JP2021004638A - フリクションワッシャ - Google Patents
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Abstract
Description
クラッチディスク組立体1は、摩擦係合によりフライホイールからトルクが入力されるクラッチディスク2と、クラッチディスク2から入力されるトルク変動を減衰及び吸収するダンパ機構3と、スプラインハブ4と、を有している。
クラッチディスク2は、図示しないプレッシャプレートによってフライホイールに押し付けられる。クラッチディスク2は、クッショニングプレート6と、クッショニングプレート6の両面にリベット7によって固定される1対の摩擦フェーシング8と、を有している。クッショニングプレート6はダンパ機構3の外周部に固定されている。
ダンパ機構3は、エンジンから伝達されるトルク変動を減衰及び吸収するために、図3に示すように、正側(駆動側の回転方向)において4段の捩り特性を有している。なお、ここでは、負側の捩り特性については省略している。
高剛性ダンパ12は、図4に示すように、入力側回転部材20と、ハブフランジ21と、複数の高剛性スプリング22と、を有している。高剛性スプリング22は、図5に示すように、それぞれ4つの第1コイルスプリング221、第2コイルスプリング222、及び第3コイルスプリング223を含んでいる。第1コイルスプリング221と第2コイルスプリング222とは同じ長さを有している。また、第1コイルスプリング221は第2コイルスプリング222の内周部に収容されている。
入力側回転部材20には、クラッチディスク2を介してエンジンからトルクが入力される。入力側回転部材20は、クラッチプレート24及びリティニングプレート25を有している。
ハブフランジ21は、略円板状の部材であり(図5参照)、スプラインハブ4の外周に配置されている。ハブフランジ21は、クラッチプレート24及びリティニングプレート25と所定の角度範囲内で相対回転可能である。ハブフランジ21は、円板部211と、複数の歯21cと、を有している。円板部211は、クラッチプレート24とリティニングプレート25との軸方向間に配置されている。複数の歯21cは円板部211の内周面に形成されている。
低剛性ダンパ11は、図6及び図7に示すように、第1摩擦部材30及びスプリングホルダ31と、ドライブプレート32と、複数の低剛性スプリング33と、を有している。
第1摩擦部材30は、円板状に形成され、クラッチプレート24とハブフランジ21の内周部との軸方向間に配置されている。第1摩擦部材30は、第1摩擦部材本体35(以下、「第1本体35」と記載する)と、第1摩擦プレート36と、を有している。
スプリングホルダ31は、第1摩擦部材30とハブフランジ21との軸方向間で、第1本体35と間隔をあけて対向して配置されている。スプリングホルダ31は第1本体35とほぼ同様の形状である。スプリングホルダ31は、中央部に円形の開口を有しており、4個の保持部31aと、4個のボス部31bと、4個の第1切欠31cと、4個の第2切欠31dと、を有している。第1切欠31cは、ボス部31bに形成されている。
ドライブプレート32は、第1摩擦部材30とスプリングホルダ31との軸方向間に配置され、第1摩擦部材30及びスプリングホルダ31と所定の角度範囲内で相対回転可能である。ドライブプレート32は、中央部に開口を有しており、4個の窓孔32aと、ドライブプレート32の内周面に形成された複数の係合凹部32bと、を有している。
スプラインハブ4は、クラッチプレート24及びリティニングプレート25の内周側に配置されている。スプラインハブ4は、図4、図6、及び図8に示すように、軸方向に延びる筒状のボス41a,41bと、ボス41a,41bから径方向外側に延びるフランジ42と、を有している。
ヒス発生機構13は、図4及び図6に示すように、第1ヒス発生部45と、第2ヒス発生部46と、第3ヒス発生部47と、を有している。第1ヒス発生部45は1段目捩り角度領域L1でのみ作動する。第2ヒス発生部46は、2段目〜4段目捩り角度領域H2,H3,H4で作動する。第3ヒス発生部47は、全捩り角度領域で作動する。
第1ヒス発生部45は、第1ブッシュ51と、第1コーンスプリング52と、を有している。
図4、図6、及び図9に示すように、第2ヒス発生部46は、第2摩擦部材55(フリクションワッシャの一例)と、第2コーンスプリング56と、を有している。図9はスプラインハブ4とリティニングプレート25との間に配置された各部材を分解して示したものである。第2ヒス発生部46は、第1摩擦プレート36のクラッチプレート24側の側面も含んでいる。すなわち、第1摩擦プレート36のクラッチプレート24側の側面は、クラッチプレート24の側面と摩擦接触してヒステリシストルクを発生する第2摩擦部36bを構成している。
第3ヒス発生部47は、第2ブッシュ65を有している。第2ブッシュ65は、樹脂製であり、図9に示すように、環状に形成されている。第2ブッシュ65のリティニングプレート25側の側面には、軸方向に突出する複数の係合突起65aが形成されている。
本実施形態のクラッチディスク組立体1の捩り特性について、ここでは正側のみの動作を説明し、負側の動作についての説明は省略する。
伝達トルク及びトルク変動が小さい場合は、本装置は捩り特性の1段目捩り角度領域(以下、「1段目」)L1で作動する。この1段目では、剛性の低い低剛性スプリング33が圧縮される。このため、第1摩擦部材30及びスプリングホルダ31と、ドライブプレート32と、が相対回転する。一方で、高剛性スプリング22は剛性が高いためにほとんど圧縮されない。したがって、入力側回転部材20(クラッチプレート24及びリティニングプレート25)とハブフランジ21とは一体回転する。
伝達トルク又はトルク変動が大きくなると、低剛性スプリング33が圧縮され、スプラインハブ4に対して入力側回転部材20がさらに回転する。すると、ハブフランジ21の歯21cとスプラインハブ4の歯4cとが当接し(隙間G1が「0」になる)、ハブフランジ21とスプラインハブ4とは一体に回転することになる。この状態では、低剛性スプリング33は先の状態以上に圧縮されることはなく、高剛性スプリング22のうちの第1コイルスプリング221の圧縮が開始される。より詳細には、ハブフランジ21の窓孔21aには突起21eが形成されており、この突起21eによって、まずは第1コイルスプリング221が圧縮される。第1コイルスプリング221は低剛性スプリング33よりも剛性が高いので、1段目よりも剛性の高い2段目の捩り剛性が得られる。
伝達トルク又はトルク変動がさらに大きくなると、第1コイルスプリング221が圧縮され、ハブフランジ21の窓孔21aの端面21dが第2コイルスプリング222の端面に当接する。すなわち、隙間G2が「0」になる。このため、第2コイルスプリング222も圧縮され始める。第1コイルスプリング221と第2コイルスプリング222とは並列に配置されているので、第2コイルスプリング222が圧縮され始めると、第1コイルスプリング221のみが圧縮されている場合(2段目)に比較して捩り剛性は高くなる。すなわち、捩り特性の3段目に移行する。
伝達トルク又はトルク変動がさらに大きくなると、第1及び第2コイルスプリング221,222が圧縮されつつ、さらに自由長の短い第3コイルスプリング223も圧縮され始める。第1及び第2コイルスプリング221,222と第3コイルスプリング223とは並列に配置されているので、第3コイルスプリング223が圧縮され始めると、第1及び第2コイルスプリング221,222が圧縮されている場合(3段目)に比較して捩り剛性は高くなる。すなわち、捩り特性の4段目に移行する。
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
3 ダンパ機構
55 第2摩擦部材(フリクションワッシャ)
58 第2本体
59 第2摩擦プレート
591 分割プレート(摩擦材)
591a 凸部(第1係合部)
591b 凹部(第2係合部)
Claims (5)
- 環状の保持部材と、
前記保持部材の一側面に環状に並べて固定された複数の摩擦材と、
を備えたフリクションワッシャ。 - 前記複数の摩擦材は、円周方向の一方の端部に第1係合部を有し、円周方向の他方の端部に隣接する摩擦材の前記第1係合部と係合する第2係合部を有する、請求項1に記載のフリクションワッシャ。
- 前記第1係合部は円周方向に突出する凸部であり、
前記第2係合部は円周方向に凹む凹部である、
請求項2に記載のフリクションワッシャ。 - 前記複数の摩擦材は、シート状部材を打ち抜いて形成されている、
請求項1から3のいずれかに記載のフリクションワッシャ。 - 前記保持部材は樹脂製であり、
前記複数の摩擦材は、インサート成形により前記保持部材に一体化されている、
請求項1から4のいずれかに記載のフリクションワッシャ。
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