JP2020513365A - 少なくとも一つの香料により空気に賦香するための方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、特にキャリア媒体中に溶解した少なくとも一つの香料により空気に賦香するための方法に関する。ここで、香料は予め規定された量が、例えば内部空間内に存在する空気、あるいは前記内部空間に流動形態で供給されるように意図された空気中に活発に放出される。本発明によれば、少なくとも一つの香料の空気中への吐出は、動的閉ループ制御方式で実行されることが提案される。したがって、少なくとも一つの香料は、空気にさらされる人の検知可能な状態に反応して、かつ/またはシミュレーションに従って放出される。【選択図】 なし

Description

本発明は、請求項1の前段の特徴に従って少なくとも一つの香料により空気に賦香するための方法に関する。
認知は外的刺激に基づいており、一つ以上の感覚器官による外的刺激の検知は、人にその周囲の世界についての認識をもたらす。特に、五つの基本的感覚のうち、視覚は感受能力が最も高いので、視覚的印象は最も重要である。視覚は実際ごく小さい認知制御に基づいているが、嗅覚刺激は特に直接的意思決定プロセスを誘発することができる。事実、嗅覚によって感知された臭気は、意識をほとんど介在させることなく、即時に反応を起こさせる。
体細胞レベルで考えると、これは嗅覚と、記憶および感情の中心として知られる大脳辺縁系との密接な結びつきのためである。進化論的観点から見ると、この結びつきは、例えば、口腔のすぐ前に運ばれた食料がまだ食べられるか否かの問題に、殆ど死活的な意思決定能力によって答えを出すことを可能にする。火の匂いなど、危険を示すさらなる刺激は、これについてのさらなる例である。結果として、嗅覚の力は人の配偶者選びにまで広がり、そこではとりわけ、生じうる遺伝子の混交が好適なマッチングであるかについて無意識の比較があると想定される。
人間の嗅覚に関しては、例えば個人の雰囲気は、鼻を介して取り込まれる嗅覚刺激の結果として変わりうることが知られている。また、特定の香りの吸入が時には直接的な身体反応をも誘発し、それが吐き気または空腹感などにつながる。この目的のために使用することのできる香りは、それらの天然発生にのみ依拠する一方、香料は一般的に、天然由来であることも、人工合成可能であることもある。
この知見に基づいて、香料は多くの方法で意図をもって使用される。適用分野は、特定目的を有する療法から人間の購買習性に影響を及ぼそうとする試み(機能的賦香)まで幅広い。香料を個々に放出すること、または複数の香料の組合せを放出することは、実際には多くの方法で達成することができる。香料は空気、より詳しくは呼吸気を介して呼吸をする人に届けられるので、香料は適切に気化または霧化される必要がある。公知の方法は、例えばウィックを介する香料の概ね連続的な放出、または空気と接触する、ある体積の香料における、その表面を介した気化を利用する。
これに関してドイツ特許出願DE10027428A1明細書は、空気を香料担持物質の蒸気またはエアロゾルにぶつけるために使用される空気技術に基づく装置を開示している。その中心思想は、少なくとも一つの電気的に制御可能なマイクロポンプを使用することであり、マイクロポンプは導管を介して臭気を通さない容器に接続される。ここでは、インクジェットプリンタによって公知となったの「インクジェット」原理を使用することができ、該原理では、配量が正確であり、かつ安価なマイクロポンプを利用する。このようにして、容器内の香料担持物質については、空気流に直接噴霧することによって、あるいは最初にキャリアに噴霧し、そこから気化した物質を空気流に吐出することによって、予め規定された量を吐出することができる。これに関連して、自由にプログラム可能な電子制御装置が設けられ、該装置によって香りを、経時的な吐出量、所望の強さ、および単一種であるかまたは混合されたものであるかに関して、調整することができる。
空気技術に基づく公知の装置を用いて、特に流動空気について、少なくとも一つの香料の濃度を高めることが可能である。少なくとも一つの電気的に制御可能なマイクロポンプの使用によって、キャリア液中に溶解された香料を、規定量放出する態様で、活発に吐出することができる。対照的に、代替的な方法による香料の放出量は、仮に決定できるとしても曖昧にしか決定できない。該方法は比較的制御を受けていない香料の放出に基づいているためである。放出に係る時間を決めること、香料の強さおよび種類、ならびに該香料と他の香料との組合せを決めること以上の手段は知られておらず、したがって特にこの種の装置の用途の多様性には、さらなる改善の余地がある。
これを受けて、本発明の目的は、少なくとも一つの香料により空気に賦香する方法をさらに発展させ、このようにして賦香された空気にさらされた人にもたらされうるあらゆる公知の作用を促進する可能性を、より多様で、かつ該当する状況により適した態様で、得ることができるようにすることである。
本発明によるこの問題の解決策は、請求項1に係る、少なくとも一つの香料により空気に賦香する方法にある。本発明の主題のさらなる詳細、特徴、および利点は、従属請求項から明らかになるであろう。
この目的のため、本発明は、少なくとも一つの香料の吐出を動的閉ループ制御方式で実行することを提案し、この方法は、上述したような、香料を単純に時間ベースで、かつ量/種類ベースで放出すること以上の、多様な可能性を提供する。このようにして、今や、少なくとも一つの香料を選択的に、例えば、このようにして賦香することが可能な空気または賦香された空気にさらされる可能性があり、または現にさらされている人の検知可能な現在の状態に反応して、放出することができる。
代替的には、または追加的には、少なくとも一つの香料を、対象者が居合わせる実際の出来事、またはシミュレーションによる出来事と高度に連携させながら、放出することも可能である。したがって、人に提示されるシミュレーションも補助することができる。例えば視覚および/または聴覚を介して受け取られる内容を、選択的にそれらに同調する嗅覚刺激と組み合わせることができるように、上記の補助は特にリアルタイムに提供できることが好ましい。
結果的に得られる利点は、少なくとも一つの香料を実際の出来事/状態に基づき、またはシミュレーションによる出来事に基づき、選択的に放出することができるという、言うなれば相互作用の可能性にあると見ることができる。このようにして、現在の要求が満たされ、かつ/またはそれに適した挙動が得られるように、実際のおよび/またはシミュレーションによる特定の状況に応じて、好ましくは、言わば閉じた制御ループの形で、選択的反射効果を対象者に起こすことができる。選択された香料の使用により発生しうるあらゆる公知の効果の補助は、こうして、きわめて多様性に富み、状況を大幅に改善させる形でもたらすことができる。
本発明の範囲内では、放出すべき香料の量についての閉ループ制御は、室内の空気および/または空気流における前記香料の濃度が好ましくは、人間の嗅覚の平均閾値未満に保持され、嗅覚印象の認識が形成されるように提供されると規定する必要がある。言い換えると、強すぎる嗅覚印象や、嗅覚印象以上の感覚印象を与えることは避けるべきである。特に、濃度が高すぎると、結果的に全く逆の効果が生じるおそれがあるし、あるいは、少なくとも不適切または不快であると感じさせるおそれがある。この観点から、少なくとも一つの香料の典型的な知覚閾値未満での配量を優先すべきである。例外とすることができるのは、例えば賦香される空気にさらされている人を、危険をもたらす可能性のある状態から意図的に脱出させねばならない場合である。
使用される香料は、その最速の放出が可能な態様で存在できれば、特に有益である。そのためには、香料がその中に溶解するキャリア媒体を使用することができる。キャリア媒体は、例えば水またはアルコールなどの液体とすることができる。このようにして、香料は、香料がその中に溶解しているキャリア媒体を空気中に蒸発および/または噴霧もしくは霧化させることによって、放出することができる。代替的に、気体をキャリア媒体とすることも考えられる。この気体は、類似のやり方で空気中に放出される。香料をキャリア媒体内に溶解することなく使用することも考えられる。そのためには、香料を例えば非常に微細な粉にすることができ、それにより空気中で微細に霧化することが可能になる。
原則として、香料は、そこから選択的に該香料を取り出すことのできる、適切な容器内に貯蔵する必要がある。香料が実際に空気中に移動するのは所望の際のみであるように、容器は有利には香りを遮断する性質を有する必要がある。香料は、キャリア媒体に溶解した形で、具体的には液体または気体の形で、容器に貯蔵することができる。加えて容器の使用は、その簡単な交換および/または簡単な補充を可能にする。
発明概念の発展に伴い、本発明に係る方法は、好ましくは空間内で適用することができる。例えばこの空間は、建物の内部などの静止空間、または対照的に乗物の内部などのような移動空間であってよい。例として航空機、陸上車、または船の形態の乗物は、最後に示した潜在的な用途に使用することが可能である。乗物は例えば、ほんの数例を挙げると、例えば飛行機、自動車、またはボート/船舶を含む。
このような場合、少なくとも一つの香料は、乗物の内部空間にすでに存在していた空気の中に放出することができる。代替的に、または追加的に、少なくとも一つの香料は流動空気、つまり空気流内に放出することができ、次いでそれは乗物の内部空間に供給される。(この場合)内部空間の容積が既知であるおかげで、このようにして賦香された空気にさらされる人に対する特定の効果および/または特定の影響を得るために、少なくとも一つの香料の極めて正確な配量を確実なものにすることができる。
香料は、特に好ましくは、乗物を操作する人の制御行動の解析に基づいて放出することができる。乗物を制御する人は、有利には、内部空間から乗物を操作する人であってよい。言うまでもなく、例えば遠隔操作される乗物の場合のように、乗物を操作する人が乗物の内部空間にいないことも考えられる。そのような場合、空間内の空気は、前に述べたように、その空間がどこにあるかに関係無く、賦香することが可能である。
乗物を操作する人の現在の制御行動の解析に替えて/加えて、その人の特定のストレスレベルをも参考にし、かつ解析して、それにより人が感受することのできる空気の選択的賦香を実行することができる。
したがって本発明は、上記の議論に鑑み、例えば特に乗物の内部空間に位置する人の制御行動を、センサによる少なくとも一つの乗物補助システムにより把握し、かつ解析することを提案する。この目的のために、乗物にすでに設置され、他の理由のためにすでに人の運転および/または制御行動を監視している補助システムを、有利には使用することができる。考えられる補助システムとして、例えば乗物を操作する人の注意力の低下および/またはその人の不注意を検知するように設計されたもの(注意力補助)がある。特に、これらは、とりわけ車線維持補助およびブレーキ作動補助を含み、それらに基づいて、乗物の運転に対する積極的介入を時折実現することもできる。
このようにして、例えば音響信号および/または光信号を超えて、嗅覚刺激によって乗物を操作する人のどんな行為または怠慢にも反応し、または影響さえ及ぼす可能性を形成するために、すでに設けられている乗物の補助システムを有利には使用することができる。
上記の議論を考慮に入れた本発明のさらなる提案は、センサによって検知が可能な人の少なくとも一つの生体機能に基づいて、対象者のストレスレベルを解析できるようにすることである。例えば血圧および/または脈拍数の値の上昇は、人の興奮状態の高まりを示す可能性があり、それに基づいてその人の現在のストレスレベルを推定することができる。同様に、例えば発汗の形をとる身体反応、および/または運動衝動の高まりによって示唆される動揺の亢進は、人のストレスレベルを決定するために使用することができる。
センサによってこのように監視される人の状態を決定する方法に関わらず、過労を示す状態が検知された場合に、例えば人を興奮させる少なくとも一つの香料が放出されることは、本発明の範囲内では特に有益であると考えられる。特に乗物を操作する人の場合、彼らに気付かせないまま、その人の元気を回復させることが可能になる。ここでの目的は、例えば彼らが安全に運転し続けることが可能な程度にまで、人の注意力レベルを高めることであろう。代替的に、または追加的に、彼らの注意力をほとんど即座に回復させるために、人に注意喚起する香料を放出することもできる。人の現在の状態が潜在的に緊急の安全上のリスクを表している場合、例えば運転しながら人が眠り込む危険性がある場合、または実際にすでに眠り込んでしまった場合に、この種の強力な介入が考えられるであろう。
発明概念のさらなる発展によれば、上述の点に関し、例えば前に規定した興奮レベルを超える人の状態を識別し、かつ潜在的に危険な状態を変化させ、あるいは少なくとも時間の経過とともに軽減されるように、該状態に影響を及ぼすことも考えられる。危険な状態として、潜在的に制御不能な過剰反応が差し迫っている場合、および/または道路交通の間で過度に高レベルの危険をいとわない状態が存在する場合を考えることができる。これに関して、本発明は、人がある程度の興奮を示す状態にある場合に、この人を落ち着かせ、かつ/またはなだめる少なくとも一つの香料を空気中に放出することを可能にする。目的は、継続的な適応行動へと至らしめるよう、対象者の現在のストレスレベルを低減させる形の反射効果を得ることである。
本発明に係る方法のさらなる用途によれば、仮想現実(VR)に関してシミュレーションが提供される。これは、例えば視覚的および/または聴覚的に知覚可能な刺激を介して人に提供される、通常は対話型の仮想環境のコンピュータ生成シミュレーションを意味する。例えば、その状況および物理的特性はこのシミュレーションではリアルタイムで表現することができ、対象者には潜在的現実として知覚される。言うまでもなく、実環境の視覚的認識などの現実的要素は、純粋なシミュレーション内容により補完することができる。
ここでは、仮想現実の生成および/または仮想現実による補完を意識したシミュレーションに従って、少なくとも一つの香料を放出することができるであろう。例えば3Dメガネによって人に示されるシミュレーションの内容を、嗅覚刺激によって選択的にサポートすることが可能であろう。その結果、仮想現実の「現実」感覚をさらに向上させることができる。考えられる応用分野はここでは、訓練目的(例えばパイロットの訓練)に使用されるシミュレーションから、例えばコンピュータが生成するゲーム経験に対して適宜補充することのできる一般家庭まで幅広い。
本発明に係る方法に必要な、特に鼻を介して人が感受する空気の賦香は、様々な仕方で実行することができる。少なくとも一つの香料を人の周囲の空気(特に閉鎖空間における周囲空気)に吐出する以外に、本発明の特定の使用分野によっては、香料を流動空気中に放出することは有益であると考えられる。これは例えば建物および/または乗物内に配設された換気システムを介して達成することができる。代替的に、または追加的に、本発明は、流体ガイドシステムに配設された呼吸チューブおよび/または呼吸マスクを介して少なくとも一つの香料を対象者に供給することを可能にする、流体ガイドシステムの使用を提供する。この結果、使用分野はすでに論じた範囲を超え、例えば不安に苦しんでいる個人を必要な治療中に、彼らの個人的なストレスレベルを許容範囲、または当人にとっては心地よい範囲に維持することによって、有益なサポートを提供することもできる。
特に好ましい方法においては、二つ以上の異なる香料を空気(例えば静止空気または流動空気)中に同時に、または互いに異なる時間に放出することもできる。これは、個々の香料の有用な配合物を得ることを可能にし、そのため幾つかの異なる香料に基づいて、対象者における反射効果について可能な限り最も大きなスペクトルを得ることが可能になる。このように、二つ以上の香料が個々の香料の場合と比較して異なる効果を達成することができるか、二つ以上の効果を相次いでまたは同時に誘発することができる。この目的のために、本発明は、香料の同時並行的な放出、または香料が空気に賦香するために配合物の形で使用される前の、それらの事前混合を提案する。
本発明の範囲内で、再現可能でありかつ保証された効果を得るために、一つ以上の香料により賦香される空気は、その香料に関して、あるいは空気中にすでに含まれている香料に関して、最初に中和することが、極めて有益であると考えられる。この後、少なくとも一つの香料は、事前に中和された空気中に活発に放出することができる。このために考えられる実施形態は、一つ以上の対応するフィルタを含むことができる。エネルギーの選択的な使用は、望ましくない臭気分子の酸化による空気の中和、および/または一つ以上の望ましい香料による賦香をサポートするように、空気を選択的にイオン化させることができる。二酸化チタン(TiO2)の使用など、香料または香りまたは臭気と結合する何らかの物質も考えられる。化学的エアロゾル、例えば不快と知覚される臭気分子は、事前の空気の中和において分離または破壊することができる。活発に放出された香料の望ましくない混合によって生じる潜在的な相互作用を、これによって確実に未然防止することが可能である。

Claims (10)

  1. 特にキャリア媒体中に溶解した少なくとも一つの香料により空気に賦香するための方法であって、前記香料は予め規定された量が前記空気中に活発に放出され、前記少なくとも一つの香料の前記放出は動的閉ループ制御方式で実行され、前記少なくとも一つの香料は、前記空気にさらされる人の検知可能な状態に反応して、かつ/またはシミュレーションに従って放出されることを特徴とする方法。
  2. 前記少なくとも一つの香料は乗物の内部空間に存在する空気中に、および/または前記乗物の内部空間に供給することのできる空気中に放出され、前記香料の前記放出は、前記乗物の内部空間から前記乗物を操作する人の制御行動および/またはストレスレベルの解析に基づいて実行されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記人の前記制御行動は、少なくとも一つの乗物補助システムによってセンサで検知されかつ解析されることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 前記人の前記ストレスレベルは、センサによって検知可能な前記人の少なくとも一つの生体機能に基づいて解析されることを特徴とする、請求項2または3に記載の方法。
  5. 前記人の過労を示す状態が検知された場合に、前記人を刺激しかつ/または注意喚起する少なくとも一つの香料が前記空気中に放出されることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記人のある程度の興奮を示す状態が検知された場合に、前記人を落ち着かせかつ/またはなだめる少なくとも一つの香料が前記空気中に放出されることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記少なくとも一つの香料は、仮想現実の生成および/または仮想現実による補完のために調整されたシミュレーションに従って放出されることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記少なくとも一つの香料は、流体ガイドシステムを介して、特に前記流体ガイドシステム上に配設された呼吸チューブおよび/または呼吸マスクを介して、前記人に供給することのできる流動空気中に放出されることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 二つ以上の香料が前記空気中に放出され、前記香料はそれらが放出される前に相互に混合されるか、あるいは相互に並行して放出されることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記空気は、前記空気中にすでに存在する少なくとも一つの香料に関して中和され、その後に、こうして中和された前記空気中に前記少なくとも一つの香料が活発に放出されることを特徴とする、請求項1ないし9のいずれか一項に記載の方法。
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