JP2020536073A - マットリップスティック組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、少なくとも1種の構造指向剤、少なくとも1種の油、少なくとも1種の着色剤、および艶消し剤としての少なくとも1種の特定のフィラーを含む、マットリップスティック組成物であって、艶消し剤として作用する特定のフィラーが、30m2/g未満、好ましくは20m2/g未満、さらにより好ましくは10m2/g未満、有利には5m2/g未満の比表面積を有する粒子の中から選択されることを特徴とする、マットリップスティック組成物に関する。本発明はまた、リップスティック組成物を含むリップスティック、前記リップスティック組成物を生成するための方法、およびリップスティック組成物を硬化させずに艶消しにするための特定のフィラーの使用に関する。

Description

本発明は、化粧品、より具体的にはマットで強い色の(colour-intense)固体化粧用組成物、例えばマットで強い色のリップスティックの分野に関する。
唇を着色するための手段としてのリップスティックの使用は、急成長しており、したがって、リップスティックは今や広く普及した美容製品となっている。化粧品として許容されるリップスティックは、容易に塗り広げられ、均質な色を有し、体温を超える融点を示すべきである。さらにリップスティックは、唇に、滑らかだが脂ぎっていない外観を与えるべきであり、滲出、漏出、割れまたは崩壊現象が生じることなくその粘稠度を保持するべきである。
リップスティックは、前述の品質を有するだけでなく、とりわけ唇に滑らかでクリーミーな感覚を与え、唇を乾燥またはひび割れから保護するべきである。艶または光沢が少ない、すなわちマットな外観を有するリップスティックを使用して、このような滑らかでクリーミーな感覚を得ることは、特に困難である。
日常的に、マットリップスティックは、マットな外観を得ることを目的として、様々な粘土およびシリカを含有している。粘土およびシリカを使用すると、固体物質含量が増大すると、次第に乾燥し、硬くなる硬いスティックが生じる。さらに、このようなマットリップスティックを唇に塗布すると、乾燥する感覚がもたらされる。したがって、これにより、今までに乾燥したテクスチャとは分離することができなかったマットな外観を可能にしながら、クリーミーに塗布できるリップスティックを生成する一定の必要が生じる。
本発明の第1の目的は、マットで強い色の外観および均質で軽いテクスチャを有し、それが長期間にわたって維持されるリップスティックを提供することである。
本発明は、マットリップスティック組成物が、少なくとも1種の構造化(structuring)剤、少なくとも1種の油、少なくとも1種の着色剤、および艶消し剤としての少なくとも1種の特定のフィラーを含むことを特徴とする。
したがって、本発明は、第1の態様によれば、少なくとも1種の構造化剤、少なくとも1種の油、少なくとも1種の着色剤、および艶消し剤としての少なくとも1種の特定のフィラーを含むマットリップスティック組成物であって、艶消し剤として作用する特定のフィラーが、30m/g未満、好ましくは20m/g未満、さらにより好ましくは10m/g未満、さらにより有利には5m/g未満の比表面積を有する粒子の中から選択されることを特徴とする、マットリップスティック組成物に関する。
本発明はまた、さらなる態様によれば、少なくとも1種の構造化剤、少なくとも1種の油、少なくとも1種の着色剤、および艶消し剤としての少なくとも1種の特定のフィラーを含むマットリップスティック組成物であって、艶消し剤として作用する特定のフィラーが、10未満m/g、さらにより有利には5m/g未満の比表面積を有する炭酸マグネシウム粉末の中から選択されることを特徴とする、マットリップスティック組成物に関する。
最後に、本発明はさらに、第3の態様によれば、少なくとも1種の構造化剤、少なくとも1種の油、少なくとも1種の着色剤、および艶消し剤としての少なくとも1種の特定のフィラーを含むマットリップスティック組成物であって、艶消し剤として作用する特定のフィラーが、炭酸マグネシウム粉末の中から選択され、コントラストチャート上に塗り広げた本発明による前記リップスティック組成物が、BYK社によって販売されているマイクロ−トリ−グロスまたはPICOGLOSS 503として公知の光沢計を使用して85°で測定して、10未満の光沢値を有し、前記組成物が、製造の1日後、ならびに45℃のオーブン内で1日、15日、1カ月および2カ月保存した後、Swantech社によって商品名「TA−XT Plus Microstable System」で販売されているテクスチャ分析器を使用して20℃で測定して、300g(グラム)未満の硬度を有することを特徴とする、マットリップスティック組成物に関する。
艶消し剤として使用される特定のフィラー
フィラーは、組成物が製造され、保存される温度にかかわらず、組成物の媒体に分散させることが企図され、この媒体に不溶性のままの固体粒子を示す。
本発明による艶消し剤として使用される特定のフィラーは、そのサイズ、形状および比表面積によって特徴付けられた粒子である。
粒子の最も遠位の両端を取って測定される、使用される特定のフィラーのサイズは、1ミクロン(μm)〜30ミクロン(μm)の間である。そのサイズが小さいほど、その仕上がよりマットになる。
使用される特定のフィラーの形状は、そのサイズが10ミクロン未満である場合、層状または立方体または球形または丸い形である。他方で、そのサイズが10ミクロン超である場合、その形状は、鏡面反射を防止し、したがってサテンのようなまたは光沢の効果を防止するために、好ましくは球形または丸い形である。
特定のフィラーの比表面積は、30m/g未満であり、好ましくは、比表面積は20m/g未満であり、さらにより好ましくは、比表面積は10m/g未満であり、さらにより有利には、比表面積は5m/g未満である。
艶消しフィラーの比表面積の測定は、BET tristar II測定装置を使用して行うことができる。この方法は、低温(窒素液化温度:77°K)における粉末試料の表面上および細孔内への窒素分子の吸着に基づく。比表面積は、m/gで表される。
本発明で使用するのに適した特定のフィラーの中でも、炭酸マグネシウムを挙げることができる。より具体的には、特定のフィラーは、炭酸マグネシウム粉末、特に式(MgCO.Mg(OH).3HOもしくは式(MgCO.Mg(OH).5HOの塩基性炭酸マグネシウム、または実際には式(MgCO).xHOの正炭酸マグネシウムの中から選択される。例えば、ICL Industrial products社によって名称「塩基性炭酸マグネシウム」で販売されている炭酸マグネシウムを挙げることができる。その粒子は、5ミクロン〜25ミクロンの間のサイズで存在し、それらは砂漠のバラのような形状を有しており、その比表面積は、約4m/gである。
本発明で使用するのに適した特定のフィラーの中でも、珪藻土を挙げることもできる。特に、Imerys社によって名称Imercare(登録商標)03D珪藻土で販売されている珪藻土を挙げることができる。その粒子は、2ミクロン〜5ミクロンの間のサイズで存在し、それらは様々な形状を有し、その比表面積は、約12m/gである。
Imerys社によって名称「Imercare(登録商標)400D珪藻土」で市販されている珪藻土を挙げることもできる。その粒子は、15ミクロン〜25ミクロンの間のサイズで存在し、それらは様々な形状を有し、その比表面積は、約19m/gである。
特定のフィラーの中でも、微結晶性セルロースを挙げることができる。特に、Rettenmaierによって名称Vivapur(登録商標)CS 4FMで市販されているものを挙げることができる。その粒子は、0.9ミクロン〜9.4ミクロンの間のサイズで存在し、その比表面積は、約5.7m/gである。
特定のフィラーの中でも、竹粉末を挙げることもできる。Rossowによって名称Sencocel(登録商標)BC20で市販されているものを挙げることができる。
塩基性炭酸マグネシウム、珪藻土、微結晶性セルロース、またはそれらの混合物の1つから選択された特定のフィラーが好ましい。
艶消し剤として使用され得る特定のフィラーは、そのまま使用することができ、または実際には疎水性薬剤で表面処理されてもよい。
疎水性薬剤の中でも、特に、シラン、シリコーン、脂肪酸石けん、C9〜15フルオロアルコールリン酸、アクリレート/ジメチコンコポリマー、混合C9〜15フルオロアルコールリン酸/シリコーンコポリマー、レシチン、カルナウバロウ、ポリエチレン、キトサン、ならびに任意選択でアシル化されたアミノ酸、例えばラウロイルリシン、ステアロイルグルタミン酸二ナトリウムおよびアシルグルタミン酸アルミニウムを挙げることができる。
本発明によれば、艶消し剤として使用される特定のフィラーは、組成物の全重量に対して8重量%〜20重量%の間、好ましくは10重量%〜15重量%の間の割合で存在する。

本発明によれば、「油」は、水に導入される油の重量に関して、少なくとも1重量%の割合で25℃において水に導入される場合には水にまったく溶けず、または10重量%未満の割合で可溶性である、周囲温度(25℃)で液体の化合物を示す。
本発明の文脈において、用語「油」はまた、可逆的な液体/固体の変化を受けることができ、固体状態では異方性結晶組織を有するが、23℃の温度で液体画分および固体画分を含有するという点でワックスとは異なる、親油性脂肪を含む。このタイプの化合物は、特にステロールエステルの混合物、例えば製造業社CRODAから商品名Super Sterol Ester(登録商標)で利用可能なコレステロールおよびラノステロールエステルの混合物である。
不揮発性油
「不揮発性油」は、一般に760mmHg(101325Pa)下で300℃超の沸点を有し、蒸気圧をほとんどまたはまったく有しない油を示す。
不揮発性油は、特に、不揮発性シリコーン油(silicon oil)、不揮発性炭化水素油、およびそれらの混合物の中から選択することができる。
「シリコーン油」は、少なくとも1つのケイ素原子、特に少なくとも1つのSi−O基を含む油を示す。
不揮発性シリコーン油として、特に、少なくとも8個のケイ素原子を含有するポリジメチルシロキサン、アルキル鎖が8〜20個の炭素原子を含有するポリアルキルメチルシロキサン、およびINCI名フェニルトリメチコンの名称によって特定される油を挙げることができる。
「炭化水素油」は、水素原子および炭素原子だけを含有する油を示す。
例えば、炭化水素、例えばスクワラン、フィトスクワラン(phytosqualane)、ポリブテン、水素化ポリイソブテン、水素化ポリデセン、「エステル油」としても公知の合成(ポリ)エステルおよび(ポリ)エーテル、特に、有利には分岐状のC6〜C20酸およびC6〜C20アルコールの(ポリ)エステル、例えばイソノナン酸イソノニル;植物油;分岐状および/もしくは不飽和脂肪酸;分岐状および/もしくは不飽和脂肪アルコール、例えばオクチルドデカノール;またはそれらの混合物の1つを挙げることができる。
「エステル油」は、モノエステル油、ジエステル油、トリエステル油またはテトラエステル油を示す。エステル油は、モノオール、ジオール、トリオール、より一般的にはポリオールを、モノカルボン酸、ジカルボン酸、トリカルボン酸、より一般的にはポリカルボン酸と反応させることによって得られ、前記試薬は、任意選択で直鎖状または分岐状、飽和または不飽和、脂肪族または芳香族であり、任意選択でアルコキシル化基を含む。エステル油は、特にヒドロキシル化され得る。
特に、不揮発性エステル油は、18〜70個の炭素原子を含むことができる。
不揮発性エステル油は、特に以下の中から選択することができる。
− 18〜40個の炭素原子を含むモノエステル、特に式R1COOR2のモノエステル(式中、R1は、6〜20個の炭素原子を含む直鎖状または分岐状脂肪酸の残基を表し、R2は、6〜20個の炭素原子を含有する、特に分岐状の炭化水素鎖を表す)、例えば、ピュアセリン油(オクタン酸セトステアリル)、イソノナン酸イソノニル、ネオペンタン酸イソデシル、安息香酸C12〜C15アルキル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ネオペンタン酸オクチルドデシル、ステアリン酸2−オクチルドデシル、エルカ酸2−オクチルドデシル、イソステアリン酸イソステアリル、安息香酸2−オクチルドデシル、オクタン酸アルキル、デカン酸エステルまたはリシノール酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ラウリン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−オクチルデシル、パルミチン酸2−オクチルドデシル、コハク酸2−ジエチルヘキシルなど、
− 18〜60個の炭素原子、特に18〜50個の炭素原子を含むジエステル、例えばカルボン酸およびモノアルコールのジエステル、例えばリンゴ酸ジイソステアリル;グリコールおよびモノカルボン酸(carboxylic monoacid)のジエステル、例えばジヘプタン酸(diheptonoate)ネオペンチルグリコールおよびジイソステアリン酸ポリグリセリル−2、
− 35〜70個の炭素原子を含むトリエステル、例えばトリカルボン酸(carboxylic triacid)のトリエステル、例えばクエン酸トリイソステアリルもしくはトリメリット酸トリデシル;またはグリコールおよびモノカルボン酸のトリエステル、例えばトリイソステアリン酸ポリグリセリル−2、
− 35〜70個の炭素原子を含むテトラエステル、例えばペンタエリトリトール(penthaerythritol)もしくはポリグリセロールおよびモノカルボン酸のテトラエステル、例えばテトラペラルゴン酸ペンタエリスリチル、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、テトライソノナン酸ペンタエリスリチル、テトラデカン酸グリセリルトリデシル−2、テトライソステアリン酸ポリグリセリル−2、または実際にはテトラデカン酸ペンタエリスリチルテトラデシル−2など、
− 不飽和脂肪酸およびジオールのダイマーおよび/またはトリマーの縮合によって得られたポリエステル、例えば仏国特許出願公開第0853634号明細書に記載されているもの、例えばジリノール酸および1,4−ブタンジオールのポリエステル、
− ダイマージオールおよびモノカルボン酸またはジカルボン酸のエステルおよびポリエステル、例えばダイマージオールおよび脂肪酸のエステル、ならびにダイマージオールおよびジカルボン酸(carboxylic diacid)ダイマーのエステル、特にC8〜C34、特にC12〜C22、特にC16〜C20、より具体的にはC18不飽和脂肪酸のダイマーから得られたもの、例えばジリノール酸(dilinoleic diacid)およびジリノールダイマージオールのエステル、例えば日本精化株式会社によって商品名LUSPLAN DD−DA5(登録商標)およびDD−DA7(登録商標)で市販されているもの、
− 脂肪酸、特に7〜40個の炭素原子を有する脂肪酸のトリグリセリド(周囲温度で液体)、例えばヘプタン酸もしくはオクタン酸トリグリセリドまたはホホバ油;飽和トリグリセリド、例えばカプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、トリヘプタン酸グリセリル、トリオクタン酸グリセリン;C18〜36酸トリグリセリド、例えばStearineries Duboisによって参照名DUB TGI 24で市販されているもの);および不飽和トリグリセリド、例えばヒマシ油、オリーブ油、ハマナツメモドキ属(ximenia)油、パラカシ油、
− あるいはそれらの混合物の1つ。
本発明において使用される不揮発性油は、好ましくは低光沢性油である。
低光沢性油は、屈折率が1.46未満、好ましくは1.45未満、より好ましくは1.44未満である油を示す。
屈折率は、ABBE paralux参照番号60−6400−9屈折計を使用して測定される。
本発明における使用に適した低光沢性油の中でも、例えば、合成(ポリ)エステルおよび(ポリ)エーテル、特に、有利には分岐状のC6〜C20酸およびC6〜C20アルコールの(ポリ)エステル、例えばイソノナン酸イソノニル;炭酸ジ(C6〜C20アルキル)、例えばBASFによって商品名Cetiol CCで市販されている炭酸ジカプリリル;分岐状および/もしくは不飽和脂肪酸;ポリオールの、特に(ジ)ペンタエリスリトールのポリエステル、例えばテトラオクタン酸ペンタエリスリチル、シリコーン油、例えば5cSt〜100cSt(センチストーク)の間の粘度の直鎖状ポリジメチルシロキサン;またはそれらの混合物の1つを挙げることができる。
本発明で使用するのに適した低光沢性油の中でも、好ましくは低粘度油が使用される。低粘度は、1000Pa.s未満、好ましくは500Pa.s未満、より好ましくは100Pa.s未満、さらにより有利には50Pa.s未満の粘度を示す。
粘度は、Malvern Instruments社によって販売されているGeminiレオメータを使用して測定される。測定は、0.01Pa〜1000Paの応力スイープ回転で行われる。150ミクロンの空隙を有する直径25mm(C25)の同軸シリンダーを用いて、bob系が温度20℃で使用される。油ごとに示されている値は、プラトーのいくつかの点で得られた平均である。
これらの低光沢および低粘度油の中でも、イソノナン酸イソノニル、炭酸ジカプリリルまたはそれらの混合物の1つを挙げることができる。
これにより、実際には、艶消し剤としてより多くの特定のフィラーおよびより多くの顔料を組み込むことが可能になり、したがってマットで強い色を得ることが可能になる。
本発明による組成物にさらなる特性を追加するために、追加の不揮発性油を使用することもできる。
例えば、リンゴ酸ジイソステアリルは、顔料を良好に分散させることが可能になるので、リンゴ酸ジイソステアリルを添加することができる。
配合物の感覚特性を増強するために、さらなる追加の油を添加してもよい。
一実施形態によれば、不揮発性油は、イソノナン酸イソノニル、炭酸ジカプリリル、リンゴ酸ジイソステアリルまたはそれらの混合物の1つの中から選択される。
本発明の特定の実施形態によれば、本発明による組成物に導入される油は、イソノナン酸イソノニル、炭酸ジカプリリルおよびリンゴ酸ジイソステアリルの混合物である。
油は、本発明による組成物中に、組成物の重量に対して40重量%〜80重量%の間、好ましくは45重量%〜70重量%の間、より優先的には50重量%〜60重量%の間の含量で存在することができる。
揮発性油
本発明の有利な実施形態によれば、組成物は、揮発性油を含有していない(0%)か、または非常に少量(組成物の全重量に対して最大5重量%)の揮発性油を含有する。
「揮発性油」は、周囲温度および大気圧において皮膚と接触させておくと、1時間未満で蒸発するのに適した油を示す。
揮発性油は、特に、周囲温度および大気圧でゼロではない蒸気圧を有する、特に0.13Pa〜40,000Pa(0.001〜300mmHg)の間、好ましくは1.3Pa〜13,000Pa(0.01〜100mmHg)の間、より優先的には1.3Pa〜1,300Pa(0.01〜1,000mmHg)の間の蒸気圧を有する、周囲温度で液体の揮発性化粧油である。
揮発性油は、揮発性(volatiles)シリコーン油および/または揮発性炭化水素油を含む。
本発明による組成物において任意選択で使用される揮発性シリコーン油は、直鎖状または環式であり、特に2〜7個のケイ素原子を有し、任意選択で、1〜10個の炭素原子を有するアルキルまたはアルコキシ基を有し、周囲温度で5cSt未満の粘度を有する。
揮発性シリコーン油の例として、より具体的には、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、シクロテトラジメチルシロキサン、シクロペンタジメチルシロキサン、シクロヘキサジメチルシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、ヘキシルヘプタメチルトリシロキサン、オクチルヘプタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサンまたはそれらの混合物の1つを挙げることができる。
揮発性炭化水素油に関して、より具体的には、短鎖炭化水素油、例えば参照によって組み込まれる仏国特許出願公開第2933865号明細書に記載されるものなどの揮発性直鎖アルカンを挙げることができる。
短鎖炭化水素油の例として、特に、イソドデカン、イソデカン、イソヘキサデカン、ドデカンまたはそれらの混合物の1つを含む群の中から選択されるものを挙げることができる。
揮発性直鎖アルカンの例として、
− C9〜C17、C10〜C14の炭化水素鎖、例えばBASF Care Creationsによって商品名Cetiol(登録商標)Ultimateで市販されているウンデカンおよびトリデカンの混合物、
− C15〜19の炭化水素鎖、例えばSeppicによって商品名Emogreen L15で市販されているもの、
− C12〜14の炭化水素鎖、例えばBiosynthisによって商品名Vegelight 1214LCで市販されているもの、
−C9〜12アルカン炭化水素鎖、例えばDaitoによって商品名Makigreen D10で市販されているもの
を挙げることができる。
構造化剤
油相の構造化剤は、少なくとも1種のワックスおよび/または少なくとも1種のシリコーン樹脂および/または親油性ゲル化剤を含む。
用語「ワックス」は、30℃超および一般に110℃未満の融点を有し、組成物の調製条件下では液体であり、固体状態で異方性結晶組織を有する、液体/固体で可逆的に変化する脂肪を示す。
用語「親油性ゲル化剤」は、本発明による組成物に導入された油を固化またはゲル化することができる物質を示す。
本発明の一実施形態によれば、構造化剤は、少なくとも1種のワックスおよび少なくとも1種の親油性ゲル化剤の混合物である。
本発明のさらなる実施形態によれば、構造化剤は、少なくとも1種のワックスおよび少なくとも1種のシリコーン樹脂の混合物である。
本発明のさらなる実施形態によれば、構造化剤は、少なくとも2種のワックスの混合物である。
本発明による化粧用組成物に適したワックスは、少なくとも1種の極性ワックスおよび/または少なくとも1種の無極性ワックスを含む。
極性ワックスは、酸素、窒素、ケイ素またはリンなどの少なくとも1つのヘテロ原子を含むワックスを示す。
特に、極性ワックスは、ミツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、綿ロウ、コメヌカロウ、ベリーロウ、支那ロウ、モンタンロウ、ラノリンおよびアルコール、そのアセチル化誘導体、エステル化誘導体、ポリエトキシ化誘導体、カポックロウ、サトウキビロウ、ラウリン酸ヘキシル、ホホバワックス、セラックロウ、ポリエトキシ化コレステロールエーテル、Koster Keunenによって商品名Kester Wax K82Hで市販されている合成ミツロウ、またはそれらの混合物の1つを含む群から選択することができる。
ホホバエステル、ポリグリセリン−3、フサアカシア(Acacia decurrens)花ロウおよびヒマワリ種子ロウの混合物であって、Gattefosseによって商品名Acticire(登録商標)で市販されている混合物、Floratechによって商品名Floraesters 60またはFloraesters 70で市販されているホホバエステル、Sophimによって商品名Phytowaxで市販されている水素化アルキルエステルのアルキルエステル、例えば商品名Phytowax Olive 12L44で市販されている水素化ラウロイルオレイン酸エステルなどを含む群から選択される植物エステルワックスを挙げることもできる。
無極性ワックスは、炭化水素ワックスおよび/またはシリコーンワックスを示す。
「炭化水素無極性ワックス」は、炭素原子および水素原子だけを含み、酸素、窒素、ケイ素またはリンなどのヘテロ原子を含まないワックスを示す。
本発明による組成物において適した炭化水素無極性ワックスの例は、New Phase Technologiesによって商品名Performalene 400(P400)で市販されているポリエチレンワックスまたはJeen International Corporationによって商品名Jeenate 3Hで市販されているポリエチレンワックス、Safic−Alcanによって商品名Lipwax(登録商標)PZ80−20で市販されている高分子量の直鎖状ポリエチレンおよびエチレン/プロピレンコポリマーの混合物、Sasolによって商品名Sasol Wax C80で市販されている合成ワックス、合成ワックスおよび植物ワックス、例えばStrahl & Pitschによって商品名Smart wax 202で市販されている合成ワックスおよびカルナウバ(Copernicia cerifera)ロウの混合物など、Strahl & Pitschによって商品名Smartwax 7743Sで市販されている合成ワックス、キャンデリラロウおよびカルナウバ(Copernicia cerifera)ロウの混合物、Cirebelleによって商品名Cirebelle 303で市販されているフィッシャートロプシュワックス、またはそれらの混合物の1つを含む。
「シリコーン無極性ワックス」は、ケイ素ヘテロ原子を含むワックスを示す。
本発明による組成物において適したシリコーン無極性ワックスの例は、Siltechによって商品名Silwax D2024で市販されているC20〜24アルキルジメチコン、Evonik Industries AGによって商品名Abil Waxで市販されているC24〜28アルキルジメチコン、またはそれらの混合物の1つを含む。
より具体的には、本発明のさらなる実施形態によれば、ワックスは、ミツロウ、New Phase Technologiesによって商品名Performalene 400(P400)で市販されているポリエチレンワックスまたはJeen International Corporationによって商品名Jeenate 3Hで市販されているポリエチレンワックス、Safic−Alcanによって商品名Lipwax(登録商標)PZ80−20で市販されている高分子量の直鎖ポリエチレンおよびエチレン/プロピレンコポリマーの混合物、Sasolによって商品名Sasol Wax C80で市販されている合成ワックス、Safic−Alcanによって商品名Lipwax(登録商標)PZ80−20で市販されている高分子量の直鎖状ポリエチレンおよびエチレン/プロピレンコポリマーの混合物を含む群の中から選択される。
したがって、本発明の好ましい実施形態によれば、構造化剤は、ミツロウ、合成ワックス、ポリエチレンワックスまたはそれらの混合物の1つの中から選択されるワックスである。
本発明の一実施形態によれば、ワックスは、本発明による化粧用組成物中に、組成物の全重量に対して重量パーセンテージで10%〜30%の間、好ましくは15%〜25%の間の含量で存在する。
シリコーン樹脂の例として、以下を挙げることができる。
− 式[(CH3)3SiO]x(SiO4/2)y(MQ単位)(式中、xおよびyは、50〜80の間の整数である)のトリメチルシロキシケイ酸であり得るシロキシケイ酸、
− 式(CH3SiO3/2).x(T単位)(式中、xは、100超である)を有し、そのメチルラジカルの少なくとも1つが、先に定義される通りのR基によって置換されていてよいポリシルセスキオキサン(polysilesquioxane)、メチルラジカルのいずれも別の基によって置換されていないポリシルセスキオキサンであるポリメチルシルセスキオキサン。このようなポリメチルシルセスキオキサンは、米国特許第5,246,694号明細書に記載されている。
市販されているポリメチルシルセスキオキサン樹脂の例として、以下を挙げることができる。
− Wacker社によって参照名Resin MK、例えばBelsil PMS MKで市販されているもの:繰り返しCH3SiO3/2単位(T単位)を含み、任意選択で1重量%までの(CH3)2SiO2/2単位(D単位)も含み、平均分子量が約10,000であるポリマー、
− 式CH3SiO3/2のT単位で構成され、末端Si−OH(シラノール)基を有する、信越社によって参照名KR−220Lで市販されているもの、98%のT単位および2%のDジメチル単位を含み、末端Si−OH基を有する、参照名KR−242Aで市販されているもの、または実際には88%のT単位および12%のDジメチル単位を含み、末端Si−OH基を有する、参照名KR−251で市販されているもの。
シロキシケイ酸樹脂として、任意選択で粉末形態のトリメチルシロキシケイ酸(TMS)樹脂を挙げることができる。このような樹脂は、General Electric社によって参照名SR1000で、またはWacker社によって参照名TMS 803で市販されている。さらに、溶媒に入れて市販されているトリメチルシロキシケイ酸樹脂、例えば信越社によって商品名「KF−7312J」で、Dow Corning社によって「DC 749」、「DC 593」で販売されているシクロメチコンを挙げることができる。
本発明による組成物において使用するのに適した親油性ゲル化剤は、有機または無機のポリマー性または分子親油性のゲル化剤であり得る。
無機親油性ゲル化剤として、サイズが1μM未満の、任意選択で疎水的に表面処理された発熱性シリカを挙げることができる。実際には、シリカ表面上に存在するシラノール基の数を低減する化学反応によって、シリカ表面を化学的に修飾することが可能である。シラノール基は、特に、疎水性基によって置換することができ、次に疎水性シリカが得られる。疎水性基は、
− 特にヘキサメチルジシラザンの存在下で発熱性シリカを処理することによって得られるトリメチルシロキシル基(このやり方で処理されたシリカは、CTFA(第8版、2000年)により「シリル化シリカ」として公知である。それらは例えば、DEGUSSA社によって参考名Aerosil R812(登録商標)で、CABOT社によってCAB−O−SIL TS−530(登録商標)で市販されている)、
− 特にポリジメチルシロキサンまたはジメチルジクロロシランの存在下で発熱性シリカを処理することによって得られるジメチルシリルオキシルまたはポリジメチルシロキサン基(このやり方で処理されたシリカは、CTFA(第8版、2000年)により「ジメチルシリル化シリカ」として公知である。それらは例えば、DEGUSSA社によって参考名Aerosil R972(登録商標)およびAerosil R974(登録商標)で、CABOT社によってCAB−O−SIL TS−610(登録商標)およびCAB−O−SIL TS−720(登録商標)で市販されている)
であり得る。
疎水性発熱性シリカは、特に、ナノメートルからマイクロメートルであり得る、例えば約5〜200nmの範囲の粒径を有する。
ポリマー性有機親油性ゲル化剤は、例えば、三次元構造の、部分的または完全に架橋されたエラストマー性有機ポリシロキサン、例えば信越社によって商品名KSG6(登録商標)、KSG16(登録商標)およびKSG18(登録商標)で市販されているもの、DOW−CORNING社によってTrefil E−505C(登録商標)およびTrefil E−506C(登録商標)で市販されているもの、GRANT INDUSTRIES社によってGransil SR−CYC(登録商標)、SR DMF10(登録商標)、SR−DC556(登録商標)、SR 5CYC gel(登録商標)、SR DMF 10 gel(登録商標)およびSR DC 556 gel(登録商標)で市販されているもの、GENERAL ELECTRIC社によってSF 1204(登録商標)およびJK 113(登録商標)で市販されているもの;エチルセルロース、例えばDOW CHEMICAL社によって商品名Ethocel(登録商標)で販売されているもの;任意選択で飽和しているアルキル鎖によって置換されている、単糖1つ当たり1〜6個、特に2〜4個のヒドロキシル基を含むガラクトマンナン、例えばC1〜C6、特にC1〜C3アルキル鎖によってアルキル化されたグアーガム、またはそれらの混合物の1つである。ポリスチレン/ポリイソプレン、ポリスチレン/ポリブタジエンタイプの「ジブロック」、「トリブロック」または「ラジアル」配列のコポリマー、例えばBASF社によって商品名Luvitol HSB(登録商標)で市販されているもの、ポリスチレン/コポリ(エチレン−プロピレン)タイプのもの、例えばSHELL CHEMICAL CO社によって商品名Kraton(登録商標)で市販されているもの、または実際にはポリスチレン/コポリ(エチレン−ブチレン)タイプのもの、イソドデカン中のトリブロックおよびラジアル(星形)コポリマーの混合物、例えばPENRECO社によって商品名Versagel(登録商標)で市販されているもの、例えばイソドデカン中のブチレン/エチレン/スチレントリブロックコポリマーおよびエチレン/プロピレン/スチレンコポリマーの混合物(Versagel M 5960)または水素化ポリイソブテン中のブチレン/エチレン/スチレントリブロックコポリマーおよびエチレン/プロピレン/スチレンコポリマーの混合物(Versagel ME 2000)など。
さらなるタイプのポリマー性有機親油性ゲル化剤は、ポリアミド樹脂またはポリ(エステル−アミド)樹脂、例えばエステル末端化ポリアミド(ETPA)、エステル末端化ポリ(エステル−アミド)(ETPEA)、第三級アミド末端化ポリアミド(ATPA)、ポリアルキレンオキシ末端化ポリアミド(PAOPA)またはポリエーテルポリアミド(PEPA)からなる。
エステル末端化ポリアミド(ETPA)の例は、INCI名「エチレンジアミン/ダイマージリノール酸ステアリルコポリマー」で特定されており、例えばArizona Chemical社から商品名Uniclear(登録商標)で利用可能なものである。
エステル末端化ポリ(エステル−アミド)(ETPEA)の例は、「ビス−ステアリルエチレンジアミン/ネオペンチルグリコール/二安息香酸ステアリルエチレンジアミンダイマーコポリマー」であるINCI名ポリアミド−8によって特定されており、例えばCroda社から商品名Oloecraft(登録商標)LP−20−PA−MVで利用可能なものである。
第三級アミド末端化ポリアミド(ATPA)の例は、INCI名「エチレンジアミン/水素化ダイマージリノール酸コポリマービス−ジ−C14〜18アルキルアミン」によって特定されており、例えばArizona Chemical社から商品名Sylvaclear(登録商標)A200VもしくはSylvaclear(登録商標)A2614Vで利用可能なもの、またはINCI名「リンゴ酸ジイソステアリルおよびエチレンジアミン/水素化ダイマージリノール酸コポリマービス−ジ−c14〜18アルキルアミド」によって特定されており、例えば高級アルコール工業株式会社から商品名Haimalate PAMで利用可能なものである。
ポリアルキレンオキシ末端化ポリアミド(PAOPA)の例は、INCI名ポリアミド−3によって特定されており、例えばArizona Chemical社から商品名Sylvaclear(登録商標)AF1900V、Sylvaclear(登録商標)PE1800VおよびSylvaclear(登録商標)PA1200Vで利用可能なものである。
ポリエーテルポリアミド(PEPA)の例は、INCI名ポリアミド−6によって特定されており、例えばArizona Chemical社から商品名Sylvaclear(登録商標)PE400Vで利用可能なものである。
さらなるタイプのポリマー性有機親油性ゲル化剤は、N−アシルグルタミン酸ジアミドからなる。特に、直鎖アルキル基を有するN−アシルグルタミン酸ジアミド、例えばジブチルラウロイルグルタミド、および分岐鎖アルキル基を有するN−アシルグルタミン酸ジアミド、例えばジブチルエチルヘキサノイルグルタミドを挙げることができる。ジブチルラウロイルグルタミドは、GP−1として市販されており、ジブチルエチルヘキサノイルグルタミドは、名称EB−21で市販されており、それらは共に味の素によって市販されている。
さらなるタイプのポリマー性有機親油性ゲル化剤は、デキストリンエステルからなる。デキストリンおよび脂肪酸のエステル、例えばパルミチン酸デキストリンを挙げることができる。
さらなるタイプのポリマー性有機親油性ゲル化剤は、スクロースエステルからなる。スクロースおよび脂肪酸のエステル、例えばSisterna社から商品名Sisterna(登録商標)A10E−Cで利用可能なトリ酢酸テトラステアリン酸スクロースを挙げることができる。
さらなるタイプのポリマー性有機親油性ゲル化剤は、グリセリルエステルからなる。ベヘン酸でエステル化されたエイコサ二酸ジエステルおよびグリセロールを挙げることができる。これは特に、日清オイリオ社から商品名NOMCORT(登録商標)HK−Gで利用可能である。
有利には、本発明による組成物は、組成物の全重量に対して、0.5〜40重量%、好ましくは1〜30%、またはより好ましくは5〜30%の、ワックス以外の構造化剤を含むことができる。
ペースト状化合物
本発明による組成物は、有利には以下の中から選択され得るペースト状化合物をさらに含むことができる。
− ラノリンおよびその誘導体、
− 任意選択でポリマー性シリコーン化合物、
− 任意選択でポリマー性フッ素化化合物、
− ビニルポリマー、特に、
・オレフィンホモポリマー、
・オレフィンコポリマー、
・水素化ジエンホモポリマーおよびコポリマー、
・好ましくはC8〜C30アルキル基を有する、直鎖状または分岐状アルキル(メタ)アクリレートホモポリマーまたはコポリマーのオリゴマー、
・C8〜C30アルキル基を有する、ビニルエステルホモポリマーおよびコポリマーのオリゴマー、
・C8〜C30アルキル基を有する、ビニルエーテルホモポリマーおよびコポリマーのオリゴマー、
− 1つまたは複数のC2〜C100、好ましくはC2〜C50ジオールの間のポリエーテル化から得られる脂溶性ポリエーテル、
− ミツロウおよびオクチルドデカノール混合物、例えばZenitech社によって商品名Zenibee Creamで市販されているもの、
− エステル、
−植物バター、例えばマンゴー、シア、ココア、綿、アボカドバター等、
あるいはそれらの混合物の1つ。
エステルの中でも、特に以下のものを使用することができる。
− オリゴマー性グリセロールエステル、特にジグリセロールエステル、特にアジピン酸およびグリセロールの縮合物(そのグリセロールのヒドロキシル基の一部は、脂肪酸、例えばステアリン酸、カプリン酸、ステアリン酸およびイソステアリン酸ならびに12−ヒドロキシステアリン酸の混合物と反応している)、例えば特にSasol社によって商標Softisan 649で市販されているもの、
− Alzoによって商標Waxenol 801で市販されているプロピオン酸アラキジル、
− 植物ステロールエステル、例えば味の素社によって商品名Eldew−PS308で市販されている、INCI名「ラウロイルグルタミン酸フィトステリル/ベヘニル/オクチルドデシル/イソステアリル」の製品、
− 脂肪酸トリグリセリドおよびその誘導体、例えばStearinerie Dubois社によって商品名DUBで市販されているヘプタン酸ステアリルおよびカプリル酸ステアリルの混合物、
− ペンタエリスリトールエステル、
−ジカルボン酸および直鎖状または分岐状C4〜C50ポリカルボン酸(carboxylic polyacid)およびジオールまたはC2〜C50ポリオールの間の重縮合から得られる非架橋ポリエステル、
− 脂肪族カルボン酸による脂肪族ヒドロキシカルボン酸エステルのエステル化から得られるエステルである脂肪族エステル、例えばISP(International Speciality Products)社によって商品名ceraphyl 28で市販されている乳酸セチル、
− ポリカルボン酸によるエステル化から得られる、少なくとも2つのヒドロキシル基を含む脂肪族ヒドロキシカルボン酸エステルのポリエステル、例えば製品Risocast DA−H(登録商標)およびRisocast DA−L(登録商標)、
あるいはそれらの混合物の1つ。
ペースト状化合物の中でも、好ましくは以下の、
− 任意選択でポリマー性シリコーン化合物
またはその混合物
が選択される。
本発明による組成物は、組成物の全重量に対して1〜40重量%の間、特に4%〜30%の間、より具体的には5%〜20%の間の全含量のペースト状化合物を含むことができる。
追加のフィラー
リップスティック組成物はまた、さらなるフィラーを含有することができる。
これらのフィラー(filers)は、好ましくは無色または白色である。
その構成成分粒子は、任意選択で多孔質であり得、結晶学的形状(例えば、積層、立方晶、六方晶、斜方晶等)にかかわらず、様々な形状、特にシート、球形または楕円形の形状で提示され得る。
それらは、求められる結果を阻害しないように選択され、したがって、油を吸収せず、光沢を加えないように選択される。
特に、追加のフィラーは、ラウロイルリシン、窒化ホウ素、シリコーンミクロビーズ、例えば東芝によって商品名Tospearlで市販されているもの、例えば、沈殿炭酸カルシウム、ヒドロキシアパタイト、エラストマーポリオルガノシロキサン粒子、ガラスもしくはセラミックマイクロカプセル、ラウリン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウムおよびケイ酸アルミニウム、例えば富士化学産業株式会社によって商品名Neusilin ULF2で市販されているもの、デンプン、粘土、またはそれらの混合物の1つの中から選択することができる。
追加のフィラーの中でも、デンプン、粘土、またはそれらの混合物の1つが好ましい。
デンプンは、例えば、コメ、タピオカ、ジャガイモまたはトウモロコシデンプンから選択することができる。特に、Agrana Starch社によって名称「Rice PO4 Natural」で市販されているINCI名ジスターチリン酸のコメデンプンが好ましい。デンプンは、油をほとんど吸収せず、マットな外観を有し、本発明による組成物に柔らかさを与え、それによって艶消し剤としての特定のフィラーの不快な(grating)側面が防止される。
デンプンは、リップスティック組成物中に、組成物の全重量に対して2.0重量%〜10.0重量%の間、好ましくは6.0〜10.0重量%の間の量で存在することができる。
粘土は、天然であっても合成であってもよい。粘土は、アルキルアンモニウム塩、例えばC10〜C22塩化アンモニウム、例えばジ−ステアリルジ−メチル塩化アンモニウムを用いる処理により親水性にされる。粘土は、ベントナイト、特にヘクトライトおよびモンモリロナイト、バイデライト、サポナイト、ノントロナイト、セピオライト、黒雲母、アタパルガイト、およびバーミキュライトの中から選択することができる。好ましくは、粘土は、ヘクトライトの中から選択される。ヘクトライトの例として、ELEMENTIS SPECIALTIES社によってBentone 38V CGで販売されている製品(INCI名ジステアルジモニウムヘクトライト)を挙げることができる。
粘土は、レオロジー改変剤として作用しながら艶消し効果を増大するという利点を有する。粘土は、組成物の全重量に対して0.1重量%〜4重量%の間、好ましくは0.5重量%〜2重量%の間の割合で存在することができる。
追加の添加剤
本発明による組成物は、先に列挙される構成成分に加えて、様々な成分、例えば着色剤、UVフィルター、またはそれらの混合物の1つを含有することができる。
着色剤は、特に、水溶性もしくは脂溶性着色剤、顔料、真珠層、ラッカー、またはそれらの混合物の1つの中から選択することができる。これらの着色剤は、任意選択で、疎水性薬剤、例えばシラン、シリコーン、脂肪酸石けん、C9〜15フルオロアルコールリン酸、アクリレート/ジメチコンコポリマー、混合C9〜15フルオロアルコールリン酸/シリコーンコポリマー、レシチン、カルナウバロウ、ポリエチレン、キトサンおよび任意選択でアシル化されたアミノ酸、例えばラウロイルリシン、ステアロイルグルタミン酸二ナトリウムおよびアシルグルタミン酸アルミニウムで表面処理することができる。顔料は、無機または有機、天然または合成であり得る。
無機顔料の例は、特に二酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛または酸化クロム、マンガンバイオレット、ウルトラマリン、プルシアンブルーとして公知のフェロシアン化第二鉄、ならびに複合顔料およびゴニオクロマチックな(goniochromatic)、真珠光沢のある、干渉性の、フォトクロミックなまたは熱変色性の顔料であるが、この一覧は包括的なものではない。
本発明において使用するのに適した有機顔料の例は、特に、欧州特許出願公開第542669号、欧州特許出願公開第787730号、欧州特許出願公開第787731号および国際公開第96/08537号パンフレットに記載されている、カーボンブラック、D&Cタイプの顔料、コチニールカーマイン、バリウム、ストロンチウム、カルシウムもしくはアルミニウムベースのラッカー、または実際にはジケトピロロピロール(DPP)である。
真珠層は、メーキャップ用製品に従来存在するもの、例えば雲母/二酸化チタンの中から選択することができる。あるいは、真珠層は、雲母/シリカ/二酸化チタンベースの真珠層、合成フルオロフロゴパイト/二酸化チタンベースの真珠層(MAPRECOS製のSUNSHINE(登録商標))、ホウケイ酸カルシウムナトリウム/二酸化チタンベースの真珠層(ENGELHARD製のREFLECKS(登録商標))またはホウケイ酸カルシウムアルミニウム/シリカ/二酸化チタンベースの真珠層(MERCK製のRONASTAR(登録商標))からなり得る。
有利には、本発明による組成物は、1種または複数の顔料を含有する場合、少なくとも1種の分散剤、例えばリンゴ酸ジイソステアリルをさらに含有する。
着色剤は、組成物中に、組成物の全重量に対して重量パーセンテージで5%〜8%の間の含量で存在する。
UVフィルターは、特に、有機および無機フィルターまたはそれらの混合物の1つの中から選択することができる。有機フィルターとして、特にジベンゾイルメタン誘導体(ブチルメトキシジベンゾイルメタンの誘導体)、ケイ皮酸誘導体(メトキシケイ皮酸エチルヘキシルの誘導体)、サリチル酸、パラ−アミノ安息香酸、β,β’−ジフェニルアクリレート、ベンゾフェノン、ベンジリデンカンファ誘導体、フェニルベンズイミダゾール、トリアジン、フェニルベンゾトリアゾールおよびアントラニル酸誘導体を挙げることができる。無機フィルターとして、特に、任意選択でコーティングされた顔料またはナノ顔料の形態の無機酸化物ベースの、特に二酸化チタンまたは酸化亜鉛ベースのフィルターを挙げることができる。
本発明による組成物は、植物バターまたは合成起源のバターを含有することもできる。いずれの場合も、これらは、光沢を加えないように選択される。例えばマンゴーバターなどのマットな外観のバターを使用することが好ましい。
本発明による組成物は、1種または複数の甘味剤、例えばソルビトール、スクロース、キシリトール、アセスルファムKおよびサッカリン酸ナトリウム;抗酸化剤、例えばアスコルビン酸アルキルもしくはホスホリルエステル、または実際にはトコフェロールおよびそのエステル;金属イオン封鎖剤、例えばEDTA塩;pH調整剤;防腐剤;芳香剤;ビタミン;水和剤;あるいはそれらの混合物の1つを含有することもできる。
このようなアジュバントの例は、特に、CTFA Dictionary(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook published by The Cosmetic, Toiletry and Fragrance Association, 11th Edition, 2006)に記載されている。
組成物のマットな外観
リップスティック組成物は、有利には、マットな外観および均質でクリーミーなテクスチャを有する。
リップスティック組成物のマットな外観は、光沢測定によって実証される。
自動スプレッダーを利用して白色背景のコントラストチャート上に厚さ500ミクロンまで塗り広げた本発明によるリップスティック組成物は、BYK社から販売されているマイクロ−トリ−グロスまたはPICOGLOSS 503の名称の光沢計を使用して85°で測定して、30未満、好ましくは20未満、より好ましくは10未満の光沢値を有する。
光沢値は、コントラストチャートの3つの異なる点で行った3つの測定値の平均を用いて得られる。
組成物の硬度
本発明による組成物の利点の1つは、そのテクスチャが均質でクリーミーであり、それが長期間にわたって維持されることである。
この長期間にわたるテクスチャ安定性の特性は、測定された硬度を利用して測定される。
先に定義される本発明による化粧用組成物はさらに、製造の1日後、ならびに45℃のオーブン内で1日、15日、1カ月および2カ月保存した後、300g(グラム)未満の硬度を有することを特徴とし得る。
組成物の硬度は、グラム(g)で表され、Swantech社によって商品名「TA−XT Plus Microstable System」で販売されているテクスチャ分析器を使用して、20℃で圧縮力を測定することによって決定される。テクスチャ分析器は、直径2mmのステンレス鋼シリンダーを備えており、そのシリンダーは、測定速度1mm/秒で移動され、組成物に深度3mmで貫入させられる。
硬度値は、測定された圧縮力を、組成物と接触するテクスチャ分析器シリンダーの表面積で割ったものである。試料を加熱し、半径60mmおよび高さ15mmの円形ペトリ皿の上部に注ぐ。調製した試料は、測定を実施する前に、20℃で24時間〜48時間保存する。
本発明はまた、
− 組成物の全重量に対して8重量%〜20重量%の艶消しフィラー、
− 組成物の全重量に対して5重量%〜8重量%の着色剤、
− 組成物の全重量に対して10重量%〜30重量%、好ましくは15重量%〜25重量%の構造化剤、
−組成物の全重量に対して40%〜80%、好ましくは45%〜70%、より好ましくは50%〜60%の油
を含む、リップスティックに関する。
方法
本発明はまた、マットリップスティック組成物を調製するための方法を提供することに関する。本発明のこの他の態様は、マットリップスティック組成物が、艶消し剤としての少なくとも1種の特定のフィラーを、少なくとも1種の油および少なくとも1種の構造化剤と混合することによって調製されることを特徴とする。本発明の方法に従って得られたリップスティック組成物は、有利には、マットな外観および均質でクリーミーなテクスチャを有する。
本発明はまた、マットリップスティック組成物を調製するための方法であって、
− (1)存在する場合には、油の一部に入れた顔料を予め粉砕するステップと、
− (2)構造化剤および油の残部を溶融するステップと、
− (3)(2)で得られた溶融混合物に、艶消し剤としての特定のフィラー、顔料以外の任意の着色剤および任意の追加のフィラー、ならびにステップ(1)から得た任意の顔料を、連続的に撹拌しながら添加するステップと、
− (4)任意選択で、活性物質または芳香剤を添加するステップと、
− (5)ステップ(4)で得られた高温組成物を金型に注ぎ、次に固化するまで冷却するステップと
を含む、方法を提供する。
次に、光沢および硬度の測定が行われる。
本発明を例示するために、以下の例を示す。これらの例は、単に例として示されるものであり、本発明は、それらの主題に決して制限され得ない。
[実施例I]リップスティックの調製
以下の配合(重量%)のリップスティック組成物を調製する。
Figure 2020536073
Figure 2020536073
Figure 2020536073
手順
顔料を、油性成分の一部に入れて予め粉砕する。次に、ポリマーまたはワックスの構造化成分および残りの油性成分を別個に溶融させ、艶消し剤および追加のフィラーを添加した後、粉砕した顔料を、連続的に撹拌しながら上述の混合物に添加する。最後に、適切な活性物質または芳香剤を添加することができる。次に、金型への加熱注型を実施する。次に、冷却した後に離型を実施する。
[実施例II]艶消しフィラーの比表面積の測定
艶消しフィラーの比表面積の測定を、BET tristar II測定装置を使用して行う。この方法は、低温(窒素液化温度:77°K)における粉末試料の表面上および細孔内への窒素分子の吸着に基づく。比表面積は、m/gで表される。
Figure 2020536073
[実施例III]光沢および硬度の測定
光沢の測定
自動スプレッダーを利用して白色背景のコントラストチャート上に厚さ500ミクロンまで塗り広げた、実施例Iで調製した各例のリップスティック組成物は、BYK社から販売されているマイクロ−トリ−グロスまたはPICOGLOSS 503の名称の光沢計を使用して85°で測定される光沢値を有する。
光沢値は、コントラストチャートの3つの異なる点で行った3つの測定の平均を用いて得られ、表3に示される。
硬度の測定
組成物の硬度は、グラム(g)で表され、Swantech社によって商品名「TA−XT Plus Microstable System」で販売されているテクスチャ分析器を使用して、20℃で圧縮力を測定することによって決定される。テクスチャ分析器は、直径2mmのステンレス鋼シリンダーを備えており、そのシリンダーは、測定速度1mm/秒で移動され、組成物に深度3mmで貫入させられる。
硬度値は、測定された圧縮力を、組成物と接触するテクスチャ分析器シリンダーの表面積で割ったものである。
実施例Iで調製した各例のリップスティック組成物の試料を加熱し、半径60mmおよび高さ15mmの円形ペトリ皿の上部に注ぐ。調製した試料は、測定を実施する前に、20℃で24時間〜48時間保存する。結果が表3に示される。
Figure 2020536073
本発明の基準を満たす比表面積の炭酸マグネシウムを含む例1および例2の組成物は、45℃で15日間、1カ月および2カ月保存した後も、300g(グラム)未満の値で長期間にわたって安定なままであるその硬度によって特徴付けられる、均質でクリーミーなテクスチャを有している。
本発明の基準を満たす比表面積の珪藻土を含む例3の組成物は、45℃で15日間、1カ月および2カ月保存した後も、300g(グラム)未満の値で長期間にわたって安定なままであるその硬度によって特徴付けられる、均質でクリーミーなテクスチャを有している。
本発明の基準を満たす比表面積の微結晶性セルロースを含む例4の組成物は、45℃で15日間、1カ月および2カ月保存した後も、300g(グラム)未満の値で長期間にわたって安定なままであるその硬度によって特徴付けられる、均質でクリーミーなテクスチャを有している。
他方では、本発明の基準を満たさない比表面積の炭酸マグネシウムを含む比較例5および6の組成物は、製造から400g(グラム)超の値であり、45℃で15日間、1カ月および2カ月保存した後、長期間にわたって硬度が増大する、かなり硬質なテクスチャを有している。
本発明の基準を満たさない比表面積のメタクリル酸メチルクロスポリマー(Techpolymer MBP−8)を含む比較例7の組成物は、製造から300g(グラム)超の値であり、45℃で15日間、1カ月および2カ月保存した後、長期間にわたって硬度がさらに増大する、かなり硬質なテクスチャを有している。

Claims (20)

  1. 少なくとも1種の構造化剤、少なくとも1種の油、少なくとも1種の着色剤、および艶消し剤としての少なくとも1種の特定のフィラーを含むマットリップスティック組成物であって、艶消し剤として作用する前記特定のフィラーが、30m/g未満、好ましくは20m/g未満、さらにより好ましくは10m/g未満、さらにより有利には5m/g未満の比表面積を有する粒子の中から選択されることを特徴とする、マットリップスティック組成物。
  2. 前記特定のフィラーが、炭酸マグネシウム粉末、特に式(MgCO.Mg(OH).3HOもしくは式(MgCO.Mg(OH).5HOの塩基性炭酸マグネシウム、または実際には式(MgCO).xHOの正炭酸マグネシウム、珪藻土、および微結晶性セルロース、またはそれらの混合物の1つの中から選択されることを特徴とする、請求項1に記載のリップスティック組成物。
  3. 少なくとも1種の構造化剤、少なくとも1種の油、少なくとも1種の着色剤、および艶消し剤としての少なくとも1種の特定のフィラーを含むマットリップスティック組成物であって、艶消し剤として作用する前記特定のフィラーが、10m/g未満、さらにより有利には5m/g未満の比表面積を有する炭酸マグネシウム粉末の中から選択されることを特徴とする、マットリップスティック組成物。
  4. 艶消し剤として作用する特定のフィラーの全含量が、前記組成物の全重量に対して8重量%〜20重量%の間、好ましくは10重量%〜15重量%の間であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のリップスティック組成物。
  5. 前記油が、シリコーンまたは炭化水素不揮発性油またはそれらの混合物の1つの中から選択されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のリップスティック組成物。
  6. 5%未満の揮発性油を含み、好ましくは揮発性油を含まないことを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のリップスティック組成物。
  7. 前記不揮発性油が、合成(ポリ)エステルおよび(ポリ)エーテル、特に、有利には分岐状のC6〜C20酸およびC6〜C20アルコールの(ポリ)エステル、例えばイソノナン酸イソノニル;炭酸ジ(C6〜C20アルキル)、例えばBASFによって商品名Cetiol CCで市販されている炭酸ジカプリリル;分岐状および/もしくは不飽和脂肪酸;ポリオールの、特に(ジ)ペンタエリスリトールのポリエステル、例えばテトラオクタン酸ペンタエリスリチル、シリコーン油、例えば5cSt〜100cSt(センチストーク)の間の粘度の直鎖状ポリジメチルシロキサン;またはそれらの混合物の1つの中から選択されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載のリップスティック組成物。
  8. 前記不揮発性油が、イソノナン酸イソノニル、炭酸ジカプリリル、リンゴ酸ジイソステアリル、またはそれらの混合物の1つの中から選択されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のリップスティック組成物。
  9. 前記油が、前記組成物の重量に対して40重量%〜80重量%の間、好ましくは45重量%〜70重量%の間、より優先的には50重量%〜60重量%の間の含量で存在することを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載のリップスティック組成物。
  10. 前記構造化剤が、ミツロウ、合成ワックス、ポリエチレンワックスまたはそれらの混合物の中から選択されるワックスであることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載のリップスティック組成物。
  11. 前記ワックスが、本発明による前記化粧用組成物中に、前記組成物の全重量に対して重量パーセンテージで10%〜30%の間、好ましくは15%〜25%の間の含量で存在することを特徴とする、請求項10に記載のリップスティック組成物。
  12. デンプン、粘土、またはそれらの混合物の中から選択される追加のフィラーをさらに含むことを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載のリップスティック組成物。
  13. 前記着色剤が、水溶性もしくは脂溶性着色剤、顔料、真珠層、ラッカー、またはそれらの混合物の1つの中から選択されることを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載のリップスティック組成物。
  14. 前記組成物中の着色剤の全含量が、前記組成物の全重量に対して5重量%〜8重量%の間であることを特徴とする、請求項1から13のいずれか一項に記載のリップスティック組成物。
  15. 自動スプレッダーを利用して白色背景のコントラストチャート上に厚さ500ミクロンまで塗り広げた本発明によるリップスティック組成物が、BYK社から販売されているマイクロ−トリ−グロスまたはPICOGLOSS 503の名称の光沢計を使用して85°で測定して、30未満、好ましくは20未満、より好ましくは10未満の光沢値を有することを特徴とする、請求項1から14のいずれか一項に記載のリップスティック組成物。
  16. 製造の1日後、ならびに45℃のオーブン内で1日、15日、1カ月および2カ月保存した後、Swantech社によって商品名「TA−XT Plus Microstable System」で販売されているテクスチャ分析器を使用して20℃で測定して、300g(グラム)未満の硬度を有することを特徴とする、請求項1から15のいずれか一項に記載のリップスティック組成物。
  17. 少なくとも1種の構造化剤、少なくとも1種の油、少なくとも1種の着色剤、および艶消し剤としての少なくとも1種の特定のフィラーを含むマットリップスティック組成物であって、艶消し剤として作用する前記特定のフィラーが、炭酸マグネシウム粉末の中から選択され、コントラストチャート上に塗り広げた本発明による前記リップスティック組成物が、BYK社から販売されているマイクロ−トリ−グロスまたはPICOGLOSS 503の名称の光沢計を使用して85°で測定して、10未満の光沢値を有し、前記組成物が、製造の1日後、ならびに45℃のオーブン内で1日、15日、1カ月および2カ月保存した後、Swantech社によって商品名「TA−XT Plus Microstable System」で販売されているテクスチャ分析器を使用して20℃で測定して、300g(グラム)未満の硬度を有することを特徴とする、マットリップスティック組成物。
  18. 請求項1から17のいずれか一項に記載のリップスティック組成物を含むリップスティックであって、
    前記組成物の全重量に対して8重量%〜20重量%の艶消しフィラー、
    前記組成物の全重量に対して5重量%〜8重量%の着色剤、
    前記組成物の全重量に対して10重量%〜30重量%、好ましくは15重量%〜25重量%の構造化剤、および
    前記組成物の全重量に対して40%〜80%、好ましくは45%〜70%、より好ましくは50%〜60%の油
    を含むことを特徴とする、リップスティック。
  19. 請求項1から16のいずれか一項に記載のリップスティック組成物または請求項17に記載のリップスティックを調製するための方法であって、
    (1)存在する場合には、前記油の一部に入れた顔料を予め粉砕するステップと、
    (2)前記構造化剤および前記油の残部を溶融するステップと、
    (3)(2)で得られた溶融混合物に、艶消し剤としての前記特定のフィラー、前記顔料以外の任意の着色剤および任意の追加のフィラー、ならびにステップ(1)から得た任意の顔料を、連続的に撹拌しながら添加するステップと、
    (4)任意選択で、活性物質または芳香剤を添加するステップと、
    (5)ステップ(4)で得られた高温組成物を金型に注ぎ、次に固化するまで冷却するステップと
    が行われることを特徴とする、方法。
  20. 請求項1から16のいずれか一項に記載の組成物または請求項17に記載のリップスティックを硬化させずに艶消しにするための、請求項1から3のいずれか一項に記載の艶消し剤としての特定のフィラーの使用。
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