JP2020511699A - 青色感光性樹脂組成物、これを利用して製造されたカラーフィルターおよび画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、量子ドットを含むカラーフィルターの場合、量子ドットの効率、特に青色量子ドットの効率が落ちるのに伴い、カラーフィルターの性能が多少低下し得、青色量子ドットの場合、高価なので、全体的な製造費用が上昇する問題があり、また、逆テーパーが発生して、表示不良が現れるという問題があった。
Yは、酸無水物残基であり、
Zは、酸二無水物残基であり、
R′は、水素原子、エチル基、フェニル基、−C2H4Cl、−C2H4OHまたは、−CH2CH=CH2であり、
R1、R1′、R2、R2′、R3、R3′、R4、R4′、R5、R5′、
R6およびR6′は、それぞれ独立して、水素原子またはメチル基であり、
R7、R7′、R8およびR8′は、それぞれ独立して、炭素数1〜6の直鎖または分岐鎖のアルキレン基であり、前記アルキレン基は、エステル結合、炭素数6〜14のシクロアルキレン基および炭素数6〜14のアリレン基のうち少なくとも一つで中断され得、
R9、R9′、R10、R10′、R11、R11′、R12およびR12′は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子または炭素数1〜5の直鎖または分岐鎖のアルキル基であり、
mおよびnは、それぞれ0≦m≦30、0≦n≦30を満たす整数であり、
ただし、mおよびnは、同時に0ではなく、
前記化学式3で、
R13は、前記化学式1および2でのXおよびX′の定義と同じであり、
R14は、メタクリレート基、ビニル基またはアクリレート基であり、
R15は、下記化学式4で表される単量体に由来する反応残基であり、
rは、1〜20の整数であり、
本発明の一様態は、アルカリ可溶性樹脂;青色着色剤;および平均粒径30〜500nmの金属酸化物を含む散乱粒子;を含み、前記アルカリ可溶性樹脂は、下記化学式1〜下記化学式3のうち少なくとも一つの反復単位を含むカルド系バインダー樹脂を含む青色感光性樹脂組成物に関する。
Yは、酸無水物残基であり、
Zは、酸二無水物残基であり、
R′は、水素原子、エチル基、フェニル基、−C2H4Cl、−C2H4OHまたは、−CH2CH=CH2であり、
R1、R1′、R2、R2′、R3、R3′、R4、R4′、R5、R5′、R6およびR6′は、それぞれ独立して、水素原子またはメチル基であり、
R7、R7′、R8およびR8′は、それぞれ独立して、炭素数1〜6の直鎖または分岐鎖のアルキレン基であり、前記アルキレン基は、エステル結合、炭素数6〜14のシクロアルキレン基および炭素数6〜14のアリレン基のうち少なくとも一つで中断され得、
R9、R9′、R10、R10′、R11、R11′、R12およびR12′は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子または炭素数1〜5の直鎖または分岐鎖のアルキル基であり、
mおよびnは、それぞれ0≦m≦30、0≦n≦30を満たす整数であり、
ただし、mおよびnは、同時に0ではなく、
前記化学式3で、
R13は、前記化学式1および2でのXおよびX′の定義と同じであり、
R14は、メタクリレート基、ビニル基またはアクリレート基であり、
R15は、下記化学式4で表される単量体に由来する反応残基であり、
rは、1〜20の整数であり、
本発明の青色感光性樹脂組成物は、下記化学式1〜下記化学式3のうち少なくとも一つの反復単位を含むカルド系バインダー樹脂を含む。
Yは、酸無水物残基であり、
Zは、酸二無水物残基であり、
R′は、水素原子、エチル基、フェニル基、−C2H4Cl、−C2H4OHまたは、−CH2CH=CH2であり、
R1、R1′、R2、R2′、R3、R3′、R4、R4′、R5、R5′、R6およびR6′は、それぞれ独立して、水素原子またはメチル基であり、
R7、R7′、R8およびR8′は、それぞれ独立して、炭素数1〜6の直鎖または分岐鎖のアルキレン基であり、前記アルキレン基は、エステル結合、炭素数6〜14のシクロアルキレン基および炭素数6〜14のアリレン基のうち少なくとも一つで中断され得、
R9、R9′、R10、R10′、R11、R11′、R12およびR12′は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子または炭素数1〜5の直鎖または分岐鎖のアルキル基であり、
mおよびnは、それぞれ0≦m≦30、0≦n≦30を満たす整数であり、
ただし、mおよびnは、同時に0ではなく、
前記化学式3で、
R13は、前記化学式1および2でのXおよびX′の定義と同じであり、
R14は、メタクリレート基、ビニル基またはアクリレート基であり、
R15は、下記化学式4で表される単量体に由来する反応残基であり、
rは、1〜20の整数であり、
R13は、前記化学式3での定義と同じであり、
R14は、メタクリレート基、ビニル基またはアクリレート基であり、
rは、1〜20の整数である。
Ar1は、それぞれ独立して、C6〜C15アリール基であり、
Y′は、酸無水物残基であり、
Z′は、酸二無水物残基であり、
Aは、O、S、N、Siまたは、Seであり、
aおよびbは、それぞれ独立して、1〜6の整数であり、
pおよびqは、それぞれ独立して、0〜30の整数であり、
ただし、pおよびqは、同時に0ではない。
本発明の青色感光性樹脂組成物は、青色着色剤を含む。本発明による青色感光性樹脂組成物は、青色着色剤をさらに含むので、後述する散乱粒子により反射した光源の光が、太陽光のような外光により再び反射する現像を防止して、高品位の画質を具現することができるという利点がある。
C.I.ソルベントブルー5、35、36、37、44、45、59、67および70;および
C.I.ソルベントバイオレット8、9、13、14、36、37、47および49等が挙げられる。
C.I.アシッドブルー1、7、9、15、18、23、25、27、29、40、42、45、51、62、70、74、80、83、86、87、90、92、96、103、112、113、120、129、138、147、150、158、171、182、192、210、242、243、256、259、267、278、280、285、290、296、315、324:1、335および340;および
C.I.アシッドバイオレット6B、7、9、17、19および66等が挙げられる。
C.I.ダイレクトブルー38、44、57、70、77、80、81、84、85、86、90、93、94、95、97、98、99、100、101、106、107、108、109、113、114、115、117、119、137、149、150、153、155、156、158、159、160、161、162、163、164、166、167、170、171、172、173、188、189、190、192、193、194、196、198、199、200、207、209、210、212、213、214、222、228、229、237、238、242、243、244、245、247、248、250、251、252、256、257、259、260、268、274、275および293;および
C.I.ダイレクトバイオレット47、52、54、59、60、65、66、79、80、81、82、84、89、90、93、95、96、103および104等が挙げられる。
C.I.モーダントブルー1、2、3、7、8、9、12、13、15、16、19、20、21、22、23、24、26、30、31、32、39、40、41、43、44、48、49、53、61、74、77、83および84;
C.I.モーダントバイオレット1、2、4、5、7、14、22、24、30、31、32、37、40、41、44、45、47、48、53および58等が挙げられる。
本発明による青色感光性樹脂組成物は、平均粒径が30〜500nmの金属酸化物を含む散乱粒子を含む。
本発明の青色感光性樹脂組成物に含有される光重合性化合物は、光および後述する光重合開始剤の作用により重合できる化合物であって、単官能単量体、二官能単量体、その他の多官能単量体などが挙げられる。
本発明で使用される前記光重合開始剤は、アセトフェノン系化合物を含有することが好ましい。
本発明の青色感光性樹脂組成物に含有される溶剤は、特に制限されず、青色感光性樹脂組成物の分野において使用されている各種有機溶剤を使用することができる。その具体例としては、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテルなどのエチレングリコールモノアルキルエーテル類、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジプロピルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテルなどのジエチレングリコールジアルキルエーテル類、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテートなどのエチレングリコールアルキルエーテルアセテート類、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、メトキシブチルアセテートおよびメトキシペンチルアセテートなどのアルキレングリコールアルキルエーテルアセテート類、ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレンなどの芳香族炭化水素類、メチルエチルケトン、アセトン、メチルアミルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類、エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、グリセリンなどのアルコール類、3−エトキシプロピオン酸エチル、3−メトキシプロピオン酸メチルなどのエステル類、γ−ブチロラクトンなどの環状エステル類などが挙げられる。前記の溶剤のうち、塗布性、乾燥性の点から好ましくは前記溶剤のうち沸点が100℃〜200℃の有機溶剤が挙げられ、より好ましくはアルキレングリコールアルキルエーテルアセテート類、ケトン類、3−エトキシプロピオン酸エチルや、3−メトキシプロピオン酸メチルなどのエステル類が挙げられ、より好ましくはプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、シクロヘキサノン、3−エトキシプロピオン酸エチル、3−メトキシプロピオン酸メチルなどが挙げられる。前記溶剤は、それぞれ単独でまたは2種類以上混合して使用することができる。
本発明の青色感光性樹脂組成物には、必要に応じて充填剤、他の高分子化合物、顔料分散剤、密着促進剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、凝集防止剤などの添加剤を併用することも可能である。
本発明のさらに他の様態は、前述した青色感光性樹脂組成物の硬化物を含む青色パターン層を含む自発光画素含有カラーフィルターに関する。
合成例1:アルカリ可溶性樹脂
撹拌器、温度計、還流冷却管、滴下漏斗および窒素導入管を具備したフラスコを準備し、一方、モノマー滴下漏斗として、ベンジルマレイミド74.8g(0.20モル)、アクリル酸43.2g(0.30モル)、ビニルトルエン118.0g(0.50モル)、t−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノアート4g、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)40gを投入した後、撹拌混合して準備し、連鎖移動剤の滴下槽として、n−ドデカンチオール6g、PGMEA24gを入れて撹拌混合したものを準備した。その後、フラスコにPGMEA395gを導入し、フラスコ内の雰囲気を空気から窒素にした後、撹拌しつつ、フラスコの温度を90℃まで昇温した。次に、モノマーおよび連鎖移動剤を滴下漏斗から滴下を開始した。滴下は、90℃を維持しつつ、それぞれ2時間進め、1時間後に110℃昇温して3時間維持した後、ガス導入管を導入させて、酸素/窒素=5/95(v/v)の混合ガスのバブリングを開始した。次に、グリシジルメタクリレート28.4g[(0.10モル)、(本反応に使用したアクリル酸のカルボキシル基に対して33モル%)]、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)0.4g、トリエチルアミン0.8gをフラスコ内に投入して、110℃で8時間反応を継続し、固形分の酸価が70mgKOH/gである樹脂Aを得た。GPCにより測定したポリスチレン換算の重量平均分子量は、16,000であり、分子量分布(Mw/Mn)は、2.3であった。
(1)反応器にビスフェノールエポキシ化合物である9、9′−ビス(4−グリシロキシフェニル)フルオレン(Hear chem社製)138g、2−カルボキシエチルアクリレート(2−Carboxyethyl acrylate)54g、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド(大井化金社製)1.4g、トリフェニルホスフィン(Aldrich社製)1g、プロピルグリコールメチルエチルアセテート(Daicel Chemical社製)128g、およびヒドロキノン0.5gを入れ、120℃に昇温後、12時間維持して、下記化学式22で表される化合物を合成した。
(1)反応器にビスフェノールエポキシ化合物である9,9′−ビス(4−グリシロキシフェニル)フルオレン(Hear chem社製)138g、モノ−2−アクリロイルオキシエチルスクシネート(mono−2−acryloyloxyethyl succinate)54g、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド(大井化金社製)1.4g、トリフェニルホスフィン(Aldrich社製)1g、プロピルグリコールメチルエチルアセテート(Daicel Chemical社製)128g、およびヒドロキノン0.5gを入れ、120℃で昇温後、12時間維持して、下記[化学式24]で表される化合物を合成した。
撹拌器、温度計、還流冷却管を具備した1000mlフラスコに2,2′−(4,4′−(9H−フルオレン−9,9−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(オキシ)ビス(メチレン)ジオキシラン10重量部、アクリル酸30重量部、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート10重量部を入れ、撹拌しつつ、フラスコの温度を100℃まで徐々に上げた。
撹拌器、温度計、および還流冷却管が備わった1000mlフラスコに2,2′−(4,4′−(9H−フルオレン−9,9−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(オキシ)ビス(メチレン)ジオキシラン10重量部、アクリル酸30重量部、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート10重量部を入れ、撹拌しつつ、フラスコの温度を100℃まで徐々に上げた。
撹拌器、温度計、および還流冷却管を具備した1000mlフラスコに2,2′−(4,4′−(9H−フルオレン−9,9−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(オキシ)ビス(メチレン)ジオキシラン10重量部、アクリル酸30重量部、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート10重量部を入れ、撹拌しつつ、フラスコの温度を100℃まで徐々に上げた。
(1)合成例7−1:2,2′−((((9H−フルオレン−9,9−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(オキシ))ビス(メチレン))ビス(オキシラン)(2,2′−((((9H−fluorene−9,9−diyl)bis(4,1−phenylene))bis(oxy))bis(methylene))bis(oxirane))の合成
9,9−ビスフェノールフルオレン(9,9−bisphenolfluorene)42.5gを入れ、2−(クロロメチル)オキシラン(2−(chloromethyl)oxirane)220mlとt−ブチルアンモニウムブロミド(t−butylammonium bromide)100mgを共に90℃で反応物がすべて消尽されるまで撹拌した後、減圧蒸留する。さらに温度を30℃下げ、ジクロロメタン(dichloromethane)を注入後、NaOHを徐々に投入した。生成物が96%以上であることを高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)方法で確認した後、5%HClを滴下して反応を終結した。反応物を抽出して層分離した後、有機層を水で洗い、中性になるように洗浄した。有機層は、MgSO4で乾燥した後、回転蒸発器で減圧蒸留して濃縮した。濃縮された生成物にジクロロメタン(dichloromethane)を入れ、40℃まで温度を上げながら撹拌しつつ、メタノール(methanol)を投入した後、溶液温度を下げ、撹拌した。生成された固体を濾過した後、常温で真空乾燥して、白色固体粉末52.7g(収率94%)を得た。
合成例7−1の化合物(1000g)、チオフェノール(thiophenol)524g、エタノール617gを入れ、撹拌した。反応溶液にトリエチルアミン(triethylamine)328gをゆっくり滴加した。高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)方法で出発物質が消えたことを確認した後、反応を終了した。反応の完了後、エタノールを減圧蒸留して除去した。有機物をジクロロメタン(dichloromethane)に溶かした後、水で洗浄した後、ジクロロメタン(dichloromethane)を減圧蒸留を通じて除去した。濃縮された有機物は、エチルアセテート(ethyl acetate)に溶かした後、エーテル溶媒を滴加し、30分間撹拌した。化合物を減圧蒸留して、浅い黄色オイル(pale yellow oil)945g(収率64%)を得た。
50%PGMEA溶媒に溶けているBTCPモノマー200gを入れ、115℃まで昇温させた。115℃で3,3′,4,4′−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(3,3′,4,4′−Biphenyltetracarboxylic dianhydride)31.1gを滴下した後、6時間の間115℃を維持しつつ、撹拌させた。フタリックアンハイドライド(Phthalic anhydride)7.35gを入れ、2時間さらに撹拌した後、反応を終了した。冷却後、重量平均分子量3,500g/molであるバインダー樹脂を得た。
50%PGMEA溶媒に溶けているBTCPモノマー200gを入れ、115℃まで昇温させた。115℃でピロメリティックジアンハイドライド(Pyromellitic dianhydride)21.1gを滴下した後、6時間の間115℃を維持しつつ、撹拌させた。フタリックアンハイドライド(Phthalic anhydride)7.35gを入れ、2時間さらに撹拌した後、反応を終了した。冷却後、重量平均分子量が4,500g/molであるバインダー樹脂を得た。
カラム:TSK−GELG4000HXL+TSK−GELG2000HXL(直列接続)
カラム温度:40℃
移動相溶剤:テトラヒドロフラン
流速:1.0ml/分
注入量:50μl
検出器:RI
測定試料濃度:0.6質量%(溶剤=テトラヒドロフラン)
較正用標準物質:TSK STANDARD POLYSTYRENE F−40、F−4、F−1、A−2500、A−500(東ソー社製造)
下記表1〜5の組成によって、実施例および比較例による感光性樹脂組成物を製造した(表1は、散乱粒子を示し、表2は、青色および紫色着色剤を示し、表3〜表8は、実施例による青色感光性樹脂組成物を示し、表9は、比較例による感光性樹脂組成物の構成および含量を示す)。
2)開始剤(D):Irgaqure-907(BASF社製)
3)溶剤(E):プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
2)開始剤(D):Irgaqure-907(BASF社製)
3)溶剤(E):プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
2)開始剤(D):Irgaqure-907(BASF社製)
3)溶剤(E):プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
2)開始剤(D):Irgaqure-907(BASF社製)
3)溶剤(E):プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
2)開始剤(D):Irgaqure-907(BASF社製)
3)溶剤(E):プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
2)開始剤(D):Irgaqure-907(BASF社製)
3)溶剤(E):プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
2)開始剤(D):Irgaqure-907(BASF社製)
3)溶剤(E):プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
前記実施例および比較例によって製造された感光性樹脂組成物を利用してカラーフィルターを製造した。すなわち、前記それぞれの感光性樹脂組成物をスピンコーティング法でガラス基板の上に塗布した後、加熱板の上に載置し、100℃の温度で3分間維持して薄膜を形成させた。
実施例および比較例による感光性樹脂組成物で製造されたカラーフィルターを対象として現像速度、感度、パターン安定性を測定した。各実験に対する評価基準は、下記の通りである。測定結果は、表7に記載した。
感度:感度マスク微細パターン(1〜60)の剥かれのない薄膜を形成した程度(数値が低いほど感度が優秀)
パターン安定性:低露光量(20〜100mJ)でのパターンマスクの露光後のパターンのエラー程度
○:パターン上、エラーなし
△:パターン上、エラーが1〜2である場合
×:パターン上、エラー3個以上
(○、△、×は、3次元表面形状器の光学顕微鏡を介した確認結果)
前記実施例および比較例による感光性樹脂組成物で製造されたカラーフィルターを対象として耐熱性および耐溶剤性の測定実験を通じて、カラーフィルターの製造時あるいは液晶表示装置の製作時に使用する熱および溶剤に安定であるかを示す評価を行った。測定結果は、表7に記載した。
○:△Eab*=1未満
△:△Eab*=1〜3
×:△Eab*=3超過
前記実施例および比較例による感光性樹脂組成物で製造されたカラーフィルターのアウトガス測定は、下記のような方法を通じて行った。前記それぞれの感光性樹脂組成物をスピンコーティング法でガラス基板の上に塗布した後、加熱板の上に載置し、100℃の温度で3分間維持して薄膜を形成させた。次に、前記薄膜の上にフォトマスク<パターン領域:3×3cm>を載置し、試験フォトマスクとの間隔を100μmとして紫外線を照射した。この際、紫外線光源は、g、h、i線を全部含有する1kW高圧水銀灯を使用して100mJ/cm2の照度で照射し、特別な光学フィルターは使用しなかった。前記で紫外線が照射された薄膜をpH10.5のKOH水溶液現像溶液に2分間浸漬した後、現像した。この薄膜が施されたガラス板を蒸留水を使用して洗った後、窒素ガスを吹いて乾燥し、200℃の加熱オーブンで30分間加熱した。これを通じて得られたカラーフィルターのパターン形状(フィルム)の厚さは、1〜5μmであり、より好ましくは2〜4μm程度である。前記形成された薄膜基板をPy−GC/FIDを通じて230℃で30分間熱分解して捕集された化合物を分析した。分析基準は、次の通りである。
前記実施例および比較例による感光性樹脂を使用して製造されたカラーフィルターのうち100μmに設計されたライン/スペースパターンマスクを通じて得られた、パターンのサイズをOM装備(ECLIPSE LV100POL、ニコン社製)を用いてパターンのサイズを測定した。測定結果は、表10に記載した。
前記実施例および比較例によって製造された感光性樹脂組成物を使用して製造されたカラーフィルターのうち20×20mmの正四角形のパターンで形成された部分に透光条件での視野角による光強度(Intensity)を変角光度計(GC−5000L、Nippon Denshoku社製)を使用して測定し、下記数式(2)を利用して拡散率を算出した。測定結果は、表11に記載した。
拡散率=(I70+I20)/2×I5×100
Iは、視野角で測定された光強度(Intensity)を意味する。
前記実施例および比較例によって製造された感光性樹脂組成物を使用して製造されたカラーフィルターのうち20×20mmの正四角形のパターンで形成された部分に透光条件での光反射率を分光測色計CM−3600A(コニカミノルタ社製)を使用して測定し、測定結果は、表11に記載した。
前記実施例および比較例によって製造された感光性樹脂組成物を使用して製造されたカラーフィルターのうち20×20mmの正四角形のパターンで形成された部分に365nm Tube型4W UV照射器(VL−4LC、VILBER LOURMAT)を通じて光変換された領域を測定し、実施例および比較例は、450nmの領域での発光強度をSpectrum meter(Ocean Optics社製)を利用して測定した。測定結果は、表11に記載した。
(1)反応器にビスフェノールエポキシ化合物である9,9′−ビス(4−グリシジルオキシフェニル)フルオレン(Hear chem社製)138g、モノ−2−アクリロイルオキシエチルスクシネート(mono−2−acryloyloxyethyl succinate)54g、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド(大井化金社製)1.4g、トリフェニルホスフィン(Aldrich社製)1g、プロピルグリコールメチルエチルアセテート(Daicel Chemical社製)128g、およびヒドロキノン0.5gを入れ、120℃で昇温後、12時間維持して、下記[化学式24]で表される化合物を合成した。
下記表1〜9の組成によって、実施例および比較例による感光性樹脂組成物を製造した(表1は、散乱粒子を示し、表2は、青色および紫色着色剤を示し、表3〜表8は、実施例による青色感光性樹脂組成物を示し、表9は、比較例による感光性樹脂組成物の構成および含量を示す)。
Claims (14)
- アルカリ可溶性樹脂と;
青色着色剤と;
平均粒径30〜500nmの金属酸化物を含む散乱粒子と;を含み、
前記アルカリ可溶性樹脂は、下記化学式1〜下記化学式3のうち少なくとも一つの反復単位を含むカルド系バインダー樹脂を含む青色感光性樹脂組成物:
[化学式1]
[化学式2]
[化学式3]
前記化学式1および2で、
Yは、酸無水物残基であり、
Zは、酸二無水物残基であり、
R′は、水素原子、エチル基、フェニル基、−C2H4Cl、−C2H4OHまたは−CH2CH=CH2であり、
R1、R1′、R2、R2′、R3、R3′、R4、R4′、R5、R5′、R6およびR6′は、それぞれ独立して、水素原子またはメチル基であり、
R7、R7′、R8およびR8′は、それぞれ独立して、炭素数1〜6の直鎖または分岐鎖のアルキレン基であり、前記アルキレン基は、エステル結合、炭素数6〜14のシクロアルキレン基および炭素数6〜14のアリレン基のうち少なくとも一つで中断され得、
R9、R9′、R10、R10′、R11、R11′、R12およびR12′は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子または炭素数1〜5の直鎖または分岐鎖のアルキル基であり、
mおよびnは、それぞれ独立して、0〜30の整数であり、
ただし、mおよびnは、同時に0ではなく、
前記化学式3で、
R13は、前記化学式1および2でのXおよびX′の定義と同じであり、
R14は、メタクリレート基、ビニル基またはアクリレート基であり、
R15は、下記化学式4で表される単量体に由来する反応残基であり、
rは、1〜20の整数であり、
[化学式4]
前記化学式4で、
- 前記化学式3で表される反復単位は、下記化学式5〜9のうち少なくともいずれか一つで表されるものである、請求項1に記載の青色感光性樹脂組成物:
[化学式5]
[化学式6]
[化学式7]
[化学式8]
[化学式9]
前記化学式5〜9で、
R13、R14およびrは、化学式3で定義した通りである。 - 前記アルカリ可溶性樹脂は、下記化学式10および下記化学式11よりなる群から選ばれる1以上の反復単位を含むカルド系バインダー樹脂をさらに含むものである、請求項1に記載の青色感光性樹脂組成物:
[化学式10]
[化学式11]
R19およびR20は、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシ基、チオール基、アミノ基、ニトロ基またはハロゲン原子であり、
Ar1は、それぞれ独立して、C6〜C15アリール基であり、
Y’は、酸無水物残基であり、
Z’は、酸二無水物残基であり、
Aは、O、S、N、SiまたはSeであり、
aおよびbは、それぞれ独立して、1〜6の整数であり、
pおよびqは、それぞれ独立して、0〜30の整数であり、
ただし、pおよびqは、同時に0でない。 - 前記金属酸化物は、Li、Be、B、Na、Mg、Al、Si、K、Ca、Sc、V、Cr、Mn、Fe、Ni、Cu、Zn、Ga、Ge、Rb、Sr、Y、Mo、Cs、Ba、La、Hf、W、Tl、Pb、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Ti、Sb、Sn、Zr、Nb、Ce、Ta、Inおよびこれらの組合せよりなる群から選ばれる1以上の酸化物を含むものである、請求項1に記載の青色感光性樹脂組成物。
- 前記金属酸化物は、Al2O3、SiO2、ZnO、ZrO2、BaTiO3、TiO2、Ta2O5、Ti3O5、ITO、IZO、ATO、ZnO−Al、Nb2O3、SnO、MgOおよびこれらの組合せよりなる群から選ばれる1以上を含むものである、請求項4に記載の青色感光性樹脂組成物。
- 前記アルカリ可溶性樹脂は、アクリル系バインダー樹脂をさらに含むものである、請求項1に記載の青色感光性樹脂組成物。
- 前記散乱粒子は、前記青色感光性樹脂組成物全体100重量部に対して0.1〜50重量部で含まれるものである、請求項1に記載の青色感光性樹脂組成物。
- 前記カルド系バインダー樹脂は、前記青色感光性樹脂組成物全体100重量部に対して1〜50重量部で含まれるものである、請求項1に記載の青色感光性樹脂組成物。
- 前記青色着色剤は、C.I.ピグメントブルー15:3、15:4、15:6、16、21、28、60、64、76およびこれらの組合せよりなる群から選ばれる少なくとも1種以上の青色顔料;を含むものである、請求項1に記載の青色感光性樹脂組成物。
- 前記青色着色剤は、染料および紫色顔料よりなる群から選ばれる1以上をさらに含むものである、請求項9に記載の青色感光性樹脂組成物。
- 前記青色着色剤は、前記青色感光性樹脂組成物全体100重量部に対して0.1〜50重量部で含まれるものである、請求項1に記載の青色感光性樹脂組成物。
- 光重合性化合物;光重合開始剤;溶剤;および添加剤よりなる群から選ばれる1以上をさらに含むものである、請求項1に記載の青色感光性樹脂組成物。
- 請求項1〜12のいずれかに記載の青色感光性樹脂組成物の硬化物を含む青色パターン層;を含む自発光画素含有カラーフィルター。
- 請求項13に記載のカラーフィルターと;青色光を放出する光源と;を含む画像表示装置。
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