JP2021001952A - 光偏向装置、レーザレーダ装置、及び画像形成装置 - Google Patents

光偏向装置、レーザレーダ装置、及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】支持部に開放部を設けた構成において、共振周波数の変動を抑制することを課題とする。【解決手段】反射面を有する反射部と、前記反射部に接続された可動部と、前記可動部を変形させることにより前記反射部を揺動させる駆動部と、一部に開放部が形成された支持部と、前記可動部と前記支持部との間に接続された折り返し構造を有するばね部と、を備えることを特徴とする光偏向装置。前記ばね部は、前記可動部よりも、前記反射部の揺動軸方向への剛性が低く、かつ前記反射面に垂直な方向への剛性が高いことが好ましい。【選択図】図15

Description

本発明は、光偏向装置、レーザレーダ装置、及び画像形成装置に関する。
マイクロマシニング技術の発達に伴い、シリコンやガラスを微細加工して製造されるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems))デバイスの開発が進んでいる。MEMSデバイスのひとつとして、小型の光偏向装置が知られている。例えば、光偏向装置は、反射面を有する反射部と、反射部に連結された可動部と、可動部を弾性変形させることにより反射部を揺動させる駆動部と、これらの周囲を囲んで可動部を支持する支持部とを有する。
このような光偏向装置には、駆動部による駆動力を高め、反射部の振れ角(偏向角)を大きくするために、支持部に開放部を設けることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、支持部に開放部を設けた場合には、光偏向装置のパッケージ化や回路基板への実装時に生じる温度変化により開放部の大きさに変動が生じることがある。このように開放部の大きさが変動すると、可動部に歪みが発生し、その結果として反射部の揺動に係る共振周波数が変動することが懸念される。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、支持部に開放部を設けた構成において、共振周波数の変動を抑制することを課題とする。
開示の技術の一態様に係る光偏向装置は、反射面を有する反射部と、前記反射部に接続された可動部と、前記可動部を変形させることにより前記反射部を揺動させる駆動部と、一部に開放部が形成された支持部と、前記可動部と前記支持部との間に接続された折り返し構造を有するばね部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、支持部に開放部を設けた構成において、共振周波数の変動を抑制することができる。
光走査システムの一例の概略図である。 光走査システムの一例のハードウェア構成図である。 制御装置の一例の機能ブロック図である。 光走査システムに係る処理の一例のフローチャートである。 ヘッドアップディスプレイ装置を搭載した自動車の一例の概略図である。 ヘッドアップディスプレイ装置の一例の概略図である。 光書込装置を搭載した画像形成装置の一例の概略図である。 光書込装置の一例の概略図である。 レーザレーダ装置を搭載した自動車の一例の概略図である。 レーザレーダ装置の一例の概略図である。 レーザヘッドランプの一例の概略図である。 ヘッドマウントディスプレイの一例の外観の斜視図である。 ヘッドマウントディスプレイの構成を部分的に例示する図である。 パッケージングされた可動装置の一例の概略図である。 第1実施形態に係る可動装置の平面図である。 図15の揺動軸Eに沿った断面図である。 第2実施形態に係る可動装置の平面図である。 第3実施形態に係る可動装置の平面図である。 第3実施形態の第1変形例に係る可動装置の平面図である。 第3実施形態の第2変形例の変形例に係る可動装置の平面図である。 第4実施形態に係る可動装置の平面図である。 第5実施形態に係る可動装置の平面図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
[光走査システム]
まず、本実施形態の可動装置を適用した光走査システムについて、図1〜図4に基づいて詳細に説明する。図1には、光走査システムの一例の概略図が示されている。図1に示すように、光走査システム10は、制御装置11の制御に従って光源装置12から照射された光を可動装置13の有する反射面14により偏向して被走査面15を光走査するシステムである。
光走査システム10は、制御装置11、光源装置12、反射面14を有する可動装置13により構成される。
制御装置11は、例えばCPU(Central Processing Unit)およびFPGA(Field-Programmable Gate Array)等を備えた電子回路ユニットである。可動装置13は、例えば反射面14を有し、反射面14が可動するMEMS(Micro Electromechanical Systems)デバイスである。可動装置13は、光偏向装置の一例である。
光源装置12は、例えばレーザを照射するレーザ装置である。なお、被走査面15は、例えばスクリーンである。
制御装置11は、取得した光走査情報に基づいて光源装置12および可動装置13の制御命令を生成し、制御命令に基づいて光源装置12および可動装置13に駆動信号を出力する。光源装置12は、入力された駆動信号に基づいて光源の照射を行う。可動装置13は、入力された駆動信号に基づいて反射面14を1軸方向または2軸方向の少なくともいずれかに回転振動させる。
これにより、例えば、光走査情報の一例である画像情報に基づいた制御装置11の制御によって、可動装置13の反射面14を所定の範囲で2軸方向に往復回転振動させ、その結果、反射面14に入射する光源装置12からの照射光をある1軸周りに偏向して光走査することにより、被走査面15に任意の画像を投影することができる。なお、本実施形態の可動装置の詳細および制御装置による制御の詳細については後述する。
次に、光走査システム10の一例のハードウェア構成について図2を用いて説明する。図2は、光走査システム10の一例のハードウェア構成図である。図2に示すように、光走査システム10は、制御装置11、光源装置12および可動装置13を備え、それぞれが電気的に接続されている。このうち、制御装置11は、CPU20、RAM21(Random Access Memory)、ROM22(Read Only Memory)、FPGA23、外部I/F24、光源装置ドライバ25、可動装置ドライバ26を備えている。
CPU20は、ROM22等の記憶装置からプログラムやデータをRAM21上に読み出し、処理を実行して、制御装置11の全体の制御や機能を実現する演算装置である。
RAM21は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の記憶装置である。
ROM22は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の記憶装置であり、CPU20が光走査システム10の各機能を制御するために実行する処理用プログラムやデータを記憶している。
FPGA23は、CPU20の処理に従って、光源装置ドライバ25および可動装置ドライバ26に適した制御信号を出力する回路である。
外部I/F24は、例えば外部装置やネットワーク等とのインタフェースである。外部装置には、例えば、PC(Personal Computer)等の上位装置、USBメモリ、SDカード、CD、DVD、HDD、SSD等の記憶装置が含まれる。また、ネットワークは、例えば自動車のCAN(Controller Area Network)やLAN(Local Area Network)、インターネット等である。外部I/F24は、外部装置との接続または通信を可能にする構成であればよく、外部装置ごとに外部I/F24が用意されてもよい。
光源装置ドライバ25は、入力された制御信号に従って光源装置12に駆動電圧等の駆動信号を出力する電気回路である。
可動装置ドライバ26は、入力された制御信号に従って可動装置13に駆動電圧等の駆動信号を出力する電気回路である。
制御装置11において、CPU20は、外部I/F24を介して外部装置やネットワークから光走査情報を取得する。なお、CPU20が光走査情報を取得することができる構成であればよく、制御装置11内のROM22やFPGA23に光走査情報を格納する構成としてもよいし、制御装置11内に新たにSSD等の記憶装置を設けて、その記憶装置に光走査情報を格納する構成としてもよい。
ここで、光走査情報とは、被走査面15にどのように光走査させるかを示した情報であり、例えば、光走査により画像を表示する場合は、光走査情報は画像データである。また、例えば、光走査により光書込みを行う場合は、光走査情報は書込み順や書込み箇所を示した書込みデータである。他にも、例えば、光走査により物体認識を行う場合は、光走査情報は物体認識用の光を照射するタイミングと照射範囲を示す照射データである。
制御装置11は、CPU20の命令および図2に示したハードウェア構成によって、次に説明する機能構成を実現することができる。
次に、光走査システム10の制御装置11の機能構成について図3を用いて説明する。図3は、光走査システムの制御装置11の一例の機能ブロック図である。
図3に示すように、制御装置11は、機能として制御部30と駆動信号出力部31とを有する。
制御部30は、例えばCPU20、FPGA23等により実現され、外部装置から光走査情報を取得し、光走査情報を制御信号に変換して駆動信号出力部31に出力する。例えば、制御部30は、外部装置等から画像データを光走査情報として取得し、所定の処理により画像データから制御信号を生成して駆動信号出力部31に出力する。駆動信号出力部31は、光源装置ドライバ25、可動装置ドライバ26等により実現され、入力された制御信号に基づいて光源装置12または可動装置13に駆動信号を出力する。
駆動信号は、光源装置12または可動装置13の駆動を制御するための信号である。例えば、光源装置12においては、光源の照射タイミングおよび照射強度を制御する駆動電圧である。また、例えば、可動装置13においては、可動装置13の有する反射面14を可動させるタイミングおよび可動範囲を制御する駆動電圧である。
次に、光走査システム10が被走査面15を光走査する処理について図4を用いて説明する。図4は、光走査システムに係る処理の一例のフローチャートである。
ステップS11において、制御部30は、外部装置等から光走査情報を取得する。ステップS12において、制御部30は、取得した光走査情報から制御信号を生成し、制御信号を駆動信号出力部31に出力する。ステップS13において、駆動信号出力部31は、入力された制御信号に基づいて駆動信号を光源装置12および可動装置13に出力する。ステップS14において、光源装置12は、入力された駆動信号に基づいて光照射を行う。また、可動装置13は、入力された駆動信号に基づいて反射面14の回転振動を行う。光源装置12および可動装置13の駆動により、任意の方向に光が偏向され、光走査される。
なお、上記光走査システム10では、1つの制御装置11が光源装置12および可動装置13を制御する装置および機能を有しているが、光源装置用の制御装置および可動装置用の制御装置と、別体に設けてもよい。
また、上記光走査システム10では、1つの制御装置11に光源装置12および可動装置13の制御部30の機能および駆動信号出力部31の機能を設けているが、これらの機能は別体として存在していてもよく、例えば制御部30を有した制御装置11とは別に駆動信号出力部31を有した駆動信号出力装置を設ける構成としてもよい。なお、上記光走査システム10のうち、反射面14を有した可動装置13と制御装置11により、光偏向を行う光偏向システムを構成してもよい。
[画像投影装置]
次に、本実施形態の可動装置を適用した画像投影装置について、図5および図6を用いて詳細に説明する。
図5は、画像投影装置の一例であるヘッドアップディスプレイ装置500を搭載した自動車400の実施形態に係る概略図である。また、図6はヘッドアップディスプレイ装置500の一例の概略図である。
画像投影装置は、光走査により画像を投影する装置であり、例えばヘッドアップディスプレイ装置である。
図5に示すように、ヘッドアップディスプレイ装置500は、例えば、自動車400のウインドシールド(フロントガラス401等)の付近に設置される。ヘッドアップディスプレイ装置500から発せられる投射光Lがフロントガラス401で反射され、ユーザーである観察者(運転者402)に向かう。これにより、運転者402は、ヘッドアップディスプレイ装置500によって投影された画像等を虚像として視認することができる。なお、ウインドシールドの内壁面にコンバイナを設置し、コンバイナによって反射する投射光によってユーザーに虚像を視認させる構成にしてもよい。
図6に示すように、ヘッドアップディスプレイ装置500は、赤色、緑色、青色のレーザ光源501R、501G、501Bからレーザ光が出射される。出射されたレーザ光は、各レーザ光源に対して設けられるコリメータレンズ502、503、504と、2つのダイクロイックミラー505、506と、光量調整部507と、から構成される入射光学系を経た後、反射面14を有する可動装置13にて偏向される。そして、偏向されたレーザ光は、自由曲面ミラー509と、中間スクリーン510と、投射ミラー511とから構成される投射光学系を経て、スクリーンに投影される。なお、上記ヘッドアップディスプレイ装置500では、レーザ光源501R、501G、501B、コリメータレンズ502、503、504、ダイクロイックミラー505、506は、光源ユニット530として光学ハウジングによってユニット化されている。
上記ヘッドアップディスプレイ装置500は、中間スクリーン510に表示される中間像を自動車400のフロントガラス401に投射することで、その中間像を運転者402に虚像として視認させる。
レーザ光源501R、501G、501Bから発せられる各色レーザ光は、それぞれ、コリメータレンズ502、503、504で略平行光とされ、2つのダイクロイックミラー505、506により合成される。合成されたレーザ光は、光量調整部507で光量が調整された後、反射面14を有する可動装置13によって二次元走査される。可動装置13で二次元走査された投射光Lは、自由曲面ミラー509で反射されて歪みを補正された後、中間スクリーン510に集光され、中間像を表示する。中間スクリーン510は、マイクロレンズが二次元配置されたマイクロレンズアレイで構成されており、中間スクリーン510に入射してくる投射光Lをマイクロレンズ単位で拡大する。
可動装置13は、反射面14を2軸方向に往復可動させ、反射面14に入射する投射光Lを二次元走査する。この可動装置13の駆動制御は、レーザ光源501R、501G、501Bの発光タイミングに同期して行われる。
以上、画像投影装置の一例としてのヘッドアップディスプレイ装置500の説明をしたが、画像投影装置は、反射面14を有した可動装置13により光走査を行うことで画像を投影する装置であればよい。例えば、机等に置かれ、表示スクリーン上に画像を投影するプロジェクタや、観測者の頭部等に装着される装着部材に搭載され、装着部材が有する反射透過スクリーンに投影、または眼球をスクリーンとして画像を投影するヘッドマウントディスプレイ装置等にも、同様に適用することができる。
また、画像投影装置は、車両や装着部材だけでなく、例えば、航空機、船舶、移動式ロボット等の移動体、あるいは、その場から移動せずにマニピュレータ等の駆動対象を操作する作業ロボット等の非移動体に搭載されてもよい。
[光書込装置]
次に、本実施形態の可動装置を適用した光書込装置について図7および図8を用いて詳細に説明する。
図7は、光書込装置600を組み込んだ画像形成装置の一例である。また、図8は、光書込装置の一例の概略図である。
図7に示すように、上記光書込装置600は、レーザ光によるプリンタ機能を有するレーザプリンタ650等に代表される画像形成装置の構成部材として使用される。画像形成装置において光書込装置600は、1本または複数本のレーザビームで被走査面15である感光体ドラムを光走査することにより、感光体ドラムに光書込を行う。
図8に示すように、光書込装置600において、レーザ素子等の光源装置12からのレーザ光は、コリメータレンズ等の結像光学系601を経た後、反射面14を有する可動装置13により1軸方向または2軸方向に偏向される。そして、可動装置13で偏向されたレーザ光は、その後、第一レンズ602aと第二レンズ602b、反射ミラー部602cからなる走査光学系602を経て、被走査面15(例えば感光体ドラムや感光紙)に照射し、光書込みを行う。走査光学系602は、被走査面15にスポット状に光ビームを結像する。また、光源装置12および反射面14を有する可動装置13は、制御装置11の制御に基づき駆動する。
このように上記光書込装置600は、レーザ光によるプリンタ機能を有する画像形成装置の構成部材として使用することができる。また、走査光学系を異ならせて1軸方向だけでなく2軸方向に光走査可能にすることで、レーザ光をサーマルメディアに偏向して光走査し、加熱することで印字するレーザラベル装置等の画像形成装置の構成部材として使用することができる。
上記光書込装置に適用される反射面14を有した可動装置13は、ポリゴンミラー等を用いた回転多面鏡に比べ駆動のための消費電力が小さいため、光書込装置の省電力化に有利である。また、可動装置13の振動時における風切り音は回転多面鏡に比べ小さいため、光書込装置の静粛性の改善に有利である。光書込装置は回転多面鏡に比べ設置スペースが圧倒的に少なくて済み、また可動装置13の発熱量もわずかであるため、小型化が容易であり、よって画像形成装置の小型化に有利である。
[物体認識装置]
次に、上記本実施形態の可動装置を適用した物体認識装置について、図9および図10を用いて詳細に説明する。
図9は、物体認識装置の一例であるレーザレーダ装置を搭載した自動車の概略図である。また、図10はレーザレーダ装置の一例の概略図である。
物体認識装置は、対象方向の物体を認識する装置であり、例えばレーザレーダ装置である。
図9に示すように、レーザレーダ装置700は、例えば自動車701に搭載され、対象方向を光走査して、対象方向に存在する被対象物702からの反射光を受光することで、被対象物702を認識する。
図10に示すように、光源装置12から出射されたレーザ光は、発散光を略平行光とする光学系であるコリメータレンズ703と、平面ミラー704とから構成される入射光学系を経て、反射面14を有する可動装置13で1軸もしくは2軸方向に走査される。そして、投光光学系である投光レンズ705等を経て装置前方の被対象物702に照射される。光源装置12および可動装置13は、制御装置11により駆動を制御される。被対象物702で反射された反射光は、光検出器709により光検出される。すなわち、反射光は入射光検出受光光学系である集光レンズ706等を経て撮像素子707により受光され、撮像素子707は検出信号を信号処理装置708に出力する。信号処理装置708は、入力された検出信号に2値化やノイズ処理等の所定の処理を行い、結果を測距回路710に出力する。
測距回路710は、光源装置12がレーザ光を発光したタイミングと、光検出器709でレーザ光を受光したタイミングとの時間差、または受光した撮像素子707の画素ごとの位相差によって、被対象物702の有無を認識し、さらに被対象物702との距離情報を算出する。
反射面14を有する可動装置13は多面鏡に比べて破損しづらく、小型であるため、耐久性の高い小型のレーダ装置を提供することができる。このようなレーサレーダ装置は、例えば車両、航空機、船舶、ロボット等に取り付けられ、所定範囲を光走査して障害物の有無や障害物までの距離を認識することができる。
上記物体認識装置では、一例としてのレーザレーダ装置700の説明をしたが、物体認識装置は、反射面14を有した可動装置13を制御装置11で制御することにより光走査を行い、光検出器により反射光を受光することで被対象物702を認識する装置であればよく、上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、手や顔を光走査して得た距離情報から形状等の物体情報を算出し、記録と参照することで対象物を認識する生体認証や、対象範囲への光走査により侵入物を認識するセキュリティセンサ、光走査により得た距離情報から形状等の物体情報を算出して認識し、3次元データとして出力する3次元スキャナの構成部材等にも同様に適用することができる。
[レーザヘッドランプ]
次に、上記本実施形態の可動装置を自動車のヘッドライトに適用したレーザヘッドランプ50について、図11を用いて説明する。図11は、レーザヘッドランプ50の構成の一例を説明する概略図である。
レーザヘッドランプ50は、制御装置11と、光源装置12bと、反射面14を有する可動装置13と、ミラー51と、透明板52とを有する。
光源装置12bは、青色のレーザ光を発する光源である。光源装置12bから発せられた光は、可動装置13に入射し、反射面14にて反射される。可動装置13は、制御装置11からの信号に基づき、反射面をXY方向に可動し、光源装置12bからの青色のレーザ光をXY方向に二次元走査する。
可動装置13による走査光は、ミラー51で反射され、透明板52に入射する。透明板52は、表面又は裏面を黄色の蛍光体により被覆されている。ミラー51からの青色のレーザ光は、透明板52における黄色の蛍光体の被覆を通過する際に、ヘッドライトの色として法定される範囲の白色に変化する。これにより自動車の前方は、透明板52からの白色光で照明される。
可動装置13による走査光は、透明板52の蛍光体を通過する際に所定の散乱をする。これにより自動車前方の照明対象における眩しさは緩和される。
可動装置13を自動車のヘッドライトに適用する場合、光源装置12b及び蛍光体の色は、それぞれ青及び黄色に限定されない。例えば、光源装置12bを近紫外線とし、透明板52を、光の三原色の青色、緑色及び赤色の各蛍光体を均一に混ぜたもので被覆してもよい。この場合でも、透明板52を通過する光を白色に変換でき、自動車の前方を白色光で照明することができる。
[ヘッドマウントディスプレイ]
次に、上記本実施形態の可動装置を適用したヘッドマウントディスプレイ60について、図12〜13を用いて説明する。ここでヘッドマウントディスプレイ60は、人間の頭部に装着可能な頭部装着型ディスプレイで、例えば、眼鏡に類する形状とすることができる。ヘッドマウントディスプレイを、以降ではHMDと省略して示す。
図12は、HMD60の外観を例示する斜視図である。図12において、HMD60は、左右に1組ずつ略対称に設けられたフロント60a、及びテンプル60bにより構成されている。フロント60aは、例えば、導光板61により構成することができ、光学系や制御装置等は、テンプル60bに内蔵することができる。
図13は、HMD60の構成を部分的に例示する図である。なお、図13では、左眼用の構成を例示しているが、HMD60は右眼用としても同様の構成を有している。
HMD60は、制御装置11と、光源ユニット530と、光量調整部507と、反射面14を有する可動装置13と、導光板61と、ハーフミラー62とを有している。
光源ユニット530は、上述したように、レーザ光源501R、501G、及び501Bと、コリメータレンズ502、503、及び504と、ダイクロイックミラー505、及び506とを、光学ハウジングによってユニット化したものである。光源ユニット530において、レーザ光源501R、501G、及び501Bからの三色のレーザ光は、ダイクロイックミラー505及び506で合成される。光源ユニット530からは、合成された平行光が発せられる。
光源ユニット530からの光は、光量調整部507により光量調整された後、可動装置13に入射する。可動装置13は、制御装置11からの信号に基づき、反射面14をXY方向に可動し、光源ユニット530からの光を二次元走査する。この可動装置13の駆動制御は、レーザ光源501R、501G、501Bの発光タイミングに同期して行われ、走査光によりカラー画像が形成される。
可動装置13による走査光は、導光板61に入射する。導光板61は、走査光を内壁面で反射させながらハーフミラー62に導光する。導光板61は、走査光の波長に対して透過性を有する樹脂等により形成されている。
ハーフミラー62は、導光板61からの光をHMD60の背面側に反射し、HMD60の装着者63の眼の方向に出射する。ハーフミラー62は、例えば、自由曲面形状を有している。走査光による画像は、ハーフミラー62での反射により、装着者63の網膜に結像する。或いは、ハーフミラー62での反射と眼球における水晶体のレンズ効果とにより、装着者63の網膜に結像する。またハーフミラー62での反射により、画像は空間歪が補正される。装着者63は、XY方向に走査される光で形成される画像を、観察することができる。
62はハーフミラーであるため、装着者63には、外界からの光による像と走査光による画像が重畳して観察される。ハーフミラー62に代えてミラーを設けることで、外界からの光をなくし、走査光による画像のみを観察できる構成としてもよい。
[パッケージング]
次に、本実施形態の可動装置のパッケージングについて図14を用いて説明する。
図14は、パッケージングされた可動装置の一例の概略図である。
図14に示すように、可動装置13は、パッケージ部材801の内側に配置される取付部材802に取り付けられ、パッケージ部材の一部を透過部材803で覆われて、密閉されることでパッケージングされる。さらに、パッケージ内は窒素等の不活性ガスが密封されている。これにより、可動装置13の酸化による劣化が抑制され、さらに温度等の環境の変化に対する耐久性が向上する。
以上説明した光走査システム、ヘッドアップディスプレイ、光書込装置、物体認識装置、レーザヘッドランプ、ヘッドマウントディスプレイに使用される、本実施形態の可動装置の詳細について、図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態に係る可動装置(光偏向装置)の構成を、図15を用いて詳細に説明する。図15は、1軸方向に光偏向可能な両持ちタイプの可動装置の平面図である。
以下、反射部の揺動軸E方向をX方向、X方向に直交する方向をY方向、X方向及びY方向に直交する方向をZ方向とする。
図15に示すように、可動装置13は、反射部120と、可動部130a、130bと、駆動部140a、140bと、支持部150a、150bと、ばね部160a、160bとを有する。本実施形態では、反射部120は矩形状であって、反射部120には、入射した光を反射する矩形形状の反射面14が形成されている。反射部120は、矩形状に限定されず、矩形状以外の形状であってもよい。
可動部130a、130bは、反射部120に接続されている。可動部130b、130bは、反射部120を介して対向する位置に配置され、反射部120を揺動可能に支持している。
駆動部140a、140bは、可動部130a、130bを弾性変形させることにより、反射部120を、X方向に平行な揺動軸E周りに揺動(回転振動)させる。駆動部140a、140bは、それぞれ可動部130a、130b上に形成されている。
支持部150a、150bは、枠状部材の一部に開放部16、17を設けることにより、開放部16、17を挟んで分離した構成となっている。開放部16、17は、反射部120に対して揺動軸Eに直交する方向(±Y方向)に位置しており、反射部120が揺動した場合に、反射面14により反射される反射光を通過させる光通過部として機能する。
また、本実施形態では、開放部16、17は、揺動軸Eに沿った方向の幅が、揺動軸Eから離れるにつれて、テーパ状に広くなる形状に形成されている。開放部16,17をテーパ状に広くなる形状とすることで、広がり角を持つ反射光を遮断することなく通過させることができる。
支持部150aは、ばね部160aを介して可動部130aに接続されている。支持部150bは、ばね部160bを介して可動部130bに接続されている。
図示は省略するが、可動部130a、130bの以外の駆動部140a、140b以外の領域、及び支持部150a、150b上には、支持部150a、150b上に設けられた電極端子に印加される駆動電圧を駆動部140a、140bに伝達するための配線が形成されている。
可動部130aは、平行に配置された4つの可動梁131a〜134aにより構成されている。可動梁131a〜134aは、それぞれがY方向を長手方向とする矩形状部材であり、折り返し構造(ミアンダ構造)となるように、隣接する端部同士が連結されている。可動部130aの反射部120側に位置する可動梁131aが反射部120に接続されている。可動部130aのばね部160a側に位置する可動梁134aがばね部160aに接続されている。
可動部130bは、4つの可動梁131b〜134bにより構成されている。可動梁131b〜134bは、それぞれがY方向を長手方向とする矩形状部材であり、折り返し構造(ミアンダ構造)となるように、隣接する端部同士が連結されている。可動部130bの反射部120側に位置する可動梁131bが反射部120に接続されている。可動部130bのばね部160b側に位置する可動梁134bがばね部160bに接続されている。
駆動部140aは、4つの圧電素子141a〜144aを有する。圧電素子141a〜144aは、それぞれY方向を長手方向とする矩形状であって、可動梁131a〜134a上に形成されている。
駆動部140bは、4つの圧電素子141b〜144bを有する。圧電素子141b〜144bは、それぞれY方向を長手方向とする矩形状であって、可動梁131b〜134b上に形成されている。
ばね部160aは、Y方向を長手方向とし、かつX方向を折り返し幅方向とする折り返し構造(ミアンダ構造)を有する蛇行ばねである。ばね部160aは、一端が可動部130aに接続されており、他端が支持部150aに接続されている。本実施形態では、ばね部160aの長手方向が、可動梁131a〜134aの長手方向と同一方向である。
ばね部160bは、Y方向を長手方向とし、かつX方向を折り返し幅方向とする折り返し構造(ミアンダ構造)を有する蛇行ばねである。ばね部160bは、一端が可動部130bに接続されており、他端が支持部150bに接続されている。本実施形態では、ばね部160bの長手方向が、可動梁131b〜134bの長手方向と同一方向である。
ばね部160aは、可動部130aよりも、反射部120の揺動方向への剛性が低く、反射面14に垂直な方向(Z方向)への剛性が高い。同様に、ばね部160bは、可動部130bよりも、揺動軸E方向への剛性が低く、反射面14に垂直な方向(Z方向)への剛性が高い。
図16は、図15の揺動軸Eに沿った断面図である。可動装置13は、例えば、1枚のSOI(Silicon On Insulator)基板にエッチング処理等を施すことにより加工し、加工された基板上に反射面14や駆動部140a、140bを形成することにより製造される。
SOI基板は、単結晶シリコン(Si)からなるシリコン支持層301と、シリコン支持層301上に形成された酸化シリコン層302と、酸化シリコン層302上に形成された単結晶シリコンからなるシリコン活性層303とにより構成されている。酸化シリコン層302は、BOX(Buried Oxide)層とも称される。
シリコン活性層303は、X方向またはY方向に対してZ方向への厚みが小さい。このため、SOI基板からシリコン支持層301及び酸化シリコン層302をエッチング除去し、シリコン活性層303のみで構成された部材は、Z方向に剛性が低くなっている。
支持部150a、150bは、シリコン支持層301、酸化シリコン層302、シリコン活性層303等から構成されており、高剛性である。
反射部120は、シリコン活性層303により形成されている。反射部120の表面には、アルミニウム、金、銀、誘導体多層膜等を含む薄膜を成膜することにより反射面14が形成されている。反射部120の反射面14とは反対側の面には、補強用のリブ121が形成されている。リブ121は、シリコン支持層301及び酸化シリコン層302を、エッチング処理によりパターニングすることにより形成されたものである。リブ121は、反射面14の歪みを抑制する作用を有する。
可動部130a、130bは、シリコン活性層303をエッチング処理でパターニングすることにより形成される。可動部130a、130bは、シリコン活性層303のみで構成されているので、剛性が低く、弾性を有する。
圧電素子141a〜144a、141b〜144bは、それぞれ下部電極、圧電部、及び上部電極を積層することにより形成されている。上部電極および下部電極は、金(Au)、白金(Pt)等からなる。圧電部は、例えば、圧電材料であるPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)からなる。圧電部は、分極方向に正または負の電圧が印加されると印加電圧の電位に比例した変形(例えば、伸縮)が生じ、いわゆる逆圧電効果を発揮する。
可動部130a、130bは、圧電素子141a〜144a、141b〜144bが変形することにより弾性変形する。
ばね部160a、160bは、シリコン支持層301、酸化シリコン層302、及びシリコン活性層303をエッチング処理でパターニングすることにより形成される。ばね部160a、160bは、X方向への幅が狭く、かつY方向に延伸した折り返し構造であるので、揺動軸E方向(X方向)に関しては低剛性である。また、ばね部160a、160bは、シリコン支持層301、酸化シリコン層302、及びシリコン活性層303の3層で構成されているので、Z方向に関しては高剛性である。
以上のように構成された可動装置13は、電極端子から駆動部140a、140bに駆動電圧を印加することにより動作する。駆動電圧は、例えば、正弦波波形であり、周波数は、例えば600Hzである。
具体的には、圧電素子141a〜144a、141b〜144bのうち、圧電素子141a、143a、142b、144bを第1圧電素子群、圧電素子142a、144a、141b、143bを第2圧電素子群とし、第1圧電素子群と第2圧電素子群とに電圧レベルが反転した駆動電圧が印加される。これにより、駆動部140a、140bは、自身が伸縮することで、可動梁131a、133a、132b、134bと、可動梁132a、134a、131b、133bとを周期的に互いに逆方向に変形させる。この結果、反射部120が揺動軸Eの周りに揺動する。
可動装置13は、支持部150a、150bが開放部16、17により分離されているため、反射部120の振れ角が大きい場合に、反射部120による反射光が開放部16、17を通過する。その結果、支持部によって反射光が遮られることが防止される。
一方、支持部150a、150bが開放部16、17により分離されていることにより、可動装置13のパッケージ工程や、回路基板への実装工程、温度変化により支持部150a、150bの間隔(開放部16、17の大きさ)に変動が生じることがある。このように支持部150a、150bの間隔に変動が生じると、可動部130a、130bに歪みが発生し、可動部130a、130bのばね定数を変化させる恐れがある。可動部130a、130bのばね定数が変化すると、光偏向装置としての可動装置13の主要特性である共振周波数を設計値から大きくシフトさせてしまう。
これに対して、本実施形態では、可動部130a、130bは、ばね部160a、160bを介して支持部150a、150bに接続されているので、支持部150a、150bの間隔が変化しても、ばね部160a、160bが可動部130a、130bよりも先に変形する。この結果、可動部130a、130bの歪みが抑制され、共振周波数のシフトが抑制される。
また、仮に、ばね部160a、160bの厚みが、可動部130a、130bの厚みと同程度以下である場合には、反射部120の揺動時にばね部160a、160bが撓んでしまい、可動部130a、130bの構造で定まる共振周波数および振動モードが変化することが考えられる。これに対して、本実施形態では、ばね部160a、160bは、厚みが可動部130a、130bの厚みよりも厚く、高剛性であるので、反射部120の揺動時にばね部160a、160bが撓むことが抑制され、共振周波数および振動モードの変化が抑制される。
なお、上記実施形態では、圧電素子によって駆動力を得る圧電方式の光偏向装置を示しているが、光偏向装置はどのような駆動方式であってもよい。
以下に、その他の実施形態に係る可動装置(光偏向装置)について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する。
[第2実施形態]
図17は、第2実施形態に係る可動装置の平面図である。図17に示すように、本実施形態に係る可動装置13aは、ばね部161a、161bの構成が第1実施形態と異なる。
支持部151a、151bは、第1実施形態と同様に、枠状部材の一部に開放部16、17を設けることにより、開放部16、17を挟んで分離した構成となっている。
ばね部161a、161bは、第1実施形態と同様に、折り返し構造(ミアンダ構造)を有する蛇行ばねである。第1実施形態とは異なり、ばね部161a、161bは、長手方向が可動梁131b〜134bの長手方向と同一方向ではない。ばね部161a、161bの長手方向と、可動梁131b〜134bの長手方向(Y方向)とのなす角θは、0°<θ<90°の範囲内である。本実施形態では、θ=45°としている。
ばね部161aは、一端が可動部130aに接続されており、他端が支持部151aに接続されている。ばね部161bは、一端が可動部130bに接続されており、他端が支持部151bに接続されている。本実施形態では、ばね部161a、161bは、XY平面において、反射部120の中心を基準として、180°の略回転対称となる位置に配置されている。ばね部をこのような配置とすることにより、それぞれの方向に対するばね定数が揺動軸Eに対して対称となり、振動モードを安定させることができる。
第1実施形態と同様に、ばね部161a、161bは、可動部130a、130bよりも、揺動軸E方向への剛性が低い。また、ばね部161a、161bは、厚みが可動部130a、130bの厚みよりも厚く、高剛性である。
本実施形態に係る可動装置13aの他の構成は、第1実施形態の可動装置13の構成と同様である。
以上のように、ばね部161a、161bの長手方向と、可動梁131b〜134bの長手方向とのなす角θを、0°<θ<90°の範囲内としているので、可動装置13aのパッケージ化や回路基板への実装時に生じる温度変化により生じる支持部151a、151bの位置ずれが、揺動軸E方向(X方向)と揺動軸Eに直交する方向(Y方向)との2方向に発生した場合においても、可動部130a、130bの歪みが抑制され、共振周波数のずれが抑制される。
[第3実施形態]
図18は、第3実施形態に係る可動装置の平面図である。図18に示すように、本実施形態に係る可動装置13bは、反射部120aと、可動部170a、170bと、駆動部180a、180bと、支持部152a、152bと、ばね部162a、163a、162b、163bとを有する。
支持部152a、152bは、第1実施形態と同様に、枠状部材の一部に開放部16、17を設けることにより、開放部16、17を挟んで分離した構成となっている。
本実施形態では、反射部120aは円形であって、反射部120aには円形の反射面14が形成されている。
可動部170aは、トーションバー171aと、可動梁172aとを有する。可動梁172aは、Y方向を長手方向とする矩形状部材である。トーションバー171aは、揺動軸E方向に延びた棒状部材であり、一端が反射部120aに接続され、他端が可動梁172aの長手方向に関する中央部に接続されている。
可動部170bは、トーションバー171bと、可動梁172bとを有する。可動梁172bは、Y方向を長手方向とする矩形状部材である。トーションバー171bは、揺動軸E方向に延びた棒状部材であり、一端が反射部120aに接続され、他端が可動梁172bの長手方向に関する中央部に接続されている。
トーションバー171a、171bは、反射部120aを介して対向する位置に配置され、反射部120aを揺動可能に支持している。
駆動部180aは、2つの圧電素子181a、182aを有する。圧電素子181a、182aは、それぞれY方向を長手方向とする矩形状であって、可動梁172a上に、揺動軸Eに対して線対称となる位置に配置されている。
駆動部180bは、2つの圧電素子181b、182bを有する。圧電素子181b、182bは、それぞれY方向を長手方向とする矩形状であって、可動梁172b上に、揺動軸Eに対して線対称となる位置に配置されている。
ばね部162a、163a、162b、163bは、それぞれ第1実施形態と同様に、Y方向を長手方向とし、かつX方向を折り返し幅方向とする折り返し構造(ミアンダ構造)を有する蛇行ばねである。
ばね部162a、163aは、それぞれ一端が可動梁172aに接続されており、他端が支持部152aに接続されている。ばね部162a、163aは、揺動軸Eに対して線対称となる位置に配置されている。ばね部をこのような配置とすることにより、それぞれの方向に対するばね定数が揺動軸Eに対して対称となり、振動モードを安定させることができる。ばね部162aは、可動梁172aの+Y方向側の端部に接続されており、圧電素子181aの近傍に配置されている。ばね部163aは、可動梁172aの−Y方向側の端部に接続されており、圧電素子182aの近傍に配置されている。
ばね部162b、163bは、それぞれ一端が可動梁172bに接続されており、他端が支持部152bに接続されている。ばね部162b、163bは、揺動軸Eに対して線対称となる位置に配置されている。ばね部162bは、可動梁172bの−Y方向側の端部に接続されており、圧電素子181bの近傍に配置されている。ばね部163bは、可動梁172bの+Y方向側の端部に接続されており、圧電素子182bの近傍に配置されている。
第1実施形態と同様に、可動部170a、170bは、シリコン活性層303のみで構成されているので、剛性が低く、弾性を有する。
ばね部162a、163a、162b、163bは、シリコン支持層301、酸化シリコン層302、及びシリコン活性層303をエッチング処理でパターニングすることにより形成される。ばね部162a、163a、162b、163bは、揺動軸E方向への剛性が低く、反射面14に垂直な方向(Z方向)への剛性が高い。
以上のように構成された可動装置13bは、電極端子から駆動部180a、180bに駆動電圧を印加することにより動作する。駆動電圧は、例えば、正弦波状の波形である。
具体的には、圧電素子181a、182a、181b、182bのうち、圧電素子181a、182bを第1圧電素子群、圧電素子182a、181bを第2圧電素子群とし、第1圧電素子群と第2圧電素子群とに電圧レベルが反転した駆動電圧が印加される。これにより、駆動部180a、180bは、自身が伸縮することで、トーションバー171a、171bを周期的に互いに同じ方向に変形させる。この結果、反射部120が揺動軸Eの周りに揺動する。
本実施形態では、可動部170a、170bは、ばね部162a、163a、162b、163bを介して支持部152a、152bに接続されているので、支持部152a、152bの間隔が変化することによる可動部170a、170bの歪みが抑制され、共振周波数のシフトが抑制される。また、ばね部162a、163a、162b、163bは、厚みが可動部170a、170bの厚みよりも厚く、高剛性であるので、反射部120aの揺動時にばね部162a、163a、162b、163bが撓むことが抑制され、共振周波数および振動モードの変化が抑制される。
また、ばね部162a、163a、162b、163bは、揺動軸Eに対して線対称となる位置に配置されているので、反射部120aの振動モードが安定する。
[第3実施形態の変形例]
第3実施形態に係る可動装置13bでは、1つの圧電素子に対して1つのばね部が設けられているが、ばね部の数はこれに限定されず適宜変更可能である。
図19は、第3実施形態の第1変形例に係る可動装置13cの平面図である。図19に示すように、本変形例に係る可動装置13cは、ばね部162a、163a、162b、163bに加えて、ばね部164a、165a、164b、165bを有する。
支持部153a、153bは、第1実施形態と同様に、枠状部材の一部に開放部16、17を設けることにより、開放部16、17を挟んで分離した構成となっている。
ばね部164aは、一端が可動梁172aに接続され、他端が支持部153aに接続されている。ばね部164aは、可動梁172aを介してX方向にばね部162aと対称となる位置に配置されている。ばね部165aは、一端が可動梁172aに接続され、他端が支持部153aに接続されている。ばね部165aは、可動梁172aを介してX方向にばね部163aと対称となる位置に配置されている。
ばね部164bは、一端が可動梁172bに接続され、他端が支持部153bに接続されている。ばね部164bは、可動梁172bを介してX方向にばね部162bと対称となる位置に配置されている。ばね部165bは、一端が可動梁172bに接続され、他端が支持部153bに接続されている。ばね部165bは、可動梁172bを介してX方向にばね部163bと対称となる位置に配置されている。
ばね部162a、163a、162b、163b、164a、165a、164b、165bは、揺動軸Eに対して線対称となる位置に配置されている。
本変形例に係る可動装置13cの他の構成は、第3実施形態の可動装置13bの構成と同様である。
図20は、第3実施形態の第2変形例に係る可動装置13dの平面図である。図20に示すように、本変形例に係る可動装置13dは、ばね部162a、163a、162b、163bに加えて、ばね部166a、167a、166b、167bを有する。
支持部154a、154bは、第1実施形態と同様に、枠状部材の一部に開放部16、17を設けることにより、開放部16、17を挟んで分離した構成となっている。
ばね部166a、167a、166b、167bは、支持部154a、154bとの接続部分の形状が異なること以外、上記第1変形例のばね部164a、165a、164b、165bと同様の構成である。
本変形例に係る可動装置13dの他の構成は、第3実施形態の可動装置13bの構成と同様である。
[第4実施形態]
図21は、第4実施形態に係る可動装置の平面図である。図21に示すように、本実施形態に係る可動装置13eは、ばね部167a、168a、167b、168bの構成が第3実施形態と異なる。
支持部155a、155bは、第1実施形態と同様に、枠状部材の一部に開放部16、17を設けることにより、開放部16、17を挟んで分離した構成となっている。
ばね部167a、168a、167b、168bは、第3実施形態と同様に、折り返し構造(ミアンダ構造)を有する蛇行ばねである。第3実施形態とは異なり、ばね部167a、168a、167b、168bは、長手方向が可動梁172a、172bの長手方向と同一方向ではない。ばね部167a、168a、167b、168bの長手方向と、可動梁172a、172bの長手方向(Y方向)とのなす角θは、0°<θ<90°の範囲内である。本実施形態では、θ=45°としている。
ばね部167a、168aは、揺動軸Eに対して線対称となる位置に配置されている。ばね部167b、168bは、揺動軸Eに対して線対称となる位置に配置されている。ばね部をこのような配置とすることにより、それぞれの方向に対するばね定数が揺動軸Eに対して対称となり、振動モードを安定させることができる。
ばね部167a、168aは、一端が可動梁172aに接続されており、他端が支持部155aに接続されている。ばね部167b、168bは、一端が可動梁172bに接続されており、他端が支持部155bに接続されている。
本実施形態に係る可動装置13eの他の構成は、第3実施形態の可動装置13bの構成と同様である。
本実施形態では、ばね部167a、168a、167b、168bの長手方向と、可動梁172a、172bの長手方向とのなす角θを、0°<θ<90°の範囲内としているので、可動装置13eのパッケージ化や回路基板への実装時に生じる温度変化により生じる支持部155a、155bの位置ずれが、揺動軸E方向(X方向)と揺動軸Eに直交する方向(Y方向)との2方向に発生した場合においても、可動部170a、170bの歪みが抑制され、共振周波数のずれが抑制される。
[第5実施形態]
上記第1〜第4実施形態に係る可動装置では、反射部に対して揺動軸に直交する方向(±Y方向)に開放部を形成することにより支持部を分離している。これは、反射部による反射光が支持部で遮蔽されることを防止することを目的としている。
これに対して、第5実施形態に係る可動装置では、反射部に対して揺動軸方向に開放部を形成することにより支持部を分離する。これは、駆動部による駆動力を高め、可動部の振れ角(偏向角)を大きくすることを目的としている。
図22は、第5実施形態に係る可動装置の平面図である。図22に示すように、本実施形態に係る可動装置13fでは、支持部156a、156bは、反射部120aに対して揺動軸E方向に開放部が形成されることにより、Y方向に分離された構成となっている。支持部156a、156bは、X方向を長手方向とする矩形状部材である。
反射部120a及び可動部170a、170bは、第3実施形態とほぼ同一の構成である。本実施形態では、トーションバー171a、171bに、揺動軸Eに沿って開放部としてのスリット200a、200bがそれぞれ形成されている。可動梁172a、172bは、それぞれスリット200a、200bによってY方向に分離されている。
可動装置13fは、4つのばね部191a、192a、191b、192bを有している。ばね部191aは、一端が可動梁172aの+Y方向側の端部に接続され、他端が支持部156aの−X方向側の端部に接続されている。ばね部192aは、一端が可動梁172aの−Y方向側の端部に接続され、他端が支持部156bの−X方向側の端部に接続されている。ばね部191bは、一端が可動梁172bの+Y方向側の端部に接続され、他端が支持部156aの+X方向側の端部に接続されている。ばね部192bは、一端が可動梁172bの−Y方向側の端部に接続され、他端が支持部156bの+X方向側の端部に接続されている。
ばね部191a、192a、191b、192bは、第1実施形態と同様に、折り返し構造(ミアンダ構造)を有する蛇行ばねである。ばね部191a、192a、191b、192bは、揺動軸E方向への剛性が低く、反射面14に垂直な方向(Z方向)への剛性が高い。
本実施形態では、ばね部191a、192a、191b、192bの長手方向はX方向に平行であり、可動梁172a,172bの長手方向(Y方向)に直交している。なお、ばね部191a、192a、191b、192bの長手方向と、可動梁172a,172bの長手方向とのなす角θは、0°<θ<90°の範囲内であればよい。
本実施形態に係る可動装置13fの他の構成は、第3実施形態の可動装置13bの構成と同様である。
本実施形態においても、可動部170a、170bは、ばね部191a、192a、191b、192bを介して支持部156a、156bに接続されているので、支持部156a、156bの間隔が変化することによる可動部170a、170bの歪みが抑制され、共振周波数のシフトが抑制される。また、ばね部191a、192a、191b、192bは、厚みが可動部170a、170bの厚みよりも厚く、高剛性であるので、反射部120aの揺動時にばね部191a、192a、191b、192bが撓むことが抑制され、共振周波数および振動モードの変化が抑制される。
また、ばね部191a、192a、191b、192bは、揺動軸Eに対して線対称となる位置に配置されているので、反射部120aの振動モードが安定する。
なお、上記第1〜第5実施形態では、1軸方向に光偏向可能な可動装置(光偏向装置)を例に挙げて説明したが、本発明は、2軸方向に光偏向可能な可動装置にも適用可能である。
また、上記第1〜第5実施形態では、支持部の一部に2つの開放部を形成することにより支持部を分離しているが、支持部の一か所のみが開放され、支持部が分離されていなくてもよい。
以上、本発明の実施形態の例について記述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 光走査システム
13,13a〜13f 可動装置(光偏向装置)
14 反射面
16,17 開放部
120,120a 反射部
121 リブ
130a,130b 可動部
131a〜134a,131b〜134b 可動梁
140a、140b 駆動部
141a〜144a,141b〜144b 圧電素子
150a〜156a,150b〜156b 支持部
160a〜168a,160b〜168b ばね部
170a,170b 可動部
171a,171b トーションバー
172a,172b 可動梁
180a,180b 駆動部
181a,182a,181b,182b 圧電素子
191a,192a,191b,192b ばね部
200a,200b スリット
301 シリコン支持層
302 酸化シリコン層
303 シリコン活性層
特許第3552601号

Claims (13)

  1. 反射面を有する反射部と、
    前記反射部に接続された可動部と、
    前記可動部を変形させることにより前記反射部を揺動させる駆動部と、
    一部に開放部が形成された支持部と、
    前記可動部と前記支持部との間に接続された折り返し構造を有するばね部と、
    を備えることを特徴とする光偏向装置。
  2. 前記ばね部は、前記可動部よりも、前記反射部の揺動軸方向への剛性が低く、かつ前記反射面に垂直な方向への剛性が高いことを特徴とする請求項1に記載の光偏向装置。
  3. 前記開放部は、前記反射部に対して揺動軸方向に直交する方向に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光偏向装置。
  4. 前記開放部は、前記反射部に対して揺動軸方向に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光偏向装置。
  5. 前記可動部は、平行に配置された複数の可動梁が接続された折り返し構造を有し、
    前記駆動部は、前記各可動梁上に形成された圧電素子であることを特徴とする請求項3または4に記載の光偏向装置。
  6. 前記ばね部の長手方向は、前記各可動梁の長手方向と同一方向であることを特徴とする請求項5に記載の光偏向装置。
  7. 前記ばね部の長手方向と前記各可動梁の長手方向とのなす角は、0°より大きく90°より小さいことを特徴とする請求項5に記載の光偏向装置。
  8. 前記可動部は、前記反射部に接続されたトーションバーと、前記トーションバーが接続された可動梁とを有し、
    前記駆動部は、前記各可動梁上に形成された圧電素子であることを特徴とする請求項3または4に記載の光偏向装置。
  9. 前記ばね部の長手方向は、前記可動梁の長手方向と同一方向であることを特徴とする請求項8に記載の光偏向装置。
  10. 前記ばね部の長手方向と前記可動梁の長手方向とのなす角は、0°より大きく90°より小さいことを特徴とする請求項8に記載の光偏向装置。
  11. 前記ばね部が複数設けられ、
    複数の前記ばね部は、前記反射部の揺動軸に対して線対称となる位置に配置されていることを特徴とする請求項1ないし10いずれか1項に記載の光偏向装置。
  12. 請求項1ないし11いずれか1項に記載の光偏向装置を有することを特徴とするレーザレーダ装置。
  13. 請求項1ないし11いずれか1項に記載の光偏向装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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