JP6086209B2 - 排水管接続部材 - Google Patents

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本発明は、床面又は壁面に配設される下水側の排水管の配管径が現場によって異なるものと衛生設備機器との水封を効果的に図る衛生設備機器に関し、特に建物の配管素材として多用される塩化ビニール製配管VPには、特段の配慮を行うことなく、またVU配管に対しては、アダプタを取付けることで、十分な水封接続を可能とすることに好適な衛生設備機器と排水管との接続部材に関する発明である。
従来の、掃除用流し等と埋設VP(肉厚管)・VU(薄肉管)塩ビ管との接続は、一般的に溶剤接着剤によって排水管と接続部材とを接着し、接続していた。しかし、この方法では、施工ミスや接続不良によりもう一度接続し直さなければならないとき、接着剤を溶かして接続部材を取り除き新たな接続部材を接続し直す必要があり、非常に施工性が悪かった。(特許文献1)
従来にも、接着する方法ではなく、排水管と筒部とのシールをパッキンで行う方法もあった。しかし、VP・VU管の二種類の管があるため、管の径に合わせて二種類のパッキンを用意する必要があった。どちらの管が設置されているかは、施工現場毎に異なるので、あらかじめ二種類のパッキンを現場に用意する必要があった。(特許文献2)
特開2008−266916号公報 特開2010−48042号公報
本発明は上記問題点に鑑みて発明したものであって、施工ミスや接続不良が生じたときにも、簡単に接続し直すことができ、VP・VU管といった排水管の径に関係なく接続できる排水管接続部材を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、建築躯体に設けられた排水管に一端側を挿入することで内嵌する筒部と、該筒部の他端に連なっており、前記排水管の設置面に載置される鍔部と、を有する排水フランジ本体と、前記筒部に外嵌され、前記排水管と前記筒部との間を水密とするパッキンと、からなる排水管接続部材において、前記パッキンは、内筒状のパッキン本体と、前記パッキン本体の外周に形成されたリング状の突起部と、を有し、前記パッキン本体の外周に着脱可能に取り付けられ、その外形が前記突起部の先端より小さいアダプタを有し、前記パッキン本体の前記突起部より一端側の外周面と、前記アダプタの内周面とのいずれか一方には溝部が設けられ、他方には前記溝部に係合する凸部を有することを特徴とする排水管接続部材である。
このように構成された本発明においては、パッキンによって接続配管と筒部とをシールするので、施工ミスや接続不良が生じても、再度嵌め直すことが可能である。また薄肉管のVU管に排水管接続部材を挿入する際、パッキンの突起部が、例えば、挿入時に偏心してしまうことによって想定以上に大きく変形してしまった場合に、パッキン本体にねじれが生じ、シール性を確保できないという問題があるが、パッキン本体の先端にアダプタを着脱可能に取り付けることによって、VU管の排水管に接続する場合であっても筒部と排水管の中心軸がずれる心配がない。よってVU管との接続時のシール性能が低下してしまうことを防止することができる。これにより、一種類のパッキンにより、VU・VP管、二種類の管への接続が可能となる。
このように構成された本発明においては、アダプタがパッキン本体に係合することで、施工中に筒部を抜くとき、アダプタがパッキン本体から外れ排水管内に残るのを防ぐことができる。
本発明において、好ましくは、前記アダプタの一端部が軸心に向かって延び、前記パッキン本体の挿入側の先端と当接する当接部を有することを特徴とする排水管接続部材である。
このように構成された本発明においては、アダプタがパッキンに入り込みすぎるのを防ぐので、所定の位置に容易に嵌めることができる。
本発明の態様によれば、施工ミスや接続不良が生じても排水管と排水管接続部材とを容易に接続し直すことができ、また配管径によって、パッキンを変えることなく、良好な水封の信頼性を確保することができる。
本発明の実施例にかかる排水管接続部材と掃除用流しのトラップの断面図 本発明の実施例にかかる排水管接続部材をVP管に取り付けた状態の拡大断 面図 本発明の実施例にかかる排水管接続部材をVU管に取り付けた状態の拡大断 面図 本発明の実施例にかかるアダプタの斜視図 本発明の実施例にかかるアダプタの上面図 アダプタのA−A断面図 アダプタのB−B断面図 壁面に排水管が埋没されていた場合の排水管接続部材と掃除用流しトラップ の断面図
以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。図1は本発明の形態にかかる排水管接続部材10と掃除用流しのトラップ20の断面図である。図2は、排水管接続部材10をVP管31に取り付けた状態の断面図、図3は、排水管接続部材10をVU管32に取り付けた状態の断面図。図1に示す排水管接続部材10は、掃除用流しのトラップ20と図示しない排水管とを連通させるために設置される。図1の実施例は、排水方向を床排水としたものを示している。図1〜3にて、VP管31とVU管32との排水管接続部材10の施工例を説明する。VP管31またはVU管32が床40に埋設されているが、この限りではない。
まず図2のVP管31への排水管接続部材10の接続方法を説明する。排水フランジ本体5の筒部11の外周には、VP管31と筒部11とのシール性を確保するための、パッキン12が装着されている。パッキン12は、筒状のパッキン本体12aとパッキン本体12aの外周部に形成される1つ以上の突起部12bとを有するものである。排水フランジ本体5は床40の上面に載置されるフランジ14を有している。フランジ14には、トラップ20と接続するためのボルト15を貫通させるための、ボルト貫通孔23が形成されている。ボルト貫通孔23にボルト15を設置した状態で、パッキン12が装着された排水フランジ本体5をVP管31に挿入する。なおパッキン本体12aと突起部12bには、VP管31に挿入しやすいように、あらかじめグリースが付いている。挿入後、フランジ用ねじ17でフランジ14を床40に固定する。排水管接続部材10は、排水フランジ本体5、パッキン12にて構成される。また、VU管32への接続の場合は、後述するアダプタ50も含む。
フランジ14とトラップ20の間には、ドーナツ状の粘着材で構成されるPシールと称されるシール体16が介在しており、ボルト15とナット類19の締め込みにより水封シール力が発生するようになっている。
シール体16を嵌めたトラップ20を排水管接続部材10の所定の位置に載置し、ボルト15とナット類19にて、フランジ14とトラップ20を固定する。加えて、トラップ用ねじ18で、トラップ20と床40は固定される。
VP管31は肉厚管となっているので、パッキン本体12aの外径がVP管31の内径とほぼ一致している。パッキン12を挿入することで、突起部12bが変形し、パッキン12とVP管31との間をシールする。弾性部材で形成されているパッキン12の突起部12bは、パッキン本体12aの外周に複数のリング状に形成されており、実施例では、例えば、パッキン本体12aの外径より大きいヒレの形をしており、パッキン本体12aの外周に等間隔で3つ並んで設けられている。図2のように挿入されている場合、突起部12bは上方向に変形し、筒部11とVP管31とをしっかりとシールする。本実施例は、複数の突起部12bを有しているので、万一、突起部12bの初段で漏れが発生しても、次段はその漏水を止めるように配慮することができる。
シール性を確保するパッキン12が弾性材でできており、挿入するだけでパッキン12と排水管をシールすることができるので、何度でも排水管接続部材10を挿入し直すことができる。
次に図3を用いてVU管32に排水管接続部材10を挿入した場合について説明する。なおVP管31と同様の工程は説明を省略する。
VU管32は薄肉管となっているので、パッキン本体12aを挿入しても、パッキン本体12aとVU管32との間に大きな隙間が空いてしまう。この隙間を埋めるために、パッキン本体12aの、VU管32に挿入される端部にアダプタ50を装着する。実施例では、床排水となっているので、筒部11の下方側の端部にアダプタ50は着脱自在に装着される。
次にアダプタ50について図3〜図7を用いて説明する。図4はアダプタ50の斜視図、図5はアダプタ50の上面図、図6はアダプタ50のA−A断面図、図7はアダプタ50のB−B断面図である。
アダプタ50は、円筒形状をしており、外径がVU管32の内径とほぼ同径である。図4からもわかるようにアダプタ50の上縁部には、パッキン本体12aに引っ掛けるための凸部51を形成している。凸部51は、アダプタ50の内周面から軸芯に向かって突設されている。凸部51に係合するように、パッキン本体12aの外周には、溝部53が形成される。実施例では、溝部53は突起部12bの下側に位置するパッキン本体12aの外周に形成されている。パッキン本体12aに溝部53、アダプタ50に凸部51を形成しているが、パッキン本体12aに凸部51、アダプタ50に溝部53を形成しても同様の効果が得られる。
アダプタ50の下縁部には、アダプタ50がパッキン本体12aに入り込み過ぎないように、パッキン本体12aの下端部と当接する当接部52が設けられている。凸部51と同様に、当接部52もアダプタ50の内周面から中心軸に向かって突設されている。当接部52の突設している端部は、パッキン本体12aの内周面よりも中心軸側に位置することはない。これによって、当接部52が排水の妨げになることはなくなる。また当接部52に直接、排水の水圧がかかることがないため、アダプタ50が排水によってパッキン本体12aから外れることはない。
アダプタ50は、上縁部に凸部51、下縁部に当接部52を備えている。図3のように、アダプタ50をパッキン本体12aに装着するには、溝部53に凸部51が嵌り、且つ、パッキン本体12aの下端部と当接部52が当接することで装着できる。これにより、所定の位置にて、アダプタ50を容易に装着できる。
次に壁排水の場合について図8を用いて説明する。壁排水の場合は、図示しない掃除用流しの陶器寸法の寸法誤差により、壁41の仕上げ面から掃除用流しの排水口までの寸法が異なる。そのため、フランジ14と壁41の間にスペーサ22を挟み、フランジ14の位置を調整する。スペーサ22は厚さ5mmの円筒形状である。更に、スペーサ22では細かい微調整ができないので、トラップ20の出口24に、回転によって長さ調節可能な送り座21を設置して位置合わせを行う。位置合わせが完了した後、床排水の施工手順と同様に、シール体16をトラップ20に装着し、フランジ14とトラップ20を固定する。
上述した本発明の実施例によると、施工ミスや接続不良が生じたとしても、排水管接続部材10を挿入し直して、排水管に容易に接続し直すことできる。また、アダプタ50を装着することで、VP管31、VU管32どちらの管にも装着可能になるので、パッキン12が一つでよい。また、凸部51と溝部53の係合によって、施工中に筒部抜くとき、アダプタ50がパッキン本体から外れ排水管内にアダプタ50が残るのを防ぐことができる。また、アダプタ50の当接部52によって、アダプタ50がパッキン本体12aに入りこみ過ぎるのを防ぎ、適当な位置に設置される。
5 排水フランジ本体
10 排水管接続部材
11 筒部
12 パッキン
12a パッキン本体
12b 突起部
14 フランジ
15 ボルト
16 シール体
17 フランジ用ねじ
18 トラップ用ねじ
19 ナット
20 トラップ
21 送り座
22 スペーサ
23 ボルト貫通孔
24 出口
31 VP管
32 VU管
40 床
41 壁
50 アダプタ

Claims (2)

  1. 建築躯体に設けられた排水管に一端側を挿入することで内嵌する筒部と、該筒部の他端に連なっており、前記排水管の設置面に載置される鍔部と、を有する排水フランジ本体と、
    前記筒部に外嵌され、前記排水管と前記筒部との間を水密とするパッキンと、からなる排水管接続部材において、
    前記パッキンは、内筒状のパッキン本体と、前記パッキン本体の外周に形成されたリング状の突起部と、を有し、前記パッキン本体の外周に着脱可能に取り付けられ、その外形が前記突起部の先端より小さいアダプタを有し、
    前記パッキン本体の前記突起部より一端側の外周面と、前記アダプタの内周面とのいずれか一方には溝部が設けられ、他方には前記溝部に係合する凸部を有することを特徴とする排水管接続部材。
  2. 前記アダプタの一端部が軸心に向かって延び、前記パッキン本体の挿入側の先端と当接する当接部を有することを特徴とする請求項1記載の排水管接続部材。
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