JP2020515727A5

JP2020515727A5 -

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Publication number: JP2020515727A5
Application number: JP2019549557A
Authority: JP
Filing date: 2018-03-29
Publication date: 2021-05-06
Anticipated expiration: 2038-03-29

Claims

各コードが、ＡＳＴＭＤ８８５Ｍに準拠して測定される、少なくとも０．６Ｎ／ｔｅｘのテナシティを有する１つ又は複数のヤーンを含み、かつ少なくとも８ｍｍのメッシュサイズを有する、ネットメッシュにおいて連結されたコードを含む網であって、前記コードがさらに、ポリマー樹脂を含み、前記ポリマー樹脂が、エチレン及び／又はプロピレンのホモポリマー又はコポリマーであり、前記ポリマー樹脂が、ＩＳＯ１１８３−２００４に準拠して測定される範囲８６０〜９７０ｋｇ／ｍ^３の密度、ＡＳＴＭＥ７９４−０６に準拠して測定される範囲４０〜１４０℃の融解温度、及びＡＳＴＭＥ７９３−８５に準拠して測定される、少なくとも５Ｊ／ｇ最大で２００Ｊ／ｇの融解熱を有することを特徴とする、網。
前記ポリマー樹脂が、
エチレン−プロピレンコポリマー、
１−ブテン、イソブチレンなどのコモノマーとのエチレンコポリマー、
アクリル酸、メタクリル酸、酢酸ビニル、無水マレイン酸、アクリル酸エチル、アクリル酸メチルなどのヘテロ原子含有モノマーとのエチレンコポリマー、
α−オレフィン及び環状オレフィンホモポリマー及びコポリマー、又はそのブレンド、
及び、
Ｃ原子２〜１２個を有する１つ又は複数のオレフィン、特にエチレン、プロピレン、イソブテン、１−ブテン、１−ヘキセン、４−メチル−１−ペンテン、１−オクテン、アクリル酸、メタクリル酸及び酢酸ビニルをコモノマーとして含有する、エチレン又はプロピレンのコポリマー、
から選ばれる、請求項１に記載の網。
前記コードの前記ヤーンが前記ポリマー樹脂を含む、請求項１又は２に記載の網。
前記コードが、少なくとも３本のヤーンを含むブレイド、又は、
それぞれのストランドが少なくとも１本のヤーンを含む、３本のストランドを含むレイド（ｌａｉｄ）コード、
である、請求項１から３のいずれか一項に記載の網。
前記網が無結節網、好ましくは、編組無結節網構造又は撚り合わせ無結節網構造である、請求項１から４のいずれか一項に記載の網。
前記コードが、無結節の内部編組によってネットメッシュにおいて連結される、請求項５に記載の網。
前記ヤーンが、フィラメント及び／又はステープル繊維を含む、請求項１から６のいずれか一項に記載の網。
前記ヤーンが、高性能ポリエチレン（ＨＰＰＥ）繊維、好ましくは超高分子量ポリエチレン（ＵＨＭＷＰＥ）繊維を含む、請求項１から７のいずれか一項に記載の網。
前記コードが、前記ポリマー樹脂を０．１〜４０重量％、好ましくは０．５〜３０重量％、さらに好ましくは１〜２０重量％含み、重量％が、前記コードに存在するヤーンの重量当たりのポリマー樹脂の重量である、請求項１から８のいずれか一項に記載の網。
前記網の前記コードが、１，０００〜１００，０００ｄｔｅｘの範囲の総ヤーン線密度を有する、請求項１から９のいずれか一項に記載の網。
スポーツネット、競技場設備、鳥用網、落下防止システム、溺水保護網、積み荷網、スリップ保護網、又は車両のスノーチェーンとしての、請求項１から１０のいずれか一項に記載の網の使用。
漁網又は水産養殖網としての、請求項１から１０のいずれか一項に記載の網の使用。
請求項１から１０のいずれか一項に記載の網を含む、漁網又は水産養殖網。
フレームに連結された請求項１から１０のいずれか一項に記載の網を含み、かつ一定体積を少なくとも一部囲む、養殖漁業構造。
請求項１４に記載の養殖漁業構造を含む養魚場。
請求項１から１０のいずれか一項に記載の網、請求項１３に記載の漁網若しくは水産養殖網、又は請求項１４に記載の養殖漁業構造で、河川、湖、海又は海洋水の一定体積を分離する工程を含む、養殖漁業の方法。
ａ．請求項１から１０のいずれか一項に記載の網、又は請求項１４に記載の養殖漁業構造で河川、湖、海又は海洋水の一定体積を分離する工程と、
ｂ．前記分離された体積に魚を導入する工程と、
ｃ．前記魚に栄養を提供する工程と、
ｄ．前記魚を収穫する工程と、
を含む、請求項１６に記載の養殖漁業の方法。
ヤーン、好ましくは（ＨＰＰＥ）繊維を含むヤーンを提供する工程と、
コード及び少なくとも１０ｍｍのメッシュサイズの網へとヤーンを組み立てる前、間又は後に、ヤーンにポリマー樹脂の水性懸濁液を塗布する工程と、
ヤーンに塗布されたポリマー樹脂の水性懸濁液を少なくとも一部乾燥させて、コード全体にヤーンとポリマー樹脂とを含む網を得る工程と、
任意に、懸濁液を少なくとも一部乾燥させる間及び／又は後に、樹脂の融解温度〜１５３℃の範囲の温度をヤーンに適用して、ポリマー樹脂を少なくとも一部溶融する工程と、を含む、網を製造する方法であって、
前記ポリマー樹脂は、エチレン及び／又はプロピレンのホモポリマー又はコポリマーであり、
前記ポリマー樹脂は、ＩＳＯ１１８３−２００４に準拠して測定される範囲８６０〜９７０ｋｇ／ｍ ^３の密度、ＡＳＴＭＥ７９４−０６に準拠して測定される範囲４０〜１４０℃の融解温度、及びＡＳＴＭＥ７９３−８５に準拠して測定される少なくとも５Ｊ／ｇの融解熱を有し、
好ましくは、ポリマー水性懸濁液に含浸されたヤーンは、少なくとも一部乾燥され、
コード及び少なくとも１０ｍｍのメッシュサイズの網へとヤーンを組み立てる前に、ヤーンにポリマー樹脂の水性懸濁液を塗布する、方法。