JP2021003778A - チップの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1分割予定ラインに沿う領域の上面側に生じる欠けと、第2分割予定ラインに沿う領域の下面側に生じる欠けやチップの下面側の角部に生じる欠けと、の発生頻度を低減する。【解決手段】切削液を供給しながら、第1の切り込み深さを各々有する複数の第1ハーフカット溝を各第1分割予定ラインに沿って形成する第1ハーフカットステップと、切削液を供給しながら、第1の切り込み深さよりも深く且つ該被加工物を厚さ方向に切断しない第2の切り込み深さを各々有する複数の第2ハーフカット溝を各第2分割予定ラインに沿って形成する第2ハーフカットステップと、切削液を供給しながら各第1ハーフカット溝の底部を切削し、被加工物を厚さ方向に切断する第1フルカットステップと、切削液を供給しながら各第2ハーフカット溝の底部を切削し、被加工物を厚さ方向に切断する第2フルカットステップと、を備えるチップの製造方法を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、被加工物を切削ブレードで切削して複数のチップを製造するチップの製造方法に関する。
第1方向に各々沿う複数の第1分割予定ラインと、第1方向に交差する第2方向に各々沿う複数の第2分割予定ラインとが上面側に設定された板状の被加工物を、切削装置を用いて切削する場合がある。
切削装置は、被加工物を保持するためのチャックテーブルを備える。チャックテーブルの上方には、切削ユニットが設けられる。切削ユニットは、スピンドルハウジングを有し、このスピンドルハウジングには円柱状のスピンドルの一部が回転可能な態様で収容される。
スピンドルの一端側には、円環状の切り刃を備える切削ブレードが装着される。更に、スピンドルの他端側には、モータ等の回転駆動源が連結される。回転駆動源を動作させると、スピンドルを回転軸として切削ブレードが回転する。
切削装置を用いて被加工物を切削する場合には、まず、チャックテーブルの保持面で被加工物の下面側を保持した状態で、回転している切削ブレードの下端を被加工物の下面の高さに位置付けると共に、1つの第1分割予定ラインに沿う様に切削ブレードを位置付ける。
次に、第1分割予定ラインに沿って切削ブレードを被加工物に切り込む様に、チャックテーブルと切削ユニットとを第1方向に沿って相対的に移動させる。これにより、被加工物を第1方向に沿って切断する。全ての第1分割予定ラインに沿って被加工物を切断した後、チャックテーブルを90度回転させる。
そして、1つの第2分割予定ラインに沿う様に切削ブレードを位置付ける。次に、第2分割予定ラインに沿って切削ブレードを被加工物に切り込む様に、チャックテーブルと切削ユニットとを第2方向に沿って相対的に移動させる。これにより、被加工物を第2方向に沿って切断する。全ての第2分割予定ラインに沿って被加工物を切断することで、被加工物から複数のチップが製造される。
但し、被加工物の厚さが比較的大きい場合、1つの第1分割予定ラインに沿って一度に被加工物を切断しようとすると、切削ブレードへの加工負荷が高くなる。それゆえ、切断面に面焼けが発生する恐れや、比較的大きな欠け(即ち、チッピング)、クラック等が発生する恐れがある。
そこで、切削ブレードの切り込み深さを調節することにより、被加工物を厚さ方向に段階的に切削する加工方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。この加工方法では、まず、各第1分割予定ラインに沿って被加工物の上面から被加工物の半分の厚さまで切削して第1ハーフカット溝を形成する。次に、各第2分割予定ラインに沿って被加工物の上面から被加工物の半分の厚さまで切削して第2ハーフカット溝を形成する。
その後、各第1ハーフカット溝に沿って第1ハーフカット溝の底部から被加工物の下面まで被加工物を切削して被加工物を切断する。次に、各第2ハーフカット溝に沿って第2ハーフカット溝の底部から被加工物の下面まで被加工物を切削して被加工物を切断する。この加工方法を用いれば、被加工物を厚さ方向で一度に切断する場合に比べて、切削ブレードへの加工負荷を低減できる。
特開2006−114687号公報
しかし、被加工物の上面に切削ブレードを切り込む際には加工負荷が比較的高くなるので、第1ハーフカット溝の深さを第2ハーフカット溝の深さと同じとすると、第1ハーフカット溝の上面側に欠けが生じやすくなる。
また、第2ハーフカット溝の底部から被加工物の下面までの厚さを、第1ハーフカット溝の底部から被加工物の下面までの厚さと同じとすると、最後に被加工物を切断する切削ライン(第2分割予定ライン)に沿って、チップの下面側に欠けが生じ易くなる。更に、チップの下面側の角部に欠けが生じ易くなる。
本発明は係る問題点に鑑みてなされたものであり、切削ブレードへの加工負荷を低減することにより、第1分割予定ラインに沿う領域においてチップの上面側に生じる欠けと、第2分割予定ラインに沿う領域においてチップの下面側に生じる欠けやチップの下面側の角部に生じる欠けと、の発生頻度を低減することを目的とする。
本発明の一態様によれば、第1方向にそれぞれ沿う複数の第1分割予定ラインと、該第1方向に交差する第2方向にそれぞれ沿う複数の第2分割予定ラインとが一面側に設定された板状の被加工物を、1又は複数の切削ブレードで切削して複数のチップを製造するチップの製造方法であって、第1切削ブレードに切削液を供給しながら、該被加工物を厚さ方向に切断しない第1の切り込み深さまで該第1切削ブレードを該被加工物に切り込ませ、各第1分割予定ラインに沿って該被加工物を切削して、複数の第1ハーフカット溝を形成する第1ハーフカットステップと、該第1ハーフカットステップの後、該第1切削ブレードに切削液を供給しながら、該第1の切り込み深さよりも深く且つ該被加工物を厚さ方向に切断しない第2の切り込み深さまで該第1切削ブレードを該被加工物に切り込ませ、各第2分割予定ラインに沿って該被加工物を切削して、複数の第2ハーフカット溝を形成する第2ハーフカットステップと、該第2ハーフカットステップの後、第2切削ブレードに切削液を供給しながら、該第2切削ブレードで各第1ハーフカット溝の底部を切削し、該被加工物を厚さ方向に切断する第1フルカットステップと、該第1フルカットステップの後、該第2切削ブレードに切削液を供給しながら、該第2切削ブレードで各第2ハーフカット溝の底部を切削し、該被加工物を厚さ方向に切断する第2フルカットステップと、を備えるチップの製造方法が提供される。
好ましくは、該チップの厚さは、隣接する2つの第1分割予定ラインによって規定される該チップの縦の長さと、隣接する2つの第2分割予定ラインによって規定される該チップの横の長さとのいずれよりも大きい。
好ましくは、該第2切削ブレードは、該第1切削ブレードと同一である。
本発明の一態様に係る第1ハーフカットステップでは、被加工物を厚さ方向に切断しない第1の切り込み深さまで第1切削ブレードを被加工物に切り込ませ、各第1分割予定ラインに沿って被加工物を切削して、複数の第1ハーフカット溝を形成する。
第1ハーフカットステップの後、第2ハーフカットステップを行う。第2ハーフカットステップでは、第1の切り込み深さよりも深く且つ被加工物を厚さ方向に切断しない第2の切り込み深さまで第1切削ブレードを被加工物に切り込ませ、各第2分割予定ラインに沿って被加工物を切削する。
第1の切り込み深さは第2の切り込み深さよりも浅いので、第1ハーフカットステップでは、第1の切り込み深さと第2の切り込み深さとを同じとする場合に比べて、第1切削ブレードへの加工負荷を低減できる。それゆえ、第1ハーフカット溝における側面の面焼けを低減できる。また、第1分割予定ラインに沿う領域において上面(例えば、上述の一面に対応する)側に生じる欠けの発生頻度を低減できる。
加えて、第2ハーフカットステップでは、第1ハーフカット溝が既に形成されているので、第1ハーフカットステップに比べて、切削液が第1ハーフカット溝を通じて切削ブレードと被加工物との加工点に供給され易くなる。それゆえ、第2ハーフカットステップでは、第1ハーフカットステップに比べて第1切削ブレードへの加工負荷を低減できる。
第2ハーフカットステップの後、第1フルカットステップを行う。第1フルカットステップでは、第2切削ブレードで各第1ハーフカット溝の底部を切削し、被加工物を厚さ方向に切断する。第1フルカットステップでは、第2ハーフカットステップと同様に、第1ハーフカット溝及び第2ハーフカット溝を通じて加工点に供給される切削液により、第2切削ブレードへの加工負荷を低減できる。
第1フルカットステップの後、第2フルカットステップを行う。第2フルカットステップでは、第2切削ブレードで各第2ハーフカット溝の底部を切削し、被加工物を厚さ方向に切断する。このとき、第2フルカットステップで切削される各第2ハーフカット溝の底部から被加工物の下面まで厚さは、それぞれ、第1フルカットステップで切削される各第1ハーフカット溝の底部から被加工物の下面までの厚さよりも小さくなる。
それゆえ、第2分割予定ラインに沿って被加工物を切断する際における第2切削ブレードへの加工負荷を低減できる。従って、第2分割予定ラインに沿う領域においてチップの下面側に生じる欠け、チップの下面側の角部の欠け等の発生頻度を低減できる。
図1(A)は被加工物の斜視図であり、図1(B)は被加工物ユニットの斜視図である。 保持ステップ及び第1ハーフカットステップを示す被加工物等の一部断面側面図である。 第2ハーフカットステップを示す被加工物等の一部断面側面図である。 図4(A)は第1方向と直交する平面での被加工物の断面図であり、図4(B)は第2方向と直交する平面での被加工物の断面図である。 第1フルカットステップを示す被加工物等の一部断面側面図である。 第2フルカットステップを示す被加工物等の一部断面側面図である。 図7(A)は本実施形態の製造方法で製造したチップの斜視図であり、図7(B)は比較例の製造方法の製造途中で形成されたバー状の切片の斜視図である。 チップの製造方法を示すフロー図である。
添付図面を参照して、本発明の一態様に係る実施形態について説明する。まず、被加工物11等について説明する。図1(A)は被加工物11の斜視図である。本実施形態の被加工物11は、レンズやプリズム等に使用される光学ガラスと、エポキシ樹脂とで形成されている。
より詳細には、被加工物11は、光学ガラス層とエポキシ樹脂層とが交互に積層された積層構造を有しており、被加工物11の上面(一面)11aと下面11bとには、それぞれ光学ガラス層が位置している。
但し、被加工物11の材料は、上述の例に限定されない。被加工物11は、光学ガラス単体で形成されてもよく、他の難切削材(例えば、セラミックス、サファイア、SiC等の化合物半導体、LiNbO(通称、LN)及びLiTaO(通称、LT)等の複酸化物)で形成されてもよい。
被加工物11は、上面視で略正方形の板形状を有する。本実施形態の被加工物11は、第1方向12aの長さが15mmであり、第2方向12bの長さが15mmであり、高さ方向(厚さ方向)12cの長さが1.5mmである。但し、被加工物11の大きさ及び形状は、必ずしも上述の例に限定されるものではない。
被加工物11の上面11a側には、第1方向12aに沿って複数の第1分割予定ライン13aが設定されている。更に、被加工物11の上面11a側には、第2方向12bに沿って複数の第2分割予定ライン13bが設定されている。この第2方向12bは、第1方向12aと直交する様に交差している。
なお、本実施形態では、上面11a側に第1分割予定ライン13a及び第2分割予定ライン13bが設定されているが、上面11aとは反対側に位置する下面(一面)11b側に第1分割予定ライン13a及び第2分割予定ライン13bが設定されてもよい。
被加工物11を切削する場合には、例えば、被加工物11の下面11b側に樹脂製のダイシングテープ15を貼り付け、更にダイシングテープ15の外周部分に金属製の環状フレーム17の一面を貼り付ける。これにより、被加工物ユニット19を形成する。図1(B)は被加工物ユニット19の斜視図である。
ダイシングテープ15は、被加工物11の上面11aにおける正方形の対角線よりも大きい直径を有する円形のテープである。ダイシングテープ15は、樹脂で形成されており、基材層及び粘着層(糊層)の積層構造を有する。
基材層は、ポリオレフィン(PO)やポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタラート(PET)等で形成されている。基材層の一面の全体には、粘着層が形成されている。粘着層は、例えば、紫外線硬化型の樹脂であり、ゴム系、アクリル系、シリコーン(silicone)系等の樹脂で形成されている。
紫外線硬化型の樹脂は、紫外線(UV)が照射される前は強い粘着力を有する。ダイシングテープ15の粘着層を下面11b側に貼り付けることにより、切削時における被加工物11の下面11b側の損傷を低減できる。
次に、図2を参照して、被加工物11を切削するための切削装置について説明する。切削装置は、円盤状のチャックテーブル20を有する。チャックテーブル20は、上面側に円盤状の多孔質プレート(不図示)を有する。
多孔質プレートには流路を介してエジェクタ等の吸引源(不図示)が接続されている。吸引源を動作させると、多孔質プレートの上面には負圧が発生する。この負圧により、多孔質プレートの上面等は、被加工物11等を吸引して保持する保持面20aとして機能する。
チャックテーブル20の周囲には、複数のクランプ機構22が設けられる。例えば、チャックテーブル20を上面視した場合に、0時、3時、6時及び9時の位置(即ち、四箇所)に、クランプ機構22がそれぞれ設けられる。
チャックテーブル20の下方には、所定の回転軸の周りにチャックテーブル20を回転させるモータ等の回転駆動機構(不図示)が設けられる。更に、回転駆動機構の下方には、チャックテーブル20、回転駆動機構等をX軸方向(加工送り方向)に沿って移動させるためのX軸移動機構(不図示)が設けられている。
X軸移動機構は、回転駆動機構が載置される移動テーブル(不図示)を有する。移動テーブルの下面(裏面)側には、X軸方向に概ね平行な一対のX軸ガイドレール(不図示)が設けられており、このX軸ガイドレールには、移動テーブルがスライド可能な態様で取り付けられている。
移動テーブルの下面(裏面)側には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、X軸ガイドレールに平行なX軸ボールネジ(不図示)が回転可能な態様で連結されている。
X軸ボールネジの一端部には、X軸パルスモータ(不図示)が連結されている。X軸パルスモータでX軸ボールネジを回転させることで、移動テーブルは、X軸ガイドレールに沿ってX軸方向に移動する。
チャックテーブル20の上方には、切削ユニット30が設けられる。切削ユニット30は、Y軸方向(割り出し送り方向)に略平行に配置された柱状のスピンドルハウジング(不図示)を有する。
スピンドルハウジングには、円柱状のスピンドル(不図示)の一部が、回転可能な態様で収容されている。スピンドルの一端側には、モータ等の駆動機構(不図示)が連結している。
また、スピンドルの他端側には、切削ブレード32が装着されている。切削ブレード32は、例えば、ワッシャータイプの切削ブレードであり、砥粒をボンド材で結合した切り刃からなる。なお、ワッシャータイプの切削ブレードに代えて、基台と、基台の外周部に設けられた切り刃とを有するハブタイプの切削ブレードを用いてもよい。
切削ブレード32の上方には、切削ブレード32の上部を覆うブレードカバー34が設けられている。ブレードカバー34には、切削ブレード32の両側面を挟む態様で一対のクーラーノズル36が設けられている。
なお、図2では、1つのクーラーノズル36のみを示している。クーラーノズル36は、水平方向に延伸し、切削装置の高さ方向(Z軸方向)において、被加工物11の上面11aに接しない所定の高さに配置される。
例えば、後述する切削ブレード32で被加工物11を切断する第1フルカットステップにおいて切削ブレード32を被加工物11に切り込む場合に被加工物11の上面11aに接しない高さに、クーラーノズル36は配置される。
クーラーノズル36は、第1パイプ36aを介して、純水等の切削液を供給する切削液供給源(不図示)に接続している。各クーラーノズル36は、被加工物11の切削時に切削ブレード32に対して切削液を各々供給する。
また、ブレードカバー34には、切削ブレード32の外周部に切削液を供給するシャワーノズル38が設けられている。シャワーノズル38は、ブレードカバー34中に設けられた流路38aと、ブレードカバー34の上部に設けられた第2パイプ38bとを通じて切削液供給源(不図示)に接続している。
次に、切削ブレード32で被加工物11を切削して複数のチップ25(図7(A)参照)を製造する手順を説明する。なお、図8は、チップ25の製造方法を示すフロー図である。まず、保持面20aで被加工物ユニット19を保持する(保持ステップ(S10))。
S10では、まず、被加工物11の上面11aが露出する様に、被加工物ユニット19を保持面20aに載せる。次いで、吸引源を動作させてダイシングテープ15を保持面20aで吸引して保持すると共に、クランプ機構22で環状フレーム17の4箇所を挟む。これにより、被加工物ユニット19をチャックテーブル20で保持する。
S10後、回転駆動機構を用いて、1つの第1分割予定ライン13aがX軸方向と平行になる様に、チャックテーブル20の向きを調整する。また、スピンドルを回転軸として切削ブレード32を回転させた状態で、切削ブレード32の下端の高さをZ軸方向で調整する。
このとき、上面11aの高さZ0よりも低く且つ下面11bよりも高い高さZ1に、切削ブレード32の下端を位置付ける。高さZ0から高さZ1までが、切削ブレード32を被加工物11に切り込ませるときの第1の切り込み深さAとなる。
そして、クーラーノズル36及びシャワーノズル38から切削ブレード32へ切削液を供給しながら、X軸移動機構を用いてチャックテーブル20をX軸方向に沿って移動させる。これにより、第1分割予定ライン13aに沿って被加工物11を切削する(第1ハーフカットステップ(S20))。これにより、各第1分割予定ライン13aに沿って第1ハーフカット溝21aを(図4(A)参照)を形成する。
図2は、保持ステップ(S10)及び第1ハーフカットステップ(S20)を示す被加工物11等の一部断面側面図である。第1ハーフカット溝21aは、被加工物11を厚さ方向に切断しない所定の深さを有する。なお、本実施形態における第1ハーフカット溝21aとは、必ずしも被加工物11の厚さの半分の深さの溝であることを意味しない。
例えば、第1ハーフカット溝21aにおける第1の切り込み深さAは、被加工物11の厚さの1/10以上2/3以下の深さを有する。一例において、第1の切り込み深さAは、被加工物11の厚さの1/2よりも浅い深さを有する。本実施形態の第1の切り込み深さAは、被加工物11の厚さの1/3の深さを有する。
第1ハーフカットステップ(S20)では、第1の切り込み深さAを、後述する第2ハーフカット溝21b(図4(A)参照)の第2の切り込み深さBよりも浅くする。これにより、第1の切り込み深さAと第2の切り込み深さBとを同じとする場合に比べて、第1ハーフカットステップ(S20)での切削ブレード32への加工負荷を低減できる。
それゆえ、第1ハーフカット溝21aの側面における面焼けを低減できる。また、第1分割予定ライン13aに沿う領域において上面11a側に生じる欠けの発生頻度を低減できる。
1つの第1分割予定ライン13aに沿って第1ハーフカット溝21aを形成した後、Y軸方向に所定のインデックス量(例えば、チップ25の第2方向12bの長さとカーフ幅(即ち、切削溝の幅)との合計の長さ)だけ切削ユニット30を移動させる。
そして、第1ハーフカット溝21aを形成した1つの第1分割予定ライン13aにY軸方向で隣接する他の第1分割予定ライン13aに沿って、同様に、第1ハーフカット溝21aを形成する。また、同様にして、全ての第1分割予定ライン13aに沿って第1ハーフカット溝21aを形成する。
S20の後、第2分割予定ライン13bとX軸方向とが平行になる様に、チャックテーブル20を90度回転させる。更に、第1の切り込み深さAより深く且つ下面11bよりも高い高さZ2に、切削ブレード32の下端を位置付ける。高さZ0から高さZ2までが、切削ブレード32を被加工物11に切り込ませるときの第2の切り込み深さBとなる。
そして、切削ブレード32に切削液を供給しながら、チャックテーブル20をX軸方向に沿って移動させることにより、第2分割予定ライン13bに沿って被加工物11を切削する(第2ハーフカットステップ(S30))。これにより、各第2分割予定ライン13bに沿って第2ハーフカット溝21bを(図4(B)参照)を形成する。
図3は、第2ハーフカットステップ(S30)を示す被加工物11等の一部断面側面図である。S30では、被加工物11に第2ハーフカット溝21b(図4(B)参照)を形成する。第2ハーフカット溝21bは、第1の切り込み深さAより深く且つ被加工物11を厚さ方向に切断しない所定の深さを有する。
なお、本実施形態における第2ハーフカット溝21bとは、必ずしも被加工物11の厚さの半分の深さの溝であることを意味しない。第2ハーフカット溝21bは、第1の切り込み深さAよりも深い第2の切り込み深さBを有する。
例えば、第2ハーフカット溝21bにおける第2の切り込み深さBは、第1ハーフカット溝21aよりも深く、且つ、被加工物11の厚さの1/10以上9/10以下の深さを有する。一例において、第2ハーフカット溝21bは、被加工物11の厚さの1/2よりも深い深さを有する。本実施形態の第2ハーフカット溝21bは、被加工物11の厚さの3/4の深さを有する。
S30を行う時点では、既に、第1ハーフカット溝21aが形成されているので、S30ではS20に比べて、切削液が第1ハーフカット溝21aを通じて切削ブレード32と被加工物11との加工点に供給され易くなる。それゆえ、S30では、第1ハーフカット溝21a形成時に比べて切削ブレード32への加工負荷を低減できる。
1つの第2分割予定ライン13bに沿って第2ハーフカット溝21bを形成した後、Y軸方向に所定のインデックス量(例えば、チップ25の第1方向12aの長さとカーフ幅との合計の長さ)だけ切削ユニット30を移動させる。
そして、第2ハーフカット溝21bを形成した1つの第2分割予定ライン13bにY軸方向で隣接する他の第2分割予定ライン13bに沿って、同様に、第2ハーフカット溝21bを形成する。また、同様にして、全ての第2分割予定ライン13bに沿って第2ハーフカット溝21bを形成する。
図4(A)は、第1方向12aと直交する平面での被加工物11の断面図であり、図4(B)は、第2方向12bと直交する平面での被加工物11の断面図である。なお、図4(A)及び図4(B)では、ダイシングテープ15、環状フレーム17等は省略している。
S30の後、第1ハーフカット溝21aとX軸方向とが平行になる様に、チャックテーブル20を例えば90度回転させる。これと共に、下面11bよりも低く且つ保持面20aよりも高い所定の高さに、切削ブレード32の下端を位置付ける。
その後、切削ブレード32に切削液を供給しながら、チャックテーブル20をX軸方向に沿って移動させる。これにより、切削ブレード32で各第1ハーフカット溝21aの底部23aを切削して、被加工物11を厚さ方向に切断する(第1フルカットステップ(S40))。
図5は、第1フルカットステップ(S40)を示す被加工物11等の一部断面側面図である。1つの第1ハーフカット溝21aの底部23aを切削して被加工物11を切断した後、Y軸方向に所定のインデックス量(例えば、チップ25の第2方向12bの長さとカーフ幅との合計の長さ)だけ切削ユニット30を移動させる。
そして、切断した第1ハーフカット溝21aにY軸方向で隣接する他の第1ハーフカット溝21aの底部23aを切削して、同様に被加工物11を切断する。また、同様にして、全ての第1ハーフカット溝21aの底部23aを切削して、被加工物11を切断する。
S40では、S30と同様に、第1ハーフカット溝21a及び第2ハーフカット溝21bを通じて加工点に供給される切削液により、切削ブレード32への加工負荷を低減できる。
S40後、第2ハーフカット溝21bとX軸方向とが平行になる様に、チャックテーブル20を例えば90度回転させる。これと共に、下面11bよりも低く且つ保持面20aよりも高い所定の高さに、切削ブレード32の下端を位置付ける。
その後、切削ブレード32に切削液を供給しながら、チャックテーブル20をX軸方向に沿って移動させる。これにより、切削ブレード32で各第2ハーフカット溝21bの底部23bを切削して、被加工物11を厚さ方向に切断する(第2フルカットステップ(S50))。
図6は、第2フルカットステップ(S50)を示す被加工物11等の一部断面側面図である。1つの第2ハーフカット溝21bの底部23bを切削して被加工物11を切断した後、Y軸方向に所定のインデックス量(例えば、チップ25の第1方向12aの長さとカーフ幅との合計の長さ)だけ切削ユニット30を移動させる。
そして、切断した第2ハーフカット溝21bにY軸方向で隣接する他の第2ハーフカット溝21bの底部23bを切削して、同様に、被加工物11を切断する。また、同様にして、全ての第2ハーフカット溝21bの底部23bを切削して被加工物11を切断する。これにより、板状の被加工物11から四角柱状の複数のチップ25(図7(A)参照)を製造する。
S50で切削される各第2ハーフカット溝21bの底部23bから被加工物11の下面11bまでの厚さは、それぞれ、S40で切削される各第1ハーフカット溝21aの底部23aから被加工物11の下面11bまでの厚さよりも小さい。
それゆえ、第2分割予定ライン13bに沿って被加工物11を切断する際における切削ブレード32への加工負荷を低減できる。従って、第2分割予定ライン13bに沿う領域においてチップ25の下面(下面11bに対応する面)側に生じる欠け、チップ25の下面側の角部の欠け等の発生頻度を低減できる。
S50後、被加工物ユニット19をUV照射装置(不図示)に搬送して、ダイシングテープ15を介して被加工物11の下面11b側にUVを照射する。これにより、粘着層の粘着力を低下させる。
その後、被加工物ユニット19をピックアップ装置(不図示)に搬送して、ダイシングテープ15からチップ25を1個ずつ又はまとめてピックアップする(ピックアップステップ(S60))。
図7(A)は、本実施形態の製造方法で製造したチップ25の斜視図である。本実施形態では、チップ25の各方向の長さのうち、隣接する2つの第1分割予定ライン13aによって規定される縦Cの長さと、隣接する2つの第2分割予定ライン13bによって規定される横Dの長さとのいずれよりも、チップ25の高さ(厚さ)Eが大きい。チップ25は、例えば、縦Cが約1.0mm、横Dが約1.0mm、高さEが1.5mmの大きさを有する。この様な形状のチップ25は、例えば、光学部品に用いられる。
上述の様に、本実施形態では、第1ハーフカットステップ(S20)、第2ハーフカットステップ(S30)、第1フルカットステップ(S40)及び第2フルカットステップ(S50)の順に被加工物11を切削する。
これに対して、比較例では、まず、第1ハーフカットステップ(S20)及び第1フルカットステップ(S40)を行い、第1分割予定ライン13aに沿って被加工物11を切断して、第1方向12aに沿う長手部を有するバー状の切片50を形成する。図7(B)は、比較例の製造方法の製造途中で形成されたバー状の切片50の斜視図である。切片50を形成した後、第2ハーフカットステップ(S30)及び第2フルカットステップ(S50)を行い、チップ25を形成する。
切片50は、高さEが横Dよりも大きいので不安定であり、比較的小さな外力でも倒れる可能性がある。例えば、S40で形成された切片50は、S30で第2分割予定ライン13bに沿って切削されるときに第2方向12bに沿う外力を受けて倒れやすくなる。
切片50が倒れると、その後のS50を行うことが困難となる。また、切片50が倒れる際に、切片50の下面(即ち、下面11bに対応する)側には欠けが発生し易くなるという問題がある。
これに対して、本実施形態では、第1方向12a及び第2方向12bにおける被加工物11のハーフカット(S20及びS30)の後に、フルカット(S40及びS50)を行うので、S40で形成された切片50が比較例に比べて倒れにくい。それゆえ、本実施形態の製造方法は、高さEが縦C及び横Dのいずれよりも大きいチップ25を製造するのに適している。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。一例として、切削ユニット30と、切削ユニット30とは異なる切削ユニット(不図示)とを用いて、上述のハーフカット(S20及びS30)及びフルカット(S40及びS50)を順次行ってもよい。切削ユニット30とは異なる切削ユニットは、切削ブレード(第1切削ブレード)32とは異なる(即ち、同一ではない)切削ブレード(第2切削ブレード)を備える。
第1切削ブレード及び第2切削ブレードを用いる場合、例えば、第1切削ブレードを用いて第1ハーフカットステップ(S20)を行い、その後、第1切削ブレードを用いて第2ハーフカットステップ(S30)を行う。そして、第2切削ブレードを用いて第1フルカットステップ(S40)を行い、その後、第2切削ブレードを用いて第2フルカットステップ(S50)を行う。
11 被加工物
11a 上面
11b 下面
12a 第1方向
12b 第2方向
12c 厚さ方向
13a 第1分割予定ライン
13b 第2分割予定ライン
15 ダイシングテープ
17 環状フレーム
19 被加工物ユニット
20 チャックテーブル
20a 保持面
21a 第1ハーフカット溝
21b 第2ハーフカット溝
22 クランプ機構
23a,23b 底部
25 チップ
30 切削ユニット
32 切削ブレード
34 ブレードカバー
36 クーラーノズル
36a 第1パイプ
38 シャワーノズル
38a 流路
38b 第2パイプ
50 切片
A 第1の切り込み深さ
B 第2の切り込み深さ
C 縦
D 横
E 高さ(厚さ)
Z0,Z1,Z2 高さ

Claims (3)

  1. 第1方向にそれぞれ沿う複数の第1分割予定ラインと、該第1方向に交差する第2方向にそれぞれ沿う複数の第2分割予定ラインとが一面側に設定された板状の被加工物を、1又は複数の切削ブレードで切削して複数のチップを製造するチップの製造方法であって、
    第1切削ブレードに切削液を供給しながら、該被加工物を厚さ方向に切断しない第1の切り込み深さまで該第1切削ブレードを該被加工物に切り込ませ、各第1分割予定ラインに沿って該被加工物を切削して、複数の第1ハーフカット溝を形成する第1ハーフカットステップと、
    該第1ハーフカットステップの後、該第1切削ブレードに切削液を供給しながら、該第1の切り込み深さよりも深く且つ該被加工物を厚さ方向に切断しない第2の切り込み深さまで該第1切削ブレードを該被加工物に切り込ませ、各第2分割予定ラインに沿って該被加工物を切削して、複数の第2ハーフカット溝を形成する第2ハーフカットステップと、
    該第2ハーフカットステップの後、第2切削ブレードに切削液を供給しながら、該第2切削ブレードで各第1ハーフカット溝の底部を切削し、該被加工物を厚さ方向に切断する第1フルカットステップと、
    該第1フルカットステップの後、該第2切削ブレードに切削液を供給しながら、該第2切削ブレードで各第2ハーフカット溝の底部を切削し、該被加工物を厚さ方向に切断する第2フルカットステップと、を備えることを特徴とするチップの製造方法。
  2. 該チップの厚さは、隣接する2つの第1分割予定ラインによって規定される該チップの縦の長さと、隣接する2つの第2分割予定ラインによって規定される該チップの横の長さとのいずれよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のチップの製造方法。
  3. 該第2切削ブレードは、該第1切削ブレードと同一であることを特徴とする請求項1又は2に記載のチップの製造方法。
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