JP2020205190A - 加熱調理器のアース構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】アース線の設計変更を安全に行うことができ、且つ、汎用性の高いアース構造を提供する。【解決手段】複数の電力消費部分を有する家電機器であって、前記電力消費部分毎に設けられた基板側アース線と、前記家電機器の電源側の接地極に接続された電源側アース線と、前記電源側アース線および前記基板側アース線毎に締結可能な貫通孔を有する導電板と、前記導電板を載置する基台を有することを特徴とするアース構造は、基板側アース線の締結順や締結状態を変える事でノイズ対策の一手段とできる。【選択図】図2

Description

本発明は加熱調理器(家電)のアース構造に関するものである。
家庭用の家電製品は、駆動回路や制御回路といった電力消費部分を有する上に、外装や骨格は非導電性のプラスチックで形成されている場合が多い。また、意匠が商品価値を左右するために、外形の設計が優先され、電力消費部分は、余裕のない空間に配置される。
近年では、制御回路にマイコンが使用される。また、駆動回路では、インバーター方式が採用される場合が多い。このような電子回路では、高周波を扱うため、ノイズが発生する。また、家電製品内の電源回路は、駆動回路や制御回路といった電力消費部分から離れた位置に配置される場合が多く、電圧線とアース線は、家電製品内をそれぞれの電力消費部分に向かって配線されることとなる。
このような状況では、電圧線や、アース線自体もアンテナとなりえるため、家電製品の外部からの電磁波もノイズとして電力消費部分に流れる場合もある。
通常これらのノイズは、電力消費部分をシールドすることで、ノイズを低減させる。しかし、電力消費部分をシールドするだけでは、取り切れないノイズもある。このような場合は、アース線の取り回しで、ノイズを除去できる場合がある。
特許文献1では、ディジタル回路素子をプリント板に実装し、電力機器の短絡検出等により電源遮断信号(トリップ信号)を発生して機器を保護する単体保護リレーや、洗濯機などの家電製品に設けられるマイクロコンピュータ搭載の電子装置および旋盤工場などの各種機械類の単体コントローラなどのアース取り出し構造が開示されている。
ここでは、電子回路素子を実装したプリント板の収納ケースを金属製の筺体とする場合は、図6に示すように、ケースに導電性があるため、プリント板の接地用パターン部分を筺体に固定することで、筺体を通してアースを取り出す技術の開示がある。
特開2002−084079号公報
特許文献1に開示されているように、プリント基板が搭載されている筐体が導電性の場合は、筐体自体にアースすることによって、ノイズを低減することができる。しかし、複数の電力消費部分の間でアース線を引き回すと、ノイズを拾いやすくなり、十分なノイズ対策を行えないという課題があった。
本発明は上記課題に鑑み、複数の電力消費部分を有する家電製品において、ノイズ対策を行える余地を有するアース構造に関するものである。
より具体的に本発明に係るアース構造は、
複数の電力消費部分を有する家電機器であって、
前記電力消費部分毎に設けられた基板側アース線と、
前記家電機器の電源側の接地極に接続された電源側アース線と、
前記電源側アース線および前記基板側アース線毎に締結可能な貫通孔を有する導電板と、
前記導電板を載置する基台を有することを特徴とする。
本発明によるアース構造によれば、電力消費部分から基板側アース線を、電源側アース線が接続された導電板に取り付ける際に、取り付け位置を選択でき、基板側アース線同士若しくは電源側アース線と交差させることで製品の形態が完成した後にでもノイズ対策を行うことができる。
また、本発明は上記の構造において、前記電源側アース線および前記基板側アース線と、前記貫通孔とはビスによる締結で結合されていることを特徴とする。このような構造であれば、導電板に固定した前記電源側アース線および前記基板側アース線は位置および姿勢が変わることなく固定できるため、製品の移動や、使用によって、ノイズ対策効果が低減することがない。
また、本発明は上記の構造において、前記導電板は、端縁の少なくとも1箇所に切り欠きが形成されていることを特徴とする。その結果、導電板は、取り付けられる基台に対して必ず同じ位置に固定されるため、同一物を大量に生産する際でも、製品毎のノイズ対策効果の違いを抑制することができる。
また、本発明は上記の構造において、前記導電板の前記電源側アース線および前記基板側アース線毎に締結可能な前記貫通孔には、識別記号が表示されていることを特徴とする。このような構造であれば、設計事にどのアース線をどの貫通孔に、どの順で接続すればよいかを手順書で示すことができるので、製品毎のノイズ対策効果の違いを抑制することができる。
また、本発明は上記の構造において、前記貫通孔は前記導電板に一列に配置されていることを特徴とする。このような構造であれば、導電板に設けられた前記貫通孔の孔の位置を確認しやすく、アース線の取り付け間違いが起こりにくい。したがって、製品毎のノイズ対策効果の違いを抑制することができる。
また、本発明は上記の構造において、前記導電板と、前記基台を固定するための前記貫通孔は、前記一列に配置された前記貫通孔の間に形成されていることを特徴とする。このような構造であれば、前記貫通孔の数が増えた場合であっても、前記貫通孔の位置を特定しやすく、アース線の取り付け間違いが起こりにくい。したがって、製品毎のノイズ対策効果の違いを抑制することができる。
また、本発明は上記のアース構造を有する加熱調理器である。加熱調理器は、IH用の制御回路と、加熱調理器の動作を制御する回路、そして電源回路の少なくとも3つの電力消費部分を有する。そして、これらの電力消費部分は、高周波電流が流れるため、ノイズが生じやすい。また、製品全体がプラスチックで形成される場合が多く、筐体でアースを確保できない。したがって、本発明に係るアース構造を搭載することで、製品の外形が完成してからでも、導電板に対するアース線の接続順を変更することで、ノイズ対策を行うことができる。
炊飯器の内部構造を示し、(a)は全体の縦断面図、(b)は電源回路基板の拡大図である。 図1の電源回路基板を上下反転させて正面側から見た斜視図である。 図1の電源回路基板を上下反転させて背面側から見た斜視図である。 アース構造の導電板の斜視図である。 アース構造の基台周辺の斜視図である。 従来のアース構造を示す図である。
以下、本発明の一例である実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、本発明に係るアース構造の説明には、加熱調理器(炊飯器)を用いる。ただし、本発明に係るアース構造は炊飯器に限定されるものではない。そして、炊飯器においては表示パネル側を「前」、その反対側を「後」とする。また、電力消費部分の基板について説明する場合は、基板上の電子部品が配置されている側を「正面側」、その反対側を「背面側」とする。
本発明に係るアース構造1は、家電機器に対して好適に利用できる。ここで、家電機器とは、主として家庭内で使用される機器をいう。例えば、洗濯機、冷蔵庫、エアコン、電子レンジ、炊飯器、電気ポット、ホットプレート等が例示できる。これらの中でも、各機器の動作をマイコンで制御する動作制御基板と、駆動を制御する駆動制御基板を有し、全体(筐体)がプラスチック製のものに好適に利用することができる。したがって、炊飯器、電気ポット、ホットプレート等には好適に利用できる。
ここで、筐体がプラスチック製というのは、筐体が非導電性(若しくは低導電性)であって、筐体へのアースはノイズ対策にとって意味がないものをいう。
また、家電機器には、動作制御基板や駆動制御基板と共に、電源(コンセントからの商用電力)電圧を整流若しくはコンバートして、所望の直流電流(若しくは電圧)や、所望の交流電流(若しくは交流電圧)に変換する電源回路基板を通常有する。これらの基板は「電力消費部分」とも呼ぶ。本発明においては、電力消費部分は少なくとも2つ以上有している。
また、各電力消費部分は、それぞれ毎にアース線を有する。アース線とは、各電力消費部分を構成する基板のアースをまとめた線である。各アース線は電力消費部分に対して1本である必要はなく、複数本設けておいてもよい。電力消費部分からのアース線を「基板側アース線」と呼ぶ。
なお、各電力消費部分には、別途電力線(いわゆるホットライン)が供給されている。これらの電力線は通常電源回路基板と各電力消費部分の間に配置される。本発明において基板側アース線は、電力線との間で、ツイスト線であってもよいし、同心線を構成していてもよい。
次に図面を用いてより具体的な説明を行う。図1は、誘導式過熱装置を備えた炊飯器30の内部構造である。図1(a)は全体の縦断面図である。炊飯器30は、内鍋40が内装される。内鍋40の底部分には加熱用コイル42が配置されており、誘導加熱によって内鍋40を加熱する。誘導加熱を制御するのは、駆動制御基板70である。
炊飯器30の前には操作パネル38が設けられていて、炊飯器30の動作を使用者が指示することができる。操作パネル38からの操作や炊飯器30全体の制御は、動作制御基板60で行う。
炊飯器30には、後ろ側に図示しない商用電源に接続するための電源線を有しており、その電源線からの商用電力を直流(あるいは所定の交流)にコンバートしたり、商用電源中のノイズを除去する電源回路基板50を備える。
動作制御基板60と、駆動制御基板70と、電源回路基板50は電力消費部分である。動作制御基板60と駆動制御基板70および電源回路基板50との間には電力線が設けられている(図示していない。)。また、動作制御基板60と駆動制御基板70および電源回路基板50は基板側アース線が少なくとも1本以上設けられる。
次に図1(b)は、電源回路基板50部分の拡大図であり、図2は電源回路基板50の周辺構造を正面側から見た斜視図を示している。また、図3は電源回路基板50の周辺構造を背面側から見た斜視図を示している。なお、説明の便宜のため、図2および図3では、アース構造1が上になるように、図1(b)の設置状態に対して上下反転させて表している。また、電源回路基板50及び基板カバー4は模式的に表し、電源回路基板50上の電子部品54、電源コネクタ34の取り付けられる筐体の側板32の一部を点線で表している。
電源回路基板50は、基板カバー4によって保持されている。なお、基板カバー4はプラスチック等の非導電体であってもよい。そして、導電板2は基板カバー4の下端に設けられている。このように、導電板2が炊飯器30の底側に配置されているので、底板44(図1(a)参照)を外した状態での組み立て、又はメンテナンスを行う場合に作業が容易である。
電源コネクタ34の接地極34aに接続されているアース線100は、電源側アース線である。以後「電源側アース線100」と呼ぶ。電源側アース線100は、直接電源回路基板50や、動作制御基板60、駆動制御基板70に接続されるのではなく、導電板2に一度接続される。
また、電源回路基板50のアースは、アース線101によって導電板2に接続されている。アース線101は基板側アース線101である。また、同様に、動作制御基板60のアースは基板側アース線102によって導電板2に接続され、駆動制御基板70のアースは基板側アース線103によって導電板2に接続されている。
なお、電源回路基板50は、配線106および配線107によって電源コネクタ34の電源端子34bと接続され、商用電力を引き込む。また、動作制御基板60へは配線104で、駆動制御基板70へは配線105で電力を送る。したがって、配線104〜107はいわゆるホットラインである。
導電板2は、電源回路基板50を保持している基板カバー4の端縁に設けられた基台6に取り付けられている。基台6は、基板カバー4の側面に沿った平面で、基板カバー4の端縁から庇状に張り出している。基板カバー4と基台6は一体に形成されていてもよい。導電板2は、基台6に固定用ビス8で締結される。また、基台6において、貫通孔に応答する位置には、識別記号6iが表示されている。
識別記号6iは、導電板2の個々の貫通孔を識別できる記号であれば、特に限定されない。図2では「1、2、・・、5」と数字で示した。しかし、アルファベットなどの文字でもよいし、丸、三角といった図形であってもよい。
基板側アース線101〜103および電源側アース線100は、それぞれ端部に連結用の丸コネクタを接合してあり、導電板2にビス10で締結されている。したがって、締結状態は、炊飯器30が動かされても移動若しくは変位することはない。
図4には導電板2の斜視図を示し、図5には基台6周辺の拡大斜視図を示す。導電板2は、厚さが一定の良導体の板材で形成されている。例えば、銅、鉄、アルミニウムといった金属が好適に利用できる。板厚は、固定用ビス8(図2参照)の軸の直径の半分を超える厚みに設定するのがよい。例えば、固定用ビス8の軸が直径5mmとすれば、導電板2は2.5mm以上の厚みを有する。このように厚みを厚く設定することで、ノイズ対策には有効となる。
図4で示した導電板2の例では、一列に貫通孔が形成されている場合を示す。貫通孔を一列に配置することで、各貫通孔を間違えることが少なく好適である。しかし、貫通孔の配列は、円形状、円弧状に配置することを妨げない。
これら貫通孔のうち、一つは、導電板2自身を基台6に固定するためのビス8が通される固定用貫通孔2aである。他の5つは、基板側アース線101、102、103等(図2参照)が締結される締結用ネジ孔2bである。固定用貫通孔2aは締結用ネジ孔2bの間に形成されている。このようにすることで、締結用ネジ孔2b同士をより区別しやすくなる。なお、締結用ネジ孔2bは内側に雌ネジが切ってある。これは基板側アース線101、102、103の位置を固定しながら締結しやすくするためである。しかし、雌ネジが切れていない単なる貫通孔とし、基板側アース線101、102、103の固定は、ネジとナットの組み合わせで締結してもよい。
また、導電板2の長手方向の一方の端縁2dには、角を切り落としたような切り欠き2cが形成されている。この切り欠き2cによって、アース線を締結する位置を容易に確認することができるので、誤配線を防止することができる。
図5は、基板カバー4から延設される基台6及びその周辺を示した拡大斜視図である。上述したように、基台6は、基板カバー4の端縁2dから庇状に広がって形成されている。載置される導電板2(図4参照)に形成された固定用貫通孔2aに対応する位置には、固定用ネジ孔6aが形成されている。
これに対して、導電板2の締結用ネジ孔2b(図4参照)に対応する位置には、締結用貫通孔6bが形成されている。この締結用貫通孔6bは、導電板2の厚みを超える長さの締結用のビス10を用いる場合、これらビス10の先端が嵌入可能な大きさに形成されている。
基台6には、配置される導電板2の幅方向の縁に沿うように長手方向へ壁6cが形成されている。このように壁6cが形成されていることにより、導電板2の位置合わせが容易になる。また、上述の締結用貫通孔6bが形成されていない場合であっても、取り付け時に導電板2の共回りを防止することもできる。
また、本実施の形態では、この壁6cは切り欠き2cの形状に沿って形成されている。導電板2自身に切り欠き2cが形成されていることにより、アース線の誤配線を防止できることは上述したが、基台6側にも切り欠き2cに型合わせできる壁6cが形成されていることにより、導電板2を逆向きに配置することができない構造となっている。よって、誤配線を確実に防止できる。
以下本発明に係るアース構造1の利用方法を説明する。組み立てにおいては、導電板2の切り欠き2cを基台6の切り欠き2cに型合わせできる壁6cに合わせ、固定用貫通孔2aと、固定用ネジ孔6aを合わせてボルト等で締結固定する。
次に電源側アース線100および基板側アース線101、102、103を導電板2の締結用ネジ孔2bに締結し、その状態で炊飯器30のノイズ状態を調べる。ノイズ状態は、スペクトラムアナライザーを用いて好適に計測することができる。
測定の結果、ノイズレベルが高い場合は、電源側アース線100および基板側アース線101、102、103の取り付け位置を変え、再度締結し、ノイズ状態を測定する。ここで、電源側アース線100および基板側アース線101、102、103の取り付け位置を変えることで、ノイズの状態は変化する。特に、互いのアース線を交差させることで、ノイズの状態は変化する。そして、ノイズが低くなる好適な接続状態を決定する。
炊飯器30のノイズは、電源回路基板50、動作制御基板60、駆動制御基板70の設計および炊飯器30内での配置状態でほぼ決定される。したがって、十分にノイズレベルを低くできるような各アース線の導電板2への結合状態が分かれば、他の炊飯器30も同様のアース線の結合状態にすることで、ノイズの状態がどの製品も同じ程度の炊飯器30を製造することができる。
例えば、電源側アース線100を2番の締結用貫通孔6bに締結し、基板側アース線101、102、103をそれぞれ、1番、5番、4番の締結用貫通孔6bに締結することで、良好なノイズ状態を得ることができたとすると、他の同じ設計の炊飯器30も、各アース線を同様に導電板2に締結することで、同程度のノイズ状態を再現することができる。
以下、本実施形態に変更を施した他の実施形態について説明する。各実施形態は、矛盾が生じない限り、適宜組み合わせることが可能である。なお、本発明の範囲は、各実施形態に示した内容に限定されるものではない。
(1)上記実施形態では、基板カバー4と基台6とが一体形成された構成を例としているが、基台6を別部材で基板カバー4に取り付ける構成であっても構わない。
(2)上記実施形態では、基台6が基板カバー4に設けられた構成を例として示しているが、電源回路基板50の近傍に固定できるものであれば、基板カバー4以外の位置に設けられる構成であっても構わない。
(3)上記実施形態では、アース構造1が設置状態において炊飯器30の底側に配置される構成を例として示したが、電源回路基板50上のアースパターンの近くなど、電気的に安定し、ノイズの影響を受け難い位置であれば、その他の場所に配置されていても構わない。
(4)上記実施形態では、切り欠き2cについては、導電板2の角を面取りしたような形状の例を示したが、導電板2の配置の目印となり、且つ、基台6と係合できるような形状であれば、他の形状でも構わない。例えば、端縁から円弧状に形成された切り欠きでも良い。
(5)上記実施形態では、導電板2の面と電源回路基板50の面とが直角の配置となるような構成を例として示した。しかし、互いに平行でも傾斜を設けた構成であっても構わない。
(6)上記実施形態では、導電板2を基台6に固定するビス8を通すための固定用貫通孔2aと、アース線を締結する締結用ネジ孔2bとが一直線上に並んで形成されている構成を例として示した。しかし、一直線上に配列されていなくても構わない。また、固定用貫通孔2aだけ外れた位置に形成されていても構わない。
(7)上記実施形態では、導電板2が1本のビス8で固定される構成を例として示した。しかし、複数本で固定する構成であっても構わない。
(8)上記実施形態では、1枚の導電板2を用いた構成を例として示した。しかし、本発明のように構成されていれば、設計変更が生じた場合など、必要に応じて複数枚を重ねて用いることも可能であり、汎用性は高い。この場合、異なる形状の導電板2を組み合わせても構わない。
(9)上記実施形態では、導電板2の長手方向に沿うように、基台6上に壁6cが形成されている構成を例として示した。しかし、この壁6cは必須の構成ではない。また、安定させる目的であれば、導電板2に対して幅方向逆側の端縁2dに沿って形成されていても構わない。
本発明の加熱調理器のアース構造1は、加熱調理器の他、商用電源を利用するものであって、電源ノイズの影響を受けやすい家電機器に有用である。
2 :導電板
2a :固定用貫通孔
2b :締結用ネジ孔
2c :切り欠き
2d :端縁
6 :基台
6a :固定用ネジ孔
8 :ビス(固定用)
30 :炊飯器(加熱調理器)
34a :接地極
50 :電源回路基板
60 :動作制御基板
70 :駆動制御基板
100 :電源側アース線
101〜103 :基板側アース線

Claims (7)

  1. 複数の電力消費部分を有する家電機器であって、
    前記電力消費部分毎に設けられた基板側アース線と、
    前記家電機器の電源側の接地極に接続された電源側アース線と、
    前記電源側アース線および前記基板側アース線毎に締結可能な貫通孔を有する導電板と、
    前記導電板を載置する基台を有することを特徴とするアース構造。
  2. 前記電源側アース線および前記基板側アース線と、前記貫通孔とはビスによる締結で結合されていることを特徴とする請求項1に記載されたアース構造。
  3. 前記導電板は、端縁の少なくとも1箇所に切り欠きが形成されていることを特徴とする請求項1または2の何れかに記載されたアース構造。
  4. 前記導電板の前記電源側アース線および前記基板側アース線毎に締結可能な前記貫通孔には、識別記号が表示されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一の請求項に記載されたアース構造。
  5. 前記貫通孔は前記導電板に一列に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一の請求項に記載されたアース構造。
  6. 前記導電板と、前記基台を固定するための前記貫通孔は、前記一列に配置された前記貫通孔の間に形成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一の請求項に記載されたアース構造。
  7. 前記請求項1乃至6の何れか一の請求項に記載されたアース構造を有する加熱調理器。
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