JP2020530442A5 - - Google Patents

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JP2020530442A5
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  1. インヒビターを有さない血友病Aまたは血友病Bを有するヒト対象の予防的処置において使用するための、二本鎖リボ核酸(dsRNA)分子を含む医薬組成物であって、
    前記組成物は、dsRNA分子の約30mgから約90mgの皮下用量で予防的に対象に投与され、
    該dsRNA分子は、センス鎖およびアンチセンス鎖を含み、該アンチセンス鎖は、配列5’−UUGAAGUAAAUGGUGUUAACCAG−3’(配列番号15)と3ヌクレオチドを超えずに異なる少なくとも15の連続するヌクレオチドを含み、該センス鎖の実質的にすべてのヌクレオチドおよび該アンチセンス鎖の実質的にすべてのヌクレオチドは修飾ヌクレオチドであり、該センス鎖は、3’−末端で結合したリガンドとコンジュゲートしており、
    補充因子が、出血事象を処置するために治療有効量で対象に投与され、該補充因子の治療有効量は、該補充因子の推奨される有効量に比較して低減される、
    前記医薬組成物。
  2. インヒビターを有さない血友病Aまたは血友病Bを有するヒト対象の予防的処置において、補充因子と組み合わせて使用するための、二本鎖リボ核酸(dsRNA)分子を含む医薬組成物であって、
    前記組成物は、dsRNA分子の約30mgから約90mgの皮下用量で予防的に対象に投与され、
    該dsRNA分子は、センス鎖およびアンチセンス鎖を含み、該アンチセンス鎖は、配列5’−UUGAAGUAAAUGGUGUUAACCAG−3’(配列番号15)と3ヌクレオチドを超えずに異なる少なくとも15の連続するヌクレオチドを含み、該センス鎖の実質的にすべてのヌクレオチドおよび該アンチセンス鎖の実質的にすべてのヌクレオチドは修飾ヌクレオチドであり、該センス鎖は、3’−末端で結合したリガンドとコンジュゲートしており、
    前記補充因子が、出血事象を処置するために治療有効量で対象に投与され、該補充因子の治療有効量は、該補充因子の推奨される有効量に比較して低減される、
    前記医薬組成物。
  3. インヒビターを有さない血友病Aまたは血友病Bを有するヒト対象への、補充因子の治療有効量を、該補充因子の推奨される有効量に比較して低減するために使用するための、二本鎖リボ核酸(dsRNA)分子を含む医薬組成物であって、
    前記組成物は、dsRNA分子の約30mgから約90mgの皮下用量で予防的に対象に投与され、
    該dsRNA分子は、センス鎖およびアンチセンス鎖を含み、該アンチセンス鎖は、配列5’−UUGAAGUAAAUGGUGUUAACCAG−3’(配列番号15)と3ヌクレオチドを超えずに異なる少なくとも15の連続するヌクレオチドを含み、該センス鎖の実質的にすべてのヌクレオチドおよび該アンチセンス鎖の実質的にすべてのヌクレオチドは修飾ヌクレオチドであり、該センス鎖は、3’−末端で結合したリガンドとコンジュゲートしており、
    前記補充因子が、出血事象を処置するために低減された治療有効量で対象に投与される、
    前記医薬組成物。
  4. インヒビターを有する血友病Aまたは血友病Bを有するヒト対象の予防的処置において使用するための、二本鎖リボ核酸(dsRNA)分子を含む医薬組成物であって、
    前記組成物は、dsRNA分子の約30mgから約90mgの皮下用量で予防的に対象に投与され、
    該dsRNA分子は、センス鎖およびアンチセンス鎖を含み、該アンチセンス鎖は、配列5’−UUGAAGUAAAUGGUGUUAACCAG−3’(配列番号15)と3ヌクレオチドを超えずに異なる少なくとも15の連続するヌクレオチドを含み、該センス鎖の実質的にすべてのヌクレオチドおよび該アンチセンス鎖の実質的にすべてのヌクレオチドは修飾ヌクレオチドであり、該センス鎖は、3’−末端で結合したリガンドとコンジュゲートしており、
    バイパス薬剤(BPA)が、出血事象を処置するために治療有効量で対象に投与され、該BPAの治療有効量は、該BPAの推奨される有効量に比較して低減される、
    前記医薬組成物。
  5. インヒビターを有する血友病Aまたは血友病Bを有するヒト対象の予防的処置において、バイパス薬剤(BPA)と組み合わせて使用するための、二本鎖リボ核酸(dsRNA)分子を含む医薬組成物であって、
    前記組成物は、dsRNA分子の約30mgから約90mgの皮下用量で予防的に対象に投与され、
    該dsRNA分子は、センス鎖およびアンチセンス鎖を含み、該アンチセンス鎖は、配列5’−UUGAAGUAAAUGGUGUUAACCAG−3’(配列番号15)と3ヌクレオチドを超えずに異なる少なくとも15の連続するヌクレオチドを含み、該センス鎖の実質的にすべてのヌクレオチドおよび該アンチセンス鎖の実質的にすべてのヌクレオチドは修飾ヌクレオチドであり、該センス鎖は、3’−末端で結合したリガンドとコンジュゲートしており、
    前記BPAが、出血事象を処置するために治療有効量で対象に投与され、該BPAの治療有効量は、該BPAの推奨される有効量に比較して低減される、
    前記医薬組成物。
  6. インヒビターを有する血友病Aまたは血友病Bを有するヒト対象への、バイパス薬剤(BPA)の治療有効量を、該BPAの推奨される有効量に比較して低減するために使用するための、二本鎖リボ核酸(dsRNA)分子を含む医薬組成物であって、
    前記組成物は、dsRNA分子の約30mgから約90mgの皮下用量を予防的に対象に投与され、
    該dsRNA分子は、センス鎖およびアンチセンス鎖を含み、該アンチセンス鎖は、配
    列5’−UUGAAGUAAAUGGUGUUAACCAG−3’(配列番号15)と3ヌクレオチドを超えずに異なる少なくとも15の連続するヌクレオチドを含み、該センス鎖の実質的にすべてのヌクレオチドおよび該アンチセンス鎖の実質的にすべてのヌクレオチドは修飾ヌクレオチドであり、該センス鎖は、3’−末端で結合したリガンドとコンジュゲートしており、
    前記BPAが、出血事象を処置するために低減された治療有効量で対象に投与される、前記医薬組成物。
  7. 組成物は、約月に1回、対象に投与される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  8. 組成物は、約2カ月毎に1回、対象に投与される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  9. 組成物は、dsRNA分子の約50mgの用量で、対象に投与される、請求項1〜8のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  10. 組成物は、dsRNA分子の約80mgの用量で、対象に投与される、請求項1〜8のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  11. dsRNA分子のセンス鎖のすべてのヌクレオチドおよびdsRNA分子のアンチセンス鎖のすべてのヌクレオチドは、修飾ヌクレオチドである、請求項1〜10のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  12. dsRNA分子の修飾ヌクレオチドは、2’−デオキシ−2’−フルオロ修飾ヌクレオチド、2’−デオキシ修飾ヌクレオチド、ロックドヌクレオチド、脱塩基ヌクレオチド、2’−アミノ修飾ヌクレオチド、2’−アルキル修飾ヌクレオチド、モルホリノヌクレオチド、ホスホルアミデート、およびヌクレオチドを含む非天然塩基からなる群から独立して選択される、請求項1〜11のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  13. それぞれの鎖は30ヌクレオチド長を超えない、請求項1〜12のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  14. dsRNA分子のセンス鎖およびアンチセンス鎖のそれぞれは独立して19〜25ヌクレオチド長である、請求項1〜13のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  15. dsRNA分子のセンス鎖およびアンチセンス鎖のそれぞれは独立して21から23ヌクレオチド長である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  16. dsRNA分子のセンス鎖は21ヌクレオチド長であり、dsRNA分子のアンチセンス鎖は23ヌクレオチド長である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  17. dsRNA分子の少なくとも1つの鎖は、少なくとも1ヌクレオチドの3’オーバーハングを含む、請求項1〜16のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  18. dsRNA分子の少なくとも1つの鎖は、少なくとも2ヌクレオチドの3’オーバーハングを含む、請求項1〜17のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  19. dsRNA分子のアンチセンス鎖は、配列5’−UUGAAGUAAAUGGUGUUAACCAG−3’(配列番号15)を含む、請求項1〜18のいずれか1項に記載の医
    薬組成物。
  20. dsRNA分子は、配列5’−GGUUAACACCAUUUACUUCAA−3’(配列番号16)を含むセンス鎖、および配列5’−UUGAAGUAAAUGGUGUUAACCAG−3’(配列番号15)を含むアンチセンス鎖を含む、請求項1〜19のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  21. dsRNA分子のセンス鎖の配列は、5’−GfsgsUfuAfaCfaCfCfAfuUfuAfcUfuCfaAf−3’(配列番号13)であり、dsRNA分子のアンチセンス鎖の配列は、5’−usUfsgAfaGfuAfaAfuggUfgUfuAfaCfcsasg−3’(配列番号14)であり、ここで、a、c、g、およびuは、それぞれ2’−O−メチル(2’−OMe)A、C、G、およびUであり;Af、Cf、GfおよびUfは、それぞれ2’−フルオロA、C、GおよびUであり;sはホスホロチオエート連結である、請求項1〜20のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  22. リガンドは、N−アセチルガラクトサミン(GalNAc)誘導体である、請求項1〜21のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  23. リガンドは
    Figure 2020530442
    である、請求項1〜22のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  24. dsRNA分子は、以下の概略図に示されるとおりリガンドとコンジュゲートし、
    Figure 2020530442
    ここで、XはOまたはSである、請求項1〜23のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  25. XはOである、請求項24に記載の医薬組成物。
  26. インヒビターを有さない血友病Aまたは血友病Bを有するヒト対象の予防的処置において使用するための、二本鎖リボ核酸(dsRNA)分子を含む医薬組成物であって、
    前記組成物は、dsRNA分子の50mgの皮下用量で、月1回、予防的に対象に投与され、
    該dsRNA分子は、センス鎖およびアンチセンス鎖を含み、該センス鎖の配列は、5’−GfsgsUfuAfaCfaCfCfAfuUfuAfcUfuCfaAf−3’(配列番号13)であり、該アンチセンス鎖の配列は、5’−usUfsgAfaGfuAfaAfuggUfgUfuAfaCfcsasg−3’(配列番号14)であり、ここで、a、c、g、およびuは、それぞれ2’−O−メチル(2’−OMe)A、C、G、およびUであり;Af、Cf、GfおよびUfは、それぞれ2’−フルオロA、C、GおよびUであり;sはホスホロチオエート連結であり、
    リガンドが、以下の概略図に示されるとおり、該センス鎖の3’−末端とコンジュゲートしており、
    Figure 2020530442
    ここで、XはOであり、
    補充因子が、出血事象を処置するために治療有効量で対象に投与され、該補充因子の治療有効量は、該補充因子の推奨される有効量に比較して低減される、
    前記医薬組成物。
  27. インヒビターを有さない血友病Aまたは血友病Bを有するヒト対象の予防的処置において、補充因子と組み合わせて使用するための、二本鎖リボ核酸(dsRNA)分子を含む医薬組成物であって、
    前記組成物は、dsRNA分子の50mgの皮下用量で、月1回、予防的に対象に投与され、
    該dsRNA分子は、センス鎖およびアンチセンス鎖を含み、該センス鎖の配列は、5’−GfsgsUfuAfaCfaCfCfAfuUfuAfcUfuCfaAf−3’(配列番号13)であり、該アンチセンス鎖の配列は、5’−usUfsgAfaGfuAfaAfuggUfgUfuAfaCfcsasg−3’(配列番号14)であり、ここで、a、c、g、およびuは、それぞれ2’−O−メチル(2’−OMe)A、C、G、およびUであり;Af、Cf、GfおよびUfは、それぞれ2’−フルオロA、C、GおよびUであり;sはホスホロチオエート連結であり、
    リガンドが、以下の概略図に示されるとおり、該センス鎖の3’−末端とコンジュゲートしており、
    Figure 2020530442
    ここで、XはOであり、
    前記補充因子が、出血事象を処置するために治療有効量で対象に投与され、該補充因子の治療有効量は、該補充因子の推奨される有効量に比較して低減される、
    前記医薬組成物。
  28. インヒビターを有さない血友病Aまたは血友病Bを有するヒト対象への、補充因子の治療有効量を、該補充因子の推奨される有効量に比較して低減するために使用するための、二本鎖リボ核酸(dsRNA)分子を含む医薬組成物であって、
    前記組成物は、dsRNA分子の50mgの皮下用量で、月1回、予防的に対象に投与され、
    該dsRNA分子は、センス鎖およびアンチセンス鎖を含み、該センス鎖の配列は、5’−GfsgsUfuAfaCfaCfCfAfuUfuAfcUfuCfaAf−3’(配列番号13)であり、該アンチセンス鎖の配列は、5’−usUfsgAfaGfuAfaAfuggUfgUfuAfaCfcsasg−3’(配列番号14)であり、ここで、a、c、g、およびuは、それぞれ2’−O−メチル(2’−OMe)A、C、G、およびUであり;Af、Cf、GfおよびUfは、それぞれ2’−フルオロA、C、GおよびUであり;sはホスホロチオエート連結であり、
    リガンドが、以下の概略図に示されるとおり、該センス鎖の3’−末端とコンジュゲートしており、
    Figure 2020530442
    ここで、XはOであり、
    前記補充因子が、出血事象を処置するために低減された治療有効量で対象に投与される、
    前記医薬組成物。
  29. インヒビターを有する血友病Aまたは血友病Bを有するヒト対象の予防的処置において使用するための、二本鎖リボ核酸(dsRNA)分子を含む医薬組成物であって、
    前記組成物は、dsRNA分子の50mgの皮下用量で、月1回、予防的に対象に投与され、
    該dsRNA分子は、センス鎖およびアンチセンス鎖を含み、該センス鎖の配列は、5’−GfsgsUfuAfaCfaCfCfAfuUfuAfcUfuCfaAf−3’(配列番号13)であり、該アンチセンス鎖の配列は、5’−usUfsgAfaGfuAfaAfuggUfgUfuAfaCfcsasg−3’(配列番号14)であり、ここで、a、c、g、およびuは、それぞれ2’−O−メチル(2’−OMe)A、C、G、およびUであり;Af、Cf、GfおよびUfは、それぞれ2’−フルオロA、C、GおよびUであり;sはホスホロチオエート連結であり、
    リガンドが、以下の概略図に示されるとおり、該センス鎖の3’−末端とコンジュゲートしており、
    Figure 2020530442
    ここで、XはOであり、
    バイパス薬剤(BPA)が、出血事象を処置するために治療有効量で対象に投与され、該BPAの治療有効量は、該BPAの推奨される有効量に比較して低減される、
    前記医薬組成物。
  30. インヒビターを有する血友病Aまたは血友病Bを有するヒト対象の予防的処置において、バイパス薬剤(BPA)と組み合わせて使用するための、二本鎖リボ核酸(dsRNA)分子を含む医薬組成物であって、
    前記組成物は、dsRNA分子の50mgの皮下用量で、月1回、予防的に対象に投与され、
    該dsRNA分子は、センス鎖およびアンチセンス鎖を含み、該センス鎖の配列は、5’−GfsgsUfuAfaCfaCfCfAfuUfuAfcUfuCfaAf−3’(配列番号13)であり、該アンチセンス鎖の配列は、5’−usUfsgAfaGfuAfaAfuggUfgUfuAfaCfcsasg−3’(配列番号14)であり、ここで、a、c、g、およびuは、それぞれ2’−O−メチル(2’−OMe)A、C、G、およびUであり;Af、Cf、GfおよびUfは、それぞれ2’−フルオロA、C、GおよびUであり;sはホスホロチオエート連結であり、
    リガンドが、以下の概略図に示されるとおり、該センス鎖の3’−末端とコンジュゲートしており、
    Figure 2020530442
    ここで、XはOであり、
    前記BPAが、出血事象を処置するために治療有効量で対象に投与され、該BPAの治療有効量は、該BPAの推奨される有効量に比較して低減される、
    前記医薬組成物。
  31. インヒビターを有する血友病Aまたは血友病Bを有するヒト対象への、バイパス薬剤(BPA)の治療有効量を、該BPAの推奨される有効量に比較して低減するために使用するための、二本鎖リボ核酸(dsRNA)分子を含む医薬組成物であって、
    前記組成物は、dsRNA分子の50mgの皮下用量で、月1回、予防的に対象に投与され、
    該dsRNA分子は、センス鎖およびアンチセンス鎖を含み、該センス鎖の配列は、5’−GfsgsUfuAfaCfaCfCfAfuUfuAfcUfuCfaAf−3’(配列番号13)であり、該アンチセンス鎖の配列は、5’−usUfsgAfaGfuAfaAfuggUfgUfuAfaCfcsasg−3’(配列番号14)であり、ここで、a、c、g、およびuは、それぞれ2’−O−メチル(2’−OMe)A、C、G、およびUであり;Af、Cf、GfおよびUfは、それぞれ2’−フルオロA、C、GおよびUであり;sはホスホロチオエート連結であり、
    リガンドが、以下の概略図に示されるとおり、該センス鎖の3’−末端とコンジュゲートしており、
    Figure 2020530442
    ここで、XはOであり、
    前記BPAが、出血事象を処置するために低減された治療有効量で対象に投与される、前記医薬組成物。
  32. インヒビターを有さない血友病Aまたは血友病Bを有するヒト対象の予防的処置において使用するための、二本鎖リボ核酸(dsRNA)分子を含む医薬組成物であって、
    前記組成物は、dsRNA分子の80mgの皮下用量で、月1回、予防的に対象に投与され、
    該dsRNA分子は、センス鎖およびアンチセンス鎖を含み、該センス鎖の配列は、5’−GfsgsUfuAfaCfaCfCfAfuUfuAfcUfuCfaAf−3’(配列番号13)であり、該アンチセンス鎖の配列は、5’−usUfsgAfaGfuAfaAfuggUfgUfuAfaCfcsasg−3’(配列番号14)であり、ここで、a、c、g、およびuは、それぞれ2’−O−メチル(2’−OMe)A、C、G、およびUであり;Af、Cf、GfおよびUfは、それぞれ2’−フルオロA、C、GおよびUであり;sはホスホロチオエート連結であり、
    リガンドが、以下の概略図に示されるとおり、該センス鎖の3’−末端とコンジュゲートしており、
    Figure 2020530442
    ここで、XはOであり、
    補充因子が、出血事象を処置するために治療有効量で対象に投与され、該補充因子の治療有効量は、該補充因子の推奨される有効量に比較して低減される、
    前記医薬組成物。
  33. インヒビターを有さない血友病Aまたは血友病Bを有するヒト対象の予防的処置において、補充因子と組み合わせて使用するための、二本鎖リボ核酸(dsRNA)分子を含む医薬組成物であって、
    前記組成物は、dsRNA分子の80mgの皮下用量で、月1回、予防的に対象に投与され、
    該dsRNA分子は、センス鎖およびアンチセンス鎖を含み、該センス鎖の配列は、5’−GfsgsUfuAfaCfaCfCfAfuUfuAfcUfuCfaAf−3’(配列番号13)であり、該アンチセンス鎖の配列は、5’−usUfsgAfaGfuAfaAfuggUfgUfuAfaCfcsasg−3’(配列番号14)であり、ここで、a、c、g、およびuは、それぞれ2’−O−メチル(2’−OMe)A、C、G、およびUであり;Af、Cf、GfおよびUfは、それぞれ2’−フルオロA、C、GおよびUであり;sはホスホロチオエート連結であり、
    リガンドが、以下の概略図に示されるとおり、該センス鎖の3’−末端とコンジュゲートしており、
    Figure 2020530442
    ここで、XはOであり、
    前記補充因子が、出血事象を処置するために治療有効量で対象に投与され、該補充因子の治療有効量は、該補充因子の推奨される有効量に比較して低減される、
    前記医薬組成物。
  34. インヒビターを有さない血友病Aまたは血友病Bを有するヒト対象への、補充因子の治療有効量を、該補充因子の推奨される有効量に比較して低減するために使用するための、二本鎖リボ核酸(dsRNA)分子を含む医薬組成物であって、
    前記組成物は、dsRNA分子の80mgの皮下用量で、月1回、予防的に対象に投与され、
    該dsRNA分子は、センス鎖およびアンチセンス鎖を含み、該センス鎖の配列は、5’−GfsgsUfuAfaCfaCfCfAfuUfuAfcUfuCfaAf−3’(配列番号13)であり、該アンチセンス鎖の配列は、5’−usUfsgAfaGfuAfaAfuggUfgUfuAfaCfcsasg−3’(配列番号14)であり、ここで、a、c、g、およびuは、それぞれ2’−O−メチル(2’−OMe)A、C、G、およびUであり;Af、Cf、GfおよびUfは、それぞれ2’−フルオロA、C、GおよびUであり;sはホスホロチオエート連結であり、
    リガンドが、以下の概略図に示されるとおり、該センス鎖の3’−末端とコンジュゲートしており、
    Figure 2020530442
    ここで、XはOであり、
    前記補充因子が、出血事象を処置するために低減された治療有効量で対象に投与される、
    前記医薬組成物。
  35. インヒビターを有する血友病Aまたは血友病Bを有するヒト対象の予防的処置において使用するための、二本鎖リボ核酸(dsRNA)分子を含む医薬組成物であって、
    前記組成物は、dsRNA分子の80mgの皮下用量で、月1回、予防的に対象に投与され、
    該dsRNA分子は、センス鎖およびアンチセンス鎖を含み、該センス鎖の配列は、5’−GfsgsUfuAfaCfaCfCfAfuUfuAfcUfuCfaAf−3’(配列番号13)であり、該アンチセンス鎖の配列は、5’−usUfsgAfaGfuAfaAfuggUfgUfuAfaCfcsasg−3’(配列番号14)であり、ここで、a、c、g、およびuは、それぞれ2’−O−メチル(2’−OMe)A、C、G、およびUであり;Af、Cf、GfおよびUfは、それぞれ2’−フルオロA、C、GおよびUであり;sはホスホロチオエート連結であり、
    リガンドが、以下の概略図に示されるとおり、該センス鎖の3’−末端とコンジュゲートしており、
    Figure 2020530442
    ここで、XはOであり、
    バイパス薬剤(BPA)が、出血事象を処置するために治療有効量で対象に投与され、該BPAの治療有効量は、該BPAの推奨される有効量に比較して低減される、
    前記医薬組成物。
  36. インヒビターを有する血友病Aまたは血友病Bを有するヒト対象の予防的処置において、バイパス薬剤(BPA)と組み合わせて使用するための、二本鎖リボ核酸(dsRNA)分子を含む医薬組成物であって、
    前記組成物は、dsRNA分子の80mgの皮下用量で、月1回、予防的に対象に投与され、
    該dsRNA分子は、センス鎖およびアンチセンス鎖を含み、該センス鎖の配列は、5’−GfsgsUfuAfaCfaCfCfAfuUfuAfcUfuCfaAf−3’(配列番号13)であり、該アンチセンス鎖の配列は、5’−usUfsgAfaGfuAfaAfuggUfgUfuAfaCfcsasg−3’(配列番号14)であり、ここで、a、c、g、およびuは、それぞれ2’−O−メチル(2’−OMe)A、C、G、およびUであり;Af、Cf、GfおよびUfは、それぞれ2’−フルオロA、C、GおよびUであり;sはホスホロチオエート連結であり、
    リガンドが、以下の概略図に示されるとおり、該センス鎖の3’−末端とコンジュゲートしており、
    Figure 2020530442
    ここで、XはOであり、
    前記BPAが、出血事象を処置するために治療有効量で対象に投与され、該BPAの治療有効量は、該BPAの推奨される有効量に比較して低減される、
    前記医薬組成物。
  37. インヒビターを有する血友病Aまたは血友病Bを有するヒト対象への、バイパス薬剤(BPA)の治療有効量を、該BPAの推奨される有効量に比較して低減するために使用するための、二本鎖リボ核酸(dsRNA)分子を含む医薬組成物であって、
    前記組成物は、dsRNA分子の80mgの皮下用量で、月1回、予防的に対象に投与され、
    該dsRNA分子は、センス鎖およびアンチセンス鎖を含み、該センス鎖の配列は、5’−GfsgsUfuAfaCfaCfCfAfuUfuAfcUfuCfaAf−3’(配列番号13)であり、該アンチセンス鎖の配列は、5’−usUfsgAfaGfuAfaAfuggUfgUfuAfaCfcsasg−3’(配列番号14)であり、ここで、a、c、g、およびuは、それぞれ2’−O−メチル(2’−OMe)A、C、G、およびUであり;Af、Cf、GfおよびUfは、それぞれ2’−フルオロA、C、GおよびUであり;sはホスホロチオエート連結であり、
    リガンドが、以下の概略図に示されるとおり、該センス鎖の3’−末端とコンジュゲートしており、
    Figure 2020530442
    ここで、XはOであり、
    前記BPAが、出血事象を処置するために低減された治療有効量で対象に投与される、前記医薬組成物。
  38. 補充因子は第VIII因子である、請求項1〜3、26〜28および32〜34のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  39. 対象に投与される第VIII因子の低減された治療有効量は、200IU/kg未満、または190IU/kg未満、または180IU/kg未満、または170IU/kg未満、または160IU/kg未満、または150IU/kg未満、または140IU/kg未満、または130IU/kg未満、または120IU/kg未満、または110IU/kg未満、または100IU/kg未満、または90IU/kg未満、または80IU/kg未満、または70IU/kg未満、または60IU/kg未満、または50IU/kg未満、または40IU/kg未満、または30IU/kg未満、または20IU/kg未満、または10IU/kg未満である、請求項38に記載の医薬組成物。
  40. 対象に投与される第VIII因子の低減された治療有効量は、第VIII因子の推奨される有効量の3分の2から5分の1である、請求項38に記載の医薬組成物。
  41. 対象に投与される第VIII因子の低減された治療有効量は、10から20IU/kgである、請求項38〜40のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  42. 補充因子は第IX因子である、請求項1〜3、26〜28および32〜34のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  43. 対象に投与される第IX因子の低減された治療有効量は、200IU/kg未満、または190IU/kg未満、または180IU/kg未満、または170IU/kg未満、または160IU/kg未満、または150IU/kg未満、または140IU/kg未満、または130IU/kg未満、または120IU/kg未満、または110IU/kg未満、または100IU/kg未満、または90IU/kg未満、または80IU/kg未満、または70IU/kg未満、または60IU/kg未満、または50IU/kg未満、または40IU/kg未満、または30IU/kg未満、または20IU/kg未満、または10IU/kg未満である、請求項42に記載の医薬組成物。
  44. 対象に投与される第IX因子の低減された治療有効量は、第IX因子の推奨される有効量の2分の1から6分の1である、請求項42に記載の医薬組成物。
  45. 対象に投与される第IX因子の低減された治療有効量は、20から30IU/kgである、請求項42〜44のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  46. バイパス薬剤は、活性型プロトロンビン複合体製剤(aPCC)である、請求項4〜6、29〜31および35〜37のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  47. 対象に投与されるaPCCの低減された治療有効量は、100U/kg未満、または90U/kg未満、または80U/kg未満、または70U/kg未満、または60U/kg未満、または50U/kg未満、または40U/kg未満、または30U/kg未満、または20U/kg未満、または10U/kg未満である、請求項46に記載の医薬組成物。
  48. 対象に投与されるaPCCの低減された治療有効量は、aPCCの推奨される有効量の2分の1から3分の1である、請求項46に記載の医薬組成物。
  49. 対象に投与されるaPCCの低減された治療有効量は、30から50U/kgである、
    請求項46〜48のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  50. バイパス薬剤は、組換え第VIIa因子(rFVIIa)である、請求項4〜6、29〜31および35〜37のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  51. 対象に投与されるrFVIIaの低減された治療有効量は、120μg/kg未満、または110μg/kg未満、または100μg/kg未満、または90μg/kg未満、または80μg/kg未満、または70μg/kg未満、または60μg/kg未満、または50μg/kg未満、または40μg/kg未満、または30μg/kg未満、または20μg/kg未満である、請求項50に記載の医薬組成物。
  52. 対象に投与されるrFVIIaの低減された治療有効量は、rFVIIaの推奨される有効量の2分の1である、請求項50に記載の医薬組成物。
  53. 対象に投与されるrFVIIaの低減された治療有効量は、45μg/kgである、請求項50〜52のいずれか1項に記載の医薬組成物。
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