JP2020535350A - 振動による旋回防止可能なシール型ホース継ぎ手 - Google Patents

Abstract

本発明は、従来のホース継ぎ手のシール性が悪く、且つ振動による旋回止め効果が悪いという問題を解決し、継ぎ手本体と螺合スリーブを備え、継ぎ手本体には、接続部を有し、螺合スリーブが接続部に接続される振動による旋回防止可能なシール型ホース継ぎ手であって、前記接続部には、係着爪を有し、前記螺合スリーブには、押圧部を有し、前記押圧部が係着爪に押圧して係着爪を継ぎ手本体の中心軸線へ曲げ、前記螺合スリーブには、ロックブロックを有し、前記接続部の側壁には、ロック溝と複数の螺旋ガイドバーを有し、前記螺旋ガイドバーが継ぎ手本体の中心軸線を取り囲んで均等に配置されており、且つ隣り合う２つずつの螺旋ガイドバーの間には、ロックブロックをガイドする螺旋ガイドスロットが形成され、前記ロック溝は、螺旋ガイドスロットの末端に位置して、ロックブロックが係合してロックすることに用いられることを特徴とするホース継ぎ手を開示する。本発明は、ホースを効果的にシールできるとともに、螺合スリーブが振動により本体に対して緩むことを防止できる。【選択図】図１

Description

本発明は、ホース継ぎ手に関し、より具体的には、振動による旋回防止可能なシール型ホース継ぎ手に関する。

従来のホース継ぎ手は、素早く取り外し可能なバックル式クイックホース継ぎ手であり、このような構造は、主に螺合スリーブと本体から構成される。螺合スリーブには、４つの係着爪を有し、係着爪の内外側には、いずれも係止部を有し、本体には、係着爪の外側の係止部と軸方向において固定して嵌合できる凹溝が設けられる。係着爪の外側の係止部は、凹溝と嵌合して螺合スリーブと本体を取り外し可能に接続する。ホースが本体の中空部分に挿入されると、係着爪の内部の係止部は、ホースにおける凹溝と嵌合して、ホースを継ぎ手にクランプする。この技術案は、構造がシンプルで、迅速に取り外すことができ、ホースの迅速な挿抜を可能にする。その反面、以下の弊害がある。螺合スリーブと本体との間の隙間が大きく、ホースと係着爪との間には、揺れ隙間が存在するため、ホースに対してシール保護を効果的に行うことができない。

従来の別のホース継ぎ手は、螺合式ホース継ぎ手であり、このような構造も螺合スリーブと本体から構成される。本体と螺合スリーブのいずれにもネジを有し、螺合スリーブが時計回りで回転することにより、両方はしっかりと接続される。螺合スリーブのヘッド部の内部には、特定角度の案内部を有し、本体の内部におけるゴムシールリングは、螺合スリーブの螺入に伴い、螺合スリーブの案内部に応じて、形態が大寸法からホースを包むほどの寸法に減少することで、ホースを固定する。周知のように、このようなネジ接続方式には、機関車の高速運転における振動による回旋に起因する安全上のリスクが存在する。また、シールリングは、変形によりホースを固定すると、その引抜き抵抗力が劣化する。

前記の２つの点から、従来技術によるホース継ぎ手には、改良する余裕がある。

従来技術の欠点に対して、本発明は、ホースを効果的にシールできるとともに、螺合スリーブが振動により本体に対して緩むことを防止できる振動による旋回防止可能なシール型ホース継ぎ手を提供する。

上記目的を達成させるために、本発明は、下記技術案を提供する。

振動による旋回防止可能なシール型ホース継ぎ手であって、継ぎ手本体と螺合スリーブを備え、継ぎ手本体には、接続部を有し、螺合スリーブは、接続部に接続され、前記接続部には、係着爪を有し、前記螺合スリーブには、押圧部を有し、前記押圧部が係着爪に押圧して係着爪を継ぎ手本体の中心軸線へ曲げ、前記螺合スリーブには、ロックブロックを有し、前記接続部の側壁には、ロック溝と複数の螺旋ガイドバーを有し、前記螺旋ガイドバーが継ぎ手本体の中心軸線を取り囲んで均等に配置されており、且つ隣り合う２つずつの螺旋ガイドバーの間にロックブロックをガイドする螺旋ガイドスロットが形成されており、前記ロック溝は、螺旋ガイドスロットの末端に位置して、ロックブロックが係合してロックすることに用いられる。

好ましくは、前記接続部の端部には、螺合スリーブの脱落を防止する脱落防止リングを有する。

好ましくは、前記接続部の端部には、ロックブロックが脱落防止リングをスライドするガイド斜面が成形されている。

好ましくは、前記ロック溝は、螺旋ガイドスロットの延び方向に沿って配列されている２つのボスから構成される。

好ましくは、前記ボスのロック溝と反対する側壁は、傾斜して設置されている。

好ましくは、前記接続部の内部には、シールリングが設置されている。

好ましくは、前記押圧部の直径は、係着爪に向かっている一端から係着爪と反対する一端へ次第に減少する。

好ましくは、前記ホース継ぎ手は、さらにネジ接続部を含み、前記ネジ接続部には、ナットが接続される。

本発明の利点は以下のとおりである。ロックブロックと螺旋ガイドスロットが回転可能に嵌合することによって、シールして固定する効果を果たし、ロックブロックとロック溝の嵌合により、螺合スリーブが振動により本体に対して緩むという現象を防止できる。

本実施例による振動による旋回防止可能なシール型ホース継ぎ手の断面図である。 本実施例による螺合スリーブの模式図である。 本実施例による継ぎ手本体の模式図である。

図１−図３は、本発明による振動による旋回防止可能なシール型ホース継ぎ手をさらに説明する。

振動による旋回防止可能なシール型ホース継ぎ手は、継ぎ手本体３０と螺合スリーブ２０を備え、継ぎ手本体３０には、接続部３１を有し、螺合スリーブ２０は、接続部に接続される。

前記接続部３１には、係着爪３２を有し、本実施例では、係着爪３２は、４組あり、１組には、２つの係着爪３２があり、４組の係着爪３２は、継ぎ手本体３０の中心軸線を取り囲んで円周方向に均等に配列されている。前記螺合スリーブ２０には、押圧部２１を有し、前記押圧部２１は、係着爪３２に押圧して係着爪３２を継ぎ手本体３０の中心軸線へ曲げ、即ち、螺合スリーブが継ぎ手本体３０に組み立てられる過程において、押圧部２１は、係着爪３２を継ぎ手本体３０の中心軸線へ押圧する。前記螺合スリーブには、４つのロックブロック２２を有し、４つのロックブロック２２は、螺合スリーブの中心軸線を中心として円周方向に均等に配置されており、前記接続部の側壁には、４つのロック溝３５と４つの螺旋ガイドバー３７を有し、前記螺旋ガイドバー３７は、継ぎ手本体３０の中心軸線を中心として円周方向に均等に配置されており、且つ隣り合う２つずつの螺旋ガイドバー３７の間には、ロックブロック２２をガイドする螺旋ガイドスロット３３が形成され、前記４つのロック溝３５は、それぞれ螺旋ガイドスロット３３の末端に位置して、ロックブロック２２が係合してロックすることに用いられる。

さらに、前記接続部３１の端部には、螺合スリーブの脱落を防止する脱落防止リング３９を有する。該脱落防止リング３９は、螺合スリーブが係合された後に本体から脱落しにくくなるようにし、構造の安定性、及び使用の安全性や信頼性を確保する。

さらに、前記接続部の端部には、ロックブロック２２が脱落防止リング３９をスライドするガイド斜面３８が成形されており、このような設置によれば、ロックブロックが脱落防止リング３９を容易にスライドして継ぎ手本体３０に係合することができる。

さらに、前記ロック溝３５は、螺旋ガイドスロット３３の延び方に沿って配列された２枚のボス３４から構成される。

さらに、前記ボス３４のロック溝３５と反対する側壁は、傾斜状３４１で設置され、このような設置によれば、ロックブロック２２が螺旋ガイドスロット３３のガイドによりロック溝３５の内部に容易にスライドして、螺合スリーブをロックし、それにより旋回の問題を避ける。

さらに、前記接続部の内部には、シールリング６０が設置され、本実施例では、シールリング６０の内外輪が波形の形状を有し、このような構造を設計することにより、ホースがシールリング６０の内部に強力に係合され、また、シールリング６０が継ぎ手本体３０の内部にしっかりと接続されて防水性能を確保する一方、組み立てられたシールリング６０が本体の内部に配置されているため、全体の体積を減少させて、継ぎ手を限られた空間において容易に利用できる。

さらに、前記押圧部２１の直径が係着爪３２に向かっている一端から係着爪３２と反対する一端に向かって次第に減少し、このような設置によれば、螺合スリーブが継ぎ手本体３０へ移動するとき、押圧部２１は、係着爪３２に対して押圧作用を果たす。

さらに、前記ホース継ぎ手は、さらにネジ接続部３６を含み、前記ネジ接続部には、ナット４０が接続される。

前記のとおり、使用するときに、まず、シールリング６０を継ぎ手本体３０の内部にセットして、螺合スリーブの底部における４つのロックブロック２２を継ぎ手本体３０における４つのガイド斜面３８に合わせて、このように、螺合スリーブを軽く押すと、螺合スリーブが継ぎ手本体３０に接続され、螺合スリーブと継ぎ手本体３０についての予備作業が完成する。本体において脱落防止リング３９の構造が設置されているため、一旦螺合スリーブを取り付けると、抜きにくくなる。ホースを取り付けるとき、ホースを継ぎ手本体３０における中空部分に合わせて挿入して、螺合スリーブを１周の四分の一分締め付けると、螺合スリーブにおけるロックブロック２２は、螺合スリーブ接続部３１における螺旋ガイドスロット３３に沿って、ロック溝３５の内部に正確に入り、このロック溝３５にしっかりと係合され、同時に、係着爪３２は、螺合スリーブにおける押圧部２１による力を受けて自然に曲がり、このようにホースの凹溝に安定的に係合される。

上記実施例では、継ぎ手本体３０の螺合スリーブ接続部３１には、８つの係着爪３２が設置されることで、係着爪３２は、力を受けて自然に曲がる場合、ホースを安定的に挟着して、それによって、本実施例では、ホースの接続安定性が確保されるとともに、係着爪３２の曲げ度が高いほど、ホースへの挟着程度が高く、引き抜き抵抗性が強くなり、螺合スリーブ接続部３１には、８つのボス３４から形成された４つのロック溝３５を有し、このようなロック溝３５によって、螺合スリーブを締め付けると、４つのロックブロック２２が係止され、それにより振動回旋による弊害が防止される。

以上は、本発明の好適実施形態に過ぎず、本発明の保護範囲が上記実施例に制限されず、本発明の主旨から逸脱しない技術案であれば、本発明の保護範囲に属する。なお、当業者であれば、本発明の原理から逸脱せずに行ういくつかの改良及び修正はすべて本発明の保護範囲に属する。

Claims (8)

1. 継ぎ手本体と螺合スリーブを含み、継ぎ手本体には、接続部を有し、螺合スリーブが接続部に接続された振動による旋回防止可能なシール型ホース継ぎ手であって、前記接続部には、係着爪を有し、前記螺合スリーブには、押圧部を有し、前記押圧部が係着爪に押圧して係着爪を継ぎ手本体の中心軸線へ曲げ、前記螺合スリーブには、ロックブロックを有し、前記接続部の側壁には、ロック溝と複数の螺旋ガイドバーを有し、前記螺旋ガイドバーが継ぎ手本体の中心軸線を取り囲んで均等に配置されており、且つ隣り合う２つずつの螺旋ガイドバーの間にロックブロックをガイドする螺旋ガイドスロットが形成されており、前記ロック溝は、螺旋ガイドスロットの末端に位置して、ロックブロックが係合してロックすることに用いられることを特徴とする振動による旋回防止可能なシール型ホース継ぎ手。
2. 前記接続部の端部には、螺合スリーブの脱落を防止する脱落防止リングを有することを特徴とする請求項１に記載の振動による旋回防止可能なシール型ホース継ぎ手。
3. 前記接続部の端部には、ロックブロックが脱落防止リングをスライドするガイド斜面が成形されていることを特徴とする請求項２に記載の振動による旋回防止可能なシール型ホース継ぎ手。
4. 前記ロック溝は、螺旋ガイドスロットの延び方向に沿って配列された２つのボスから構成されることを特徴とする請求項１に記載の振動による旋回防止可能なシール型ホース継ぎ手。
5. 前記ボスのロック溝と反対する側壁は、傾斜して設置されていることを特徴とする請求項４に記載の振動による旋回防止可能なシール型ホース継ぎ手。
6. 前記接続部の内部には、シールリングが設置されていることを特徴とする請求項１に記載の振動による旋回防止可能なシール型ホース継ぎ手。
7. 前記押圧部の直径は、係着爪に向かっている一端から係着爪と反対する一端に向かって次第に減少することを特徴とする請求項１に記載の振動による旋回防止可能なシール型ホース継ぎ手。
8. 前記ホース継ぎ手は、さらにネジ接続部を含み、前記ネジ接続部には、ナットが接続されていることを特徴とする請求項１に記載の振動による旋回防止可能なシール型ホース継ぎ手。