JP2020527727A5 - - Google Patents

Claims (11)

1. サンプル中の自律的に活性なＢ細胞受容体または自律的に活性化されたＢ細胞受容体を、自律的に活性なＢ細胞受容体または自律的に活性化されたＢ細胞受容体に選択的に結合する生物学的結合分子を使用して認識する診断方法であって、前記生物学的結合分子は、配列番号１１、配列番号１２および配列番号１３の配列を含む重鎖の可変部分と、配列番号１４、配列番号１５および配列番号１６の配列を含む軽鎖の可変部分とを含み、かつ、前記自律的に活性なＢ細胞受容体または自律的に活性化されたＢ細胞受容体は、前記結合分子が選択的に結合し、かつ前記Ｂ細胞受容体の自律的に活性な状態または自律的に活性化された状態の原因となる構造ドメインまたはエピトープの存在を特徴とする、診断方法。
2. 前記結合分子が、サブセット２に特徴的な前記Ｂ細胞受容体の標的配列に選択的に結合することを特徴とする、請求項１記載の診断方法。
3. 前記結合分子が、
   （ｉ）ＫＬＴＶＬＲＱＰＫＡ（配列番号１）および
   （ｉｉ）ＶＡＰＧＫＴＡＲ（配列番号２）
   からなる群から選択されるアミノ酸配列の存在を特徴とする前記Ｂ細胞受容体の領域に結合することを特徴とする、請求項２記載の診断方法。
4. 前記結合分子が、抗体またはその機能的断片であることを特徴とする、請求項１から３までのいずれか１項記載の診断方法。
5. 前記結合分子が、少なくとも１種の蛍光染料を含むことを特徴とする、請求項１から４までのいずれか１項記載の診断方法。
6. 前記結合分子が、前記Ｂ細胞受容体の自律的に活性な状態または自律的に活性化された状態の原因となる構造ドメインまたはエピトープを持たないＢ細胞の受容体または他の膜構造に結合しないことを特徴とする、請求項１から５までのいずれか１項記載の診断方法。
7. 前記結合分子が、前記サブセット２に特徴的ではないＢ細胞受容体の標的配列に結合しないことを特徴とする、請求項６記載の診断方法。
8. 前記結合分子が、請求項３において記載される前記配列のいずれも持たないＢ細胞受容体に結合しないことを特徴とする、請求項７記載の診断方法。
9. 悪性Ｂ細胞新生物の診断のための、請求項１から８までのいずれか１項記載の診断方法。
10. 前記結合分子を、前記サブセット２の重鎖の可変部分のアミノ酸配列（配列番号５）および前記サブセット２の軽鎖の可変部分のアミノ酸配列（配列番号６）を有するＩｇＧ分子による免疫化と、それに続くハイブリドーマ細胞の産生によって取得することを特徴とする、請求項１から９までのいずれか１項において定義される生物学的結合分子を通常の方法で産生する方法。
11. 前記結合分子が、抗体またはその機能的断片であることを特徴とする、請求項１０記載の方法。