JP2021001619A - ラバーシート押え装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、配管貫通スリーブを境界壁から突出させることなく、配管貫通スリーブと配管とにラバーシートを設置することができるラバーシート押え装置を提供する。【解決手段】上記課題を解決するため、本発明のラバーシート押え装置は、配管貫通スリーブの内表面にラバーシートを支持する内接部材と、内接部材を支持する支持部材と、内接部材を配管貫通スリーブの内表面に押し付けるネジ機構と、を有することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、ラバーシート押え装置に関する。
発電プラントや化学プラントなどの施設では、こうした施設に配管を設置するため、壁、床、天井などの建築物の境界壁を貫通する貫通部を形成する。そして、この貫通部には、浸水や溢水の侵入を防止する水密性能、又は、気体の流出入を防止する気密性能が必要である。こうした水密性能や気密性能を担保するため、貫通部の内側に配管貫通スリーブを形成し、配管貫通スリーブの内部に配管を形成する。
更に、一方のエリアで発生した、例えば、浸水や溢水などが、貫通部の隙間を介して、他方のエリアへ侵入することを防止するため、また、一方のエリアで発生した、例えば、気体の流出が、貫通部の隙間を介して、他方のエリアへ流入することを防止するため、境界壁において水密性能や気密性能を有する穴仕舞材を設置する必要がある。
穴仕舞材としては、例えば、ラバーシートの一方を、配管に取り付け、ラバーシートの他方を、配管貫通スリーブに取り付けることが知られている。
こうした本技術分野における背景技術として、特開2014−81051号公報(特許文献1)がある。この特許文献1には、スリーブと配管との隙間をシールするラバーブーツの前方側の外面を、ブーツカバーが保持して膨張を抑制するシール装置が記載されている。更に、特許文献1には、スリーブからラバーブーツに想定外の高圧が作用しても、このラバーブーツの膨張をブーツカバーが抑制するため、この膨張によるラバーブーツの破損を防止し、シール状態を維持するシール装置が記載されている(要約参照)。
更に、こうした本技術分野における背景技術として、特開2014−95415号公報(特許文献2)がある。この特許文献2には、3個の配管の周囲に配置される支持リングと、支持リングと3個の配管との空間部に充填されるシール材と、支持リングと貫通孔に固定されたスリーブとを連結するリング形状をなすブーツ部材と、を設ける貫通孔の封止構造が記載されている(要約参照)。
特開2014−81051号公報 特開2014−95415号公報
特許文献1及び特許文献2に記載されるシール装置及び封止構造は、貫通部の内側に、配管貫通スリーブ(スリーブ)が形成され、配管貫通スリーブの内部に配管が形成されている。そして、特許文献1及び特許文献2には、配管や支持リングと配管貫通スリーブとに取り付けられたラバーシート(ラバーブーツやブーツ部材)が記載されている。
なお、特許文献1及び特許文献2に記載されるシール装置及び封止構造は、ラバーシートを配管と配管貫通スリーブとに取り付けるため、配管貫通スリーブが、境界壁(壁体や構造物)から突出している。つまり、配管貫通スリーブの突出部の外表面と配管の外表面とに、ラバーシートを、それぞれゴムバンドなどの締付部材を使用して、密着させている。これにより、配管貫通スリーブと配管との隙間を無くし、水密性能や気密性能を確保している。
しかし、配管貫通スリーブを、境界壁から突出して、設置する場合、その近傍に干渉物がある場合には、その干渉物の移設や撤去が必要になる。また、配管貫通スリーブを、境界壁から突出して、設置する場合、他の計画物を設置することができない場合も想定される。
また、既設の配管貫通スリーブに対して、新たにラバーシートを設置する場合には、既設の配管貫通スリーブに、境界壁から突出する配管貫通スリーブを、溶接などにより継ぎ足す、継ぎ足し作業が必要になる。また、この場合には、境界壁に対して、既設の配管貫通スリーブを突出させるため、境界壁を切削するハツリ作業などが必要になる場合もある。
そこで、本発明は、配管貫通スリーブを境界壁から突出させることなく、配管貫通スリーブと配管とにラバーシートを設置することができるラバーシート押え装置を提供する。
上記課題を解決するため、本発明のラバーシート押え装置は、配管貫通スリーブの内表面にラバーシートを支持する内接部材と、内接部材を支持する支持部材と、内接部材を配管貫通スリーブの内表面に押し付けるネジ機構と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、配管貫通スリーブを境界壁から突出させることなく、配管貫通スリーブと配管とにラバーシートを設置することができるラバーシート押え装置を提供することができる。
なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、下記する実施例の説明により明らかにされる。
実施例1に記載するラバーシート押え装置を説明する説明図である。 実施例1に記載する配管貫通スリーブに設置するラバーシート押え装置を説明する説明図である。 実施例2に記載するラバーシート押え装置を説明する説明図である。 実施例2に記載する配管貫通スリーブに設置するラバーシート押え装置を説明する説明図である。 実施例3に記載するラバーシート押え装置を説明する説明図である。 実施例3に記載する配管貫通スリーブに設置するラバーシート押え装置を説明する説明図である。 実施例4に記載するラバーシート押え装置を説明する説明図である。 実施例4に記載するラバーシート押え装置に使用する外輪部材を説明する説明図である。
以下、本発明の実施例を、図面を使用して説明する。なお、実質的に同一又は類似の構成には、同一の符号を付し、説明が重複する場合には、その説明を省略する場合がある。
まず、実施例1に記載するラバーシート押え装置を説明する。
図1は、実施例1に記載するラバーシート押え装置を説明する説明図である。
なお、図1の左図は、ラバーシート押え装置100が縮んでいる状態を示し、図1の右図は、ラバーシート押え装置100が伸びている状態を示す。つまり、実施例1に記載するラバーシート押え装置100は伸縮可能である。
実施例1に記載するラバーシート押え装置100は、鋼管である筒状の配管貫通スリーブの内表面にラバーシートを支持する内接部材1と、内接部材1を支持する支持部材2と、内接部材1を配管貫通スリーブの内表面に押し付けるネジ機構3と、を有する。
ネジ機構3は、支持部材2の突起部21に設置され、内側にめねじ加工されているネジ外付回転部51と外側におねじ加工されている伸縮部52とを有する。そして、ネジ機構3は、ネジ外付回転部51と伸縮部52とが接し、ネジ外付回転部51が回転することにより、伸縮部52が伸縮する。なお、突起部21には、溝が形成され、この溝にネジ外付回転部51の一端が、回転可能に嵌合する。
なお、実施例1では、一つの支持部材2に一つのネジ機構3が設置されるが、一つの支持部材2に複数のネジ機構3が設置されてもよい。
そして、実施例1に記載するラバーシート押え装置100は、まず、ネジ機構3が縮められた状態(図1の左図参照)で、配管貫通スリーブの内部に、ゴム製である筒状のラバーシートを介して、設置され、その後、ネジ機構3により、ネジ機構3が伸びている状態(図1の右図参照)になり、内接部材1が支持部材2から伸び、内接部材1が、ラバーシートを介して、配管貫通スリーブの内表面に接するように押し付けられ、配管貫通スリーブの内表面にラバーシートが設置される。
なお、ネジ機構3が緩まないよう、ネジ外付回転部51と伸縮部52とに、一定の距離(間隔)で、ピン4を差し込むための穴を形成する。ネジ機構3が伸びている状態(ラバーシートが配管貫通スリーブに押し付けられている状態)で、ネジ機構3が緩まないように、ピン4を差し込み、ネジ機構3を固定する。なお、実施例1では、ネジ機構3を固定するため、ピン4を使用するが、ネジ機構3を、例えば溶接などにより、支持部材2に固定してもよい。
また、支持部材2と内接部材1とが接する支持部材2の結合部22は、支持部材2が、内接部材1に対して、ある程度、自由な角度で接することができるように、結合部22を球状(玉型)とする。なお、内接部材1には、結合部22と嵌合する嵌合部101が設置される。
また、支持部材2は、配管との干渉を回避するため、半月状(半円状)の形状を有する。
また、内接部材1は、筒状の配管貫通スリーブの内表面との接触性を向上させるため、円の一部分のように円弧状の形状を有する。
また、内接部材1の長さ(配管貫通スリーブに接する部分の長さ)や幅(面の大きさ)は、ネジ機構3の押し付け力(ネジ機構3から内接部材1に伝達されるラバーシート13を押さえ付ける力)との関係に基づいて、また、要求される水密性能や気密性能との関係に基づいて、適宜、選択される。
なお、実施例1では、結合部22は、上下方向に設置されるが、左右方向に設置されてもよい。
次に、実施例1に記載する配管貫通スリーブに設置するラバーシート押え装置を説明する。
図2は、実施例1に記載する配管貫通スリーブに設置するラバーシート押え装置を説明する説明図である。
なお、図2の左図は、配管貫通スリーブ11に設置するラバーシート押え装置100の正面図を示し、図2の右図は、配管貫通スリーブ11に設置するラバーシート押え装置100の側面図を示す。
実施例1では、境界壁10を貫通する貫通部の内側に配管貫通スリーブ11が設置され、この配管貫通スリーブ11の内部に、配管12が設置されている。
実施例1では、境界壁10から、配管貫通スリーブ11が突出していないため(図2の右図参照)、配管貫通スリーブ11にラバーシート13を設置する場合、ラバーシート押え装置100を、配管貫通スリーブ11の内部に、ラバーシート13を介して、設置する。
実施例1では、まず、ラバーシート押え装置100を、ラバーシート13を介して、配管貫通スリーブ11の内部に設置し、ラバーシート13に弛みや緩みがないことを確認し、ネジ機構3により、内接部材1を支持部材2から伸ばし、内接部材1を、ラバーシート13を介して、配管貫通スリーブ11の内表面に接するように押し付け、配管貫通スリーブ11の内表面に、ラバーシート13を設置する。この際、配管貫通スリーブ11とラバーシート13との隙間やラバーシート13と内接部材1との隙間が無いことを、再度、確認する。
実施例1では、次に、境界壁10の近傍で、配管12の外表面に、ゴムバンドなどの締付部材14を使用して、ラバーシート13を固定する。なお、配管貫通スリーブ11の内部に設置されたラバーシート押え装置100は、取り外さない。
このように、実施例1に記載するラバーシート押え装置100は、境界壁10から突出しない配管貫通スリーブ11の内部にて、その内表面に、ラバーシート13を設置することができる装置である。
そして、筒状のラバーシート13の一方を、配管貫通スリーブ11の内表面に取り付け、筒状のラバーシート13の他方を、配管貫通スリーブ11の内部を貫通して設置される配管12の外表面に取り付ける。
これにより、実施例1によれば、配管貫通スリーブ11を境界壁10から突出させることなく、配管貫通スリーブ11と配管12とにラバーシート13を設置することができる。
そして、実施例1によれば、ラバーシート13の一方を、配管貫通スリーブ11の内部に設置することができ、水密性能や気密性能を満足した上、その近傍の干渉物の移設や撤去が不要になり、また、配管貫通スリーブ11の継ぎ足し作業や境界壁10を切削するハツリ作業が不要になるなど、これらに対応する時間と労力とを抑止することができる。また、その近傍を有効に活用することができ、他の計画物を設置することもできる。
次に、実施例2に記載するラバーシート押え装置を説明する。
図3は、実施例2に記載するラバーシート押え装置を説明する説明図である。
実施例2に記載するラバーシート押え装置200は、実施例1に記載するラバーシート押え装置100と比較して、内接部材1の長さが小さく形成される点で相違する。これにより、ネジ機構3の押し付け力(ネジ機構3から内接部材1に伝達されるラバーシート13を押さえ付ける力)を有効に使用することができる。
次に、実施例2に記載する配管貫通スリーブに設置するラバーシート押え装置を説明する。
図4は、実施例2に記載する配管貫通スリーブに設置するラバーシート押え装置を説明する説明図である。
なお、図4の左図は、配管貫通スリーブ11に設置するラバーシート押え装置200の正面図を示し、図4の右図は、配管貫通スリーブ11に設置するラバーシート押え装置200の側面図を示す。
実施例2では、複数個のラバーシート押え装置200を使用し、配管貫通スリーブ11にラバーシート13を設置する。例えば、実施例2では、3個のラバーシート押え装置200を使用し、配管貫通スリーブ11にラバーシート13を設置する。
つまり、内接部材1の一方の長さ(例えば、上方又は下方の内接部材1の長さ)は、円周の1/6(中心角60度)に形成され、配管貫通スリーブ11の周方向に対して、3個のラバーシート押え装置200を使用し、配管貫通スリーブ11をその内表面の全周から押さえ付ける(図4の左図参照)。
また、実施例2では、3個のラバーシート押え装置200を、配管12の軸方向に、それぞれ60度ずらして設置する(図4の右図参照)。
これにより、互いのラバーシート押え装置200が干渉することなく、3個のラバーシート押え装置200を設置することができる。また、これにより、配管貫通スリーブ11とラバーシート13との隙間を無くし、より確実に、水密性能や気密性能を確保することができる。
なお、実施例2では、中心角60度の内接部材1を有するラバーシート押え装置200を3個使用して、ラバーシート13を設置したが、中心角90度の内接部材1を有するラバーシート押え装置200を2個使用して、ラバーシート13を設置してもよい。
このように、実施例2では、複数個のラバーシート押え装置200を、配管12の軸方向に、また、配管貫通スリーブ11の周方向に、隙間なく、一定の角度で、設置する。
実施例2では、内接部材1の長さを小さくすることにより、ネジ機構3の押し付け力が向上するため、また、ラバーシート13を配管貫通スリーブ11の周方向に対して隙間なく設置することができるため、より確実に、水密性能や気密性能を確保することができる。
次に、実施例3に記載するラバーシート押え装置を説明する。
図5は、実施例3に記載するラバーシート押え装置を説明する説明図である。
実施例3に記載するラバーシート押え装置300は、実施例1に記載するラバーシート押え装置100と比較して、半月状の形状を有する支持部材2の代わりに、内輪支持部材6を設置する点で相違する。これにより、支持部材の強度が向上する。
内輪支持部材6は、突起部21に設置され、ネジ機構3を介して、内接部材1を支持する。そして、内輪支持部材6の両端部は、凹凸形状に形成され、複数個の内輪支持部材6を連結することができる。また、内輪支持部材6は、円の一部分のように円弧状の形状を有する。これにより、支持部材の強度が向上すると共に、配管12との干渉も回避することができる。
次に、実施例3に記載する配管貫通スリーブに設置するラバーシート押え装置を説明する。
図6は、実施例3に記載する配管貫通スリーブに設置するラバーシート押え装置を説明する説明図である。
なお、図6の左図は、配管貫通スリーブ11に設置するラバーシート押え装置300の正面図を示し、図6の右図は、配管貫通スリーブ11に設置するラバーシート押え装置300の側面図を示す。
実施例3では、複数個のラバーシート押え装置300を使用し、配管貫通スリーブ11にラバーシート13を設置する。例えば、実施例3では、4個のラバーシート押え装置300を使用し、配管貫通スリーブ11にラバーシート13を設置する。
つまり、内輪支持部材6の長さは、円周の1/4(中心角90度)に形成され、配管貫通スリーブ11の周方向に対して、4個のラバーシート押え装置300を使用し、配管貫通スリーブ11をその内表面の全周から押さえ付ける(図6の左図参照)。
また、実施例3では、4個のラバーシート押え装置300を、配管12の軸方向に対して、ずらさずに設置することができる(図6の右図参照)。
これにより、互いのラバーシート押え装置300が干渉することなく、4個のラバーシート押え装置300を設置することができる。また、これにより、配管貫通スリーブ11とラバーシート13との隙間を無くし、より確実に、水密性能や気密性能を確保することができる。
なお、実施例3では、中心角90度の内輪支持部材6を有するラバーシート押え装置300を4個使用して、ラバーシート13を設置したが、中心角60度の内輪支持部材6を有するラバーシート押え装置300を6個使用して、ラバーシート13を設置してもよい。
このように、実施例3では、複数個のラバーシート押え装置300を、配管貫通スリーブ11の周方向に、等間隔に、設置し、複数の内輪支持部材6をその端部で連結する。
これにより、実施例3では、ネジ機構3を調整することにより、たとえ、配管12が配管貫通スリーブ11の中央部分を貫通していない場合であっても、配管12との干渉を回避することができる。
つまり、ネジ機構3のネジ外付回転部51と伸縮部52とを調整することにより、内輪支持部材6と内接部材1との間隔(距離)を変化させることができる。例えば、上方のラバーシート押え装置300の内輪支持部材6と配管貫通スリーブ11との間の距離を小さくし、下方のラバーシート押え装置300の内輪支持部材6と配管貫通スリーブ11との間の距離を大きくすることにより、たとえ、配管12が上方にずれている場合であっても、配管貫通スリーブ11の内表面にラバーシート13を設置することができる。
次に、実施例4に記載するラバーシート押え装置を説明する。
図7は、実施例4に記載するラバーシート押え装置を説明する説明図である。
なお、図7の左図は、ラバーシート押え装置400を示し、図7の右図は、配管貫通スリーブ11に設置するラバーシート押え装置400の正面図を示す。そして、図7の左図(a)は、ラバーシート押え装置400の正面図を、図7の左図(b)は、ガイド7の上面図を、図7の左図(c)は、ガイド7の側面図を、それぞれ示す。
実施例4に記載するラバーシート押え装置400は、内接部材1の外側面(配管貫通スリーブ11に接する面)の周方向に、ガイド(溝)7が形成される。つまり、内接部材1の外周面が凹状に形成される(図7の左図参照)。なお、ガイド7は、内接部材1を加工して形成してもよいし、ガイド7が形成される部材を内接部材1の外周面に設置して形成してもよい。
そして、実施例4では、ガイド7が形成される内接部材1と外輪部材8とを使用して、ラバーシート13を配管貫通スリーブ11の内表面に設置する。つまり、ガイド7が形成される内接部材1の外側に外輪部材8を設置し、この外輪部材8がラバーシート13に接し、外輪部材8が、全周に亘って、ラバーシート13を配管貫通スリーブ11の内表面に押し付ける(図7の右図参照)。
これにより、配管貫通スリーブ11とラバーシート13との隙間を無くし、より確実に、水密性能や気密性能を確保することができる。
次に、実施例4に記載するラバーシート押え装置に使用する外輪部材を説明する。
図8は、実施例4に記載するラバーシート押え装置に使用する外輪部材を説明する説明図である。
なお、図8(a)は、外輪部材8が伸びている状態(設置される前の状態)を示し、図8(b)は、外輪部材8が縮んでいる状態(設置された後の状態)を示す。なお、図8(c)は、外輪部材8の断面図を示す。
外輪部材8は、例えば、金属からなり、弾性を有する部材である。つまり、外輪部材8は、環状(輪っか状)に形成され、外側に広がろうとする力を有する部材である。
そして、外輪部材8は、ガイド7が形成される内接部材1の外側に設置され、外輪部材8が、ラバーシート13に接し、外輪部材8が、全周に亘って、ラバーシート13を配管貫通スリーブ11の内表面に押し付ける。
また、外輪部材8の断面は、V字状の形状を有する(図8(c)参照)。そして、外輪部材8は、外側にV字の角部と、内側にV字の足部となるように、設置される。つまり、外輪部材8は、角部がラバーシート13を押し付け、足部がガイド7に嵌合する。これにより、外輪部材8は、ラバーシート13をより確実に押し付けると共に、安定してガイド7に嵌合する。
なお、外輪部材8は、両端部が重なる(図8(b)参照)ように、設置される。つまり、外輪部材8は、両端部が重なる部分では、外周部と内周部とを有し、外周部と内周部とが接し、互いに滑り合うように、設置される。このため、外輪部材8は、ある程度、直径が変化する場合であっても、環状を維持することができる。
このように、内接部材1にガイド7を形成し、更に、ガイド7に外輪部材8を嵌合させ、外輪部材8を介して、ラバーシート13を配管貫通スリーブ11の内表面に押し付けることにより、より小さい力で、より確実に、水密性能や気密性能を確保することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために、詳細かつ具体的に、説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成要素を有するものに限定されない。また、ある実施例の構成要件の一部を、他の実施例の構成要素の一部に置き換えることが可能である。また、ある実施例の構成要件に他の実施例の構成要件を加えることも可能である。また、各実施例の構成要件の一部について、他の構成要素の一部を、追加、削除、置換をすることも可能である。
1…内接部材
2…支持部材
21…突起部
22…結合部
3…ネジ機構
4…ピン
51…ネジ外付回転部
52…伸縮部
6…内輪支持部材
7…ガイド
8…外輪部材
10…境界壁
11…配管貫通スリーブ
12…配管
13…ラバーシート
14…締付部材
100、200、300、400…ラバーシート押え装置

Claims (7)

  1. 配管貫通スリーブの内表面にラバーシートを支持する内接部材と、前記内接部材を支持する支持部材と、前記内接部材を前記配管貫通スリーブの内表面に押し付けるネジ機構と、を有することを特徴とするラバーシート押え装置。
  2. 前記ネジ機構は、前記支持部材の突起部に設置され、内側にめねじ加工されているネジ外付回転部と外側におねじ加工されている伸縮部とを有することを特徴とする請求項1に記載するラバーシート押え装置。
  3. 前記支持部材が、半月状の形状を有することを特徴とする請求項2に記載するラバーシート押え装置。
  4. 前記支持部材が、円弧状を有する内輪支持部材であることを特徴とする請求項2に記載するラバーシート押え装置。
  5. 前記内輪支持部材は、その両端部が凹凸形状に形成されることを特徴とする請求項4に記載するラバーシート押え装置。
  6. 前記内接部材は、その外周面に凹状のガイドを有することを特徴とする請求項2に記載するラバーシート押え装置。
  7. 更に、前記ガイドに嵌合し、弾性を有する外輪部材を有することを特徴とする請求項6に記載するラバーシート押え装置。
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JPS5923178A (ja) * 1982-07-28 1984-02-06 日比谷総合設備株式会社 貫通配管の変位吸収防水処理機構
JP2000054417A (ja) * 1998-08-06 2000-02-22 Sankei Giken:Kk 継手圧着具と圧入工具および継手

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