限定されず、産業用ロボット1は他の用途に使用されてもよい。
また、上記実施形態では、指状部は図6及び図7に示される構成として形成されてもよい。具体的には、指状部は第1部分PT1及び第2部分PT2を備え、第1部分PT1は指状部の長手方向に延びる筒状を呈しており、基端側がハンドフォーク部の基部に固定され、第2部分PT2は指状部の長手方向に延びており、基端側が第1部分PT1の先端部に挿入され且つ第1部分PT1の内壁に当接し、且つ、第2部分PT2は第1部分PT1に対して指状部の長手方向に移動可能である。より具体的には、第1部分PT1は指状部の長手方向に延びる筒状であり、第1部分PT1の先端側の内部に一対の当接部材ABがねじによって固定され、この一対の当接部材ABは指状部の長手方向に延びており、且つ対向する両側(図示される例では、指状部の長手方向に垂直な水平方向における両側)から第2部分PT2の基端側に当接する。このように、通常、第2部分PT2が第1部分PT1との摩擦力によって自身の位置を維持することができ、それによってロボットによるガラス基板の正常な搬送を確保し、一方、ロボットのハンドフォーク部が操作ミス等の特殊な状況によりロボットの周囲に設けられるフェンスに衝突する場合、緩衝部材に加えて、第1部分PT1に対する第2部分PT2の移動によって衝突を緩衝することができ、したがって、フェンスの破損を確実に回避することに寄与し、それによってフェンスの交換等によるコストアップを抑制する。
また、指状部が図6及び図7に示すように相対移動可能な第1部分PT1及び第2部分PT2を有する構成として形成される場合、たとえば、第1部分PT1(基部に対して固定される固定部分を構成する)の先端に緩衝部材34Aが取り付けられ、且つ緩衝部材34Aを、第2部分PT2が挿通する環状とする。
また、指状部が図6及び図7に示すように相対移動可能な第1部分PT1及び第2部分PT2を有する構成として形成される場合、たとえば、第2部分PT2の先端に緩衝部材が取り付けられてもよい。
また、指状部が図6及び図7に示すように相対移動可能な第1部分PT1及び第2部分PT2を有する構成として形成される場合、断線検出機構及び非常制動部を追加することが考えられる。断線検出機構は、第2部分PT2の基端部よりも基部321に配置され、且つ第2部分PT2が基部321に向けて移動する時に当接する線材と、線材の断線を検出するセンサと、を備え、非常制動部は線材の断線がセンサによって検出されると、産業用ロボットを停止させる。このようにして、断線検出機構及び非常制動部を設けることで、ロボットのハンドフォーク部とロボットの周囲に設けられるフェンスとの衝突時の安全性を向上させることができる。
また、上記実施形態では、ハンドフォーク部32では、指状部322の少なくとも先端部が中空部SPを有し、且つ、中空部SP内に固定ブロック323が設けられ、緩衝部材34がねじ35によってハンドフォーク部32の先端に取り付けられ、ねじ35が指状部322の先端壁3221を貫通して固定ブロック323に螺合するが、これに限定されず、指状部322の先端部が中実構成として形成されてもよく、この場合、ねじ35を指状部322の先端部に設けられたねじ穴に直接螺合することで、緩衝部材34をハンドフォーク部32の先端に取り付けるようにし
てもよい。
また、上記実施形態では、緩衝部材34はハンドフォーク部32の指状部322の先端に着脱可能に取り付けられるが、これに限定されず、緩衝部材34はハンドフォーク部32の指状部322の先端に一体形成されてもよい。
また、上記実施形態では、緩衝部材34全体は略直方体形状を呈しており、上記変形例では、緩衝部材34Aは環状を呈しているが、これに限定されず、緩衝部材の形状は必要に応じて適宜変更することが可能である。
また、上記実施形態では、緩衝部材34はエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)から作製されるが、これに限定されず、緩衝部材34は一定の可撓性を有する材料から作製されてもよい。
また、上記実施形態では、台座10は、水平方向に延びるガイドレール11と、ガイドレール11にガイドレール11に沿って移動可能に設けられる基台12と、基台12にZ方向に延びる軸線回りに旋回可能に支持される旋回台13と、を備えるが、これに限定されず、台座10の具体的な構成は必要に応じて適宜変更することが可能であり、たとえば、ガイドレール11及び旋回台12を省略してもよい。
また、上記実施形態では、柱体20は、旋回台13に固定される第1柱部21と、第1柱部21にZ方向に移動可能に設けられる第2柱部22と、を備えるが、これに限定されず、柱体20の具体的な構成は必要に応じて適宜変更することが可能であり、たとえば、柱体20は1つの柱部のみを備えてもよく、3つ以上の柱部を備えてもよい。
また、上記実施形態では、第1柱部21はZ方向に延びる角筒状を呈しているが、これに限定されず、第1柱部21の形状は必要に応じて適宜変更することが可能であり、同様に、第2柱部22はZ方向に延びる角筒状としてもよく、他の形状としてもよい。
また、上記実施形態では、ハンド部30は、基端が第2柱部22にZ方向に延びる軸線回りに旋回可能に連結される第1アーム部311及び基端が第1アーム部311の先端にZ方向に延びる軸線回りに旋回可能に連結される第2アーム部312を備えるアーム31と、第2アーム部312の先端にZ方向に延びる軸線回りに旋回可能に連結されるハンドフォーク部32と、を備えるが、これに限定されず、ハンド部30の具体的な構成は必要に応じて適宜変更することが可能であり、たとえば、アーム31は1つのアーム部のみを備えてもよく、3つ以上のアーム部を備えてもよく、場合によっては、ハンド部30はアームを備えなくてもよい。
また、上記実施形態では、ハンド部30はZ方向に積層するように一対設けられるが、これに限定されず、ハンド部30は1つのみ設けられてもよい。
なお、本発明は、その範囲において、実施形態における部材を自由に組み合わせ、実施形態における部材を適宜変形させたり、省略したりすることが可能である。
1 産業用ロボット 10 台座 11 ガイドレール 12 基台 13 旋回台 20 柱体 21 第1柱部 22 第2柱部 30 ハンド部 31 アーム 311 第1アーム部 312 第2アーム部 32 ハンドフォーク部 321 基部 322 指状部 3221 先端壁 3222 上壁 323 固定ブロック 324 固定板 33 支持部材 34、34A 緩衝部材 341 凹部 35 ねじ 36 ねじ SP 中空部 PT1 指状部の第1部分 PT2 指状部の第2部分 AB 当接部材 W ガラス基板 P1 第1位置 P2 第2位置

Claims (11)

  1. 本体部とハンドフォーク部とを備え、前記ハンドフォーク部は前記本体部の少なくとも一部に対して水平方向に移動可能であり、前記ハンドフォーク部の基端側は前記本体部に連結される基部となり、前記ハンドフォーク部の前記基部よりも先端側の部分は対象物を搭載する搭載部となる産業用ロボットであって、 前記搭載部では、少なくとも前記基部に対して固定される固定部分の先端に緩衝部材が設けられることを特徴とする産業用ロボット。
  2. 前記固定部分の先端に前記緩衝部材が着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の産業用ロボット。
  3. 前記固定部分の先端に、前記緩衝部材が前記ハンドフォーク部に螺合するねじによって取り付けられ、 前記ねじの前記ハンドフォーク部の基端側から離れた端部が前記緩衝部材の前記ハンドフォーク部の基端側から離れた部分よりも前記ハンドフォーク部の基端側に配置されることを特徴とする請求項2に記載の産業用ロボット。
  4. 前記緩衝部材には、前記ハンドフォーク部の基端側から離れた端面から前記ハンドフォーク部の基端側に向けて凹む凹部が設けられ、 前記ねじの前記ハンドフォーク部の基端側から離れた端部が前記凹部に収納されることを特徴とする請求項3に記載の産業用ロボット。
  5. 前記基部は前記本体部に回動可能に連結され、 前記搭載部は第1部分及び第2部分を備える指状部を備え、 前記第1部分は前記指状部の長手方向に延びる筒状を呈しており、且つ基端側が前記基部に固定される前記固定部分を構成し、 前記第2部分は前記指状部の長手方向に延びており、且つ基端側が前記第1部分の先端部に挿入されて前記第1部分の内壁に当接し、且つ、前記第2部分は前記第1部分に対して前記指状部の長手方向に移動可能に構成され、 前記第1部分の先端に前記緩衝部材が取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の産業用ロボット。
  6. 前記緩衝部材は前記第2部分に挿通され得る環状を呈していることを特徴とする請求項5に記載の産業用ロボット。
  7. 前記第2部分の基端部よりも前記基部に配置され、且つ前記第2部分が前記基部に向けて移動する時に当接する線材と、前記線材の断線を検出するセンサとを備える断線検出機構と、 前記線材の断線が前記センサによって検出されると、前記産業用ロボットを停止させる非常制動部と、を備えることを特徴とする請求項5に記載の産業用ロボット。
  8. 前記基部は前記本体部に回動可能に連結され、 前記搭載部は指状部を備え、前記指状部の基端側が前記基部に固定され、前記指状部の少なくとも先端部が中空部を有し、 前記中空部内に固定ブロックが設けられ、 前記緩衝部材がねじによって前記指状部の先端に取り付けられ、前記ねじが前記指状部の先端壁を貫通して前記固定ブロックに螺合し、 前記ねじの前記基部から離れた端部が前記緩衝部材の前記基部から離れた部分よりも前記ハンドフォーク部の基端側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の産業用ロボット。
  9. 前記基部は前記本体部に回動可能に連結され、 前記搭載部は指状部を備え、前記指状部全体は前記固定部分となることを特徴とする請求項1に記載の産業用ロボット。
  10. 前記緩衝部材はエチレンプロピレンジエンゴムより作製されることを特徴とする請求項1に記載の産業用ロボット。
  11. 前記本体部は、 水平方向に延びるガイドレールと、 前記ガイドレールに前記ガイドレールに沿って移動可能に設けられる基台と、 前記基台に上下方向に延びる軸線回りに旋回可能に支持される旋回台と、 前記旋回台に固定される第1柱部と、 前記第1柱部に上下方向に移動可能に設けられる第2柱部と、 基端が前記第2柱部に上下方向に延びる軸線回りに旋回可能に連結される第1アーム部と、 基端が前記第1アーム部の先端に上下方向に延びる軸線回りに旋回可能に連結され、先端に前記ハンドフォーク部の基端側が上下方向に延びる軸線回りに旋回可能に連結される第2アーム部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の産業用ロボット。
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